JPH09147490A - 波形等化回路 - Google Patents

波形等化回路

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JPH09147490A
JPH09147490A JP30874995A JP30874995A JPH09147490A JP H09147490 A JPH09147490 A JP H09147490A JP 30874995 A JP30874995 A JP 30874995A JP 30874995 A JP30874995 A JP 30874995A JP H09147490 A JPH09147490 A JP H09147490A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の波形等化回路では、特定の記録媒体か
らの再生信号を入力すると、S/N比と波形の上下対称
性が両立できず、判別誤り率の低下を来すという問題が
ある。 【解決手段】 波形等化回路4はクランプ回路5と非線
形等化回路6から構成される。再生信号が波形等化回路
4に入力されると、その波形下部がクランプ回路5によ
りクランプされ、波形下端の直流が固定される。この再
生信号波形は、続いて非線形等化回路6に入力される。
その入出力特性は、媒体の記録再生応答特性から求めら
れ設定されており、入力信号が所定レベル未満の低レベ
ルではほぼそのままのレベルで出力し、所定レベル以上
の高レベルでは信号レベルを圧縮して出力する非線形振
幅応答特性である。この非線形等化回路6により入力再
生信号は波形の非対称性が抑圧され、すなわち、対称性
が改善されて出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は波形等化回路に係
り、特に記録媒体から再生されたディジタル信号を波形
等化する波形等化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録媒体から再生されたディ
ジタル信号の非対称波形歪みを補正するために、波形等
化回路により再生ディジタル信号を波形等化することが
行われる。例えば、記録再生光学系の周波数特性を補償
する位相直線のcos等化器と、熱的記録で生じる再生
信号の非対称波形歪みを補正する非対称トランスバーサ
ル等化器を縦続接続した波形等化回路が従来より知られ
ている(特開昭59−65936号公報)。
【0003】この従来の波形等化回路では、cos等化
器は遅延線と電圧減衰素子及び差動増幅器から構成さ
れ、遅延線の遅延時間をτとすると、周波数1/2τに
ピークをもち、周波数0で所定振幅となる周波数特性を
もち、位相特性が直線となり、群遅延時間が遅延時間τ
に一致する特性を有するため、光記録再生光学系の周波
数特性を補償することができる。また、非対称トランス
バーサル等化器は、遅延線と差動増幅器からなり、その
うち遅延線は遅延時間が互いに異なる複数の中間タップ
付きで特性インピーダンスに等しい抵抗で終端されてい
る。
【0004】上記の複数の中間タップからのそれぞれ遅
延時間が異なる複数の信号は、差動増幅器によりそれぞ
れ加減算されることにより、非線形歪みが除去される。
差動増幅器の出力信号は、その後データ判別回路でしき
い値による判別、あるいは最尤復号法により元のディジ
タルデータに戻される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ディジタル信
号の再生において、良好な判別誤り率を得るためには、
再生信号のS/N比が良いことが望まれる。ところが、
ある種の相変化媒体においては、対称性の良い再生信号
波形が得られる記録パラメータ値(例えば、光ディスク
記録においては、記録用レーザの記録電流値)では、充
分なS/N比が得られず、また、最良のS/N比が得ら
れる記録パラメータ値においては、再生信号波形の対称
性が悪化するという現象が見られる。これらの再生信号
波形例を図5(a)、(b)に示す。
【0006】再生信号のS/N比の低下は、再生信号の
ディジタル信号への復調時の判別回路の誤り率を増加さ
せる。一方、波形の対称性の劣化は、ディジタルデータ
への変換の際に多値判別、例えば3値判別を用いている
場合には、判別に使用している、上下のアイパターンの
開口に差が生じ、開口の小さい方のアイに関しては、判
別のしきい値に対するノイズ余裕が低下して、波形が対
称である場合に比較して、判別誤り率が増加するという
不具合を生じる。従って、従来の波形等化回路では、特
定の記録媒体からの再生信号を入力すると、S/N比と
波形の上下対称性が両立できず、判別誤り率の低下を来
すという問題がある。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
相変化媒体の再生信号波形のS/N比と波形の上下対称
性を両立させ、再生信号の判別誤り率を改善し得る波形
等化回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、記録媒体から再生されたディジタル信号を
クランプするクランプ回路と、クランプ回路の出力信号
に対して非線形入出力特性を付与して出力する非線形等
化回路とを有する構成としたものである。
【0009】また、非線形入出力特性は、入力信号が所
定レベル未満のときは、入力信号が所定レベル以上のと
きに比べて増幅率が大である圧縮特性であることを特徴
とする。
【0010】本発明では、再生ディジタル信号がクラン
プされた後非線形の振幅特性が付与されるため、再生デ
ィジタル信号に波形の非対称性があっても、波形が中心
レベルに対して対称となるような振幅補正ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明になる波形等化回路の一実施
の形態を備えた再生装置のブロック図を示す。同図にお
いて、波形等化回路4は本発明の一実施の形態の波形等
化回路で、クランプ回路5及び非線形回路6からなる。
この波形等化回路4は再生プリアンプ3とトランスバー
サルフィルタ7の間に設けられているが、トランスバー
サルフィルタ7の後段に設けるようにしてもよい。
【0012】次に、この再生装置の動作について説明す
る。記録媒体1に記録されているディジタル情報信号
は、再生信号ピックアップ2により再生されて再生プリ
アンプ3に供給され、ここで前置増幅された後波形等化
