JPH09147935A - アース端子の取付け構造 - Google Patents

アース端子の取付け構造

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JPH09147935A
JPH09147935A JP32834995A JP32834995A JPH09147935A JP H09147935 A JPH09147935 A JP H09147935A JP 32834995 A JP32834995 A JP 32834995A JP 32834995 A JP32834995 A JP 32834995A JP H09147935 A JPH09147935 A JP H09147935A
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JP
Japan
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shaft
holding member
shaped member
ground terminal
terminal
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JP32834995A
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English (en)
Inventor
Masaaki Tabata
正明 田端
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アース端子が接続されたままの電線をボディ
から容易に取り外せるようにする。 【解決手段】 電線Wをボディ20から取り外す際に
は、保持部材30を反らせるように弾性撓みさせると係
止爪32が開脚変位して受け部22から外れるから、そ
のまま保持部材30を軸状部材21から取り外し、その
後、アース端子10を軸状部材21から抜き取ればよ
い。面倒なボルトの取外し作業を行わなくても、保持部
材30を弾性撓みさせて軸状部材21から取り外すとい
う簡単な操作だけで電線Wのボディ20からの取外しが
可能となるから、作業性が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線に接続したア
ース端子をボディに取り付けるための取付け構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のワイヤーハーネスにおいては、
アース用の電線の端末にアース端子を圧着してこのアー
ス端子をボディの所定位置に取り付けることにより、ア
ースをとるようになっている。ところで、近年では自動
車におけるリサイクルが要望されており、そのなかで金
属製のボディを再利用することが考えられている。この
場合、ボディに金属以外の材質の部品が取り付けられた
ままでは後の加工に支障を来すことがあるため、樹脂被
覆の施された電線はボディから取り外しておく必要があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ワイヤーハーネスを構
成する電線のうちのアース用の電線は、上記のようにア
ース端子が圧着によって接続されているため、このアー
ス端子と一緒にボディから取り外さなければならない。
ところが、従来のアース端子の取付方法は、アース端子
に形成した貫通孔にボルトを通してボディにねじ込み、
ボルトの頭部とボディとの間でアース端子を挟み付け
る、という手段がとられていた。このため、電線をボデ
ィから取り外す際には、ボルトを回転させることによっ
てアース端子を外すという煩雑な手間がかかり、作業性
が悪かった。
【0004】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、アース端子が接続されたままの電線をボデ
ィから容易に取り外せるようにすることを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電線
に接続したアース端子をアース用のボディに取外し可能
に取り付けるためのアース端子の取付け構造であって、
ボディに軸状部材を設けると共に、アース端子に軸状部
材と嵌合可能な嵌合孔を形成し、軸状部材に対して弾性
変形しつつ着脱される保持部材を備え、軸状部材に装着
した保持部材とボディとの間でアース端子を挟むように
取り付ける構成としたところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、保持部材に係止爪を形成すると共に、軸状部材に保
持部材の装着状態において係止爪が係合可能な受け部を
形成し、保持部材を弾性撓みさせることにより係止爪を
受け部から離脱させる構成としたところに特徴を有す
る。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、保持部材が板状をなして軸状部材に対して被せるよ
うに取り付けられると共に、係止爪が軸状部材を径方向
に挟むように一対設けられ、保持部材を軸状部材に対し
て軸方向に押圧しつつ反らせることにより係止爪を拡開
変位させて受け部から離脱させる構成としたところに特
徴を有する。
【0008】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、保持部材に、アース端子における電線固着部の近傍
