JPH09147194A - 自動販売機の釣銭制御管理装置 - Google Patents

自動販売機の釣銭制御管理装置

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JPH09147194A
JPH09147194A JP7323827A JP32382795A JPH09147194A JP H09147194 A JPH09147194 A JP H09147194A JP 7323827 A JP7323827 A JP 7323827A JP 32382795 A JP32382795 A JP 32382795A JP H09147194 A JPH09147194 A JP H09147194A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 投入硬貨の種別を判別する硬貨選別機2と、
硬貨選別機2によって選別された硬貨を各硬貨種別に合
わせて自動的に補給格納する主硬貨貯蔵部3、副硬貨貯
蔵部5と、該主硬貨貯蔵部3、副硬貨貯蔵部5に構成さ
れた各硬貨種別に格納された硬貨の中から指定された枚
数の硬貨を払い出すことが可能な各硬貨種別の硬貨払出
し信号によって払出す各々独立に払出し動作を行う主硬
貨払出し装置4、副硬貨払出し装置6とより構成される
硬貨処理装置と、釣銭セット制御と残量合わせ制御を行
う制御装置とを備えた自動販売機の釣銭制御管理装置。 【効果】 ルート巡回毎の集金で、そのロケーシュンに
応じた、残量枚数でコントロールされているため、釣銭
切れを起こさない最大限の集金が可能となる。月末、棚
卸し時の釣銭セット作業が、短時間に正確に出来るよう
になり、ルート巡回作業の効率化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機の釣銭
セット機能と、残量合わせ機能を同時運用できる自動販
売機の釣銭制御管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、投入硬貨の種別を識別し投入硬
貨に対応した硬貨別信号を出力する硬貨識別部と、硬貨
識別部によって選別された硬貨を各硬貨種別に格納する
ための硬貨保留装置と、前記硬貨保留装置に構成され各
硬貨種別に格納された硬貨を各硬貨種別の硬貨払出し信
号によって払出す硬貨払出し部とより構成される硬貨処
理装置と、前記硬貨処理装置と接続され後記の硬貨別保
有枚数記憶部のデータを硬貨別信号入力時には加算、硬
貨払出し信号出力時には減算する演算制御部と、前記演
算制御部に接続され演算制御部からの制御によって硬貨
別保有枚数を記憶する硬貨別保有枚数記憶部と、前記演
算制御部に接続され硬貨回収開始を指示するためのスイ
ッチとより構成され、前記スイッチが操作された場合、
前記硬貨別保有枚数記憶部の各硬貨別保有枚数値が予め
決められた枚数以下となるまで前記硬貨払出し信号を出
力し、硬貨保留装置に収納された硬貨払出し制御を行
い、硬貨保留装置に収納された各硬貨を規定枚数残し予
め決められた枚数以上の保留硬貨を払出す自動販売機の
釣銭制御装置(特開平2−197984号公報参照)が
知られている。
【0003】また、自動販売機に投入された貨幣を貯留
する貨幣貯留装置と、該貨幣貯留装置に貯留されている
貨幣を払出す貨幣払出装置と、該貨幣払出装置にて払出
される貨幣の流れを分岐させて貨幣取出側または収金側
に導く切換装置と、前記貨幣貯留装置への投入貨幣枚数
を加算し且つ当該貨幣貯留装置からの払出貨幣枚数を減
算することでその貯留枚数を検出する貯留枚数検出装置
と、予め入力される貨幣の枚数情報を前記貨幣貯留装置
の貯留開始枚数として記憶する記憶装置と、貯留枚数が
貯留開始枚数以上のときに所定時刻となると前記貨幣払
出装置を駆動させるとともに払出される貨幣を収金側へ
導くよう前記切換装置を制御し、貯留枚数が貯留開始枚
数となったとき前記貨幣払出装置の駆動を停止させる制
御装置とから成る自動販売機の貨幣貯留量管理装置(特
