JPH09149653A - 交流電源装置、マスタ機専用の交流電源装置およびスレーブ機専用の交流電源装置 - Google Patents

交流電源装置、マスタ機専用の交流電源装置およびスレーブ機専用の交流電源装置

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JPH09149653A
JPH09149653A JP7328165A JP32816595A JPH09149653A JP H09149653 A JPH09149653 A JP H09149653A JP 7328165 A JP7328165 A JP 7328165A JP 32816595 A JP32816595 A JP 32816595A JP H09149653 A JPH09149653 A JP H09149653A
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power supply
output
voltage
circuit
signal
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JP7328165A
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Inventor
Chuichi Aoki
忠一 青木
Kunitoshi Tazume
國利 田爪
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流電源装置の並列運転時に交流電源装置間
に横流が流れない交流電源装置を提供することを目的と
するものである。 【解決手段】 並列運転する他の交流電源装置における
出力電圧信号と基準電圧信号とのいずれか一方の信号
と、出力電圧信号との差の電圧である誤差電圧信号を電
圧制御回路が出力し、負荷電流値を交流電源装置の並列
接続台数nで除算した基準電流値を除算器が出力し、他
の交流電源装置における除算器が出力する基準電流値
と、主回路の出力電流値との差に対応する電圧である誤
差電流信号を電流制御回路が出力し、誤差電圧信号と誤
差電流信号とのうちいずれか一方の信号に応じて主回路
を制御するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電源とインバ
ータとで構成される交流電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の交流電源装置APS5の
単独運転時における回路を示す図である。
【0003】交流電源装置APS5は、直流電源DSP
5とインバータINV5とで構成され、負荷Lに交流電
力を供給するものである。インバータINV5は、主回
路501と、PWM回路502と、スイッチ回路503
と、電圧制御回路504と、基準電圧回路505と、出
力電圧検出回路506とを有する。
【0004】次に、交流電源装置APS5を単独運転す
る場合の動作について説明する。
【0005】交流電源装置APS5において、電圧制御
回路504が出力する電圧制御信号Vsigを、スイッ
チ回路503が選択し、そのまま出力するように設定さ
れている。
【0006】電圧制御回路504は、基準電圧回路50
5が出力する基準電圧信号Vsinと、出力電圧検出回
路506が出力する出力電圧信号Voutとを入力し、
主回路501の出力電圧が基準電圧信号Vsinと相似
となるように制御する電圧制御信号Vsigを、スイッ
チ回路(第2の選択回路)503へ出力する。スイッチ
回路503は、上記のように電圧制御信号Vsigを選
択し、そのままPWM回路502に出力する。PWM回
路502は、入力した電圧制御信号Vsigを、主回路
501に使用されている半導体スイッチを制御するスイ
ッチ制御信号Vpwmに変換する。
【0007】主回路501は、PWM回路502が出力
したスイッチ制御信号Vpwmによって制御され、直流
電源DSP5の直流電圧Vdcを交流電圧Vacに変換
する回路であり、直流電圧Vdcを交流の基準電圧信号
Vsinに相似な交流電圧Vacに変換し、負荷Lへ交
流電力を供給する。
【0008】図5は、従来の交流電源装置APS5と、
この交流電源装置APS5と同じ交流電源装置APS6
とを並列運転する場合における回路を示す図である。
【0009】交流電源装置APS6の構成要素は、交流
電源装置APS5の構成要素と同じであり、交流電源装
置APS5の構成要素に付した500番代の符号の下1
桁と、交流電源装置APS6の構成要素に付した600
番代の符号の下1桁とが同じ構成要素は互いに同じもの
である。