位置に当接可能な当接部を形成し、電線固着部をボディ
から引き離すようなアース端子の変位操作により当接部
が押されて保持部材が弾性撓みを生じる構成としたとこ
ろに特徴を有する。
【0009】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれかの発明において、保持部材に、アース端子を
ボディ側へ押圧可能な弾性押圧片を形成したところに特
徴を有する。
【0010】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれかの発明において、アース端子にボディと弾性
的に接触可能な弾性接触片を形成したところに特徴を有
する。
【0011】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明においては、保
持部材を弾性変形させつつ軸状部材から取り外すことに
より、アース端子のボディからの取外しが可能となる。
面倒なボルトの取外し作業を行わなくても、保持部材を
軸状部材から取り外すという簡単な操作だけで電線のボ
ディからの取外しが可能となるから、電線の取外し作業
を容易に行うことができる。
【0012】請求項2の発明においては、保持部材を弾
性撓みさせることにより係止爪が受け部から外れて軸状
部材から取り外すことができるようになる。
【0013】請求項3の発明においては、保持部材を反
らせるように弾性撓みさせると一対の係止爪が受け部か
ら外れ、取外しが可能になる。
【0014】請求項4の発明においては、電線又は電線
固着部を摘んでボディから引き離すようにすると、保持
部材が弾性撓みして軸状部材から取り外されると共に、
アース端子自身も軸状部材から取り外される。電線のボ
ディからの取外しが1回の操作で済む。
【0015】請求項5の発明においては、弾性押圧片に
よってアース端子がボディに押圧されるため、アース端
子とボディとの導通性が向上する。
【0016】請求項6の発明においては、弾性接触片を
介してアース端子とボディが弾性的に接触するから、導
通性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図4を参照して説明する。アース端子10は、
導電性の金属材料からなる板材を所定形状に打ち抜くと
共に曲げ加工を施すことによって成形されている。アー
ス端子10は全体として円形をなし、その中心には円形
の嵌合孔11が形成されている。アース端子10の外周
には電線固着部12が一体に突出成形されており、この
電線固着部12には電線Wの端末部の樹脂被覆Wa及び
樹脂被覆を剥いて露出させた芯線Wbが圧着によって固
定されている。
【0018】一方、アース用のボディ20には、円柱形
をなす軸状部材21がねじ込み、圧入、溶接等の方法に
よって取り付けられている。この軸状部材21の突出端
には、軸状部材21よりも大径の円形鍔状をなす受け部
22が一体に形成されている。この受け部22の直径寸
法はアース端子10の嵌合孔11の直径寸法よりも僅か
に小さく設定されており、かかる軸状部材21には、ア
ース端子10がその嵌合孔11を貫通させた状態で取り
付けられる。尚、この軸状部材21としては、導通性を
有する金属材料や、非導通性の樹脂材料などが用いられ
る。
【0019】上記軸状部材21には、軸状部材21に取
り付けたアース端子10を抜止め状態に保持するための
保持部材30が装着されるようになっている。この保持
部材30は、弾性撓み容易な合成樹脂材料からなり、全
体として円板形をなす本体部31と、この本体部31の
裏面に円周方向において180°の角度ピッチで形成し
た一対の係止爪32,32とからなる。この係止爪32
は、受け部22の外周に沿った円弧形板状に延出した形
状をなし、その延出端縁には受け部22の裏面に係止さ
れる突起33が形成されている。また、突起33の裏面
側はテーパ状のガイド面34となっている。また、係止
爪32が受け部22に係合した状態においては、その係
止爪32とボディ20の表面との間隔がアース端子10
の板厚と同じ寸法となるように設定されている。かかる
一対の係止爪32,32は、本体部31が反るように弾
性撓みを生じるのに伴い、互いに突起33,33を離間
させるように姿勢を変位させるようになっている。さら
に、本体部31の外周縁における係止爪32,32と対
応する2位置には、保持部材30の弾性撓み操作を容易
にするための一対の指掛け部35,35が突出形成され
ている。
【0020】次に、本実施形態に作用について説明す
る。アース端子10をボディ20に取り付ける際には、
まず嵌合孔11に受け部22を貫通させるようにしてア
ース端子10を軸状部材21に取り付ける。そして、保
持部材30を軸状部材21に対して図1乃至図3の上か
ら押し付けるようにすると、ガイド面が受け部22の上
面周縁に係合することにより、本体部が反るように弾性
撓み部しつつ係止爪が開脚するように変位し、突起の先
端が受け部22の外周面に摺接し、突起が受け部22を
乗り越えたところで、本体部弾性復元力により係止爪が
閉脚変位して突起が受け部22の裏面に係合する。この
状態では、係止爪の図1乃至図3における下端面がアー
ス端子10を押さえ付けてボディ20に密着させるよう
になり、もってアース端子10の取付が完了する。
【0021】アース端子10を取り外す際には、保持部
材30の本体部を図2に示すように反り返らせるように
