JPH09147359A - 光ディスクドライブ - Google Patents

光ディスクドライブ

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JPH09147359A
JPH09147359A JP32514095A JP32514095A JPH09147359A JP H09147359 A JPH09147359 A JP H09147359A JP 32514095 A JP32514095 A JP 32514095A JP 32514095 A JP32514095 A JP 32514095A JP H09147359 A JPH09147359 A JP H09147359A
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optical disk
defect
optical disc
output
signal
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JP32514095A
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Osamu Inoue
修 井上
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク上の欠陥部分の正確な検出を可能
にして、トラックサーボ外れやフォーカスサーボ外れを
防止する。 【解決手段】 少なくとも2種類以上のスピードで再生
する機能を有し、再生したRF信号をデジタル2値に変
換する2値化回路と、2値化回路のデジタル2値出力か
ら直流成分を取り出す低域通過フィルタと、低域通過フ
ィルタの出力から直流成分を取り出すコンパレータと、
コンパレータの出力によって起動され一定時間幅のパル
スを出力するタイマ回路とからなる欠陥検出回路を備え
た光ディスクドライブにおいて、ロードされたディスク
の再生スピードを判断する手段と、低域通過フィルタの
周波数特性を変更する手段を設け、光ディスクドライブ
の再生スピードに応じて低域通過フィルタの周波数特性
を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクドラ
イブにおける欠陥検出回路に係り、特に、CDとCD−
ROMメディアのように再生スピードが異なる光ディス
クについても、欠陥部分の正確な検出を可能にして、ト
ラックサーボ外れやフォーカスサーボ外れが生じないよ
うにした光ディスクドライブに関する。
【0002】
【従来の技術】CDやCD−ROMメディア(光ディス
ク)は、大容量の情報の記憶が可能であり、また、その
取り扱いも容易である等の利点を有しており、各種のシ
ステムの外部記憶手段として広く使用される傾向にあ
る。しかし、その反面で、情報記録面にゴミが付着した
り、あるいは引っかきキズ等が付き易い、という問題が
あり、CDやCD−ROMメディアの情報記録面上に、
このようなゴミやキズが存在しているとサーボ信号の乱
れの一因となり、最悪の場合には、トラックサーボ外れ
やフォーカスサーボ外れを引き起こしてしまう、という
不都合がある。
【0003】そこで、従来から種々の欠陥検出方法や対
応策が知られている。一般的な方法としては、情報記録
面上にキズ等の欠陥が存在していると、再生信号(RF
信号)のエンベロープに変化が生じるので、エンベロー
プの変化を検知することによりキズ等の欠陥を検出し
て、必要な対応を行っている。また、欠陥の程度が小さ
くて、RF信号のエンベロープに大きな変化をもたらさ
ないような欠陥、いわゆる「引っかきキズ」等に起因す
る欠陥が存在している場合でも、欠陥の存在が確実に検
出できるキズ検出回路も提案されている(例えば、特開
平6−150318号公報)。したがって、CD(コン
パクトディスク)の再生に使用されるCD−ROMプレ
ーヤに関しては、小さな欠陥の存在についても、対応が
可能である。ここで、従来の欠陥検出回路を備えた光デ
ィスクドライブについて、全体構成を説明する。
【0004】図19は、従来の欠陥検出回路を備えた光
ディスクドライブについて、その全体構成の一例を示す
機能ブロック図である。図において、1は光ディスク、
2はピックアップで、2aは対物レンズ、2bはビーム
スプリッタ、2cは半導体レーザ(LD)、2dは信号
検出用受光素子(PD)、2eはトラッキング用アクチ
ュエータ、2fはフォーカス用アクチュエータ、3はス
ピンドルモータ、4はRFブロックで、4aはAPC
(オートパワー制御回路)、4bはRFアンプ、5はサ
ーボブロックで、5aはトラッキングサーボ回路、5b
はフォーカスサーボ回路、6は欠陥検出回路、7はCP
Uを示し、RF信号は再生信号を示す。
【0005】ピックアップ2の半導体レーザ2cから出
射したレーザ光は、ビームスプリッタ2bを通って対物
レンズ2aへ入射される。この対物レンズ2aによって
集束され、光ディスク1上に集光される。また、光ディ
スク1からの反射光は、逆に、対物レンズ2aを通って
ビームスプリッタ2bにより、信号検出用受光素子2d
に入射される。
【0006】信号検出用受光素子2dは、検出光量に応
じた電流出力を、RFブロック4のRFアンプ4bへ送
出する。RFアンプ4bでは、送出された信号を電流/
電圧変換して、サーボ信号とRF信号を生成する。この
ようにして、RFブロック4で、サーボ信号とRF信号
とが生成され、一方のサーボ信号はサーボブロック5
へ、他方のRF信号は欠陥検出回路6へ、それぞれ出力
される。そして、サーボ信号が入力されたサーボブロッ
ク5では、CPU7の制御コマンドによって、トラッキ
ングサーボ回路5a(トラックサーボ系)と、フォーカ
スサーボ回路5b(フォーカスサーボ系)とを制御す
る。
【0007】このようなサーボ制御によって、ピックア
ップ2の対物レンズ2aによって集光したレーザ光は、
光ディスク1上の照射位置が制御され、トラック上の所
望位置に照射されるように位置決めされる。また、RF
信号が入力された欠陥検出回路6では、光ディスク1上
に欠陥が存在していることを検出したときは、欠陥の存
在を示す信号(欠陥検出信号)を発生し、この欠陥検出
信号をCPU7へ出力する。したがって、CPU7は、
光ディスク1上に欠陥が存在しているか否かについて、
正確に把握することができる。
【0008】図20は、図19に示した欠陥検出回路6
について、その構成例を示す機能ブロック図である。図
において、6aは第1のコンパレータ、6bはインバー
タ、6cはアンプ、6dは低域通過フィルタ、6eは基
準電圧発生器、6fは第2のコンパレータ、6gは第3
のコンパレータ、6hと6iは分割抵抗器、6jはオア
ゲート回路、6kは1ショットタイマ、T6は2値信号
の出力端子を示す。
【0009】すでに述べたように、この図20に示す欠
陥検出回路6には、図19のRFブロック4で生成され
たRF信号が与えられる。そして、この欠陥検出回路6
によって、一方では、RF信号から2値信号が生成され
て出力端子T6から出力され、他方では、光ディスク1
上の欠陥に起因する直流成分変動が、低域通過フィルタ
6d、アンプ6c、第2のコンパレータ6f、第3のコ
ンパレータ6g、オアゲート回路6j、および基準電圧
発生器6eと、分割抵抗器6h,6iによって検出さ
れ、1ショットタイマ6kから欠陥検出信号(キズ検出
出力)として出力される。
【0010】まず、RF信号は、第1のコンパレータ6
aの+入力へ与えられてデジタルの2値信号に変換さ
れ、インバータ6bを通して反転および整形された後、
2値信号として出力端子T6へ出力される。同時に、こ
の2値信号は、低域通過フィルタ6dにも入力されて、
その直流成分が検出される。検出された直流成分は、ア
ンプ6cにおいて、基準電圧発生器6eから出力される
電圧を基準として反転増幅され、さらに、RF信号の2
値化のための比較基準電圧として、再び第1のコンパレ
ータ6aの−入力へ戻される。
【0011】この場合に、基準電圧発生器6eから出力
される電圧値は、RF信号の2値化変換後にデジタル信
号が直流成分をもたないように変調されているので、2
値化信号振幅の1/2電圧である。したがって、出力端
子T6からRF信号の正確な2値信号が得られる。ま
た、出力端子T6から出力されるデジタル2値信号につ
いて、その直流成分の変動を検出するために、この低域
通過フィルタ6dを通過してアンプ6cから出力された
信号は、第2のコンパレータ6fと第3のコンパレータ
6gへ与えられる。
【0012】この第2のコンパレータ6fと第3のコン
パレータ6gでも、先の基準電圧発生器6eから出力さ
れる基準電圧、すなわち、RF信号の2値化のための比
較基準電圧を使用するが、比較基準電圧のレベルを小さ
くするために、分割抵抗器6h,6iが設けられてい
る。その結果、第2のコンパレータ6fと第3のコンパ
レータ6gにおいては、基準電圧発生器6eから出力さ
れる基準電圧に基いて抵抗分割により生成された上側お
よび下側の2つの基準電圧とそれぞれ比較される。これ
ら2つの比較結果である比較出力が、オアゲート回路6
jへ入力されて論理和処理されることによって、上側お
よび下側のいずれか一方が基準電圧を超えた場合には、
オアゲート回路6jから欠陥の存在を示す出力が発生さ
れる。
【0013】このオアゲート回路6jの出力は、1ショ
ットタイマ6kに対する起動信号として入力され、一定
のパルス幅に変換された後、最終的な欠陥検出信号とし
て図19のCPU7へ出力される。したがって、引っか
