JP3204918B2 - 蓄電池用端子構造 - Google Patents
蓄電池用端子構造Info
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- locking
- male terminal
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R11/00—Individual connecting elements providing two or more spaced connecting locations for conductive members which are, or may be, thereby interconnected, e.g. end pieces for wires or cables supported by the wire or cable and having means for facilitating electrical connection to some other wire, terminal, or conductive member, blocks of binding posts
- H01R11/11—End pieces or tapping pieces for wires, supported by the wire and for facilitating electrical connection to some other wire, terminal or conductive member
- H01R11/28—End pieces consisting of a ferrule or sleeve
- H01R11/281—End pieces consisting of a ferrule or sleeve for connections to batteries
- H01R11/282—End pieces consisting of a ferrule or sleeve for connections to batteries comprising means for facilitating engagement or disengagement, e.g. quick release terminal
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/50—Current conducting connections for cells or batteries
- H01M50/502—Interconnectors for connecting terminals of adjacent batteries; Interconnectors for connecting cells outside a battery casing
- H01M50/514—Methods for interconnecting adjacent batteries or cells
- H01M50/517—Methods for interconnecting adjacent batteries or cells by fixing means, e.g. screws, rivets or bolts
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の蓄電池同士
の端子を着脱するための着脱容易な端子構造に関し、特
に電気自動車用の蓄電池同士の接続離脱に好適な蓄電池
用端子構造に関する。
の端子を着脱するための着脱容易な端子構造に関し、特
に電気自動車用の蓄電池同士の接続離脱に好適な蓄電池
用端子構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から蓄電池用端子構造に関しては種
々なものが知られている。例えば、図１６に示したよう
なものが提案されている。図１６は従来の蓄電池用端子
構造の一例を示す分解斜視図である。図１６において、
従来の蓄電池用端子構造１０１は、蓄電池本体１０２上
面に立設された雄端子１０３と、この雄端子１０３に係
合される雄端子挿入孔１０５と電線Ｗをかしめて接続す
るかしめ部１０６とを有する雌端子１０４とからなって
いる。
々なものが知られている。例えば、図１６に示したよう
なものが提案されている。図１６は従来の蓄電池用端子
構造の一例を示す分解斜視図である。図１６において、
従来の蓄電池用端子構造１０１は、蓄電池本体１０２上
面に立設された雄端子１０３と、この雄端子１０３に係
合される雄端子挿入孔１０５と電線Ｗをかしめて接続す
るかしめ部１０６とを有する雌端子１０４とからなって
いる。
【０００３】さらに詳しくは、前記雄端子挿入孔１０５
の先端には開口部１０７が設けられていて、この開口部
１０７の両側には一対の張り出し部１０８が形成されて
いる。この張り出し部１０８は雄端子挿入孔１０５を囲
む電気接触部１０９の先端から張り出されている。ま
た、ボルト１１０とナット１１１で一対の張り出し部１
０８を締め上げて雄端子挿入孔１０５の内径を縮小する
ために、張り出し部１０８にはボルト１１０を挿通すた
めの貫通孔１１２が開けられている。さらに、ボルト１
１０の締め過ぎを防止すると共に、適宜な緊締度を確保
するために、ワッシャ部１１３と突出高さＨを有するス
トッパ部１１４とからなるＬ字金物１１５が設けられて
いる。
の先端には開口部１０７が設けられていて、この開口部
１０７の両側には一対の張り出し部１０８が形成されて
いる。この張り出し部１０８は雄端子挿入孔１０５を囲
む電気接触部１０９の先端から張り出されている。ま
た、ボルト１１０とナット１１１で一対の張り出し部１
０８を締め上げて雄端子挿入孔１０５の内径を縮小する
ために、張り出し部１０８にはボルト１１０を挿通すた
めの貫通孔１１２が開けられている。さらに、ボルト１
１０の締め過ぎを防止すると共に、適宜な緊締度を確保
するために、ワッシャ部１１３と突出高さＨを有するス
トッパ部１１４とからなるＬ字金物１１５が設けられて
いる。
【０００４】上記構成の従来の蓄電池用端子構造１０１
においては、通常バッテリーポストと称する雄端子１０
３に電気接触部１０９の雄端子挿入孔１０５を挿入した
後、ボルト１１０をワッシャ部１１３および貫通孔１１
２に通してナット１１１を締め上げれば、ナット１１１
がストッパ部１１４に当接されたとき雌端子挿入孔１０
５は雄端子１０３を圧損することなく適宜な緊締度で締
め上げているから電気的にも確実に接続が行われる。
においては、通常バッテリーポストと称する雄端子１０
３に電気接触部１０９の雄端子挿入孔１０５を挿入した
後、ボルト１１０をワッシャ部１１３および貫通孔１１
２に通してナット１１１を締め上げれば、ナット１１１
がストッパ部１１４に当接されたとき雌端子挿入孔１０
５は雄端子１０３を圧損することなく適宜な緊締度で締
め上げているから電気的にも確実に接続が行われる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の蓄電池用端子構造１０１においては、ボルト１１０
およびナット１１１の締め上げに締付工具を使う必要が
ある。したがって、例えば、電気自動車等の蓄電池のよ
うに接近して置かれていて、端子間の距離が短く狭い場
所であると、締付工具が隣接した蓄電池の電気接触部１
０９等の部品に当たって操作し難く作業効率が低下する
という問題がある。また、ボルト１１０およびナット１
１１により締め付けを行っても、蓄電池用端子構造１０
１と雄端子１０３とが完全に接続されたか否かを目視に
より簡単に確認することができず、非常に不便であっ
た。更に、前記蓄電池用端子構造１０１を高圧の蓄電池
を使用する電気自動車に適用した場合、蓄電池に直に手
を触れる可能性があり、危険であった。
来の蓄電池用端子構造１０１においては、ボルト１１０
およびナット１１１の締め上げに締付工具を使う必要が
ある。したがって、例えば、電気自動車等の蓄電池のよ
うに接近して置かれていて、端子間の距離が短く狭い場
所であると、締付工具が隣接した蓄電池の電気接触部１
０９等の部品に当たって操作し難く作業効率が低下する
という問題がある。また、ボルト１１０およびナット１
１１により締め付けを行っても、蓄電池用端子構造１０
１と雄端子１０３とが完全に接続されたか否かを目視に
より簡単に確認することができず、非常に不便であっ
た。更に、前記蓄電池用端子構造１０１を高圧の蓄電池
を使用する電気自動車に適用した場合、蓄電池に直に手
を触れる可能性があり、危険であった。
【０００６】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、電気的接続が確実に行われると共に、雌
端子の雄端子への着脱が工具を使うことなくワンタッチ
で行うことができる蓄電池用端子構造を提供することで
ある。本発明の他の目的は、蓄電池と蓄電池用端子構造
との接続状態を簡単に検知可能な蓄電池用端子構造を提
供することである。
たものであり、電気的接続が確実に行われると共に、雌
端子の雄端子への着脱が工具を使うことなくワンタッチ
で行うことができる蓄電池用端子構造を提供することで
ある。本発明の他の目的は、蓄電池と蓄電池用端子構造
との接続状態を簡単に検知可能な蓄電池用端子構造を提
供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、請
求項１記載の蓄電池用端子構造であって、蓄電池本体上
面に立設された雄端子と、この雄端子に係合される雄端
子挿入孔と電線をかしめて接続するかしめ部とを有する
