JPH09148152A - イグニッションコイル - Google Patents

イグニッションコイル

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JPH09148152A
JPH09148152A JP7299713A JP29971395A JPH09148152A JP H09148152 A JPH09148152 A JP H09148152A JP 7299713 A JP7299713 A JP 7299713A JP 29971395 A JP29971395 A JP 29971395A JP H09148152 A JPH09148152 A JP H09148152A
Authority
JP
Japan
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terminal
ignition coil
connecting member
conductive
relay terminal
Prior art date
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Application number
JP7299713A
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English (en)
Inventor
Hisao Asai
尚雄 浅井
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イグニッションコイルにおいて局所的な電界
の集中を防止して絶縁破壊の発生を抑制する。 【解決手段】 イグニッションコイル11の収容空間内
16内に2次巻線24が巻回された2次ボビン14を配
設する。2次ボビン14に2次巻線24の高電圧側端末
24aが電気的に接続された中継ターミナル25を固設
する。コイルケース12には一端部に接続端子22が形
成された2次ターミナルを固設する。中継ターミナル2
5と2次ターミナル21とを導電性接着剤により全体が
略楕円球状に形成された導通部26にて接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の点火装
置を構成するイグニッションコイルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のイグニッションコイルを図6及び
図7に示す。図6に示すように、イグニッションコイル
51は、コイルケース52と、同ケース52内に配設さ
れた1次ボビン53、2次ボビン54、出力ターミナル
55、イグナイタ56等を備えている。これら各部材
は、コイルケース52内に充填された絶縁樹脂(図示し
ない)により固定されている。1次ボビン53は前記コ
イルケース52を貫通して設けられたコア57に外嵌さ
れており、更に同ボビン53には前記2次ボビン54が
外嵌されている。2次ボビン54の外周には、2次巻線
58が巻回されている。
【0003】前記コイルケース52には2次ターミナル
キャップ59が一体的に形成されており、その内部には
図示しないハイテンションコードが挿入される接続孔5
9aが形成されている。この接続孔59a内にはハイテ
ンションコードが接続される出力ターミナル55が配設
され、同ターミナル55には前記2次巻線58の高電圧
側端末58aが接続部材60を介して電気的に接続され
ている。
【0004】図7は、この接続部材60と出力ターミナ
ル55との接続部分を拡大して示している。同図に示す
ように、接続部材60には2次巻線58の高電圧側端末
58aが巻回され、ハンダ接合されている。また、接続
部材60には切込み61が形成され、同切込み61内に
出力ターミナル55の一端部が圧入固定されることによ
り、接続部材60と出力ターミナル55との電気的導通
が確保されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】イグニッションコイル
51の作動時において、接続部材60及び出力ターミナ
ル55は高電位(約35000V)の状態となり、前記
接続部材60において切込み61が形成されている部分
等の形状変化が大きい尖端部位には、局所的な電界の集
中が生じる。このように局所的な電界集中(図7におい
て等電位線を一点鎖線にて示す)が生じると、図7に示
すように樹枝状の絶縁破壊路Sが形成されるとともに、