きキズのような小さな欠陥部分でも確実に検出され、ト
ラックサーボ外れやフォーカスサーボ外れが生じないよ
うな制御が可能になる。以上が図20に示した従来の欠
陥検出回路の構成と動作であり、RF信号のエンベロー
プに大きな変化をもたらさない、いわゆる「引っかきキ
ズ」等に起因する欠陥が存在する場合でも、確実に検出
することができる。
【0014】さらに、別の対応策としては、従来のCD
用RF信号処理サーボアンプについて、メディア上の欠
陥を検出する欠陥検出回路と、欠陥検出回路の出力によ
ってフォーカス系およびトラック系のサーボ帯域(低域
通過フィルタの帯域)を変更する制御手段を設け、欠陥
部分においてはサーボ帯域を落として、フォーカス系や
トラック系を制御するICも市販されている(例えばソ
ニー社のCXA1372AQ/AS)。このようなIC
を採用すれば、同様に、CD用RF信号処理サーボアン
プについて、トラックサーボ外れやフォーカスサーボ外
れのない制御が可能になる。
【0015】次に、欠陥検出回路の出力によってフォー
カス系およびトラック系のサーボ帯域(低域通過フィル
タの帯域)を変更する制御動作について、先の図19に
示した欠陥検出回路を備えた光ディスクドライブを参照
して説明する。CPU7は、欠陥検出回路6の出力によ
って光ディスク1上に欠陥が存在することを検出する
と、サーボブロック5に対して、その制御帯域を下げる
ように指示するコマンドを発行する。
【0016】このコマンドを受けたサーボブロック5
は、現状よりも制御帯域を落としてトラッキング用アク
チュエータ2eと、フォーカス用アクチュエータ2fを
制御する。その後、光ディスク1上の欠陥部分を通過す
ると、CPU7は、サーボブロック5に対して、制御帯
域を所定の値に戻すようにコマンドを発行する。以上の
ように、CPU7のコマンド発行によって、サーボブロ
ック5は、所望の制御帯域を設定し、アクチュエータ2
e,2fの制御を行う。
【0017】したがって、光ディスク1上に欠陥部分が
存在していても、サーボ信号に乱れが生じることがなく
なり、トラック外れ等の不都合が生じない。さらに、ト
ラック外れ等によるリトライ動作も抑制できるので、デ
ータ転送速度が低下することも回避される。ここで、サ
ーボ系の制御帯域の変更動作を詳しく述べる。
【0018】図21は、トラック上の欠陥部と欠陥検出
信号とサーボ系の制御帯域との関係を説明する図であ
る。図において、aとbはサーボ系の制御帯域を示す。
【0019】この図21に示すように、トラック上に欠
陥がない状態では、欠陥検出信号は「0」(ディスエー
ブルのとき)であり、サーボ系の制御帯域(以下、制御
帯域という)はaである。これに対して、トラック上に
欠陥が存在しており、欠陥検出信号がアクティブの状態
(光ディスク1上の欠陥部分を通過しているとき)で
は、制御帯域をbに変更する。
【0020】この場合に、欠陥がない状態での制御帯域
aと、欠陥が存在している状態での制御帯域bの間に、
a>bの関係が成立するようにしている。すなわち、欠
陥部分を通過しているときは、欠陥がない状態の場合に
比べて、その制御帯域を落す(狭く)している。図19
に示した光ディスクドライブでは、CPU7が、欠陥検
出回路6の出力によって、欠陥部がないときは(欠陥検
出信号が「0」のディスエーブルのときには)、サーボ
帯域をaに設定し、欠陥が存在しているときには(欠陥
検出信号が「1」のアクティブのときは)、サーボ帯域
をbに変更する。以上の動作フローを、次の図22に示
す。
【0021】図22は、従来の光ディスクドライブにお
いて、サーボ帯域の変更時における主要な処理の流れを
示すフローチャートである。図において、#1〜#3は
ステップを示す。
【0022】ステップ#1で、欠陥検出信号が「1」で
あるかどうか判断する。欠陥検出信号が「1」でないと
き(「0」のディスエーブルのとき)は、ステップ#2
へ進み、サーボ帯域(サーボ系の制御帯域)をaに設定
して、再び先のステップ#1へ戻る。欠陥検出信号が
「1」(アクティブ)のときは、ステップ#3へ進み、
サーボ帯域をbに設定して、再び先のステップ#1へ戻
る。
【0023】以上の動作によって、図21に示したよう
に、トラック上に欠陥が存在しないときは、広いサーボ
帯域aが設定され、欠陥が存在しているときは、狭いサ
ーボ帯域bに変更される。したがって、図19に示した
光ディスクドライブによれば、光ディスク1上のトラッ
クにゴミや「引っかきキズ」等の僅かな欠陥が存在して
いても、サーボ外れが生じない制御が実現される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】先に従来の技術につい
て説明したように、CD(オーディオ)再生やCD−R
OM(データ)再生については、先の図19や図20に
示した欠陥検出回路6を設けたり、市販のICを使用す
れば、情報記録面のゴミや引っかきキズ等によってトラ
ックサーボ外れやフォーカスサーボ外れが生じないCD
−ROMプレーヤを得ることができる。ところが、近年
では、ホストコンピュータの高速化に伴って、CD−R
OM再生時のスピードにも、高速化が求められている。
具体的にいえば、CD再生時のスピードをR(回転数)
とすれば、このスピードに比べて2倍(2×R)あるい
は4倍(4×R)以上の高速化が要求されている。
【0025】そのため、CD−ROMプレーヤとしての
再生スピードも、1×R(RはCDの通常回転数)〜4
×R(4倍あるいはそれ以上の範囲)までをサポートす
る必要性が生じている。ところが、先の図20に示した
ような欠陥検出回路6を、このような高速化が要求され
るCD−ROMプレーヤに使用すると、次のような問題
が派生する。すなわち、CD−ROMの再生スピードの
高速化の要求によって、CDとCD−ROMとではその
再生スピードが異なっており、CD−ROMはCDに比
べて2倍や4倍の速さで動作される。
【0026】そして、再生スピードが、1×R、2×
R、4×Rのように順次高くなると、低域通過フィルタ
6dで検出される光ディスク上の欠陥に起因する直流成
分変動の信号周波数も高くなり、その信号振幅が低下す
る。その結果、再生スピードが1×Rの場合には検出さ
れた直流成分の変動も、2×R、4×Rのように速くな
ると、検出できなくなる。この状態を次の図23で説明
する。
【0027】図23は、図20に示した欠陥検出回路6
について、入力されるRF信号と低域通過フィルタ6d
の出力との関係を説明する図である。
【0028】この図23に示すように、検出されたRF
信号の振幅は、再生スピードが1×Rの場合に比べて、
2×R(または4×R)の方が小さくなる。このよう
に、再生スピードの上昇によってRF信号の振幅が低下
すると、低域通過フィルタ6dの出力信号から直流成分
の変動を検出する第2のコンパレータ6fと第3のコン
パレータ6gの基準電圧(一定値)を超えることがなく
なり、欠陥検出信号が得られなくなってしまう。
【0029】すなわち、再生スピードが1×Rの場合に
は、図23の下方に示したような欠陥検出信号が得られ
るが、再生スピードが上昇して2×R(あるいは4×
R)になると、欠陥の存在により直流成分に変動が生じ
ても、図20の低域通過フィルタ6dでカットされるの
で、欠陥検出信号が得られなくなってしまう(低域通過
フィルタの周波数特性が低い)。この発明は、このよう
な不都合を解決し、再生スピードに関係なく、光ディス
ク上に引っかきキズのような僅かな欠陥が存在していて
も、確実な欠陥検出を可能にした光ディスクドライブを
得ることを第1の課題とする(請求項1と請求項2の発
明)。
【0030】また、従来の技術として、図19を参照し
ながら、フォーカス系やトラック系を制御する際に、ト
ラック上の欠陥部分については、サーボ帯域を落として
トラッキング用アクチュエータ2eとフォーカス用アク
チュエータ2fを制御する方法について説明した。この
場合のフォーカス系およびトラック系の制御信号は、光
ディスクからの反射光を受光素子(例えばフォトダイオ
ードPD)によって検出し、その検出信号を演算するこ
とによって得られる。しかし、欠陥検出回路によって得
られる欠陥検出信号は、光ディスク上の欠陥の量や大き
さによって乱れが生じ、この乱れが著しく大きい場合に
はサーボ外れを引き起こすことになる(詳しくは、後出
の図9によって説明する)。
【0031】ところが、従来の方式では、欠陥の量やそ
の大きさを検出する手段を備えていないので、欠陥の量
が多かったり、欠陥が大きかったりすると、サーボ信号
が著しく乱れ、最悪の場合にはサーボ外れを引き起こす
ことになる。この発明は、このような不都合を解決し、
欠陥の量や大きさに対しても安定なサーボ系の制御を可
能にした光ディスクドライブを提供することを第2の課
題としている(請求項3と請求項4の発明)。さらに、
光ディスクドライブの再生スピードが変化した場合に
も、欠陥の量や大きさに対して安定なサーボ系の制御を
可能にした光ディスクドライブを提供することを第3の
課題とする(請求項5と請求項6の発明)。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、光
源である半導体レーザからの出射光を用いて、光ディス
ク上のデータを少なくとも2種類以上のスピードで再生
する光ディスクドライブであり、かつ、光ディスクから
再生したRF信号をデジタル2値に変換する2値化回路
と、2値化回路から出力されたデジタル2値信号から直
流成分を取り出すための低域通過フィルタと、低域通過
フィルタの出力信号から直流成分を取り出すためのコン