雌端子とからからなる蓄電池用端子構造において、円筒
状の前記雄端子上端部に設けられた環状凹溝と、この環
状凹溝を含み前記雌端子を係止するための係止機構を有
し、かつ前記雌端子の外殻体として設けられたハウジン
グと、前記係止機構を係止状態から解除するために前記
ハウジングの前記雄端子を囲む竪筒内に設けられた係止
解除機構とを備えていることを特徴とする蓄電池用端子
構造によって解決することができる。
求項１記載の蓄電池用端子構造であって、蓄電池本体上
面に立設された雄端子と、この雄端子に係合される雄端
子挿入孔と電線をかしめて接続するかしめ部とを有する
雌端子とからからなる蓄電池用端子構造において、円筒
状の前記雄端子上端部に設けられた環状凹溝と、この環
状凹溝を含み前記雌端子を係止するための係止機構を有
し、かつ前記雌端子の外殻体として設けられたハウジン
グと、前記係止機構を係止状態から解除するために前記
ハウジングの前記雄端子を囲む竪筒内に設けられた係止
解除機構とを備えていることを特徴とする蓄電池用端子
構造によって解決することができる。
【０００８】また上記課題は、請求項２記載の蓄電池用
端子構造であって、前記係止機構の一部が前記竪筒の内
周部に設けられた係止突起で有り、前記係止解除機構が
前記係止突起を挟んで前記竪筒上端から切られた一対の
スリットによって形成される可撓アームと、この可撓ア
ームを側方へ撓ませるために前記竪筒上端部に上下動可
能に設けられ、かつ下面に側方へ向けた傾斜面を有する
解除ボタンとからなることを特徴とする請求項１記載の
蓄電池用端子構造によって解決することができる。
端子構造であって、前記係止機構の一部が前記竪筒の内
周部に設けられた係止突起で有り、前記係止解除機構が
前記係止突起を挟んで前記竪筒上端から切られた一対の
スリットによって形成される可撓アームと、この可撓ア
ームを側方へ撓ませるために前記竪筒上端部に上下動可
能に設けられ、かつ下面に側方へ向けた傾斜面を有する
解除ボタンとからなることを特徴とする請求項１記載の
蓄電池用端子構造によって解決することができる。
【０００９】上記構成の請求項１および２記載の蓄電池
用端子構造においては、雌端子の雄端子への接続は雌端
子の外殻体としてのハウジングに設けられた係止機構の
一部としての係止突起により雄端子に設けられた環状凹
溝に係止されるので、締め上げ操作の必要はなく工具を
使用することなくワンタッチで取付け作業を行うことが
できる。また、雌端子を雄端子から取り外すには、ハウ
ジングの竪筒内に設けられた係止解除機構としての解除
ボタンを押し下げて可撓アームを側方に撓ませることに
より、係止突起の係止が環状凹溝から工具を使用するこ
となくワンタッチで解除することができる。よって、狭
い場所でも取り外しの作業効率を向上させることができ
る。
用端子構造においては、雌端子の雄端子への接続は雌端
子の外殻体としてのハウジングに設けられた係止機構の
一部としての係止突起により雄端子に設けられた環状凹
溝に係止されるので、締め上げ操作の必要はなく工具を
使用することなくワンタッチで取付け作業を行うことが
できる。また、雌端子を雄端子から取り外すには、ハウ
ジングの竪筒内に設けられた係止解除機構としての解除
ボタンを押し下げて可撓アームを側方に撓ませることに
より、係止突起の係止が環状凹溝から工具を使用するこ
となくワンタッチで解除することができる。よって、狭
い場所でも取り外しの作業効率を向上させることができ
る。
【００１０】また上記課題は、請求項３記載の蓄電池用
端子構造であって、前記竪筒上端部の前記かしめ部と反
対位置に指掛け突起部を設けることを特徴とする請求項
１記載の蓄電池用端子構造によって解決することができ
る。前記構成の請求項１及び３記載の畜電池用端子構造
においては、竪筒上端部に指掛け突起部が設けられてい
るので、雌端子を雄端子から引き抜く場合には指掛け突
起部の下に手指を掛け、ここを支点にして親指で解除ボ
タンを押し下げることができるから、そのまま指掛け突
起部を引き上げれば、手指を滑らせることなく容易に雌
端子を雄端子から引き抜くことができる。よって、取り
外しの作業効率を一層向上させることができる。
端子構造であって、前記竪筒上端部の前記かしめ部と反
対位置に指掛け突起部を設けることを特徴とする請求項
１記載の蓄電池用端子構造によって解決することができ
る。前記構成の請求項１及び３記載の畜電池用端子構造
においては、竪筒上端部に指掛け突起部が設けられてい
るので、雌端子を雄端子から引き抜く場合には指掛け突
起部の下に手指を掛け、ここを支点にして親指で解除ボ
タンを押し下げることができるから、そのまま指掛け突
起部を引き上げれば、手指を滑らせることなく容易に雌
端子を雄端子から引き抜くことができる。よって、取り
外しの作業効率を一層向上させることができる。
【００１１】また上記課題は、請求項４記載の蓄電池用
端子構造であって、前記係止機構の一部が前記竪筒内に
水平に設けられ、かつ側方へ可撓可能な片持ち梁状のス
プリングであり、前記係止解除機構が前記竪筒上端部に
一定角度だけ回転可能に設けられ、かつ下面に前記スプ
リングの先端を引掛けて側方へ撓ませるリブを有する解
除つまみとからなることを特徴とする請求項１記載の蓄
電池用端子構造によって解決することができる。
端子構造であって、前記係止機構の一部が前記竪筒内に
水平に設けられ、かつ側方へ可撓可能な片持ち梁状のス
プリングであり、前記係止解除機構が前記竪筒上端部に
一定角度だけ回転可能に設けられ、かつ下面に前記スプ
リングの先端を引掛けて側方へ撓ませるリブを有する解
除つまみとからなることを特徴とする請求項１記載の蓄
電池用端子構造によって解決することができる。
【００１２】前記構成の請求項１および４記載の蓄電池
用端子構造においては、雌端子の雄端子への接続は雌端
子の外殻体としてのハウジングに設けられた係止機構の
一部としてのスプリングにより雄端子に設けられた環状
凹溝に係止されるので、締め上げ操作の必要はなく工具
を使用することなくワンタッチで取付けることができ
る。また、雌端子を雄端子から取り外すには、ハウジン
グの竪筒内に設けられた係止解除機構としての解除つま
みを回転してスプリングを側方に撓ませることにより、
スプリングによる係止が工具を使用することなくワンタ
ッチで解除させることができる。よって、狭い場所でも
取り外しの作業効率を向上させることができる。
用端子構造においては、雌端子の雄端子への接続は雌端
子の外殻体としてのハウジングに設けられた係止機構の
一部としてのスプリングにより雄端子に設けられた環状
凹溝に係止されるので、締め上げ操作の必要はなく工具
を使用することなくワンタッチで取付けることができ
る。また、雌端子を雄端子から取り外すには、ハウジン
グの竪筒内に設けられた係止解除機構としての解除つま
みを回転してスプリングを側方に撓ませることにより、
スプリングによる係止が工具を使用することなくワンタ
ッチで解除させることができる。よって、狭い場所でも
取り外しの作業効率を向上させることができる。
【００１３】また上記課題は、請求項５記載の蓄電池用
端子構造であって、蓄電池本体上面に立設された雄端子
と、この雄端子に係合される雄端子挿入孔と電線をかし
めて接続するかしめ部とを有する雌端子とからなる蓄電
池用端子構造において、前記雌端子の外殻体として設け
られたハウジングと、このハウジングの前記雄端子を囲
む竪筒と前記蓄電池本体上面との間に設けられた係止機
構と、この係止機構を解除するために前記竪筒に設けら
れた係止解除機構とからなることを特徴とする蓄電池用
端子構造によって解決することができる。
端子構造であって、蓄電池本体上面に立設された雄端子
と、この雄端子に係合される雄端子挿入孔と電線をかし
めて接続するかしめ部とを有する雌端子とからなる蓄電
池用端子構造において、前記雌端子の外殻体として設け
られたハウジングと、このハウジングの前記雄端子を囲
む竪筒と前記蓄電池本体上面との間に設けられた係止機
構と、この係止機構を解除するために前記竪筒に設けら
れた係止解除機構とからなることを特徴とする蓄電池用
端子構造によって解決することができる。
【００１４】さらに、上記課題は、請求項６記載の蓄電
池用端子構造であって、前記係止機構が前記竪筒下部か
ら上方へＵ字状に突出した可撓アームと、この可撓アー
ム上部側方に設けられた係止溝と、この係止溝に係合す
る逆Ｌ字状部を有し、かつ前記蓄電池本体上面に立設さ
れた係止リブとからなると共に、前記係止解除機構が前
記可撓アーム上端に設けられた指掛け段差部と、前記竪
筒上端に前記可撓アームと反対位置に設けられた指掛け
突起部とからなることを特徴とする請求項５記載の蓄電
池用端子構造によって解決することができる。
池用端子構造であって、前記係止機構が前記竪筒下部か
ら上方へＵ字状に突出した可撓アームと、この可撓アー
ム上部側方に設けられた係止溝と、この係止溝に係合す
る逆Ｌ字状部を有し、かつ前記蓄電池本体上面に立設さ
れた係止リブとからなると共に、前記係止解除機構が前
記可撓アーム上端に設けられた指掛け段差部と、前記竪
筒上端に前記可撓アームと反対位置に設けられた指掛け
突起部とからなることを特徴とする請求項５記載の蓄電
池用端子構造によって解決することができる。
【００１５】前記構成の請求項５および６記載の蓄電池
用端子構造においては、雌端子の雄端子への接続は雄端
子の上方からハウジングで覆わた雌端子を押し込むこと
でワンタッチで行うことができるとともに、雄端子から
の雌端子の取り外しは指掛け突起部に手指を掛けながら
指掛け段差部を内方向に撓ませた状態で上方に引き上げ
ることで容易にしかも工具を使わずに行うことができ
る。よって、端子間の距離が短く狭い場所でも短時間で
