JPH09148090A - 粉体付着物の粉体分離方法と装置 - Google Patents
粉体付着物の粉体分離方法と装置Info
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- JPH09148090A JPH09148090A JP29997895A JP29997895A JPH09148090A JP H09148090 A JPH09148090 A JP H09148090A JP 29997895 A JP29997895 A JP 29997895A JP 29997895 A JP29997895 A JP 29997895A JP H09148090 A JPH09148090 A JP H09148090A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 静電気の作用で粉体が付着している粉体付着
物に対し、粉体の除去が確実に行なえる粉体分離装置を
提供する。 【解決手段】 傾斜角度をもたせた回転ドラム16に対
する後壁17に、ペレット受取りシュート18と排気口
19を設け、ドラム16に対する前壁20に排出シュー
ト21とイオン発生機22を取付け、ドラム16で撹拌
したペレットにイオン発生機22で発生したイオン化エ
アを照射し、静電気を除去して粉体を吹き飛ばし、これ
を除去する。
物に対し、粉体の除去が確実に行なえる粉体分離装置を
提供する。 【解決手段】 傾斜角度をもたせた回転ドラム16に対
する後壁17に、ペレット受取りシュート18と排気口
19を設け、ドラム16に対する前壁20に排出シュー
ト21とイオン発生機22を取付け、ドラム16で撹拌
したペレットにイオン発生機22で発生したイオン化エ
アを照射し、静電気を除去して粉体を吹き飛ばし、これ
を除去する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静電気の作用に
よって表面に粉体が付着した粉体付着物から粉体を除去
するための粉体分離方法と装置に関する。
よって表面に粉体が付着した粉体付着物から粉体を除去
するための粉体分離方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、プラスチック製品の成形工程に
おいて発生する成形不良品やカットしたゲート部分等
は、粉砕機を用いて粉砕し、再度成形に使用するリサイ
クルが行なわれている。
おいて発生する成形不良品やカットしたゲート部分等
は、粉砕機を用いて粉砕し、再度成形に使用するリサイ
クルが行なわれている。
【0003】上記粉砕機は、図5に示すように、上部に
投入口1を有する粉砕機本体2内に回転刃3を設け、該
本体2の下部を固定刃となるパンチング板4とし、本体
2の下部にシュート5を設けた構造になっている。
投入口1を有する粉砕機本体2内に回転刃3を設け、該
本体2の下部を固定刃となるパンチング板4とし、本体
2の下部にシュート5を設けた構造になっている。
【0004】上記のような粉砕機は、回転刃3とパンチ
ング板4との隙間で、切削というよりは押し当てて砕く
という工程で合成樹脂を粉砕し、パンチング板4を通過
したものがペレットになる。
ング板4との隙間で、切削というよりは押し当てて砕く
という工程で合成樹脂を粉砕し、パンチング板4を通過
したものがペレットになる。
【0005】しかし、パンチング板4の孔から回転刃3
で押し当てて砕く方法は、多くの粉体が同時に発生する
粉砕となり、でき上ったペレットには静電気によって粉
体が付着したものとなる。
で押し当てて砕く方法は、多くの粉体が同時に発生する
粉砕となり、でき上ったペレットには静電気によって粉
体が付着したものとなる。
【0006】上記のペレットは、再度成形機にかけら
れ、射出成形品となる。
れ、射出成形品となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、粉体の割合
が多いペレットを成形機のシリンダ部にてヒータで溶解
するとき、粉体は粒体に比べて小体積であるため早く昇
温溶解し、粒体が溶解する時間との間にバラツキが生
じ、早く溶解した粉体は粒体が溶解するまでの時間だけ
余分に熱吸収を続けるため、粉体の一部が炭化し、成形
品の表面に黒点となって表われ、不良品の原因になり、
射出成形においては、ペレットに対する粉体の分離除去
が重要な問題となっている。
が多いペレットを成形機のシリンダ部にてヒータで溶解
するとき、粉体は粒体に比べて小体積であるため早く昇
温溶解し、粒体が溶解する時間との間にバラツキが生
じ、早く溶解した粉体は粒体が溶解するまでの時間だけ
