JPH09151169A - アミドエーテルカルボン酸又はその塩の製造方法 - Google Patents

アミドエーテルカルボン酸又はその塩の製造方法

Info

Publication number
JPH09151169A
JPH09151169A JP31392295A JP31392295A JPH09151169A JP H09151169 A JPH09151169 A JP H09151169A JP 31392295 A JP31392295 A JP 31392295A JP 31392295 A JP31392295 A JP 31392295A JP H09151169 A JPH09151169 A JP H09151169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid amide
polyoxyethylene
salt
lauric acid
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31392295A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Imoto
浩之 井元
Akira Fujio
明 藤生
Yukiko Oshima
由紀子 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP31392295A priority Critical patent/JPH09151169A/ja
Publication of JPH09151169A publication Critical patent/JPH09151169A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡便で、しかも高収率、高選択的、高
純度でアミドエーテルカルボン酸又はその塩を得ること
のできる製造方法の提供。 【解決手段】 ポリオキシエチレン脂肪酸アミドを、
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシ
ル等の安定なフリーラジカルニトロキシドの存在下に酸
化体により酸化し、要すれば中和してアミドエーテルカ
ルボン酸又はその塩(2) を得る。 【化1】 (式中、 Rは炭素数7〜21の直鎖もしくは分岐鎖のアル
キル基又はアルケニル基、nは0〜20、M はH 又は陽イ
オン基を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアミドエーテルカル
ボン酸又はその塩の製造方法に関し、詳しくは、ポリオ
キシエチレン脂肪酸アミドを安定なフリーラジカルニト
ロキシドを用いた酸化反応によりアミドエーテルカルボ
ン酸又はその塩を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】アミ
ドエーテルカルボン酸およびその塩は洗浄性、ならびに
毛髪及び皮膚に対する安全性が良好で、洗浄剤としての
極めて有利な特性を有していることから、頻繁に長時間
にわたり人間の皮膚または毛髪と接触することを意図さ
れた洗剤、例えばシャンプー、シャワーおよびバス用洗
浄剤、クリームのようなスキンケア製品、食器用洗浄剤
等における使用に適した界面活性剤である。
【0003】従来、アミドエーテルカルボン酸又はその
塩の製造方法としては、ポリオキシエチレン脂肪酸アミ
ドにモノハロゲン酢酸塩と水酸化ナトリウムのようなア
ルカリを同時に添加しカルボキシメチル化する方法(欧
州特許出願公開102118号)が知られている。しか
しながら、この方法で製造した場合、収率を上げること
が必要な場合モノハロゲン酢酸塩を過剰に使用せねばな
らず、副生するグリコール酸誘導体の含量が増加してし
まうという欠点があった。さらに反応で食塩が多量に生
成するため上記用途に使用する場合、脱塩工程が必要で
あった。
【0004】従って、本発明の課題は、操作が簡便で、
しかも高収率、高選択的、高純度でアミドエーテルカル
ボン酸又はその塩を得ることのできるアミドエーテルカ
ルボン酸又はその塩の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる状
況において上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結
果、安定なフリーラジカルニトロキシドの存在下に、ポ
リオキシエチレン脂肪酸アミドの酸化反応を行うことに
よりアミドエーテルカルボン酸又はその塩が高収率、高
選択的、高純度で生成することを見出し、本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明は、一般式(1)
【0006】
【化4】
【0007】(式中、 Rは炭素数7〜21の直鎖もしくは
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、nはエチ
レンオキサイドの平均付加モル数を示す0〜20の数であ
る。)で表されるポリオキシエチレン脂肪酸アミドを、
安定なフリーラジカルニトロキシドの存在下に酸化体に
より酸化し、要すれば中和することを特徴とする、一般
式(2)
【0008】
【化5】
【0009】(式中、 R 及びnは前記の意味を示し、
M はH 又は陽イオン基を示す。)で表されるアミドエー
テルカルボン酸又はその塩の製造方法を提供するもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0011】上記一般式(1) 及び(2) において、R は炭
素数7〜21の直鎖もしくは分岐のアルキル基又はアルケ
ニル基、n はエチレンオキサイドの平均付加モル数を示
す0から20の数であるが、R としては炭素数7〜21の直
鎖又は分岐のアルキル基が好ましく、特に炭素数11の直
鎖アルキル基が好ましい。また、一般式(2) において、
M で示される陽イオンとしては、Na, K 等のアルカリ金
属イオン、Mg, Ca等のアルカリ土類金属イオン等が挙げ
られる。
【0012】本発明において原料として使用される一般
式(1) で表されるポリオキシエチレン脂肪酸アミドは、
