JP2005001325A - Petボトルキャップ除去装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】PETボトルからキャップを自動的に取り外すことができるPETボトルキャップ除去装置を提供する。
【解決手段】一端側に投入口1を他端側に排出口2を有するケーシング4には、軸8の回りに回転しうる複数のパドル7,7が収容される。ケーシング4の内面には、複数のパドル7,7の回転に伴って、PETボトルを投入口1から排出口2に向かって移動させるガイドブレード11…が設けられる。投入口1から投入されたキャップやラベルのついたPETボトルは、回転するパドル7,7により、ケーシング4のガイドブレード11・・・に激しく衝突する。ボトル本体の口部は結晶化され、他の部位に比べて硬く衝撃に弱いので、キャップが衝突するとボトル本体の口部が選択的に破壊される。一方、キャップ自身は軟らかく破壊しにくい。破壊された口部に被さるキャップはケーシング4内の攪拌により外される
【選択図】 図1
【解決手段】一端側に投入口1を他端側に排出口2を有するケーシング4には、軸8の回りに回転しうる複数のパドル7,7が収容される。ケーシング4の内面には、複数のパドル7,7の回転に伴って、PETボトルを投入口1から排出口2に向かって移動させるガイドブレード11…が設けられる。投入口1から投入されたキャップやラベルのついたPETボトルは、回転するパドル7,7により、ケーシング4のガイドブレード11・・・に激しく衝突する。ボトル本体の口部は結晶化され、他の部位に比べて硬く衝撃に弱いので、キャップが衝突するとボトル本体の口部が選択的に破壊される。一方、キャップ自身は軟らかく破壊しにくい。破壊された口部に被さるキャップはケーシング4内の攪拌により外される
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PETボトルのキャップ又はラベル、キャップ及びラベルを除去するPETボトルキャップ除去装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器又は包装容器として使用されるプラスチック類は、リサイクル処理施設においてリサイクル用途に応じて選別される。例えばボトル状のものと非ボトル状のもの(例えば不定形物)、あるいはPETボトルと非PETボトル(例えば塩素分を含むもの)などである。近年PETボトルの生産量も増えてきて、また廃棄PETボトルの収集量も増えてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
廃棄PETボトルには、その本体部とは異質な材質で成形されたキャップが装着されているため、キャップを本体部から分離する必要がある。従来リサイクル処理施設の選別工程において、手作業でボトル本体からキャップを取り外していた。手作業を補助する治工具的装置が開発・利用されつつあるが、いずれの装置も作業者がPETボトルを一本ずつ拾い上げ、装置に差し込む方式を利用しているため、多くの人手を要する。乱雑に投入されたPETボトルの搬送途上で、自動的にキャップ(できればラベルも)を除去できる装置が強く望まれているが、いまだ実用的な機械は実現していない。
【0004】
そこで本発明は、PETボトルからキャップを自動的に取り外すことができるPETボトルキャップ除去装置及び方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のPETボトルキャップ除去装置は、軸の回りに回転しうるパドルと、前記パドルが収容され、前記軸の軸線方向における一端側にPETボトルの投入口を他端側にPETボトルの排出口を有するケーシングと、前記ケーシングに設けられ、前記パドルの回転に伴ってPETボトルを前記投入口から前記排出口に向かって移動させるガイドブレードと、を備える。
【0006】
回転する前記パドルの周囲又は周囲の一部に、キャップ又はキャップの破片を排出し得るメッシュ、多孔、又はスリットを有するスクリーンを備えることが望ましい。
【0007】
前記ケーシングに、前記パドルの回転に伴ってPETボトルのラベルを切断しうる固定刃を備えることが望ましい。
【0008】
前記ケーシングの排出口に、PETボトル本体から剥離したラベルを分別する風力選別装置を備えてもよい。
【0009】
前記ケーシングの投入口の前段に、PETボトルを偏平に潰す圧縮装置を備えてもよい。
【0010】
前記ケーシングに、PETボトルに散水する散水機構を備えることが望ましい。
