JPH09150332A - 三本の脚を有する位置決め装置及び工作機械 - Google Patents

三本の脚を有する位置決め装置及び工作機械

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JPH09150332A
JPH09150332A JP32976395A JP32976395A JPH09150332A JP H09150332 A JPH09150332 A JP H09150332A JP 32976395 A JP32976395 A JP 32976395A JP 32976395 A JP32976395 A JP 32976395A JP H09150332 A JPH09150332 A JP H09150332A
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JP
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legs
attached
machine tool
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frame
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JP32976395A
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Inventor
Hideo Iwabuchi
秀雄 岩淵
Toshio Tsubota
利雄 坪田
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Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脚に取付けられた可動部材をパラレルメカニ
ズム機構の直交座標系に基づいて空間で移動させてテー
ブル上のワークを高精度で加工するために、工作機械の
各構成部材を精密に水平,垂直に設置するのが難しかっ
た。 【解決手段】 三本の脚を有し、この脚に取付けられた
可動部材24を前記脚の移動により直交座標系に基づい
て空間で移動させ、可動部材24に設けられた主軸頭2
7の主軸26を回転させてワーク4を加工する工作機械
であって、前記脚を支持するフレーム13と、フレーム
13に取付けられてワーク4が着脱可能に載置されるテ
ーブル5と、前記直交座標系に一致するように、テーブ
ル5の傾き,及び縦軸まわりの周方向位置をそれぞれ調
整するテーブル支持装置12とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三本の脚により可
動部材を空間で移動させて被処理物を処理する位置決め
装置、例えば、可動部材に設けられた主軸を回転させて
ワーク(被加工物)を機械加工する工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】関節部を介して複数のロボットアームを
直列に連結した産業用ロボットが広く使用されている
が、このロボットアームは片持ち梁構造なので、大きな
質量の運動部を運動させる必要があり、また、関節部の
誤差などが拡大されて位置決め精度が低下する可能性が
ある。一方、マシニングセンタなど工作機械では、主軸
とワークとを相対移動させるのに、大きな質量の主軸
頭,コラム及びテーブル等を大きな駆動力により移動さ
せる必要がある。
【0003】これに対して、例えば特表平6−5092
84号公報には、三本の脚を構成して三次元的に運動す
る三組のリンク機構により、可動部材を空間で移動させ
る位置決め装置が開示されている。この位置決め装置の
構造は「パラレルメカニズム」と呼ばれており、従来の
産業用ロボットや工作機械などと比較すると運動部が軽
量なので、駆動力が小さくて済み、高速で運動できると
いう特徴を有している。このパラレルメカニズムに関す
る技術は、特表平5−500337号公報,特開平6−
190667号公報及び米国特許第4,976,582
号にも開示されている。
【0004】前記位置決め装置を工作機械として使う場
合には、取付け基準部となるフレーム基準部にパラレル
メカニズムの機構を取付け、工具が装着されて回転する
主軸を前記機構の脚に取付け、テーブルをフレームに取
付ける。そして、脚に取付けられた可動部材を脚の移動
により直交座標系に基づいて空間で移動させ、可動部材
に設けられた主軸を回転させてテーブル上のワークを加
工する。
【0005】ワークを高精度で加工するためには、水準
器等を用いて、フレームを垂直に立設するとともにフレ
ーム基準部(例えば、天井部)を水平,垂直に精密に設
定する。そして、パラレルメカニズム機構の直交座標系
が重力の方向に対して水平,垂直になるようにパラレル
メカニズム機構を前記フレーム基準部に精密に取付け
る。また、テーブルをフレームに精密に水平に取付ける
ことにより、テーブルの位置と直交座標系とを間接的に
一致させる。その結果、パラレルメカニズム機構の脚に
取付けられた可動部材が水平度,垂直度を保って空間で
移動して、水平のテーブルに載置されたワークを加工で
きることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレー
ム基準部を有するフレーム,パラレルメカニズム機構及