イグニッションコイル51の長期間の使用によりこの絶
縁破壊路Sが徐々に成長する。そして、絶縁破壊路Sが
成長すると前記コイルケース52内に充填された絶縁樹
脂において導電経路が形成される結果、イグニッション
コイル51の電気的性能、或いはその耐用寿命を低下さ
せてしまう虞があった。
【0006】そこで、従来のイグニッションコイル51
では、前記接続部材60等の高電位となる部位と、前記
イグナイタ56或いはコア57等の低電位の部位とを離
間して配置し、絶縁距離を増大させることにより電界の
緩和を図っていた。しかしながら、これはイグニッショ
ンコイル51の大型化を招くこととなり、設計上好まし
いものではなかった。
【0007】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであり、その目的は、イグニッションコイルにおいて
局所的な電界集中を防止して絶縁破壊の発生を抑制する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、コイルケース内に配設され
た2次巻線の高電圧側接続部と、前記コイルケースに固
設された出力ターミナルとを、表面に尖端部位を有しな
い導電性接続部材にて接続したことをその要旨としてい
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
グニッションコイルにおいて、高電圧側接続部は、前記
2次巻線の高電圧側端末部分が電気的に接続された中継
ターミナルからなり、前記導電性接続部材は、前記両タ
ーミナルの尖端部位を覆うようにして両ターミナルを接
続するものであることをその要旨としている。尚、上記
「尖端部位」には、尖った形状を有する部位の他、突起
部、角部、周縁部が含まれる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載のイ
グニッションコイルにおいて、導電性接続部材は、略円
球状をなすことをその要旨としている。請求項4記載の
発明は、請求項2記載のイグニッションコイルにおい
て、導電性接続部材は、導電性接着剤からなることを要
旨としている。
【0011】(作用)請求項1記載の発明によれば、2
次巻線の高電圧側接続部と出力ターミナルとが導電性接
続部材によって接続され、両者の電気的導通が確保され
る。この導電性接続部材は、その表面に尖端部位を有し
ないように形成されている。従って、導電性接続部材の
表面近傍において、局所的な電界集中が防止され絶縁破
壊の発生が抑制される。
【0012】請求項2又は3記載の発明によれば、請求
項1に記載した発明の作用に加え、2次巻線の高電圧側
端末が電気的に接続された中継ターミナルと、出力ター
ミナルとは導電性接続部材により接続され、両者の電気
的な導通が確保される。ここで、導電性接続部材は、前
記両ターミナルの尖端部位を覆うようにして両者を接続
する。従って、導電性接続部材によって覆われた両ター
ミナルの尖端部位には、局所的な電界集中が生じること
がなく、同部位における絶縁破壊が抑制される。
【0013】請求項4記載の発明によれば、請求項2に
記載した発明の作用に加えて、導電性接続部材を導電性
接着剤により形成したため、中継ターミナルと出力ター
ミナルとがより確実に接続されるとともに、その接続が
容易なものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を具体化した実施の形態に
ついて図1及び図2を参照して説明する。図1は本実施
の形態におけるイグニッションコイル11の断面図を示
している。このイグニッションコイル11は、コイルケ
ース12、同ケース12内に配設された、1次ボビン1
3、2次ボビン14、イグナイタ15等を備えている。
前記コイルケース12は合成樹脂により形成され、その
内部には一端側(図1において右側)にて開口する収容
空間16が形成されている。
【0015】コイルケース12の他端側(図1の左側)
には2次ターミナルキャップ17が設けられている。ま
た、コイルケース12の上部には1次ターミナルキャッ
プ18が設けられている。この2次ターミナルキャップ
17及び1次ターミナルキャップ18はいずれもコイル
ケース12と一体的に形成されている。
【0016】前記収容空間16内には絶縁樹脂(図示し
ない)が充填されており、同樹脂により前記1次ボビン
13、2次ボビン14、或いはイグナイタ15等が絶縁