【0011】
また本発明は、PETボトルのボトル本体からキャップを取り外すPETボトルキャップ除去方法であって、キャップが被せられたPETボトル本体の口部を衝撃により破壊する工程と、破壊された口部からキャップを取り外す工程とを備えることを特徴とするPETボトルキャップ除去方法としても構成することができる。
【0012】
【作用】
投入口から投入されたキャップやラベルのついたPETボトルは、回転するパドルにより、ケーシングのガイドブレードに激しく衝突する。このとき衝突場所は、キャップ、ボトル本体の底面、胴体部等ランダムである。ボトル本体の口部は結晶化され、他の部位に比べて硬く衝撃に弱いので、キャップが衝突するとボトル本体の口部が選択的に破壊される。一方、キャップ自身は軟らかく破壊しにくい。破壊された口部に被さるキャップはケーシング内の攪拌により外される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態におけるPETボトルキャップ除去装置の斜視図を示す。PETボトルキャップ除去装置には、PETボトルが投入される。PETボトルは投入口1から投入される。ボトル本体から取り外されたキャップはキャップ排出口5から排出され、ボトル本体及びラベルが排出口2から排出される。
【0014】
基礎フレーム3には、横型円筒のケーシング4がその軸線を水平方向に向けた状態で配置される。ケーシング4の上部の軸線方向の一端側には、PETボトルが投入される投入口1が形成され、他端側には、ボトル本体及びラベルが排出される排出口2が形成される。またケーシング4の下部の軸線方向の一端側には、除去したキャップを排出するキャップ排出口5が形成される。
【0015】
図2乃至図4は、PETボトルキャップ除去装置の断面図を示す。図2はパドル7が固定される軸8の軸線に直交する鉛直面内での断面図を示し、図3及び図4はパドル7が固定される軸8の軸線に沿った鉛直面内での断面図を示す。ケーシング4には、水平方向に伸びる軸8が回転可能に支持される。軸8の回りには、放射状に複数の(この実施形態では例えば2枚の)パドル7,7が固定される。パドル7,7は、図3にも示すように、矩形の板状に形成され、ケーシング4内の軸8の略全長に渡って固定されている。軸8が図示しない駆動装置によって回転駆動され、これによりパドル7,7が軸8の回りに回転する。なおこの実施形態では、パドル7,7は、軸8の軸線に対して、傾けられることなく実質的に平行な面内に位置するように軸8に取り付けられているが、PETボトルを軸線方向により移動させ易くするために、軸線に対して僅かに傾けられた状態で軸8に取り付けられても良い。
【0016】
ケーシング4内のパドル7,7の下方には、回転するパドル7,7外周の円形状の軌跡に形状を合わせた断面半円弧状のスクリーン10が設けられる。スクリーン10はキャップ又はキャップの破片を排出できるようにメッシュ、多孔、又はスリットを有し、回転するパドル7,7に干渉しないようにパドル7,7の外周の軌跡から所定の隙間を空けて配置される。この実施形態では、スクリーン10は、回転するパドル7,7の周囲の一部(すなわち下側の半分)に設けられているが、周囲の全体に設けられてもよい。
【0017】
図2及び図4に示すように、ケーシング4の内面には、複数のパドル7,7の回転に伴ってPETボトルを投入口1から排出口2に向かって移動させる複数のガイドブレード11…が設けられる。ガイドブレート11…は、PETボトルを軸線方向に移動できるように、鉛直面に対して所定角度傾けられている。図2に示すように、軸8の軸線方向から見たガイドブレード11…の先端は、回転するパドル7,7の外周の軌跡に合わせた円弧形状をなし、また回転するパドル7、7に干渉しないようにパドル7,7から所定の隙間を空けて配置されている。
【0018】
図2に示すように、ケーシング4の内面には固定刃14が設けられる。この固定刃14は、パドル7,7によって回転されるPETボトルのラベルをせん断力によって切断する。
【0019】
投入口1から投入されたキャップやラベルのついたPETボトルは、例えば毎分数百回転の高速回転するパドル7,7により、ケーシング4のガイドブレード11・・・、固定刃14、スクリーン10の孔のエッジに激しく衝突する。このとき衝突場所は、キャップ、ボトル本体の底面、胴体部等ランダムである。ボトル本体の口部は結晶化され、他の部位に比べて硬く衝撃に弱いので、キャップが衝突するとボトル本体の口部が選択的に破壊される。一方、キャップ自身は軟らかく破壊しにくい。ボトル本体の口部が破壊されたキャップは、ケーシング4内の攪拌により外れる。