びテーブルなど構成部材の製作,組立をする場合には、
ある程度の製作誤差や組立誤差は避け難い。現実的に
は、パラレルメカニズム機構の直交座標系やテーブルを
水平,垂直に設定するのはかなり困難であるので、直交
座標系に対して相対的にテーブルが傾いたり周方向位置
がずれたりすることにより、加工誤差が生じる虞があ
る。
【0007】ところで、可動部材に取付けられた主軸の
工具によりテーブル上のワークを機械加工すれば、切削
粉が発生して次第にワークやテーブル上に堆積する。し
かも、この切削粉が工作機械の外部に漏れ出ると周囲の
環境を汚染する。そこで、前記特表平6−509284
号公報には、加工領域に大気圧よりも高い圧力をかけ
て、真空動作式の切削粉捕集装置で切削粉を吸引する技
術が開示されている。しかしながら、この場合には、テ
ーブル上に堆積する切削粉を除去する前記捕集装置を駆
動するための大きな動力が必要であり、また、捕集装置
が大掛かりなものになって大きなスペースを要するので
位置決め装置自体が大型化するとともに高いコストを要
するという課題があった。
【0008】一方、前記特表平5−500337号公報
及び前記特開平6−190667号公報には、床面上に
テーブルを置き、テーブルの周囲から床面に切削粉を落
とす構成の工作機械が開示されている。この各公報に記
載の工作機械では、発生した切削粉を効果的に除去する
対策はなされていない。また、テーブルを床面上に設置
しているので、テーブルから落下する切削粉を受入れる
ためのボックスなど切削粉受入れ部を取付けるスペース
をテーブルの下部に確保することができない。
【0009】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、工作機械など位置決め装置の各構成部材
の水平度,垂直度を精密に設定しなくても、テーブルの
位置をパラレルメカニズム機構の直交座標系に容易に且
つ高精度で一致させることができる、三本の脚を有する
位置決め装置及び工作機械を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明に係る三本の脚を有する位置決め装置は、少
なくとも三本の脚を有し、この脚に取付けられた可動部
材を前記脚の移動により直交座標系に基づいて空間で移
動させて被処理物を処理する位置決め装置であって、前
記脚を支持するフレームと、このフレームに取付けら
れ、前記被処理物が着脱可能に取付けられるテーブル
と、前記直交座標系に一致するように、前記テーブルの
傾き及び周方向位置をそれぞれ調整するテーブル支持装
置とを備えたものである。
【0011】具体的な工作機械として、少なくとも三本
の脚を有し、この脚に取付けられた可動部材を前記脚の
移動により直交座標系に基づいて空間で移動させ、前記
可動部材に設けられた主軸頭の主軸を回転させてワーク
を加工する工作機械であって、前記脚を支持する天井部
材を上部に有して床面上に立設されたフレームと、前記
天井部材と前記床面との間に配設されて前記フレームに
略水平方向に取付けられ、前記ワークが着脱可能に載置
されるテーブルと、前記直交座標系に一致するように、
前記テーブルの傾き,及び前記直交座標系の縦軸まわり
の周方向位置をそれぞれ調整するテーブル支持装置とを
備えているのが好ましい。
【0012】また、好ましくは、前記フレームは、前記
床面上に立設された複数の柱と、この柱の上部に固定さ
れ、略水平方向に配設されて前記脚を支持する前記天井
部材と、この天井部材と前記床面との間に配設されて前
記柱と柱の間に略水平方向に掛け渡された複数の横桁部
材とを備えている。前記テーブル支持装置は、前記各横
桁部材に移動可能に取付けられるとともに第1のねじ機
構を介して前記テーブルの横方向突出部を昇降させて前
記テーブルの傾きを調整する昇降手段と、前記各横桁部
材に取付けられて前記昇降手段を両側から第2のねじ機
構により挟持し、前記テーブルを前記縦軸まわりに回動
させて前記周方向位置を調整する回動手段とを備えてい
る。
【0013】また、別の好ましい工作機械は切削粉の除
去について配慮している。即ち、この工作機械は、床面
上に立設されて前記脚を支持するフレームと、このフレ
ームに略水平方向に取付けられて前記ワークが着脱可能
に載置されるとともに、前記ワークの加工により発生し
た切削粉が落下する開口部を有するテーブルと、このテ
ーブルの直下に設置され、前記開口部を通って落下する
前記切削粉を受入れる切削粉受入れ部とを備えている。
この場合の前記フレームは、前記床面上に立設された複
数の柱と、この柱の上部に固定され、略水平方向に配設
されて前記脚を支持する天井部材と、この天井部材と前
記床面との間に配設されて前記柱と柱の間に略水平方向
に掛け渡された複数の横桁部材とを備え、前記テーブル
は、平面状の上面を有し中央部に配設されて前記ワーク
を着脱可能に載置するワーク載置部と、このワーク載置
部より外方に配置されて前記横桁部材に支持される環状
の外周縁部と、この外周縁部と前記ワーク載置部との間
に前記開口部を形成するように一体的に取付けられた複
数のリブとを備え、加工領域を囲むスプラッシュカバー
には、落下する前記切削粉を前記開口部に案内するため
の第1の傾斜部材が取付けられ、前記切削粉受入れ部の
上方には、前記開口部を通って落下する前記切削粉を前
記切削粉受入れ部内に案内するための第2の傾斜部材が
前記横桁部材に取付けられ、前記第1,第2の傾斜部材