された状態で固定されている。尚、本実施の形態では、
前記絶縁樹脂として、熱硬化性樹脂であり、絶縁性、耐
熱性に優れるとともに、機械的強度の大きいエポキシ樹
脂を用いている。
【0017】前記2次ターミナルキャップ17内にはハ
イテンションコード(図示しない)が挿入される接続孔
19が形成されている。この接続孔19において収容空
間16側の部分は嵌入部20となっており、同嵌入部2
0内には出力ターミナルを構成する金属製の2次ターミ
ナル21が挿入され固定されている。この2次ターミナ
ル21は、一端側が閉塞された略円筒形状をなし、その
内部には前記接続孔19に挿入されたハイテンションコ
ードが嵌入されるようになっている。また、2次ターミ
ナル21の一端側の部分は前記収容空間16内に突出さ
れるとともに、その端部には図2に示すように円柱状の
接続端子22が形成されている。
【0018】前記収容空間16には略角筒形状をなす1
次ボビン13及び2次ボビン14が収容されている。ま
た、コイルケース12には、同ケース12を貫通する環
状のコア23が設けられ、同コア23に前記1次ボビン
13が外嵌されている。この1次ボビン13には1次巻
線(図示しない)が巻回されている。また、1次ボビン
13には2次ボビン14が外嵌されており、同ボビン1
4の外周には2次巻線24が巻回されている。
【0019】前記2次ボビン14には、2次ターミナル
21の接続端子22と対応する位置に金属製の中継ター
ミナル25が固設されている。この中継ターミナル25
は円柱状をなしており、前記2次巻線24の高電圧側端
末24aがハンダ接合により電気的に接続されている。
また、中継ターミナル25は、導電性接続部材としての
導通部26によって前記接続端子22と電気的に接続さ
れている。ここで、導通部26は接続端子22の周縁部
22a及び中継ターミナル25の周縁部25aをそれぞ
れ覆うようにして両者22,25を接続している。
【0020】前記導通部26は、図2に示すように全体
が略楕円球状をなし、導電性接着剤によりその表面が尖
端部位を有しない曲面となるように形成されている。本
実施の形態では、前記導電性接着剤として、熱硬化性樹
脂であるエポキシ樹脂を主成分とし、同樹脂に所定量の
導電性フィラーを含有したものが使用されている。この
導電性フィラーとしては、抵抗率が小さい銀粉が用いら
れている。また、この導電性接着剤は、後述する加熱硬
化工程において硬化するまでは、流動性が極めて小さい
ペースト状となっている。
【0021】前記中継ターミナル25と2次ターミナル
21の接続端子22とを接続する際には、前記収容空間
16内に絶縁樹脂を充填する前の工程において、中継タ
ーミナル25と接続端子22とを図2に示すように近接
した位置に配置した後、中継ターミナル25と接続端子
22とを導通部26となる前記導電性接着剤により接続
する。この際、導電性接着剤の形状を予め略楕円形状と
しておき、その導電性接着剤内部に前記中継ターミナル
25及び接続端子22をそれぞれ圧入して、同接着剤と
両者25,22とを接続する。次に、収容空間16内に
絶縁樹脂を充填する。そして、この絶縁樹脂を加熱硬化
させる工程で、導電性接着剤を同時に加熱し、同接着剤
を一時的に軟化させる。これにより、導電性接着剤は中
継ターミナル25及び接続端子22に対して、より密着
した状態となり、両者25,22の電気的な導通が確実
に確保される。その後、時間とともに硬化反応が促進さ
れ、収容空間16内における絶縁樹脂及び導電性接着剤
は硬化する。そして、絶縁樹脂及び導電性接着剤の硬化
が完了すると、中継ターミナル25と接続端子22とは
導通部26により固定されるとともに、収容空間16内
の各部品は絶縁樹脂によって固定される。
【0022】以上の構成を備えたイグニッションコイル
11の作用について説明する。イグニッションコイル1
1の作動時において、前記2次巻線24には電磁誘導に
より高電圧が発生し、中継ターミナル25、導通部26
を介して2次ターミナル21からハイテンションコード
側に高電圧電流が取り出される。この際、前記導通部2
6は高電位の状態となるが、同導通部26は略楕円球状
をなし、その表面には尖端部位が形成されていないた
め、導通部26の近傍において等電位線(図2の一点鎖
線にて示す)の間隔が密となることがなく、局所的な電
界集中が生じることがない。また、前記接続端子22及
び中継ターミナル25の各周縁部22a,25aは導通
部26によって覆われているため、同周縁部22a,2