余分に熱吸収を続けるため、粉体の一部が炭化し、成形
品の表面に黒点となって表われ、不良品の原因になり、
射出成形においては、ペレットに対する粉体の分離除去
が重要な問題となっている。
【0008】そこで、ペレットから粉体を除去する従来
の粉体分離装置としては、図6に示すように、穴なし部
6aと抜穴部6bからなる回転ドラム6をフード7で覆
い、ドラム6の下部に粒体収納ホッパー8と、ドラム6
の先端部下部に粉体収納ホッパー9を設け、フード7に
吸引ダクト10を接続したものが用いられている。
の粉体分離装置としては、図6に示すように、穴なし部
6aと抜穴部6bからなる回転ドラム6をフード7で覆
い、ドラム6の下部に粒体収納ホッパー8と、ドラム6
の先端部下部に粉体収納ホッパー9を設け、フード7に
吸引ダクト10を接続したものが用いられている。
【0009】この粉体分離装置は、回転ドラム6内にシ
ュート10aからペレットを投入し、吸引ダクト10で
フード7内を吸引すると、ドラム6の回転で撹拌された
ペレットは抜穴部6bでホッパー8内に落下すると共
に、粉体は撹拌時にペレットから分離し、吸引力によっ
てホッパー9内に収納又はフード7外に取出されること
になる。
ュート10aからペレットを投入し、吸引ダクト10で
フード7内を吸引すると、ドラム6の回転で撹拌された
ペレットは抜穴部6bでホッパー8内に落下すると共
に、粉体は撹拌時にペレットから分離し、吸引力によっ
てホッパー9内に収納又はフード7外に取出されること
になる。
【0010】しかし、ペレットは、撹拌等により静電気
を帯び、粉体を吸着することになるため、撹拌と吸引力
のみによっては、静電気で吸着している粉体を除去する
のは非常に困難であり、ペレットから粉体を確実に分離
させることができないという問題がある。
を帯び、粉体を吸着することになるため、撹拌と吸引力
のみによっては、静電気で吸着している粉体を除去する
のは非常に困難であり、ペレットから粉体を確実に分離
させることができないという問題がある。
【0011】そこで、この発明の課題は、静電気の作用
によって表面に粉体が付着した粉体付着物に対し、静電
気の除去と粉体の除去が確実に行なえる粉体分離方法と
装置を提供することにある。
によって表面に粉体が付着した粉体付着物に対し、静電
気の除去と粉体の除去が確実に行なえる粉体分離方法と
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、静電気により粉体が付着
した粉体付着物にイオン化エアーを吹付け、静電気を除
去すると同時に粉体を吹き飛ばして分離する構成を採用
したものである。
するため、請求項1の発明は、静電気により粉体が付着
した粉体付着物にイオン化エアーを吹付け、静電気を除
去すると同時に粉体を吹き飛ばして分離する構成を採用
したものである。
【0013】請求項2の発明は、粉体付着物を滑動させ
る傾斜シュートの上部にフードを設け、このフードに傾
斜シュート上を滑動する粉体付着物にイオン化エアーを
吹付けるイオン発生機と、フード内と連通する粉体吸引
手段とを設けた構成としたものである。
る傾斜シュートの上部にフードを設け、このフードに傾
斜シュート上を滑動する粉体付着物にイオン化エアーを
吹付けるイオン発生機と、フード内と連通する粉体吸引
手段とを設けた構成としたものである。
【0014】請求項3の発明は、回転ドラムの一端側に
粉体付着物の投入部と他端側に取出部を設け、前記回転
ドラムに対し、何れか一方の端部に該ドラム内の粉体付
着物にイオン化エアーを吹付けるイオン発生機と、他方
の端部に粉体吸引手段を設置した構成を採用したもので
ある。
粉体付着物の投入部と他端側に取出部を設け、前記回転
ドラムに対し、何れか一方の端部に該ドラム内の粉体付
着物にイオン化エアーを吹付けるイオン発生機と、他方
の端部に粉体吸引手段を設置した構成を採用したもので
ある。
【0015】請求項4の発明は、イオン発生機が、筒状
のボディと、このボディの一端側に螺合接続したダクト
管と、前記ボディ内に着脱可能に収納され、ダクト管の
締付けによって本体ボディ内に固定化される筒状の電極
ブロックとからなり、電極ブロックに複数の電極が該電
極ブロックの軸心を挟んで内周面側で対向するように設
けられ、前記ダクト管に内側前方に向けてエアを吹き出
すエアノズルを設けた構成を採用したものである。
のボディと、このボディの一端側に螺合接続したダクト
管と、前記ボディ内に着脱可能に収納され、ダクト管の
締付けによって本体ボディ内に固定化される筒状の電極
ブロックとからなり、電極ブロックに複数の電極が該電
極ブロックの軸心を挟んで内周面側で対向するように設
