JPH09148056A - 石英プレートヒータおよびその製造方法 - Google Patents

石英プレートヒータおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH09148056A
JPH09148056A JP32358895A JP32358895A JPH09148056A JP H09148056 A JPH09148056 A JP H09148056A JP 32358895 A JP32358895 A JP 32358895A JP 32358895 A JP32358895 A JP 32358895A JP H09148056 A JPH09148056 A JP H09148056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quartz
quartz plate
plate heater
heating element
quartz glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32358895A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Kishi
武男 岸
Shigeaki Shimada
重昭 島田
Eiichi Hattori
栄市 服部
Yu Suzuki
佑 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HATTORI HEATING KOGYO
HATTORI HIITEINGU KOGYO KK
Watanabe Shoko KK
M Watanabe and Co Ltd
Original Assignee
HATTORI HEATING KOGYO
HATTORI HIITEINGU KOGYO KK
Watanabe Shoko KK
M Watanabe and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HATTORI HEATING KOGYO, HATTORI HIITEINGU KOGYO KK, Watanabe Shoko KK, M Watanabe and Co Ltd filed Critical HATTORI HEATING KOGYO
Priority to JP32358895A priority Critical patent/JPH09148056A/ja
Publication of JPH09148056A publication Critical patent/JPH09148056A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造方法が簡単で熱応力や熱歪に対する耐久
性に優れた石英プレートヒータおよびその製造方法を提
供する。 【解決手段】 フッ素金雲母またはカリ四ケイ素雲母を
主組成分とする複数の合成マイカ箔101にバインダを
含浸させて乾燥させ、この間に平板状の発熱エレメント
10を挟んで約200℃に加熱加圧積層した後、さらに
800℃以上まで昇温して各合成マイカ箔101をセラ
ミック化する。これにより各合成マイカ箔101および
発熱エレメント10が一体化されて発熱プレート1が完
成する。次いで、一方の主面に凹部3aが形成された石
英ガラスプレート3の当該凹部3a内に発熱プレート1
を収容して石英ガラスプレート2を重ね合わせ、各石英
ガラスプレート2,3を周縁部同士で密着して石英プレ
ートヒータを完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は石英プレートヒータ
およびその製造方法に係り、特に、製造方法が簡単で熱
応力や熱歪に対する耐久性に優れた石英プレートヒータ
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体の製造工程では、半導体ウ
エハ上にプラズマCVD等によって半導体層を形成した
り、あるいは半導体層をプラズマエッチングする場合に
基板を均一に加熱する必要がある。このような半導体ウ
エハの加熱手段として、近年では薄型で温度分布の均一
な石英プレートヒータが普及している。この種の石英プ
レートヒータは、後に詳述するように、平板状の発熱エ
レメント(例えば、ニクロム線や薄膜抵抗体)を2枚の
石英ガラスの間に挟み込んで構成される。
【0003】また、このような石英プレートヒータをプ
ラズマ中で用いる場合、例えば四フッ化炭素等の反応ガ
スが発熱エレメントに触れて反応すると、発熱エレメン
トが腐食し、さらには断線を引き起こすため、発熱エレ
メントは雰囲気から遮断された状態に保つ必要がある。
このため、従来の石英プレートヒータでは、例えば特開
平6−260430号公報あるいは実開平3−1018
96号公報に記載されているように、発熱エレメントは
2枚の石英ガラスの間に挟み込まれて封止され、外気か
ら遮断されるように構成されていた。