の蓄電池の交換が可能になり操作性の向上を図ることが
できる。また、前記雄端子には環状凹溝を加工する必要
がなく、また解除ボタンや解除つまみも不要なので安価
な製品を提供することができる。
用端子構造においては、雌端子の雄端子への接続は雄端
子の上方からハウジングで覆わた雌端子を押し込むこと
でワンタッチで行うことができるとともに、雄端子から
の雌端子の取り外しは指掛け突起部に手指を掛けながら
指掛け段差部を内方向に撓ませた状態で上方に引き上げ
ることで容易にしかも工具を使わずに行うことができ
る。よって、端子間の距離が短く狭い場所でも短時間で
の蓄電池の交換が可能になり操作性の向上を図ることが
できる。また、前記雄端子には環状凹溝を加工する必要
がなく、また解除ボタンや解除つまみも不要なので安価
な製品を提供することができる。
【００１６】また上記課題は、請求項７記載の蓄電池用
端子構造であって、前記係止機構が前記竪筒下部から上
方へＵ字状に突出し、対向した位置に設けられた一対の
可撓アームと、該可撓アームの各々外側に設けられた係
止突部と、該係止突部を係止する逆Ｌ字状部を有し、か
つ前記蓄電池本体上面に略半円弧状に立設された係止リ
ブとからなると共に、前記係止解除機構が前記可撓アー
ムの各々上端に設けられた一対の指掛け段差部であるこ
とを特徴とする請求項５記載の蓄電池用端子構造によっ
て解決することができる。
端子構造であって、前記係止機構が前記竪筒下部から上
方へＵ字状に突出し、対向した位置に設けられた一対の
可撓アームと、該可撓アームの各々外側に設けられた係
止突部と、該係止突部を係止する逆Ｌ字状部を有し、か
つ前記蓄電池本体上面に略半円弧状に立設された係止リ
ブとからなると共に、前記係止解除機構が前記可撓アー
ムの各々上端に設けられた一対の指掛け段差部であるこ
とを特徴とする請求項５記載の蓄電池用端子構造によっ
て解決することができる。
【００１７】前記構成の請求項５および７記載の蓄電池
用端子構造においては、雌端子の雄端子への接続は雄端
子の上方からハウジングで覆わた雌端子を押し込むこと
でワンタッチで行うことができるとともに、雄端子から
の雌端子の取り外しは一対の指掛け段差部に手指を掛け
て一対の可撓アームを内方向に撓ませた状態で上方に引
き上げることで容易にしかも工具を使わずに行うことが
できる。よって、端子間の距離が短く狭い場所でも短時
間での蓄電池の交換が可能になり操作性の向上を図るこ
とができる。
用端子構造においては、雌端子の雄端子への接続は雄端
子の上方からハウジングで覆わた雌端子を押し込むこと
でワンタッチで行うことができるとともに、雄端子から
の雌端子の取り外しは一対の指掛け段差部に手指を掛け
て一対の可撓アームを内方向に撓ませた状態で上方に引
き上げることで容易にしかも工具を使わずに行うことが
できる。よって、端子間の距離が短く狭い場所でも短時
間での蓄電池の交換が可能になり操作性の向上を図るこ
とができる。
【００１８】前記蓄電池と蓄電池用端子構造との接続状
態を検知するという課題は、蓄電池本体８２上面に立設
された雄端子８３と、該雄端子８３に係合される雄端子
挿入孔５と電線Ｗをかしめて接続するかしめ部６とを有
する雌端子４とからなる蓄電池用端子構造８１におい
て、前記雌端子４を覆うハウジング９内に前記雌端子４
の長手方向に沿って形成したスライド孔９２と、該スラ
イド孔９２内に挿入されるとともに、前記スライド孔９
２に沿って往復移動する表示用ロッド９５と、前記スラ
イド孔９２の一端であって前記雌端子挿入孔５に前記雄
端子８３が完全に挿入された時に前記表示用ロッド９５
の一端を突出させる表示用開口部９２ａとにより構成し
たインジーケータ９１を設けたことを特徴とする蓄電池
用端子構造８１により達成される。
態を検知するという課題は、蓄電池本体８２上面に立設
された雄端子８３と、該雄端子８３に係合される雄端子
挿入孔５と電線Ｗをかしめて接続するかしめ部６とを有
する雌端子４とからなる蓄電池用端子構造８１におい
て、前記雌端子４を覆うハウジング９内に前記雌端子４
の長手方向に沿って形成したスライド孔９２と、該スラ
イド孔９２内に挿入されるとともに、前記スライド孔９
２に沿って往復移動する表示用ロッド９５と、前記スラ
イド孔９２の一端であって前記雌端子挿入孔５に前記雄
端子８３が完全に挿入された時に前記表示用ロッド９５
の一端を突出させる表示用開口部９２ａとにより構成し
たインジーケータ９１を設けたことを特徴とする蓄電池
用端子構造８１により達成される。
【００１９】更に、請求項９に記載した構成において
は、前記スライド孔９２内に段差部９３を設け、かつ前
記表示用ロッド９５に弾性的に撓み変形するとともに前
記段差部９３に係止して前記スライド孔９２からの抜け
出しを防止する可撓性ロック爪９７を設けたので、パー
ツとしての蓄電池用端子構造８１を運搬する際や作業中
に表示用ロッド９５が不測に抜け落ちることがなく、ま
た接続状態の表示を確実に行い得るようになる。
は、前記スライド孔９２内に段差部９３を設け、かつ前
記表示用ロッド９５に弾性的に撓み変形するとともに前
記段差部９３に係止して前記スライド孔９２からの抜け
出しを防止する可撓性ロック爪９７を設けたので、パー
ツとしての蓄電池用端子構造８１を運搬する際や作業中
に表示用ロッド９５が不測に抜け落ちることがなく、ま
た接続状態の表示を確実に行い得るようになる。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の蓄電池用端子構造
の実施の形態例を図１乃至図１０に基づいて詳細に説明
する。図１は本発明の蓄電池用端子構造の第１実施の形
態例を示す変則的なＡーＡ断面図、図２は図１における
平面図、図３は図２におけるＢ−Ｂ断面図、図４は図１
における作動説明図、図５は本発明の蓄電池用端子構造
の第２実施の形態例を示す断面図、図６は本発明の蓄電
池用端子構造の第３実施の形態例を示す断面図、図７及
び図８は図６におけるＣ−Ｃ断面の作動説明図、図９は
本発明の蓄電池用端子構造の第４実施の形態例を示す平
面図、図１０は図９におけるＤ−Ｄ断面図、図１１は本
発明の蓄電池用端子構造の第５実施の形態例を示す平面
図、図１２は図１１におけるＥ−Ｅ断面図、図１３は本
発明の蓄電池用端子構造の第６実施の形態例を示す平面
図、図１４は図１３におけるインジケータの構成を示す
断面図、図１５は図１３におけるインジケータの作用を
示す蓄電池用端子構造の断面図である。
の実施の形態例を図１乃至図１０に基づいて詳細に説明
する。図１は本発明の蓄電池用端子構造の第１実施の形
態例を示す変則的なＡーＡ断面図、図２は図１における
平面図、図３は図２におけるＢ−Ｂ断面図、図４は図１
における作動説明図、図５は本発明の蓄電池用端子構造
の第２実施の形態例を示す断面図、図６は本発明の蓄電
池用端子構造の第３実施の形態例を示す断面図、図７及
び図８は図６におけるＣ−Ｃ断面の作動説明図、図９は
本発明の蓄電池用端子構造の第４実施の形態例を示す平
面図、図１０は図９におけるＤ−Ｄ断面図、図１１は本
発明の蓄電池用端子構造の第５実施の形態例を示す平面
図、図１２は図１１におけるＥ−Ｅ断面図、図１３は本
発明の蓄電池用端子構造の第６実施の形態例を示す平面
図、図１４は図１３におけるインジケータの構成を示す
断面図、図１５は図１３におけるインジケータの作用を
示す蓄電池用端子構造の断面図である。
【００２１】図１乃至図３を参照しながら本発明の蓄電
池用端子構造の第１実施の形態例について詳細に説明す
る。本実施の形態の蓄電池用端子構造１は、蓄電池本体
２上面に立設された雄端子３と、この雄端子３に係合さ
れる雄端子挿入孔５と電線Ｗをかしめて接続するかしめ
部６とを有する雌端子４とからなる蓄電池用端子構造で
あって、円筒状の雄端子３上端部に設けられた環状凹溝
７と、この環状凹溝７を含み雌端子４を係止するための
係止部材８を有し、かつ雌端子の外殻体として設けられ
たハウジング９と、係止機構８を係止状態から解除する
ためにハウジング９の雄端子３を囲む竪筒１０内に設け
られた係止解除機構１１とが設けられている。
池用端子構造の第１実施の形態例について詳細に説明す
る。本実施の形態の蓄電池用端子構造１は、蓄電池本体
２上面に立設された雄端子３と、この雄端子３に係合さ
れる雄端子挿入孔５と電線Ｗをかしめて接続するかしめ
部６とを有する雌端子４とからなる蓄電池用端子構造で
あって、円筒状の雄端子３上端部に設けられた環状凹溝
７と、この環状凹溝７を含み雌端子４を係止するための
係止部材８を有し、かつ雌端子の外殻体として設けられ
たハウジング９と、係止機構８を係止状態から解除する
ためにハウジング９の雄端子３を囲む竪筒１０内に設け
られた係止解除機構１１とが設けられている。
【００２２】そして、前記係止機構８の一部が竪筒１０
の内周部に設けられた係止突起１２で有り、また係止解
除機構１１は係止突起１２を挟んで竪筒１０上端から切
られた一対のスリット１３によって形成される可撓アー
ム１４と、この可撓アーム１４を側方へ撓ませるために
竪筒１０上端部に上下動可能に設けられ、かつ下面に側
方へ向けた傾斜面１６を有する解除ボタン１５とからな
っている。
の内周部に設けられた係止突起１２で有り、また係止解
除機構１１は係止突起１２を挟んで竪筒１０上端から切
られた一対のスリット１３によって形成される可撓アー
ム１４と、この可撓アーム１４を側方へ撓ませるために
竪筒１０上端部に上下動可能に設けられ、かつ下面に側
方へ向けた傾斜面１６を有する解除ボタン１５とからな
っている。
【００２３】さらに詳しくは、前記可撓アーム１４を側
方へ撓み易くするように可撓アーム１４の上端には傾斜
面１６に当接される斜面１７が設けられている。また、