けられ、前記ダクト管に内側前方に向けてエアを吹き出
すエアノズルを設けた構成を採用したものである。
【0016】ここでイオン発生機は、エア通路を挟んで
プラス電極とマイナス電極が対向し、両電極間での放電
により、通過するエアをイオン化すると共に、エアノズ
ルからのエア噴出によりエア流速を増速し、イオン化エ
アにより静電気の除去と同時に、粉体をエア流によって
除去する。
プラス電極とマイナス電極が対向し、両電極間での放電
により、通過するエアをイオン化すると共に、エアノズ
ルからのエア噴出によりエア流速を増速し、イオン化エ
アにより静電気の除去と同時に、粉体をエア流によって
除去する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【0018】図1に示す第1の実施形態は、粉砕した合
成樹脂ペレットから粉体を除去分離する例であり、粉体
分離装置11は、台車12上に設けた傾動台13の先端
部をヒンジ14で支持し、角度調整機構15aと回転ハ
ンドル15によって水平状態から前方下りの傾斜を可変
とし、この傾動台13上に円筒状のドラム16をモータ
での駆動によって回転するように支承している。
成樹脂ペレットから粉体を除去分離する例であり、粉体
分離装置11は、台車12上に設けた傾動台13の先端
部をヒンジ14で支持し、角度調整機構15aと回転ハ
ンドル15によって水平状態から前方下りの傾斜を可変
とし、この傾動台13上に円筒状のドラム16をモータ
での駆動によって回転するように支承している。
【0019】前記ドラム16の後端側を閉じるように傾
動台13上に立設した後壁17には中央部分にペレット
受取りシュート18とその上部に排気口19とが設けら
れ、シュート18には図5で示したと同様の粉砕機本体
2のシュート5が臨み、排気口19にはホースを介して
吸気源が接続される。
動台13上に立設した後壁17には中央部分にペレット
受取りシュート18とその上部に排気口19とが設けら
れ、シュート18には図5で示したと同様の粉砕機本体
2のシュート5が臨み、排気口19にはホースを介して
吸気源が接続される。
【0020】また、ドラム16の前端側を閉じる前壁2
0には、該ドラム16の先端下部に臨む排出シュート2
1と、このシュート21の上部に位置するイオン発生機
22とが取付けられている。
0には、該ドラム16の先端下部に臨む排出シュート2
1と、このシュート21の上部に位置するイオン発生機
22とが取付けられている。
【0021】上記ドラム16は、シュート18から内部
に投入されたペレットを回転により内部の羽根23で攪
拌し、傾斜によって前方に送り出すと共に、イオン発生
機22は、エア供給源からのエアを回転するドラム16
内に吹込むと共に、このエアを対となる電極間の放電に
よりイオン化する。
に投入されたペレットを回転により内部の羽根23で攪
拌し、傾斜によって前方に送り出すと共に、イオン発生
機22は、エア供給源からのエアを回転するドラム16
内に吹込むと共に、このエアを対となる電極間の放電に
よりイオン化する。
【0022】従って、イオン化したエアと接触したペレ
ットは、破砕や摺動時に生じた静電気が除去され、ペレ
ットに付着した粉体はペレットからの遊離が容易とな
り、エア流によって粉体はペレットから確実に分離さ
れ、排気口19からドラム16外に流出することにな
る。
ットは、破砕や摺動時に生じた静電気が除去され、ペレ
ットに付着した粉体はペレットからの遊離が容易とな
り、エア流によって粉体はペレットから確実に分離さ
れ、排気口19からドラム16外に流出することにな
る。
【0023】次に、図2に示す第2の実施形態は、粉体
分離装置11が傾斜シュート方式の例であり、設置ベー
ス31上にシュート32をヒンジ33と角度調整手段3
4での支持により、先端下りで角度可変となる傾斜状に
配置し、該シュート32の後端側に粉砕機のシュート5
又は供給ホッパーを臨ませ、シュート32の先端下部に
ペレットを貯留するホッパー35が配置されている。
分離装置11が傾斜シュート方式の例であり、設置ベー
ス31上にシュート32をヒンジ33と角度調整手段3
4での支持により、先端下りで角度可変となる傾斜状に
配置し、該シュート32の後端側に粉砕機のシュート5
又は供給ホッパーを臨ませ、シュート32の先端下部に
ペレットを貯留するホッパー35が配置されている。
【0024】前記シュート32の直上に、内部が中空で
下面の開口がシュート32上に臨むフード36が配置さ
れ、このフード36の先端側壁面に、シュート32上を
滑落するペレットに向けてイオン化エアを吹付けるイオ
ン発生機22を取付けると共に、フード36の後端上部
