JPH08212431A - 硬貨貯蔵量管理装置 - Google Patents

硬貨貯蔵量管理装置

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JPH08212431A
JPH08212431A JP7286859A JP28685995A JPH08212431A JP H08212431 A JPH08212431 A JP H08212431A JP 7286859 A JP7286859 A JP 7286859A JP 28685995 A JP28685995 A JP 28685995A JP H08212431 A JPH08212431 A JP H08212431A
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米藏 古矢
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武 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵硬貨量を常に正確に把握し、硬貨の回収
及び補給時において、硬貨貯蔵装置内に所定の初期貯蔵
量分の硬貨を保持する処置を簡単に行う。 【解決手段】 投入硬貨を金種別に検出する検出手段3
2と、硬貨貯蔵装置から払い出された硬貨を金種別に検
出する手段33と、硬貨貯蔵装置からオーバーフローし
て金庫内に収納された硬貨を金種別に検出する検出手段
34とを有し、これらの検出手段の出力に基づき硬貨貯
蔵装置に対する硬貨の出入りを金種別に検出し、硬貨貯
蔵装置内の現貯蔵硬貨量を常に正確に把握する。硬貨貯
蔵装置における初期貯蔵量を設定する初期貯蔵量設定手
段35を有し、把握した金種別の出入り量と初期貯蔵量
とに基づき、前記硬貨貯蔵装置における現在の貯蔵量と
前記初期貯蔵量との差を金種別に求める演算を行ない、
貯蔵硬貨の回収時において、この差に基づき、余剰硬貨
の排出又は硬貨不足の表示を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機ある
いは両替機等に使用されるコインメカニズムに関するも
のであり、特に、そのようなコインメカニズムにおいて
硬貨貯蔵装置内に貯蔵された硬貨貯蔵量を管理するため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機等におけるコインメカニズム
においては、一般にコインチューブといわれる硬貨貯蔵
装置を有しており、投入された硬貨が該コインチューブ
の貯蔵硬貨中に補充され、該コインチューブの貯蔵硬貨
中の硬貨が釣銭等として払い出される。また、該コイン
チューブの貯蔵量が満杯になると、コインチューブから
オーバーフローした硬貨が金庫に導かれるようになって
いる。そのようなコインチューブにおける硬貨貯蔵量の
管理にあたって、従来は、管理者(ルートマン等)がイ
ンベントリスイッチを押圧してコインチューブ内の硬貨
を全て排出して売上金として一旦集金し、それから釣銭
用として適量の硬貨を手動補給するようにしていた。こ
の場合、このときの手動補給量が次回の売上集計処理の
際の起算金額となるので、何枚の硬貨を手動補給したの
かということは極めて重要である。そのために、従来
は、硬貨を手動補給しながら補給枚数を管理者自らが数
えるようにするか、若しくはコインチューブが満杯にな
るまで手動補給することにより満杯量を手動補給量とみ
なすようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の場合、
補給枚数をいちいち数えながら硬貨補給を行うのは面倒
であり、また、間違いも生じやすいという問題点があっ
た。一方、後者の場合、コインチューブ寸法の個体差あ
るいは硬貨の厚みの個体差などの理由によって、どのコ
インチューブでも満杯量が必ず同じ枚数となるとは限ら
ず、管理に不便であった。この発明は上述の点に鑑みて
なされたもので、硬貨貯蔵装置内の硬貨貯蔵量の現在値
を常に正確に把握し、管理者による貯蔵硬貨の回収及び
補給時において、硬貨貯蔵装置内に所定の初期貯蔵量分
の硬貨を保持しておく処置を簡単且つ正確に行うことが
できるようにした硬貨貯蔵量管理装置を提供しようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る硬貨貯蔵
量管理装置は、硬貨を金種別に貯蔵するものであり、投
入された硬貨がその金種に応じて貯蔵硬貨の中に補充さ
れ、貯蔵硬貨の中の硬貨が釣銭等として払い出される硬
貨貯蔵装置と、前記硬貨貯蔵装置における初期貯蔵量を
設定する初期貯蔵量設定手段と、投入された硬貨を金種
別に検出する投入硬貨検出手段と、前記硬貨貯蔵装置か
ら払い出された硬貨を金種別に検出する払出し硬貨検出
手段と、前記硬貨貯蔵装置からオーバーフローして金庫
内に収納された硬貨を金種別に検出するオーバーフロー
硬貨検出手段と、前記投入硬貨検出手段、払出し硬貨検
出手段、及びオーバーフロー硬貨検出手段の出力に基づ
き前記硬貨貯蔵装置に対する硬貨の出入りを金種別に検
出し、この金種別の出入り量と前記初期貯蔵量とに基づ
き、前記硬貨貯蔵装置における現在の貯蔵量と前記初期
貯蔵量との差を金種別に求める演算を行なう演算手段