には前記加工領域を含む内部空間を密封するためのシー
ル部材をそれぞれ密着させるのが好ましい。
【0014】なお、前記三本の脚は、二本のアームとこ
のアームの上端の間及び下端の間にそれぞれ配置された
連結部材とで四辺形をなす三組のリンク機構により構成
され、前記上端の連結部材を駆動側部材を介して移動さ
せることにより、前記下端の連結部材に取付けられた前
記可動部材を空間で平行移動させることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図1乃至図10を参照して説明する。本発明に係る三
本の脚を有する位置決め装置は、被処理物の組立又は搬
送等の処理を行う産業用ロボットや、被処理物であるワ
ーク(被加工物)の切削など機械加工を行う工作機械に
適用することができるが、本実施形態では工作機械の場
合を示している。なお、位置決め装置は、三組のリンク
機構により構成される少なくとも三本の脚を有していれ
ばよく、その他の脚を別途有する場合であってもよい。
【0016】図1及び図2は、それぞれ本発明に係る工
作機械の側面構造図及び正面構造図、図3は前記工作機
械を説明するための概略図である。図1及び図2に示す
ように、位置決め装置としての立形の工作機械1は、床
面1aに立設された複数(例えば、四本)の柱2と、柱
2の上部に取付けられた天井部材3と、天井部材3の下
方に位置して柱2の途中に略水平方向に取付けられ、ワ
ーク4を直接又はパレット(図示せず)を介して着脱可
能に載置するための矩形のテーブル5とを有している。
テーブル5と床面1aとの間にはスペースが確保されて
いる。ワーク4としては、例えばプリント基板や家庭電
気製品の電気部品等がある。なお、柱2が四本以外の複
数の場合であってもよい。
【0017】工作機械1には、縦方向のZ軸とこれに直
交して略水平の面をなすX軸,Y軸とからなる直交座標
系に基づいて運動する三軸制御のパラレルメカニズム機
構7が設けられており、図2ではパラレルメカニズム機
構7の図示を省略している。天井部材3とテーブル5と
の間の空間が加工領域6となり、加工領域6にパラレル
メカニズム機構7の大部分が配置されている。加工領域
6は、切削粉やクーラント等の飛散防止のために周囲が
スプラッシュカバー8や扉8aにより囲まれた空間にな
っている。天井部材3の上部はカバー9に囲まれた駆動
室10になっており、ここにパラレルメカニズム機構7
の駆動モータ11など駆動部が配置されている。前記直
交座標系に一致するように、テーブル5の傾き及び周方
向位置をそれぞれ調整するテーブル支持装置12が設け
られている。
【0018】図1乃至図3に示すように、パラレルメカ
ニズム機構7において、二本のアーム20とこのアーム
20の一端(例えば、上端)の間に配置されて連結され
た連結部材21と他端(例えば、下端)の間に配置され
て連結された連結部材22とで四辺形(例えば、平行四
辺形が好ましい)をなす三組のリンク機構23により、
可動部材としてのエンドプレート24を三次元的に運動
させる三本の脚を構成している。本実施形態の連結部材
21,22は略同一の構造及び寸法を有しており、平行
四辺形の短い辺に相当する部分をなしているが、連結部
材21,22の構造や寸法が互いに異なって、リンク機
構が台形状などの四辺形を有する場合であってもよい。
【0019】エンドプレート24は六角形をなす板状に
形成されている。各リンク機構23の下端の連結部材2
2は、円周方向に均等に配置されて、エンドプレート2
4に図示しないボルトとピンにより所定位置に位置決め
されて締結固定されている。上端の連結部材21を駆動
側部材25を介して移動させることにより、下端の連結
部材22に取付けられたエンドプレート24を常に水平
な姿勢を維持させながら空間で平行移動させて位置決め
している。
【0020】エンドプレート24の中心部には、回転駆
動される主軸26を有する主軸頭27が取付けられてい
る。エンドプレート24より下方に向けて配置された主
軸26には、工具28が着脱可能に装着されている。主
軸頭27には、主軸26を回転させる主軸用モータ36
が取付けられている。天井部材3の中央部には、下方に
突出してパラレルメカニズム機構7を支持する支持部2
9が一体的に形成されている。支持部29は、下方を向
いている三本のサポート材30を一体的に有しており、
これらサポート材30は周方向に均等に配置されてい
る。
【0021】駆動側部材25の基端部31が、柱2及び
天井部材3などを含むフレーム13側即ちサポート材3
0に揺動自在に支持されるとともに、駆動側部材25の
先端部32が、上端の連結部材21に揺動自在に連結さ
れている。ラック34は、駆動モータ11により回動す
るピニオン33に噛合して矢印Hのように往復移動する
とともに、駆動側部材先端部32に揺動自在に連結され
ている。このピニオン33とラック34とにより倍力機
構を構成している。駆動側部材25は、付勢部材として
の引張ばね35により、引張ばね35の取付け位置Bに
働く重力と略同じ付勢力で上方に引っ張られている。前
記構成のリンク機構23,駆動側部材25及びラック3
4からなる運動部と、ラック34に噛合するピニオン3
3を回転させる駆動モータ11とにより構成されるユニ
ット機構38を三組設けている。これら三組のユニット
機構38により、リンク機構23の下端部に支持された