5aにも局所的な電界集中が生じることがない。
【0023】以上説明した本実施の形態におけるイグニ
ッションコイル11は以下の効果を奏するものである。 (1)接続端子22及び中継ターミナル25の各周縁部
22a,25aを含めた導通部26の近傍において、局
所的な電界集中が生じることを防止することができ、絶
縁破壊の発生を抑制することができる。
【0024】また、絶縁破壊の発生が抑制されるため、
導通部26と、コア23或いはイグナイタ15等の低電
位部位との絶縁距離を短縮することができ、イグニッシ
ョンコイル11の小型化を図ることができる。更に、前
記絶縁樹脂に要求される耐絶縁性の許容幅が増大するた
め、同樹脂として種々のものが選択できるようになり、
設計上の自由度を増すことができる。
【0025】(2)導通部26を導電性接着剤にて形成
することにより、中継ターミナル25と2次ターミナル
21とを確実に接続することができ、両者25,21の
電気的導通を確保することができる。
【0026】(3)導通部26を導電性接着剤としたた
め、中継ターミナル25と2次ターミナル21とを容易
に接続することができる。従来では、前述したように接
続部材に切込みを形成し、同切込み内に2次ターミナル
を圧入固定しなけらばならず、また、その作業は前記収
容空間16内においてなされるため煩雑なものであっ
た。しかしながら、本実施の形態によれば、中継ターミ
ナル25と2次ターミナル21との接続作業を短縮化す
ることができ、イグニッションコイル11における製造
工程の短縮化を図ることができる。
【0027】(4)本実施の形態では、導通部26を形
成する導電性接着剤を加熱してその粘度を一時的に低下
させることにより、導電性接着剤と、中継ターミナル2
5及び接続端子22とをより密着させ、両者25,22
を電気的に確実に接続するようにした。本実施の形態に
おいて、この導通部26の加熱は絶縁樹脂の加熱硬化工
程において行われるため、導通部26を加熱する工程が
別途必要とならない。その結果、イグニッションコイル
11の製造工程を短縮することができる。更に、絶縁樹
脂の加熱硬化工程の際に、導通部26を形成する導電性
接着剤も同時に硬化させるようにしたため、前記製造工
程を更に短縮することができる。
【0028】尚、本実施の形態は、以下のようにしてそ
の構成を変更して実施することもできる。 (1)本実施の形態では導通部26を形成する導電性接
着剤としてペースト状のものを用いたが、例えば、ハン
ダ材、導電性ゴム等の固体状のものを用いるようにして
もよい。
【0029】この場合には図3に示すように、予め中継
ターミナル25に対して導通部26を固設し、両者2
5,26を電気的に導通させる。また、導通部26には
接続孔26aを予め形成し、2次ボビン14を収容空間
16内に配設する際、この接続孔26a内に2次ターミ
ナル21の接続端子22を挿入する。その後、2次ター
ミナル21を加熱して前記接続孔26aにおける内周壁
の一部を接続端子22の熱により溶融させ、同接続端子
22と接続孔26aの内周壁とを熱圧着する。その結
果、導通部26と2次ターミナル21とが接続され、2
次ターミナル21と中継ターミナル25とは電気的に導
通した状態となる。
【0030】以上のように構成を変更しても、導通部2
6の近傍における局所的な電界集中を防止して絶縁破壊
の発生を抑制することができる。 (2)導通部26の形状は上記実施の形態にて示した略
楕円球状に限定されず、例えば、正円球状であってもよ
い。即ち、図4に示す形状のように、その表面に尖端部
位Aを有しないものであれば、任意の形状であってよ
い。
【0031】(3)上記実施の形態では、導電性接着剤
の主成分としてエポキシ樹脂を選択したが、同樹脂以外
にも、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、シリコン樹脂等を用いることができる。また、導電
性フィラーとしては、銀粉以外に、例えば、カーボン、
グラファイト、銅粉、アルミニウム粉等を用いることが
できる。
【0032】(4)上記実施の形態において、中継ター
ミナル25は2次ボビン14に固設されるものであった
が、導通部26及び収容空間16に充填された絶縁樹脂
によってのみ固定される構成としてもよい。また、中継
ターミナル25を省略し、2次巻線24の高電圧側端末
24aを接続端子22に巻回するとともに、その巻回さ
れた部分を覆うようにして導通部26を設けるようにし