【0010】交流電源装置APS6は、直流電源DSP
6とインバータINV6とで構成され、負荷Lに交流電
力を供給するものである。インバータINV6は、主回
路601と、PWM回路602と、スイッチ回路603
と、電圧制御回路604と、基準電圧回路605と、出
力電圧検出回路606とを有するものである。
【0011】次に、図5に示すように、従来の交流電源
装置APS5と交流電源装置APS6とを並列運転する
場合の動作を説明する。
【0012】ここで、交流電源装置APS5をマスタ機
とし、交流電源装置APS6をスレイブ機とし、これら
交流電源装置APS5とAPS6とを並列運転する。こ
の場合、マスタ機APS5の端子T51、T52が、そ
れぞれスレイブ機APS6の端子T62、T61と予め
接続され、マスタ機APS5のスイッチ回路503は、
電圧制御回路504の電圧制御信号Vsigを選択し、
出力するように設定され、また、スレイブ機APS6の
スイッチ回路603は、マスタ機APS5の電圧制御回
路504の電圧制御信号Vsigを選択し、出力するよ
うに設定されている。
【0013】マスタ機APS5は、単独運転時と同じ動
作を行い、基準電圧信号Vsinと相似な交流電圧Va
cを発生し、負荷Lへ交流電力を供給するととともに、
電圧制御信号Vsigをスレイブ機APS6へ出力す
る。
【0014】一方、スレイブ機APS6では、マスタ機
APS5からの電圧制御信号Vsigを、端子T52、
T61を介して入力し、スイッチ回路603は、マスタ
機APS5からの電圧制御信号Vsigを選択するよう
に設定されているので、電圧制御信号Vsigを選択
し、PWM回路602ヘ出力する。PWM回路602
は、電圧制御信号Vsigを、主回路601を制御する
スイッチ制御信号Vpwmに変換し、主回路601へ出
力する。主回路601は、スイッチ制御信号Vpwmに
よって制御され、直流電源210の直流電圧Vdc’を
基準電圧信号Vsinに相似な交流電圧Vac(すなわ
ちマスタ機APS5の出力電圧に等しい交流電圧)に変
換し、マスタ機APS5の出力とともに負荷Lへ電力を
供給する。
【0015】上記のようにして、交流電源装置APS5
を、単独運転、並列運転の両モードで動作させている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の交流電源装
置では、並列運転時に、マスタ機APS5の電圧制御信
号Vsigによってスレイブ機APS6を制御している
ので、マスタ機APS5、スレイブ機APS6の各PW
M回路502、602の入力信号が一致し、PWM回路
502、602の出力信号である両スイッチ制御信号V
pwmも互いに一致する。
【0017】しかし、マスタ機APS5、スレイブ機A
PS6の各直流電源DSP5、DSP6の直流電圧値に
差がある場合、または、マスタ機APS5の主回路50
1に使用している半導体スイッチと、スレイブ機APS
6の主回路601に使用している半導体スイッチとの間
で、スイッチング時の立ち上がり時間や導通時の抵抗値
等の特性に差がある場合には、インバータINV5、I
NV6の各出力電圧の位相や電圧が互いに一致せずに、
差が生じる。この差は、交流電源装置APS5とAPS
6との間に横流を発生させ、この横流によって、交流電
源装置APS5、APS6の損失が増加するという問題
がある。
【0018】さらに、この横流によって、出力電流がア
ンバランスになるので、並列運転されている交流電源装
置APS5、APS6のうちの1台の交流電源装置の出
力電流が、交流電源装置の定格電流を越える場合には、
他の交流電源装置に電流の余裕があっても、並列運転台
数を増やさないと、負荷Lへ電力を供給することができ
なくなり、交流電源装置を効率的に運用できないという
問題がある。また、上記従来例では、並列運転時のトー
タルコストが増加するという問題もある。
【0019】本発明は、交流電源装置の並列運転時に交
流電源装置間に横流が流れない交流電源装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、並列運転する
他の交流電源装置における出力電圧信号と基準電圧信号
とのいずれか一方の信号と、出力電圧信号との差の電圧
である誤差電圧信号を電圧制御回路が出力し、負荷電流
値を交流電源装置の並列接続台数nで除算した基準電流
値を除算器が出力し、他の交流電源装置における除算器
が出力する基準電流値と、主回路の出力電流値との差に
対応する電圧である誤差電流信号を電流制御回路が出力
し、誤差電圧信号と誤差電流信号とのうちいずれか一方
の信号に応じて主回路を制御するものである。