エンドプレート24を空間で水平移動させて位置決めす
る。
【0022】主軸用モータ36と三台の駆動モータ11
は、制御装置37により制御される。制御装置37は、
所定の加工プログラムに従って各駆動モータ11を制御
して各ユニット機構38の各リンク機構23を移動させ
変形させることにより、工具28の軌跡を制御するとと
もに、主軸用モータ36を駆動して主軸26及び工具2
8を高速で回転させる。このように、工作機械1は、少
なくとも三本の脚(リンク機構23)を有し、この脚に
取付けられた可動部材(エンドプレート24)を前記脚
の移動により直交座標系に基づいて空間で移動させ、前
記可動部材に設けられた主軸頭27の主軸26を回転さ
せてワーク4を加工する。
【0023】図4はユニット機構38の上部を示す部分
断面構造図、図5はユニット機構38の上部を下から見
た底面図で一部を断面で示している。図3乃至図5に示
すように、略同じ寸法及び構造を有している連結部材2
1,22は、駆動側部材25又はエンドプレート24に
取付けられたハウジング40と、ハウジング40に回動
自在に軸支されたシャフト41と、アーム20がシャフ
ト41の回転中心軸Cに略直交する直交軸Dまわりに自
在に揺動するように、シャフト41の両端部とアーム2
0の端部とをそれぞれ連結する一対の連結部42とを備
えている。連結部材21,22に連結されたアーム20
は、連結部材21,22の関節部により回転中心軸Cま
わりに揺動し且つ直交軸Dまわりに揺動するので、二つ
の動作を組合せて両軸C,Dの交点を中心として自在に
揺動することになり、球面軸受と同じ三次元の運動を実
現している。
【0024】図4及び図5に示すように、駆動側部材2
5を支持するシャフト59が、二つのサポート材30間
に掛け渡され、サポート材30にボルト59aで固定さ
れている。T字形をなす駆動側部材25の基端部31
が、シャフト59に回動自在に支持されている。基端部
31から外方に一体的に延びている腕部60は、基端部
31を中心として矢印Fに示すように上下に揺動する。
腕部60の先端部32には、上端の連結部材21のハウ
ジング40が締結固定されている。腕部先端部32の上
部には、ラック34が矢印Gに示すように揺動自在に連
結されている。ラック34は、腕部先端部32に取付け
られたベアリング63と、ベアリング63内に装着され
てラック先端部34bに取付けられたピン62とを介し
て、揺動自在になっている。
【0025】腕部60の途中の取付け位置Bの上面に
は、引張ばね35の下端部を係止する係止部67が設け
られており、引張ばね35の上端部は天井部材3に設け
られた係止部3aに係止されている。腕部60は引張ば
ね35により常に上方に引っ張られ、しかも引張ばね3
5のばね力(付勢力)は、係止部67に作用する重力と
略同じになっているので、ピニオン33には前記重力に
よる負荷は掛からない。したがって、ラック34,駆動
側部材25及びリンク機構23を含む運動部は、小さな
駆動力で高速度で運動することができる。
【0026】ラック34を往復移動させるピニオン33
の高さ位置には、ラック34をピニオン33側に常に押
し付けるための押し付け機構65が駆動室10内に配設
されている。押し付け機構65は、ラック34の背面側
に形成された平坦面34aに接触して自在に回動するロ
ーラ64と、軸方向に進退移動自在にスリーブ68内に
嵌合してローラ64を支持する軸69と、軸69を矢印
Jに示すようにラック34方向に付勢する圧縮ばね66
とを備えている。圧縮ばね66の付勢力により、軸69
を介してローラ64を常にラック34側に押し付けてい
るので、ラック34は、ピニオン33とローラ64の間
に挟持された状態で離脱することなく確実に矢印Hに示
すように往復移動する。
【0027】図1及び図2に示すように、前記脚として
のリンク機構23を支持するフレーム13は、リンク機
構23を支持する天井部材3を上部に有して床面1a上
に立設されており、軽量化のために剛性の低いアルミニ
ウム材等により形成されている。フレーム13は、四本
の柱2と、柱2の上部に固定され略水平方向に配設され
てリンク機構23を支持する天井部材3と、天井部材3
と床面1aとの間に配設されて柱2と柱2の間に略水平
方向に掛け渡された複数(例えば、四本)の横桁部材7
0とを備えている。テーブル5は、天井部材3と床面1
aとの間に配設されて、フレーム13に略水平方向に取
付けられている。テーブル5を支持するテーブル支持装
置12は、テーブル5の位置がパラレルメカニズム機構
7の直交座標系のX,Y,Z軸に一致するように、テー
ブル5の傾き,前記直交座標系の縦軸(Z軸)まわりの
周方向位置をそれぞれ調整できるようになっている。
【0028】図6は図2のVI−VI線による平面図、
図7は図1のVII部拡大断面図、図8は図7のVIII 線
平面図、図9は図8のIX線矢視図で一部を断面で示し
ている。図10はテーブル5の平面図である。図1,図
2及び図10に示すように、全体を一体的に形成された
テーブル5には、工具28でワーク4を加工することに
より発生した切削粉71をテーブル下方に落下させるた
めの開口部72が形成されている。テーブル5は、中央
部に配設されるとともに平面状の上面73を有してワー
ク4を着脱可能に載置する矩形のワーク載置部74と、
ワーク載置部74より外方に配置されて横桁部材70に
支持される環状(例えば、矩形環状)の外周縁部75