【0020】
図2及び図3に示すように、ケーシング4のパドル7,7の下方には、勾配が付けられたシュート部4aが形成される。スクリーン10を通過して落下したキャップは、シュート部4a上を滑ったり転がったりしてキャップ排出口5に集められ、排出される。
【0021】
キャップが取り外されたボトル本体は、ガイドブレード11・・・によって徐々に排出口2に向かって移動され、排出口2から排出される。
【0022】
ラベルは、ケーシング4の固定刃14、ガイドブレード11に衝突する際に引きちぎられ、ボトル本体から外れる。このラベルもボトル本体と同様に排出口2から排出される。
【0023】
図4に示すように、ガイドブレード11…間には、ケーシング4内に投入された汚れPETボトルに散水する散水機構12…が設けられる。散水機構12…は散水パイプ13(図2参照)に接続される。キャップ付きPETボトルは、飲み残しを内蔵していることが多い。このため上記装置でキャップを除去する際に、これらが外部に出てきてPETボトルを汚す。本装置ではこれを清掃するために散水機構12・・・を設けている。また、PETボトルは賞味期限切れの飲料水を内蔵していることもある。本装置の散水機構12・・・によって、キャップを取り外し、飲料水を取り出したPETボトルを散水・清掃してもよい。なお、排出した飲料水は水処理設備で処理する必要がある。
【0024】
図5に示すように、排出口2にエアーノズル15による風力選別装置を付加することにより、PETボトル本体とラベルとを容易に分別することができる。エアーノズル15から風を吹き出すと、ラベルは風力の影響を受けて遠くに飛ぶ一方、PETボトルは風力の影響を受け難くてあまり遠くに飛ばない。風力による飛距離の差を利用すると、PETボトルをボトルシュートへ、ラベルをラベルシュートとに分離して排出することができる。エアーノズル15から吹き出された風は、メッシュ部16から排出される。
【0025】
上記PETボトルキャップ除去装置のみでも90%以上キャップ及びラベルを除去することができる。更に除去効率を上げるためには、図6に示されるキャタピラ式圧縮装置を本装置の前段に設置することが有効である。キャタピラ式圧縮装置では、ニードル21・・・を有する上下2段のキャタピラ22,23が、ホッパー24に投入されたPETボトルを呑み込みながら偏平に潰す。2段キャタピラ22,23の間隙は約20mmでPETボトルの口部がここで破壊される。しかしながら、軟らかい材質のキャップは壊れず、破壊された口部に被さったままのことが多い。キャップは後段のPETボトルキャップ除去装置の内部で攪拌、衝突を繰り返すうちに完全に分離する。
【0026】
なお、PETボトルを偏平にする装置は、この方式でなくても、ローラ方式、ピストン・シリンダによるプレス方式でもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、投入口から投入されたキャップやラベルのついたPETボトルは、回転するパドルにより、ケーシングのガイドブレードに激しく衝突する。ボトル本体の口部は結晶化され、他の部位に比べて硬く衝撃に弱いので、キャップが衝突するとボトル本体の口部が選択的に破壊される。一方、キャップ自身は軟らかく破壊しにくい。破壊された口部に被さるキャップはケーシング内の攪拌により外される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるPETボトルキャップ除去装置を示す斜視図。
【図2】PETボトルキャップ除去装置の断面図(軸の軸線に直交する鉛直面内での断面図)。
【図3】PETボトルキャップ除去装置の断面図(軸の軸線に沿った鉛直面内での断面図)。
【図4】PETボトルキャップ除去装置の断面図(軸の軸線に沿った鉛直面内での断面図)。
【図5】排出口に設けた風力選別装置を示す模式図。
【図6】2段キャタピラ方式による圧縮装置を示す模式図。
【符号の説明】
1・・・投入口
2・・・排出口
4・・・ケーシング
7・・・パドル
8・・・軸
10・・・スクリーン
11・・・ガイドブレード
12・・・散水機構
14・・・固定刃
15・・・エアーノズル(風力選別装置)
22,23・・・2段キャタピラ(圧縮装置)
【発明の属する技術分野】