開平2−288995号公報参照)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の特開平2−197984号公報に示されたものは、
釣銭制御装置そのものだけであり、残量合わせについて
の配慮はされていないという問題があった。
【0005】さらに、特開平2−288995号公報に
示された従来技術は、硬貨貯留量管理装置で、払出した
硬貨を自動的に自動販売機の内部に設けた収金装置に導
くようにすることで、管理者のいない自動販売機が硬貨
を自動的に釣銭払出口に払出すというような不都合を防
止する硬貨貯留量管理装置を提供するものであり、釣銭
制御と残量合わせについての配慮がされていない問題が
あった。
【0006】本発明は、これらの事情に鑑み、自動販売
機を運用し商売を行うオペレーター業では、釣銭切れを
発生させると販売チャンスを逃し、釣銭用のコインを余
分に自動販売機内に持つことは、資金運用の面で効率が
悪くなることから、自動販売機内の金銭管理が、非常に
重要なウェイトを占めている。また、自動販売機は、コ
インメックと呼ばれるコイン識別装置を搭載して、入
金、販売、釣銭の管理を行っている。このコインメック
には、釣銭セット機能と残量合わせ機能の各々単独の機
能をもったものが現在知られているが、本発明は、釣銭
セット機能と残量合わせ機能を同時に運用できるように
した自動販売機の釣銭制御管理装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、自動販売機の釣銭制管理御装置におい
て、投入硬貨の種別を判別し、投入硬貨に対応した硬貨
別信号を出力する硬貨選別機と、硬貨選別機によって選
別された硬貨を各硬貨種別に合わせて自動的に補給格納
する主硬貨貯蔵部、副硬貨貯蔵部と、該主硬貨貯蔵部、
副硬貨貯蔵部に構成された各硬貨種別に格納された硬貨
の中から指定された枚数の硬貨を払い出すことが可能な
各硬貨種別の硬貨払出し信号によって払出す各々独立に
払出し動作を行う主硬貨払出し装置、副硬貨払出し装置
とより構成される硬貨処理装置と、該硬貨処理装置と接
続される各設定値に対して、該主、副硬貨貯蔵部への補
給、払出し、残量合わせを行うコインメック内の金種別
自動補給チューブにあるコインを設定した枚数まで自動
で払出し、設定枚数に満たない金種は、足りない枚数を
マイナス表示する釣銭セット制御を行うコインメック内
に、必要以上のコインをため込まないよう、金種別自動
補給チューブに、自動補給される各金種の、補給枚数を
制限する機能を有し、設定した枚数以上はキャッシュボ
ックスに落とす残量合わせ制御を行う制御装置とを備え
るという技術手段を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、実際に運用するにあた
りこの新機能は、大変便利な機能で、日々の運用は、残
量合わせ機能を使用し、コインメック内に溜まるコイン
の枚数を、そのロケーション先に合った、釣銭枚数でコ
ントロールし、月末棚卸時は、釣銭セット機能を使い、
短時間に必要棚卸し枚数に、セットするという使い方を
理想とするが、現状これらの機能は、どちらか選択設定
し、同時に機能させることが出来ない構造となってい
る。但し、近い将来同時に機能させるようにすることに
なると考えられる。
【0009】また、釣銭セット機能で、設定枚数に満た
ない金種は、足りない枚数を手で数え、各金種チューブ
に間違えないように補給し、投入枚数をコントロールパ
ネルから、入力する作業が必要になる。この作業もメー
カーにより統一性がなく、補給した枚数を任意に入力す
る方法と、マイナス枚数分を補給した後、一括『0』リ
セットする方法とがあり、非常に使いにくくなってい
る。
【0010】この様な状況で、無意識のうちにコインの
数え間違い、コントローラーへの入力間違いなど、人為
的ミスがどうしても起き、精度に欠けるという問題が発
生し、機能の存在そのものが、危ぶまれる状況になって
いる。
【0011】