【0004】図10(b) は、従来の石英プレートヒータ
の放熱部の構成を示した断面図、同図(a) は、その製造
方法を示した断面図である。従来の石英プレートヒータ
の放熱部は、2枚の石英ガラスプレート21,22の一
方の接合面(本実施形態では、石英ガラスプレート22
の接合面)に、平面状の発熱エレメント10の形状に合
わせて細い溝211を形成し、当該溝211内に前記平
面状発熱エレメント10を収容すると供に、石英ガラス
プレート21,22の周縁部において両者の接合面同士
を液密に固着することによって構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、石英
ガラスプレート22の接合面に、発熱エレメント10の
形状に合わせて細い溝を多数形成してしまうと、ヒータ
加熱時の熱膨脹によって生じた応力が凸部の付根部分等
に集中し、石英ガラスプレート22に歪や破損が生じ易
いという問題があった。さらに、発熱エレメント10の
形状に合わせて多数の溝211を正確に刻まなければな
らないので、製造工程が繁雑になり、コストダウンが難
しいという問題もあった。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を全て解決し、特に製造方法が簡単で熱応力や熱歪に
対する耐久性に優れた石英プレートヒータおよびその製
造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、以下のような手段を講じた点に特
徴がある。 (1) 平面状発熱素子と、前記平面状発熱素子の熱的変形
が阻止されるように、少なくともその一方の主面に固着
されて前記平面状発熱素子を支持する平面状合成マイカ
と、平面状合成マイカによって支持された平面発熱素子
を挟み込むように対向配置され、周縁部同士で密着され
た2枚の石英プレートとを具備し、2枚の石英プレート
の少なくとも一方の接合面には凹所が形成され、前記平
面状合成マイカによって支持された平面発熱素子は当該
凹所内に配置されるようにした。 (2) 第1の石英プレート(2)と、石英管部(30b)
およびこれに連通する開口を有する第2の石英プレート
(3)との間に平面発熱素子(1)を挟み込み、当該平
面発熱素子(1)のリード線(111、112)を前記
開口から石英管部(30b)を経由して外部へ引き出す
ように構成された石英プレートヒータの製造方法におい
て、一対のリード電極(31,33および32,34)
を導電箔によって電気的に接続してなるリード電極対の
2組について、各組の一方のリード電極(31、32)
を絶縁性棒(301)の一端に相互に絶縁して簡易固定
し、他方のリード電極(33、34)を当該絶縁性棒の
他端に相互に絶縁して簡易固定する工程と、前記2組の
リード電極対が簡易固定された絶縁性棒を石英ガラス管
(41)内に挿貫して内部を真空排気する工程と、前記
石英ガラス管(41)を絶縁性棒(301)の中心部近
傍で収縮させて当該絶縁性棒および各リード電極(31
〜34)を前記石英ガラス管に対して位置決め固定する
と共に、前記石英ガラス管内において、各組の一方のリ
ード電極(31、32)の雰囲気と他方のリード電極
(33、34)の雰囲気とを遮断する工程と、前記石英
ガラス管の一端を切断して前記各組の一方のリード電極
を大気に露出させる工程と、前記第2の石英プレートの
石英管部から引き出された前記平面状発熱素子のリード
線を前記露出された各組の一方のリード電極と電気的に
接続する工程と、前記石英ガラス管を前記石英管部へ挿
貫し、石英管部の端部を前記各組の他方のリード電極が
固定されている位置近傍において石英ガラス管の表面に
加熱溶着すると供に、前記平面状発熱素子を各石英プレ
ートで挟み込んで各石英プレートを周縁部同士で密着さ
せる工程と、前記第1および第2の石英プレートによっ
て遮断された領域内を真空排気して封止する工程と、前
記石英ガラス管の他端を切断して前記各組の他方のリー
ド電極を大気に露出させる工程とを含むようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1,2は、本発明の石英プレートヒー
タの放熱部の製造方法を模式的に示した断面図である。 第1工程 フッ素金雲母[KMg3(AlSi3O10)F2 ]またはカ
リ四ケイ素雲母[KMg2.5(Si4O10)F2 ]といった
非膨潤性雲母を主組成分とする1枚または複数枚の合成
マイカ箔101に、例えばオルガノポリシロキサン組成
物、プリセラミックポリマー系のポリシロキサン、ある
いはポリチタノカルポシラン等のバインダを含浸させて
乾燥させる。 第2工程 前記第1工程でバインダを含浸された複数枚の合成マイ
カ箔101の間に平板状の発熱エレメント10を重ね合
わせ、これらを約180〜200℃で加熱加圧(図1
(a) )した後、さらに800℃以上まで徐々に昇温して
各合成マイカ箔101をセラミック化する。このとき、
各合成マイカ箔101および発熱エレメント10が一体
化されて発熱プレート1(図1(b) )が完成し、セラミ