炭素数8〜22の脂肪酸、該脂肪酸の低級アルキル(アル
キル基の炭素数1〜3)エステル又は該脂肪酸のグリセ
リド(油脂)とモノエタノールアミンをナトリウムメチ
ラート等のアルカリ触媒の存在下、加熱することによっ
て得られる化合物に、そのままもしくは必要量の水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ触媒を添加
し、 120℃以下でエチレンオキサイドを付加することに
よって得られる。この際、反応温度が 120℃を越えると
アミド部分の分解、エステル成分の生成、着色の原因と
なるため 120℃以下でエチレンオキサイドの付加を行う
ことが好ましい。
【0013】本発明のアミドエーテルカルボン酸又はそ
の塩を製造するのに用いられる安定なフリーラジカルニ
トロキシドとしては、一般式(3) で表される化合物が挙
げられる。
【0014】
【化6】
【0015】(式中、R1, R2, R3及びR4は同一又は異な
って、炭素数1〜15のアルキル基、アリール基、又はハ
ロゲン原子、酸素原子、窒素原子等のヘテロ原子で置換
されたアルキル基を示し、R5及びR6は同一又は異なって
H、炭素数1〜15のアルキル基、アリール基、又は -O
H, -SO3H, -0R7(R7はアルキル基を示す)等の置換され
たヘテロ原子を示すか、あるいはR5とR6が一緒になって
=0 を示す。) この一般式(3) で表される化合物の具体例としては、
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシ
ル、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−1−オキシル、4−オキソ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル−4−
サルフェート、4−アルコキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン−1−オキシル等が挙げられ、これ
らの1種又は2種以上の混合物を用いることができる
が、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オ
キシルが特に好ましい。
【0016】本発明において、安定なフリーラジカルニ
トロキシドの添加量は、一般式(1)で表されるポリオキ
シエチレン脂肪酸アミドに対して1〜50モル%が好まし
く、5〜25モル%がより好ましい。
【0017】本発明の酸化反応に用いられる酸化体とし
ては、酸素を含有するガス、あるいは塩素、次亜塩素酸
塩等の塩素含有酸化体が挙げられる。酸化体として酸素
を含有するガスを用いる場合には、さらにNOx 発生化
合物を添加することが好ましい。NOx 発生化合物とし
ては、硝酸、亜硝酸、アルカリ金属ニトロソジスルホネ
ート等が挙げられる。
【0018】またこのNOx 発生化合物を用いる場合、
更にClまたはBrイオンを有する化合物や、銅(I)
塩または鉄(II)塩を添加することもできる。Clまた
はBrイオンを有する化合物としては、塩化トリカプリ
ルメチルアンモニウム、臭化トリカプリルメチルアンモ
ニウム等の4級アンモニウム塩、塩化ナトリウム、臭化
ナトリウム、塩化カリウム、臭化カリウム等のアルカリ
金属塩が挙げられる。銅(I)塩または鉄(II)塩とし
ては、塩化物、臭化物、硫酸化物、硝酸化物等が挙げら
れ、好ましくは塩化銅(I)又は塩化鉄(II) である。
【0019】本発明の反応温度は酸化体として塩素含有
酸化体を使用する場合、好ましくは−10〜35℃、更に好
ましくは0〜30℃である。また酸化体として酸素を含有
するガスを用い、溶媒を用いる場合は好ましくは0〜10
0 ℃、更に好ましくは20〜70℃であり、溶媒を用いない
場合は、好ましくは原料および生成物の融点〜100 ℃、
更に好ましくは原料および生成物の融点〜70℃である。
反応圧力は操作性の点から大気圧が好ましいが、もちろ
ん加圧下での反応も可能である。
【0020】本発明のより具体的な方法としては、例え
ば以下の方法1〜4に示す方法が挙げられる。
【0021】方法1 一般式(1) で表されるポリオキシエチレン脂肪酸アミ
ド、安定なフリーラジカルニトロキシドおよび溶媒の混
合物中に酸化体を加える方法。
【0022】本法において適した酸化体は具体的には塩
素含有酸化体であって、好ましくは塩素、次亜塩素酸塩
である。好ましい次亜塩素酸塩は次亜塩素酸ナトリウム
であり、通常10重量%までの水溶液として用いられる。
塩素が酸化体として用いられる場合、例えば反応溶液中
にバブリングにより導入される。また、酸化体を添加し
た後、安定なフリーラジカルニトロキシドを添加するこ
ともできる。溶媒としては、具体的にはジクロロメタ
ン、酢酸エチル、アセトニトリル、トルエン、クロロベ
ンゼン、キシレン、四塩化炭素、クロロホルム、トリク
ロロエチレン、ジエチルエーテル、メチルt−ブチルエ
ーテル等が挙げられるが、好ましくはジクロロメタン、
酢酸エチルである。溶媒は単独であるいは2種以上を混
合して使用しても良い。反応は中性〜弱アルカリ性で行
うのが好ましく、反応の開始時あるいは反応途中におい
て酸を加えpHを8〜9に調整するのが特に好ましい。
酸としては、具体的に塩酸、硫酸、リン酸等が挙げられ
るが、生成物であるアミドエーテルカルボン酸を用いて
も良い。pHを上記範囲にすると、反応の進行が速くな
り、またエステル化反応等の副反応が起こりにくく好ま
しい。
【0023】方法2 ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、安定なフリーラジカ
ルニトロキシドの混合物中に硝酸および酸化体を加える
方法。
【0024】本法において適した酸化体は具体的には酸
素を含むガスであり、好ましくは酸素ガス、空気、より
好ましくは酸素ガスである。硝酸の濃度は通常50〜100
重量%であり、好ましくは65〜75重量%である。硝酸の
使用量は原料のポリオキシエチレン脂肪酸アミドに対し
5〜 100モル%が好ましい。酸化体のガスは例えば反応
溶液中にバブリングにより導入される。本法の特徴は酸
化体としてより安全な酸素を用いるほか、無溶媒で反応