と、前記硬貨貯蔵装置における硬貨貯蔵量を前記初期貯
蔵量に合致させる処理を行うべきことを指令する指令手
段と、前記指令手段による指令に応じて、前記演算手段
で求めた差に基づき、前記硬貨貯蔵装置における現在の
貯蔵量が前記初期貯蔵量よりも大ならば、該差に対応す
る枚数の硬貨を該硬貨貯蔵装置から払い出す制御を金種
別に行なう払出し制御手段と、前記指令手段による指令
に応じて、前記演算手段で求めた差に基づき、前記硬貨
貯蔵装置における現在の貯蔵量が前記初期貯蔵量よりも
小ならば、貯蔵量が不足していることをその金種に対応
して表示する表示制御手段とを具え、前記表示を参照し
て不足する金種の硬貨を前記硬貨貯蔵装置に補充するこ
とができるようにしたことを特徴とするものである。
【0005】初期貯蔵量設定手段により硬貨貯蔵装置に
おける初期貯蔵量(仮にPとする)が設定される。この
初期貯蔵量(P)は管理者によって任意に設定すること
ができる。投入硬貨検出手段、払出し硬貨検出手段及び
オーバーフロー硬貨検出手段の出力に基づき前記硬貨貯
蔵装置に対する硬貨の出入りを金種別に検出することが
でき、この金種別の出入り量と前記初期貯蔵量とに基づ
き、前記硬貨貯蔵装置における現在の貯蔵量と前記初期
貯蔵量との差を金種別に求めることができる。すなわ
ち、硬貨貯蔵装置に入った硬貨の枚数とそこから出た硬
貨の枚数との差により該硬貨貯蔵装置における現在の貯
蔵量(仮にSとする)が判明し、前記演算手段では、硬
貨貯蔵装置における現在の貯蔵量(S)と初期貯蔵量
(P)との差(仮にNとする)を求める演算を行う。硬
貨貯蔵装置における硬貨貯蔵量を初期貯蔵量(P)に合
致させる処理を行うべきとき(例えばインベントリ動作
を行うとき)、指令手段によってそのことを指令する。
この指令に応じて、払出し制御手段では、前記差(N)
に基づき、硬貨貯蔵装置における現在の貯蔵量(S)が
初期貯蔵量(P)よりも大ならば、該差(N)に対応す
る枚数の硬貨を該硬貨貯蔵装置から払い出す制御を行
う。こうして、現在の貯蔵量(S)が初期貯蔵量(P)
よりも大ならば、余分な硬貨が自動的に払い出され、貯
蔵量が自動的に初期貯蔵量(P)に合致させられる。一
方、硬貨貯蔵装置における現在の貯蔵量(S)が初期貯
蔵量(P)よりも小ならば、表示制御手段により貯蔵量
が不足していることを表示する。管理者はこの不足表示
を見て、不足分の硬貨を追加投入すればよい。そうすれ
ば、貯蔵量を所定の初期貯蔵量(P)に合致させること
ができる。
【0006】このように、現在の貯蔵量(S)が初期貯
蔵量(P)よりも大ならば、余分な硬貨を自動的に払い
出す処理を行うこと、及び現在の貯蔵量(S)が初期貯
蔵量(P)よりも小ならば、不足していることの表示を
行うこと、により硬貨貯蔵装置内に所定の初期貯蔵量分
の硬貨を貯蔵する処置を簡単に行うことができるように
なる。これに伴い、売上高管理等の管理の起算時点にお
ける硬貨貯蔵量が常に設定した初期貯蔵量(P)になる
ように容易に管理することができ、その後の硬貨貯蔵量
の現在数管理や売上高管理等において便利である。この
発明の別の観点によれば、初期貯蔵量設定手段を省略し
てもよい。すなわち、硬貨貯蔵装置内に所望の初期貯蔵
量分の硬貨を実際に初期設定(初期貯蔵)しておきさえ
すれば、データとしての初期貯蔵量を格別に設定記憶し
ておかなくても済むようにすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明しよう。図1はこの発明を
適用したコインチェンジャー10の機構部の一例を示す
略図であり、図2はこのコインチェンジャー10に搭載
される制御回路装置の一実施例を示すハード構成ブロッ
ク図である。コインチェンジャー10は、大別して、硬
貨選別機11と、硬貨貯蔵部12と、硬貨払出し機構1
3と、図2に示す制御回路装置とを含んでいる。硬貨選
別機11は、投入硬貨の真偽を判別し、正貨と偽貨を機
械的に振り分け、偽貨は返却通路14に導き、正貨を金
種別に機械的に振り分ける。硬貨貯蔵部12は、金種別
のコインチューブA,B,Cと硬貨保留部Dとを含んで
おり、硬貨選別機11で振り分けられた金種別の硬貨を
該金種に対応するコインチューブA,B,C又は硬貨保
留部Dに貯蔵する。コインチューブA,B,Cは、硬貨
を寝かせて積み重ねて貯蔵するものであり、比較的多数
の硬貨の貯蔵が可能である。硬貨保留部Dは、硬貨をた
てに積み重ねて貯蔵するものであり、比較的少数の硬貨
の貯蔵が可能である。例えば、コインチューブAが10
円硬貨に対応し、Bが50円硬貨に対応し、Cが100
円硬貨に対応し、硬貨保留部Dは500円硬貨に対応す
る。硬貨払出し機構13は、コインチューブA,B,C
のいずれかから選択的に硬貨を払い出すためペイアウト
スライド機構13aと硬貨保留部Dから硬貨を払い出す
ための払出し機構13bとを含んでいる。
【0008】硬貨選別機11は、電子的な投入硬貨セン
サ11aを含んでいてよい。この硬貨センサ11aは投
入硬貨の真偽を電子的に判別する機能を持つものであ
る。硬貨選別機11では、この判別に従って偽貨と正貨
を機械的に振り分ける。また、この硬貨センサ11aの
出力に基づき投入硬貨の金種を判別し、金種別の投入硬
貨検知信号を発生する。なお、電子的な投入硬貨センサ