パレータと、コンパレータの出力によって起動され一定
時間幅のパルスを出力するためのタイマ回路とからなる
欠陥検出回路を備えた光ディスクドライブにおいて、光
ディスクドライブにロードされた光ディスクの再生スピ
ードを判断する再生スピード判断手段と、欠陥検出回路
を構成する低域通過フィルタの周波数特性を変更する周
波数特性変更手段とを備え、光ディスクドライブの再生
スピードに応じて低域通過フィルタの周波数特性を変更
するようにしている。
【0033】請求項2の発明では、光源である半導体レ
ーザからの出射光を用いて、光ディスク上のデータを少
なくとも2種類以上のスピードで再生する光ディスクド
ライブであり、かつ、光ディスクから再生したRF信号
をデジタル2値に変換する2値化回路と、2値化回路か
ら出力されたデジタル2値信号から直流成分を取り出す
ための低域通過フィルタと、低域通過フィルタの出力信
号から直流成分を取り出すためのコンパレータと、コン
パレータの出力によって起動され一定時間幅のパルスを
出力するためのタイマ回路とからなる欠陥検出回路を備
えた光ディスクドライブにおいて、光ディスクドライブ
にロードされた光ディスクの再生スピードを判断する再
生スピード判断手段と、欠陥検出回路を構成する低域通
過フィルタの出力信号から直流成分を取り出すためのコ
ンパレータの基準電圧を変更する基準電圧変更手段とを
備え、光ディスクドライブの再生スピードに応じてコン
パレータの基準電圧を変更するようにしている。
【0034】請求項3の発明では、光源である半導体レ
ーザからの出射光を用いて、光ディスク上のデータを再
生する光ディスクドライブであり、かつ、光ディスクか
らの反射光を検出する反射光検出手段と、反射光検出手
段の出力によって光ディスク上の欠陥を検出する欠陥検
出手段と、反射光検出手段の出力によって半導体レーザ
からの出射光を光ディスクの所望の位置に制御する位置
制御手段と、位置制御手段の制御帯域を変更する制御帯
域変更手段とを備えた光ディスクドライブにおいて、欠
陥検出手段の出力によって光ディスク上の欠陥の量を検
出する欠陥量検出手段を備え、欠陥量検出手段により検
出される光ディスク上の欠陥の量によって位置制御手段
の制御帯域を変えるようにしている。
【0035】請求項4の発明では、光源である半導体レ
ーザからの出射光を用いて、光ディスク上のデータを再
生する光ディスクドライブであり、かつ、光ディスクか
らの反射光を検出する反射光検出手段と、反射光検出手
段の出力によって光ディスク上の欠陥を検出する欠陥検
出手段と、反射光検出手段の出力によって半導体レーザ
からの出射光を光ディスクの所望の位置に制御する位置
制御手段と、位置制御手段の制御帯域を変更する制御帯
域変更手段とを備えた光ディスクドライブにおいて、欠
陥検出手段の出力によって光ディスク上の欠陥の大きさ
を検出する欠陥大きさ検出手段を備え、欠陥大きさ検出
手段により検出される光ディスク上の欠陥の大きさによ
って位置制御手段の制御帯域を変えるようにしている。
【0036】請求項5の発明では、請求項3あるいは請
求項4の光ディスクドライブにおいて、欠陥検出手段と
して、光ディスクから再生したRF信号をデジタル2値
に変換する2値化回路と、2値化回路から出力されたデ
ジタル2値信号から直流成分を取り出すための低域通過
フィルタと、低域通過フィルタの出力信号から直流成分
を取り出すためのコンパレータと、コンパレータの出力
によって起動され一定時間幅のパルスを出力するための
タイマ回路とからなる欠陥検出回路を備え、光ディスク
上のデータを少なくとも2種類以上のスピードで再生す
る機能と、光ディスクドライブにロードされた光ディス
クの再生スピードを判断する再生スピード判断手段と、
欠陥検出手段の低域通過フィルタの周波数特性を変更す
る周波数特性変更手段とを備え、光ディスクドライブの
再生スピードに応じて低域通過フィルタの周波数特性を
変更するようにしている。
【0037】請求項6の発明では、請求項3あるいは請
求項4の光ディスクドライブにおいて、欠陥検出手段と
して、光ディスクから再生したRF信号をデジタル2値
に変換する2値化回路と、2値化回路から出力されたデ
ジタル2値信号から直流成分を取り出すための低域通過
フィルタと、低域通過フィルタの出力信号から直流成分
を取り出すためのコンパレータと、コンパレータの出力
によって起動され一定時間幅のパルスを出力するための
タイマ回路とからなる欠陥検出回路を備え、光ディスク
上のデータを少なくとも2種類以上のスピードで再生す
る機能と、光ディスクドライブにロードされた光ディス
クの再生スピードを判断する再生スピード判断手段と、
低域通過フィルタの出力信号から直流成分を取り出すた
めのコンパレータの基準電圧を変更する基準電圧変更手
段とを備え、光ディスクドライブの再生スピードに応じ
てコンパレータの基準電圧を変更するようにしている。
【0038】
【発明の実施の形態】この発明の光ディスクドライブに
ついて、図面を参照しながら、その実施の形態を詳細に
説明する。この発明の光ディスクドライブも、その全体
的な構成は、従来として説明した図19の装置と同様で
あるが、その欠陥検出回路を改良しているので、図20
に詳しく示した欠陥検出回路6と異なっている(請求項
1と請求項2の発明)。具体的にいえば、光ディスクド
ライブの再生スピードに応じて、欠陥検出回路を構成す
る低域通過フィルタの周波数特性を変更することによ
り、欠陥の正確な検出を可能にし(請求項1の発明)、
あるいは低域通過フィルタの出力信号から直流成分を取
り出すためのコンパレータの基準電圧を変更することに
より、欠陥の正確な検出を可能にしている(請求項2の
発明)。
【0039】また、この発明の光ディスクドライブで
は、CPU7が、欠陥検出回路6からの欠陥検出信号、
すなわち、光ディスク1上の欠陥の量あるいは欠陥の大
きさを示す信号により、サーボブロック5におけるトラ
ックサーボ系(トラッキングサーボ回路5a)およびフ
ォーカスサーボ系(フォーカスサーボ回路5b)のサー
ボ信号帯域を変更している(請求項3と請求項4の発
明)。さらに、光ディスク1上の欠陥の量あるいは欠陥
の大きさを示す信号により、サーボブロック5における
トラックサーボ系(トラッキングサーボ回路5a)およ
びフォーカスサーボ系(フォーカスサーボ回路5b)の
サーボ信号帯域を変更するに際し、光ディスクドライブ
の再生スピードに応じて、欠陥検出回路を構成する低域
通過フィルタの周波数特性を変更することにより、欠陥
の正確な検出を可能にし(請求項5の発明)、あるいは
低域通過フィルタの出力信号から直流成分を取り出すた
めのコンパレータの基準電圧を変更することにより、欠
陥の正確な検出を可能にしている(請求項6の発明)。
【0040】第1の実施の形態 この第1の実施の形態は、主として請求項1の発明に対
応しているが、請求項3から請求項5の発明にも関連し
ている。この第1の実施の形態は、先の図20に示した
低域通過フィルタ6dの周波数特性を、光ディスクドラ
イブにロードされた光ディスクの再生スピードに応じて
変更することにより、RF信号の振幅が変化しても、光
ディスクの欠陥に起因する直流成分の変動が確実に検出
できるようにした点に特徴を有している。
【0041】図1は、この発明の光ディスクドライブに
ついて、その欠陥検出回路における低域通過フィルタの
実施の形態の一例を示す構成図である。図において、1
1はオペアンプ、12と13はコンデンサ、14と15
はアナログスイッチ、16はインバータ、17はCPU
7(図19)の制御線を示す。
【0042】この図1に示す低域通過フィルタは、先の
図20に示した低域通過フィルタ6dとして使用するフ
ィルタであり、オペアンプ11に帯域制限用のコンデン
サ12,13が選択可能に接続されており、選択された
コンデンサ12,13に対応する周波数特性が設定され
る構成である。帯域制限用のコンデンサ12,13の選
択は、アナログスイッチ14,15の切り換えによって
行われる。例えば、光ディスクドライブにロードされた
光ディスクが、再生スピードの低い(1×R)CDであ
るか、再生スピードの高い(2×Rまたは4×R)CD
−ROMであるかに応じて、コンデンサ12,13の一
方を選択することにより、低域通過フィルタの特性を再
生スピードに対応した周波数特性に変更する。
【0043】この場合に、ロードされたディスクがCD
かCD−ROMかの判断は、CPU7が行い、アナログ
スイッチ14,15の制御信号の設定値を変更する。こ
のようなCPU7の制御線17の設定によって、アナロ
グスイッチ14,15のどちらか一方が動作し、選択さ
れたコンデンサ12,13による周波数特性が得られ
る。ここで、再生スピードが低い(1×R)ときの低域
通過フィルタの周波数特性をmとし、再生スピードが高
い(2×Rまたは4×R)ときの周波数特性をnとすれ
ば、両者は、n>mの関係がある。
【0044】図2は、図1に示した低域通過フィルタの
特性変化の状態を示す図である。図の横軸は周波数f、
縦軸はゲインGを示し、m′とn′はフィルタ特性に対
応する周波数を示す。
【0045】この図2に示すフィルタ特性は、再生スピ
ードが低い(1×R)ときには、周波数m′を超えると
ゲインが低下し(周波数特性m)、再生スピードが高い
(2×Rまたは4×R)ときには、周波数n′を超える
とゲインが低下する(周波数特性n)ように設定されて
いる。このように、低域通過フィルタの周波数特性nと
mとの選択を可能にし、ロードされた光ディスクの種類
に応じて、いずれか一方の周波数特性n,mを設定する
ことにより、光ディスクの欠陥に起因する直流成分変動