【0021】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の一
実施例である交流電源装置APS1を示すブロック図で
ある。
【0022】交流電源装置APS1は、直流電源DSP
1とインバータINV1とで構成され、インバータIN
V1は、主回路101と、PWM回路102と、第2の
選択回路103と、電圧制御回路104と、第1の選択
回路105と、基準電圧回路106と、出力電圧検出回
路107と、出力電流検出回路108と、負荷電流検出
回路109と、除算器110と、電流制御回路112
と、スイッチ113と、端子T11〜T16とを有す
る。
【0023】出力電圧検出回路107は、主回路101
の出力電圧Vac1を分圧し、出力電圧信号Vout1
を出力する回路である。出力電流検出回路108は、主
回路101の出力電流と比例する電圧である出力電流値
Iout1を出力する回路である。
【0024】負荷電流検出回路109は、負荷Lに流れ
る交流電流と比例する電圧である負荷電流検出値Ilo
ad1を出力する回路である。除算器110は、負荷電
流検出回路109が出力する負荷電流検出値Iload
1を並列運転台数nで除し、この除した電圧値である基
準電流値Iload1/nを出力する回路である。
【0025】電流制御回路112は、端子T14を介し
て得られる他の交流電源装置における除算器の出力電圧
を基準電流値とし、出力電流検出回路108の出力電圧
である出力電流値との差の電圧を求め、これを増幅し、
誤差電流信号を出力する回路であり、誤差増幅器によっ
て構成されている。
【0026】基準電圧回路106は、正弦波の交流電圧
である基準電圧信号Vsin1を発生する回路である。
第1の選択回路105は、基準電圧回路106が出力し
た基準電圧信号Vsin1と、端子T12を介して得ら
れる他の交流電源装置における出力電圧検出回路の出力
電圧信号とを入力し、そのどちらか一方の電圧を選択し
て出力する回路であり、単独運転時には、基準電圧回路
106が出力する基準電圧信号Vsin1を選択し、そ
のまま出力する回路である。
【0027】電圧制御回路104は、第1の選択回路1
05の出力信号である交流電圧Vsin1と出力電圧検
出回路107が出力した出力電圧信号Vout1との差
である誤差電圧信号Vdifを出力する回路であり、誤
差増幅器によって構成されている。第2の選択回路10
3は、電圧制御回路104の出力信号である誤差電圧信
号と、電流制御回路112の出力信号である誤差電圧信
号とを入力し、そのどちらか一方の信号を選択して出力
する回路であり、単独運転時には、電圧制御回路104
が出力する誤差電圧信号Vdifを選択し、そのまま出
力する回路である。
【0028】PWM回路102は、コンパレータとキャ
リア三角波発生回路とを具備し、第2の選択回路103
の出力信号とキャリア三角波とをコンパレータで比較
し、第2の選択回路103の出力信号をHi−Lo信号に変
換し、スイッチ制御信号Vpwm1を出力する回路であ
り、このHi−Lo信号によって主回路101のスイッチを
駆動する回路である。具体的には、Hi信号のときに主回
路101のスイッチをオン状態にし、Lo信号のときに主
回路101のスイッチをオフ状態にする。
【0029】主回路101は、PWM回路102が出力
したスイッチ制御信号Vpwm1に応じて、直流電圧V
dc1を交流電圧Vac1に変換する回路であり、半導
体スイッチとローパスフィルタとで構成されている。
【0030】スイッチ113は、単独運転時にオン状態
にセットされるスイッチである。
【0031】次に、交流電源装置APS1の単独運転時
の動作について説明する。
【0032】まず、交流電源装置APS1の単独運転時
には、第1の選択回路105は、基準電圧回路106が
出力する基準電圧信号Vsin1を選択させ、そのまま
出力し、第2の選択回路103は、電圧制御回路104
の誤差電圧信号Vdifを選択させ、そのまま出力し、
スイッチ113はオン状態である。
【0033】電圧制御回路104では、基準電圧信号V
sin1と出力電圧検出回路107が出力する出力電圧
信号Vout1とを入力し、出力電圧が基準電圧信号V
sin1と相似になるように制御するための誤差電圧信
号Vdifを、第2の選択回路103へ出力する。第2
の選択回路103は、誤差電圧信号Vdifを選択し、
PWM回路102へ出力し、PWM回路102は、誤差
電圧信号Vdifを、主回路101に使用している半導
体スイッチを制御できるスイッチ制御信号Vpwm1に
変換する。主回路101は、スイッチ制御信号Vpwm
1によって、直流電源DSP1の出力である直流電圧V