11aの出力に基づき金種別の投入硬貨検知信号を発生
する構成に代えて、硬貨選別機11から硬貨貯蔵部12
に導かれる硬貨を金種別に検知し投入硬貨検知信号を発
生するために金種別投入硬貨センサ(図示せず)を上記
投入硬貨センサ11aとは別途に設けてもよい。また、
必要に応じて硬貨払出し機構13によって払い出された
硬貨を検知するために払出し硬貨センサ15を設けても
よい。電子的な投入硬貨センサ11a以外の硬貨センサ
(15や後述の17a〜17dなど)は、単に硬貨の通
過を検知する機能しか持たないものであってもよい。
【0009】これまで説明したコインチェンジャー10
の構成は、公知のものである。従って、これに限定され
ず、他の同等の又は類似の構成を適宜採用してもよい。
図1の実施例において新規な点は、コインチューブA,
B,C又は硬貨保留部Dでオーバーフローして金庫16
に収納される硬貨を金種別に検知するオーバーフロー硬
貨センサ17a〜17dが設けられている点である。投
入された硬貨は、硬貨選別機11で選別されて一旦は硬
貨貯蔵部12に収納されるように導かれるが、対応する
金種の硬貨貯蔵部12に硬貨が満杯に貯蔵されている場
合は、オーバーフローして金庫16に導かれる。このよ
うにオーバーフローした硬貨を検知するためにオーバー
フロー硬貨センサ17a〜17dが設けられる。
【0010】図3は、コインチューブAに対応するオー
バーフロー硬貨センサ17aの取付け例を示す断面図で
ある。コインチューブAの貯蔵硬貨が満杯でないとき
は、軸18を中心に揺動する振り分け片19が常時は図
の2点鎖線19’の位置にあって金庫16に通ずる通路
20を閉じており、投入硬貨をコインチューブA内に導
く。他方、コインチューブAの貯蔵硬貨が満杯のとき
は、図示のように、最上部の硬貨21によって振り分け
片19がロックされ、金庫16に通ずる通路20が開か
れ、投入硬貨はこの通路20を通って金庫16に収納さ
れる。オーバーフロー硬貨センサ17aは通路20の入
口に設けられており、例えばコイル等の近接スイッチか
らなる。他のコインチューブB,Cに対応するオーバー
フロー硬貨センサ17b,17cも上述と同様に取付け
るようにしてよい。
【0011】図4は、硬貨保留部Dに対応するオーバー
フロー硬貨センサ17dの取付け例を示す断面図であ
る。硬貨保留部Dの貯蔵硬貨が満杯でないときは、軸2
2を中心に揺動する振り分け片23が常時は図の2点鎖
線23’の位置にあって金庫16に通ずる通路24を閉
じており、投入硬貨を硬貨保留部D内に導く。他方、硬
貨保留部Dの貯蔵硬貨が満杯のときは、図示のように、
最上部の硬貨25によって振り分け片23がロックさ
れ、金庫16に通ずる通路24が開かれ、投入硬貨はこ
の通路24を通って金庫16に収納される。オーバーフ
ロー硬貨センサ17dは通路24の入口に設けられてお
り、例えばコイル等の近接スイッチからなる。
【0012】次に、図2を参照して制御回路装置の一実
施例につき説明する。この制御回路装置は、マイクロコ
ンピュータ26によって各種処理が制御されるようにな
っている。投入硬貨センサ11aの出力は投入硬貨金種
判定回路11bに入力され、投入硬貨の金種に応じた投
入硬貨検知信号が該判定回路11bから出力される。投
入硬貨金種判定回路11b、払出し硬貨センサ15、オ
ーバーフロー硬貨センサ17a〜17dの出力がバス2
7を介してマイクロコンピュータ26に入力される。ま
た、バス27を介して硬貨払出し機構13に硬貨払出し
命令信号が与えられる。
【0013】釣銭合せモードスイッチ28は、この発明
に従って硬貨貯蔵部12の硬貨貯蔵量を管理するモード
(以下、釣銭合せモードという)にするときに操作する
スイッチである。インベントリスイッチ29は、釣銭合
せモードのときに貯蔵硬貨のうち余分の硬貨の自動排出
又は不足表示を行わせるために操作するスイッチであ
る。終了スイッチ30は、釣銭合せモードを終了すると
きに管理者によって操作されるスイッチである。この実
施例においては、この終了スイッチ30として、投入金
又は釣銭の返却を請求するときに顧客によって操作され
る返却スイッチを兼用するようにしている。
【0014】バッテリバックアップされたRAM31
は、マイクロコンピュータ26で計算した売上高等の各
種データを記憶するものである。このRAM31に含ま
れるメモリの一例を示すと、投入された硬貨の合計枚数
を金種別に記憶する投入量メモリ32、硬貨貯蔵部12
から払い出された硬貨の合計枚数を金種別に記憶する払
出し量メモリ33、硬貨貯蔵部12からオーバーフロー
して金庫16内に収納された硬貨の合計枚数を金種別に
記憶するオーバーフロー量メモリ34、硬貨貯蔵部12
における初期貯蔵量を設定するデータを記憶する初期貯
蔵量設定データメモリ35などである。出力インタフェ
ース36は、金額表示器38や販売回路(図示せず)等
に対して表示データや販売可能信号、その他のデータを
送出するためのものである。入力インタフェース37
は、販売回路等から商品選択信号やその他のデータ等を
受け取るためのものである。
【0015】次に、マイクロコンピュータ26の制御の
下で実行される処理の一実施例につき図5以降のフロー
図に基づき説明する。図5はメインルーチンであり、電