ック化した合成マイカによって発熱エレメント10の熱
的変形が阻止される。
【0009】次いで、この発熱プレート1の一方の表面
に、例えばシリコンカーバイト系あるいはジルコニア系
のセラミック耐熱保護材102をコーティング焼き付け
塗膜化する。なお、この種のセラミック耐熱保護材10
2は、約500℃の温度に加熱されると遠赤外線を放出
する性質を有するので、後に放熱面となる側の表面にコ
ーティングすることが望ましい。 第3工程 同図(c) に示したように、一方の主面に凹部3aが形成
された石英ガラスプレート3の当該凹部3a内に前記発
熱プレート1を収容する。この凹部3aは、エッチング
による腐食、ブラスト、および研磨のいずれかによって
形成される。
【0010】次いで、石英ガラスプレート2を重ね合わ
せ、各石英ガラスプレート2,3を周縁部同士で液密に
密着する。各石英ガラスプレート2,3の周縁部には精
密仕上げ以上の仕上げ、例えば超精密仕上げが施されて
いるので各石英ガラスプレート2,3は強固に密着され
ることになる。
【0011】これにより、図2(a) に示したような石英
プレートヒータ30(放熱部30a)が完成する。な
お、図2(b) に示したように、必要に応じて、放熱部3
0aの裏面に金液および白金液のいずれかを塗布して熱
反射膜4を形成するようにしても良い。また、この熱反
射膜4はスパッタ法によって被着された窒化チタンであ
っても良い。
【0012】このように、本実施形態では石英ガラスプ
レート3に発熱エレメント10を直接配置するのではな
く、発熱エレメント10を複数枚の合成マイカ箔101
で挟み込んで加熱加圧し、その結果得られた発熱プレー
ト1を石英ガラスプレート3の凹部3a内に収容するよ
うにした。したがって、発熱エレメント10の熱膨脹や
熱変形が抑えられるのみならず、これまで発熱エレメン
ト10のパターンに合わせて石英ガラスプレート3の接
合面に形成されていた多数の細い溝が不要になり、その
代わりに大きな凹部3aが唯一形成されるだけなので、
熱応力や熱歪に対する耐久性が向上し、生産方法も簡略
化される。
【0013】図3は、本発明を適用した石英プレートヒ
ータの他の実施形態の放熱部30cの断面図であり、前
記と同一の符号は同一または同等部分を表している。本
実施形態では、石英ガラスプレート3の凹部3aに複数
の突起3eを設け、発熱プレート1のリード線を引き回
すスペースを発熱プレート1と石英ガラスプレート3と
の間に確保した点に特徴がある。
【0014】なお、上記した各実施形態では、合成マイ
カ箔101を発熱エレメント10の両面に積層するもの
として説明したが、本発明はこれのみに限定されず、発
熱エレメント10のいずれか一方の主面のみに積層する
ようにしても良い。この際、前記セラミック耐熱保護材
102を発熱プレート1の表面にコーティングするので
あれば、前記合成マイカ箔101は発熱エレメント10
の放熱面側に積層することが望ましい。
【0015】図4は、本発明を適用した石英プレートヒ
ータの放熱面の平面図(同図 (a))およびそのA−A線
での断面図(同図 (b))であり、前記と同一の符号は同
一または同等部分を表している。
【0016】図1〜3では図示および説明を省略した
が、放熱部30aの石英ガラスプレート3の裏側には、
発熱プレート1の2本のリード線111,112を外部
に引き出すための比較的大口径の石英管部30bが連結
されており、放熱部30a内部は石英管部30bによっ
て大気と連通することになる。
【0017】このような構成の石英プレートヒータ30
は、図5に示したように、前記発熱プレート1の挟み込
まれている放熱部30aのみが反応炉50内に収容さ
れ、石英管部30bは、発熱プレート1のリード電極1
11,112を外部装置へ接続するために、反応炉50
の壁面に設けられた開口51を貫通して反応炉50外へ
導かれる。石英管部30bと反応炉壁面の開口51と
は、例えばOリング52等の適宜の封止手段によって封
止される。
【0018】ところで、上記した構成では、放熱部30
a内部も大気圧となるために、反応炉50内を真空にす
ると石英ガラスプレート2,3に歪みが生じることにな
る。したがって、真空中で使用する場合には、放熱部3
0aの内部も真空状態に保つことが望ましい。
【0019】図6は、放熱部30aの内部が真空に保た
れるようにした本発明の第2実施形態である石英プレー
トヒータ30の断面図であり、図7〜9は、その製造方
法を示した断面図である。各図において、前記と同一の
符号は同一または同等部分を表している。
【0020】本実施形態では、図7(a) に示したよう
に、直方体状の石英ガラス棒301の両端に、それぞれ
2本のタングステンリード電極31,32および33,
34をモリブデンワイヤ35,36で縛り付けて簡易固
定する。さらに、タングステンリード電極31,32に
板厚0.1〜0.5ミリのモリブデン板、ニッケル板、
あるいはステンレス板等の金属板38,39をそれぞれ
スポット溶接する。なお、リード電極31,33同士お