と、外周縁部75とワーク載置部74との間に開口部7
2を形成するように一体的に掛け渡された複数のリブ7
6とを備えている。
【0029】ワーク載置部74の上面73は精密に仕上
げ加工がされており、リブ76の高さはワーク載置部上
面73より低くなっている。ワーク載置部74には、X
軸,Y軸方向に一致させるための基準になる基準溝84
が十字形に形成されている。ワーク4は、基準溝84や
上面73に形成されたねじ孔(図示せず)を用いて図示
しないクランプ・アンクランプ装置によりワーク載置部
上面73にクランプされる。外周縁部75の各辺の中央
部には、水平方向外方に突出する横方向突出部77がそ
れぞれ一体的に形成されている。
【0030】図1及び図2に示すように、テーブル5の
下部にはスペースが確保されているので、テーブル5の
真下には、開口部72を通って落下する切削粉71を受
入れる切削粉受入れ部であるボックス部78が設置され
ている。ボックス部78は、矢印Mに示すように水平方
向外方に引き出し可能にフレーム13に装着されてい
る。ボックス部78は、柱2に水平方向に取付けられフ
レーム13を構成する案内部79にガイドされながらス
ライドして出没する。ボックス部78の外表面には、引
き出し操作用の把手78aが取付けられている。
【0031】図6乃至図9に示すように、テーブル支持
装置12は、各横桁部材70に移動可能にそれぞれ取付
けられて第1のねじ機構80を介してテーブル5の横方
向突出部77を昇降させてテーブル5の傾きを調整する
昇降手段81と、各横桁部材70にそれぞれ取付けられ
て昇降手段81を両側から第2のねじ機構82により挟
持し、テーブル5をZ軸まわりに回動させて周方向位置
を調整する回動手段83とを備えている。テーブル支持
装置12において、横桁部材70の上面95にはブロッ
ク材85が非固着状態で載置されている。ブロック材8
5は横桁部材70の長手中心線L方向に延びた形状を有
しており、その両端は円筒状外周面86になっている。
ブロック材85の中心部には、上方に円筒状に突出した
突出部87が一体的に形成されている。ブロック材85
の中心部には貫通孔88がZ軸方向に形成されており、
貫通孔88に連通し突出部87の上面に開放するすり鉢
状(例えば、円錐状)のテーパ面89も形成されてい
る。
【0032】曲面状(例えば、球面状)の下端部90a
を有する大径ボルト90が、テーブル5の横方向突出部
77のねじ孔77aに螺合しており、大径ボルト90の
下端部90aはテーパ面89上に回動自在に当接してい
る。横方向突出部77とブロック材突出部87との間の
隙間に位置するように、六角形状の操作部91が大径ボ
ルト90に一体的に形成されている。即ち、テーブル5
は、横方向突出部77のねじ孔77aにねじ込まれた大
径ボルト90を介して、横桁部材70上のブロック材8
5のテーパ面89上に載っていることになる。そして、
操作部91を回転させれば、横桁部材70に対して横方
向突出部77が相対的に昇降する。
【0033】横方向突出部77の上面には、半円弧状の
凹部92が形成されている。凹部92内にはナット93
が収納されており、ナット93を大径ボルト90の上端
部にねじ込むことにより、大径ボルト90と横方向突出
部77とを互いに締結固定して位置決めしている。大径
ボルト90とブロック材85と横桁部材70とを上下方
向(Z軸方向)に関して位置決め固定するために、大径
ボルト90の中心部には小径ボルト94が挿入されてい
る。横桁部材70の上面95には、上面95側に開放す
るスリット部96を有する溝部97が、横桁部材70の
中心線L方向全体に連続的に形成されている。溝部97
は、スリット部96が狭く、その下方が広がった形状を
有しており、スリット部96の下縁部は下方に突出して
対向する一対の被係合部98になっている。溝部97内
には、小径ボルト94の下部にねじ込まれる小ピース9
9を収納可能になっており、小ピース99は溝部97内
を中心線L方向に移動可能で且つ被係合部98に当接す
る。
【0034】小径ボルト94の頭部100は、大径ボル
ト90の上端部に形成された段部101に係止され、ボ
ルト部分94aは大径ボルト90内に形成された貫通孔
102とブロック材85の貫通孔88と横桁部材70の
スリット部96の内方に縦軸方向(Z軸方向)に移動自
在に挿入され、ボルト部分下端部のねじ部は小ピース9
9に螺合している。大径ボルト90,小径ボルト94,
ナット93及び小ピース99により、第1のねじ機構8
0が構成されている。したがって、小径ボルト94の頭
部100を六角レンチ等で回転させれば、小径ボルト9
4は小ピース99にねじ込まれて締め付けられる。その
結果、頭部100が大径ボルト90の段部101に圧接
し、被係合部98と小ピース99とが強く接触するの
で、横方向突出部77,大径ボルト90,ブロック材8
5及び横桁部材70が、小径ボルト94と小ピース99
とを介して全体的に固定される。これにより、テーブル
5は横桁部材70に対して所望の高さ位置で位置決め固
定されることになる。ブロック材85は、突出部87の
外方に位置して中心線L方向に配設された一対の締付ボ
ルト103により、横桁部材70に締め付け固定可能に
なっている。締付ボルト103の下端部には、前記と同
様の構成の小ピース99がねじ込まれて被係合部98に
圧着するようになっている。
【0035】テーブル5をZ軸まわりに回動させて周方