源投入によってスタートすると、各種回路の状態を初期
設定した後、釣銭合せモードスイッチ28がオンされた
かを調べる(ステップ40)。NOならば、ステップ4
1,42,43,44からなるルーチンを実行してステ
ップ40に戻る。ステップ40がYESならば、図6に
示す釣銭合せモードルーチンを実行する。この発明に従
う硬貨貯蔵量管理のための処理を行う場合、管理者が釣
銭合せモードスイッチ28を1回押す。すると、ステッ
プ40でYESと判断され、図6の釣銭合せモードルー
チンを実行する。釣銭合せモードにおいては、初期貯蔵
量Pを設定するモードと貯蔵硬貨のうち余分の硬貨の自
動排出又は不足表示を行わせるインベントリモード及び
設定した初期貯蔵量Pをクリアするクリアモードがあ
る。
【0016】〔初期貯蔵量Pを設定するモード〕初期貯
蔵量Pを設定するモードは、釣銭合せモードスイッチ2
8を1回だけ押すことによって選択する。図6におい
て、ステップ45では、釣銭合せモードスイッチ28が
もう1回押されたかを調べる。スイッチ28が1回だけ
しか押されていない場合、ステップ45はNOであり、
ステップ46に進み、表示器38にて「P」という文字
の表示を行う。管理者は表示器38の「P」表示を確認
して、初期貯蔵量Pを設定するモードにするかインベン
トリモードにするかの選択を行う。この状態でインベン
トリスイッチ29を押さなければ初期貯蔵量Pを設定す
るモードとなり、押せばインベントリモードとなる。ス
テップ47ではインベントリスイッチ29がオンされた
かを調べ、NOならばステップ48に進む。ステップ4
8では終了スイッチ30がオンされたかを調べ、NOな
らばステップ49に進む。
【0017】ステップ49〜56では、金種別に初期貯
蔵量Pを設定する処理を行う。ステップ49〜52で
は、10円、50円、100円、500円に関して初期
貯蔵量Pの設定を行うべきか否かを夫々判断する。この
各ステップ49〜52がYESのとき、対応するステッ
プ53〜56に進み、その金種に対応して管理者によっ
て設定された初期貯蔵量Pa〜PdのデータをRAM3
1内の初期貯蔵量設定データメモリ35に記憶する。こ
こで、Paは10円金種に対応して設定した初期貯蔵
量、Pbは50円金種に対応して設定した初期貯蔵量、
Pcは100円金種に対応して設定した初期貯蔵量、P
dは500円金種に対応して設定した初期貯蔵量であ
る。
【0018】一例として、各金種の初期貯蔵量Pa〜P
dの設定は、その金種の硬貨を所望枚数だけ投入するこ
とによって行う。この場合、各ステップ49〜52の判
断は、対応する金種の硬貨が投入されたかによって行
う。例えば、10円硬貨が投入されると、ステップ49
がYESとなり、ステップ53に行く。この場合、ステ
ップ53の処理は図7のようなサブルーチンによって行
われる。図7において、ステップ57では、投入された
枚数をカウントし、それを表示器38で表示する。この
表示を見て投入枚数を確認する。こうして、所望の初期
貯蔵量Paに対応する枚数の硬貨を投入し終えたら、終
了スイッチ30を押す。これによりステップ58がYE
Sとなり、ステップ59に行き、投入枚数を10円金種
の初期貯蔵量Paとして初期貯蔵量設定データメモリ3
5に記憶する。他の金種のためのステップ54〜56も
図7と同様のサブルーチンからなる。こうして、各金種
毎に所望枚数の硬貨を投入することにより各金種毎の初
期貯蔵量Pa〜Pdの設定を夫々行う。勿論、各金種の
コインチューブA〜Cおよび硬貨保留部Dには最大可能
貯蔵枚数があるので、最大可能貯蔵枚数以上の初期貯蔵
量Pa〜Pdの設定はできないように設計上適宜処理す
るものとするが、その点については詳しく述べない。
【0019】図6に戻り、ステップ53〜56の後はス
テップ60に行き、表示器38に「P」を表示する。そ
して、ステップ48に戻る。各金種の初期貯蔵量Pa〜
Pdの設定を終了するとき、管理者は表示器38に
「P」が表示されていることを確認した上で終了スイッ
チ30を押す。すると、ステップ48がYESとなり、
図5のステップ40に戻る。つまり、待機状態に戻る。
なお、初期貯蔵量Pa〜Pdの設定に使用した硬貨は返
却しないものとする。これにより、設定した初期貯蔵量
Pa〜Pdと同数の硬貨が貯蔵部12に予め貯蔵され
る。また、初期貯蔵量Pa〜Pdの設定に使用した投入
硬貨枚数が投入量メモリ32にも記憶されているものと
する。しかし、このような前提は本実施例に限ってのこ
とであり、もとより適宜に設計変更してよい。上述のよ
うに初期貯蔵量Pa〜Pdの設定を行った後に通常の稼
働状態に入る。
【0020】〔通常の稼働〕図5を参照すると、待機状
態においてはステップ40の判断を常に行い、釣銭合せ
モードスイッチ28が押されていなければステップ41
〜44のルーチンを実行する。ステップ41では、硬貨
が投入されたか否かをチェックし、投入されたならば投
入枚数を金種別にカウントする。また、金種別の投入枚
数を累積計数し、これをRAM31の投入量メモリ32
に記憶する。ここで、投入量メモリ32に記憶された1
0円金種の累積投入枚数をXa,50円金種の累積投入
枚数をXb,100円金種の累積投入枚数をXc,50
0円金種の累積投入枚数をXdとする。なお、累積の起