てもよい。
【0033】(5)上記実施の形態において、ホットメ
ルト型の導電性接着剤を用いて前記接続端子22と中継
ターミナル25とを接続するようにしてもよい。この
際、例えば図5に示すように導通部26に尖端部位Aが
形成されることがある。この場合には、2次ターミナル
21を加熱する等の方法により、導通部26を加熱し導
電性接着剤の粘度を低下させることによって、導通部2
6を導電性接着剤の表面張力により図4に示すような尖
端部位を有しない形状にすることができる。
【0034】以上、本発明を具体化した実施の形態につ
いて詳細に説明したが、上記実施の形態から把握される
技術的思想についてその効果とともに以下に記載する。 (a)コイルケース内に配設され、2次巻線の高電圧側
端末が電気的に接続された中継ターミナルと、前記コイ
ルケースに固設された出力ターミナルとを備えたイグニ
ッションコイルの製造方法であって、前記中継ターミナ
ルと出力ターミナルとを流動性を有した熱硬化性の導電
性接着剤にて接続した後、同接着剤を加熱して硬化させ
ることを特徴とするイグニッションコイルの製造方法。
【0035】上記の製造方法によれば、中継ターミナル
と出力ターミナルとを確実に接続して両者の電気的な導
通を確保することができるとともに、その接続作業を容
易なものとすることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、2次巻線
の高電圧側接続部と出力ターミナルとの電気的導通を確
保する導電性接続部材は、その表面に尖端部位を有しな
い形状となっている。従って、導電性接続部材近傍にお
いて、局所的な電界集中を防止し、絶縁破壊の発生を抑
制することができる。
【0037】請求項2又は3記載の発明によれば、上記
効果に加え、導電性接続部材は、中継ターミナル及び出
力ターミナルの尖端部位を覆うようにして両者を電気的
に接続する。従って、その尖端部位において、局所的な
電界集中を防止し、絶縁破壊の発生を抑制することがで
きる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、請求項2に
記載した発明の効果に加え、導電性接続部材を導電性接
着剤により形成したため、中継ターミナルと出力ターミ
ナルとをより確実に接続することができる。加えて、そ
の接続を容易なものとすることができ、接続作業工程の
短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるイグニッションコイルの
断面図。
【図2】導通部近傍を示す拡大部分断面図。
【図3】他の実施の形態における導通部近傍を示す拡大
部分断面図。
【図4】他の実施の形態における導通部近傍を示す拡大
部分断面図。
【図5】他の実施の形態における導通部近傍を示す拡大
部分断面図。
【図6】従来技術におけるイグニッションコイルの断面
図。
【図7】従来技術における接続部材近傍を示す拡大部分
断面図。
【符号の説明】
11…イグニッションコイル、12…コイルケース、2
1…2次ターミナル、24…2次巻線、24a…高電圧
側端末、25…中継ターミナル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルケース内に配設された2次巻線の
    高電圧側接続部と、前記コイルケースに固設された出力
    ターミナルとを、表面に尖端部位を有しない導電性接続
    部材にて接続したことを特徴とするイグニッションコイ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記高電圧側接続部は、前記2次巻線の
    高電圧側端末部分が電気的に接続された中継ターミナル
    からなり、前記導電性接続部材は、前記両ターミナルの
    尖端部位を覆うようにして両ターミナルを接続するもの
    であることを特徴とする請求項1記載のイグニッション
    コイル。
  3. 【請求項3】 前記導電性接続部材は、略円球状をなす
    ことを特徴とする請求項2記載のイグニッションコイ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記導電性接続部材は、導電性接着剤か
    らなることを特徴とする請求項2記載のイグニッション
    コイル。
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