を示す信号振幅を改善している。
【0046】図3は、図1に示した低域通過フィルタを
備えた欠陥検出回路について、入力されるRF信号と低
域通過フィルタの出力との関係を説明する図である。
【0047】この図3は、従来技術の場合を示した先の
図23に対応している。従来技術の図23に関しては、
コンパレータの基準電圧が一定の場合には、再生スピー
ドが1×Rから、2×Rや4×Rのように高くなると、
RF信号の振幅が小さくなり、欠陥信号が検出できなく
なる理由を説明した。これに対して、図1に示した低域
通過フィルタは、その周波数特性をCPU7によって設
定することができるように構成している。その結果、こ
の図3に矢印で示したように、RF信号の振幅(光ディ
スクの欠陥に起因する直流成分変動を示す信号の振幅)
が、再生スピードに応じて改善され、確実に欠陥を検出
することが可能になる。以上の動作フローを次の図4に
示す。
【0048】図4は、この発明の第1の実施の形態にお
いて、低域通過フィルタの特性変更時における主要な処
理の流れを示すフローチャートである。図において、#
11〜#13はステップを示す。
【0049】ステップ#11で、再生スピード(1×
R)のディスクがロードされたかどうか判断する。再生
スピード(1×R)のディスクであれば、ステップ#1
2へ進み、フィルタ特性mとなるアナログスイッチSW
1を設定する。
【0050】また、再生スピード(1×R)のディスク
でなければ、ステップ#13で、フィルタ特性nとなる
アナログスイッチSW2を設定する。以上のように、こ
の第1の実施の形態では、低域通過フィルタの周波数特
性をCPUによって設定することができるようにしてい
る。したがって、光ディスクドライブの再生スピードが
変わっても、光ディスクの欠陥を確実に検出することが
可能になる。
【0051】なお、以上の説明は、低域通過フィルタの
周波数特性をm,nの2種類に設定する場合であるが、
3種類あるいは4種類以上に設定することも可能であ
る。この場合には、図1に示した帯域制限用のコンデン
サ12,13を、3個あるいは4個以上設けると共に、
コンデンサに対応して同数のアナログスイッチを設れば
よい。
【0052】第2の実施の形態 この第2の実施の形態は、主として請求項2の発明に対
応しているが、請求項3と請求項4の発明、および請求
項6の発明にも関連している。先の第1の実施の形態で
は、光ディスクドライブにロードされた光ディスクの再
生スピードに対応して、低域通過フィルタの周波数特性
を改善する場合を説明した。この第2の実施の形態で
は、光ディスクドライブにロードされた光ディスクの再
生スピードに対応して、先の図20に示した出力端子T
6から出力されるデジタル2値信号における直流成分の
変動を検出するためのコンパレータ、すなわち、第2の
コンパレータ6fと第3のコンパレータ6gの基準電圧
を変更する点に特徴を有している。
【0053】図5は、この発明の第2の実施の形態の一
例を示す図で、図20に示した欠陥検出回路6における
第2のコンパレータ6fと第3のコンパレータ6gの周
辺回路の構成を示す機能ブロック図である。図における
符号は図20と同様であり、21fと22fおよび21
gと22gはアナログスイッチ、23f〜25fと23
g〜25gは抵抗器、26はインバータ、27はCPU
7(図19)の制御線を示す。
【0054】この図5は、従来技術の場合を示した先の
図20の欠陥検出回路6に対応している。先の図20に
おいては、第2のコンパレータ6fには、分割抵抗器6
hによって分割された基準電圧が供給され、同様に、第
3のコンパレータ6gには、分割抵抗器6iによって分
割された基準電圧が供給されている。これに対して、こ
の図5に示す欠陥検出回路では、第2のコンパレータ6
fの基準電圧は、基準電圧発生器6eの出力を抵抗器2
3f〜25fを使用して分圧した電圧が与えられてい
る。
【0055】すなわち、アナログスイッチ21fが抵抗
器24fと、アナログスイッチ22fが抵抗器25f
と、それぞれ直列に接続されており、分圧抵抗比を選択
することができる。同様に、第3のコンパレータ6gの
基準電圧も、基準電圧発生器6eの出力を抵抗器23g
〜25gを使用して分圧した電圧であり、アナログスイ
ッチ21gと22gによって抵抗分圧を行い、分圧抵抗
比を設定する。第2のコンパレータ6fと第3のコンパ
レータ6gの基準電圧の変更、すなわち、その分圧抵抗
比の選択は、CPU7によって設定できるように構成さ
れている。
【0056】この図5の場合には、(図19に示した)
CPU7が制御線27を介して制御信号を与えて設定す
る。インバータ26は、どちらか一系統のアナログスイ
ッチ群(21fと21gの系統、または22fと22g
の系統)を選択するように機能する。そして、CPU7
から制御信号の設定値を変更することによって、第2と
第3のコンパレータ6f,6gの基準電圧を変更する。
【0057】ここで、再生スピードが低いとき(1×R
時)における第2のコンパレータ6fと第3のコンパレ
ータ6gの基準電圧、すなわち、基準電圧発生器6eの
出力電圧との差電圧を±pとし、再生スピードが高いと
き(2×Rまたは4×R時)における基準電圧を±qと
すれば、両者は、|p|>|q|の関係がある。そこ
で、先の図5において、共通の抵抗器23fと、例えば
アナログスイッチ21fに接続された抵抗器24fとに
よって得られる抵抗分圧値がpとなり、同様に、アナロ
グスイッチ22fに接続された抵抗器25fとによって
得られる抵抗分圧値がqとなるように、抵抗器23fと
抵抗器24fと抵抗器25fの抵抗値をそれぞれ設定す
る。
【0058】アナログスイッチ21g側についても同様
で、抵抗器23g〜25gの各抵抗値を設定する。この
場合には、再生スピードが1×Rのとき、アナログスイ
ッチ21fとアナログスイッチ21gの系統が接続さ
れ、再生スピードが2×Rまたは4×Rのときは、アナ
ログスイッチ22fとアナログスイッチ22gの系統が
接続されることになる。
【0059】図6は、図5に示した欠陥検出回路におい
て、第2のコンパレータ6fと第3のコンパレータ6g
の基準電圧の変更状態を説明する図である。図におい
て、pは再生スピードが低いとき(1×R時)の第2の
コンパレータ6fと第3のコンパレータ6gの基準電圧
(基準電圧発生器6eの出力電圧との差電圧)、qは再
生スピードが高いとき(2×Rまたは4×R時)の第2
のコンパレータ6fと第3のコンパレータ6gの基準電
圧を示す。
【0060】CPU7は、光ディスクドライブにディス
クがロードされたとき、再生スピードが低い(1×R)
CDであるか、再生スピードが高い(2×Rまたは4×
R)CD−ROMであるかを判断する。そして、CDの
ときは、アナログスイッチ21fとアナログスイッチ2
1gがオン状態となる制御信号の設定値を出力し、第2
のコンパレータ6fと第3のコンパレータ6gの基準電
圧が、図6に示す基準電圧±pとなるようにする。ま
た、CD−ROMのときは、アナログスイッチ22fと
アナログスイッチ22gがオン状態となる制御信号に設
定値を変更して、第2のコンパレータ6fと第3のコン
パレータ6gの基準電圧が、図6に示す小さな基準電圧
±qとなるようにする。
【0061】図7は、図5に示した欠陥検出回路につい
て、入力されるRF信号と、第2のコンパレータ6fお
よび第3のコンパレータ6gの基準電圧との関係を説明
する図である。図において、±cは再生スピードが低い
(1×R)ときの基準電圧、±dは再生スピードが高い
(2×R)ときの基準電圧を示す。
【0062】この図7も、従来技術の場合を示した先の
図23に対応している。先の図23においては、コンパ
レータの基準電圧が一定の場合に、再生スピードが1×
Rから、2×Rや4×Rのように高くなると、RF信号
の振幅が小さくなり、欠陥信号が検出できなくなる理由
を説明した。これに対して、図5に示した欠陥検出回路
では、CPU7によって、再生スピードが低い(1×
R)ときには一点鎖線で示す基準電圧±cに設定し、再
生スピードが高い(2×R)ときには、破線で示す基準
電圧±dを設定するように構成している。以上の動作フ
ローを次の図8に示す。
【0063】図8は、この発明の第2の実施の形態につ
いて、コンパレータ6f,6gの基準電圧設定時におけ
る主要な処理の流れを示すフローチャートである。図に
おいて、#21〜#23はステップを示す。
【0064】ステップ#21で、再生スピード(1×
R)のディスクがロードされたかどうか判断する。再生
スピード(1×R)のディスクであれば、ステップ#2
2へ進み、アナログスイッチ21fとアナログスイッチ
21gの系統を接続する。
【0065】また、再生スピード(1×R)のディスク
でなければ、ステップ#23で、アナログスイッチ22
fとアナログスイッチ22gの系統を接続する。以上の
ように、この第2の実施の形態では、CPUによって光
ディスクの種類を判断し、光ディスクの種類に応じて第
2のコンパレータ6fおよび第3のコンパレータ6gの
基準電圧を変更するようにしている。したがって、光デ
ィスクドライブの再生スピードが変わっても、光ディス
クの欠陥を確実に検出することが可能になる。
【0066】なお、以上の説明は、第2のコンパレータ
6fおよび第3のコンパレータ6gの基準電圧を2種類
の電圧に設定する場合であるが、3種類あるいは4種類
以上の電圧に設定することも可能である。この場合に
は、図5に示した分圧抵抗比が、3段階あるいは4段階
以上選択できるようにすると共に、分圧抵抗比に対応す
る切り換えを可能にする個数のアナログスイッチを設れ