算時点は前回の釣銭合せモード処理時とし、このとき投
入量メモリ32の各金種の投入枚数データXa〜Xdは
初期貯蔵量Pa〜Pdに初期設定されるものとする。
【0021】ステップ42では、金種別のオーバーフロ
ー硬貨センサ17a〜17dの出力に応じて、オーバー
フローした硬貨枚数を金種別に累積計数し、これをRA
M31のオーバーフロー量メモリ34に記憶する。ここ
で、オーバーフロー量メモリ34に記憶された10円金
種のオーバーフロー枚数をYa,50円金種のオーバー
フロー枚数をYb,100円金種のオーバーフロー枚数
をYc,500円金種のオーバーフロー枚数をYdとす
る。なお、前述と同様に累積の起算時点は前回の釣銭合
せモード処理時とする。ステップ43では、通常の販売
可能判定及び販売動作制御を行う。ステップ44では、
ステップ43の処理の結果、釣銭として硬貨貯蔵部12
から払い出した硬貨の枚数を金種別に累積計数し、これ
をRAM31の払出し量メモリ33に記憶する。ここ
で、払出し量メモリ33に記憶された10円金種の払出
し枚数をOa,50円金種の払出し枚数をOb,100円
金種の払出し枚数をOc,500円金種の払出し枚数を
Odとする。なお、前述と同様に累積の起算時点は前回
の釣銭合せモード処理時とする。
【0022】〔インベントリモード〕適宜の期間自動販
売機を稼働した後、硬貨貯蔵量の管理を行う場合、釣銭
合せモードスイッチ28を1回押し、それからインベン
トリスイッチ29を押す。すると、図6の釣銭合せモー
ドルーチンに行き、ステップ47がYESとなり、ステ
ップ61〜66によってインベントリモードの処理を行
う。ステップ61〜64は金種別の硬貨払出しサブルー
チンであり、現在の硬貨貯蔵量が初期貯蔵量Pa〜Pd
よりも大のとき、余分の硬貨を自動的に払い出す処理を
行うものである。
【0023】ステップ61における10円払出しサブル
ーチンの一例は図8に示されている。まず、ステップ6
7では、各メモリ32,33,34に記憶されている1
0円金種の投入量Xa,オーバーフロー量Ya,払い出
し量Oaに基づき、 「Sa=Xa−Ya−Oa」 なる演算を行い、コインチューブAにおける現在の貯蔵
量Saを求める。 次のステップ68では、「Na=Sa−Pa」 なる演算を行い、ステップ67で求めた現在の貯蔵量S
aとメモリ35に記憶されている10円金種の初期貯蔵
量Paとの差Naを求める。 次のステップ69では、「Na>0」 なる比較を行い、差Naが0より大であるか、つまり現
在の貯蔵量Saが初期貯蔵量Paより大であるかを調べ
る。YESならば、ステップ70に行き、コインチュー
ブAから10円硬貨1枚を払い出す動作を行う。次のス
テップ71では差Naから1減算する。ステップ72で
はNaが0に成ったかを調べる。NOならばステップ7
0に戻り、コインチューブAから10円硬貨1枚を更に
払い出す。こうして余分の硬貨を自動的に順次払い出
し、コインチューブAの現在の貯蔵量Saが初期貯蔵量
Paに一致したときステップ72のNa=0がYESと
なり、メインルーチンにリターンする。なお、ステップ
69がNO、つまり現在の貯蔵量Saが初期貯蔵量Pa
より小であるか又は同じである場合は、上述の自動払出
しを行わずに、メインルーチンにリターンする。
【0024】図6のステップ62における50円払出し
サブルーチンの一例は図9に示されている。図6のステ
ップ63における100円払出しサブルーチンの一例は
図10に示されている。図6のステップ64における5
00円払出しサブルーチンの一例は図11に示されてい
る。これら図9〜図11の各払出しサブルーチンは、図
8の払出しサブルーチンと同様である。すなわち、対応
する金種の投入量Xb,Xc,Xd,オーバーフロー量
Yb,Yc,Yd,払い出し量Ob,Oc,Odに基づ
き、現在の貯蔵量Sb,Sc,Sdを夫々求め、これら
と初期貯蔵量Pb,Pc,Pdとの差Nb,Nc,Nd
に応じて余分の硬貨を自動的に払出し、こうしてコイン
チューブB,C,Dの現在の貯蔵量Sb,Sc,Sdを
初期貯蔵量Pb,Pc,Pdに一致させる。
【0025】図6において、ステップ65,66では、
現在の硬貨貯蔵量Sa〜Sdが初期貯蔵量Pa〜Pdよ
りも小のとき、不足表示処理を行う。ステップ65では
現在の硬貨貯蔵量Sa〜Sdが初期貯蔵量Pa〜Pdよ
りも小であるか(つまり不足しているか)を調べる。こ
のステップ65の処理の具体例は図12のようである。
図12では、各金種毎に前ステップで求めた差Na,N
b,Nc,Ndが0であるか否かを調べる(ステップ7
3〜76)。前述のように前ステップ61〜64の処理
によって余分の硬貨を自動的に払出した場合は、その後
に行われるステップ65(ステップ73〜76)の判断
ではNa=0,Nb=0,Nc=0,Nd=0がYES
であり、不足していないと判断される。他方、不足して
いる金種があれば、ステップ65(ステップ73〜7
6)の判断ではNa=0,Nb=0,Nc=0,Nd=
0がNOである。
【0026】どの金種も不足していない場合は、図5の
ステップ40に行き、待機状態となる。いずれか1つの
金種でも不足している場合は、ステップ66において不
足金種及び不足枚数の表示を行う。ステップ66の処理
の具体例は図13に示されている。ステップ77ではN