解除ボタン１５の平面形は傾斜面１６が有る両翼部分は
竪筒１０の外径と同径で側方に突出しているが他の部分
は竪筒１０内径内で上下動出来る程度に小径である。そ
して、この小径部分には解除ボタンが上方へ抜けないよ
うに係止爪１８が設けられていて、竪筒１０内壁に設け
られた係止爪１９に係止されるようになっている。ま
た、雄端子挿入孔５内には雄端子３との間の導通を確保
するために燐青銅等の高導電性弾性材からなるバネ２０
が嵌挿されている。さらに、ハウジング９の底には雌端
子４や雄端子３を腐蝕性の液やガスによる腐蝕から保護
するための防食カバー２１が図示されない係止手段によ
り取り付けられている。
方へ撓み易くするように可撓アーム１４の上端には傾斜
面１６に当接される斜面１７が設けられている。また、
解除ボタン１５の平面形は傾斜面１６が有る両翼部分は
竪筒１０の外径と同径で側方に突出しているが他の部分
は竪筒１０内径内で上下動出来る程度に小径である。そ
して、この小径部分には解除ボタンが上方へ抜けないよ
うに係止爪１８が設けられていて、竪筒１０内壁に設け
られた係止爪１９に係止されるようになっている。ま
た、雄端子挿入孔５内には雄端子３との間の導通を確保
するために燐青銅等の高導電性弾性材からなるバネ２０
が嵌挿されている。さらに、ハウジング９の底には雌端
子４や雄端子３を腐蝕性の液やガスによる腐蝕から保護
するための防食カバー２１が図示されない係止手段によ
り取り付けられている。
【００２４】上述した構成の蓄電池用端子構造において
は、図１乃至図３に示すように、先ず電線Ｗを電線かし
め部６でかしめた雌端子４がハウジング９、解除ボタン
１５、防食カバー２１に囲まれた状態で組付けられる。
次に、雌端子４の雄端子挿入孔５が竪筒１０と共に雄端
子３に上方から押し込まれる。すると、係止突起１２が
雄端子３上端のテーパ部に当接されるから可撓アーム１
４は側方へ撓み、係止突起１２が環状凹溝７に係止され
ると共に、バネ２０を介して付勢されることで雌端子４
は雄端子３に接続される。
は、図１乃至図３に示すように、先ず電線Ｗを電線かし
め部６でかしめた雌端子４がハウジング９、解除ボタン
１５、防食カバー２１に囲まれた状態で組付けられる。
次に、雌端子４の雄端子挿入孔５が竪筒１０と共に雄端
子３に上方から押し込まれる。すると、係止突起１２が
雄端子３上端のテーパ部に当接されるから可撓アーム１
４は側方へ撓み、係止突起１２が環状凹溝７に係止され
ると共に、バネ２０を介して付勢されることで雌端子４
は雄端子３に接続される。
【００２５】次に、雌端子４を雄端子３から取り外すに
は図４に示すように、先ず解除ボタン１５が下方に押圧
されると傾斜面１６が斜面１７を側方へ押しやるから可
撓アーム１４は側方へ撓まされる。すると、係止突起１
２が環状凹溝７から解除される。この状態で雌端子４を
上方へ引き上げれば、雌端子４を雄端子３から引き抜く
ことができる。
は図４に示すように、先ず解除ボタン１５が下方に押圧
されると傾斜面１６が斜面１７を側方へ押しやるから可
撓アーム１４は側方へ撓まされる。すると、係止突起１
２が環状凹溝７から解除される。この状態で雌端子４を
上方へ引き上げれば、雌端子４を雄端子３から引き抜く
ことができる。
【００２６】上述した雌端子４の雄端子３への接続およ
び解除は電線Ｗを介して連結されている隣接した雌端子
及び雄端子との接続および解除も同時にワンタッチでし
かも工具を使わずに行うことができる。例えば、電気自
動車等の蓄電池のように接近して置かれていて、端子間
の距離が短く狭い場所でも短時間で蓄電池の交換が可能
になるから作業効率を向上させることができる。
び解除は電線Ｗを介して連結されている隣接した雌端子
及び雄端子との接続および解除も同時にワンタッチでし
かも工具を使わずに行うことができる。例えば、電気自
動車等の蓄電池のように接近して置かれていて、端子間
の距離が短く狭い場所でも短時間で蓄電池の交換が可能
になるから作業効率を向上させることができる。
【００２７】次に、本発明の蓄電池用端子構造の第２実
施の形態例を図５に基づいて説明する。蓄電池用端子構
造２６が、上記第１実施の形態例における蓄電池用端子
構造１と異なる点は、竪筒１０上端部のかしめ部６と反
対位置に指掛け突起部２７が設けられている点である。
なお、同一構成の部品には同一符号を付けることで説明
は省略する。
施の形態例を図５に基づいて説明する。蓄電池用端子構
造２６が、上記第１実施の形態例における蓄電池用端子
構造１と異なる点は、竪筒１０上端部のかしめ部６と反
対位置に指掛け突起部２７が設けられている点である。
なお、同一構成の部品には同一符号を付けることで説明
は省略する。
【００２８】本実施の形態例の畜電池用端子構造２６に
は、竪筒１０上端部に指掛け突起部２７が設けられてい
るので、雌端子４を雄端子３から引き抜く場合には指掛
け突起部２７の下に手指を掛け、ここを支点にして親指
等で解除ボタン１５を押し下げることができるから、そ
のまま指掛け突起部を引き上げれば、手指を滑らせるこ
となく容易に雌端子４を雄端子３から引き抜くことがで
きる。よって、作業効率を一層向上させることができ
る。
は、竪筒１０上端部に指掛け突起部２７が設けられてい
るので、雌端子４を雄端子３から引き抜く場合には指掛
け突起部２７の下に手指を掛け、ここを支点にして親指
等で解除ボタン１５を押し下げることができるから、そ
のまま指掛け突起部を引き上げれば、手指を滑らせるこ
となく容易に雌端子４を雄端子３から引き抜くことがで
きる。よって、作業効率を一層向上させることができ
る。
【００２９】次に、本発明の蓄電池用端子構造の第３実
施の形態例を図６乃至図８に基づいて詳細に説明する。
本実施の形態例の蓄電池用端子構造３１が上記第１実施
の形態例の蓄電池用端子構造１と異なる点は、係止機構
８と係止解除機構１１の構造が異なっている点である。
なお、同一構成の部品には同一符号を付けることで説明
を省略する。
施の形態例を図６乃至図８に基づいて詳細に説明する。
本実施の形態例の蓄電池用端子構造３１が上記第１実施
の形態例の蓄電池用端子構造１と異なる点は、係止機構
８と係止解除機構１１の構造が異なっている点である。
なお、同一構成の部品には同一符号を付けることで説明
を省略する。
【００３０】蓄電池用端子構造３１の係止機構の一部
が、竪筒１０内に水平に設けられ、かつ側方へ可撓可能
な片持ち梁状のスプリング３８である。また、係止解除
機構が竪筒１０上端部に一定角度だけ回転可能に設けら
れ、かつ下面にスプリング３８の先端を引掛けて側方へ
撓ませるリブ３６を有する解除つまみ３５とからなって
いる。
が、竪筒１０内に水平に設けられ、かつ側方へ可撓可能
な片持ち梁状のスプリング３８である。また、係止解除
機構が竪筒１０上端部に一定角度だけ回転可能に設けら
れ、かつ下面にスプリング３８の先端を引掛けて側方へ
撓ませるリブ３６を有する解除つまみ３５とからなって
いる。
【００３１】さらに詳しくは、図６及び図７に示すよう
にスプリング３８は、取り付け部３８Ａがハウジング９
の竪筒１０の天壁１０Ｂの圧入孔に垂直に圧入され、固
定部３８Ｂが水平で竪筒１０の内周壁１０Ａに設けられ
た支持片３２に裏打ちされている。そして、支点Ｆで平
面形が直角に折れ曲がって可撓部３８Ｃが形成され、環
状凹溝７内を水平に通過しているのでハウジング９およ
び雌端子４は雄端子３に係止される。また、可撓部３８
Ｃの先端は上方へ垂直に折り曲げられて作用点部３８Ｅ
が形成されている。
にスプリング３８は、取り付け部３８Ａがハウジング９
の竪筒１０の天壁１０Ｂの圧入孔に垂直に圧入され、固
定部３８Ｂが水平で竪筒１０の内周壁１０Ａに設けられ
た支持片３２に裏打ちされている。そして、支点Ｆで平
面形が直角に折れ曲がって可撓部３８Ｃが形成され、環
状凹溝７内を水平に通過しているのでハウジング９およ
び雌端子４は雄端子３に係止される。また、可撓部３８
Ｃの先端は上方へ垂直に折り曲げられて作用点部３８Ｅ
が形成されている。
【００３２】前記解除つまみ３５は上方に抜けないよう
に図示されない係止爪によって竪筒１０上端に回転可能
に保持されていると共に、天壁１０Ｂに設けられた円弧
穴３３および解除つまみ３５の下面に設けられたストッ
パー３４によって回転範囲が一定角度に制限されてい
る。また、解除つまみ３５の外周には容易に回転できる
ようにローレット３５Ａが切られている。
に図示されない係止爪によって竪筒１０上端に回転可能
に保持されていると共に、天壁１０Ｂに設けられた円弧
穴３３および解除つまみ３５の下面に設けられたストッ
パー３４によって回転範囲が一定角度に制限されてい
る。また、解除つまみ３５の外周には容易に回転できる
ようにローレット３５Ａが切られている。
【００３３】さらに、図８に示すように解除つまみ３５
の下面にはリブ３６が設けられていて、解除つまみ３５
が回転されると、リブ３６がスプリング３８の作用点部
３８Ｅを引っかけるので、可撓部３８Ｃは支点Ｆを中心
に側方へ撓む。すると、一対のスプリング３８の可撓部
３８Ｃの間隔Ｌは雄端子３の上端部の直径Ｄより大きく
なり、スプリング３８は環状凹溝７による係止から解除
される。よって、ハウジング９および雌端子４を引き上
げて雄端子３から引き抜くことができる。
の下面にはリブ３６が設けられていて、解除つまみ３５
が回転されると、リブ３６がスプリング３８の作用点部
３８Ｅを引っかけるので、可撓部３８Ｃは支点Ｆを中心
に側方へ撓む。すると、一対のスプリング３８の可撓部
３８Ｃの間隔Ｌは雄端子３の上端部の直径Ｄより大きく
なり、スプリング３８は環状凹溝７による係止から解除
される。よって、ハウジング９および雌端子４を引き上
