JPH09161861A - アース端子の取付け構造 - Google Patents

アース端子の取付け構造

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JPH09161861A
JPH09161861A JP33822295A JP33822295A JPH09161861A JP H09161861 A JPH09161861 A JP H09161861A JP 33822295 A JP33822295 A JP 33822295A JP 33822295 A JP33822295 A JP 33822295A JP H09161861 A JPH09161861 A JP H09161861A
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JP
Japan
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terminal
support
ground terminal
cap
piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP33822295A
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English (en)
Inventor
Takao Hata
隆雄 畑
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボディへの取付け取外し作業が容易なアース
端子の取付け構造を提供する。 【解決手段】 アース線Vを圧着したアース端子10に
は、内側にエンボス15を有した挟持片12を備え、一
方、ボディWに設た支持端子20には、エンボス15と
凹凸係合可能な凹溝22を有した支持片21を具備して
いる。挟持片12を支持片21に挟持させて電気的接続
させると、エンボス15と凹溝22とが、挟持片12の
撓み動作を経て凹凸係合するようになっている。このよ
うに、一動作で電気接続および凹凸係合させて取り付け
ることにより、従来の工具を使ったボルトの螺合作業と
いう煩雑な作業が不要となり、ボディWへのアース線の
取付け取外しが容易となる。更に、係合した両端子1
0,20にキャップ30を取り付けると、アース端子1
0がキャップ30にて覆われるとともに同キャップ30
に備えたロック突起33が支持端子20に係合して互い
に移動不能に規制し合い、例えば、振動等の環境下でも
良好なアース接続状態を保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アース端子の取付
け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のアース端子の取付け構造を
適用したものとして、例えば自動車のワイヤハーネスに
アース端子を圧着し、ボディの所定の位置にボルト締め
にて取付けるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のものに
おいては、取付け取外しの度にボルトを回す作業が必要
であり、特に、近年リサイクルの観点から、多数本の絶
縁配線からなるワイヤハーネスをボディ等の金属製の他
部品から取外す必要性が増し、その際の上記作業性の低
さが問題となっていた。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、ボディへの取付け取外し作業が容易なアース端子の
取付け構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
<請求項1の発明>上記目的を達成するため、請求項1
に係る発明は、電線に接続したアース端子をボディに取
付けるためのものであって、ボディには、支持端子を設
け、アース端子には、支持端子を挟持して電気的に接触
する弾性挟持片を一体的に形成し、アース端子及び支持
端子には、弾性係合機構を設けたところに特徴を有す
る。このような構成とすると、電気的接触は弾性挟持片
の弾性力によりなされるため、弾性挟持片を撓ませると
いう一動作のみでアース端子をボディ側に電気的に接続
させることが可能となり、取付けという点においても凹
凸係合という一動作のみで行うことができるので、従来
のボルト締めによるもののように何度もボルトを回すよ
うな煩雑な作業は不要となり、ボディへの取付け取外し
作業が容易なアース端子の取付け構造を提供することが
できる。
【0006】また、上記弾性係合機構が上記弾性挟持片
の弾性力を利用するものであれば、電気的接続と弾性係
合とを同じ弾性力にて行うことができ、コンパクトな構
成とすることができる。 <請求項2の発明>また、請求項2に係る発明は、請求
項1に記載のアース端子の取付け構造において、弾性挟
持片は、アース端子の一部を折り返すことにより形成さ
れ、電線は折り返し部とは反対側においてアース端子に
接続されているところに特徴を有する。このような構成
とすると、アース端子を一回折り返せば、対面し合う一
対の片が形成されてその一方の片に電線を接続させれば
よいので、折り返し工程が少なく製作が容易となる。ま
た、折り返した部分は丁度フックのようになって支持端
子を挟持すると共に引っかけることができ、アース線が
引張られるようなことがあっても、折り返し部の奥側で
支持端子が係合を深めてより一層の抜け防止がなされ
る。 <請求項3の発明>さらに、請求項3に係る発明は、請