【実施例】さらに本発明の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。図1は、本発明を適用した自動販売機におい
て、所定金種の投入硬貨の受入、選別、貯留を行い、そ
して、硬貨の払出し及び残量合わせを行うコインメック
と称される硬貨処理装置の機構部の一例を示す概略正面
図、図2は、この硬貨処理装置に搭載される制御装置の
一実施例を示すハード構成ブロック図、図3は各コイン
チューブの自動残量合わせ機能と自動釣銭セット機能を
説明するための概略正面図である。
【0012】コインメック1は、大別して、硬貨選別機
2と、主硬貨貯蔵部3と、主硬貨払出し装置4と、副硬
貨貯蔵部5と、副硬貨払出し装置6と、図2に示すよう
な制御装置7とを含んでいる。
【0013】硬貨選別機2は、投入硬貨の真偽を判別
し、正貨と偽貨を機械的に振り分け、偽貨は返却通路8
に導き、正貨を金種別(例えば、10円、50円、10
0円、500円硬貨)に機械的に振り分ける。主硬貨貯
蔵部3は、金種別のコインチューブA、B、C、Dを備
えており、硬貨選別機2で振り分けられた金種別の硬貨
を該金種に対応するコインチューブA,B,C,Dに貯
蔵する。コインチューブA,B,C,Dは、硬貨を横に
寝かせて積み重ねて貯蔵するので比較的多数の硬貨の貯
蔵が可能である。なお、500円硬貨は比較的小数の硬
貨の貯蔵で良いので、縦若しくは斜めに積み重ねて貯蔵
して、チューブの高さを他のものと同様の高さにバラン
スよくすることも可能である。
【0014】主硬貨払出し装置4は、コインチューブ
A,B,C,Dのいずれかから、選択的に硬貨を払い出
すための払出し機構4aを備えている。
【0015】副硬貨貯蔵部5は、投入硬貨の自動補給が
なされるものであり、専ら手動補給により貯蔵した硬貨
を払い出すものである。この実施例の場合、副硬貨貯蔵
部5は2つのコインチューブE,Fからなる。各コイン
チューブE,Fは前述と同様に硬貨を横に寝かせて積み
重ねて貯蔵する。例えば、コインチューブEが10円硬
貨に対応し、Fが100円硬貨に対応する。勿論、これ
に限らず、各コインチューブE,Fが他の金種に対応し
ていても良いし、複数のコインチューブE,Fが同じ金
種に対応していても良い。
【0016】副硬貨払出し装置6は、コインチューブ
E,Fのいずれかから選択的に硬貨を払出すためのもの
である。いうまでもなく、各コインチューブA〜Fがど
の金種に対応して設定されているかは、スイッチ設定あ
るいはデータ等によって判別し得るようになっている。
以下、A,B,C,Dはメインチューブといい、E,F
をサブチューブという。
【0017】主、副硬貨払出し装置4、6は、夫々別々
の払出し駆動部を備え、夫々独立に払出し動作が可能で
ある。
【0018】硬貨選別機2は、電子的に検出する投入硬
貨センサ9が設けられている。この投入硬貨センサ9
は、投入硬貨の真偽を電子的に判別する機能を持つもの
である。硬貨選別機2では、この判別に従って正貨と偽
貨を機械的に振り分ける。
【0019】また、硬貨選別機2から主硬貨貯蔵部3に
導かれる硬貨を金種別に検知し、投入硬貨検知信号を発
信するために金種別投入硬貨センサ10a〜10dが設
けられている。なお、金種別投入硬貨センサ10a〜1
0dに代えて、投入硬貨センサ9の出力に基づいて、投
入硬貨の金種を判別して金種別の投入硬貨検知信号を発
信するようにしても良い。
【0020】また、主、副硬貨払出し装置4、6によっ
て払い出された硬貨を検知するために払出し硬貨センサ
11、12を設けても良い。電子的な投入硬貨センサ9
以外の投入硬貨センサ10a〜10dや払出し硬貨セン
サ11、12などは、単に硬貨の通過を検知する機能し
か持たないものであっても良い。
【0021】また、投入された硬貨は、硬貨選別機2で
選別されて一旦は主硬貨貯蔵部3に収納されるように導
かれるが、対応する金種のメインチューブに硬貨が設定
された枚数以上が貯蔵されている場合は、オーバーフロ
ーして金庫に導いて、自動的にメインチューブ保有枚数
を制限するものである。