よびリード電極32,34同士は、予めモリブデン箔等
の導電箔(図示せず)を介して電気的に接続されてい
る。
【0021】次いで、同図(b) に示したように、一端が
封止された石英ガラス管41内に前記石英ガラス棒30
1を収容し、その他端に吸引管42を連結する。なお、
両端が開放された石英ガラス管内に前記石英ガラス棒3
01を収容し、その後、一方の端部を封止するようにし
ても良い。
【0022】次いで、石英ガラス管41内を真空状態ま
で吸引した後、同図(c) に示したように、石英ガラス管
41に対して前記石英ガラス棒301および各タングス
テンリード電極31〜34が位置決め固定され、かつリ
ード電極31,32の雰囲気とリード電極33,34の
雰囲気とが遮断されるように、石英ガラス管41を前記
石英ガラス棒301の中央部近傍において収縮させ、石
英ガラス棒301および各タングステンリード電極31
〜34が挟持されるようにする。その後、吸引管42を
封止する。
【0023】次いで、リード電極31,32がタングス
テンワイヤ35によって石英ガラス棒301に縛り付け
られている位置よりも内側(図中、破線部分)において
前記石英ガラス管41を切断し、前記リード電極31,
32を大気に露出させる。このときタングステンワイヤ
35も切断して取り外す。
【0024】次いで、図8に示したように、前記発熱プ
レート1のリード線111,112を前記金属板38,
39とスポット溶接し、石英ガラスプレート3の石英管
部30b内に前記石英ガラス管41を挿入する。さら
に、石英ガラス管41を石英管部30b内から引き出す
ように図中左方向に移動して前記発熱プレート1を石英
ガラスプレート3の凹部3aへ収納する。
【0025】次いで、図9に示したように、石英ガラス
プレート3に石英ガラスプレート2を重ね合わせ、各石
英ガラスプレート2,3を両者の周縁部同士で密着する
と共に、石英管部30bの端部79を溶融し、リード電
極33,34が収容されている位置近傍において前記石
英ガラス管41の露出面に加熱溶着する。このとき、リ
ード電極33,34の雰囲気は真空なので、この加熱に
よって酸化されてしまうことがない。
【0026】次いで、排気管32を介して放熱部30a
および石英管部30b内を真空排気し、排気管32を封
止する。最後に、石英ガラス管41を破線部分において
切断して前記リード電極33,34を大気に露出させ、
タングステンワイヤ36を切断して取り外す。
【0027】本実施形態によれば、石英プレートヒータ
30の内部を真空状態に保つことができるので、放熱部
30aを真空内で使用しても、石英ガラスプレート2,
3の歪や破損が防止される。また、本実施形態によれ
ば、リード電極33,34が収容されている位置近傍に
おいて石英管部30bの端部79を石英ガラス管41の
露出面に加熱溶着する際には、リード電極33,34の
雰囲気が真空なので、この加熱溶着時にリード電極3
3,34が酸化されてしまうことがない。
【0028】なお、上記した実施形態では、石英プレー
トヒータ30の内部を真空状態に保つ場合を例にして説
明したが、本発明はこれのみに限定されず、石英プレー
トヒータ30の放熱部を大気圧の環境下で使用するので
あれば、内部に不活性ガスを充填するようにしても良
い。
【0029】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば発熱エ
レメントを複数枚の合成マイカ箔で挟み込んで加熱加圧
積層後に高温焼成し、その結果得られた発熱プレートを
石英ガラス内に収容するようにしたので、加熱時におけ
る発熱エレメントの膨脹や変形が防止されるのみなら
ず、これまで石英ガラスの接合面に形成されていた多数
の細い溝の代わりに大きな窪みを唯一形成するだけで良
いので、熱応力や熱歪に対する耐久性が向上し、生産方
法も簡略化される。
【0030】さらに、本発明の製造方法によれば、リー
ド電極の近傍でガラス管同士を加熱溶着する際には、リ
ード電極の雰囲気が真空あるいは不活性ガスなので、こ
の加熱溶着時の熱によるリード電極の酸化が防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の石英プレートヒータの放熱部の製造
方法を示した断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態である石英プレートヒ
ータの放熱部の断面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態である石英プレートヒ
ータの放熱部の断面図である。
【図4】 本発明を適用した石英プレートヒータの平面
図および断面図である。
【図5】 本発明の石英プレートヒータの使用方法を示
した断面図である。
【図6】 本発明を適用した他の石英プレートヒータの
断面図である。
【図7】 図6に示した石英プレートヒータの製造方法
を示した断面図である。
【図8】 図6に示した石英プレートヒータの製造方法
を示した断面図である。
【図9】 図6に示した石英プレートヒータの製造方法