を行うことである。原料の融点等の問題で溶媒が必要な
場合は次の方法3で製造することができる。
【0025】方法3 ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、安定なフリーラジカ
ルニトロキシドおよび溶媒の混合物中に、NOx 発生化
合物、ClまたはBrイオンを有する化合物および酸化
体を加える方法。
【0026】本法において適したNOx 発生化合物とし
ては、具体的には前述の硝酸、亜硝酸、アルカリ金属ニ
トロソジスルホネート等であり、好ましいアルカリ金属
ニトロソジスルホネートのアルカリ金属としては、ナト
リウム、カリウムであり、より好ましくはカリウムであ
る。これらのNOx 発生化合物は単独あるいは2種類以
上を組み合わせて使用することができる。NOx 発生化
合物の好ましい使用量は原料のポリオキシエチレン脂肪
酸アミドに対し5〜100 モル%である。ClまたはBr
イオンを有する化合物としては、4級アンモニウム塩、
アルカリ金属塩等が挙げられ、好ましくは塩化トリカプ
リルメチルアンモニウム、臭化トリカプリルメチルアン
モニウム、塩化ナトリウム、臭化ナトリウム、塩化カリ
ウム、臭化カリウムであり、これらの単独あるいは2種
類以上を組み合わせて使用することができる。Clまた
はBrイオンを有する化合物の好ましい使用量は、原料
のポリオキシエチレン脂肪酸アミドに対し1〜5モル%
である。また、本法において適した酸化体は具体的には
酸素を含むガスであり、好ましくは酸素ガス、空気、よ
り好ましくは酸素ガスである。酸化体のガスは例えば反
応溶液中にバブリングにより導入される。
【0027】本法に用いられる溶媒としては、具体的に
はアセトニトリル、酢酸エチル、t−ブチルアルコー
ル、ジクロロメタン、クロロベンゼン等であるが、好ま
しくはアセトニトリル、t−ブチルアルコールである。
溶媒は単独であるいは2種以上を混合して使用しても良
い。
【0028】方法4 ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、安定なフリーラジカ
ルニトロキシドおよび溶媒の混合物中に銅(I)塩また
は鉄(II)塩、亜硝酸塩、水および酸化体を加える方
法。
【0029】本法において適した銅(I)塩または鉄
(II)塩としては、塩化物、臭化物、硫酸化物、硝酸化
物等が挙げられるが、好ましくは塩化銅(I)、塩化鉄
(II)である。これらは単独あるいは2種類以上を組み
合わせて使用することができる。銅(I)塩または鉄
(II)塩の好ましい使用量は原料のポリオキシエチレン
脂肪酸アミドに対し1〜100 モル%であり、より好まし
くは10〜20モル%である。亜硝酸塩としては、好ましく
はナトリウム塩、カリウム塩であり、より好ましくはナ
トリウム塩である。これらは単独あるいは2種類以上を
組み合わせて使用することができる。亜硝酸塩の好まし
い使用量は原料のポリオキシエチレン脂肪酸アミドに対
し5〜500 モル%であり、より好ましくは25〜75モル%
である。また、本法において適した酸化体は具体的には
酸素を含むガスであり、好ましくは酸素ガス、空気、よ
り好ましくは酸素ガスである。酸化体のガスは、例えば
反応溶液中にバブリングにより導入される。本法に用い
られる溶媒としては高極性であることが好ましく、具体
的にはアセトニトリル、スルホラン、N−メチルピロリ
ジン、酢酸等が挙げられるが、好ましくはアセトニトリ
ルである。溶媒は単独であるいは2種以上を混合して使
用しても良い。水は、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド
に対して10〜1000モル%が好ましい。
【0030】上記のような方法により生成した反応混合
物を、例えば酢酸エチル等による溶媒抽出、あるいは減
圧、加熱等による溶媒の留去、水を加え酸によって反応
混合物のpHを2とし、90℃以上に加熱することによる
相分離等の手法で単離し、アミドエーテルカルボン酸を
得、更に要すれば水酸化ナトリウム等の塩基性物質で中
和することによりアミドエーテルカルボン酸塩を得る。
また必要により塩交換をすることもできる。また、必要
に応じて接触水素化、水素化ホウ素ナトリウム等の還元
処理を行い精製することもできる。
【0031】
【実施例】以下に本発明を、製造例及び実施例により具
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0032】製造例1 ラウリン酸メチルエステル 214.4g、モノエタノールア
ミン(ラウリン酸メチルエステルに対して1.02当量)及
びナトリウムメトキシド(NaOMe) の30%メタノール溶液
(ラウリン酸メチルエステルに対して 0.2重量%)を90
℃で7時間、50mmHgで加熱して得られた化合物 244.3g
に、エチレンオキサイド 132.2g(3当量)を、90〜 1
00℃及びゲージ圧0〜4気圧で 1.5時間かけて導入し
た。これにより下記式(4) で表されるポリオキシエチレ
ンラウリン酸アミド376.1 gが得られた。
【0033】C11H23CONHCH2CH2O(CH2CH2O)3H (4) 製造例2 ラウリン酸メチルエステル 214.4g、モノエタノールア
ミン(ラウリン酸メチルエステルに対して1.02当量)及
び NaOMeの30%メタノール溶液(ラウリン酸メチルエス
テルに対して 0.2重量%)を90℃で7時間、50mmHgで加
熱して得られた化合物 244.3gに、エチレンオキサイド
220.3g(5当量)を、90〜 100℃及びゲージ圧0〜4
気圧で2時間かけて導入した。これにより下記式(5) で
表されるポリオキシエチレンラウリン酸アミド 464.2g
が得られた。
【0034】C11H23CONHCH2CH2O(CH2CH2O)5H (5) 製造例3 ラウリン酸メチルエステル 214.4g、モノエタノールア
ミン(ラウリン酸メチルエステルに対して1.02当量)及
び NaOMeの30%メタノール溶液(ラウリン酸メチルエス
テルに対して 0.2重量%)を90℃で7時間、50mmHgで加
熱して得られた化合物 244.3gに、エチレンオキサイド
440.6g(10当量)を、90〜 100℃及びゲージ圧0〜4