げて雄端子３から引き抜くことができる。
【００３４】上述した雌端子４の雄端子３への接続およ
び解除は電線Ｗを介して連結されている隣接された雌端
子及び雄端子との接続および解除も同時にワンタッチで
しかも工具を使わずに行うことができる。したがって、
端子間の距離が短く狭い場所でも短時間での蓄電池の交
換が可能になるから作業効率の向上を図ることができ
る。
び解除は電線Ｗを介して連結されている隣接された雌端
子及び雄端子との接続および解除も同時にワンタッチで
しかも工具を使わずに行うことができる。したがって、
端子間の距離が短く狭い場所でも短時間での蓄電池の交
換が可能になるから作業効率の向上を図ることができ
る。
【００３５】次に、本発明の蓄電池用端子構造の第４実
施の形態例を図９及び図１０に基づいて詳細に説明す
る。蓄電池用端子構造４１は、蓄電池本体４２上面に立
設された雄端子４３と、この雄端子４３に係合される雄
端子挿入孔５と電線Ｗをかしめて接続するかしめ部６と
を有する雌端子４とからなる蓄電池用端子構造であっ
て、雌端子４の外殻体として設けられたハウジング４９
と、このハウジング４９の雄端子４３を囲む竪筒５０と
蓄電池本体４２上面との間に設けられた係止機構４８
と、この係止機構４８を解除するために竪筒５０に設け
られた係止解除機構５１とからなっている。
施の形態例を図９及び図１０に基づいて詳細に説明す
る。蓄電池用端子構造４１は、蓄電池本体４２上面に立
設された雄端子４３と、この雄端子４３に係合される雄
端子挿入孔５と電線Ｗをかしめて接続するかしめ部６と
を有する雌端子４とからなる蓄電池用端子構造であっ
て、雌端子４の外殻体として設けられたハウジング４９
と、このハウジング４９の雄端子４３を囲む竪筒５０と
蓄電池本体４２上面との間に設けられた係止機構４８
と、この係止機構４８を解除するために竪筒５０に設け
られた係止解除機構５１とからなっている。
【００３６】さらに詳しくは、係止機構４８が竪筒５０
下部から上方へＵ字状に突出した可撓アーム５２と、こ
の可撓アーム５２上部側方に設けられた係止溝５３と、
この係止溝５３に係合する逆Ｌ字状部を有し、かつ蓄電
池本体４２上面に立設された係止リブ５４とからなって
いる。この係止リブ５４は、図９に示したように竪筒５
０の周囲を約１／４周していると共に、低い背のリブ５
５がさらに続いて全体として１／２周している。また、
係止解除機構５１が可撓アーム５２上端に設けられた指
掛け段差部５６と、竪筒５０上端に可撓アーム５２と反
対位置に設けられた指掛け突起部５７とからなってい
る。なお、雌端子４周りの部品は蓄電池用端子構造１と
同一構成なので、図９及び図１０に同一符号を付すこと
で説明を省略する。
下部から上方へＵ字状に突出した可撓アーム５２と、こ
の可撓アーム５２上部側方に設けられた係止溝５３と、
この係止溝５３に係合する逆Ｌ字状部を有し、かつ蓄電
池本体４２上面に立設された係止リブ５４とからなって
いる。この係止リブ５４は、図９に示したように竪筒５
０の周囲を約１／４周していると共に、低い背のリブ５
５がさらに続いて全体として１／２周している。また、
係止解除機構５１が可撓アーム５２上端に設けられた指
掛け段差部５６と、竪筒５０上端に可撓アーム５２と反
対位置に設けられた指掛け突起部５７とからなってい
る。なお、雌端子４周りの部品は蓄電池用端子構造１と
同一構成なので、図９及び図１０に同一符号を付すこと
で説明を省略する。
【００３７】上記構成の蓄電池用端子構造４１は、先
ず、電線Ｗがかしめ部６でかしめられた雌端子４がハウ
ジング４９で覆われた後、ハウジング４９の竪筒５０部
が上方から雄端子４３に押し込まれる。すると、可撓ア
ーム５２の係止溝５３の下端に設けられた係止突部５８
の傾斜面が係止リブ５４上端の逆Ｌ字状部５４ａに当接
することで可撓アーム５２は内側に撓んだ状態で押し込
まれて行く。そして、係止リブ５４の逆Ｌ字状部５４ａ
が係止溝５３内に嵌まり込むと共に、係止突部５８が逆
Ｌ字状部５４ａ下端に係止される。このとき、可撓アー
ム５２の撓みは元に戻って正常な状態になり、雌端子４
はバネ２０を介して雄端子４３に確実に接続される。な
お、係止リブ５４は竪筒５０の周りを約１／４周してい
るので、電線Ｗの向きは或程度自由になる。
ず、電線Ｗがかしめ部６でかしめられた雌端子４がハウ
ジング４９で覆われた後、ハウジング４９の竪筒５０部
が上方から雄端子４３に押し込まれる。すると、可撓ア
ーム５２の係止溝５３の下端に設けられた係止突部５８
の傾斜面が係止リブ５４上端の逆Ｌ字状部５４ａに当接
することで可撓アーム５２は内側に撓んだ状態で押し込
まれて行く。そして、係止リブ５４の逆Ｌ字状部５４ａ
が係止溝５３内に嵌まり込むと共に、係止突部５８が逆
Ｌ字状部５４ａ下端に係止される。このとき、可撓アー
ム５２の撓みは元に戻って正常な状態になり、雌端子４
はバネ２０を介して雄端子４３に確実に接続される。な
お、係止リブ５４は竪筒５０の周りを約１／４周してい
るので、電線Ｗの向きは或程度自由になる。
【００３８】また、雌端子４を雄端子４３から切り離す
ときは、指掛け段差部５６と指掛け突起部５７に指を掛
けて可撓アーム５２を内側に押圧すると、係止突部５５
と係止リブ５４の逆Ｌ字状部５４ａとの係止状態が解除
され、そのまま竪筒５０を上方へ引き上げれば、雌端子
４を雄端子４３から容易に引き抜くことができる。
ときは、指掛け段差部５６と指掛け突起部５７に指を掛
けて可撓アーム５２を内側に押圧すると、係止突部５５
と係止リブ５４の逆Ｌ字状部５４ａとの係止状態が解除
され、そのまま竪筒５０を上方へ引き上げれば、雌端子
４を雄端子４３から容易に引き抜くことができる。
【００３９】上述した雌端子４の雄端子４３への接続お
よび解除と同様に、電線Ｗを介して連結されている隣接
した雌端子及び雄端子の接続および解除も指掛け段差部
５６と指掛け突起部５７によりワンタッチでしかも工具
を使わずに行うことができる。よって、端子間の距離が
短く狭い場所でも短時間での蓄電池の交換が可能になり
作業効率の向上を図ることができる。また、雄端子４３
には環状凹溝を加工する必要がないし、解除ボタンや解
除つまみも不要なので安価な製品を提供できる。
よび解除と同様に、電線Ｗを介して連結されている隣接
した雌端子及び雄端子の接続および解除も指掛け段差部
５６と指掛け突起部５７によりワンタッチでしかも工具
を使わずに行うことができる。よって、端子間の距離が
短く狭い場所でも短時間での蓄電池の交換が可能になり
作業効率の向上を図ることができる。また、雄端子４３
には環状凹溝を加工する必要がないし、解除ボタンや解
除つまみも不要なので安価な製品を提供できる。
【００４０】次に、本発明の蓄電池用端子構造の第５実
施の形態例を図１１及び図１２に基づいて詳細に説明す
る。蓄電池用端子構造６１は、蓄電池本体６２上面に立
設された雄端子６３と、この雄端子６３に係合される雄
端子挿入孔５と電線Ｗをかしめて接続するかしめ部６と
を有する雌端子４とからなる蓄電池用端子構造であっ
て、雌端子４の外殻体として設けられたハウジング６９
と、このハウジング６９の雄端子６３を囲む竪筒７０と
蓄電池本体６２上面との間に設けられた係止機構６８
と、この係止機構６８を解除するために竪筒７０に設け
られた係止解除機構７１とからなっている。
施の形態例を図１１及び図１２に基づいて詳細に説明す
る。蓄電池用端子構造６１は、蓄電池本体６２上面に立
設された雄端子６３と、この雄端子６３に係合される雄
端子挿入孔５と電線Ｗをかしめて接続するかしめ部６と
を有する雌端子４とからなる蓄電池用端子構造であっ
て、雌端子４の外殻体として設けられたハウジング６９
と、このハウジング６９の雄端子６３を囲む竪筒７０と
蓄電池本体６２上面との間に設けられた係止機構６８
と、この係止機構６８を解除するために竪筒７０に設け
られた係止解除機構７１とからなっている。
【００４１】さらに詳しくは、係止機構６８が竪筒７０
下部から上方へＵ字状に突出して、竪筒７０を中心に対
向した位置に設けられた一対の可撓アーム７２と、この
可撓アーム７２の外側に設けられた係止突部７５と、こ
の係止突部７５を係止する逆Ｌ字状部７４ａを有し、か
つ蓄電池本体６２上面に立設された係止リブ７４とから
なっている。この係止リブ７４は、図１１に示したよう
に竪筒７０の周囲を約半周する半円弧状に形成されてい
る。また、係止解除機構７１は、一対の可撓アーム７
２，７２上端に設けられた一対の指掛け段差部７６，７
６によって構成されている。なお、上記蓄電池用端子構
造４１と同一構成の部品には、同一符号を付すことで説
明を省略する。
下部から上方へＵ字状に突出して、竪筒７０を中心に対
向した位置に設けられた一対の可撓アーム７２と、この
可撓アーム７２の外側に設けられた係止突部７５と、こ
の係止突部７５を係止する逆Ｌ字状部７４ａを有し、か
つ蓄電池本体６２上面に立設された係止リブ７４とから
なっている。この係止リブ７４は、図１１に示したよう
に竪筒７０の周囲を約半周する半円弧状に形成されてい
る。また、係止解除機構７１は、一対の可撓アーム７
２，７２上端に設けられた一対の指掛け段差部７６，７
６によって構成されている。なお、上記蓄電池用端子構
造４１と同一構成の部品には、同一符号を付すことで説
明を省略する。
【００４２】上記構成の蓄電池用端子構造６１は、先
ず、電線Ｗがかしめ部６でかしめられた雌端子４がハウ
ジング６９で覆われた後、ハウジング６９の竪筒７０部
が上方から雄端子６３に押し込まれる。すると、可撓ア
ーム７２の係止突部７５の傾斜面が係止リブ７４上端の
逆Ｌ字状部７４ａに当接して可撓アーム７２が内側に撓
み、そのまま押し込むと係止突部７５は係止リブ７４に
係止される。このとき、可撓アーム７２の撓みは元に戻