を示した断面図である。
【図10】 従来の石英プレートヒータの放熱部の構成
を示した断面図である。
【符号の説明】
1…発熱プレート、2,3…石英ガラスプレート、3a
…石英ガラスプレート3に設けられた凹部、4…熱反射
膜、10…発熱エレメント、30…石英プレートヒー
タ、30a…放熱部、30b…石英管部、31〜34…
リード電極、35,36…タングステンワイヤ、101
…合成マイカ箔、102…セラミック耐熱保護材、11
1,112…リード線
フロントページの続き (72)発明者 服部 栄市 大阪府大阪市都島区友渕町2丁目5番7号 服部ヒーティング工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 佑 埼玉県熊谷市万吉572−237 テクノ・タス ク内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状発熱素子と、 前記平面状発熱素子の熱的変形が阻止されるように、少
    なくともその一方の主面に固着されて前記平面状発熱素
    子を支持する平面状合成マイカと、 前記平面状合成マイカによって支持された平面発熱素子
    を挟み込むように対向配置され、周縁部同士で密着され
    た2枚の石英プレートとを具備し、 前記2枚の石英プレートの少なくとも一方の接合面には
    凹所が形成され、前記平面状合成マイカによって支持さ
    れた平面発熱素子は当該凹所内に配置されることを特徴
    とする石英プレートヒータ。
  2. 【請求項2】 前記平面状合成マイカは、人工的に合成
    したフッ素金雲母およびカリ四ケイ素雲母のいずれか一
    方を主組成分とするマイカ箔にバインダを含浸乾燥さ
    せ、これを1枚または複数積層して加熱加圧した後、さ
    らに焼成して形成されることを特徴とする請求項1に記
    載の石英プレートヒータ。
  3. 【請求項3】 前記バインダは、オルガノポリシロキサ
    ン組成物、プリセラミクポリマー系のポリシロキサン、
    およびポリチタノカルポシランのいずれかであることを
    特徴とする請求項2に記載の石英プレートヒータ。
  4. 【請求項4】 前記平面状合成マイカによって支持され
    た平面発熱素子が配置される領域は真空状態に保たれる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    石英プレートヒータ。
  5. 【請求項5】 前記平面状合成マイカによって支持され
    た平面発熱素子が配置される領域には不活性ガスが充填
    されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の石英プレートヒータ。
  6. 【請求項6】 前記合成マイカの表面には、所定の温度
    範囲において遠赤外線を放出するセラミック耐熱保護材
    がコーティングされたことを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれかに記載の石英プレートヒータ。
  7. 【請求項7】 前記セラミック耐熱保護材は、シリコン
    カーバイト系およびジルコニア系のいずれかであること
    を特徴とする請求項6に記載の石英プレートヒータ。
  8. 【請求項8】 前記一方の石英プレートの一方の主面に
    は熱反射膜が形成されていることを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載の石英プレートヒータ。
  9. 【請求項9】 前記熱反射膜は、金液および白金液のい
    ずれか一方を前記石英プレートの一方の主面に塗布して
    焼成することにより形成されることを特徴とする請求項
    8に記載の石英プレートヒータ。
  10. 【請求項10】 前記熱反射膜は、スパッタ法によって
    被着された窒化チタンであることを特徴とする請求項8
    に記載の石英プレートヒータ。
  11. 【請求項11】 前記各石英プレートの周縁部の接合面
    には精密仕上げ以上の仕上げが施されていることを特徴
    とする請求項1ないし10のいずれかに記載の石英プレ
    ートヒータ。
  12. 【請求項12】 前記石英プレートの接合面の凹所は、
    エッチングによる腐食、ブラスト、および研磨のいずれ
    かによって形成されたことを特徴とする請求項1ないし
    11のいずれかに記載の石英プレートヒータ。
  13. 【請求項13】 第1の石英プレートと、石英管部およ
    びこれに連通する開口を有する第2の石英プレートとの
    間に平面発熱素子を挟み込み、当該平面発熱素子のリー
    ド線を前記開口から石英管部を経由して外部へ引き出す
    ように構成された石英プレートヒータの製造方法におい
    て、 一対のリード電極を導電箔によって電気的に接続してな
    るリード電極対の2組について、各組の一方のリード電
