JPH09150714A - ワイパ−装置 - Google Patents

ワイパ−装置

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Publication number
JPH09150714A
JPH09150714A JP7310800A JP31080095A JPH09150714A JP H09150714 A JPH09150714 A JP H09150714A JP 7310800 A JP7310800 A JP 7310800A JP 31080095 A JP31080095 A JP 31080095A JP H09150714 A JPH09150714 A JP H09150714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
washer
grommet
wiper shaft
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7310800A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuji Toyoda
節治 豊田
Harunobu Oda
晴信 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP7310800A priority Critical patent/JPH09150714A/ja
Publication of JPH09150714A publication Critical patent/JPH09150714A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増加することなく、かつ、ワイパ
−シャフトへのティ−スワッシャの嵌合によってシ−リ
ング性が低下することのないワイパ−装置を提供する。 【解決手段】 ワイパ−ア−ム10と、ワイパ−ア−ム
10を回動自在に車体に軸支するワイパ−シャフト20
と、ワイパ−シャフト20に嵌合されワイパ−シャフト
20の軸方向変位を拘束するティ−スワッシャ25と、
ワイパ−シャフト20と車体との間を密閉状とするべく
ワイパ−シャフト20からアウタ−パネルに渡って被着
されるグロメット40とを有するワイパ−装置100に
おいて、ワイパ−シャフト20は、ティ−スワッシャ2
5を嵌合するためのティ−スワッシャ取付部23と、テ
ィ−スワッシャ取付部23よりも外方側に形成されたテ
ィ−スワッシャ取付部23よりも小径のグロメット取付
部21とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイパ−装置のシ
−リング技術に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】ワイパ−装置にシ−リングを施すための
従来の技術としては、第1には図3に示す構造のものが
知られていた。図3に示すワイパ−装置1は、ワイパ−
ア−ム10と,ワイパ−シャフト20と,ティ−スワッ
シャ25と,グロメット40とを主体に構成されてい
る。ワイパ−ア−ム10はワイパ−シャフト20を中心
に回動可能とされており、ワイパ−ア−ム10に取付け
られたワイパ−ブレ−ド(特に図示しない)が、ワイパ
−シャフト20の往復回動運動に伴って、ウインド外表
面を払拭する構造とされている。すなわち、ワイパ−ア
−ム10は、ワイパ−シャフト20および車体側に形成
されたハウジング30を介してワイパリンク機構50に
連接されており、このワイパリンク機構50の駆動に伴
って、往復回動運動をおこなうのである。また、ワイパ
−シャフト20にはティ−スワッシャ25が嵌合されて
いる。このティ−スワッシャ25は、ワイパ−シャフト
20がハウジング30に対して軸方向に変位するのを拘
束阻止するための部材である。
【0003】ワイパ−シャフト20から車体のアウタ−
パネル5に渡ってはグロメット40が被着されている。
すなわち、キャップ状のグロメット40が、その一端が
ワイパ−シャフト20の外表面に被着され、また他端が
車体のアウタ−パネル5に被着され、これによって、車
体のアウタ−パネル5から外方(図中上方)に突出して
配置されたワイパ−シャフト20およびハウジング30
の一部を覆うように取付けられている。これによって、
ワイパ−シャフト20と車体のアウタ−パネル5との間
に形成される間隙はグロメット40によって外部から遮
蔽され、車体内部への水等の浸入が阻止されることとな
り、ワイパ−装置のシ−リングを図る構造を得るもので
あった。
【0004】上記した第1の従来の技術においては、そ
のワイパ−装置のシ−リングに関し、ティ−スワッシャ
25をワイパ−シャフト20に嵌合させる際、両部材が
ともに金属製であるため、ワイパ−シャフト20の外周
面に傷がつき易いという問題があった。すなわち、この
傷がグロメット40とワイパ−シャフト20との間の隙
間となってしまい、外部の水がこの隙間からグロメット
40の内部にまで浸入し、ワイパ−装置1のシ−リング
性が損なわれるという問題である。このため、従来の第
2の技術では、この問題を解決するための工夫が講じら
れていた。すなわち、図4に示すように、ワイパ−シャ
フト20にティ−スワッシャ25を嵌合した後でワイパ
−シャフト20に樹脂性のカラ−60を被せ、このカラ
−60の外表面にグロメット40の一端を密着状に当接
させて被着するという工夫である。これによって、たと
えティ−スワッシャ25嵌合時にワイパ−シャフト20
の外周面に傷が生じたとしても、その傷がワイパ−装置
のシ−リング性に悪影響を及ぼさないようにすることが
可能とされていた(実開平6−42475号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の第2の技術といえども、ワイパ−装置のシ−リ