気圧で3時間かけて導入した。これにより下記式(6) で
表されるポリオキシエチレンラウリン酸アミド 684.8g
が得られた。
【0035】C11H23CONHCH2CH2O(CH2CH2O)10H (6) 製造例4 ヤシ油脂肪酸メチルエステル 220.0g、モノエタノール
アミン(ヤシ油脂肪酸メチルエステルに対して1.02当
量)及び NaOMeの30%メタノール溶液(ヤシ油脂肪酸メ
チルエステルに対して 0.2重量%)を90℃で7時間、50
mmHgで加熱して得られた化合物 250gに、エチレンオキ
サイド 132.2g(3当量)を、90〜 100℃及びゲージ圧
0〜4気圧で40分かけて導入した。これにより下記式
(7) で表されるポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド
381.7gが得られた。
【0036】RCONHCH2CH2O(CH2CH2O)3H (7) (RCO :ヤシ油脂肪酸から水酸基を除いた残基を示
す。) 実施例1 製造例1で合成したポリオキシエチレンラウリン酸アミ
ド30g(80mmol)、2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン−1−オキシル0.2g(1.3mmol) 及び100mlのジクロ
ロメタンを1リットルの4つ口フラスコに加えた。攪拌
しながら、 282g(200mmol) の5.25重量%次亜塩素酸ナ
トリウムを添加し、25重量%硫酸でpHが 8.6となるよ
うに調整した。更に20℃で6時間攪拌して、下記式(8)
で表されるポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸を
得た。 C11H23CONHCH2CH2O(CH2CH2O)2CH2COOH (8) ポリオキシエチレンラウリン酸アミドの転化率98%、ポ
リオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸の選択率95%。
【0037】また、得られた式(8) で表されるポリオキ
シエチレンラウリン酸アミド酢酸に48重量%のNaOHを添
加してpH9とし、下記式(8')で表されるポリオキシエチ
レンラウリン酸アミド酢酸ナトリウムを得た。
【0038】 C11H23CONHCH2CH2O(CH2CH2O)2CH2COONa (8') 尚、実施例及び比較例において、ポリオキシエチレン脂
肪酸アミドの転化率はガスクロマトグラフィー法によ
り、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド酢酸の選択率はア
ルカリエプトン法により測定した。
【0039】実施例2 製造例3で合成したポリオキシエチレンラウリン酸アミ
ド55g(80mmol)、2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン−1−オキシル0.75g(4.7mmol) 及び70%硝酸 2.5
g(27mmol)を100ml の4つ口フラスコに加えた。攪拌し
ながら酸素ガスを吹き込み、50℃で3時間攪拌して、下
記式(9) で表されるポリオキシエチレンラウリン酸アミ
ド酢酸を得た。 C11H23CONHCH2CH2O(CH2CH2O)9CH2COOH (9) ポリオキシエチレンラウリン酸アミドの転化率99%、ポ
リオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸の選択率98%。
【0040】また、得られた式(9) で表されるポリオキ
シエチレンラウリン酸アミド酢酸を実施例1と同様の操
作で中和することにより、下記式(9')で表されるポリオ
キシエチレンラウリン酸アミド酢酸ナトリウムを得た。
【0041】 C11H23CONHCH2CH2O(CH2CH2O)9CH2COONa (9') 実施例3 製造例1で合成したポリオキシエチレンラウリン酸アミ
ド30g(80mmol)、2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン−1−オキシル 2.5g(16mmol)、t−ブチルアルコ
ール 125ml、水5g及び塩化トリカプリルメチルアンモ
ニウム1.25g(3.1mmol) を300ml の4つ口フラスコに加
えた。次に70%硝酸 2.5g(27mmol)を加え、攪拌しなが
ら酸素ガスを吹き込み、25℃で16時間攪拌して、上記式
(8) で表されるポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢
酸を得た。ポリオキシエチレンラウリン酸アミドの転化
率99%、ポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸の選
択率98%。
【0042】実施例4 製造例1で合成したポリオキシエチレンラウリン酸アミ
ド30g(80mmol)、2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン−1−オキシル 2.5g(16mmol)、アセトニトリル12
5ml 、水2.5 g、カリウムニトロソジスルホネート5g
(19mmol)および塩化ナトリウム0.25g(4.3mmol) を300m
l の4つ口フラスコに加えた。次に70%硝酸 2.5g(27m
mol)を加え、攪拌しながら酸素ガスを吹き込み、25℃で
16時間攪拌して、上記式(8) で表されるポリオキシエチ
レンラウリン酸アミド酢酸を得た。ポリオキシエチレン
ラウリン酸アミドの転化率75%、ポリオキシエチレンラ
ウリン酸アミド酢酸の選択率98%。
【0043】実施例5 製造例1で合成したポリオキシエチレンラウリン酸アミ
ド30g(80mmol)、2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン−1−オキシル 2.5g(16mmol)、アセトニトリル12
5ml、水2.5g及び塩化トリカプリルメチルアンモニウム
1.25g(3.1mmol) を 300mlの4つ口フラスコに加えた。
次にカリウムニトロソジスルホネート5g(19mmol) を