【0022】なお、通常知られているように、各コイン
チューブA,B,C,Dに関連してその硬貨貯蔵量が所
定の貯蔵量以下になったことを検出するためのエンプテ
ィセンサが設けられていても良い。また、エンプティセ
ンサに代えて、若しくは加えて硬貨貯蔵量をカウントす
るためのエンプティカウンタを設けても良い。
【0023】次に、図2に基づいて制御装置の一実施例
につき概略説明する。この制御装置7は、主制御装置で
あるマイクロコンピュータ13を中心にコインメック1
と操作パネル14とを接続し、命令信号の通信によって
各種の処理が制御されるようになっている。
【0024】コインメック1に投入された各種硬貨を金
種別投入硬貨センサ10a〜10d、払出し硬貨センサ
11、12等から信号を出力しマイクロコンピュータ1
3に入力される。また、マイクロコンピュータ13から
の出力信号によって、主、副硬貨払出し装置4、6に硬
貨払出し命令信号が夫々与えられる。
【0025】さらに、以上の各出力された信号は、操作
パネル14の金額表示器や販売回路(図示せず)等に対
して表示データや販売可能信号、その他のデータが送出
されて、表示される。また、消費者が、操作パネル14
の各商品選択スイッチやその他のスイッチの選択による
信号やその他のデータをマイクロコンピューターに信号
で送信する。
【0026】次にマイクロコンピュータ13の制御の下
で実行される種々の処理のうち、特に本発明に関連する
釣銭セット処理、残量合わせ処理について説明する。先
ず、釣銭セット処理は、コインメック内の金種別自動補
給チューブにあるコインを、設定した枚数まで自動で払
出し、設定枚数に満たない金種は、足りない枚数をマイ
ナス表示するように制御される。また、残量合わせ処理
は、コインメック内に、必要以上のコインをため込まな
いよう、金種別自動補給チューブに、自動補給される各
金種の、補給枚数を制限する機能と設定した枚数以上
は、キャッシュボックスに落とすように制御されるもの
である。
【0027】そして、具体的な自動釣銭セット手段とし
ては、作業者がセットキーをONした時に、設定された
枚数まで、コインチューブ内のコインを払い出す機能を
備えたもので、自動釣銭セット枚数=Yとする。さら
に、自動残量合わせ手段としては、各コインチューブ毎
に設定された枚数以上のコインが投入されたら、自動的
に金庫へオーバーフローし、コインチューブに保有する
枚数を制限する機能を備えたもので、自動残量合わせ枚
数=Xとした場合、設定枚数の関係は、X≧Yの条件を
満足させるようにしたものである。
【0028】以上の硬貨の枚数管理は全てのコインチュ
ーブに対して、各コインチューブ単位(メインチュー
ブ、自動補給可能なサブチューブ共)でコインメック内
で管理を行う。さらに、釣銭補助装置を備えて在庫管理
を行うこともできるが、現在の所、残量合わせ機能や自
動的に在庫管理を行うには構成が複雑になるので、将来
的な課題とする。但し、マニュアルでは可能である。
【0029】また、自動釣銭セット機能と自動残量合わ
せ機能をどのようなタイミングで行うかを説明する。自
動釣銭セット機能は自動販売機の扉を開放した時に機能
し、作業者がキー操作をすることにより、枚数設定動作
を行う。なお、不足枚数に対する補充は、このセット枚
数に対して行われる。自動残量合わせ機能は、自動販売
機の扉を閉めた時(販売中)で機能し、扉の開放時は機
能しないようにしたものである。
【0030】その他、本発明を実行する上で、必要な細
部について説明する。コインの補充は、コインメックの
検銭部を通して行うもので、機能の目的は、作業者の無
意識なカウントミスを防止する(過不足の撲滅)ための
ものである。また、構造的には、コインメックのチュー
ブ前面の補充口をなくし(管理不能の為)、自動販売機
側のコインメック上部にコイン補充口を設ける。また、
不足コインの補給(自動釣銭セットモード)には、複数
の不足金種に対し、ランダムにコイン補充が可能であり
補充枚数(釣銭セット枚数)に到達後はコイン返却口へ