dc1を、基準電圧信号Vsin1に相似な交流電圧V
ac1に変換し、スイッチ113を介して負荷Lへ交流
電力を供給する。
【0034】図2は、交流電源装置APS1と、この交
流電源装置APS1と同様の交流電源装置APS2とを
並列運転させている状態を示すブロック図である。
【0035】交流電源装置APS2は、直流電源DSP
2とインバータINV2とで構成され、インバータIN
V2は、主回路201と、PWM回路202と、第2の
選択回路203と、電圧制御回路204と、第1の選択
回路205と、基準電圧回路206と、出力電圧検出回
路207と、出力電流検出回路208と、負荷電流検出
回路209と、除算器210と、電流制御回路212
と、スイッチ213と、端子T21〜T26とを有す
る。
【0036】次に、上記実施例における並列運転の動作
原理について説明する。
【0037】まず、並列運転時の動作原理を説明する。
並列運転時には、交流電源装置APS1、APS2のう
ちの1台をマスタ機、残りの1台をスレイブ機とする。
そして、並列接続時に交流電源装置APS1とAPS2
との間に過電流が流れるのを防ぐために、並列接続前
に、マスタ機の出力電圧にスレイブ機の出力電圧が一致
するように、スレイブ機の出力電圧を制御し、両出力電
圧が一致した後に、並列接続を行う。
【0038】さらに、並列接続と同時に、スレイブ機の
制御モードを変化させ、出力電流が負荷電流の1/n
(nは並列運転台数)となるように電流を制御し、これ
によって、マスタ機の出力電圧とスレイブ機の出力電圧
とを一致させながら、それぞれの出力電流を、負荷電流
の1/nになるように制御し、これによって、横流が流
れないようにしている。
【0039】次に、上記実施例において、交流電源装置
APS1をマスタ機とし、交流電源装置APS2をスレ
イブ機として、交流電源装置APS1とAPS2とを2
台並列運転する場合について、具体的に説明する。
【0040】まず、端子T11とT22、T13とT2
4、T16とT26を接続し、端子T15と負荷Lとを
接続し、スイッチ113、213をオフ状態にする。ま
た、マスタ機APS1の第1、第2の選択回路105、
103は、単独運転時と同じ動作をし、スレイブ機AP
S2の第1の選択回路205は、端子T22を介して入
力するマスタ機APS1の出力電圧信号Vout1を選
択し、出力し、第2の選択回路203は、マスタ機AP
S1の主回路101の出力電圧Vac1とスレイブ機A
PS2の主回路201の出力電圧Vac1’とが同じに
なるまでは電圧制御回路204の出力Vdifを選択
し、その後は誤差電流信号Idifを出力するように設
定される。
【0041】マスタ機APS1は、出力電圧が常に一定
電圧になるように制御するため、単独運転時と同じ動作
を行い、さらに、出力電圧信号Vout1を、端子T1
1を介して、スレイブ機APS2へ出力するとともに、
負荷電流を検出してスレイブ機APS2の基準電圧とな
る信号を作成する。したがって、マスタ機APS1の負
荷電流検出回路109は負荷電流を検出し、負荷電流検
出値Iload1を除算器110へ出力し、除算器11
0は、並列運転台数n(この場合は2)で、負荷電流検
出値I1oad1を除し、基準電流値I1oad1/2
を端子T13を介してスレイブ機APS2へ出力する。
【0042】一方、スレイブ機APS2の第1の選択回
路205は、端子T11、T22を介して入力したマス
タ機APS1の出力電圧信号Vout1を選択し、電圧
制御回路204へ出力し、電圧制御回路204では、マ
スタ機APS1の出力電圧信号Vout1と出力電圧検
出回路207の出力電圧信号Vout1’とを入力し、
出力電圧信号Vout1と出力電圧信号Vout1’と
の差の信号である誤差電圧信号Vdifを第2の選択回
路203へ出力する。
【0043】第2の選択回路203は、マスタ機APS
1の主回路101の出力電圧Vac1とスレイブ機AP
S2の主回路201の出力電圧Vac1’とが同じにな
るまでは、電圧制御回路204の出力Vdifを出力し
(その後は、誤差電流信号Idifを出力し)、PWM
回路202ヘ送る。PWM回路202は、第2の選択回
路203の出力信号を、主回路201の半導体スイッチ
を制御するためのスイッチ制御信号Vpwm1’に変換
する。主回路201は、スイッチ制御信号Vpwm1’
によって、直流電圧Vdc1’をマスタ機APS1の出
力電圧と等しい交流電圧Vac1に変換する。
【0044】この直後、スイッチ113、213をオン
させ、マスタ機APS1とスレイブ機APS2とを電気
的に接続し、さらに、スレイブ機APS2の制御モード
を変えるため、第2の選択回路203の出力を、誤差電