加え、攪拌しながら酸素ガスを吹き込み、25℃で16時間
攪拌して、上記式(8) で表されるポリオキシエチレンラ
ウリン酸アミド酢酸を得た。ポリオキシエチレンラウリ
ン酸アミドの転化率89%、ポリオキシエチレンラウリン
酸アミド酢酸の選択率98%。
【0044】実施例6 実施例3で塩化トリカプリルメチルアンモニウムの代わ
りに臭化トリカプリルメチルアンモニウムを使用する以
外は実施例3と同様の操作を行って、上記式(8) で表さ
れるポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸を得た。
ポリオキシエチレンラウリン酸アミドの転化率77%、ポ
リオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸の選択率98%。
【0045】実施例7 実施例4で塩化ナトリウムの代わりに臭化ナトリウムを
使用する以外は実施例4と同様の操作を行って、上記式
(8) で表されるポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢
酸を得た。ポリオキシエチレンラウリン酸アミドの転化
率88%、ポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸の選
択率98%。
【0046】実施例8 製造例1で合成したポリオキシエチレンラウリン酸アミ
ド30g(80mmol)、2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン−1−オキシル 2.5g(16mmol)、塩化銅(I)1.25
g(13mmol)、亜硝酸ナトリウム 2.5g(36mmol)、水5g
(280mmol) 及びアセトニトリル125 mlを300ml の4つ口
フラスコに加えた。攪拌しながら酸素ガスを吹き込み、
45℃で6時間攪拌して、上記式(8) で表されるポリオキ
シエチレンラウリン酸アミド酢酸を得た。ポリオキシエ
チレンラウリン酸アミドの転化率93%、ポリオキシエチ
レンラウリン酸アミド酢酸の選択率98%。
【0047】実施例9 実施例8で塩化銅(I)1.25gの代わりに塩化鉄(II)
1.5 gを使用する以外は実施例8と同様の操作を行っ
て、上記式(8) で表されるポリオキシエチレンラウリン
酸アミド酢酸を得た。ポリオキシエチレンラウリン酸ア
ミドの転化率90%、ポリオキシエチレンラウリン酸アミ
ド酢酸の選択率98%。
【0048】実施例10 実施例8で塩化銅(I)1.25gの代わりに臭化銅(I)
1.8 gを使用する以外は実施例8同様の操作を行って、
上記式(8) で表されるポリオキシエチレンラウリン酸ア
ミド酢酸を得た。ポリオキシエチレンラウリン酸アミド
の転化率71%、ポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢
酸の選択率98%。
【0049】実施例11 実施例8で塩化銅(I)1.25gの代わりに硝酸銅(II)
3.0 gを使用する以外は実施例8同様の操作を行って、
上記式(8) で表されるポリオキシエチレンラウリン酸ア
ミド酢酸を得た。ポリオキシエチレンラウリン酸アミド
の転化率94%、ポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢
酸の選択率98%。
【0050】実施例12 実施例1において、製造例1で合成したポリオキシエチ
レンラウリン酸アミド30gの代わりに製造例2で合成し
たポリオキシエチレンラウリン酸アミド37gを使用する
以外は実施例1と同様の操作を行って、下記式(10)で表
されるポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸を得
た。 C11H23CONHCH2CH2O(CH2CH2O)4CH2COOH (10) ポリオキシエチレンラウリン酸アミドの転化率98%、ポ
リオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸の選択率96%。
【0051】また、得られた式(10)で表されるポリオキ
シエチレンラウリン酸アミド酢酸を実施例1と同様の操
作で中和することにより、下記式(10') で表されるポリ
オキシエチレンラウリン酸アミド酢酸ナトリウムを得
た。
【0052】 C11H23CONHCH2CH2O(CH2CH2O)4CH2COONa (10') 実施例13 実施例2において、製造例3で合成したポリオキシエチ
レンラウリン酸アミド55gの代わりに製造例4で合成し
たポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド31gを使用す
る以外は実施例2と同様の操作を行って、下記式(11)で
表されるポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド酢酸を
得た。 RCONHCH2CH2O(CH2CH2O)2CH2COOH (11) (RCO :ヤシ油脂肪酸から水酸基を除いた残基を示
す。) ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドの転化率99%、
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド酢酸の選択率98
%。
【0053】また、得られた式(11)で表されるポリオキ
シエチレンヤシ油脂肪酸アミド酢酸を実施例1と同様の
操作で中和することにより、下記式(11') で表されるポ
リオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド酢酸ナトリウムを
得た。
【0054】RCONHCH2CH2O(CH2CH2O)2CH2COONa (11') (RCO :前記と同じ意味を示す。) 実施例14 実施例3において、製造例1で合成したポリオキシエチ
レンラウリン酸アミド30gの代わりに製造例2で合成し
たポリオキシエチレンラウリン酸アミド37gを使用する
以外は実施例3と同様の操作を行って、上記式(10)で表
されるポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸を得
