JPH09149724A - 排出オーガの無線操縦操作装置 - Google Patents

排出オーガの無線操縦操作装置

Info

Publication number
JPH09149724A
JPH09149724A JP30882095A JP30882095A JPH09149724A JP H09149724 A JPH09149724 A JP H09149724A JP 30882095 A JP30882095 A JP 30882095A JP 30882095 A JP30882095 A JP 30882095A JP H09149724 A JPH09149724 A JP H09149724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
discharge auger
auger
discharging
paddy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30882095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tamiya
宏 田宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP30882095A priority Critical patent/JPH09149724A/ja
Publication of JPH09149724A publication Critical patent/JPH09149724A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインのグレンタンクからトラック等へ
籾の排出作業をする排出オーガを遠隔操作する。 【解決手段】 刈り取り、選別後の籾を貯留するグレン
タンク3を備え、このグレンタンク3より排出するため
の排出オーガ19を水平回動及び昇降回動自在にするコ
ンバインにおいて、前記排出オーガ19の回動を操作す
る操作レバー11と排出オーガ19により籾を排出駆動
する排出スイッチ12を備える無線操縦操作装置10を
用いて籾の排出の遠隔操作を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインのグレ
ンタンクからトラックの荷台等へ籾の排出作業をする排
出オーガの操作構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンバインの座席後部にグレ
ンタンクを配置し、穀稈を刈り取り、脱穀し、選別した
後の精粒をグレンタンクに貯留し、グレンタンクがいっ
ぱいになったり、その圃場の刈り取りが終了すると、排
出オーガによって、トラックの荷台や乾燥機等に排出し
ていた。この排出オーガはグレンタンクの側部に回動基
部を設け、排出オーガを上下に回動したり、左右に回動
させて、任意の位置へ排出オーガの排出口を移動できる
ようにしており、これらの操作は運転部における操作レ
バー等を操作することで行っていた。このような従来技
術においては、前記排出オーガの操作方法は、機体に搭
乗しているオペレーターによって圃場外に駐車している
トラックの荷台に向けて排出オーガを回動させて、排出
位置を決定して籾の排出を行っていた。その操作を機体
に搭乗しているオペレーターが行っており、オペレータ
ーからはトラックの荷台内部における籾の状態を把握す
ることが困難であり、排出オーガの先端をどの位置にセ
ットすれば良いのか判断しづらいものであった。その為
に、トラックの荷台の近辺にいる補助作業者の指示に従
って排出オーガを操作して適切位置まで回動させてお
り、意思の疎通が上手く行かずに排出オーガをセットす
るのに時間がかかるものとなっていた。そこで、排出オ
ーガの先端に操作スイッチを設けて、操作できるように
した技術が公知となっている。例えば、実開昭63−9
2537号の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記技術では
オペレーターにより単独作業ができるが、オペレーター
自身が機体より降りて排出オーガの排出口の位置まで移
動し、排出された籾の山の中で操作することになり、歩
き辛く、埃っぽく、手の届かない位置からでは、本機に
戻って操作する必要があり、大変面倒な作業となってい
た。また、コンバインにタンク車を伴走させて籾を同時
に回収する作業の場合も、排出口の位置調整が難しかっ
た。従って、この排出オーガの操作を簡単に速やかに行
える構成のものが望まれてきた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、刈り取り、脱穀、選別後の
籾を貯留するグレンタンクを備え、このグレンタンクよ
り排出するための排出オーガを水平回動及び昇降回動自