コインを落とし、釣銭セット画面において、不足コイン
の金種はLEDを点灯させる。また、釣銭セット枚数以
上の補給(補充モード)では、釣銭セット枚数以上の投
入の場合に使用する。さらに、残量合わせ枚数以上は投
入できない(コイン返却口に流れる)ようになってい
る。残量合わせを機能させていない場合は、構造的に可
能な枚数まで補給可能である。また、従来機へ取付ける
時のコイン補充については、コイン補充のためのモード
と手段を予めコインメックに装備する。
【0031】また、サブチューブへのコインのIN/O
UTの自動補給はメインチューブが満杯後に行えるよう
にし、払出しは、メインチューブに硬貨がなくなった後
に行うものとする。
【0032】さらに、釣銭補助装置の釣銭セット枚数の
リセット方法は、釣銭セット画面にて、対象のコインチ
ューブのセレクトキーをONにするとリセットされる。
但し、硬貨を補充した後の処理とするものである。以上
のような構成に基づいて、釣銭セット、残量合わせを、
同時に機能するようにする。不足コインの補給を、検銭
部を通して行う。補給金種、枚数をリアルタイムにカウ
ント記憶するよう、主制御部とコインメックとの通信を
変更する。作業を簡単に行うため、釣銭キーを設け、デ
ィスプレーに作業画面を、ダイレクトに呼び出せるよう
にする。
【0033】また、釣銭を払い出すために、必要なコイ
ン以外は、キャッシュボックスへ落とす。月末棚卸し時
は、設定された枚数にコインを絞り払い出す。検銭部を
通り、コインメックによりカウントされたコインのみ、
補充するようにし、無意識の人為的ミスを排除する。そ
のために、コインメック前面のマニュアル投入口を塞い
で、使用出来なくしたものである。
【0034】次に、釣銭セットについて具体的な操作、
及びその操作によって生じる作用について説明する。該
当金種、あるいは「イッカツ」をセレクトし、動作キー
を押下することにより払出を開始し、再度動作キーの押
下で停止する。該当金種は複数で設定できるようにし、
動作キー押下で複数金種を極力同時に(又は交互)に払
い出す。同時(又は交互)に払い出すことにより、処理
時間の延長など弊害が大きい場合は、「イッカツ」の場
合の順番に則って払い出す。
【0035】そして、「イッカツ」の場合は、500
円、50円、100円、10円の順番で払い出す。払出
中に釣銭がなくなり、釣銭切れスイッチが働いた場合
は、その後18枚を払出してから自動停止する(500
円も18枚払出し1回とする)。
【0036】そして、1枚払出する度に釣銭切れ検知ス
イッチの状態を確認していると、払出しスピードが極端
に遅くなってしまう場合は、検知スイッチの確認を5枚
毎、あるいは10枚毎にし、作業スピードを優先する
(例えば、釣銭切れ検知=13±3枚)。そして、「セ
ット」をセレクトし、動作キーを押下することにより自
動釣銭セット画面を表示し、操作を受けつける。
【0037】また、図4に基づいて、釣銭セットの制御
装置について、その動作を説明する。販売動作において
硬貨選別機に硬貨が投入されると投入硬貨が識別され硬
貨種別に応じて硬貨別信号が出力される(Step
1)。
【0038】一方、投入された硬貨は前記硬貨選別機に
おいて、硬貨種別毎に振分けられ硬貨貯蔵部に蓄積され
る。前記硬貨選別機から出力された硬貨別信号を受けた
演算制御部は、硬貨別保有枚数記憶部より前記硬貨別信
号によって決定される硬貨種別に対応した記憶値を読み
だし、加算格納する(Step2)。
【0039】また販売動作後の釣銭返却の場合には、前
記演算制御部は硬貨別保有枚数記憶部より払出す硬貨に
よって硬貨種別に対応した記憶値を読みだし、減算格納
する(Step3)と共に、前記硬貨払出し部に対応す
る硬貨払い出し信号を出力し(Step4)硬貨保留装
置より硬貨を返却する。
【0040】一方、投入金額無しの待機状態において回
収スイッチが操作されると(Step5)、前記演算制
御部は前記販売動作において硬貨別保有枚数記憶部に硬
貨種別毎に記憶された記憶値を読みだし、予め決められ