って正常な状態になり、雌端子４はバネ２０を介して雄
端子６３に確実に接続される。なお、係止リブ７４は竪
筒７０の周りを半周しているので、電線Ｗの向きは図１
１に示すように中心線を対称に偏向角度θ（左右約２０
度）だけ左右に偏向可能である。これは、係止リブ７４
の内側面と係止突部７５外側面との間に回転時のロック
掛り代としての間隙が設けられており、回転方向の係止
突部７５が同方向の係止リブ７４に当接することでそれ
以上の回転が阻止されるものである。
ず、電線Ｗがかしめ部６でかしめられた雌端子４がハウ
ジング６９で覆われた後、ハウジング６９の竪筒７０部
が上方から雄端子６３に押し込まれる。すると、可撓ア
ーム７２の係止突部７５の傾斜面が係止リブ７４上端の
逆Ｌ字状部７４ａに当接して可撓アーム７２が内側に撓
み、そのまま押し込むと係止突部７５は係止リブ７４に
係止される。このとき、可撓アーム７２の撓みは元に戻
って正常な状態になり、雌端子４はバネ２０を介して雄
端子６３に確実に接続される。なお、係止リブ７４は竪
筒７０の周りを半周しているので、電線Ｗの向きは図１
１に示すように中心線を対称に偏向角度θ（左右約２０
度）だけ左右に偏向可能である。これは、係止リブ７４
の内側面と係止突部７５外側面との間に回転時のロック
掛り代としての間隙が設けられており、回転方向の係止
突部７５が同方向の係止リブ７４に当接することでそれ
以上の回転が阻止されるものである。
【００４３】また、雌端子４を雄端子６３から切り離す
ときは、一対の指掛け段差部７６，７６に手指を掛けて
双方の可撓アーム７２を内方向に撓ませることで、係止
突部７５と係止リブ７４との係止状態が解除される。そ
して、そのまま竪筒７０を上方へ引き上げれば、雌端子
４を雄端子６３から容易に引き抜くことができる。した
がって、前述した雌端子４の雄端子６３への接続および
解除は電線Ｗを介して連結されている隣接した雌端子及
び雄端子との接続および解除も同様な操作でワンタッチ
でしかも工具を使わずに行うことができる。よって、端
子間の距離が短く狭い場所でも短時間での蓄電池の交換
が可能になり作業効率の向上を図ることができる。
ときは、一対の指掛け段差部７６，７６に手指を掛けて
双方の可撓アーム７２を内方向に撓ませることで、係止
突部７５と係止リブ７４との係止状態が解除される。そ
して、そのまま竪筒７０を上方へ引き上げれば、雌端子
４を雄端子６３から容易に引き抜くことができる。した
がって、前述した雌端子４の雄端子６３への接続および
解除は電線Ｗを介して連結されている隣接した雌端子及
び雄端子との接続および解除も同様な操作でワンタッチ
でしかも工具を使わずに行うことができる。よって、端
子間の距離が短く狭い場所でも短時間での蓄電池の交換
が可能になり作業効率の向上を図ることができる。
【００４４】次に、本発明の蓄電池用端子構造の第６実
施の形態例を図１３乃至図１５に基づいて詳細に説明す
る。本実施の形態例と前記各実施の形態例に示した蓄電
池用端子構造との相違点は、蓄電池本体８２上に立設さ
れた雄端子８３との接続状態を検知するインジケータ９
１を設けたことにある。
施の形態例を図１３乃至図１５に基づいて詳細に説明す
る。本実施の形態例と前記各実施の形態例に示した蓄電
池用端子構造との相違点は、蓄電池本体８２上に立設さ
れた雄端子８３との接続状態を検知するインジケータ９
１を設けたことにある。
【００４５】図１３に示したインジケータ９１は、ハウ
ジング９の外側面の一部に雌端子４の長手方向に沿うよ
うに設けられており、上記各実施の形態例のいずれにも
適用できるものであるが、敢えて第５実施の形態に関連
させて示すと、図１１に符号Ｐで示した位置に設けられ
る。このインジケータ９１は、ハウジング９の外壁部９
ａに縦方向にスライド孔９２を形成し、このスライド孔
９２内に往復動自在の表示用ロッド９５を設けたもので
ある。
ジング９の外側面の一部に雌端子４の長手方向に沿うよ
うに設けられており、上記各実施の形態例のいずれにも
適用できるものであるが、敢えて第５実施の形態に関連
させて示すと、図１１に符号Ｐで示した位置に設けられ
る。このインジケータ９１は、ハウジング９の外壁部９
ａに縦方向にスライド孔９２を形成し、このスライド孔
９２内に往復動自在の表示用ロッド９５を設けたもので
ある。
【００４６】図１４に示すようにスライド孔９２および
表示用ロッド９５の横断面形状は、長方形に形成されて
おり、スライド孔９２の上端および下端のいずれも開口
している。そして、スライド孔９２の上端部分の広幅方
向の両側面に傾斜部９２ａが形成されているので、上端
開口部９２ｂの横幅は、下端開口部９２ｃの横幅に比較
して小径である。なお、上端開口部９２ｂは、本発明で
いう表示用開口部に相当する。スライド孔９２内には、
表示用ロッド９５の抜け落ちを防止するための段差部９
３が形成され、この段差部９３の上方はガイド溝９３ａ
（図１３参照）に形成されている。
表示用ロッド９５の横断面形状は、長方形に形成されて
おり、スライド孔９２の上端および下端のいずれも開口
している。そして、スライド孔９２の上端部分の広幅方
向の両側面に傾斜部９２ａが形成されているので、上端
開口部９２ｂの横幅は、下端開口部９２ｃの横幅に比較
して小径である。なお、上端開口部９２ｂは、本発明で
いう表示用開口部に相当する。スライド孔９２内には、
表示用ロッド９５の抜け落ちを防止するための段差部９
３が形成され、この段差部９３の上方はガイド溝９３ａ
（図１３参照）に形成されている。
【００４７】一方、表示用ロッド９５の上端部には切り
込み９５ａが形成され、この切り込み９５ａの両側が弾
性を有する一対の弾性表示片９６を構成している。そし
て、切り込み９５ａの下方には、弾性を有する可撓性ロ
ック爪９７が形成されている。なお、一対の弾性表示片
９６の頂部は着色されて、着色表示部９６ａを構成して
いる。
込み９５ａが形成され、この切り込み９５ａの両側が弾
性を有する一対の弾性表示片９６を構成している。そし
て、切り込み９５ａの下方には、弾性を有する可撓性ロ
ック爪９７が形成されている。なお、一対の弾性表示片
９６の頂部は着色されて、着色表示部９６ａを構成して
いる。
【００４８】表示用ロッド９５をスライド孔９２内に組
付ける場合は、下端開口部９２ｃからスライド孔９２内
に表示用ロッド９５を挿入する。この際、可撓性ロック
爪９７は全体が肉厚方向に撓み変形し、可撓性ロック爪
９７が表示用ロッド９５の厚みの中に埋没したようにな
る。しかし、スライド孔９２の側面に弾性的に圧接する
ので、挿入時には抵抗感が発生する。そして、可撓性ロ
ック爪９７が段差部９３の位置まで挿入されると、可撓
性ロック爪９７が図１３に示すように元の形状に復帰
し、この時のクリック感によって表示用ロッド９５が正
規に挿入されたことを検知することができる。この状態
では、可撓性ロック爪９７がガイド溝９３ａに沿って上
方に移動できるので、表示用ロッド９５全体も上方に移
動可能である。しかし、下方への移動については、図１
３に示すように可撓性ロック爪９７が段差部９３に係止
した段階で移動不可になり、表示用ロッド９５の下端の
一部が下端開口部９２ｃから突出した状態になる。
付ける場合は、下端開口部９２ｃからスライド孔９２内
に表示用ロッド９５を挿入する。この際、可撓性ロック
爪９７は全体が肉厚方向に撓み変形し、可撓性ロック爪
９７が表示用ロッド９５の厚みの中に埋没したようにな
る。しかし、スライド孔９２の側面に弾性的に圧接する
ので、挿入時には抵抗感が発生する。そして、可撓性ロ
ック爪９７が段差部９３の位置まで挿入されると、可撓
性ロック爪９７が図１３に示すように元の形状に復帰
し、この時のクリック感によって表示用ロッド９５が正
規に挿入されたことを検知することができる。この状態
では、可撓性ロック爪９７がガイド溝９３ａに沿って上
方に移動できるので、表示用ロッド９５全体も上方に移
動可能である。しかし、下方への移動については、図１
３に示すように可撓性ロック爪９７が段差部９３に係止
した段階で移動不可になり、表示用ロッド９５の下端の
一部が下端開口部９２ｃから突出した状態になる。
【００４９】次に、インジケータ９１の作用を説明す
る。蓄電池用端子構造８１の雄端子８３への接続は、上
記各実施の形態例と同様に行われる。この際、雄端子８
３が雌端子４内に完全に挿入されていない状態、即ち接
続途中では表示用ロッド９５全体が図１３に示すように
下方に沈んだ状態になり、一対の弾性表示片９６が上端
開口部９２ｂに達しない。したがって、作業員は接続不
完全であることを目視することができ、雌端子４の挿入
を継続する。
る。蓄電池用端子構造８１の雄端子８３への接続は、上
記各実施の形態例と同様に行われる。この際、雄端子８
３が雌端子４内に完全に挿入されていない状態、即ち接
続途中では表示用ロッド９５全体が図１３に示すように
下方に沈んだ状態になり、一対の弾性表示片９６が上端
開口部９２ｂに達しない。したがって、作業員は接続不
完全であることを目視することができ、雌端子４の挿入
を継続する。
【００５０】ところで、図１５に示すように雄端子８３
の基部には、端子台座８３ｂが設けられている。そし
て、雌端子４を雄端子８３に挿入し続けると、表示用ロ
ッド９５の下端が端子台座８３ｂに当接した段階から、
表示用ロッド９５の高さ位置はそのままで、蓄電池用端
子構造８１全体の位置が下方に移動するようになる。こ
の移動にともない、一対の弾性表示片９６が傾斜部９２
ａの作用により内側に撓み変形し、次第に上端開口部９
２ｂに近づく。雌端子４が雄端子８３に完全に挿入され
ると、換言すれば蓄電池用端子構造８１が蓄電池本体８
２に正規に接続された場合は、一対の弾性表示片９６が