圧信号Vdifから、誤差電流信号Idifになるよう
に変更させる。
【0045】この場合、スレイブ機APS2の出力電圧
は、ケーブル接続後に、各装置を運転させた瞬時に、マ
スタ機APS1の出力電圧に一致する。この時間は、数
ms以内と考えられ、したがって、運転と同時にタイマ
を動作させ、たとえば1s後に第2の選択回路の出力を
電圧制御信号から電流制御信号に変更する。
【0046】誤差電流信号Idifは、マスタ機APS
1で作成した基準電流値I1oad1/2と、出力電流
検出回路208の出力電流値Iout1’とが一致する
ように制御するための信号であり、端子T13、T24
を介して得た基準電流値Iout1/2と出力電流値o
ut1’とによって、電流制御回路212が作成され
る。
【0047】よって、マスタ機APS1とスレイブ機A
PS2との電気的な接続後は、スレイブ機APS2の出
力電流は、基準電流値I1oad1/2に一致するよう
に制御するので、マスタ機APS1とスレイブ機APS
2との間には、横流は流れない。
【0048】なお、PWM回路102、202は、たと
えば三角波や鋸歯状波等のキャリア波を発生する回路と
比較器とによって構成され、入力信号とキャリア波とを
比較することによって、入力信号の絶対値に比例した幅
を有するパルスを発生する回路である。
【0049】上記実施例では、2台の並列運転を例にと
って説明したが、スレイブ機APS2が2台以上設置さ
れた場合でも、並列運転が可能で、各装置間に横流が流
れない。
【0050】上記実施例においては、単独運転と並列運
転動作とが可能であり、しかも、各装置の直流電源の直
流電圧に差があったり、各装置に使用している半導体ス
イッチの特性に差があっても、並列運転時に交流電源装
置間に横流が流れない。
【0051】図3は、本発明の他の実施例を示すブロッ
ク図であり、マスタ機専用の交流電源装置APS3と、
スレイブ機専用の交流電源装置APS4とを並列運転さ
せている状態を示す図である。
【0052】マスタ機専用の交流電源装置APS3は、
直流電源DPS3とインバータINV3とで構成され、
インバータINV3は、主回路301と、PWM回路3
02と、電圧制御回路304と、基準電圧回路306
と、出力電圧検出回路307と、負荷電流検出回路30
9と、除算器310と、端子T31、T32、T33と
を有する。
【0053】つまり、マスタ機専用の交流電源装置AP
S3は、交流の基準電圧信号Vsin1を出力する基準
電圧回路306と、直流電源DPS3の直流電圧Vdc
1を基準電圧信号Vsin1に相似な交流電圧に変換す
る主回路301と、主回路301の出力電圧を分圧した
出力電圧信号Vout1を出力する出力電圧検出回路3
07と、基準電圧信号Vsin1と、出力電圧信号Vo
ut1との差の電圧である誤差電圧信号Vdifを出力
する電圧制御回路304と、負荷Lに流れる負荷電流値
を検出する負荷電流検出回路309と、負荷電流値を交
流電源装置の並列接続台数nで除算した基準電流値Il
oad1/2を出力する除算器310と、誤差電圧信号
vdifに応じて主回路301を制御する電源装置であ
る。
【0054】スレイブ機専用の交流電源装置APS4
は、直流電源DPS4とインバータINV4とで構成さ
れ、インバータINV4は、主回路401と、PWM回
路402と、第2の選択回路403と、電圧制御回路4
04と、出力電圧検出回路407と、出力電流検出回路
408と、電流制御回路412と、スイッチ413と、
端子T41、T42、T43とを有する。
【0055】つまり、スレイブ機専用の交流電源装置A
PS4は、直流電源DPS4の直流電圧Vdc1を交流
電圧に変換する主回路401と、主回路401の出力電
圧を分圧した出力電圧信号Vout1’を出力する出力
電圧検出回路407と、交流電源装置のマスタ機APS
3における出力電圧検出回路307が出力する出力電圧
信号Vout1と、交流電源装置のスレイブ機APS4
における出力電圧信号Vout1’との差の電圧である
誤差電圧信号Vdifを出力する電圧制御回路404
と、主回路401が出力する出力電流値Vac1’を検
出する出力電流検出回路408と、交流電源装置のマス
タ機APS3における除算器310が出力する基準電流
値Iload1/2と、出力電流値Iout1’との差
に対応する電圧である誤差電流信号Idifを出力する
電流制御回路412と、誤差電圧信号Vdifと、誤差
電流信号Idifとのうちいずれか一方の信号を出力す
る第2の選択回路403とを有し、第2の選択回路40
3の出力信号に応じて主回路401を制御する交流電源
装置である。
【0056】次に、図3に示す実施例の動作について説
