JPH09146404A - 剥離爪、定着器、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

剥離爪、定着器、画像形成装置及び画像形成方法

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JPH09146404A
JPH09146404A JP30577395A JP30577395A JPH09146404A JP H09146404 A JPH09146404 A JP H09146404A JP 30577395 A JP30577395 A JP 30577395A JP 30577395 A JP30577395 A JP 30577395A JP H09146404 A JPH09146404 A JP H09146404A
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Kanichiro Shishikura
乾一郎 宍倉
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着器の損傷を未然に防止することのできる
剥離爪及びトナーや紙粉によって損傷することがない長
寿命な定着器を提供する。 【解決手段】 本発明の剥離爪は、被画像形成媒体に接
触しこの被画像形成媒体上に担持された現像剤像を前記
被画像形成媒体上に加熱溶融定着する定着手段に当接し
て設けられるとともに、前記定着手段の外周に沿って1
mm〜5mmの長さで前記定着手段に面接触する当接部と、
前記当接部によって、前記定着手段から前記被画像形成
媒体を剥離するよう前記当接部を保持する保持部とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等に用いられる定着器、つまり用紙上に現像剤像を加熱
溶融定着するものに関する。特に剥離爪を有した定着ロ
ーラを用いて加熱定着を行い、用紙をこの定着ローラか
ら剥離する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平5−11316号公報に見
られるように、鋭利な刃先を有する剥離爪を定着ローラ
に当接させ、定着時に定着ローラに付着した用紙を剥離
爪で剥離する技術が広く用いられている。
【0003】しかしながら従来用いられていた剥離爪
は、鋭利な刃先を有しこの刃先の先端のみが定着ローラ
に対して線接触するように設けられている。このように
従来の剥離爪は、定着ローラとの接触面積が少ないた
め、定着時に定着ローラに付着したトナーや紙粉は、剥
離爪と定着ローラとの間を通り抜けやすい。従来はこの
通り抜けたトナー及び紙粉が剥離爪の裏面に堆積し、定
着ローラ表面と接触して、定着ローラ表面を損傷すると
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、従来
は、剥離爪と定着ローラとの間を、トナーや紙粉が通過
しやすく、剥離爪上に堆積したトナー及び紙粉が定着ロ
ーラを損傷するという問題があった。本発明は上記問題
を除去し、定着器の損傷を未然に防止することのできる
剥離爪及びトナーや紙粉によって損傷することがない長
寿命な定着器を提供することを目的とする。また本発明
は長期に渡って良好な定着を行うことのできる画像形成
装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の剥離爪は、被画像形成媒体に接触しこの被
画像形成媒体上に担持された現像剤像を前記被画像形成
媒体上に加熱溶融定着する定着手段に当接して設けられ
るとともに、前記定着手段の外周に沿って1mm〜5mmの
長さで前記定着手段に面接触する当接部と、前記当接部
によって、前記定着手段から前記被画像形成媒体を剥離
するよう、前記当接部を保持する保持部とを有する。
【0006】このように構成された本発明においては、
剥離爪が定着手段の外周に沿って1mm〜5mmの長さで定
着手段に当接する。このため剥離爪の定着手段に対する
当接面積は大きくなり、剥離爪と定着手段との間をトナ
ーや紙粉が通過しにくくなる。
【0007】上記目的を達成するために、本発明の剥離
爪は、被画像形成媒体に接触しこの被画像形成媒体上に
担持された現像剤像を前記被画像形成媒体上に加熱溶融
定着する定着手段に当接して設けられるとともに、前記
定着手段と面接触するように、前記定着手段の形状にあ
わせて予め加工された形状を有する当接部と、前記当接
部によって、前記定着手段から前記被画像形成媒体を剥