の位置に排気口19が設けられ、更にフード36内で後
端部の位置にイオン化エアを排気口19に誘導する仕切
板37が設置してある。
下面の開口がシュート32上に臨むフード36が配置さ
れ、このフード36の先端側壁面に、シュート32上を
滑落するペレットに向けてイオン化エアを吹付けるイオ
ン発生機22を取付けると共に、フード36の後端上部
の位置に排気口19が設けられ、更にフード36内で後
端部の位置にイオン化エアを排気口19に誘導する仕切
板37が設置してある。
【0025】粉砕機から排出されたペレットはシュート
32上を滑落するとき、イオン発生機22から吹き出す
イオン化エアと接触し、静電気が除去されると共にイオ
ン化エアにより粉体が吹き飛ばされて、排出口19に吸
引されるため、ホッパー35内にはペレットのみが収納
されることになる。
32上を滑落するとき、イオン発生機22から吹き出す
イオン化エアと接触し、静電気が除去されると共にイオ
ン化エアにより粉体が吹き飛ばされて、排出口19に吸
引されるため、ホッパー35内にはペレットのみが収納
されることになる。
【0026】図3(A)と(B)は、イオン発生機22
の第1の実施形態を示し、小径部41と大径部42から
なる筒状本体ボディ43の大径部42にダクト管44を
螺合接続すると共に、大径部42の内部空間に円筒状の
電極ブロック45と配電用ブロック46を収納し、両ブ
ロック45と46はボルト47によって着脱可能に結合
すると共に、配電ブロック45は本体ボディ43にボル
ト48で着脱可能に固定されている。
の第1の実施形態を示し、小径部41と大径部42から
なる筒状本体ボディ43の大径部42にダクト管44を
螺合接続すると共に、大径部42の内部空間に円筒状の
電極ブロック45と配電用ブロック46を収納し、両ブ
ロック45と46はボルト47によって着脱可能に結合
すると共に、配電ブロック45は本体ボディ43にボル
ト48で着脱可能に固定されている。
【0027】電極ブロック45は外周面に凹溝が設けら
れ、軸心を挾む位置に一対となる電極49、50が、該
ブロック45の内周で先端が互に対向するよう取付けら
れ、配電用ブロック46は、本体ボディ43の外部から
該ボディ43内に引込んだ配線を49、50と接続する
ためのスペースを確保するものであり、電極49、50
は一方がプラス、他方がマイナスになる。
れ、軸心を挾む位置に一対となる電極49、50が、該
ブロック45の内周で先端が互に対向するよう取付けら
れ、配電用ブロック46は、本体ボディ43の外部から
該ボディ43内に引込んだ配線を49、50と接続する
ためのスペースを確保するものであり、電極49、50
は一方がプラス、他方がマイナスになる。
【0028】電極ブロック45は、ボルト48の締結及
びダクト管44の締付けによる挾圧で本体ボディ43内
に固定され、電極49、50が損傷したような場合には
電極ブロック45の交換によって対応するようになって
いる。
びダクト管44の締付けによる挾圧で本体ボディ43内
に固定され、電極49、50が損傷したような場合には
電極ブロック45の交換によって対応するようになって
いる。
【0029】前記ダクト管44は、途中に環状のエア室
51を有し、このエア室51から内周面に向けて傾斜状
となって開口する複数のエアノズル52が形成され、ダ
クト管44内から本体ボディ43内に向けてエア供給源
からエアが供給されるとき、エア室51を介してエアノ
ズル52から通路内にエアを噴出し、これによってエア
流を増速し、本体ボディ43の先端開口から遠方の位置
にまでエアを到達させることができるようになってい
る。
51を有し、このエア室51から内周面に向けて傾斜状
となって開口する複数のエアノズル52が形成され、ダ
クト管44内から本体ボディ43内に向けてエア供給源
からエアが供給されるとき、エア室51を介してエアノ
ズル52から通路内にエアを噴出し、これによってエア
流を増速し、本体ボディ43の先端開口から遠方の位置
にまでエアを到達させることができるようになってい
る。
【0030】電極49と50は、電圧の印加によって放
電し、流動通過するエアをイオン化することになり、従
って、イオン発生機22から流出するイオン化エアがペ
レットに接触することにより、ペレットの静電気を除去
すると共に、そのエアの流れによって比重の軽い粉体を
吹き飛ばしてペレットから分離除去することになる。
電し、流動通過するエアをイオン化することになり、従
って、イオン発生機22から流出するイオン化エアがペ
レットに接触することにより、ペレットの静電気を除去
すると共に、そのエアの流れによって比重の軽い粉体を