在に配置したコンバインにおいて、前記排出オーガの回
動操作と、排出オーガにより籾を排出する排出操作と
を、無線操縦操作装置により遠隔操作可能にしたもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1はコンバインの側面図、図2は同じくトラック
の荷台に籾を放出するコンバインの平面図、図3は排出
オーガの動力伝達構成を示すスケルトン図、図4は本発
明の無線操縦操作装置の正面図、図5は制御ブロック図
である。
【0006】まず、図1を用いてコンバインの全体構成
を説明する。クローラー式走行装置1に機体フレーム2
を載置し、この機体フレーム2の進行方向右側前部に運
転部Aを配置し、この運転部Aには運転シート50を配
設し、この運転シート50の前部にフロントコラム51
を立設している。このフロントコラム51の上面にはグ
レンタンク3内部の籾の量を検知して表示するタンクシ
グナル54を配設し、走行操作を行う操作レバー52を
上方へ突出している。前記運転シート50の側方にはサ
イドコラム55を立設し、上面に主変速レバー53や作
業レバー等を突出している。機体フレーム2の進行方向
左側前方に引起し・刈取装置Bを配置して、穀稈を引き
起して株元を刈刃によって刈り取り、搬送装置によって
後方へ搬送する。引起し・刈取装置Bの後部には脱穀装
置Dが配置され、搬送装置によって搬送された穀稈の株
元を図示せぬフィードチェーンによって挟持して後方へ
搬送しながら、扱胴6によって脱粒する。
【0007】次に、前記脱穀装置Dを用いて脱粒した籾
の搬送構成について図3に示すスケルトン図を用いて説
明する。前記エンジンEの左右方向に出力軸20を突出
し、左端より突出する出力軸20よりプーリー、ベルト
を介して、機体前部に配設する引起し・刈取装置Bに動
力を伝達すると同時に、脱穀装置D内の扱胴6等に駆動
力を伝達する駆動軸21に動力を伝達している。この駆
動軸21には、ベベルギア等を介して平行処理胴22、
及び扱胴6を駆動している。一方、前記駆動軸21に
は、プーリー及びベルトを介して後方に動力を伝達し、
唐箕23、第一コンベア24、選別装置C、第二コンベ
ア25等を駆動している。前記第一コンベア24により
搬送される籾は揚穀コンベア26を介してグレンタンク
3内部に搬送している。前記第二コンベア25終端部
に、還元コンベア27を連結して平行処理胴22に二番
物を投入しており、再度選別を行っている。
【0008】そして、図1に示す様に、前記グレンタン
ク3内の下部には排出コンベア16が前後方向に設けら
れ、この排出コンベア16の後端には横コンベア17の
始端部を連通し、この横コンベア17の終端部を縦コン
ベア18の下端に連通されている。この縦コンベア18
の上部は排出オーガ19の回動基部が連通され、上下左
右に回動可能に設けられている。この排出オーガ19の
先端部下面に排出口9を形設している。各コンベア16
・17・18と排出コンベア19は円筒状のパイプであ
り、内部にスクリューを嵌挿している。
【0009】そして、図3に示す様に、前記エンジンE
の右側に突出する出力軸20の出力プーリー20aを嵌
合し、ベルト28を介して後方に動力を伝達し、後方に
横設する連動軸29に動力を伝達し、この連動軸29の
端部にベベルギア31を嵌合し、前記排出コンベア16
の回動軸16aの前端部に嵌合するベベルギア32に噛
合して、エンジンEの動力を排出コンベア16に伝達し
ている。各コンベア16・17・18と排出オーガ19
内部の各スクリューは回動軸16a・17a・18a・
19aの外周面に固設されている。各回動軸16a・1
7a・18a・19aは、ベベルギア、チェーンを介し
て連結しており、エンジンEの動力を排出コンベア16
の回動軸16aより順に伝達して行き、排出オーガ19
の回動軸19aを駆動して、グレンタンク3に貯留する
籾を排出している。
【0010】また、前記ベルト28上には、図3に示す
様に、上下方向に回動してベルト28にテンションを与
えるテンションローラー40を配設しており、このテン
ションローラー40はパワーシリンダー42によって上
下に回動するアーム41の一端に枢支されている。前記
パワーシリンダー42は電磁バルブ43の切り換えによ
って伸縮し、ベルト28にテンションを与えることで排
出コンベア16等に動力を伝達し、テンションを外すこ
とで動力の伝達を絶っている。但し、パワーシリンダー
42は電動シリンダーであってもよく、このベルトテン
ション式クラッチは電磁クラッチによって置き換えても
よい。
【0011】次に、前記排出オーガ19の水平回動及び
上下回動する構成について説明する。前記排出オーガ1
9の水平回動は、縦コンベア18の途中部に配設する電
動モーター44の駆動により回動している。この電動モ
ーター44はスイッチの切り換えによって正回転又は逆