本発明は、PETボトルのキャップ又はラベル、キャップ及びラベルを除去するPETボトルキャップ除去装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器又は包装容器として使用されるプラスチック類は、リサイクル処理施設においてリサイクル用途に応じて選別される。例えばボトル状のものと非ボトル状のもの(例えば不定形物)、あるいはPETボトルと非PETボトル(例えば塩素分を含むもの)などである。近年PETボトルの生産量も増えてきて、また廃棄PETボトルの収集量も増えてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
廃棄PETボトルには、その本体部とは異質な材質で成形されたキャップが装着されているため、キャップを本体部から分離する必要がある。従来リサイクル処理施設の選別工程において、手作業でボトル本体からキャップを取り外していた。手作業を補助する治工具的装置が開発・利用されつつあるが、いずれの装置も作業者がPETボトルを一本ずつ拾い上げ、装置に差し込む方式を利用しているため、多くの人手を要する。乱雑に投入されたPETボトルの搬送途上で、自動的にキャップ(できればラベルも)を除去できる装置が強く望まれているが、いまだ実用的な機械は実現していない。
【0004】
そこで本発明は、PETボトルからキャップを自動的に取り外すことができるPETボトルキャップ除去装置及び方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のPETボトルキャップ除去装置は、軸の回りに回転しうるパドルと、前記パドルが収容され、前記軸の軸線方向における一端側にPETボトルの投入口を他端側にPETボトルの排出口を有するケーシングと、前記ケーシングに設けられ、前記パドルの回転に伴ってPETボトルを前記投入口から前記排出口に向かって移動させるガイドブレードと、を備える。
【0006】
回転する前記パドルの周囲又は周囲の一部に、キャップ又はキャップの破片を排出し得るメッシュ、多孔、又はスリットを有するスクリーンを備えることが望ましい。
【0007】
前記ケーシングに、前記パドルの回転に伴ってPETボトルのラベルを切断しうる固定刃を備えることが望ましい。
【0008】
前記ケーシングの排出口に、PETボトル本体から剥離したラベルを分別する風力選別装置を備えてもよい。
【0009】
前記ケーシングの投入口の前段に、PETボトルを偏平に潰す圧縮装置を備えてもよい。
【0010】
前記ケーシングに、PETボトルに散水する散水機構を備えることが望ましい。
【0011】
また本発明は、PETボトルのボトル本体からキャップを取り外すPETボトルキャップ除去方法であって、キャップが被せられたPETボトル本体の口部を衝撃により破壊する工程と、破壊された口部からキャップを取り外す工程とを備えることを特徴とするPETボトルキャップ除去方法としても構成することができる。
【0012】
【作用】
投入口から投入されたキャップやラベルのついたPETボトルは、回転するパドルにより、ケーシングのガイドブレードに激しく衝突する。このとき衝突場所は、キャップ、ボトル本体の底面、胴体部等ランダムである。ボトル本体の口部は結晶化され、他の部位に比べて硬く衝撃に弱いので、キャップが衝突するとボトル本体の口部が選択的に破壊される。一方、キャップ自身は軟らかく破壊しにくい。破壊された口部に被さるキャップはケーシング内の攪拌により外される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態におけるPETボトルキャップ除去装置の斜視図を示す。PETボトルキャップ除去装置には、PETボトルが投入される。PETボトルは投入口1から投入される。ボトル本体から取り外されたキャップはキャップ排出口5から排出され、ボトル本体及びラベルが排出口2から排出される。
【0014】
基礎フレーム3には、横型円筒のケーシング4がその軸線を水平方向に向けた状態で配置される。ケーシング4の上部の軸線方向の一端側には、PETボトルが投入される投入口1が形成され、他端側には、ボトル本体及びラベルが排出される排出口2が形成される。またケーシング4の下部の軸線方向の一端側には、除去したキャップを排出するキャップ排出口5が形成される。
【0015】
