JPH09150714A - ワイパ−装置 - Google Patents
ワイパ−装置Info
- Publication number
- JPH09150714A JPH09150714A JP7310800A JP31080095A JPH09150714A JP H09150714 A JPH09150714 A JP H09150714A JP 7310800 A JP7310800 A JP 7310800A JP 31080095 A JP31080095 A JP 31080095A JP H09150714 A JPH09150714 A JP H09150714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiper
- washer
- grommet
- wiper shaft
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数を増加することなく、かつ、ワイパ
−シャフトへのティ−スワッシャの嵌合によってシ−リ
ング性が低下することのないワイパ−装置を提供する。 【解決手段】 ワイパ−ア−ム10と、ワイパ−ア−ム
10を回動自在に車体に軸支するワイパ−シャフト20
と、ワイパ−シャフト20に嵌合されワイパ−シャフト
20の軸方向変位を拘束するティ−スワッシャ25と、
ワイパ−シャフト20と車体との間を密閉状とするべく
ワイパ−シャフト20からアウタ−パネルに渡って被着
されるグロメット40とを有するワイパ−装置100に
おいて、ワイパ−シャフト20は、ティ−スワッシャ2
5を嵌合するためのティ−スワッシャ取付部23と、テ
ィ−スワッシャ取付部23よりも外方側に形成されたテ
ィ−スワッシャ取付部23よりも小径のグロメット取付
部21とを有する。
−シャフトへのティ−スワッシャの嵌合によってシ−リ
ング性が低下することのないワイパ−装置を提供する。 【解決手段】 ワイパ−ア−ム10と、ワイパ−ア−ム
10を回動自在に車体に軸支するワイパ−シャフト20
と、ワイパ−シャフト20に嵌合されワイパ−シャフト
20の軸方向変位を拘束するティ−スワッシャ25と、
ワイパ−シャフト20と車体との間を密閉状とするべく
ワイパ−シャフト20からアウタ−パネルに渡って被着
されるグロメット40とを有するワイパ−装置100に
おいて、ワイパ−シャフト20は、ティ−スワッシャ2
5を嵌合するためのティ−スワッシャ取付部23と、テ
ィ−スワッシャ取付部23よりも外方側に形成されたテ
ィ−スワッシャ取付部23よりも小径のグロメット取付
部21とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイパ−装置のシ
−リング技術に関する発明である。
−リング技術に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】ワイパ−装置にシ−リングを施すための
従来の技術としては、第1には図3に示す構造のものが
知られていた。図3に示すワイパ−装置1は、ワイパ−
ア−ム10と,ワイパ−シャフト20と,ティ−スワッ
シャ25と,グロメット40とを主体に構成されてい
る。ワイパ−ア−ム10はワイパ−シャフト20を中心
に回動可能とされており、ワイパ−ア−ム10に取付け
られたワイパ−ブレ−ド(特に図示しない)が、ワイパ
−シャフト20の往復回動運動に伴って、ウインド外表
面を払拭する構造とされている。すなわち、ワイパ−ア
−ム10は、ワイパ−シャフト20および車体側に形成
されたハウジング30を介してワイパリンク機構50に
連接されており、このワイパリンク機構50の駆動に伴
って、往復回動運動をおこなうのである。また、ワイパ
−シャフト20にはティ−スワッシャ25が嵌合されて
いる。このティ−スワッシャ25は、ワイパ−シャフト
20がハウジング30に対して軸方向に変位するのを拘
束阻止するための部材である。
従来の技術としては、第1には図3に示す構造のものが
知られていた。図3に示すワイパ−装置1は、ワイパ−
ア−ム10と,ワイパ−シャフト20と,ティ−スワッ
シャ25と,グロメット40とを主体に構成されてい
る。ワイパ−ア−ム10はワイパ−シャフト20を中心
に回動可能とされており、ワイパ−ア−ム10に取付け