向位置を調整する回動手段83は、ブロック材85を挟
んで長手方向外方に配設された一対の挟持用ブロック1
04と、挟持用ブロック104を横桁部材70に位置決
め固定するためのボルト105及び溝部97内に設けら
れてボルト105にねじ込まれる小ピース99と、挟持
用ブロック104に水平方向にねじ込まれて頭部がブロ
ック材85の円筒状外周面86に当接可能な、第2のね
じ機構82としての挟持用ボルト106とを備えてい
る。一対の挟持用ボルト106はブロック材85の長手
方向(中心線L方向)を向いており、且つブロック材8
5を両側から挟持している。
【0036】したがって、ボルト105を締付けて挟持
用ブロック104を所定位置に固定した後、各挟持用ボ
ルト106を出没させてブロック材85の位置を溝部9
7に従って移動させれば、矢印Kに示すようにブロック
材85とともにテーブル5がZ軸まわりに回動して周方
向位置が調整できることになる。直交座標系のZ軸に対
してワーク載置部74が垂直になるように昇降手段81
でテーブル5の傾きを調整し、直交座標系のX軸,Y軸
にテーブル5の基準溝84が一致するように回動手段8
3でテーブル5の周方向位置を調整すれば、テーブル5
の姿勢をパラレルメカニズム機構7の直交座標系に一致
させることができる。
【0037】この調整の具体的な手順としては、予め、
主軸26に工具28の代わりにダイヤルゲージ(図示せ
ず)を一時的に取付けておく。そして、テーブル5の四
つの辺にあるそれぞれのテーブル支持装置12の小径ボ
ルト94と締付ボルト103とを緩めて、ブロック材8
5を中心線L方向に移動できる状態にしておく。次に、
四つの辺の各挟持用ボルト106を回転させて、ブロッ
ク材85,大径ボルト90,テーブル5など全体を周方
向に移動させる。即ち、ダイヤルゲージをテーブル5の
基準溝84の側面に接触させながら、パラレルメカニズ
ム機構7を作動させ、ダイヤルゲージをX軸又はY軸に
平行に移動させて、十字形の基準溝84が直交座標系の
X軸,Y軸に一致するように調整する。そして、ブロッ
ク材85を両側から挟持用ボルト106で強く挟持し
て、テーブル5の周方向位置の位置決めを行う。
【0038】次いで、ダイヤルゲージをワーク載置部7
4の上面73に接触させながら、パラレルメカニズム機
構7を作動させ、ダイヤルゲージのZ軸座標を一定にし
た状態でX−Y平面内で移動させ、四つの辺の各大径ボ
ルト90の操作部91を回転させて横方向突出部77を
昇降させることにより、ワーク載置部上面73が直交座
標系のZ軸に垂直になるように、ダイヤルゲージを見な
がら高さ調整を行う。これらの位置決め操作は四つの辺
についてそれぞれ行う。この高さ調節によりテーブル5
の傾きを調整した後に、ナット93と小径ボルト94と
を締め付けることにより、テーブル5,大径ボルト9
0,ブロック材85及び横桁部材70を一体化させて固
定する。その後、締付ボルト103を締め付けてブロッ
ク材85を横桁部材70に十分に固定させる。このよう
にすれば、柱2の垂直度や、天井部材3,テーブル5等
の水平度に誤差があっても、テーブル5の位置を直交座
標系に直接的に一致させることが容易にできる。本発明
は、三軸制御(X,Y,Z軸制御)のパラレルメカニズ
ム機構を有する工作機械に適用した場合に特に有効であ
る。
【0039】次に、本実施形態の工作機械1の動作を説
明する。制御装置37から駆動信号が三台の駆動モータ
11と主軸用モータ36とに出力されると、各駆動モー
タ11はピニオン33を回動させ、主軸用モータ36は
主軸26を高速で回転させる。ピニオン33の回転運動
により、ラック34は矢印Gのようにピン62まわりに
揺動しながら矢印Hのように往復移動する。ラック34
の動作により腕部60が矢印Fのように基端部31まわ
りに上下に揺動するので、腕部先端部32に連結する上
端の連結部材21を介してリンク機構23は三次元的に
運動する。これにより、エンドプレート24は水平の姿
勢を保ちながら高い位置決め精度で平行移動することに
なり、主軸26により回転する工具28によってプリン
ト基板などワーク4へのタッピングや穴加工など機械加
工が高精度になされる。
【0040】従来の工作機械では、水準器等を利用し
て、主軸又はワークを運動させる機械系の直交座標系が
重力の方向に対して高精度な垂直度,水平度を有するよ
うに、またテーブルが水平になるように、各構成部材を
高剛性の鉄製鋳物や炭素鋼等により精密に製作し且つ組
立ていた。そして、ベッドなど取付け基準部の水平度又
は垂直度を厳密に設定し、その結果として、テーブルの
位置を機械系の直交座標系に間接的に一致させていた。
これに対して、本発明では、重力の方向に対する直交座
標系やテーブル5の水平度及び垂直度を問題とせずに、
パラレルメカニズム機構7の直交座標系に直接的に一致
するように、テーブル支持装置12でテーブル5の位置
を調整できるようにした。そのため、天井部材3を水
平,垂直な取付け基準部として設定する必要がなく、水
準器等も使用しなくてよい。
【0041】したがって、フレーム13,パラレルメカ
ニズム機構7及びテーブル5など各構成部材の製作誤差
や取付け誤差があっても、直交座標系に対するテーブル
5の相対的な水平度及び垂直度を直接的に且つ精密に設
定することが容易にできる。これにより、ワーク4を高
精度で加工することができる。特に、取付け基準部とな
る天井部材3やパラレルメカニズム機構7を空中の高い