た。ポリオキシエチレンラウリン酸アミドの転化率99
%、ポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸の選択率
98%。
【0055】実施例15 実施例4において、製造例1で合成したポリオキシエチ
レンラウリン酸アミド30gの代わりに製造例3で合成し
たポリオキシエチレンラウリン酸アミド55gを使用する
以外は実施例4と同様の操作を行って、上記式(9) で表
されるポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸を得
た。ポリオキシエチレンラウリン酸アミドの転化率78
%、ポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸の選択率
98%。
【0056】実施例16 実施例5において、製造例1で合成したポリオキシエチ
レンラウリン酸アミド30gの代わりに製造例3で合成し
たポリオキシエチレンラウリン酸アミド55gを使用する
以外は実施例5と同様の操作を行って、上記式(9) で表
されるポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸を得
た。ポリオキシエチレンラウリン酸アミドの転化率90
%、ポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸の選択率
98%。
【0057】実施例17 実施例6において、製造例1で合成したポリオキシエチ
レンラウリン酸アミド30gの代わりに製造例3で合成し
たポリオキシエチレンラウリン酸アミド55gを使用する
以外は実施例6と同様の操作を行って、上記式(9) で表
されるポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸を得
た。ポリオキシエチレンラウリン酸アミドの転化率75
%、ポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸の選択率
98%。
【0058】実施例18 実施例7において、製造例1で合成したポリオキシエチ
レンラウリン酸アミド30gの代わりに製造例4で合成し
たポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド31gを使用す
る以外は実施例7と同様の操作を行って、上記式(11)で
表されるポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド酢酸を
得た。ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドの転化率
90%、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド酢酸の選
択率98%。
【0059】実施例19 実施例8において、製造例1で合成したポリオキシエチ
レンラウリン酸アミド30gの代わりに製造例2で合成し
たポリオキシエチレンラウリン酸アミド37gを使用する
以外は実施例8と同様の操作を行って、上記式(10)で表
されるポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸を得
た。ポリオキシエチレンラウリン酸アミドの転化率91
%、ポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸の選択率
98%。
【0060】実施例20 実施例9において、製造例1で合成したポリオキシエチ
レンラウリン酸アミド30gの代わりに製造例3で合成し
たポリオキシエチレンラウリン酸アミド55gを使用する
以外は実施例9と同様の操作を行って、上記式(9) で表
されるポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸を得
た。ポリオキシエチレンラウリン酸アミドの転化率91
%、ポリオキシエチレンラウリン酸アミド酢酸の選択率
98%。
【0061】実施例21 実施例10において、製造例1で合成したポリオキシエ
チレンラウリン酸アミド30gの代わりに製造例4で合成
したポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド31gを使用
する以外は実施例10と同様の操作を行って、上記式(1
1)で表されるポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド酢
酸を得た。ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドの転
化率75%、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド酢酸
の選択率98%。
【0062】実施例22 実施例11において、製造例1で合成したポリオキシエ
チレンラウリン酸アミド30gの代わりに製造例4で合成
したポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド31gを使用
する以外は実施例11と同様の操作を行って、上記式(1
1)で表されるポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド酢
酸を得た。ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドの転
化率93%、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド酢酸
の選択率98%。
【0063】比較例1 製造例1で得られたポリオキシエチレンラウリン酸アミ
ド 375g(1.00mol) を70〜75℃に加熱し、これに常圧下
モノクロロ酢酸ナトリウム(SMCA)116g(1.00mol) 及び固
体NaOH 42g(1.05mol) を表1に示す割合で分割添加し
た。
【0064】
【表1】
【0065】4時間後の添加が終了した後、1時間熟成
した。次に、反応温度を85℃にし、水30gを添加して更