    極を絶縁性棒の一端に相互に絶縁して簡易固定し、他方
    のリード電極を当該絶縁性棒の他端に相互に絶縁して簡
    易固定する工程と、 前記2組のリード電極対が簡易固定された絶縁性棒を石
    英ガラス管内に挿貫して内部を真空排気する工程と、 前記石英ガラス管を絶縁性棒の中心部近傍で収縮させて
    当該絶縁性棒およびリード電極を前記石英ガラス管に対
    して位置決め固定すると共に、前記石英ガラス管内にお
    いて、各組の一方のリード電極の雰囲気と他方のリード
    電極の雰囲気とを遮断する工程と、 前記石英ガラス管の一端を切断して前記各組の一方のリ
    ード電極を大気に露出させる工程と、 前記第2の石英プレートの石英管部から引き出された前
    記平面状発熱素子のリード線を前記露出された各組の一
    方のリード電極と電気的に接続する工程と、 前記石英ガラス管を前記石英管部へ挿貫し、石英管部の
    端部を前記各組の他方のリード電極が固定されている位
    置近傍において石英ガラス管の表面に加熱溶着すると供
    に、前記平面状発熱素子を各石英プレートで挟み込んで
    各石英プレートを周縁部同士で密着させる工程と、 前記第1および第2の石英プレートによって遮断された
    領域内を真空排気して封止する工程と、 前記石英ガラス管の他端を切断して前記各組の他方のリ
    ード電極を大気に露出させる工程とを含むことを特徴と
    する石英プレートヒータの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記絶縁性棒端部へのリード電極の簡
    易固定は、リード電極を絶縁性棒へ縛り付けることによ
    って行われることを特徴とする請求項13に記載の石英
    プレートヒータの製造方法。
JP32358895A 1995-11-17 1995-11-17 石英プレートヒータおよびその製造方法 Pending JPH09148056A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32358895A JPH09148056A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 石英プレートヒータおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32358895A JPH09148056A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 石英プレートヒータおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09148056A true JPH09148056A (ja) 1997-06-06

Family

ID=18156391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32358895A Pending JPH09148056A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 石英プレートヒータおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09148056A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0899777A2 (en) * 1997-07-31 1999-03-03 Toshiba Ceramics Co., Ltd. Carbon heater
WO1999025154A1 (en) * 1997-11-06 1999-05-20 Watlow Electric Manufacturing Company Quartz substrate heater
JPH11238572A (ja) * 1998-02-23 1999-08-31 Komatsu Ltd 温度制御装置およびその製造方法
JP2000173750A (ja) * 1998-12-01 2000-06-23 Toshiba Ceramics Co Ltd 発熱体封入ヒータ
KR100574721B1 (ko) * 2004-04-22 2006-04-27 매직유라주식회사 고온 면상발열체 및 그 제조방법
CN110739604A (zh) * 2019-10-24 2020-01-31 厦门乾照半导体科技有限公司 基于柔性衬底的半导体外延结构、vcsel及制作方法
CN112738928A (zh) * 2020-12-04 2021-04-30 上海航天精密机械研究所 一种通用型组合冷却式模块化辐射加热器
CN116723595A (zh) * 2023-08-10 2023-09-08 佛山市顺德区宜威电器科技有限公司 一种云母发热板及其生产设备