a=0が成立するかを調べることにより10円金種の貯
蔵量が不足しているかを調べる。不足していれば、Na
=0がNOであり、ステップ78において不足枚数(ま
たは金額)を表示する。不足枚数(または金額)の表示
は、表示器38において行う。その場合、予め定めた金
種表示と不足枚数(または金額)の表示を行うものとす
る。管理者はこの表示を見て、不足金種の硬貨を不足枚
数分だけ手動補給する。不足枚数(または金額)の表示
は硬貨が1枚補給される毎に減少するようにすることが
できる。ステップ79では硬貨貯蔵量の不足が解消され
たかを判断し、解消されたならば、ステップ80に行
き、ステップ80〜82の処理により次の金種(50
円)に関して同様の不足金種及び不足枚数の表示を行
う。その後、ステップ83に行き、ステップ83〜85
の処理により次の金種(100円)に関して同様の不足
金種及び不足枚数の表示を行う。その後、ステップ86
に行き、ステップ86,87の処理により次の金種(5
00円)に関して同様の不足金種及び不足枚数の表示を
行う。こうして、各金種毎に不足金種及び不足枚数の表
示を行い、管理者に対して不足硬貨の補給を促す。そし
て、全金種の硬貨貯蔵量の不足が解消されると、メイン
ルーチンにリターンする。管理者は、不足表示を見なが
ら簡便にかつ間違い無く必要量の硬貨を補給し、各金種
の硬貨貯蔵量Sa〜Sdを初期貯蔵量Pa〜Pdに一致
させることができる。なお、終了スイッチ30を押すこ
とによってもこの不足金種及び不足枚数の表示処理を終
了させることができる(ステップ88〜91)。
【0027】〔クリアモード〕一旦設定した各金種の初
期貯蔵量Pa〜Pdをクリアする場合は、釣銭合せモー
ドスイッチ28を2回押す。すると、図6のステップ4
5がYESとなり、クリアモード処理ステップ92を実
行する。クリアモード処理ステップ92の具体例は図1
4に示されている。ステップ93では表示器38で
「C」の表示を行い、クリアモードであることを知らせ
る。ステップ94では終了スイッチ30が押されたかを
調べ、NOならばステップ95〜98に行き、初期貯蔵
量Pa〜Pdをクリアする金種として何が指定されてい
るかを調べる。一例として、クリアする金種の指定は、
当該金種の硬貨を投入することによって行う。従って、
例えば、10円の初期貯蔵量Paをクリアしたい場合は
10円硬貨を投入する。すると、ステップ95がYES
となる。各ステップ95〜98がYESのとき、対応す
るステップ99〜102に行く。各ステップ99〜10
2では、メモリ35における対応する初期貯蔵量Pa〜
Pdの記憶データをクリアする。このとき対応するコイ
ンチューブA,B,C,硬貨保留部Dの貯蔵硬貨も全部
排出するようにしてもよい。クリアモードを終了する場
合は終了スイッチ30を押す。すると、ステップ94が
YESとなり、メインルーチンにリターンする。
【0028】なお、図示はしなかったが、釣銭合せモー
ド中、表示器38で「P」表示や「C」表示をしている
ときに、設定又はクリアのための硬貨投入あるいは終了
のためのスイッチ30の押圧が所定時間以上なされなか
った場合は、自動的に当該モードを終了させるようにす
ることができる。なお、上記実施例では初期貯蔵量Pa
〜Pdの設定を硬貨の投入によって行うようにしている
(図7参照)が、これに限らず、数値設定スイッチ等に
よって行うようにしてもよい。その場合は数値設定スイ
ッチ等によって設定した初期貯蔵量Pa〜Pd分の硬貨
を硬貨貯蔵部12に別途に投入するものとする。また、
上記実施例では不足の表示は不足枚数を表示することに
よって行っているが、これに限らず、単に不足している
ことを表示し、硬貨の補給によって不足が解消されたと
きこの表示を消去するようにしてもよい。
【0029】また、上記実施例では各メモリ32,3
3,34に各金種毎の累積投入枚数Xa,Xb,Xc,
Xd,オーバーフロー枚数Ya,Yb,Yc,Yd,払
出し枚数Oa,Ob,Oc,Odを記憶し、釣銭合せモ
ード時に一括して演算を行うことにより各金種毎の現在
の硬貨貯蔵量Sa,Sb,Sc,Sdを求めるようにし
ているが、これに限らず、硬貨の出入りがある毎に現在
の硬貨貯蔵量Sa,Sb,Sc,Sdを常時求める演算
を逐次行い、これをRAM31に記憶するようにしても
よい。その場合は、メモリ32,33,34は設けなく
てもよく、出入り検出手段としては、投入硬貨センサ
と、硬貨が払い出されたことを検出する手段(この手段
は払出し硬貨センサ15eに限らず、金種別の硬貨払出
し命令信号が与えられたことを検出する手段であっても
よい)と、オーバーフロー硬貨センサとを設ければよ
く、これらの検出信号を初期貯蔵量Pa〜Pdの設定数
値に対して累積的に加減算していくようにすればよい。
【0030】更に、設定した初期貯蔵量Pa〜Pdをデ
ータとして記憶しておかないようにすることも可能であ
る。すなわち、最終的には現在の硬貨貯蔵量Sa〜Sd
と初期貯蔵量Pa〜Pdとの差Na〜Ndが求まればよ
いのであるから、始めに硬貨貯蔵部12に初期貯蔵量P
a〜Pd分の硬貨を貯蔵する。そして、出入り検出手段
としては、投入硬貨センサと、硬貨が払い出されたこと
を検出する手段(上述のようにこの手段は払出し硬貨セ
ンサ15eに限らず、金種別の硬貨払出し命令信号が与