図2乃至図4は、PETボトルキャップ除去装置の断面図を示す。図2はパドル7が固定される軸8の軸線に直交する鉛直面内での断面図を示し、図3及び図4はパドル7が固定される軸8の軸線に沿った鉛直面内での断面図を示す。ケーシング4には、水平方向に伸びる軸8が回転可能に支持される。軸8の回りには、放射状に複数の(この実施形態では例えば2枚の)パドル7,7が固定される。パドル7,7は、図3にも示すように、矩形の板状に形成され、ケーシング4内の軸8の略全長に渡って固定されている。軸8が図示しない駆動装置によって回転駆動され、これによりパドル7,7が軸8の回りに回転する。なおこの実施形態では、パドル7,7は、軸8の軸線に対して、傾けられることなく実質的に平行な面内に位置するように軸8に取り付けられているが、PETボトルを軸線方向により移動させ易くするために、軸線に対して僅かに傾けられた状態で軸8に取り付けられても良い。
【0016】
ケーシング4内のパドル7,7の下方には、回転するパドル7,7外周の円形状の軌跡に形状を合わせた断面半円弧状のスクリーン10が設けられる。スクリーン10はキャップ又はキャップの破片を排出できるようにメッシュ、多孔、又はスリットを有し、回転するパドル7,7に干渉しないようにパドル7,7の外周の軌跡から所定の隙間を空けて配置される。この実施形態では、スクリーン10は、回転するパドル7,7の周囲の一部(すなわち下側の半分)に設けられているが、周囲の全体に設けられてもよい。
【0017】
図2及び図4に示すように、ケーシング4の内面には、複数のパドル7,7の回転に伴ってPETボトルを投入口1から排出口2に向かって移動させる複数のガイドブレード11…が設けられる。ガイドブレート11…は、PETボトルを軸線方向に移動できるように、鉛直面に対して所定角度傾けられている。図2に示すように、軸8の軸線方向から見たガイドブレード11…の先端は、回転するパドル7,7の外周の軌跡に合わせた円弧形状をなし、また回転するパドル7、7に干渉しないようにパドル7,7から所定の隙間を空けて配置されている。
【0018】
図2に示すように、ケーシング4の内面には固定刃14が設けられる。この固定刃14は、パドル7,7によって回転されるPETボトルのラベルをせん断力によって切断する。
【0019】
投入口1から投入されたキャップやラベルのついたPETボトルは、例えば毎分数百回転の高速回転するパドル7,7により、ケーシング4のガイドブレード11・・・、固定刃14、スクリーン10の孔のエッジに激しく衝突する。このとき衝突場所は、キャップ、ボトル本体の底面、胴体部等ランダムである。ボトル本体の口部は結晶化され、他の部位に比べて硬く衝撃に弱いので、キャップが衝突するとボトル本体の口部が選択的に破壊される。一方、キャップ自身は軟らかく破壊しにくい。ボトル本体の口部が破壊されたキャップは、ケーシング4内の攪拌により外れる。
【0020】
図2及び図3に示すように、ケーシング4のパドル7,7の下方には、勾配が付けられたシュート部4aが形成される。スクリーン10を通過して落下したキャップは、シュート部4a上を滑ったり転がったりしてキャップ排出口5に集められ、排出される。
【0021】
キャップが取り外されたボトル本体は、ガイドブレード11・・・によって徐々に排出口2に向かって移動され、排出口2から排出される。
【0022】
ラベルは、ケーシング4の固定刃14、ガイドブレード11に衝突する際に引きちぎられ、ボトル本体から外れる。このラベルもボトル本体と同様に排出口2から排出される。
【0023】
図4に示すように、ガイドブレード11…間には、ケーシング4内に投入された汚れPETボトルに散水する散水機構12…が設けられる。散水機構12…は散水パイプ13(図2参照)に接続される。キャップ付きPETボトルは、飲み残しを内蔵していることが多い。このため上記装置でキャップを除去する際に、これらが外部に出てきてPETボトルを汚す。本装置ではこれを清掃するために散水機構12・・・を設けている。また、PETボトルは賞味期限切れの飲料水を内蔵していることもある。本装置の散水機構12・・・によって、キャップを取り外し、飲料水を取り出したPETボトルを散水・清掃してもよい。なお、排出した飲料水は水処理設備で処理する必要がある。
【0024】
図5に示すように、排出口2にエアーノズル15による風力選別装置を付加することにより、PETボトル本体とラベルとを容易に分別することができる。エアーノズル15から風を吹き出すと、ラベルは風力の影響を受けて遠くに飛ぶ一方、PETボトルは風力の影響を受け難くてあまり遠くに飛ばない。風力による飛距離の差を利用すると、PETボトルをボトルシュートへ、ラベルをラベルシュートとに分離して排出することができる。エアーノズル15から吹き出された風は、メッシュ部16から排出される。
【0025】