回転をし、排出オーガ19を左右両方向に回動できるよ
うにしている。前記排出オーガ19の上下回動は、縦コ
ンベア18の上部に昇降シリンダー45の基端部を枢支
し、他端を排出オーガ19の基部側に枢支して、電磁バ
ルブ46の切り換えにより昇降シリンダー45を駆動す
ることにより上下回動を可能にしている。
【0012】そして、前記排出オーガ19の回動と、排
出駆動を操作する方法として、本発明において無線操縦
操作装置10を用いて遠隔操作を可能にしている。図
4、図5に示す様に、この無線操縦操作装置10は、十
字操作レバー11と排出スイッチ12を配設し、上部に
送信用アンテナ13を突出して送信機としている。そし
て、機体上には、受信アンテナ14を機体任意位置、本
実施例では運転部Aに配設し、サイドコラム55内に受
信アンテナ14に接続した受信機8とコントローラ15
を配設している。このコントローラ15にはパワーシリ
ンダー42の駆動の切り換えを行う電磁バルブ43、昇
降シリンダー45を駆動の切り換えを行う電磁バルブ4
6、電動モーター44の切り換えを行う電磁回路57、
及び受信機8と手動操作するスイッチS1・S2・S3
を接続しており、前記無線操縦操作装置10によって送
信された信号を受信アンテナ14、受信機8にて受信
し、コントローラ15の制御によって所定のアクチュエ
ーター42・44・45を駆動できるようにしている。
【0013】そして、前記無線操縦操作装置10の十字
操作レバー11を上下方向に回動させると、送信用アン
テナ13より受信アンテナ14に信号を送信し、コント
ローラー15を介して昇降シリンダー45を駆動し、例
えば、前記十字操作レバー11を上方に回倒させると昇
降シリンダー45を伸長し、排出オーガ19を上方に回
動している。逆に、十字操作レバー11を下方に回倒す
ることで排出オーガ19を下方に回動させている。ま
た、前記排出オーガ19の回動基部にはリミットスイッ
チを配設しており、このリミットスイッチによって排出
オーガ19が一定角度に達した事を検知すると、昇降シ
リンダー45の伸縮を停止している。
【0014】また、前記十字操作レバー11を左右方向
に傾倒させると、送信用アンテナ13より受信アンテナ
14に信号を送信し、コントローラー15を介して電動
モーター44を正回転又は逆回転を行うようにしてい
る。例えば、前記十字操作レバー11を右方向に回倒さ
せると排出オーガ19を右周りに回動させ、前記十字操
作レバー11を左方向に回倒させると排出オーガ19を
左周りに回動させる。前記排出オーガ19の水平回動す
る平面上にリミットスイッチを配設し、排出オーガ19
の回動を規制して運転部Aやグレンタンク3と干渉する
ことを防いでいる。更に、前記排出スイッチ12をON
にすると電磁バルブ43を切り換えてエンジンEの出力
を排出コンベア16に伝達し、グレンタンク3内部に貯
留する籾を排出オーガ16より排出している。
【0015】この様に構成して、前記タンクシグナル5
4の表示によって、グレンタンク3内部に籾が満載され
ていることをオペレーターに知らせ、刈り取り作業を中
断して図2に示す様に圃場の外部に駐車しているトラッ
クTの側方に移動し、機体を停車させている。そして、
オペレーターが前記無線操縦操作装置10を使用して、
排出オーガ19を回動させるのである。尚、機体の運転
部Aに排出オーガ19を操作する前記スイッチS1・S
2・S3を配設しており、無線操縦操作装置10とを切
り替えて何方か一方を使用する構成にすることもでき、
また、前記無線操縦操作装置10を運転部Aに脱着自在
に配設することで、本機側の操作レバーを省くこともで
きる。また、コンバインにタンク車を伴走させて、刈取
作業と籾の回収作業を同時に行うときにも、前記無線操
縦操作装置を利用できる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。即ち、コンバイン
の籾排出する為の作業を、機体から離れて遠隔操作を可
能としたことで、コンバインを移動して排出位置を合わ
せることが少なくなり、排出オーガの排出位置の、良く
見える位置に移動して操作でき、所定位置への排出オー
ガの移動が簡単にでき、そのセットする時間も短縮する
ことができる。その為に、グレンタンク容量の少ない中
型の機種を使用して籾排出回数が多くなっても、排出作
業の能率がアップし、中型のコンバインによる大区画圃
場への対応を可能にしている。また、グレンタンクの小
さいコンバインを使用すると機体の軽量化を図ることが
でき、湿田適応性を増す構成にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】トラックの荷台に籾を放出するコンバインの平
面図である。
【図3】排出オーガの動力伝達構成を示すスケルトン図
である。
【図4】本発明の無線操縦操作装置の正面図である。