えられたことを検出する手段であってもよい)と、オー
バーフロー硬貨センサとを設ければよく、これらの検出
信号を累積的に加減算していくようにすれば、初期貯蔵
量Pa〜Pdに対する現在の硬貨貯蔵量Sa〜Sdの差
Na〜Ndが直接的に求まる。この場合、初期貯蔵量P
a〜Pdをデータとして設定する手段は不要であり、所
望の初期貯蔵量Pa〜Pd分の硬貨を硬貨貯蔵部12内
に初期設定(初期貯蔵)しておけばよい。そのほか、現
在の硬貨貯蔵量Sa〜Sdあるいは差Na〜Ndを求め
るための計算手法には種々の設計変更が適宜に考えられ
る。また、不足分の表示は、視覚的表示に限らず、警告
音等聴覚や他の感覚に訴える表示であってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、硬貨貯
蔵装置に対する硬貨の出入りを検出し、これに基づき硬
貨貯蔵装置の現在の貯蔵量と初期貯蔵量との差を求め、
現在の貯蔵量が初期貯蔵量より大ならば余剰分を自動的
に払い出し、現在の貯蔵量が初期貯蔵量より小ならば不
足の表示を行って硬貨の補充を促すようにしたので、管
理の起算時点において硬貨貯蔵装置内に所定の初期貯蔵
量分の硬貨を貯蔵する処置を簡便にかつ間違いなく行う
ことができるようになる、という優れた効果を奏する。
また、そのような処置により、管理の起算時点において
は常に硬貨貯蔵装置内に所定の初期貯蔵量分の硬貨が貯
蔵されることになるので、以後の硬貨貯蔵量の計数管理
を正確に行うことができ、かつ自動販売機等の売上高管
理にも資するところ大である。特に、硬貨貯蔵装置の現
在の貯蔵量を検出する場合において、該硬貨貯蔵装置か
ら金庫にオーバーフローした硬貨量を考慮に入れて演算
を行なうので、硬貨貯蔵装置の現在の貯蔵量を正確に検
出することができ、硬貨貯蔵量の計数管理を正確に行う
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る硬貨貯蔵量管理装置の一実施
例を適用したコインチェンジャーの機構部の略図。
【図2】 同コインチェンジャーに搭載される制御回路
装置のハード構成ブロック図。
【図3】 図1のコインチューブからのオーバーフロー
硬貨を検知するセンサの取り付け例を示す断面図。
【図4】 図1の硬貨保留部からのオーバーフロー硬貨
を検知するセンサの取り付け例を示す断面図。
【図5】 図2のマイクロコンピュータによって実行さ
れる処理の一例を部分的に示すフローチャート。
【図6】 同処理の別の部分を例示するフローチャー
ト。
【図7】 同処理の更に別の部分を例示するフローチャ
ート。
【図8】 同処理の更に別の部分を例示するフローチャ
ート。
【図9】 同処理の更に別の部分を例示するフローチャ
ート。
【図10】 同処理の更に別の部分を例示するフローチ
ャート。
【図11】 同処理の更に別の部分を例示するフローチ
ャート。
【図12】 同処理の更に別の部分を例示するフローチ
ャート。
【図13】 同処理の更に別の部分を例示するフローチ
ャート。
【図14】 同処理の更に別の部分を例示するフローチ
ャート。
【符号の説明】
10 コインチェンジャー 11 硬貨選別機 11a 投入硬貨真偽判別センサ 12 硬貨貯蔵部 A,B,C コインチューブ D 硬貨保留部 13 硬貨払出し機構 14 返却通路 16 金庫 17a〜17d オーバーフロー硬貨センサ 28 釣銭合せスイッチ 29 インベントリスイッチ 30 終了スイッチ 32 投入量メモリ 33 払出し量メモリ 34 オーバーフロー量メモリ 35 初期貯蔵量設定データメモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨を金種別に貯蔵するものであり、投
    入された硬貨がその金種に応じて貯蔵硬貨の中に補充さ
    れ、貯蔵硬貨の中の硬貨が釣銭等として払い出される硬
    貨貯蔵装置と、 前記硬貨貯蔵装置における初期貯蔵量を設定する初期貯
    蔵量設定手段と、 投入された硬貨を金種別に検出する投入硬貨検出手段
    と、 前記硬貨貯蔵装置から払い出された硬貨を金種別に検出
    する払出し硬貨検出手段と、 前記硬貨貯蔵装置からオーバーフローして金庫内に収納
    された硬貨を金種別に検出するオーバーフロー硬貨検出
    手段と、 前記投入硬貨検出手段、払出し硬貨検出手段、及びオー
    バーフロー硬貨検出手段の出力に基づき前記硬貨貯蔵装
    置に対する硬貨の出入りを金種別に検出し、この金種別
    の出入り量と前記初期貯蔵量とに基づき、前記硬貨貯蔵
    装置における現在の貯蔵量と前記初期貯蔵量との差を金
    種別に求める演算を行なう演算手段と、前記硬貨貯蔵装
    置における硬貨貯蔵量を前記初期貯蔵量に合致させる処
    理を行うべきことを指令する指令手段と、 前記指令手段による指令に応じて、前記演算手段で求め
    た差に基づき、前記硬貨貯蔵装置における現在の貯蔵量
    が前記初期貯蔵量よりも大ならば、該差に対応する枚数
    の硬貨を該硬貨貯蔵装置から払い出す制御を金種別に行
    なう払出し制御手段と、 前記指令手段による指令に応じて、前記演算手段で求め
    た差に基づき、前記硬貨貯蔵装置における現在の貯蔵量