られたワイパ−ブレ−ド(特に図示しない)が、ワイパ
−シャフト20の往復回動運動に伴って、ウインド外表
面を払拭する構造とされている。すなわち、ワイパ−ア
−ム10は、ワイパ−シャフト20および車体側に形成
されたハウジング30を介してワイパリンク機構50に
連接されており、このワイパリンク機構50の駆動に伴
って、往復回動運動をおこなうのである。また、ワイパ
−シャフト20にはティ−スワッシャ25が嵌合されて
いる。このティ−スワッシャ25は、ワイパ−シャフト
20がハウジング30に対して軸方向に変位するのを拘
束阻止するための部材である。
【0003】ワイパ−シャフト20から車体のアウタ−
パネル5に渡ってはグロメット40が被着されている。
すなわち、キャップ状のグロメット40が、その一端が
ワイパ−シャフト20の外表面に被着され、また他端が
車体のアウタ−パネル5に被着され、これによって、車
体のアウタ−パネル5から外方(図中上方)に突出して
配置されたワイパ−シャフト20およびハウジング30
の一部を覆うように取付けられている。これによって、
ワイパ−シャフト20と車体のアウタ−パネル5との間
に形成される間隙はグロメット40によって外部から遮
蔽され、車体内部への水等の浸入が阻止されることとな
り、ワイパ−装置のシ−リングを図る構造を得るもので
あった。
パネル5に渡ってはグロメット40が被着されている。
すなわち、キャップ状のグロメット40が、その一端が
ワイパ−シャフト20の外表面に被着され、また他端が
車体のアウタ−パネル5に被着され、これによって、車
体のアウタ−パネル5から外方(図中上方)に突出して
配置されたワイパ−シャフト20およびハウジング30
の一部を覆うように取付けられている。これによって、
ワイパ−シャフト20と車体のアウタ−パネル5との間
に形成される間隙はグロメット40によって外部から遮
蔽され、車体内部への水等の浸入が阻止されることとな
り、ワイパ−装置のシ−リングを図る構造を得るもので
あった。
【0004】上記した第1の従来の技術においては、そ
のワイパ−装置のシ−リングに関し、ティ−スワッシャ
25をワイパ−シャフト20に嵌合させる際、両部材が
ともに金属製であるため、ワイパ−シャフト20の外周
面に傷がつき易いという問題があった。すなわち、この
傷がグロメット40とワイパ−シャフト20との間の隙
間となってしまい、外部の水がこの隙間からグロメット
40の内部にまで浸入し、ワイパ−装置1のシ−リング
性が損なわれるという問題である。このため、従来の第
2の技術では、この問題を解決するための工夫が講じら
れていた。すなわち、図4に示すように、ワイパ−シャ
フト20にティ−スワッシャ25を嵌合した後でワイパ
−シャフト20に樹脂性のカラ−60を被せ、このカラ
−60の外表面にグロメット40の一端を密着状に当接
させて被着するという工夫である。これによって、たと
えティ−スワッシャ25嵌合時にワイパ−シャフト20
の外周面に傷が生じたとしても、その傷がワイパ−装置
のシ−リング性に悪影響を及ぼさないようにすることが
可能とされていた(実開平6−42475号公報参
照)。
のワイパ−装置のシ−リングに関し、ティ−スワッシャ
25をワイパ−シャフト20に嵌合させる際、両部材が
ともに金属製であるため、ワイパ−シャフト20の外周
面に傷がつき易いという問題があった。すなわち、この
傷がグロメット40とワイパ−シャフト20との間の隙
間となってしまい、外部の水がこの隙間からグロメット
40の内部にまで浸入し、ワイパ−装置1のシ−リング
性が損なわれるという問題である。このため、従来の第
2の技術では、この問題を解決するための工夫が講じら
れていた。すなわち、図4に示すように、ワイパ−シャ
フト20にティ−スワッシャ25を嵌合した後でワイパ
−シャフト20に樹脂性のカラ−60を被せ、このカラ
−60の外表面にグロメット40の一端を密着状に当接
させて被着するという工夫である。これによって、たと
えティ−スワッシャ25嵌合時にワイパ−シャフト20
の外周面に傷が生じたとしても、その傷がワイパ−装置
のシ−リング性に悪影響を及ぼさないようにすることが
可能とされていた(実開平6−42475号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の第2の技術といえども、ワイパ−装置のシ−リ