ばよい。
【0067】第3の実施の形態 この第3の実施の形態は、請求項3の発明に対応してい
るが、請求項5と請求項6の発明にも関連している。こ
の第3の実施の形態は、従来技術として先の図21に示
したサーボ系の制御帯域の変更、すなわち、トラック上
に欠陥がない状態ではサーボ系の制御帯域をaとし、ト
ラック上の欠陥部分を通過しているときは制御帯域をb
(a>b)に落とすことにより、欠陥によって生じるサ
ーボ系の乱れを抑制し、トラック外れ等が生じないよう
にした制御方式(図22のフローチャート)の改良であ
る。この第3の実施の形態では、光ディスク上の欠陥に
よって生じるサーボ系の乱れは、存在する欠陥の量が多
い場合と少ない場合とで異なる、という点に着目して、
単にディスク上の欠陥の有無だけでなく欠陥の量を検出
し、検出された欠陥の量に応じて、サーボ系の制御帯域
を変更する点に特徴を有している。
【0068】したがって、ハード構成としては、従来の
欠陥検出回路に、欠陥の量を検出するためのカウント手
段を付加した点で異なっているが、図19のCPU7
が、欠陥検出回路の出力(欠陥検出信号)を認識できる
点は同様である。なお、第1の実施の形態で説明した図
1の欠陥検出回路とディスクの再生スピードを検出する
手段を用いることも(請求項5の発明)、第2の実施の
形態で説明した図5の欠陥検出回路とディスクの再生ス
ピードを検出する手段を用いることも可能である(請求
項6の発明)。最初に、光ディスクのトラック上に存在
する欠陥部とサーボ信号との関係について説明する。
【0069】図9は、光ディスクのトラック上に存在す
る欠陥部と、検出されるサーボ信号との関係を説明する
タイムチャートで、(1) はトラック上の欠陥部の量が比
較的少ない場合、(2) はトラック上の欠陥部の量が比較
的多い場合、(3) はトラック上の欠陥領域が広い場合を
示す。
【0070】光ディスクのトラック上に欠陥部が存在す
ると、図9(1) のように、サーボ信号(サーボ用の検出
信号、以下同様)が変動して、乱れが生じる。このよう
なサーボ信号の乱れは、トラック上の欠陥部の量(欠陥
の存在個所)が多くなると、図9(2) に示すように、大
きくなる。このように外乱が多いと、サーボ外れを起し
易くなるので、サーボ系の不安定の一因になる。
【0071】また、図9(3) に示すように、欠陥領域が
広い(欠陥が大きい)ときも、同様に、サーボ信号の乱
れが大きくなるので、サーボ系が不安定になる(請求項
4の発明に関連する)。この第3の実施の形態では、図
9(1) のように、欠陥の量が少ないときと、図9(2) の
ように多いときとで、サーボ系の制御帯域を変更してい
る。
【0072】図10は、光ディスクドライブにおけるサ
ーボ信号について、その帯域分布を概念的に示す図であ
る。図において、実線eは帯域が広い場合、破線fは帯
域を狭くした場合を示す。
【0073】先の図9(2) や(3) に示したように、トラ
ック上に欠陥部が存在することによって、サーボ信号
(サーボ用の検出信号)に乱れが生じると、実線eで示
すように、欠陥部分のサーボ信号が変化し、信号帯域が
大きくなる。この場合に、帯域を落す(狭くする)と、
破線fのように、サーボ信号の乱れを抑制することがで
きる。この第3の実施の形態では、図9(2) のように、
トラック上の欠陥部の量が多いときに、サーボ信号の帯
域を変えることによって、サーボ信号の乱れを抑制して
いる(請求項3の発明)。なお、欠陥領域が広いときに
も、サーボ信号の帯域を変えることによって、サーボ信
号の乱れを抑制する(請求項4の発明)。
【0074】図11は、この発明の第3の実施の形態の
一例を示す機能ブロック図である。図における符号は図
20と同様であり、31はパルスカウンタを示す。
【0075】この図11に示した回路は、従来例として
先の図20に示した欠陥検出回路6に、パルスカウンタ
31を付加した点が異なっている。このパルスカウンタ
31は、光ディスク1上の欠陥の量を検出する機能を有
しており、オアゲート回路6jから出力されるパルスの
数をカウントする。このオアゲート回路6jから出力さ
れるパルスの数は、光ディスク1上の欠陥の量を示して
いるので、このパルスの数をカウントすることによっ
て、光ディスク1上の欠陥の量を検出することができ
る。そして、検出された欠陥の量に応じて、制御帯域を
変更する。具体的にいえば、従来例と同様に、制御帯域
aとb(a>b)の他に、パルスカウンタ31のカウン
ト値がある値xより大きいときは、制御帯域cに、ま
た、ある値xより小のときは、制御帯域dに設定する。
この場合には、4つの制御帯域a〜dの間に、a>d>
b>cの関係がある。
【0076】図12は、図11に示した欠陥検出回路に
ついて、サーボ系の制御帯域の変化を説明するタイムチ
ャートである。
【0077】図11に示した欠陥検出回路においても、
従来例で説明した図20の欠陥検出回路6と同様に、光
ディスク1のトラック上に欠陥部が存在すると、図12
に示したように、オアゲート回路6jからオア出力が発
生され、1ショットタイマ6kから欠陥検出信号が
「1」(アクティブ)で出力される。この場合に、パル
スカウンタ31には、オアゲート回路6jからのオア出
力が入力されており、欠陥検出信号がアクティブの間、
オア出力(欠陥検出パルス)をカウントする。
【0078】図12のタイムチャートは、トラック上の
欠陥部が5個存在している場合であるから、パルスカウ
ンタ31のカウンタ値は「5」になる。欠陥検出信号が
「0」(ディスエーブル)になると、CPU7は、パル
スカウンタ31のカウンタ値(=5)を読み出し、メモ
リに記憶すると共に、パルスカウンタ31をクリア(=
0)する。その後、欠陥検出信号が再び「1」(アクテ
ィブ)となると、CPU7は、前回得られたパルスカウ
ンタ31のカウンタ値(=5)によって、サーボ系の制
御帯域を変更する。通常、引っかきキズ等は数トラック
にわたって存在しているので、欠陥の量が多いときは、
欠陥量に応じてサーボ系の制御帯域を変更する。すなわ
ち、先の図10に破線fで示したように、サーボ帯域を
落とす(狭くする)ことによって、サーボ信号の乱れを
抑制すれば、サーボ外れの発生が防止され安定したサー
ボ制御が可能になる。また、このような帯域の制御によ
って、トラック外れ等によるリトライ動作も抑制できる
ので、データ転送速度が低下することもない。以上の動
作を、次の図13と図14に示す。
【0079】図13と図14は、この発明の第3の実施
の形態について、トラック上の欠陥の量の検出時におけ
る主要な処理の流れを示すフローチャートである。図に
おいて、#31〜#45はステップ、iは前回の欠陥量
(カウンタ値)が保持されているか否かを示すフラグを
示し、とは接続点を示す。
【0080】ステップ#31で、すでにトラック上の欠
陥の量(カウンタ値)が保持されているか否かを示すフ
ラグ(i)をクリア(i=0)する。ステップ#32
で、欠陥検出信号が「1」(アクティブ)であるかどう
か判断する。欠陥検出信号が「1」でないとき(「0」
=ディスエーブルのとき)は、ステップ#33へ進み、
サーボ系の制御帯域をaに設定して、再び先のステップ
#32へ戻る。
【0081】また、先のステップ#32で判断した結
果、欠陥検出信号が「1」(アクティブ)のときは、ス
テップ#34へ進み、フラグ(i)が「1」であるかど
うか判断する。フラグ(i)が「1」でないとき(i=
0のとき)は、ステップ#41で、サーボ系の制御帯域
をbに設定する(図13のから図14のへ進む)。
次のステップ#42で、欠陥検出信号が「1」(アクテ
ィブ)であるか監視を続け、欠陥検出信号が「1」でな
い(「0」=ディスエーブル)ことを検知すると、ステ
ップ#43へ進み、パルスカウンタ31のカウンタ値を
読み出して記憶する。
【0082】ステップ#44で、パルスカウンタ31を
クリア(=0)し、次のステップ#45で、フラグをセ
ット(i=1)して、再び先のステップ#32へ戻る
(図14のから図13のへ戻る)。これに対して、
先のステップ#34(図13)で判断した結果、フラグ
(i)が「1」のとき(i=1で、前回のカウンタ値が
保持されているとき)は、ステップ#35へ進み、カウ
ンタ値が所定の値xより大であるか否か判断する。
【0083】カウンタ値が所定の値xより大でないとき
(値xより小のとき)は、ステップ#37へ進み、サー
ボ系の制御帯域をdに設定して、ステップ#38へ進
む。また、先のステップ#35で判断した結果、カウン
タ値が所定の値xより大のときは、ステップ#36へ進
み、サーボ系の制御帯域をcに設定して、ステップ#3
8へ進む。
【0084】ステップ#38で、欠陥検出信号が「1」
(アクティブ)であるか否か監視を続け、欠陥検出信号
が「1」でない(「0」=ディスエーブル)ことを検知
すると、ステップ#39へ進み、パルスカウンタ31の
カウンタ値を読み出して記憶する。ステップ#40で、
パルスカウンタ31をクリア(=0)して、再び先のス
テップ#32へ戻る。
【0085】以上の動作によって、ディスクのトラック
上に欠陥がない状態では制御帯域がaとされる(ステッ
プ#33)。また、トラック上に欠陥がある(欠陥検出
信号がアクティブ)状態では、最初は制御帯域はbとさ
れる(ステップ#41)が、その後は、前回のパルスカ
ウンタ31の値が保持されているときは、そのパルスカ
ウンタ31の値がある値xより大きい場合には、制御帯
域はcに設定され(ステップ#36)、xより小さい場
合には、制御帯域はdに設定される(ステップ#3
7)。
【0086】なお、制御帯域a〜dの帯域幅(広さ)