回路4に供給され、ここで波形下部がクランプ回路5に
よりクランプされた後、非線形等化回路6により非線形
特性が付与される。
【0013】ここで、波形等化回路4に入力される再生
信号の波形の対称性が悪く、そのアイパターンが図2に
示す如く、3値判別のためのアイパターン開口部AとB
の大きさに差が生じた場合、このようなアイとなる再生
信号波形の瞬時波形は図3に示すように、波形の一方の
側(波形下部)が歪んで、ほぼ一定のレベルとなってい
る。この図3に示す波形の再生信号が波形等化回路4に
入力されると、その波形下部がクランプ回路5によりク
ランプされ、波形下端の直流が固定される。直流レベル
を固定する目的は、次段の非線形等化回路6の特性が直
流レベルに対応した出力を発生するためである。
【0014】この再生信号波形は、続いて図4にIで示
す振幅応答特性(入出力特性)をもった非線形等化回路
6に入力される。この入出力特性Iは、媒体の記録再生
応答特性から求められ設定されており、入力信号が所定
レベル未満の低レベルではほぼそのままのレベルで出力
し、上記所定レベル以上の高レベルでは信号レベルを圧
縮して出力する非線形振幅応答特性である。従って、図
4にIIで示すように波形の下部が波形の上部に対して相
対的に縮んでいる波形の再生信号が入力された場合は、
出力信号はIII で示すように、波形上部のノイズレベル
が圧縮されてほぼ対称な波形になる。このように、非線
形等化回路6により入力再生信号は波形の非対称性が抑
圧され、すなわち、対称性が改善されると共にノイズレ
ベルも圧縮されて出力される。
【0015】非線形等化回路6の例としては、ダイオー
ドの電圧−電流特性を利用したもの、また、再生信号を
A/D変換したデータをリード・オンリ・メモリ(RO
M)を用いて、そのA/D変換後のデータをアドレス
に、そのアドレスのデータに応答値を書き込み、デコー
ドを行う方法がある。
【0016】この非線形等化回路6により波形等化され
た再生信号は、トランスバーサルフィルタ7により記録
再生過程で劣化した振幅特性を補正され、更に自動利得
制御(AGC)回路8で振幅が一定になるように制御さ
れた後、PLL回路9及びデータ判別回路10に供給さ
れる。
【0017】PLL回路9は入力再生信号をコンパレー
タで2値化し、そのコンパレータの出力パルスの立ち上
がりと立ち下がりで電圧制御発振器の出力パルスが同期
するような構成で、再生信号中のクロック信号成分を抽
出し、そのクロック信号をデータ判別回路10に供給し
てしきい値による再生信号の判別、又は最尤復号を行わ
せ、ディジタル・データに変換する。データ判別回路1
0の出力ディジタル・データは、以降の信号処理回路
(図示せず)に伝送される。
【0018】この実施の形態では、再生信号の波形の対
称性が改善されているために、再生信号波形の対称性の
悪さによるPLL回路9の出力クロック信号のジッタが
低減され、その結果、再生信号のアイパターン開口部を
ほぼ正確にサンプリングでき、データ判別の誤検出率を
低減することができる。
【0019】なお、本発明は再生信号をA/D変換器を
通してディジタル信号に変換した後に、そのディジタル
信号をディジタル処理にてクランプ処理及び非線形等化
するようにしてもよい。また、非線形等化回路6の非線
形入出力特性は、図5の特性に限定されるものではな
く、入力信号が所定レベル未満のときは、入力信号が所
定レベル以上のときに比べて増幅率が大である圧縮特性
であればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再生ディジタル信号がクランプされた後非線形の振幅特
性が付与されることにより、再生ディジタル信号に波形
の非対称性があっても、波形が中心レベルに対して対称
となるような振幅補正されるため、再生信号のS/N比
が最良となるように記録すると、波形対称性が悪くなっ
てしまうような記録媒体を用いた場合でも、S/N比、
波形対称性の両立した再生信号が得られ、よって、多値
判別の際にも、それぞれのアイパターン開口部のしきい
値に対するノイズ余裕度がほぼ等しくなり、本来有して
いる再生信号の判別誤り率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を有する再生装置のブロ
ック図である。
【図2】波形の対称性の悪い再生信号のアイパターンの
一例を示す図である。
【図3】図2のアイパターンの瞬時波形である。
【図4】図1中の非線形等化回路の入出力特性図であ
る。
【符号の説明】
1 記録媒体 2 再生信号ピックアップ 3 再生プリアンプ 4 波形等化回路 5 クランプ回路 6 非線形等化回路 7 トランスバーサルフィルタ 8 AGC(自動利得制御)回路 9 PLL回路 10 データ判別回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】 再生信号波形を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から再生されたディジタル信号
    をクランプするクランプ回路と、 前記クランプ回路の出力信号に対して非線形入出力特性
    を付与して出力する非線形等化回路とを有することを特
    徴とする波形等化回路。
  2. 【請求項2】 前記非線形入出力特性は、入力信号が所
    定レベル未満のときは、該入力信号が該所定レベル以上
    のときに比べて増幅率が大である圧縮特性であることを
    特徴とする請求項1記載の波形等化回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005024822A1 (ja) * 2003-09-02 2005-03-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 再生信号処理装置、及び再生信号処理方法
KR100626182B1 (ko) * 1999-08-06 2006-09-20 후지쯔 가부시끼가이샤 판정 귀환형 등화기를 구비한 반도체 장치

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JPH05234254A (ja) * 1992-02-18 1993-09-10 Sony Corp スレッショルドレベル決定回路
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