ング性を確保するために、わざわざ別部品であるカラ−
60を準備しておき、一度ティ−スワッシャ25をワイ
パ−シャフト20に嵌合した後で、カラ−60をワイパ
−シャフト20に被せる必要があるため、ワイパ−装置
における部品点数の増加や組付け性の悪化に伴うコスト
高の問題があった。また、ワイパ−シャフト20とカラ
−60との間には依然としてティ−スワッシャ25によ
る傷が存在するため、そのシ−リング性の低下の問題が
完全に払拭されるものでもない。
た従来の第2の技術といえども、ワイパ−装置のシ−リ
ング性を確保するために、わざわざ別部品であるカラ−
60を準備しておき、一度ティ−スワッシャ25をワイ
パ−シャフト20に嵌合した後で、カラ−60をワイパ
−シャフト20に被せる必要があるため、ワイパ−装置
における部品点数の増加や組付け性の悪化に伴うコスト
高の問題があった。また、ワイパ−シャフト20とカラ
−60との間には依然としてティ−スワッシャ25によ
る傷が存在するため、そのシ−リング性の低下の問題が
完全に払拭されるものでもない。
【0006】本発明は、上記した問題に鑑み、部品点数
を増加することなく、かつ、ワイパ−シャフトへのティ
−スワッシャの嵌合によってシ−リング性が低下するこ
とのないワイパ−装置を提供することを課題とする。
を増加することなく、かつ、ワイパ−シャフトへのティ
−スワッシャの嵌合によってシ−リング性が低下するこ
とのないワイパ−装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は以下の手段を講じている。請求項1の
発明は、ワイパ−ア−ムと、前記ワイパ−ア−ムを回動
自在に車体に軸支するワイパ−シャフトと、前記ワイパ
−シャフトに嵌合されて前記ワイパ−シャフトの軸方向
への変位を拘束するティ−スワッシャと、前記ワイパ−
シャフトと前記車体のアウタ−パネルとの間を密閉状と
するべく前記ワイパ−シャフトから前記車体のアウタ−
パネルに渡って被着されるグロメットと、を有するワイ
パ−装置において、前記ワイパ−シャフトは、前記ティ
−スワッシャを嵌合するためのティ−スワッシャ取付部
と、前記ティ−スワッシャ取付部よりも外方側に形成さ
れた前記ティ−スワッシャ取付部よりも小径のグロメッ
ト取付部とを有することを特徴とするワイパ−装置であ
る。
ために、本発明は以下の手段を講じている。請求項1の
発明は、ワイパ−ア−ムと、前記ワイパ−ア−ムを回動
自在に車体に軸支するワイパ−シャフトと、前記ワイパ
−シャフトに嵌合されて前記ワイパ−シャフトの軸方向
への変位を拘束するティ−スワッシャと、前記ワイパ−
シャフトと前記車体のアウタ−パネルとの間を密閉状と
するべく前記ワイパ−シャフトから前記車体のアウタ−
パネルに渡って被着されるグロメットと、を有するワイ
パ−装置において、前記ワイパ−シャフトは、前記ティ
−スワッシャを嵌合するためのティ−スワッシャ取付部
と、前記ティ−スワッシャ取付部よりも外方側に形成さ
れた前記ティ−スワッシャ取付部よりも小径のグロメッ
ト取付部とを有することを特徴とするワイパ−装置であ
る。
【0008】請求項1の発明によれば、ワイパ−シャフ
トは、ティ−スワッシャを嵌合するためのティ−スワッ
シャ取付部と、このティ−スワッシャ取付部よりも外方
側に形成されたグロメット取付部とを有している。ま
た、ティ−スワッシャ取付部とグロメット取付部とは互
いに異なる径を有し、「ティ−スワッシャ取付部の径」
>「グロメット取付部の径」となるように形成されてい
る。すなわち、ワイパ−シャフトにティ−スワッシャを
嵌合する場合には、大径のティ−スワッシャ取付部に対
してのみティ−スワッシャが嵌合することとなり、ティ
−スワッシャ取付部よりも小径のグロメット取付部に対
しティ−スワッシャが傷をつけるおそれがなくなる。従
って、グロメット取付部の外表面に対するグロメット被
着の完全性が担保され、ワイパ−装置のシ−リング性が
悪化することが効果的に防止されることとなる。さら
に、ワイパ−シャフトを大径部と小径部を有する構造と
することでシ−リング性の確保を図る構成であるため、
上記した第2の従来の技術のように、わざわざ別部品で
あるカラ−を用いる必要もなく、ワイパ−装置の部品点