上端開口部９２ｂから突出する。しかも一対の弾性表示
片９６の上面は、着色されて着色表示部９６ａに形成さ
れているので、作業員は容易に完全接続されたことを検
知することができる。
の基部には、端子台座８３ｂが設けられている。そし
て、雌端子４を雄端子８３に挿入し続けると、表示用ロ
ッド９５の下端が端子台座８３ｂに当接した段階から、
表示用ロッド９５の高さ位置はそのままで、蓄電池用端
子構造８１全体の位置が下方に移動するようになる。こ
の移動にともない、一対の弾性表示片９６が傾斜部９２
ａの作用により内側に撓み変形し、次第に上端開口部９
２ｂに近づく。雌端子４が雄端子８３に完全に挿入され
ると、換言すれば蓄電池用端子構造８１が蓄電池本体８
２に正規に接続された場合は、一対の弾性表示片９６が
上端開口部９２ｂから突出する。しかも一対の弾性表示
片９６の上面は、着色されて着色表示部９６ａに形成さ
れているので、作業員は容易に完全接続されたことを検
知することができる。
【００５１】このように、本実施の形態に示すインジケ
ータ９１を備えた蓄電池用端子構造８１は、蓄電池本体
８２との接続状態を容易に確認することができるので、
不完全接続を未然に防止することができる。なお、蓄電
池用端子構造８１を雄端子８３から取り外した場合、上
端開口部９２ｂから突出している表示用ロッド９５の先
端、すなわち着色表示部９６ａを押すと、スライド孔９
２の上側に形成した傾斜部９２ａの作用により表示用ロ
ッド９５全体がスライド孔９２内に入り込む。しかし、
可撓性ロック爪９７が段差部９３に係止するので、表示
用ロッド９５がスライド孔９２から抜け落ちることはな
く、そのまま再利用することができる。
ータ９１を備えた蓄電池用端子構造８１は、蓄電池本体
８２との接続状態を容易に確認することができるので、
不完全接続を未然に防止することができる。なお、蓄電
池用端子構造８１を雄端子８３から取り外した場合、上
端開口部９２ｂから突出している表示用ロッド９５の先
端、すなわち着色表示部９６ａを押すと、スライド孔９
２の上側に形成した傾斜部９２ａの作用により表示用ロ
ッド９５全体がスライド孔９２内に入り込む。しかし、
可撓性ロック爪９７が段差部９３に係止するので、表示
用ロッド９５がスライド孔９２から抜け落ちることはな
く、そのまま再利用することができる。
【００５２】なお、本発明は上述した実施の形態例に限
定されるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の
態様でも実施することができる。例えば、第４実施の形
態例においては蓄電池本体４２上の係止リブ５４の平面
形が図９に示したように円弧状をしていたが、隣接蓄電
池の位置が一定であれば円弧状でなく一箇所でも充分対
応させることができる。
定されるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の
態様でも実施することができる。例えば、第４実施の形
態例においては蓄電池本体４２上の係止リブ５４の平面
形が図９に示したように円弧状をしていたが、隣接蓄電
池の位置が一定であれば円弧状でなく一箇所でも充分対
応させることができる。
【００５３】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項１及
び２記載の蓄電池用端子構造によれば、雌端子の雄端子
への接続は雌端子の外殻体としてのハウジングに設けら
れた係止機構の一部としての係止突起により雄端子に設
けられた環状凹溝に係止されるので、締め上げ操作の必
要はなく工具を使用することなくワンタッチで接続でき
る。また、雌端子を雄端子から取り外すには、ハウジン
グの竪筒内に設けられた係止解除機構としての解除ボタ
ンを押し下げて可撓アームを側方に撓ませることによ
り、係止突起の係止が工具を使用することなくワンタッ
チで解除できる。よって、狭い場所でも作業効率の向上
を図ることができる。
び２記載の蓄電池用端子構造によれば、雌端子の雄端子
への接続は雌端子の外殻体としてのハウジングに設けら
れた係止機構の一部としての係止突起により雄端子に設
けられた環状凹溝に係止されるので、締め上げ操作の必
要はなく工具を使用することなくワンタッチで接続でき
る。また、雌端子を雄端子から取り外すには、ハウジン
グの竪筒内に設けられた係止解除機構としての解除ボタ
ンを押し下げて可撓アームを側方に撓ませることによ
り、係止突起の係止が工具を使用することなくワンタッ
チで解除できる。よって、狭い場所でも作業効率の向上
を図ることができる。
【００５４】また、請求項１及び３記載の蓄電池用端子
構造によれば、竪筒上端部に指掛け突起部が設けられて
いるので、雌端子を雄端子から引き抜く場合には、指掛
け突起部の下に手指を掛け、ここを支点にして親指等で
解除ボタンを押し下げることができるので、そのまま指
掛け突起部を引き上げれば、手指を滑らせることなく容
易に雌端子を雄端子から引き抜くことができる。よっ
て、作業効率を一層向上させることができる。
構造によれば、竪筒上端部に指掛け突起部が設けられて
いるので、雌端子を雄端子から引き抜く場合には、指掛
け突起部の下に手指を掛け、ここを支点にして親指等で
解除ボタンを押し下げることができるので、そのまま指
掛け突起部を引き上げれば、手指を滑らせることなく容
易に雌端子を雄端子から引き抜くことができる。よっ
て、作業効率を一層向上させることができる。
【００５５】また、請求項１及び４記載の蓄電池用端子
構造によれば、雌端子の雄端子への接続は雌端子の外殻
体としてのハウジングに設けられた係止機構の一部とし
てのスプリングにより雄端子に設けられた環状凹溝に係
止されるので、締め上げ操作の必要はなく工具を使用す
ることなくワンタッチで接続できる。また、雌端子を雄
端子から取り外すには、ハウジングの竪筒内に設けられ
た係止解除機構としての解除つまみを回転してスプリン
グを側方に撓ませることにより、スプリングによる環状
凹溝からの係止が工具を使用することなくワンタッチで
解除できる。よって、狭い場所でも作業効率の向上を図
ることができる。
構造によれば、雌端子の雄端子への接続は雌端子の外殻
体としてのハウジングに設けられた係止機構の一部とし
てのスプリングにより雄端子に設けられた環状凹溝に係
止されるので、締め上げ操作の必要はなく工具を使用す
ることなくワンタッチで接続できる。また、雌端子を雄
端子から取り外すには、ハウジングの竪筒内に設けられ
た係止解除機構としての解除つまみを回転してスプリン
グを側方に撓ませることにより、スプリングによる環状
凹溝からの係止が工具を使用することなくワンタッチで
解除できる。よって、狭い場所でも作業効率の向上を図
ることができる。
【００５６】さらに、請求項５及び６記載の蓄電池用端
子構造によれば、雌端子の雄端子への接続は雄端子の上
方からハウジングで覆わた雌端子を押し込むことでワン
タッチで行うことができるとともに、雄端子からの雌端
子の取り外しは指掛け突起部に手指を掛けながら指掛け
段差部を内方向に撓ませた状態で上方に引き上げること
で容易にしかも工具を使わずに行うことができる。よっ
て、端子間の距離が短く狭い場所でも短時間での蓄電池
の交換が可能になり作業効率の向上を図ることができ
る。また、雄端子には環状凹溝を加工する必要がなく、
また解除ボタンや解除つまみも不要なので安価な製品を
提供することができる。
子構造によれば、雌端子の雄端子への接続は雄端子の上
方からハウジングで覆わた雌端子を押し込むことでワン
タッチで行うことができるとともに、雄端子からの雌端
子の取り外しは指掛け突起部に手指を掛けながら指掛け
段差部を内方向に撓ませた状態で上方に引き上げること
で容易にしかも工具を使わずに行うことができる。よっ
て、端子間の距離が短く狭い場所でも短時間での蓄電池
の交換が可能になり作業効率の向上を図ることができ
る。また、雄端子には環状凹溝を加工する必要がなく、
また解除ボタンや解除つまみも不要なので安価な製品を
提供することができる。
【００５７】さらに、請求項５及び７記載の蓄電池用端
子構造によれば、雌端子の雄端子への接続は雄端子の上
方からハウジングで覆わた雌端子を押し込むことでワン
タッチで行うことができるとともに、雄端子からの雌端
子の取り外しは一対の指掛け段差部に手指を掛けて一対
の可撓アームを内方向に撓ませた状態で上方に引き上げ
ることで一層容易にしかも工具を使わずに行うことがで
きる。よって、端子間の距離が短く狭い場所でも短時間
での蓄電池の交換が可能になり操作性の向上を一層図る
ことができる。
子構造によれば、雌端子の雄端子への接続は雄端子の上
方からハウジングで覆わた雌端子を押し込むことでワン
タッチで行うことができるとともに、雄端子からの雌端
子の取り外しは一対の指掛け段差部に手指を掛けて一対
の可撓アームを内方向に撓ませた状態で上方に引き上げ
ることで一層容易にしかも工具を使わずに行うことがで
きる。よって、端子間の距離が短く狭い場所でも短時間
での蓄電池の交換が可能になり操作性の向上を一層図る
ことができる。
【００５８】さらに、請求項８および９記載の蓄電池用
端子構造によれば、雄端子に蓄電池用端子構造を正規に
接続した場合、インジケータを構成する表示用ロッドの
着色表示部がスライド孔の上端開口部から突出して目視
できるようになり、不完全接続の場合は目視不可にな
る。したがって、作業員は着色表示部の有無により、蓄
電池用端子構造の接続の如何を検知することができ、接
続不良を未然に防止することができる。また、前記スラ
イド孔には段差部が形成され、表示用ロッドには前記段
差部に係止して表示用ロッドのスライド孔からの抜けを
防止する可撓性ロック爪が形成されている。したがっ