弾性撓みさせる。このとき、親指を本体部の中央部に押
し当てると共に人差し指を指掛け部に上側から引っ掛け
るようにすると、操作が簡単になる。このようにして本
体部を反らせると係止爪が受け部22から外れるため、
そのままの状態で保持部材30を持ち上げることによっ
て保持部材30が軸状部材21から簡単に取り外され
る。これにより、アース端子10に対するボディ20へ
の押圧が解除されるため、アース端子10を軸状部材2
1に沿わせて抜き取ることができる。これにより、金属
製のボディ20とは異なる材質の樹脂製の被覆Waを含
んでいる電線Wがボディ20から取り外され、この後、
ボディ20はリサイクル処理されることになる。
【0022】上記のように、本実施形態によれば、電線
Wの取外しに際して、きつく締め付けられているボルト
を緩めるといった面倒な作業を行わなくても保持部材3
0を弾性撓みさせて軸状部材21から取り外すという簡
単な操作を行うだけでよいから、電線Wの取外し作業を
容易に行うことができる。
【0023】勿論、電線のボディ20への取付け作業に
際しても、軸状部材21にアース端子10と保持部材3
0を嵌めるという簡単な操作によって行うことができる
ため、取外しの際と同じく面倒なボルトの回転操作が不
要であり、作業性に優れている。
【0024】<実施形態2>次に、本発明を具体化した
実施形態2を図5及び図6を参照して説明する。本実施
形態は、上記実施形態1において軸状部材と保持部材の
構成を異ならせたものである。アース端子の構成につい
ては上記実施形態1と同じであるため、同一符号を付
し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
【0025】ボディ20には実施形態1と同様に先端に
大径の鍔状をなす受け部24を備えた軸状部材23が設
けられている。この軸状部材23の受け部24の裏面と
ボディ20の表面との間の距離は実施形態1の軸状部材
22よりも少し大きく設定されている。
【0026】保持部材40は、実施形態1と同様に、円
形をなす本体部41の裏面に一対の係止爪42,42を
形成すると共に、その係止爪42の先端に突起43を形
成し、さらに、突起43の裏面側にガイド面44を形成
し、本体部41の外周縁に一対の指掛け部45,45を
形成した構成になる。
【0027】これに加えて、本実施形態の保持部材40
には一対の弾性押圧片46,46が設けられている。こ
の弾性押圧片46は、本体部41の裏面における係止爪
42よりも外周側に配されており、ほぼ平坦な板状をな
して図6の下方へ延びていると共に、その延出端が外広
がり状に湾曲した形状をなしていて、その湾曲部の先端
は係止爪42よりも長く突き出している。
【0028】本実施形態におけるアース端子10及び保
持部材40の着脱作業は実施形態1と同様にして行われ
るため、説明を省略する。本実施形態では、軸状部材2
3にアース端子10と保持部材40を装着すると、弾性
押圧片46,46が弾性撓みした状態でアース端子10
に当接する。これにより、アース端子10は弾性的にボ
ディ20に押圧されることになるため、アース端子10
とボディ20との間の導通性が向上する。
【0029】<実施形態3>次に、本発明を具体化した
実施形態3を図7及び図8を参照して説明する。本実施
形態は、上記実施形態におけるアース端子の構成を異な
らせたものである。保持部材については実施形態1と同
じものが、ボディと軸状部材については上記実施形態2
と同じものが用いられているため、これらについては、
同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略す
る。
【0030】本実施形態のアース端子50は、上記実施
形態と同様に、円形の嵌合孔51を有する本体部と、電
線Wの樹脂被覆Wa及び芯線Wbが圧着された電線固着
部52とを備えて構成されている。嵌合孔51の孔縁に
は、周方向に90°間隔を空けて4片の弾性接触片53
が設けられている。この弾性接触片53は、嵌合孔51
の孔縁部分を切り起こすと共に曲げ加工を施すことによ
り、アース端子50よりも図8における下方へ突出して
形成されており、その突出端が上向きに湾曲成形されて
いる。
【0031】本実施形態におけるアース端子50及び保
持部材30の着脱作業は実施形態1と同様にして行われ
るため、説明を省略する。本実施形態では、軸状部材2
3にアース端子50と保持部材30を取り付けると、係
止爪32の下端面がアース端子50の上面に当接してこ
れをボディ20側へ押圧する。このため、弾性接触片5
3が係止爪32とボディ20との間で挟み付けられて弾
性撓みを生じ、この弾性接触片53がその弾性復元力に
よってボディ20に押圧されるため、アース端子50と
ボディ20との間の導通性が向上する。
【0032】<実施形態4>次に、本発明を具体化した
実施形態4を図9及び図10を参照して説明する。本実
施形態は、上記実施形態における保持部材の構成を異な
らせたものである。ボディ、軸状部材及びアース端子に
ついては実施形態1と同じものが用いられているため、
同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略す
る。
【0033】本実施形態の保持部材60は、上記実施形
態1のものと同様に、全体として円形をなす本体部61
の裏面に一対の係止爪62,62を形成すると共に、そ