明する。
【0057】この場合、端子T31とT41、T32と
T42、T33とT43が接続され、また、端子T34
と負荷Lが接続され、スイッチ413はオフ状態であ
る。また、スレイブ交流電源装置APS4の第2の選択
回路403は、電圧制御回路404の誤差電圧信号Vd
ifを選択して出力するように設定されている。
【0058】ここで、マスタ交流電源装置APS3にお
いて、インバータINV3の電圧制御回路304は、基
準電圧回路306の出力である基準電圧信号Vsin1
と出力電圧検出回路307の出力である出力電圧信号V
out1とを入力し、出力電圧が基準電圧信号Vsin
1と相似になるように制御するための誤差電圧信号Vd
ifをPWM回路302へ出力し、PWM回路302
は、誤差電圧信号Vdifを、主回路301に使用して
いる半導体スイッチを制御するスイッチ制御信号Vpw
n1に変換する。主回路301は、スイッチ制御信号V
pwm1によって、直流電源DPS3の出力である直流
電圧Vdc1を、基準電圧信号Vsin1に相似な交流
電圧Vac1に変換し、負荷Lへ交流電力を供給する。
【0059】一方、スレイブ交流電源装置APS4にお
いて、電圧制御回路404は、端子T31、T41を介
して得たマスタ交流電源装置APS3の出力電圧信号V
out1と出力電圧検出回路407の出力電圧信号Vo
ut1’とを入力し、入力信号同士が一致するように制
御するための誤差電圧信号Vdifを第2の選択回路4
03へ出力する。第2の選択回路403は、誤差電圧信
号Vdifを選択してPWM回路402へ出力する。P
WM回路402は、主回路401の半導体スイッチを制
御するためのスイッチ制御信号Vpwm1’に変換す
る。主回路401は、スイッチ制御信号Vpwm1’に
よって、直流電圧Vdc1’を、マスタ交流電源装置A
PS3の出力電圧と等しい交流電圧Vac1に変換す
る。
【0060】この直後、スイッチ413をオンさせ、マ
スタ交流電源装置APS3とスレイブ交流電源装置AP
S4とを電気的に接続し、さらに、スレイブ交流電源装
置APS4の制御モードを変えるために、第2の選択回
路403の出力を、誤差電圧信号Vdifから誤差電流
信号Idifになるように変更させる。誤差電流信号I
difは、マスタ交流電源装置APS3で作成した基準
電流値Iload1/2と出力電流検出回路408の出
力電流値Iout1’とが一致するように制御する信号
であり、端子T33,T43を介して得た基準電流値I
load1/2と出力電流値Iout1’とに応じて、
電流制御回路412で作成される。
【0061】したがって、マスタ交流電源装置APS3
とスレイブ交流電源装置APS4との電気的な接続後
は、スレイブ交流電源装置APS4の出力電流は、基準
電流値Iload1/2に一致するように制御されるの
で、マスタ交流電源装置APS3とスレイブ交流電源装
置APS4との間に横流は流れない。
【0062】図3に示す実施例では、2台の交流電源装
置によって並列運転する場合を説明したが、スレイブ交
流電源装置APS4が2台以上である場合も、上記と同
様に並列運転が可能であり、また、各交流電源装置間に
は、上記と同様に横流が流れない。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、並列運転時に各装置間
に横流が流れないので、横流による損失が発生しないと
いう効果を奏し、また、各交流電源装置の出力電流はア
ンバランスにならずに一致するので、出力電流が定格電
流に一致するまで全ての交流電源装置を運転することが
でき、交流電源装置を効率良く運転することができ、交
流電源装置の並列運転時におけるトータルコストを削減
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である交流電源装置APS1
を示すブロック図である。
【図2】交流電源装置APS1と、この交流電源装置A
PS1と同様の交流電源装置APS2とを並列運転させ
ている状態を示すブロック図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すブロック図であり、
マスタ機専用の交流電源装置APS3と、スレイブ機専
用の交流電源装置APS4とを並列運転させている状態
を示す図である。
【図4】従来の交流電源装置APS5の単独運転時にお
ける回路を示す図である。
【図5】従来の交流電源装置APS5と、この交流電源
装置APS5と同じ交流電源装置APS6とを並列運転
する場合における回路を示す図である。
【符号の説明】