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6043468A (en) * 1997-07-21 2000-03-28 Toshiba Ceramics Co., Ltd. Carbon heater
EP0899777A2 (en) * 1997-07-31 1999-03-03 Toshiba Ceramics Co., Ltd. Carbon heater
EP0899777A3 (en) * 1997-07-31 2003-01-08 Toshiba Ceramics Co., Ltd. Carbon heater
US6037574A (en) * 1997-11-06 2000-03-14 Watlow Electric Manufacturing Quartz substrate heater
WO1999025154A1 (en) * 1997-11-06 1999-05-20 Watlow Electric Manufacturing Company Quartz substrate heater
JPH11238572A (ja) * 1998-02-23 1999-08-31 Komatsu Ltd 温度制御装置およびその製造方法
JP2000173750A (ja) * 1998-12-01 2000-06-23 Toshiba Ceramics Co Ltd 発熱体封入ヒータ
KR100574721B1 (ko) * 2004-04-22 2006-04-27 매직유라주식회사 고온 면상발열체 및 그 제조방법
CN110739604A (zh) * 2019-10-24 2020-01-31 厦门乾照半导体科技有限公司 基于柔性衬底的半导体外延结构、vcsel及制作方法
CN112738928A (zh) * 2020-12-04 2021-04-30 上海航天精密机械研究所 一种通用型组合冷却式模块化辐射加热器
CN112738928B (zh) * 2020-12-04 2022-11-22 上海航天精密机械研究所 一种通用型组合冷却式模块化辐射加热器
CN116723595A (zh) * 2023-08-10 2023-09-08 佛山市顺德区宜威电器科技有限公司 一种云母发热板及其生产设备
CN116723595B (zh) * 2023-08-10 2023-12-12 佛山市顺德区宜威电器科技有限公司 一种云母发热板的生产设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4764468B2 (ja) 容量式の真空測定セルの製造方法および容量式の真空測定セルを用いた測定方法
JP4334139B2 (ja) 容量式の真空測定セルのためのダイヤフラム
EP0493089A1 (en) Wafer heating apparatus and method for producing the same
JP3699349B2 (ja) ウエハー吸着加熱装置
WO2000060658A1 (fr) Electrode, etage de tranche, dispositif a plasma, et procede de fabrication d'une electrode et d'un etage de tranche
JPH1032238A (ja) 被加熱型基板支持構造体
KR20080041241A (ko) 광학 간섭계 압력 센서
JP4590764B2 (ja) ガスセンサ及びその製造方法
JPH09148056A (ja) 石英プレートヒータおよびその製造方法
JP2005347559A (ja) 静電チャック及びセラミック製の静電チャックの製造方法
JPH0263300B2 (ja)
JP2001237051A (ja) 筒状体を有するセラミックヒーター及びこれを用いた加熱装置
JP4098112B2 (ja) ヒータユニット
JP3810216B2 (ja) 試料加熱装置および処理装置並びにそれを用いた試料の処理方法
JPH0750736B2 (ja) ウエハー加熱装置及びその製造方法
US6511759B1 (en) Means and method for producing multi-element laminar structures
JPH0628258B2 (ja) 半導体ウエハー加熱装置及びその製造方法
JP3662909B2 (ja) ウエハー吸着加熱装置及びウエハー吸着装置
JP3467565B2 (ja) 熱放射リフレクターを有する加熱炉
KR20030042615A (ko) 반도체 웨이퍼를 가열하기 위한 몰딩히터 및 그 제조방법
JP3798721B2 (ja) 半導体熱処理用反射板およびこの半導体熱処理用反射板の製造方法
JP2005260251A (ja) 載置台、プラズマ処理装置、および載置台の製造方法
Cheung Die-level glass frit vacuum packaging for a micro-fuel processor system
TW201903936A (zh) 陶瓷構件
JP7029567B1 (ja) シリカ熱反射板