吹き飛ばしてペレットから分離除去することになる。
【0031】図4に示すイオン発生機22の第2の実施
形態は4電極タイプであり、電極ブロック45aの外周
面に二条の凹溝を並べて設け、両凹溝の部分に各々一対
となる電極49、50を設け、エアの流れに対して前後
二個所で放電を行なうことにより、エアのイオン化をよ
り効果的に行えるようにしている。
形態は4電極タイプであり、電極ブロック45aの外周
面に二条の凹溝を並べて設け、両凹溝の部分に各々一対
となる電極49、50を設け、エアの流れに対して前後
二個所で放電を行なうことにより、エアのイオン化をよ
り効果的に行えるようにしている。
【0032】上記のように、両実施形態で示したイオン
発生機22は、ダクト管44を通じて流れてきたエアに
エアノズル52からの圧縮エアの吹き出しが加わり、エ
アは増速して本体ボディ43の先端開口から噴出すると
共に、電極49、50に直流電圧を印加すれば、両電極
49、50間で放電が発生し、電極ブロック45内を通
過して行くエアをイオン化することになる。
発生機22は、ダクト管44を通じて流れてきたエアに
エアノズル52からの圧縮エアの吹き出しが加わり、エ
アは増速して本体ボディ43の先端開口から噴出すると
共に、電極49、50に直流電圧を印加すれば、両電極
49、50間で放電が発生し、電極ブロック45内を通
過して行くエアをイオン化することになる。
【0033】従って、静電気を帯電した品物に対してイ
オン化エアを吹付けると、静電気を確実に除去すること
ができ、しかも静電気の作用で品物の表面に吸着してい
る粉体は、静電気の除去により品物に対する吸着が解か
れ、所定の角度で衝突するエア流によって、重量による
浮力差で品物から分離除去され、品物と粉体との分離が
確実に効率よく行える。
オン化エアを吹付けると、静電気を確実に除去すること
ができ、しかも静電気の作用で品物の表面に吸着してい
る粉体は、静電気の除去により品物に対する吸着が解か
れ、所定の角度で衝突するエア流によって、重量による
浮力差で品物から分離除去され、品物と粉体との分離が
確実に効率よく行える。
【0034】なお、各実施形態において、粉体の分離は
合成樹脂のペレットの場合を例示したが、静電気の作用
で粉体が付着するもの、例えば、薬品における錠剤等に
付着した粉体の除去や食品における固形菓子に付着した
粉体の除去等、広い用途に用いることができる。
合成樹脂のペレットの場合を例示したが、静電気の作用
で粉体が付着するもの、例えば、薬品における錠剤等に
付着した粉体の除去や食品における固形菓子に付着した
粉体の除去等、広い用途に用いることができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、静電
気により粉体が付着した粉体付着物に対してイオン化エ
アを吹付けるようにしたので、粉体付着物に発生した静
電気を除去し、静電気による粉体吸着力をなくした状態
で粉体を吹き飛ばすことができ、従って、粉体付着物に
対する粉体の除去が確実に効率よく行える。
気により粉体が付着した粉体付着物に対してイオン化エ
アを吹付けるようにしたので、粉体付着物に発生した静
電気を除去し、静電気による粉体吸着力をなくした状態
で粉体を吹き飛ばすことができ、従って、粉体付着物に
対する粉体の除去が確実に効率よく行える。
【0036】また、イオン発生機は、エアノズルにより
エア流を増速するので、イオン化エアを遠くの位置にま
で到達させることができ、静電気の除去効果及び粉体分
離効果に優れている。
エア流を増速するので、イオン化エアを遠くの位置にま
で到達させることができ、静電気の除去効果及び粉体分
離効果に優れている。
【0037】更に、傾斜シュートによる滑動中や回転ド
ラム内の粉体付着物に対してイオン化エアを吹付けるこ
とにより、粉体の分離除去が連続的に行え、粉体分離の
作業能率を向上させることができる。
ラム内の粉体付着物に対してイオン化エアを吹付けるこ
とにより、粉体の分離除去が連続的に行え、粉体分離の
作業能率を向上させることができる。
【図1】粉体分離装置の第1の実施形態を示す縦断面図
【図2】粉体分離装置の第2の実施形態を示す縦断面図
【図3】(A)はイオン発生機の第1の実施形態を示す
縦断正面図、(B)は同上の電極部分を示す縦断側面図
縦断正面図、(B)は同上の電極部分を示す縦断側面図
【図4】イオン発生機の第2の実施形態を示す縦断正面
図
図
【図5】粉砕機の縦断面図
【図6】従来の粉体分離装置を示す縦断面図
11 粉体分離装置 16 ドラム 19 排気口 22 イオン発生機 32 シュート 36 フード 37 仕切板 43 本体ボディ 45 電極ブロック 49、50 電極 51 エア室 52 エアノズル