は、a>d>b>cである。以上のように、第3の実施
の形態によれば、光ディスク上の欠陥の量が多くてもサ
ーボがそれに追従しないようにサーボ帯域を変更するこ
とができる。したがって、欠陥によるトラック外れ等が
生じ難くなり、安定したデータ再生を行うことが可能に
なる。さらに、トラック外れ等によるリトライ動作も抑
制できるので、データ転送速度が低下することもない、
という効果が得られる。
【0087】第4の実施の形態 この第4の実施の形態は、請求項4の発明に対応してい
るが、先の請求項3の発明と共通点があり、また、請求
項5と請求項6の発明にも関連している。先の第3の実
施の形態では、光ディスク上の欠陥の量が多い場合につ
いて説明したが、この第4の実施の形態は、光ディスク
上に欠陥が存在する場合に、欠陥の大きさを検出し、検
出された欠陥の大きさに応じて、サーボ系の制御帯域を
変更する点に特徴を有している。したがって、全体的な
ハード構成としては、図19と同様であるが、図20に
詳しく示した欠陥検出回路6の構成は、先の第3の実施
の形態で説明した図11において、パルスカウンタ31
の代りにパルス幅検出カウンタを設けた点と、オアゲー
ト回路6jからオア出力を取り出す点が異なるだけであ
る。
【0088】光ディスクのトラック上の欠陥部について
は、先の図9(1) 〜(3) に示したように、欠陥部の数が
少ない場合や、欠陥の量が多い場合、さらに、欠陥が大
きい(欠陥領域が広い)場合がある。この第4の実施の
形態は、図9(3) のように、欠陥の領域が大きい場合に
生じるサーボ信号の乱れを抑制することを課題としてお
り、欠陥の大きさに応じてサーボ系の制御帯域を変更す
る(制御帯域を落とす)構成である。なお、第1の実施
の形態で説明した図1の欠陥検出回路を用いることも
(請求項5の発明)、第2の実施の形態で説明した図5
の欠陥検出回路を用いることも可能である(請求項6の
発明)。
【0089】図15は、この発明の第4の実施の形態の
一例を示す欠陥検出回路の機能ブロック図である。図に
おける符号は図11と同様であり、41はパルス幅検出
カウンタを示す。
【0090】この図15に示した回路で、パルス幅検出
カウンタ41は、光ディスク上の欠陥の大きさを検出す
るための機能を有している。オアゲート回路6jから出
力されるパルスの幅は、光ディスク上の欠陥の大きさを
示しているので、このパルス幅を検出することによっ
て、欠陥の大きさを検知することができる。
【0091】図16は、図15に示した欠陥検出回路に
ついて、サーボ系の制御帯域の変化を説明するタイムチ
ャートである。図のk1 〜k4 はパルス幅検出カウンタ
41のカウント値を示す。
【0092】図15に示した欠陥検出回路においても、
従来例で説明した図20の欠陥検出回路6と同様に、光
ディスク1のトラック上に欠陥部が存在すると、図16
に示したように、オアゲート回路6jからオア出力が発
生され、1ショットタイマ6kから欠陥検出信号が
「1」(アクティブ)で出力される。この場合に、パル
ス幅検出カウンタ41には、オアゲート回路6jからの
オア出力が入力されており、欠陥検出信号がアクティブ
の間、オア出力の時間(タイマカウンタ動作によるパル
ス数)をカウントする。
【0093】CPU7は、オアゲート回路6jからのオ
ア出力が「0」(ディスエーブル)になる度ごとに、パ
ルス幅検出カウンタ41のカウンタ値を読み出し、メモ
リに記憶すると共に、パルス幅検出カウンタ41をクリ
ア(=0)する。このような動作を、欠陥検出信号が
「1」(アクティブ)の期間について繰り返えし、この
期間中に得られたパルス幅検出カウンタ41の最大値を
求める。図16では、パルス幅検出カウンタ41のカウ
ント値は、k1 >k2 >k4 >k3 の場合を示してい
る。そして、次に、欠陥検出信号がアクティブになる
と、前回に得られたパルス幅検出カウンタ41の最大値
により、サーボ系の制御帯域を変更する。
【0094】いま、欠陥がない状態での制御帯域をaと
し、欠陥検出信号がアクティブの状態の制御帯域をbと
する。また、パルス幅検出カウンタ41の値がある値y
より大きい場合の制御帯域をe、値yより小さい場合の
制御帯域をfとすれば、制御帯域a,b,e,fの間に
は、a>f>b>eの関係がある。すなわち、先の図1
0に破線fで示したように、サーボ帯域を落とす(狭く
する)ことによって、サーボ信号の乱れを抑制すれば、
サーボ外れの発生が防止され安定したサーボ制御が可能
になる。また、このような帯域の制御によって、トラッ
ク外れ等によるリトライ動作も抑制できるので、データ
転送速度が低下することもない。以上の動作を、次の図
17と図18に示す。
【0095】図17と図18は、この発明の第4の実施
の形態について、トラック上の欠陥の大きさの検出時に
おける主要な処理の流れを示すフローチャートである。
図において、#51〜#71はステップ、iは前回の欠
陥の大きさ(カウンタ値)が保持されているか否かを示
すフラグ、kmax はカウンタ最大値を示し、とは接
続点を示す。
【0096】ステップ#51で、すでにトラック上の欠
陥の大きさ(カウンタ値)が保持されているか否かを示
すフラグ(i)と、カウンタ最大値とをクリア(i=
0,kmax =0)する。ステップ#52で、欠陥検出信
号が「1」(アクティブ)であるかどうか判断する。欠
陥検出信号が「1」でないとき(「0」=ディスエーブ
ルのとき)は、ステップ#53へ進み、サーボ系の制御
帯域をaに設定する。次のステップ#54で、カウンタ
最大値kmax =0のまま、再び先のステップ#52へ戻
る。
【0097】また、先のステップ#52で判断した結
果、欠陥検出信号が「1」(アクティブ)のときは、ス
テップ#55へ進み、フラグ(i)が「1」であるかど
うか判断する。フラグ(i)が「1」でないとき(i=
0のとき)は、ステップ#61で、サーボ系の制御帯域
をbに設定する(図17のから図18のへ進む)。
次のステップ#66で、オアゲート回路6jからのオア
出力が「1」であるか監視を続け、オア出力が「1」で
ない(「0」=ディスエーブル)ことを検知すると、ス
テップ#67へ進み、パルス幅検出カウンタ41のカウ
ンタ値(kn)を読み出して記憶する。
【0098】ステップ#68で、パルス幅検出カウンタ
41をクリア(=0)し、次のステップ#69で、読み
出したカウンタ値(kn)がカウンタ最大値kmax より
大きいかどうか判断する。読み出したカウンタ値(k
n)がカウンタ最大値kmax より大きいときは、ステッ
プ#70へ進み、カウンタ最大値kmax として、先に読
み出したカウンタ値(kn)を保持する。次のステップ
#71で、欠陥検出信号が「1」(アクティブ)である
かどうか判断する。
【0099】欠陥検出信号が「1」のときは、先のステ
ップ#66へ戻り、また、欠陥検出信号が「1」でない
とき(「0」=ディスエーブルのとき)は、再び先のス
テップ#52へ戻る(図18のから図17のへ戻
る)。これに対して、先のステップ#55(図17)で
判断した結果、フラグ(i)が「1」のとき(i=1
で、前回のカウンタ値が保持されているとき)は、ステ
ップ#56へ進み、カウンタ値(カウンタ最大値kmax
)が所定の値yより大であるか否か判断する。カウン
タ値が所定の値yより大でないとき(値yより小のと
き)は、ステップ#57へ進み、サーボ系の制御帯域を
fに設定して、ステップ#59へ進む。
【0100】また、先のステップ#56で判断した結
果、カウンタ値が所定の値yより大のときは、ステップ
#58へ進み、サーボ系の制御帯域をeに設定して、ス
テップ#59へ進む。
【0101】ステップ#59で、オアゲート回路6jか
らのオア出力が「1」であるか否か監視を続け、オア出
力が「1」でない(「0」=ディスエーブル)ことを検
知すると、ステップ#60へ進み、パルス幅検出カウン
タ41のカウンタ値(kn)を読み出して記憶する。ス
テップ#61で、パルス幅検出カウンタ41をクリア
(=0)し、次のステップ#62で、読み出したカウン
タ値(kn)がカウンタ最大値kmax より大きいかどう
か判断する。
【0102】読み出したカウンタ値(kn)がカウンタ
最大値kmax より大きいときは、ステップ#63へ進
み、カウンタ最大値kmax として、先に読み出したカウ
ンタ値(kn)を保持する。次のステップ#64で、欠
陥検出信号が「1」(アクティブ)であるかどうか判断
する。欠陥検出信号が「1」のときは、先のステップ#
59へ戻り、また、欠陥検出信号が「1」でないとき
(「0」=ディスエーブルのとき)は、再び先のステッ
プ#52へ戻る。
【0103】以上の動作によって、ディスクのトラック
上に欠陥がない状態では制御帯域がaとされる(ステッ
プ#53)。また、トラック上に欠陥がある(欠陥検出
信号がアクティブ)状態では、最初は制御帯域はbとさ
れる(ステップ#65)が、その後は、前回のパルス幅
検出カウンタ41の値(kn)が保持されているとき
は、そのパルス幅検出カウンタ41の値(kn)がある
値yより大きい場合には、制御帯域はeに設定され(ス
テップ#57)、yより小さい場合には、制御帯域はf
に設定される(ステップ#58)。なお、制御帯域a,
b,e,fの帯域幅(広さ)の関係は、a>f>b>e
である。
【0104】以上のように、第4の実施の形態によれ
ば、光ディスク上の欠陥が大きくてもサーボがそれに追
従しないようにサーボ帯域を変更することができる。し
たがって、欠陥によるトラック外れ等が生じ難くなり、
安定したデータ再生を行うことが可能になる。さらに、
トラック外れ等によるリトライ動作も抑制できるので、