数増加や組付け性の悪化の問題もない。
トは、ティ−スワッシャを嵌合するためのティ−スワッ
シャ取付部と、このティ−スワッシャ取付部よりも外方
側に形成されたグロメット取付部とを有している。ま
た、ティ−スワッシャ取付部とグロメット取付部とは互
いに異なる径を有し、「ティ−スワッシャ取付部の径」
>「グロメット取付部の径」となるように形成されてい
る。すなわち、ワイパ−シャフトにティ−スワッシャを
嵌合する場合には、大径のティ−スワッシャ取付部に対
してのみティ−スワッシャが嵌合することとなり、ティ
−スワッシャ取付部よりも小径のグロメット取付部に対
しティ−スワッシャが傷をつけるおそれがなくなる。従
って、グロメット取付部の外表面に対するグロメット被
着の完全性が担保され、ワイパ−装置のシ−リング性が
悪化することが効果的に防止されることとなる。さら
に、ワイパ−シャフトを大径部と小径部を有する構造と
することでシ−リング性の確保を図る構成であるため、
上記した第2の従来の技術のように、わざわざ別部品で
あるカラ−を用いる必要もなく、ワイパ−装置の部品点
数増加や組付け性の悪化の問題もない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具現化した「ワイ
パ−装置」の実施の形態について、図1,図2を参照し
ながら説明する。なお、本発明の実施の形態では、上記
した従来の技術と実質的の同等の機能を有する部材につ
いては、同一の符号を付している。
パ−装置」の実施の形態について、図1,図2を参照し
ながら説明する。なお、本発明の実施の形態では、上記
した従来の技術と実質的の同等の機能を有する部材につ
いては、同一の符号を付している。
【0010】まず、図1を参照して、実施の形態である
ワイパ−装置100の構造について説明する。ワイパ−
装置100は、ワイパ−ア−ム10と,ワイパ−シャフ
ト20と,ティ−スワッシャ25と,グロメット40と
を主体に構成されている。このうち、ワイパ−ア−ム1
0については、上記した従来の第1の技術と同等の構成
であるため、その説明を省略する。
ワイパ−装置100の構造について説明する。ワイパ−
装置100は、ワイパ−ア−ム10と,ワイパ−シャフ
ト20と,ティ−スワッシャ25と,グロメット40と
を主体に構成されている。このうち、ワイパ−ア−ム1
0については、上記した従来の第1の技術と同等の構成
であるため、その説明を省略する。
【0011】ワイパ−シャフト20は、外方側(図中右
側)に形成されたグロメット取付部21と、グロメット
取付部21よりも内方側(図中左側)に形成されたティ
−スワッシャ取付部23とを有する。グロメット取付部
21には、キャップ状に形成されたグロメット40の一
端が被着される。また、ティ−スワッシャ取付部23に
は、ティ−スワッシャ25が取付けられる。ティ−スワ
ッシャ25は、ワイパ−シャフト20がハウジング30
に対し軸方向に変位するのを拘束するために取付けられ
る部材である。図1において明らかなにように、両取付
部21,23の関係は、「グロメット取付部21の外
径」<「ティ−スワッシャ取付部23の外径」となるよ
うにそれぞれ形成されている。ここで、ティ−スワッシ
ャ取付部23の外径は、ティ−スワッシャ25の内径
(ティ−スワッシャ25の取付穴径)と対応するように
形成されている。従って、ティ−スワッシャ25は、テ
ィ−スワッシャ取付部23に対してはちょうど嵌合可能
な取付穴径を有することとなり、これよりも小さな外径
であるグロメット取付部21に対しては何ら接触するこ
となくワイパ−シャフト20上を移動可能とされてい
る。なお、両取付部21,23の外径差については特に
限定されるものではない。
側)に形成されたグロメット取付部21と、グロメット
取付部21よりも内方側(図中左側)に形成されたティ
−スワッシャ取付部23とを有する。グロメット取付部
21には、キャップ状に形成されたグロメット40の一
端が被着される。また、ティ−スワッシャ取付部23に
は、ティ−スワッシャ25が取付けられる。ティ−スワ
ッシャ25は、ワイパ−シャフト20がハウジング30
に対し軸方向に変位するのを拘束するために取付けられ
る部材である。図1において明らかなにように、両取付