に1時間熟成を行って、上記式(8')で表されるポリオキ
シエチレンラウリン酸アミド酢酸ナトリウムを得た。ポ
リオキシエチレンラウリン酸アミドの転化率68%、固形
分中のNaCl含量11%。
【0066】比較例2 比較例1でモノクロロ酢酸ナトリウム 174g(1.50mol)及
び固体NaOH 63g(1.58mol)を使用する以外は実施例1と
同様な操作を行い、上記式(8')で表されるポリオキシエ
チレンラウリン酸アミド酢酸ナトリウムを得た。ポリオ
キシエチレンラウリン酸アミドの転化率84%、固形分中
のNaCl含量15%。本比較例においては、モノクロロ酢酸
ナトリウムを過剰に使用することによりポリオキシエチ
レンラウリン酸アミドの転化率は向上したが、固形分中
のNaCl含量が増加してしまった。
【0067】比較例3 比較例1において、製造例1で合成したポリオキシエチ
レンラウリン酸アミドを使用する代わりに、製造例2で
合成したポリオキシエチレンラウリン酸アミド463g(1.0
0mol) を使用する以外は比較例1と同様の操作を行っ
て、上記式(10')で表されるポリオキシエチレンラウリ
ン酸アミド酢酸ナトリウムを得た。ポリオキシエチレン
ラウリン酸アミドの転化率65%、固形分中のNaCl含量9
%。
【0068】比較例4 比較例1において、製造例1で合成したポリオキシエチ
レンラウリン酸アミドを使用する代わりに、製造例3で
合成したポリオキシエチレンラウリン酸アミド684g(1.0
0mol) を使用する以外は比較例1と同様の操作を行っ
て、上記式(9')で表されるポリオキシエチレンラウリン
酸アミド酢酸ナトリウムを得た。ポリオキシエチレンラ
ウリン酸アミドの転化率64%、固形分中のNaCl含量7
%。
【0069】比較例5 比較例1において、製造例1で合成したポリオキシエチ
レンラウリン酸アミドを使用する代わりに、製造例4で
合成したポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド380g
(1.00mol)を使用する以外は比較例1と同様の操作を行
って、上記式(11')で表されるポリオキシエチレンヤシ
油脂肪酸アミド酢酸ナトリウムを得た。ポリオキシエチ
レンヤシ油脂肪酸アミドの転化率66%、固形分中のNaCl
含量10%。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、 Rは炭素数7〜21の直鎖もしくは分岐鎖のアル
    キル基又はアルケニル基を示し、nはエチレンオキサイ
    ドの平均付加モル数を示す0〜20の数である。)で表さ
    れるポリオキシエチレン脂肪酸アミドを、安定なフリー
    ラジカルニトロキシドの存在下に酸化体により酸化し、
    要すれば中和することを特徴とする、一般式(2) 【化2】 (式中、 R 及びnは前記の意味を示し、M はH 又は陽
    イオン基を示す。)で表されるアミドエーテルカルボン
    酸又はその塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 酸化体が酸素を含有するガスである請求
    項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 酸化体が、塩素又は次亜塩素酸塩であ
    り、pH8〜9で酸化反応を行うことを特徴とする請求
    項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 安定なフリーラジカルニトロキシドが一
    般式(3) で表される化合物である請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載の製造方法。 【化3】 (式中、R1, R2, R3及びR4は同一又は異なって、炭素数
    1〜15のアルキル基、アリール基又はヘテロ原子で置換
    されたアルキル基を示し、R5及びR6は同一又は異なって
    H、炭素数1〜15のアルキル基、アリール基又は置換さ
    れたヘテロ原子を示すか、あるいはR5とR6が一緒になっ
    て=0 を示す。)
  5. 【請求項5】 一般式(3) で表される化合物が、2,
    2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、
    4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
    ジン−1−オキシル、4−オキソ−2,2,6,6−テ
    トラメチルピペリジン−1−オキシル、2,2,6,6
    −テトラメチルピペリジン−1−オキシル−4−サルフ
    ェート又は4−アルコキシ−2,2,6,6−テトラメ
    チルピペリジン−1−オキシルである請求項4記載の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 さらにNOx 発生化合物を添加して酸化
    反応を行うことを特徴とする請求項2記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 NOx 発生化合物が、硝酸、亜硝酸又は
    アルカリ金属ニトロソジスルホネートである請求項6記
    載の製造方法。
  8. 【請求項8】 さらに、ClまたはBrイオンを有する
    化合物を添加して酸化反応を行うことを特徴とする請求
    項6又は7記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 ClまたはBrイオンを有する化合物
    が、4級アンモニウム塩又はアルカリ金属塩である請求
    項8記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 さらに、銅(I)塩または鉄(II)塩
    を添加して酸化反応を行うことを特徴とする請求項6又
    は7記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 銅(I)塩または鉄(II)塩が塩化銅
    (I)又は塩化鉄(II) である請求項10記載の製造方
    法。