データ転送速度が低下することもない、という効果が得
られる。
【0105】第5の実施の形態 この第5の実施の形態は、請求項5の発明に対応してい
るが、先の請求項3と請求項4の発明にも関連してお
り、また、欠陥検出回路として請求項1の発明と共通点
を有している。先の第3と第4の実施の形態では、光デ
ィスク上の欠陥の量が多い場合や、欠陥が大きい場合
に、検出された欠陥の量や欠陥の大きさに応じて、サー
ボ系の制御帯域を変更する場合を説明した。しかし、先
の第1の実施の形態で述べたような光ディスクの再生ス
ピードの変化に対しては、特に考慮していない。
【0106】すなわち、第1の実施の形態では、従来例
の図20に示した欠陥検出回路6を改良して、低域通過
フィルタ6dの周波数特性を光ディスクドライブにロー
ドされた光ディスクの再生スピードに応じて変更するこ
とにより、RF信号の振幅が変化しても、光ディスクの
欠陥に起因する直流成分の変動が確実に検出できるよう
にしている。この第5の実施の形態では、第3と第4の
実施の形態で説明した光ディスク上の欠陥の量や欠陥の
大きさの検出と、検出された欠陥の量や欠陥の大きさに
応じてサーボ系の制御帯域を変更するに際して、第1の
実施の形態で説明した図1の低域通過フィルタを使用す
ると共に、光ディスクドライブにロードされた光ディス
クの再生スピードを判断する再生スピード判断手段を設
けており、低域通過フィルタの周波数特性を光ディスク
ドライブにロードされた光ディスクの再生スピードに応
じて変更することによって、欠陥が存在しているとき
は、確実に検出することができるようにした点に特徴を
有している。
【0107】したがって、第5の実施の形態のハード構
成は、欠陥検出回路として図1の低域通過フィルタ(請
求項1の欠陥検出回路)を使用し、また、光ディスクド
ライブにロードされた光ディスクの再生スピードを判断
する再生スピード判断手段を設けた構成であり、サーボ
帯域の変更方式として図11の欠陥検出回路(請求項
3)あるいは図15の欠陥検出回路(請求項4)を使用
するものであるから、各部の動作については、すでに詳
しく述べたとおりである。そして、この第5の実施の形
態(請求項5の光ディスクドライブ)によれば、光ディ
スクドライブの再生スピードが変わっても、その再生ス
ピードに応じて低域通過フィルタの周波数特性を変更す
ることができ、光ディスク上の欠陥を確実に検出するこ
とが可能になる。
【0108】また、欠陥検出回路の出力によって光ディ
スク上の欠陥の量や大きさを検出することにより、光ス
ポットの位置制御手段の制御帯域を変えている。その結
果、第3や第4の実施の形態(請求項3あるいは請求項
4)の光ディスクドライブと同様に、欠陥に対して安定
なトラッキングおよびフォーカスサーボが可能となると
共に、光ディスクドライブの再生スピードに関係なくサ
ーボ外れが生じ難くなるので、安定したデータ再生を行
うことができる。さらに、トラック外れ等によるリトラ
イ動作も抑制できるので、データ転送速度が低下するこ
ともない、等の多くの効果が得られる。
【0109】第6の実施の形態 この第6の実施の形態は、請求項6の発明に対応してい
るが、先の請求項3と請求項4の発明にも関連してお
り、また、欠陥検出回路として請求項2の発明と共通点
を有している。先の第5の実施の形態は、欠陥検出回路
として請求項1の発明を利用すると共に、光ディスクド
ライブにロードされた光ディスクの再生スピードを判断
する再生スピード判断手段を設けた場合であったが、第
6の実施の形態では、欠陥検出回路として、請求項1の
発明の代りに請求項2の発明を利用する点が異なる。
【0110】すなわち、この第6の実施の形態では、第
3と第4の実施の形態で説明した光ディスク上の欠陥の
量や欠陥の大きさの検出と、検出された欠陥の量や欠陥
の大きさに応じてサーボ系の制御帯域を変更するに際し
て、第2の実施の形態で説明した図5の欠陥検出回路を
使用し、光ディスクにロードされた光ディスクの再生ス
ピードに対応して、先の図20に示した出力端子T6か
ら出力されるデジタル2値信号における直流成分の変動
を検出するためのコンパレータ(第2のコンパレータ6
fと第3のコンパレータ6g)の基準電圧を変更する点
に特徴を有している。このように、第6の実施の形態の
ハード構成は、欠陥検出回路として図5の欠陥検出回路
(請求項2の欠陥検出回路)を使用し、サーボ帯域の変
更方式として図11の欠陥検出回路(請求項3)あるい
は図15の欠陥検出回路(請求項4)を使用するもので
あり、各部の動作については、すでに詳しく述べたとお
りである。
【0111】そして、この第6の実施の形態(請求項6
の光ディスクドライブ)によれば、先の第5の実施の形
態と同様の効果が得られる。すなわち、光ディスクドラ
イブの再生スピードが変わっても、その再生スピードに
応じて低域通過フィルタの周波数特性を変更することが
でき、光ディスク上の欠陥を確実に検出することが可能
になる。また、欠陥検出回路の出力によって光ディスク
上の欠陥の量や大きさを検出することにより、光スポッ
トの位置制御手段の制御帯域を変えている。
【0112】その結果、第3や第4の実施の形態(請求
項3あるいは請求項4)の光ディスクドライブと同様
に、欠陥に対して安定なトラッキングおよびフォーカス
サーボが可能となると共に、光ディスクドライブの再生
スピードに関係なくサーボ外れが生じ難くなるので、安
定なデータ再生を行うことができる。さらに、トラック
外れ等によるリトライ動作も抑制できるので、データ転
送速度が低下することもない、等の多くの効果が得られ
る。
【0113】
【発明の効果】請求項1の光ディスクドライブでは、低
域通過フィルタの周波数特性をCPUによって設定する
ことができるようにしている。したがって、光ディスク
ドライブの再生スピードが変わっても、確実に欠陥検出
することが可能になる。
【0114】請求項2の光ディスクドライブでは、コン
パレータの基準電圧をCPUによって変更することがで
きるようにしている。したがって、光ディスクドライブ
の再生スピードが変わっても、確実に欠陥検出すること
が可能になる。
【0115】請求項3の光ディスクドライブでは、光デ
ィスク上の欠陥の量が多くても、サーボがそれに追従し
ないようにサーボ帯域を変更することができる。したが
って、欠陥によるトラック外れ等が生じ難くなり、安定
したデータ再生を行うことが可能になる。また、トラッ
ク外れ等によるリトライ動作も抑制できるので、データ
転送速度が低下することもない。
【0116】請求項4の光ディスクドライブでは、光デ
ィスク上の欠陥が大きくても、それに応じてサーボの制
御帯域を変更することができる。したがって、欠陥によ
るトラック外れ等が生じ難くなり、安定したデータ再生
を行うことが可能になる。また、トラック外れ等による
リトライ動作も抑制できるので、データ転送速度が低下
することもない。
【0117】請求項5の光ディスクドライブでは、光デ
ィスクドライブの再生スピードが変わっても、その再生
スピードに応じて低域通過フィルタの周波数特性を変更
することができる。したがって、確実に光ディスク上の
欠陥を検出することが可能になる。また、その出力によ
って光ディスク上の欠陥の量や大きさを検出することに
より、光スポットの位置制御手段の制御帯域を変えるの
で、請求項3あるいは請求項4の光ディスクドライブと
同様に、欠陥に対して安定なトラッキングおよびフォー
カスサーボが可能となると共に、光ディスクドライブの
再生スピードによらずサーボ外れが生じ難くなるので、
安定したデータ再生を行うことができる。さらに、トラ
ック外れ等によるリトライ動作も抑制できるので、デー
タ転送速度が低下することもない。
【0118】請求項6の光ディスクドライブでは、光デ
ィスクドライブの再生スピードが変わっても、その再生
スピードに応じてコンパレータの基準電圧を変更するこ
とができる。したがって、確実に光ディスク上の欠陥を
検出することが可能になる。また、その出力によって光
ディスク上の欠陥の量や大きさを検出することにより、
光スポットの位置制御手段の制御帯域を変えるので、請
求項3あるいは請求項4の光ディスクドライブと同様
に、欠陥に対して安定なトラッキングおよびフォーカス
サーボが可能となると共に、光ディスクドライブの再生
スピードによらずサーボ外れが生じ難くなるため、安定
したデータ再生を行うことがてきる。その上、トラック
外れ等によるリトライ動作も抑制できるので、データ転
送速度が低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ディスクドライブについて、その
欠陥検出回路における低域通過フィルタの実施の形態の
一例を示す構成図である。
【図2】図1に示した低域通過フィルタの特性変化の状
態を示す図である。
【図3】図1に示した低域通過フィルタを備えた欠陥検
出回路について、入力されるRF信号と低域通過フィル
タの出力との関係を説明する図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態において、低域通
過フィルタの特性変更時における主要な処理の流れを示
すフローチャートである。
【図5】この発明の第2の実施の形態の一例を示す図
で、図20に示した欠陥検出回路6における第2のコン
パレータ6fと第3のコンパレータ6gの周辺回路の構
成を示す機能ブロック図である。
【図6】図5に示した欠陥検出回路において、第2のコ
ンパレータ6fと第3のコンパレータ6gの基準電圧の
変更状態を説明する図である。