Claims (4)
- 【請求項1】 静電気により粉体が付着した粉体付着物
にイオン化エアーを吹付け、静電気を除去すると同時に
粉体を吹き飛ばして分離することを特徴とする粉体付着
物の粉体分離方法。 - 【請求項2】 粉体付着物を滑動させる傾斜シュートの
上部にフードを設け、このフードに傾斜シュート上を滑
動する粉体付着物にイオン化エアーを吹付けるイオン発
生機と、フード内と連通する粉体吸引手段とを設けた粉
体付着物の粉体分離装置。 - 【請求項3】 回転ドラムの一端側に粉体付着物の投入
部と他端側に取出部を設け、前記回転ドラムに対し、何
れか一方の端部に該ドラム内の粉体付着物にイオン化エ
アーを吹付けるイオン発生機と、他方の端部に粉体吸引
手段を配置した粉体付着物の粉体分離装置。 - 【請求項4】 イオン発生機が、筒状のボディと、この
ボディの一端側に螺合接続したダクト管と、前記ボディ
内に着脱可能に収納され、ダクト管の締付けによって本
体ボディ内に固定化される筒状の電極ブロックとからな
り、電極ブロックに複数の電極が該電極ブロックの軸心
を挟んで内周面側で対向するように設けられ、前記ダク
ト管に内側前方に向けてエアを吹き出すエアノズルを設
けた請求項1乃至3の何れかに記載の粉体付着物の粉体
分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29997895A JPH09148090A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 粉体付着物の粉体分離方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29997895A JPH09148090A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 粉体付着物の粉体分離方法と装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09148090A true JPH09148090A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17879281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29997895A Pending JPH09148090A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 粉体付着物の粉体分離方法と装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09148090A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007536719A (ja) * | 2004-05-07 | 2007-12-13 | ヴァリテク | 特にポリマーの処理のための静電除去装置 |
JP2016041122A (ja) * | 2014-08-15 | 2016-03-31 | 株式会社Fasse | 粉取り装置 |
US11865584B2 (en) * | 2022-02-04 | 2024-01-09 | Daejinecotech Co., Ltd. | Drum-type foreign substance suctional attaching and screening device |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP29997895A patent/JPH09148090A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007536719A (ja) * | 2004-05-07 | 2007-12-13 | ヴァリテク | 特にポリマーの処理のための静電除去装置 |
JP2016041122A (ja) * | 2014-08-15 | 2016-03-31 | 株式会社Fasse | 粉取り装置 |
US11865584B2 (en) * | 2022-02-04 | 2024-01-09 | Daejinecotech Co., Ltd. | Drum-type foreign substance suctional attaching and screening device |
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