    が前記初期貯蔵量よりも小ならば、貯蔵量が不足してい
    ることをその金種に対応して表示する表示制御手段とを
    具え、前記表示を参照して不足する金種の硬貨を前記硬
    貨貯蔵装置に補充することができるようにしたことを特
    徴とする硬貨貯蔵量管理装置。
  2. 【請求項2】 前記オーバーフロー硬貨検出手段は、 前記硬貨貯蔵装置からオーバーフローした硬貨を前記金
    庫に導く通路の途中に設けられ、該通路を通る硬貨を検
    知する金種別の硬貨センサと、 この硬貨センサから出力される硬貨検知信号を金種別に
    計数し記憶する記憶手段とを具えるものである請求項1
    に記載の硬貨貯蔵量管理装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は、前記投入硬貨検出手段
    で検出した投入額から前記払出し硬貨検出手段で検出し
    た払出し額と前記オーバーフロー硬貨検出手段で検出し
    たオーバーフロー額を引算することにより前記硬貨貯蔵
    装置における現在の貯蔵量を求め、求めた現在の貯蔵量
    と前記初期貯蔵量との差を求めるものである請求項1に
    記載の硬貨貯蔵量管理装置。
  4. 【請求項4】 前記投入硬貨検出手段は、投入された硬
    貨を金種別に計数し記憶する手段を含み、前記払出し硬
    貨検出手段は、前記硬貨貯蔵装置から払い出された硬貨
    を金種別に計数し記憶する手段を含み、前記オーバーフ
    ロー硬貨検出手段は、前記硬貨貯蔵装置からオーバーフ
    ローして金庫内に収納された硬貨を金種別に計数し記憶
    する手段を含む請求項1に記載の硬貨貯蔵量管理装置。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、前記演算手段で求
    めた差を不足枚数として表示するものである請求項1に
    記載の硬貨貯蔵量管理装置。
  6. 【請求項6】 前記表示制御手段は、硬貨の投入に応じ
    て該投入硬貨が前記硬貨貯蔵装置に補充される毎に不足
    枚数の表示を順次減少していくものである請求項5に記
    載の硬貨貯蔵量管理装置。
  7. 【請求項7】 前記表示制御手段は、硬貨の投入に応じ
    て該投入硬貨が前記硬貨貯蔵装置に補充されることによ
    り前記不足が解消されたとき、該不足の表示を消去する
    ものである請求項1に記載の硬貨貯蔵量管理装置。
  8. 【請求項8】 前記初期貯蔵量設定手段は、 初期貯蔵量設定モードを選択するモード選択手段と、 前記モード選択手段によって前記初期貯蔵量設定モード
    が選択された状態において投入された金種別の硬貨の枚
    数を、該金種に対応する前記初期貯蔵量の設定データと
    して記憶する記憶手段とを具えるものである請求項1に
    記載の硬貨貯蔵量管理装置。
  9. 【請求項9】 前記指令手段は、インベントリスイッチ
    からなるものである請求項1に記載の硬貨貯蔵量管理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記表示制御手段は、投入金額を表示
    するための金額表示器を用いて前記不足していることの
    表示を行うものである請求項1乃至9のいずれかに記載
    の硬貨貯蔵量管理装置。
  11. 【請求項11】 硬貨を金種別に貯蔵するものであり、
    投入された硬貨がその金種に応じて貯蔵硬貨の中に補充
    され、貯蔵硬貨の中の硬貨が釣銭等として払い出される
    硬貨貯蔵装置と、 前記硬貨貯蔵装置から払い出された硬貨を金種別に検出
    する払出し硬貨検出手段と、 前記硬貨貯蔵装置からオーバーフローして金庫内に収納
    された硬貨を金種別に検出するオーバーフロー硬貨検出
    手段と、 前記投入硬貨検出手段、払出し硬貨検出手段、及びオー
    バーフロー硬貨検出手段の出力に基づき前記硬貨貯蔵装
    置に対する硬貨の出入りを金種別に検出し、この金種別
    の出入り量に基づき、前記硬貨貯蔵装置における現在の
    貯蔵量と前記硬貨貯蔵装置に初期設定した初期貯蔵量と
    の差を金種別に求める演算を行なう演算手段と、 前記硬貨貯蔵装置における硬貨貯蔵量を前記初期貯蔵量
    に合致させる処理を行うべきことを指令する指令手段
    と、 前記指令手段による指令に応じて、前記演算手段で求め
    た差に基づき、前記硬貨貯蔵装置における現在の貯蔵量
    が前記初期貯蔵量よりも大ならば、該差に対応する枚数
    の硬貨を該硬貨貯蔵装置から払い出す制御を金種別に行
    なう払出し制御手段と、 前記指令手段による指令に応じて、前記演算手段で求め
    た差に基づき、前記硬貨貯蔵装置における現在の貯蔵量
    が前記初期貯蔵量よりも小ならば、貯蔵量が不足してい
    ることをその金種に対応して表示する表示制御手段とを
    具え、前記表示を参照して不足する金種の硬貨を前記硬
    貨貯蔵装置に補充することができるようにしたことを特
    徴とする硬貨貯蔵量管理装置。
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