【図7】図5に示した欠陥検出回路について、入力され
るRF信号と第2のコンパレータ6fおよび第3のコン
パレータ6gの基準電圧との関係を説明する図である。
【図8】この発明の第2の実施の形態について、コンパ
レータ6f,6gの基準電圧設定時における主要な処理
の流れを示すフローチャートである。
【図9】光ディスクのトラック上に存在する欠陥部と、
検出されるサーボ信号との関係を説明するタイムチャー
トで
【図10】光ディスクドライブにおけるサーボ信号につ
いて、その帯域分布を概念的に示す図である。
【図11】この発明の第3の実施の形態の一例を示す機
能ブロック図である。
【図12】図11に示した欠陥検出回路について、サー
ボ系の制御帯域の変化を説明するタイムチャートであ
る。
【図13】この発明の第3の実施の形態について、トラ
ック上の欠陥の量の検出時における主要な処理の流れを
示すフローチャートである。
【図14】この発明の第3の実施の形態について、トラ
ック上の欠陥の量の検出時における主要な処理の流れを
示すフローチャートである。
【図15】この発明の第4の実施の形態の一例を示す欠
陥検出回路の機能ブロック図である。
【図16】図15に示した欠陥検出回路について、サー
ボ系の制御帯域の変化を説明するタイムチャートであ
る。
【図17】この発明の第4の実施の形態について、トラ
ック上の欠陥の大きさの検出時における主要な処理の流
れを示すフローチャートである。
【図18】この発明の第4の実施の形態について、トラ
ック上の欠陥の大きさの検出時における主要な処理の流
れを示すフローチャートである。
【図19】従来の欠陥検出回路を備えた光ディスクドラ
イブについて、その全体構成の一例を示す機能ブロック
図である。
【図20】図19に示した欠陥検出回路6について、そ
の構成例を示す機能ブロック図である。
【図21】トラック上の欠陥部と欠陥検出信号とサーボ
系の制御帯域との関係を説明する図である。
【図22】従来の光ディスクドライブにおいて、サーボ
帯域の変更時における主要な処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図23】図20に示した欠陥検出回路6について、入
力されるRF信号と低域通過フィルタ6dの出力との関
係を説明する図である。
【符号の説明】
11 オペアンプ 12と13 コンデンサ 14と15 アナログスイッチ 16 インバータ 17 CPU7の制御線 21fと22fと21gと22g アナログスイッチ 23f〜25fと23g〜25g 抵抗器 26 インバータ 27 CPU7の制御線 31 パルスカウンタ 41 パルス幅検出カウンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源である半導体レーザからの出射光を
    用いて、光ディスク上のデータを少なくとも2種類以上
    のスピードで再生する光ディスクドライブであり、か
    つ、 光ディスクから再生したRF信号をデジタル2値に変換
    する2値化回路と、前記2値化回路から出力されたデジ
    タル2値信号から直流成分を取り出すための低域通過フ
    ィルタと、前記低域通過フィルタの出力信号から直流成
    分を取り出すためのコンパレータと、前記コンパレータ
    の出力によって起動され一定時間幅のパルスを出力する
    ためのタイマ回路とからなる欠陥検出回路を備えた光デ
    ィスクドライブにおいて、 前記光ディスクドライブにロードされた光ディスクの再
    生スピードを判断する再生スピード判断手段と、 前記欠陥検出回路を構成する低域通過フィルタの周波数
    特性を変更する周波数特性変更手段とを備え、 前記光ディスクドライブの再生スピードに応じて前記低
    域通過フィルタの周波数特性を変更することを特徴とす
    る光ディスクドライブ。
  2. 【請求項2】 光源である半導体レーザからの出射光を
    用いて、光ディスク上のデータを少なくとも2種類以上
    のスピードで再生する光ディスクドライブであり、か
    つ、 光ディスクから再生したRF信号をデジタル2値に変換
    する2値化回路と、前記2値化回路から出力されたデジ
    タル2値信号から直流成分を取り出すための低域通過フ
    ィルタと、前記低域通過フィルタの出力信号から直流成
    分を取り出すためのコンパレータと、前記コンパレータ
    の出力によって起動され一定時間幅のパルスを出力する
    ためのタイマ回路とからなる欠陥検出回路を備えた光デ
    ィスクドライブにおいて、 前記光ディスクドライブにロードされた光ディスクの再
    生スピードを判断する再生スピード判断手段と、 前記欠陥検出回路を構成する低域通過フィルタの出力信
    号から直流成分を取り出すためのコンパレータの基準電
    圧を変更する基準電圧変更手段とを備え、 前記光ディスクドライブの再生スピードに応じて前記コ
    ンパレータの基準電圧を変更することを特徴とする光デ
    ィスクドライブ。
  3. 【請求項3】 光源である半導体レーザからの出射光を
    用いて、光ディスク上のデータを再生する光ディスクド
    ライブであり、かつ、 前記光ディスクからの反射光を検出する反射光検出手段
    と、前記反射光検出手段の出力によって前記光ディスク
    上の欠陥を検出する欠陥検出手段と、前記反射光検出手
    段の出力によって前記半導体レーザからの出射光を前記
    光ディスクの所望の位置に制御する位置制御手段と、前
    記位置制御手段の制御帯域を変更する制御帯域変更手段
    とを備えた光ディスクドライブにおいて、 前記欠陥検出手段の出力によって前記光ディスク上の欠
    陥の量を検出する欠陥量検出手段を備え、 前記欠陥量検出手段により検出される光ディスク上の欠
    陥の量によって位置制御手段の制御帯域を変えることを
    特徴とする光ディスクドライブ。
  4. 【請求項4】 光源である半導体レーザからの出射光を
    用いて、光ディスク上のデータを再生する光ディスクド
    ライブであり、かつ、 前記光ディスクからの反射光を検出する反射光検出手段
    と、前記反射光検出手段の出力によって前記光ディスク
    上の欠陥を検出する欠陥検出手段と、前記反射光検出手
    段の出力によって前記半導体レーザからの出射光を前記
    光ディスクの所望の位置に制御する位置制御手段と、前
    記位置制御手段の制御帯域を変更する制御帯域変更手段
    とを備えた光ディスクドライブにおいて、 前記欠陥検出手段の出力によって前記光ディスク上の欠
    陥の大きさを検出する欠陥大きさ検出手段を備え、 前記欠陥大きさ検出手段により検出される光ディスク上
    の欠陥の大きさによって位置制御手段の制御帯域を変え
    ることを特徴とする光ディスクドライブ。
  5. 【請求項5】 請求項3あるいは請求項4の光ディスク
    ドライブにおいて、 欠陥検出手段として、光ディスクから再生したRF信号
    をデジタル2値に変換する2値化回路と、前記2値化回
    路から出力されたデジタル2値信号から直流成分を取り
    出すための低域通過フィルタと、前記低域通過フィルタ
    の出力信号から直流成分を取り出すためのコンパレータ
    と、前記コンパレータの出力によって起動され一定時間
    幅のパルスを出力するためのタイマ回路とからなる欠陥
    検出回路を備え、 光ディスク上のデータを少なくとも2種類以上のスピー
    ドで再生する機能と、 前記光ディスクドライブにロードされた光ディスクの再
    生スピードを判断する再生スピード判断手段と、 前記欠陥検出手段の低域通過フィルタの周波数特性を変
    更する周波数特性変更手段とを備え、 前記光ディスクドライブの再生スピードに応じて前記低
    域通過フィルタの周波数特性を変更することを特徴とす
    る光ディスクドライブ。
  6. 【請求項6】 請求項3あるいは請求項4の光ディスク
    ドライブにおいて、 欠陥検出手段として、光ディスクから再生したRF信号
    をデジタル2値に変換する2値化回路と、前記2値化回
    路から出力されたデジタル2値信号から直流成分を取り
    出すための低域通過フィルタと、前記低域通過フィルタ
    の出力信号から直流成分を取り出すためのコンパレータ
    と、前記コンパレータの出力によって起動され一定時間
    幅のパルスを出力するためのタイマ回路とからなる欠陥
    検出回路を備え、 光ディスク上のデータを少なくとも2種類以上のスピー
    ドで再生する機能と、 前記光ディスクドライブにロードされた光ディスクの再
    生スピードを判断する再生スピード判断手段と、 前記低域通過フィルタの出力信号から直流成分を取り出
    すためのコンパレータの基準電圧を変更する基準電圧変
    更手段とを備え、 前記光ディスクドライブの再生スピードに応じて前記コ
    ンパレータの基準電圧を変更することを特徴とする光デ
    ィスクドライブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004027405A1 (ja) * 2002-09-20 2004-04-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光ディスクの欠陥検出装置

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