APS1、APS2…交流電源装置、 APS3…マスタ機専用の交流電源装置、 APS4…スレイブ機専用の交流電源装置、 101、201、301、401…主回路、 102、202、302、402…PWM回路、 103、203、303、403…第2の選択回路、 104、204、304、404…電圧制御回路、 105、205、405…第1の選択回路、 106、206、306…基準電圧回路、 107、207、307、407…出力電圧検出回路、 108、208、408…出力電流検出回路、 109、209、309…負荷電流検出回路、 110、210、310…除算器、 112、212、412…電流制御回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流の基準電圧信号を出力する基準電圧
    回路と;直流電源の直流電圧を、上記基準電圧信号に相
    似な交流電圧に変換する主回路と;上記主回路の出力電
    圧を分圧した出力電圧信号を出力する出力電圧検出回路
    と;上記基準電圧信号と、並列運転する他の交流電源装
    置における上記出力電圧信号とのいずれか一方の信号を
    出力する第1の選択回路と;この第1の選択回路の出力
    信号と、上記出力電圧信号との差の電圧である誤差電圧
    信号を出力する電圧制御回路と;負荷に流れる負荷電流
    値を検出する負荷電流検出回路と;上記負荷電流値を交
    流電源装置の並列接続台数nで除算した基準電流値を出
    力する除算器と;上記主回路が出力する出力電流値を検
    出する出力電流検出回路と;他の交流電源装置における
    除算器が出力する基準電流値と、上記出力電流値との差
    に対応する電圧である誤差電流信号を出力する電流制御
    回路と;上記誤差電圧信号と、上記誤差電流信号とのう
    ちいずれか一方の信号を出力する第2の選択回路と;を
    有し、上記第2の選択回路の出力信号に応じて上記主回
    路を制御することを特徴とする交流電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第1の選択回路は、交流電源装置のマスタ機として
    使用するときには、上記基準電圧信号を出力し、交流電
    源装置のスレイブ機として使用するときには、上記並列
    運転する他の交流電源装置における上記出力電圧信号を
    出力する選択回路であり、 上記第2の選択回路は、交流電源装置のマスタ機として
    使用するときには、上記誤差電圧信号を出力し、交流電
    源装置のスレイブ機として使用するときには、上記交流
    電源装置のマスタ機における出力電圧と上記交流電源装
    置のスレイブ機における出力電圧とが同じになるまで、
    上記誤差電圧信号を出力し、その後は上記誤差電流信号
    を出力する選択回路であることを特徴とする交流電源装
    置。
  3. 【請求項3】 交流の基準電圧信号を出力する基準電圧
    回路と;直流電源の直流電圧を、上記基準電圧信号に相
    似な交流電圧に変換する主回路と;上記主回路の出力電
    圧を分圧した出力電圧信号を出力する出力電圧検出回路
    と;上記基準電圧信号と、上記出力電圧信号との差の電
    圧である誤差電圧信号を出力する電圧制御回路と;負荷
    に流れる負荷電流値を検出する負荷電流検出回路と;上
    記負荷電流値を交流電源装置の並列接続台数nで除算し
    た基準電流値を出力する除算器と;を有し、上記誤差電
    圧信号に応じて上記主回路を制御することを特徴とする
    マスタ機専用の交流電源装置。
  4. 【請求項4】 直流電源の直流電圧を交流電圧に変換す
    る主回路と;上記主回路の出力電圧を分圧した出力電圧
    信号を出力する出力電圧検出回路と;交流電源装置のマ
    スタ機における出力電圧検出回路が出力する出力電圧信
    号と、交流電源装置のスレイブ機における出力電圧信号
    との差の電圧である誤差電圧信号を出力する電圧制御回
    路と;上記主回路が出力する出力電流値を検出する出力
    電流検出回路と;交流電源装置のマスタ機における除算
    器が出力する基準電流値と、上記出力電流値との差に対
    応する電圧である誤差電流信号を出力する電流制御回路
    と;上記誤差電圧信号と、上記誤差電流信号とのうちい
    ずれか一方の信号を出力する第2の選択回路と;を有
    し、上記第2の選択回路の出力信号に応じて上記主回路
    を制御することを特徴とするスレイブ機専用の交流電源
    装置。
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