ング性を確保するために、わざわざ別部品であるカラ−
60を準備しておき、一度ティ−スワッシャ25をワイ
パ−シャフト20に嵌合した後で、カラ−60をワイパ
−シャフト20に被せる必要があるため、ワイパ−装置
における部品点数の増加や組付け性の悪化に伴うコスト
高の問題があった。また、ワイパ−シャフト20とカラ
−60との間には依然としてティ−スワッシャ25によ
る傷が存在するため、そのシ−リング性の低下の問題が
完全に払拭されるものでもない。
【0006】本発明は、上記した問題に鑑み、部品点数
を増加することなく、かつ、ワイパ−シャフトへのティ
−スワッシャの嵌合によってシ−リング性が低下するこ
とのないワイパ−装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は以下の手段を講じている。請求項1の
発明は、ワイパ−ア−ムと、前記ワイパ−ア−ムを回動
自在に車体に軸支するワイパ−シャフトと、前記ワイパ
−シャフトに嵌合されて前記ワイパ−シャフトの軸方向
への変位を拘束するティ−スワッシャと、前記ワイパ−
シャフトと前記車体のアウタ−パネルとの間を密閉状と
するべく前記ワイパ−シャフトから前記車体のアウタ−
パネルに渡って被着されるグロメットと、を有するワイ
パ−装置において、前記ワイパ−シャフトは、前記ティ
−スワッシャを嵌合するためのティ−スワッシャ取付部
と、前記ティ−スワッシャ取付部よりも外方側に形成さ
れた前記ティ−スワッシャ取付部よりも小径のグロメッ
ト取付部とを有することを特徴とするワイパ−装置であ
る。
【0008】請求項1の発明によれば、ワイパ−シャフ
トは、ティ−スワッシャを嵌合するためのティ−スワッ
シャ取付部と、このティ−スワッシャ取付部よりも外方
側に形成されたグロメット取付部とを有している。ま
た、ティ−スワッシャ取付部とグロメット取付部とは互
いに異なる径を有し、「ティ−スワッシャ取付部の径」
>「グロメット取付部の径」となるように形成されてい
る。すなわち、ワイパ−シャフトにティ−スワッシャを
嵌合する場合には、大径のティ−スワッシャ取付部に対
してのみティ−スワッシャが嵌合することとなり、ティ
−スワッシャ取付部よりも小径のグロメット取付部に対
しティ−スワッシャが傷をつけるおそれがなくなる。従
って、グロメット取付部の外表面に対するグロメット被
着の完全性が担保され、ワイパ−装置のシ−リング性が
悪化することが効果的に防止されることとなる。さら
に、ワイパ−シャフトを大径部と小径部を有する構造と
することでシ−リング性の確保を図る構成であるため、
上記した第2の従来の技術のように、わざわざ別部品で
あるカラ−を用いる必要もなく、ワイパ−装置の部品点
数増加や組付け性の悪化の問題もない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具現化した「ワイ
パ−装置」の実施の形態について、図1,図2を参照し
ながら説明する。なお、本発明の実施の形態では、上記
した従来の技術と実質的の同等の機能を有する部材につ
いては、同一の符号を付している。
【0010】まず、図1を参照して、実施の形態である
ワイパ−装置100の構造について説明する。ワイパ−
装置100は、ワイパ−ア−ム10と,ワイパ−シャフ
ト20と,ティ−スワッシャ25と,グロメット40と
を主体に構成されている。このうち、ワイパ−ア−ム1
0については、上記した従来の第1の技術と同等の構成
であるため、その説明を省略する。
【0011】ワイパ−シャフト20は、外方側(図中右
側)に形成されたグロメット取付部21と、グロメット
取付部21よりも内方側(図中左側)に形成されたティ
−スワッシャ取付部23とを有する。グロメット取付部
21には、キャップ状に形成されたグロメット40の一
端が被着される。また、ティ−スワッシャ取付部23に
は、ティ−スワッシャ25が取付けられる。ティ−スワ
ッシャ25は、ワイパ−シャフト20がハウジング30
に対し軸方向に変位するのを拘束するために取付けられ
る部材である。図1において明らかなにように、両取付
部21,23の関係は、「グロメット取付部21の外
径」<「ティ−スワッシャ取付部23の外径」となるよ
うにそれぞれ形成されている。ここで、ティ−スワッシ
ャ取付部23の外径は、ティ−スワッシャ25の内径
(ティ−スワッシャ25の取付穴径)と対応するように
形成されている。従って、ティ−スワッシャ25は、テ
ィ−スワッシャ取付部23に対してはちょうど嵌合可能
な取付穴径を有することとなり、これよりも小さな外径
であるグロメット取付部21に対しては何ら接触するこ
となくワイパ−シャフト20上を移動可能とされてい
る。なお、両取付部21,23の外径差については特に
限定されるものではない。
【0012】グロメット40は、ワイパ−シャフト20
から車体のアウタ−パネル5に渡って被着されており、
上述したようにその一端はワイパ−シャフト20のグロ
メット取付部21に被着され、また他端は車体のアウタ
−パネル5に被着される。かくして、グロメット40
は、車体のアウタ−パネル5から外方(図中右方)に突
出して配置されたワイパ−シャフト20およびハウジン
グ30の一部を覆う構成とされている。ここで、グロメ
ット40のうち、グロメット取付部21に被着される側
の端部には、ワイパ−ア−ム10とワイパ−シャフト2
0との接続部を遮蔽するように舌片40aが形成されて
いる。この舌片40aは、外部の水等がワイパ−シャフ
ト20まで浸入することを防ぐ一次的なシ−リング部材
の機能を果たす。かくして、ワイパ−シャフト20ない
しハウジング30と、車体のアウタ−パネル5との間に
形成される間隙は、グロメット40によって外部から遮
蔽され、ワイパ−装置のシ−リングが図られている。
【0013】次に、図2を参照して、ワイパ−装置10
0の作用について説明する。上述したように、グロメッ
ト40は、ワイパ−シャフト20ないしハウジング30