【図5】制御ブロック図である。
【符号の説明】
3 グレンタンク 10 無線操縦操作装置 11 操作レバー 12 排出スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈り取り、脱穀、選別後の籾を貯留する
    グレンタンクを備え、このグレンタンクより排出するた
    めの排出オーガを水平回動及び昇降回動自在に配置した
    コンバインにおいて、前記排出オーガの回動操作と、排
    出オーガにより籾を排出する排出操作とを、無線操縦操
    作装置により遠隔操作可能にしたことを特徴とする排出
    オーガの無線操縦操作装置。
JP30882095A 1995-11-28 1995-11-28 排出オーガの無線操縦操作装置 Pending JPH09149724A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30882095A JPH09149724A (ja) 1995-11-28 1995-11-28 排出オーガの無線操縦操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30882095A JPH09149724A (ja) 1995-11-28 1995-11-28 排出オーガの無線操縦操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09149724A true JPH09149724A (ja) 1997-06-10

Family

ID=17985709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30882095A Pending JPH09149724A (ja) 1995-11-28 1995-11-28 排出オーガの無線操縦操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09149724A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252290A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Kubota Corp コンバインにおける穀粒排出用オーガの位置制御装置
JP2010075056A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバイン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252290A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Kubota Corp コンバインにおける穀粒排出用オーガの位置制御装置
JP2010075056A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバイン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5801546B2 (ja) コンバイン
JP5020596B2 (ja) コンバイン
JP5797890B2 (ja) コンバイン
CN107072150B (zh) 联合收割机
JPH09149724A (ja) 排出オーガの無線操縦操作装置
CN115826567A (zh) 自动行驶方法、作业车辆以及自动行驶系统
JP5507204B2 (ja) コンバイン
JP2001231346A (ja) 乗用コンバインにおけるグレンタンク系の操作盤構造
JP3833983B2 (ja) コンバイン
JP3880223B2 (ja) コンバインにおける刈取制御装置
JP7089704B2 (ja) コンバイン
JP4608952B2 (ja) コンバイン
CN110313309B (zh) 收割机
JP4085764B2 (ja) コンバイン
JP3766317B2 (ja) コンバイン
JP4438911B2 (ja) コンバイン
JP3486920B2 (ja) コンバインにおける前処理部の伝動装置
JP2004113192A (ja) コンバイン
JP4101953B2 (ja) コンバイン
JP3567557B2 (ja) コンバイン
JP2007244212A (ja) コンバイン
JPH11266683A (ja) コンバインの排出オーガの回動制御構成
JP5503475B2 (ja) コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置
CN116916743A (zh) 自动驾驶方法、联合收割机以及自动驾驶系统
KR20120044881A (ko) 콤바인