位置に設置するので、フレーム13を剛性の低いアルミ
ニウムや軽量合金等により形成すれば精密な製作,組立
が難しくなるが、本発明によれば、テーブル5の位置を
パラレルメカニズム機構7の直交座標系に容易に一致さ
せることができる。なお、前記実施形態では、テーブル
5がパラレルメカニズム機構7の下方に配設された場合
を説明したが、天地逆の場合、例えば、パラレルメカニ
ズム機構を上下逆に設置し、ワークが取付けられるテー
ブルをパラレルメカニズム機構の上方に配設した場合で
あってもよい。
【0042】次に、機械加工により発生する切削粉71
を除去する手段の一例について説明する。図1,図2及
び図7に示すように、加工領域6を囲むスプラッシュカ
バー8には、落下する切削粉71を開口部72に案内す
るための第1の傾斜部材110が全周にわたって一体的
に取付けられている。ボックス部78の上方には、開口
部72を通って落下する切削粉71をボックス部78内
に案内するための第2の傾斜部材111が、全周にわた
って横桁部材70に取付けられている。テーブル5の下
部とボックス部78との間のスペース6a及びボックス
部78内の空間は、開口部72を介して加工領域6に連
通しているので、切削粉71の外部への漏洩を防止する
ためには、これら加工領域6とスペース6a等を含む内
部空間を密閉するのが好ましい。
【0043】そこで、第1の傾斜部材110の外周面1
12とテーブル5の外周縁部75の内周面75aとの間
には、全周にわたってシール部材113を介装してい
る。第2の傾斜部材111は横桁部材70の内周面70
a側にボルト114により締め付け固定されている。第
2の傾斜部材111の上方の内周面115とテーブル外
周縁部75の下部外周面75bとの間にも、シール部材
116を全周にわたって介装している。横桁部材70の
下面には、ボルト117によりサポート材118が矩形
環状に水平方向に固定されており、サポート材118の
下面には、内部空間と外部とを仕切る仕切板119が固
定されている。第2の傾斜部材111の下部外周面12
0とサポート材118の内周縁部121との間には、シ
ール部材122が全周にわたって介装されている。この
ように、シール部材113,116,122を第1,第
2の傾斜部材110,111にそれぞれ密着させること
により、加工領域を含む内部空間を密封している。シー
ル部材113,116,122は、耐油性,耐水性のあ
る柔軟な材質のスポンジゴム等で製作され、テーブル5
の位置調整を行っても密着状態を維持するものが好まし
い。
【0044】したがって、加工領域6内の周辺部に飛散
している切削粉71は、第1の傾斜部材110に案内さ
れて開口部72から下方のスペース6aに落下した後、
第2の傾斜部材111に案内されてボックス部78内に
収納されるので、切削粉71は常に内部空間の内方側に
向けて流れることになる。ボックス部78内に切削粉7
1が溜ると、矢印Mに示すようにボックス部78を案内
部79から引抜いて切削粉71を捨てる。なお、主軸2
6の近傍から加工部にエアーを噴出させて常にエアーブ
ローをすれば、切削粉71が加工部に堆積しないので好
ましい。
【0045】本実施形態によれば、テーブル5の下部に
ボックス部78を収納するためのスペースを確保し、機
械加工によりテーブル5上で発生して堆積する切削粉7
1を自然に落下させてボックス部78に収納できるの
で、動力を使わない簡単な構造で切削粉71を効果的に
テーブル5から除去することができる。また、切削粉除
去の手段をテーブル5の下部のスペースにコンパクトに
設置することができるので工作機械自体が大型化するこ
とはなく、コストも低減できる。また、第1の傾斜部材
110とテーブル5,及び第2の傾斜部材111とサポ
ート材118とがそれぞれオーバラップするところに
は、シール部材113,116,122を設けて内部空
間を密封しているので、切削粉71が工作機械1の外部
に漏れ出ることはなく、周囲の環境を汚染することはな
い。なお、本実施形態の切削粉除去手段に加えて、切削
粉を吸引して除去する真空動作式の切削粉捕集装置を設
けてもよい。
【0046】また、切削粉71を除去するために、ボッ
クス部78に代えてチップコンベア(図示せず)を設置
してもよい。この場合には、チップコンベアの供給口
(即ち、切削粉受入れ部)をテーブル5の直下に設置
し、工作機械の近傍に切削粉貯留用のチップボックスを
設置する。テーブル開口部72を通って落下する切削粉
71は、チップコンベアの供給口に受入れられた後、チ
ップコンベアによりチップボックスまで搬送されてここ
で貯留される。このようにすれば、テーブル上で発生し
て堆積する切削粉を、動力を使わないで自然に落下させ
てチップコンベア供給口に送り込むことができる。供給
口に入った切削粉71はチップコンベアにより連続的に
チップボックスまで搬送されるので、工作機械の自動運
転が可能になる。
【0047】本発明の位置決め装置は機械加工を行う場
合のほか、テーブル上の被処理物の組立,塗装,搬送又
は測定などの処理作業を行う産業用ロボットにも適用す
ることができる。また、テーブル5上に被処理物を着脱
可能に載置し、エンドプレート24にタッチセンサ又は
レーザ発振器を取付ければ、それぞれ三次元測定用の測
定器又はレーザ加工機として使用することもできる。な