の係止爪62の先端に突起63を形成し、さらに、突起
63の裏面側にガイド面64を形成した構成になる。本
体部61の外周縁には、本体部61と面一状に延出する
と共にその延出端から図9の下方へ屈曲して延出したL
字形状をなす当接部65が一体に形成されている。
【0034】本実施形態におけるアース端子10及び保
持部材60の装着動作は実施形態1と同様にして行われ
るため、説明を省略する。本実施形態では、軸状部材2
1にアース端子10と保持部材60を取り付けると、当
接部65の先端がアース端子10に当接するが、このと
きの当接位置を電線固着部12に近い位置にしておく。
このように取り付けた状態からアース端子10を取り外
す際には、電線Wまたは電線固着部12を掴んでボディ
20から斜めに浮かせるように操作すると、図10に示
すように、電線固着部12に近い部分が当接部65を押
し上げることにより、保持部材60の本体部61が反る
ように弾性撓みさせられる。これに伴い、当接部65に
近い側(図10の右側)の係止爪62が斜め姿勢に変位
して軸状部材21の受け部22から外れ、電線固着部1
2がさらに持ち上げられると保持部材60が軸状部材2
1から外れると共に、アース端子10自身も軸状部材2
1から抜き取ることができる。このように、本実施形態
では、保持部材60を軸状部材21から外す作業とアー
ス端子10を軸状部材21から抜き取る作業とを1回の
操作で行うことができるため、作業性に優れている。
【0035】尚、本実施形態では、保持部材60とアー
ス端子10とに双方の相対的な回転を規制するための回
り止め手段を設けることが好ましい。回り止め手段とし
ては、例えば、アース端子の上面に凹部を形成してここ
に当接部の先端を嵌合させる構成や、アース端子の上面
に一対の小突起を形成してその間に当接部を嵌合させる
構成などがある。
【0036】<実施形態5>次に、本発明を具体化した
実施形態5を図11及び図12を参照して説明する。本
実施形態は、上記実施形態4における保持部材の構成を
異ならせたものである。ボディ、軸状部材及びアース端
子については実施形態1と同じものが用いられているた
め、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略
する。
【0037】本実施形態の保持部材70は、上記実施形
態4のものと同様に、全体として円形をなす本体部71
の裏面に一対の係止爪72,72を形成すると共に、そ
の係止爪72の先端に突起73を形成し、さらに、突起
73の裏面側にガイド面74を形成した構成になる。本
体部71の外周縁には、本体部71と面一状に延出する
と共にその延出端から図11の下方へ屈曲して延出した
L字形状をなす操作部75が一体に形成されている。こ
の操作部75は、実施形態4における当接部65と比較
すると、下方への突出長さが短く設定されている。
【0038】本実施形態におけるアース端子10及び保
持部材70の装着作業は実施形態1と同様にして行われ
るため、説明を省略する。本実施形態においてアース端
子10を取り外す際には、操作部75に指を掛けて持ち
上げるようにすると、図12に示すように、保持部材7
0の本体部71が反るように弾性撓みさせられ、これに
伴って操作部75に近い側(図12の右側)の係止爪7
2が斜め姿勢に変位して受け部22から外れ、保持部材
70が軸状部材21から取り外される。この後、アース
端子10を軸状部材21から抜き取るようにする。即
ち、本実施形態では、保持部材70の取外しの作業を片
手で行うことができるため、作業性に優れている。
【0039】<実施形態6>次に、本発明を具体化した
実施形態6を図13及び図14を参照して説明する。本
実施形態は、上記実施形態1における軸状部材の構成を
異ならせたものである。ボディ、保持部材及びアース端
子については実施形態1と同じものが用いられているた
め、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略
する。
【0040】本実施形態の軸状部材25の外周には、同
心の円形板状をなす位置決め部27がボディ20の表面
に接するように形成されている。この位置決め部27の
高さ寸法はアース端子10の板厚寸法よりも僅かに小さ
く、また、その直径寸法は受け部26と同じ寸法、即ち
アース端子10の嵌合孔11の直径寸法よりも僅かに小
さい寸法となっている。
【0041】かかる軸状部材25にアース端子10と保
持部材30を装着した状態では、図13に示すように、
アース端子10の嵌合孔11が位置決め部27に対して
大きな隙間を空けずに嵌合する。この位置決め部27と
嵌合孔11の嵌合により、ボディ20の表面上において
アース端子10が軸状部材25に対して遊動することが
規制される。また、アース端子10の厚さは位置決め部
27よりも高くなっているから、係止爪32がアース端
子10をボディ20に押圧するようになり、アース端子
10とボディ20との電気的接触が確保される。
【0042】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0043】(1)上記実施形態では、保持部材を軸状
部材に対して装着状態に保持するための手段として係止
爪と受け部とを係合させる構成としたが、本発明によれ
ば、これ以外の係合手段を用いることもできる。
【0044】(2)本発明によれば、実施形態2の保持
部材40に弾性押圧片46を設ける構成は、実施形態3