部21,23の関係は、「グロメット取付部21の外
径」<「ティ−スワッシャ取付部23の外径」となるよ
うにそれぞれ形成されている。ここで、ティ−スワッシ
ャ取付部23の外径は、ティ−スワッシャ25の内径
(ティ−スワッシャ25の取付穴径)と対応するように
形成されている。従って、ティ−スワッシャ25は、テ
ィ−スワッシャ取付部23に対してはちょうど嵌合可能
な取付穴径を有することとなり、これよりも小さな外径
であるグロメット取付部21に対しては何ら接触するこ
となくワイパ−シャフト20上を移動可能とされてい
る。なお、両取付部21,23の外径差については特に
限定されるものではない。
【0012】グロメット40は、ワイパ−シャフト20
から車体のアウタ−パネル5に渡って被着されており、
上述したようにその一端はワイパ−シャフト20のグロ
メット取付部21に被着され、また他端は車体のアウタ
−パネル5に被着される。かくして、グロメット40
は、車体のアウタ−パネル5から外方(図中右方)に突
出して配置されたワイパ−シャフト20およびハウジン
グ30の一部を覆う構成とされている。ここで、グロメ
ット40のうち、グロメット取付部21に被着される側
の端部には、ワイパ−ア−ム10とワイパ−シャフト2
0との接続部を遮蔽するように舌片40aが形成されて
いる。この舌片40aは、外部の水等がワイパ−シャフ
ト20まで浸入することを防ぐ一次的なシ−リング部材
の機能を果たす。かくして、ワイパ−シャフト20ない
しハウジング30と、車体のアウタ−パネル5との間に
形成される間隙は、グロメット40によって外部から遮
蔽され、ワイパ−装置のシ−リングが図られている。
から車体のアウタ−パネル5に渡って被着されており、
上述したようにその一端はワイパ−シャフト20のグロ
メット取付部21に被着され、また他端は車体のアウタ
−パネル5に被着される。かくして、グロメット40
は、車体のアウタ−パネル5から外方(図中右方)に突
出して配置されたワイパ−シャフト20およびハウジン
グ30の一部を覆う構成とされている。ここで、グロメ
ット40のうち、グロメット取付部21に被着される側
の端部には、ワイパ−ア−ム10とワイパ−シャフト2
0との接続部を遮蔽するように舌片40aが形成されて
いる。この舌片40aは、外部の水等がワイパ−シャフ
ト20まで浸入することを防ぐ一次的なシ−リング部材
の機能を果たす。かくして、ワイパ−シャフト20ない
しハウジング30と、車体のアウタ−パネル5との間に
形成される間隙は、グロメット40によって外部から遮
蔽され、ワイパ−装置のシ−リングが図られている。
【0013】次に、図2を参照して、ワイパ−装置10
0の作用について説明する。上述したように、グロメッ
ト40は、ワイパ−シャフト20ないしハウジング30
と、車体のアウタ−パネル5との間に形成される間隙を
遮蔽し、さらに舌片40aの機能と相まって、ワイパ−
装置のシ−リングを図るものであったが、仮に舌片40
aを越えて、グロメット40とグロメット取付部21の
間まで水(符号W)が達した場合であっても、図2中符
号Sで示されるグロメット取付部21におけるグロメッ
ト40被着部分の密着性が確保されているため、ワイパ
−シャフト20の外表面越しに水が内部に浸入するおそ
れがなくなる。すなわち、ティ−スワッシャ25嵌合時
に、仮にワイパ−シャフト20の外表面に傷が付くとし
ても、それはティ−スワッシャ取付部23の外表面のみ
であって、ティ−スワッシャ25の取付穴径であるφ2
よりも小径の外径φ1であるグロメット取付部21に対
しては、ティ−スワッシャ25は何ら悪影響を及ぼさな
いためである。
0の作用について説明する。上述したように、グロメッ
ト40は、ワイパ−シャフト20ないしハウジング30
と、車体のアウタ−パネル5との間に形成される間隙を
遮蔽し、さらに舌片40aの機能と相まって、ワイパ−
装置のシ−リングを図るものであったが、仮に舌片40
aを越えて、グロメット40とグロメット取付部21の
間まで水(符号W)が達した場合であっても、図2中符
号Sで示されるグロメット取付部21におけるグロメッ
ト40被着部分の密着性が確保されているため、ワイパ
−シャフト20の外表面越しに水が内部に浸入するおそ
れがなくなる。すなわち、ティ−スワッシャ25嵌合時