お、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0048】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、工
作機械など位置決め装置の各構成部材の水平度,垂直度
を精密に設定しなくても、テーブルの位置をパラレルメ
カニズム機構の直交座標系に容易に且つ高精度で一致さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図10は本発明の実施形態の一例を示
す図で、図1は工作機械の側面構造図である。
【図2】工作機械の正面構造図である。
【図3】工作機械を説明するための概略図である。
【図4】ユニット機構の上部を示す部分断面構造図であ
る。
【図5】ユニット機構の上部を下から見た底面図であ
る。
【図6】図2のVI−VI線による平面図である。
【図7】図1のVII部拡大断面図である。
【図8】図7のVIII 線平面図である。
【図9】図8のIX線矢視図で一部を断面で示してい
る。
【図10】テーブルの平面図である。
【符号の説明】
1 工作機械(位置決め装置) 1a 床面 2 柱 3 天井部材 4 ワーク(被処理物) 5 テーブル 12 テーブル支持装置 13 フレーム 20 アーム 21 上端の連結部材 22 下端の連結部材 23 リンク機構(脚) 24 エンドプレート(可動部材) 25 駆動側部材 26 主軸 27 主軸頭 70 横桁部材 77 横方向突出部 80 第1のねじ機構 81 昇降手段 82 第2のねじ機構 83 回動手段 106 挟持用ボルト(第2のねじ機構) Z軸 縦軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも三本の脚を有し、この脚に取
    付けられた可動部材を前記脚の移動により直交座標系に
    基づいて空間で移動させて被処理物を処理する位置決め
    装置であって、 前記脚を支持するフレームと、このフレームに取付けら
    れ、前記被処理物が着脱可能に取付けられるテーブル
    と、前記直交座標系に一致するように、前記テーブルの
    傾き及び周方向位置をそれぞれ調整するテーブル支持装
    置とを備えたことを特徴とする三本の脚を有する位置決
    め装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも三本の脚を有し、この脚に取
    付けられた可動部材を前記脚の移動により直交座標系に
    基づいて空間で移動させ、前記可動部材に設けられた主
    軸頭の主軸を回転させてワークを加工する工作機械であ
    って、 前記脚を支持する天井部材を上部に有して床面上に立設
    されたフレームと、 前記天井部材と前記床面との間に配設されて前記フレー
    ムに略水平方向に取付けられ、前記ワークが着脱可能に
    載置されるテーブルと、 前記直交座標系に一致するように、前記テーブルの傾
    き,及び前記直交座標系の縦軸まわりの周方向位置をそ
    れぞれ調整するテーブル支持装置とを備えたことを特徴
    とする三本の脚を有する工作機械。
  3. 【請求項3】 前記フレームは、前記床面上に立設され
    た複数の柱と、この柱の上部に固定され、略水平方向に
    配設されて前記脚を支持する前記天井部材と、この天井
    部材と前記床面との間に配設されて前記柱と柱の間に略
    水平方向に掛け渡された複数の横桁部材とを備え、 前記テーブル支持装置は、前記各横桁部材に移動可能に
    取付けられるとともに第1のねじ機構を介して前記テー
    ブルの横方向突出部を昇降させて前記テーブルの傾きを
    調整する昇降手段と、前記各横桁部材に取付けられて前
    記昇降手段を両側から第2のねじ機構により挟持し、前
    記テーブルを前記縦軸まわりに回動させて前記周方向位
    置を調整する回動手段とを備えたことを特徴とする請求
    項2に記載の三本の脚を有する工作機械。
  4. 【請求項4】 前記三本の脚は、二本のアームとこのア
    ームの上端の間及び下端の間にそれぞれ配置された連結
    部材とで四辺形をなす三組のリンク機構により構成さ
    れ、 前記上端の連結部材を駆動側部材を介して移動させるこ
    とにより、前記下端の連結部材に取付けられた前記可動
    部材を空間で平行移動させることを特徴とする請求項2
    又は3に記載の三本の脚を有する工作機械。
JP32976395A 1995-11-25 1995-11-25 三本の脚を有する位置決め装置及び工作機械 Pending JPH09150332A (ja)

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CN115196887A (zh) * 2022-06-07 2022-10-18 深圳南玻科技有限公司 喷涂设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115196887A (zh) * 2022-06-07 2022-10-18 深圳南玻科技有限公司 喷涂设备
CN115196887B (zh) * 2022-06-07 2024-02-23 深圳南玻科技有限公司 喷涂设备

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