た枚数値と比較し(Step6)、対応する硬貨の硬貨
別保有枚数記憶部の記憶値が前記枚数以下となるまで前
記硬貨払出し部に対応する硬貨払出し信号を出力し(S
tep7)硬貨保留装置により硬貨を返却するし、対応
する硬貨の硬貨別保有枚数記憶部の記憶値を減算格納す
る(SteP8)。
【0041】上記処理(SteP6〜Step8)を硬
貨種全てに対して実行し(Step9)回収動作を完了
する。以上のように本実施例によれば、保有硬貨を硬貨
種別毎に硬貨別保有枚数記憶部によって加減算記憶して
おき、回収スイッチが操作された場合、前記硬貨別保有
枚数記憶部の各硬貨別投入枚数値が予め決められた枚数
以下となるまで硬貨払出し信号を出力し硬貨保留装置に
収納された硬貨払出し制御を行い、硬貨保留装置に収納
された各硬貨を規定枚数残し予め決められた枚数以上の
保留硬貨を払出すことができる。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上の構成に基づいて、次のよ
うな効果を得ることができる。 (1)ルート巡回毎の集金で、そのロケーシュンに応じ
た、残量枚数でコントロールされているため、釣銭切れ
を起こさない最大限の集金が可能となる。 (2)月末、棚卸し時の釣銭セット作業が、短時間に正
確に出来るようになり、ルート巡回作業の効率化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である硬貨処理装置の一実施
例を適用したコインメックの機構を大まかに例示した構
成図である。
【図2】前記実施例における、この発明の概要を示す機
能ブロック図である。
【図3】この発明の自動釣銭セットと自動残量合わせ機
能を説明するためのコインチューブの概略正面図であ
る。
【図4】本発明の釣銭セット制御の動作を示すフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
1‥‥コインメック 2‥‥硬貨選
別機 3‥‥主硬貨貯蔵部 4‥‥主硬貨
払出し装置 5‥‥副硬貨貯蔵部 6‥‥副硬貨
払出し装置 7‥‥制御装置 8‥‥返却通
路 9‥‥投入硬貨センサ 11‥‥払出し
硬貨センサ 12‥‥払出し硬貨センサ 13‥‥マイ
クロコンピュータ 14‥‥操作パネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入硬貨の種別を判別し、投入硬貨に対
    応した硬貨別信号を出力する硬貨選別機と、硬貨選別機
    によって選別された硬貨を各硬貨種別に合わせて自動的
    に補給格納する主硬貨貯蔵部、副硬貨貯蔵部と、該主硬
    貨貯蔵部、副硬貨貯蔵部に構成された各硬貨種別に格納
    された硬貨の中から指定された枚数の硬貨を払い出すこ
    とが可能な各硬貨種別の硬貨払出し信号によって払出す
    各々独立に払出し動作を行う主硬貨払出し装置、副硬貨
    払出し装置とより構成される硬貨処理装置と、該硬貨処
    理装置と接続される各設定値に対して、該主、副硬貨貯
    蔵部への補給、払出し、残量合わせを行うコインメック
    内の金種別自動補給チューブにあるコインを設定した枚
    数まで自動で払出し、設定枚数に満たない金種は、足り
    ない枚数をマイナス表示する釣銭セット制御を行うコイ
    ンメック内に、必要以上のコインをため込まないよう、
    金種別自動補給チューブに、自動補給される各金種の、
    補給枚数を制限する機能を有し、設定した枚数以上はキ
    ャッシュボックスに落とす残量合わせ制御を行う制御装
    置とを備えたことを特徴とする自動販売機の釣銭制御管
    理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010082459A1 (ja) * 2009-01-13 2010-07-22 サンデン株式会社 端末装置

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