に、仮にワイパ−シャフト20の外表面に傷が付くとし
ても、それはティ−スワッシャ取付部23の外表面のみ
であって、ティ−スワッシャ25の取付穴径であるφ2
よりも小径の外径φ1であるグロメット取付部21に対
しては、ティ−スワッシャ25は何ら悪影響を及ぼさな
いためである。
【0014】かくして、本発明の実施の形態によれば、
ワイパ−シャフト20にティ−スワッシャ25を嵌合す
る場合には、φ2の外径を有するティ−スワッシャ取付
部23に対してのみティ−スワッシャ25が嵌合するこ
ととなり、ティ−スワッシャ取付部23よりも小径であ
るφ1の外径を有するグロメット取付部21をティ−ス
ワッシャ25が傷つけるおそれがなくなる。従って、こ
の傷がグロメット40とグロメット取付部21との間の
間隙となることもなく、グロメット取付部21の外表面
に対するグロメット40の被着の完全性が担保され(符
号S)、ワイパ−装置100のシ−リング性が悪化する
ことが効果的に防止されることとなる。また、ワイパ−
シャフト20の外径を異ならせる工夫で足り、わざわざ
別部品であるカラ−をワイパ−シャフト20に配置する
必要もなく、ワイパ−装置100の部品点数増加や組付
け性の悪化の問題もない。
ワイパ−シャフト20にティ−スワッシャ25を嵌合す
る場合には、φ2の外径を有するティ−スワッシャ取付
部23に対してのみティ−スワッシャ25が嵌合するこ
ととなり、ティ−スワッシャ取付部23よりも小径であ
るφ1の外径を有するグロメット取付部21をティ−ス
ワッシャ25が傷つけるおそれがなくなる。従って、こ
の傷がグロメット40とグロメット取付部21との間の
間隙となることもなく、グロメット取付部21の外表面
に対するグロメット40の被着の完全性が担保され(符
号S)、ワイパ−装置100のシ−リング性が悪化する
ことが効果的に防止されることとなる。また、ワイパ−
シャフト20の外径を異ならせる工夫で足り、わざわざ
別部品であるカラ−をワイパ−シャフト20に配置する
必要もなく、ワイパ−装置100の部品点数増加や組付
け性の悪化の問題もない。
【0015】
【本発明の効果】本発明によれば、部品点数を増加する
ことなく、かつ、ワイパ−シャフトへのティ−スワッシ
ャの嵌合によってシ−リング性が低下することのないワ
イパ−装置が提供されることとなった。
ことなく、かつ、ワイパ−シャフトへのティ−スワッシ
ャの嵌合によってシ−リング性が低下することのないワ
イパ−装置が提供されることとなった。
【図1】本発明の実施の形態であるワイパ−装置の構造
を示す正面断面図である。
を示す正面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態であるワイパ−装置の作用
を示す正面断面図である。
を示す正面断面図である。
【図3】従来の第1の技術の構成を示す正面断面図であ
る。
る。
【図4】従来の第2の技術の構成を示す正面断面図であ
る。
る。
5 アウタ−パネル 10 ワイパ−ア−ム 20 ワイパ−シャフト 21 小径部 23 大径部 25 ティ−スワッシャ 30 ハウジング 40 グロメット 100 ワイパ−装置
Claims (1)
- 【請求項1】 ワイパ−ア−ムと、 前記ワイパ−ア−ムを回動自在に車体に軸支するワイパ
−シャフトと、 前記ワイパ−シャフトに嵌合されて前記ワイパ−シャフ
トの軸方向への変位を拘束するティ−スワッシャと、 前記ワイパ−シャフトと前記車体のアウタ−パネルとの
間を外部から遮蔽するべく前記ワイパ−シャフトから前
記車体のアウタ−パネルに渡って被着されるグロメット
と、を有するワイパ−装置において、 前記ワイパ−シャフトは、前記ティ−スワッシャを嵌合
するためのティ−スワッシャ取付部と、前記ティ−スワ
ッシャ取付部よりも外方側に形成された前記ティ−スワ
ッシャ取付部よりも小径のグロメット取付部と、を有す