JP31392295A 1995-12-01 1995-12-01 アミドエーテルカルボン酸又はその塩の製造方法 Pending JPH09151169A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31392295A JPH09151169A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 アミドエーテルカルボン酸又はその塩の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31392295A JPH09151169A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 アミドエーテルカルボン酸又はその塩の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09151169A true JPH09151169A (ja) 1997-06-10

Family

ID=18047143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31392295A Pending JPH09151169A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 アミドエーテルカルボン酸又はその塩の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09151169A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315977A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Lion Corp ポリオキシアルキレンアルカノールアミドの製造方法
JP2009541417A (ja) * 2006-06-27 2009-11-26 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 水を溶媒として使用して、第一級アミドアルコールを高収率でアミドカルボン酸へ変換する方法
CN109232595A (zh) * 2018-09-25 2019-01-18 万华化学集团股份有限公司 一种罗丹明b类自由基荧光探针、制备方法及其在丙烯酸及酯生产过程中自由基检测的应用

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315977A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Lion Corp ポリオキシアルキレンアルカノールアミドの製造方法
JP2009541417A (ja) * 2006-06-27 2009-11-26 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 水を溶媒として使用して、第一級アミドアルコールを高収率でアミドカルボン酸へ変換する方法
JP2015180629A (ja) * 2006-06-27 2015-10-15 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 水を溶媒として使用して、第一級アミドアルコールを高収率でアミドカルボン酸へ変換する方法
CN109232595A (zh) * 2018-09-25 2019-01-18 万华化学集团股份有限公司 一种罗丹明b类自由基荧光探针、制备方法及其在丙烯酸及酯生产过程中自由基检测的应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0488467B1 (en) Preparation of alkoxyalkanoic acids
JP5701524B2 (ja) 1−アルキルグリセロールエーテルの調製方法
JPH09151169A (ja) アミドエーテルカルボン酸又はその塩の製造方法
JPH0329065B2 (ja)
EP0039111B1 (en) A process for the preparation of alkoxyalkanoic acids
JPH1087554A (ja) アミドカルボン酸またはアルコキシカルボン酸およびそれらの塩の製造方法
JP4717207B2 (ja) カルボキシル基及び/又はカルボニル基を有する化合物の製法
EP0933356A1 (en) A process for the preparation of aqueous solutions of betaine
JP5360962B2 (ja) 環状リン酸化物
EP1035108A2 (en) Preparation of solutions of betaine
JPH0782207A (ja) フルオレノンの製造方法およびそれに用いる酸化触媒
JPH09143134A (ja) アミドエーテルカルボキシレートの製造方法
US5495045A (en) Process for the preparation of alkoxyalkanoic acids
JPH08337561A (ja) アミドエーテルカルボキシレートの製造方法
KR100194519B1 (ko) N-아실-n-알킬 폴리하이드록시 지방산 아마이드의 제조방법
JP2851672B2 (ja) 2,4,5―トリフルオロ安息香酸の製造方法
JP2002201144A (ja) カルボキシル基及び/又はカルボニル基を有する化合物の製法
JPH0812634A (ja) アミドエーテルカルボン酸又はその塩の製造法
JP2998667B2 (ja) アミンオキシドの製造方法
JP4498910B2 (ja) リン酸エステルの製造法
JPS60261536A (ja) 界面活性剤の製造方法
JPS5858327B2 (ja) グリコ−ルルイノ セイゾウホウ
JP3819560B2 (ja) ハロゲン化フェニルプロピオン酸化合物の製造方法
JPH10130195A (ja) カルボン酸およびその塩の製造方法
JP4271320B2 (ja) スルホコハク酸モノエステルの製造方法