求項1又は請求項2に記載のアース端子の取付け構造に
おいて、アース端子を覆うように取付けられる抜止め部
材が設けられ、この抜止め部材には支持端子と係合する
係合部が設けられているところに特徴を有する。
【0007】このような構成とすると、支持端子に接続
されたアース端子は、抜止め部材で覆われることにより
取付け方向以外の全方向で移動不能に規制され、最終的
に抜け止め部材が係合することで取付け方向のにも規制
され、全ての方向に移動できなくなる。従って、アース
端子、支持端子及び抜止め部材は、三者一体となって互
いに全方向への動きを規制し、振動等が発生する環境で
もズレることはない。また、前記弾性係合機構の弾性力
を発揮する所定箇所を撓ませないように抜止め部材にて
規制すれば、二重係合となって一層外れ難いものとする
ことができる。 <請求項4の発明>さらに、請求項4に係る発明は、請
求項3に記載のアース端子の取付け構造において、支持
端子はクランク状に形成され、その一片を弾性挟持片を
係合可能としてあり、抜止め部材は、支持端子に係合し
た弾性挟持片の折り返し部側から冠着可能なキャップ状
に形成されるとともに係合部はキャップの内部に形成さ
れ、クランク状となった他片に係止するところに特徴を
有する。
【0008】このような構成とすると、上記請求項3の
構成を容易に実現でき、キャップ内に係合部を設けるこ
とにより、係合部が他部品に引っかかって外れることを
防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態について図1ないし図7を参照して説明する。本実
施形態は、例えば自動車のワイヤハーネスのアース線V
をボディWに取り付けるのに用いられ、前記アース線V
にはアース端子10を圧着し、ボディWには支持端子2
0を設け、両者を電気接続および係合させて、さらに、
抜け止め部材に相当するキャップ30を冠着することに
より抜け止めを図ったものである。
【0010】支持端子20及びアース端子10は、幅が
同じになるように導電性の金属板材を折り曲げて形成さ
れている。支持端子20においては、両端が段違いとな
るようにクランク状に形成され、一方の端部に設けたボ
ルト取付孔20aにてボディWにボルトで取り付ける
と、図1に示すように、他端部(以下「支持端部21」
という)がボディから離れた状態で取り付けられるよう
になっている。一方、上記アース端子10においては、
先端を「J」字状に折り返して短辺側(以下「挟持片1
2」という)の端部が長辺側の中間部と空隙を隔てて対
面するように形成され、その長辺側の端部にはバレル部
11を設けてアース線Vが圧着できるようになってい
る。このアース端子10は、その金属板材の弾性力にて
前記空隙内に支持端部21を挟持可能であると共に、図
2に示すように、挟持片12の内側面に設けたエンボス
15と、前記支持端部21のボディW側の面に形成した
凹溝22とが、上記弾性力を乗り越えて正規の位置で凹
凸係合する弾性係合機構を構成している。上記正規の位
置とは、図6に示すように、両端子10,20の幅方向
を合わせ、挟持片12をボディW側にし、アース端子1
0の折り返し部16の奥まで支持端部21の端部21a
を挿入した位置をいう。
【0011】また、係合した両端子10,20に冠着可
能なキャップ30は、図3,4に示すように、合成樹脂
によって偏平な逆容器状に形成され、天井面31の幅方
向の両側からは、一対のアーム32が下方に向けて延び
ている。このアーム32の内面同士の間隔は前記両端子
10,20と同寸法であるとともに、各アーム32の先
端はキャップ30の開口手前に位置して互いに内側に向
かい合うロック突起33を備え、前記係合した両端子1
0,20にキャップ30を冠着させるとアーム32が一
度撓んで復元し、天井面31とロック突起33との間
に、アース端子10の折り返し部16と支持端子20の
クランク部を挟むようになっている。
【0012】また、キャップ30の前後の内面の間隔
(図6におけるs)は、アース端子10の対面する両長
短の辺の背面同士の間隔(図6におけるt)とほぼ同寸
法で、図7に示すように、キャップ30を冠着させたア
ース端子10が広がらないように規制する。このように
構成されたものにおける作用を以下に説明する。ボディ
Wの所定の箇所に支持端子20をボルト締めにて取り付
ける。次いで、図2に示すように、支持端部21にアー
ス端子10のアース端子10の開口を対面させ、同アー
ス端子10を支持端子20のクランク部側(下方)にス
ライド移動させる。すると、図5,6に示すように、エ
ンボス15が支持端部21に乗り上がり、アース端子1
0の挟持片12を外側に撓ませ、前述の正規の位置でエ
ンボス15が支持端部21に設けた凹溝22と対面して
挟持片12の弾性にて凹凸係合する。
【0013】次に、この係合した両端子10,20にキ
ャップ30を冠着させる。すると、係合した両端子1
0,20におけるクランク部の下面以外の各方向にキャ
ップ30内の所定の箇所が対面し、最後にアーム32の
撓みを経てロック突起33が前記クランク部下面に係止
する。これにより、両端子10,20及びキャップ30
は、全ての方向で移動不能に規制し合って一体的にな
る。従って、振動が発生する場所に用いられてもズレる
ことはない。また、両端子10,20が外れそうになる
と、図5に示すように挟持片12が外側に撓められるこ
ととなるが、キャップ30がそれを規制するため撓むこ
とができず、外れることはない。さらに、アース端子1
0が引張られるようなことがあっても、アース端子10
の折り返し部16の内曲面により狭まった奥に支持端部