て、蓄電池用端子構造を雄端子から取り外した状態はも
とより、運搬中や作業中においても表示用ロッドの抜け
がなく、作業性の向上と再使用とが可能になる。
端子構造によれば、雄端子に蓄電池用端子構造を正規に
接続した場合、インジケータを構成する表示用ロッドの
着色表示部がスライド孔の上端開口部から突出して目視
できるようになり、不完全接続の場合は目視不可にな
る。したがって、作業員は着色表示部の有無により、蓄
電池用端子構造の接続の如何を検知することができ、接
続不良を未然に防止することができる。また、前記スラ
イド孔には段差部が形成され、表示用ロッドには前記段
差部に係止して表示用ロッドのスライド孔からの抜けを
防止する可撓性ロック爪が形成されている。したがっ
て、蓄電池用端子構造を雄端子から取り外した状態はも
とより、運搬中や作業中においても表示用ロッドの抜け
がなく、作業性の向上と再使用とが可能になる。
【図１】本発明の蓄電池用端子構造の第１実施の形態例
を示す断面図であり、図２におけるＡーＡ断面図であ
る。
を示す断面図であり、図２におけるＡーＡ断面図であ
る。
【図２】図１における平面図である。
【図３】図２におけるＢーＢ断面図である。
【図４】図１における解除時の作動説明図である。
【図５】本発明の蓄電池用端子構造の第２実施の形態例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図６】本発明の蓄電池用端子構造の第３実施の形態例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図７】図６におけるＣ−Ｃ断面の作動説明図である。
【図８】図７における解除時の作動説明図である。
【図９】本発明の蓄電池用端子構造の第４実施の形態例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図１０】図９におけるＤ−Ｄ断面図である。
【図１１】本発明の蓄電池用端子構造の第５実施の形態
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図１２】図１１におけるＥ−Ｅ断面図である。
【図１３】本発明の蓄電池用端子構造の第６実施の形態
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図１４】インジケータの構成を示す断面図である。
【図１５】インジケータの作用を示す蓄電池用端子構造
の断面図である。
の断面図である。
【図１６】図１６は従来の蓄電池用端子構造の一例を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
１，２６，３１，４１，６１，８１ 蓄電池用端子構造 ２，４２，６２，８２ 蓄電池本体 ３，４３，６３，８３ 雄端子 ８３ａ 端子台座 ４ 雌端子 ５ 雄端子挿入孔 ６ かしめ部 ７ 環状凹溝 ８，４８，６８ 係止機構 ９，４９，６９ ハウジング １０，５０，７０ 竪筒 １１，５１，７１ 係止解除機構 １２ 係止突起 １３ スリット １４，５２，７２ 可撓アーム １５ 解除ボタン １６ 傾斜面 ２７，５７ 指掛け突起部 ３５ 解除つまみ ３６ リブ ３８ スプリング ５３ 係止溝 ５４，７４ 係止リブ ５４ａ，７４ａ 逆Ｌ字状部 ５８，７５ 係止突部 ５６，７６ 指掛け段差部 ９１ インジケータ ９２ スライド孔 ９２ａ 傾斜部 ９２ｂ 上端開口部 ９３ 段差部 ９５ 表示用ロッド ９６ 弾性表示片 ９６ａ 着色表示部 ９７ 可撓性ロック爪 Ｐ インジケータの形成位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 章 静岡県榛原郡榛原町布引原206−１ 矢 崎部品株式会社内 (72)発明者 石崎 一久 静岡県榛原郡榛原町布引原206−１ 矢 崎部品株式会社内 (72)発明者 松本 光弘 静岡県榛原郡榛原町布引原206−１ 矢 崎部品株式会社内 (72)発明者 佐藤 肇 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 中條 諭 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 中本 紳二 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 今泉 克洋 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日 産自動車株式会社内 審査官 徳永 英男 (56)参考文献 特開 平８−111217（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−86064（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−255604（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−265968（ＪＰ，Ａ) 実開 昭54−184426（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−198194（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−42048（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭40−26904（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01M 2/30
Claims (9)
- 【請求項１】 蓄電池本体上面に立設された雄端子と、
該雄端子に係合される雄端子挿入孔と電線をかしめて接
続するかしめ部とを有する雌端子とからなる蓄電池用端
子構造において、 円筒状の前記雄端子上端部に設けられた環状凹溝と、該
環状凹溝を含み前記雌端子を係止するための係止機構を
有し、かつ前記雌端子の外殻体として設けられたハウジ
ングと、前記係止機構を係止状態から解除するために前
記ハウジングの前記雄端子を囲む竪筒内に設けられた係
止解除機構とを備えてなることを特徴とする蓄電池用端
子構造。 - 【請求項２】 前記係止機構の一部が前記竪筒の内周部
に設けられた係止突起で有り、前記係止解除機構が前記
係止突起を挟んで前記竪筒上端から切られた一対のスリ
ットによって形成される可撓アームと、該可撓アームを
側方へ撓ませるために前記竪筒上端部に上下動可能に設
けられ、かつ下面に側方へ向けた傾斜面を有する解除ボ
タンとからなることを特徴とする請求項１記載の蓄電池
用端子構造。 - 【請求項３】 前記竪筒上端部の前記かしめ部と反対位
置に指掛け突起部を設けたことを特徴とする請求項２記
載の蓄電池用端子構造。 - 【請求項４】 前記係止機構の一部が前記竪筒内に水平
に設けられ、かつ側方へ可撓可能な片持ち梁状のスプリ
ングであり、前記係止解除機構が前記竪筒上端部に一定
角度だけ回転可能に設けられ、かつ下面に前記スプリン
グの先端を引掛けて側方へ撓ませるリブを有する解除つ
まみとからなることを特徴とする請求項１記載の蓄電池
用端子構造。 - 【請求項５】 蓄電池本体上面に立設された雄端子と、
該雄端子に係合される雄端子挿入孔と電線をかしめて接
続するかしめ部とを有する雌端子とからなる蓄電池用端
子構造において、 前記雌端子の外殻体として設けられたハウジングと、該
ハウジングの前記雄端子を囲む竪筒と前記蓄電池本体上
面との間に設けられた係止機構と、該係止機構を解除す
るために前記竪筒に設けられた係止解除機構とからなる
ことを特徴とする蓄電池用端子構造。 - 【請求項６】 前記係止機構が前記竪筒下部から上方へ
Ｕ字状に突出した可撓アームと、該可撓アーム上部側方
に設けられた係止溝と、該係止溝に係合する逆Ｌ字状部
を有し、かつ前記蓄電池本体上面に立設された係止リブ
とからなると共に、前記係止解除機構が前記可撓アーム
上端に設けられた指掛け段差部と、前記竪筒上端に前記
可撓アームと反対位置に設けられた指掛け突起部とから
なることを特徴とする請求項５記載の蓄電池用端子構
造。 - 【請求項７】 前記係止機構が前記竪筒下部から上方へ
Ｕ字状に突出し、対向した位置に設けられた一対の可撓
アームと、該可撓アームの各々外側に設けられた係止突
部と、該係止突部を係止する逆Ｌ字状部を有し、かつ前
記蓄電池本体上面に略半円弧状に立設された係止リブと
からなると共に、前記係止解除機構が前記可撓アームの
各々上端に設けられた一対の指掛け段差部であることを
特徴とする請求項５記載の蓄電池用端子構造。 - 【請求項８】 蓄電池本体上面に立設された雄端子と、
該雄端子に係合される雄端子挿入孔と電線をかしめて接
続するかしめ部とを有する雌端子とからなる蓄電池用端
子構造において、 前記雌端子を覆うハウジング内に前記雌端子の長手方向
に沿って形成したスライド孔と、該スライド孔内に挿入
されるとともに、前記スライド孔に沿って往復移動する
表示用ロッドと、前記スライド孔の一端であって前記雌
端子挿入孔に前記雄端子が完全に挿入された時に前記表
示用ロッドの一端を突出させる表示用開口部とにより構
成したインジーケータを設けたことを特徴とする蓄電池
用端子構造。 - 【請求項９】 前記スライド孔内に段差部を設け、かつ
前記表示用ロッドに弾性的に撓み変形するとともに前記
段差部に係止して前記スライド孔からの抜け出しを防止
する可撓性ロック爪を設けたことを特徴とする請求項８
記載の蓄電池用端子構造。
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