上記PETボトルキャップ除去装置のみでも90%以上キャップ及びラベルを除去することができる。更に除去効率を上げるためには、図6に示されるキャタピラ式圧縮装置を本装置の前段に設置することが有効である。キャタピラ式圧縮装置では、ニードル21・・・を有する上下2段のキャタピラ22,23が、ホッパー24に投入されたPETボトルを呑み込みながら偏平に潰す。2段キャタピラ22,23の間隙は約20mmでPETボトルの口部がここで破壊される。しかしながら、軟らかい材質のキャップは壊れず、破壊された口部に被さったままのことが多い。キャップは後段のPETボトルキャップ除去装置の内部で攪拌、衝突を繰り返すうちに完全に分離する。
【0026】
なお、PETボトルを偏平にする装置は、この方式でなくても、ローラ方式、ピストン・シリンダによるプレス方式でもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、投入口から投入されたキャップやラベルのついたPETボトルは、回転するパドルにより、ケーシングのガイドブレードに激しく衝突する。ボトル本体の口部は結晶化され、他の部位に比べて硬く衝撃に弱いので、キャップが衝突するとボトル本体の口部が選択的に破壊される。一方、キャップ自身は軟らかく破壊しにくい。破壊された口部に被さるキャップはケーシング内の攪拌により外される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるPETボトルキャップ除去装置を示す斜視図。
【図2】PETボトルキャップ除去装置の断面図(軸の軸線に直交する鉛直面内での断面図)。
【図3】PETボトルキャップ除去装置の断面図(軸の軸線に沿った鉛直面内での断面図)。
【図4】PETボトルキャップ除去装置の断面図(軸の軸線に沿った鉛直面内での断面図)。
【図5】排出口に設けた風力選別装置を示す模式図。
【図6】2段キャタピラ方式による圧縮装置を示す模式図。
【符号の説明】
1・・・投入口
2・・・排出口
4・・・ケーシング
7・・・パドル
8・・・軸
10・・・スクリーン
11・・・ガイドブレード
12・・・散水機構
14・・・固定刃
15・・・エアーノズル(風力選別装置)
22,23・・・2段キャタピラ(圧縮装置)
Claims (7)
- PETボトルのボトル本体からキャップを取り外すPETボトルキャップ除去装置であって、
軸の回りに回転しうるパドルと、
前記パドルが収容され、前記軸の軸線方向における一端側にPETボトルの投入口を他端側にPETボトルの排出口を有するケーシングと、
前記ケーシングに設けられ、前記パドルの回転に伴ってPETボトルを前記投入口から前記排出口に向かって移動させるガイドブレードと、を備えることを特徴とするPETボトルキャップ除去装置。 - 回転する前記パドルの周囲又は周囲の一部に、キャップ又はキャップの破片を排出し得るメッシュ、多孔、又はスリットを有するスクリーンを備えることを特徴とする請求項1に記載のPETボトルキャップ除去装置。
- 前記ケーシングに、前記パドルの回転に伴ってPETボトルのラベルを切断しうる固定刃を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のPETボトルキャップ除去装置。
- 前記ケーシングの排出口に、PETボトル本体から剥離したラベルを分別する風力選別装置を備えることを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のPETボトルキャップ除去装置。
- 前記ケーシングの投入口の前段に、PETボトルを偏平に潰す圧縮装置を備えることを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のPETボトルキャップ除去装置。
- 前記ケーシングに、PETボトルに散水する散水機構を備えることを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載のPETボトルキャップ除去装置。
- PETボトルのボトル本体からキャップを取り外すPETボトルキャップ除去方法であって、
キャップが被せられたPETボトル本体の口部を衝撃により破壊する工程と、
破壊された口部からキャップを取り外す工程と、を備えることを特徴とするPETボトルキャップ除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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