ることを特徴とするワイパ−装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7310800A JPH09150714A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | ワイパ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7310800A JPH09150714A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | ワイパ−装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09150714A true JPH09150714A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18009603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7310800A Pending JPH09150714A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | ワイパ−装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09150714A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000074984A1 (fr) * | 1999-06-04 | 2000-12-14 | Asmo Co., Ltd. | Dispositif pivot d'essuie-glace |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP7310800A patent/JPH09150714A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000074984A1 (fr) * | 1999-06-04 | 2000-12-14 | Asmo Co., Ltd. | Dispositif pivot d'essuie-glace |
US6842939B1 (en) | 1999-06-04 | 2005-01-18 | Asmo Co., Ltd. | Wiper pivot device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007062763A (ja) | キャップ装置 | |
JP2000071941A (ja) | ワイパピボット | |
JPH09150714A (ja) | ワイパ−装置 | |
JPS6246744A (ja) | ワイパ−モ−タ | |
US6410849B1 (en) | Drip-proof structure for a wiper motor device | |
JP2001018761A (ja) | 自動車用クリップ | |
JP3535971B2 (ja) | ワイパピボット | |
US6676298B2 (en) | Wheel bearing unit | |
JP3728806B2 (ja) | リヤアンダーミラー支持構造 | |
JP2006347221A (ja) | ワイパアーム | |
JP2527532Y2 (ja) | ワイパのピボット軸防水構造 | |
CN219969540U (zh) | 一种后视镜及车辆 | |
JP2018144565A (ja) | グロメット及び車両用ワイパ装置 | |
JPH0440301Y2 (ja) | ||
JPH08244567A (ja) | ウオッシャホースの固定構造 | |
JP3475477B2 (ja) | ハイマウントストップランプ一体形リアワイパー装置 | |
JP2021124143A (ja) | ジョイント機構及びワイパ装置 | |
JP2008137509A (ja) | ワイパシャフト防水構造 | |
CN115959043A (zh) | 后视镜结构 | |
JPS6071325A (ja) | 自動車用ドアガラスのシ−ル構造 | |
KR20010105740A (ko) | 차량용 와이퍼 모터의 물 유입 방지구조 | |
JP2539404Y2 (ja) | セミパンタ式ワイパのピボットシール構造 | |
JP2539227Y2 (ja) | ワイパシャフトの支持装置 | |
JPH0683474U (ja) | 車両用ランプユニット | |
JPH03159835A (ja) | リヤバンパーサイドとリヤフェンダの接続部構造 |