乃至実施形態6にも適用することができる。
【0045】(3)本発明によれば、実施形態3のアー
ス端子50に弾性接触片53を設ける構成は、実施形態
2又は図4乃至実施形態6にも適用することができる。
【0046】(4)本発明によれば、実施形態6の軸状
部材25に位置決め部27を設ける構成は、実施形態2
乃至実施形態5にも適用することができる。
【0047】(5)上記実施形態では保持部材が弾性撓
みして軸状部材から取外し可能になったときに、その撓
んだ状態を維持する必要があったが、本発明によれば、
保持部材として、例えば灯油缶の蓋のように外周に形成
した多数の係止爪が閉じた状態と開いた状態とに自己保
持可能な構造のものを用いることもできる。かかる構造
のもの用いると、取外しの際には保持部材の中央部を指
で押すだけで軸状部材から取外しが可能になるため、操
作性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1においてボディにアース端
子を取り付けた状態をあらわす断面図
【図2】実施形態1において保持部材の取外し途中の状
態をあらわす断面図
【図3】実施形態1においてアース端子をボディから取
り外した状態の断面図
【図4】実施形態1における軸状部材とアース端子と保
持部材の分離状態をあらわす斜視図
【図5】実施形態2の保持部材の斜視図
【図6】実施形態2においてボディにアース端子を取り
付けた状態をあらわす断面図
【図7】実施形態3のアース端子の斜視図
【図8】実施形態3のボディにアース端子を取り付けた
状態をあらわす断面図
【図9】実施形態4においてボディにアース端子を取り
付けた状態をあらわす断面図
【図10】実施形態4においてアース端子の取外し途中
の状態をあらわす断面図
【図11】実施形態5においてボディにアース端子を取
り付けた状態をあらわす断面図
【図12】実施形態5において保持部材の取外し途中の
状態をあらわす断面図
【図13】実施形態6においてボディにアース端子を取
り付けた状態をあらわす断面図
【図14】実施形態6の軸状部材の斜視図
【符号の説明】
W…電線 10…アース端子 11…嵌合孔 20…ボディ 21…軸状部材 22…受け部 30…保持部材 32…係止爪

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線に接続したアース端子をアース用の
    ボディに取外し可能に取り付けるためのアース端子の取
    付け構造であって、 前記ボディに軸状部材を設けると共に、前記アース端子
    に前記軸状部材と嵌合可能な嵌合孔を形成し、前記軸状
    部材に対して弾性変形しつつ着脱される保持部材を備
    え、前記軸状部材に装着した前記保持部材と前記ボディ
    との間で前記アース端子を挟むように取り付ける構成と
    したことを特徴とするアース端子の取付け構造。
  2. 【請求項2】 保持部材に係止爪を形成すると共に、前
    記軸状部材に前記保持部材の装着状態において前記係止
    爪が係合可能な受け部を形成し、前記保持部材を弾性撓
    みさせることにより前記係止爪を前記受け部から離脱さ
    せる構成としたことを特徴とする請求項1記載のアース
    端子の取付け構造。
  3. 【請求項3】 保持部材が板状をなして軸状部材に対し
    て被せるように取り付けられると共に、係止爪が前記軸
    状部材を径方向に挟むように一対設けられ、前記保持部
    材を前記軸状部材に対して軸方向に押圧しつつ反らせる
    ことにより前記係止爪を拡開変位させて受け部から離脱
    させる構成としたことを特徴とする請求項2記載のアー
    ス端子の取付け構造。
  4. 【請求項4】 保持部材に、アース端子における電線固
    着部の近傍位置に当接可能な当接部を形成し、前記電線
    固着部をボディから引き離すような前記アース端子の変
    位操作により前記当接部が押されて前記保持部材が弾性
    撓みを生じる構成としたことを特徴とする請求項2記載
    のアース端子の取付け構造。
  5. 【請求項5】 保持部材に、アース端子をボディ側へ押
    圧可能な弾性押圧片を形成したことを特徴とする請求項
    1乃至請求項4のいずれかに記載のアース端子の取付け
    構造。
  6. 【請求項6】 アース端子にボディと弾性的に接触可能
    な弾性接触片を形成したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれかに記載のアース端子の取付け構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004200159A (ja) * 2002-12-05 2004-07-15 Midtronics Inc バッテリテストモジュール
JP2018181754A (ja) * 2017-04-20 2018-11-15 矢崎エナジーシステム株式会社 導電性部材の固定構造

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JP2004200159A (ja) * 2002-12-05 2004-07-15 Midtronics Inc バッテリテストモジュール
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