21の端部21aが入り込むこととなり、両端子10,
20の係合が深まる。
【0014】以上述べたとおり、組み付けにおいては、
一度支持端子20をボディに取り付けておけば、一動作
でアース端子10と支持端子20とを電気接続及び弾性
係合可能で、更なる一動作でキャップ30を取り付けれ
ば確実に抜け止めすることができるため、従来のように
工具を使ってその都度ボルトを回すような煩わしさがな
い。取外しにおいても、アーム32を外に撓ませてロッ
ク突起33の係止を外し、以下取付け動作の逆順序で行
えばよく、容易に取り外すことができる。また、この取
付け取外しの容易性に加え、両端子10,20同士の係
合とキャップ30による抜け止めとの二重係合により確
実にアース接続状態を保つことができる。
【0015】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)図8において、支持端子50は、「L」字状に折
り返して形成され、一方の端部(以下「取付端部51」
という)に形成したボルト取付孔51aにてボディWに
ボルト取り付けると、他方の端部(以下「支持端部5
2」という)がボディWに対して垂直状態となって取り
付けられる。また、この支持端部52の先端は更に垂直
に折り曲げられて前記取付端部51と対面し、この対面
した両者の間はアース端子40の幅と同寸法になってい
る。
【0016】一方、アース端子40は、先端を「J」字
状に折り返して短辺(以下「挟持片41」という)が長
辺に対して空隙を隔てて対面するように形成され、その
空隙内に支持端部52を挟持して電気的に接続されるよ
うになっている。また、挟持片41の先端縁部は更に内
側に垂直に折り曲げられて突条42となっており、その
突条42が支持端部52を乗り越えて正規の位置で同支
持端部52の端面に係合する弾性係合機構を構成してい
る。アース端子40を支持端子50に取付けると、図9
に示すように、取付け方向以外への移動を支持端子50
の対面した面により規制されて弾性係合機構が係合する
ので、例えば、アース線を斜め引っ張るような強い力が
作用しても両端子がズレることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るアース端子、支持端
子及びキャップの斜視図である。
【図2】同アース端子、支持端子の側面図である。
【図3】同キャップの図1における III-III断面図であ
る。
【図4】同キャップの図1における IV-IV断面図であ
る。
【図5】同アース端子と支持端子の組付け途中の状態を
示す側面図ある。
【図6】同キャップを装着する状態を示す側面図であ
る。
【図7】同アース端子、支持端子及びキャップの組付状
態を示す側面図である。
【図8】他の実施形態に係るアース端子及び支持端子の
斜視図である。
【図9】同アース端子及び支持端子の組付け状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10…アース端子 12…挟持片 15…エンボス 20…支持端子 22…凹溝 33…ロック突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線に接続したアース端子をボディに取
    付けるためのものであって、 前記ボディには、支持端子を設け、 前記アース端子には、前記支持端子を挟持して電気的に
    接触する弾性挟持片を一体的に形成し、 同アース端子及び前記支持端子には、弾性係合機構を設
    けたことを特徴とするアース端子の取付け構造。
  2. 【請求項2】 弾性挟持片は、アース端子の一部を折り
    返すことにより形成され、前記電線は折り返し部とは反
    対側においてアース端子に接続されていることを特徴と
    する請求項1に記載のアース端子の取付け構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のアース端
    子の取付け構造において、アース端子を覆うように取付
    けられる抜止め部材が設けられ、この抜止め部材には前
    記支持端子と係合する係合部が設けられていることを特
    徴とするアース端子の取付け構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のアース端子の取付け構
    造において、前記支持端子はクランク状に形成され、そ
    の一片を前記弾性挟持片を係合可能としてあり、上記抜
    止め部材は、上記支持端子に係合した弾性挟持片の折り
    返し部側から冠着可能なキャップ状に形成されるととも
    に前記係合部はキャップの内部に形成され、上記クラン
    ク状となった他片に係止することを特徴とするアース端
    子の取付け構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1887600A1 (en) 2006-08-07 2008-02-13 General Electric Company Switching apparatus
CN102655287A (zh) * 2011-03-04 2012-09-05 住友电装株式会社 端子零件及端子零件的安装构造
JP2013025922A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子金具の接続構造

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