と、車体のアウタ−パネル5との間に形成される間隙を
遮蔽し、さらに舌片40aの機能と相まって、ワイパ−
装置のシ−リングを図るものであったが、仮に舌片40
aを越えて、グロメット40とグロメット取付部21の
間まで水(符号W)が達した場合であっても、図2中符
号Sで示されるグロメット取付部21におけるグロメッ
ト40被着部分の密着性が確保されているため、ワイパ
−シャフト20の外表面越しに水が内部に浸入するおそ
れがなくなる。すなわち、ティ−スワッシャ25嵌合時
に、仮にワイパ−シャフト20の外表面に傷が付くとし
ても、それはティ−スワッシャ取付部23の外表面のみ
であって、ティ−スワッシャ25の取付穴径であるφ2
よりも小径の外径φ1であるグロメット取付部21に対
しては、ティ−スワッシャ25は何ら悪影響を及ぼさな
いためである。
【0014】かくして、本発明の実施の形態によれば、
ワイパ−シャフト20にティ−スワッシャ25を嵌合す
る場合には、φ2の外径を有するティ−スワッシャ取付
部23に対してのみティ−スワッシャ25が嵌合するこ
ととなり、ティ−スワッシャ取付部23よりも小径であ
るφ1の外径を有するグロメット取付部21をティ−ス
ワッシャ25が傷つけるおそれがなくなる。従って、こ
の傷がグロメット40とグロメット取付部21との間の
間隙となることもなく、グロメット取付部21の外表面
に対するグロメット40の被着の完全性が担保され(符
号S)、ワイパ−装置100のシ−リング性が悪化する
ことが効果的に防止されることとなる。また、ワイパ−
シャフト20の外径を異ならせる工夫で足り、わざわざ
別部品であるカラ−をワイパ−シャフト20に配置する
必要もなく、ワイパ−装置100の部品点数増加や組付
け性の悪化の問題もない。
【0015】
【本発明の効果】本発明によれば、部品点数を増加する
ことなく、かつ、ワイパ−シャフトへのティ−スワッシ
ャの嵌合によってシ−リング性が低下することのないワ
イパ−装置が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるワイパ−装置の構造
を示す正面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態であるワイパ−装置の作用
を示す正面断面図である。
【図3】従来の第1の技術の構成を示す正面断面図であ
る。
【図4】従来の第2の技術の構成を示す正面断面図であ
る。
【符号の説明】
5 アウタ−パネル 10 ワイパ−ア−ム 20 ワイパ−シャフト 21 小径部 23 大径部 25 ティ−スワッシャ 30 ハウジング 40 グロメット 100 ワイパ−装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパ−ア−ムと、 前記ワイパ−ア−ムを回動自在に車体に軸支するワイパ
    −シャフトと、 前記ワイパ−シャフトに嵌合されて前記ワイパ−シャフ
    トの軸方向への変位を拘束するティ−スワッシャと、 前記ワイパ−シャフトと前記車体のアウタ−パネルとの
    間を外部から遮蔽するべく前記ワイパ−シャフトから前
    記車体のアウタ−パネルに渡って被着されるグロメット
    と、を有するワイパ−装置において、 前記ワイパ−シャフトは、前記ティ−スワッシャを嵌合
    するためのティ−スワッシャ取付部と、前記ティ−スワ
    ッシャ取付部よりも外方側に形成された前記ティ−スワ
    ッシャ取付部よりも小径のグロメット取付部と、を有す
    ることを特徴とするワイパ−装置。
JP7310800A 1995-11-29 1995-11-29 ワイパ−装置 Pending JPH09150714A (ja)

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JP7310800A JPH09150714A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 ワイパ−装置

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JP7310800A JPH09150714A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 ワイパ−装置

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ID=18009603

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JP7310800A Pending JPH09150714A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 ワイパ−装置

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JP (1) JPH09150714A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000074984A1 (fr) * 1999-06-04 2000-12-14 Asmo Co., Ltd. Dispositif pivot d'essuie-glace

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000074984A1 (fr) * 1999-06-04 2000-12-14 Asmo Co., Ltd. Dispositif pivot d'essuie-glace
US6842939B1 (en) 1999-06-04 2005-01-18 Asmo Co., Ltd. Wiper pivot device

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