離するよう、前記当接部を保持する保持部とを有する。
【0008】上記剥離爪の定着手段との当接面は、予め
定着手段の形状にあわせて削られている。このような剥
離爪を定着手段に当接させた場合、剥離爪と定着手段と
は所定の長さに渡って面接触する。従って剥離爪と定着
手段との間をトナーや紙粉が通過しにくくなる。
【0009】また本発明の剥離爪は、所定の大きさの曲
率を有するとともに、被画像形成媒体に接触しこの被画
像形成媒体上に担持された現像剤像を前記被画像形成媒
体上に加熱溶融定着する定着ローラに当接して設けられ
るとともに、前記定着ローラの回転によって前記定着ロ
ーラの曲率とほぼ等しい大きさの曲率を有するように研
磨可能な材料により構成された当接部と、前記当接部に
よって、前記定着手段から前記被画像形成媒体を剥離す
るよう、前記当接部を保持する保持部とを有する。
【0010】このように構成された剥離爪では、剥離爪
の定着ローラとの当接面は、定着ローラの回転によって
定着ローラの曲率にあわせた形状に削られる。このため
予め剥離爪を加工しておく必要がない。定着ローラの回
転によって削られた剥離爪は定着ローラに面接触し、剥
離爪と定着ローラとの間をトナーや紙粉が通過するのを
防止する。
【0011】またさらに本発明の画像形成方法は、所定
の大きさの曲率を有するとともに、被画像形成媒体に接
触しこの被画像形成媒体上に担持された現像剤像を前記
被画像形成媒体上に加熱溶融定着する定着ローラから、
前記被画像形成媒体を剥離する剥離爪を、前記定着ロー
ラの第1の部位に取り付けて前記定着ローラを回転さ
せ、前記剥離爪の刃先を前記定着ローラの曲率とほぼ等
しい曲率を有する形状に研磨する研磨工程と、前記研磨
工程によって、刃先が前記定着ローラの曲率とほぼ等し
い大きさの曲率を有した剥離爪を、前記定着ローラの第
1の部位と異なる第2の部位に取付ける取り付け工程
と、前記取付け工程によって、剥離爪を取り付けた状態
において、前記定着ローラによって前記被画像形成媒体
上に現像剤像の定着を行う定着工程とを有する。
【0012】このように構成された画像形成方法では、
定着ローラの回転によって剥離爪が定着ローラの曲率に
あわせた形状に削られる。剥離爪の形状を加工した後、
剥離爪の定着ローラへの取り付け位置は、剥離に適した
所望の位置へ変更される。このため剥離爪の加工を定着
ローラの回転によって行った場合に、加工中に生じた定
着ローラの傷などが画像に影響することはない。また所
望の位置に取付けられた剥離爪と定着ローラとは面接触
するので、剥離爪と定着ローラとの間をトナーや紙粉が
通過するのを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態で
ある画像形成装置1の断面図である。図1において、像
担持体としての感光体ドラム3は、図示矢印a方向に回
転可能に設けられている。
【0014】感光体ドラム3の周囲には回転方向に沿っ
て以下のものが配置されている。図1において、感光体
ドラム3を一様に帯電させる帯電チャージャ5が感光体
ドラム3に対向して設けられている。
【0015】感光体ドラム3上方には、原稿が載置され
る原稿台7及び帯電した感光体ドラム3に原稿画像に応
じた露光を行って静電潜像を形成する露光部9が設けら
れている。
【0016】露光部9は、光源となる露光ランプ11、
露光ランプ11から照射された光を感光体ドラム3上へ
導く反射ミラー13a,13b,13c,13d,13
e,13f、スリットガラス13g及び反射光を結像さ
せるためのレンズユニット14を有している。
【0017】露光部9の下流には、現像剤であるトナー
Tを収容し、このトナーTで露光部9により形成された
静電潜像を現像する現像器15が設けられている。現像
器15の下流には、被画像形成媒体としての用紙P上
に、現像器15により形成されたトナー像を転写する転
写チャージャ17が設けられている。
【0018】帯電チャージャ5、露光部9、現像器15
は現像剤像形成手段を構成する。転写チャージャ17に
隣接して、転写時に感光体ドラム3に静電的に付着した
用紙Pを剥離するための剥離チャージャ19が配置され
ている。剥離チャージャ19の下流には、転写後に感光
体ドラム3上残留したトナーTを除去するためのクリー
ニング装置21が設けられている。クリーニング装置2
1はクリーニングブレード23を有している。このクリ
ーニング装置21の下流には、感光体ドラム3の電荷を
除去する除電器25が設けられている。
【0019】図1中、感光体ドラム3の右側には、用紙
Pを収容する給紙カセット27が画像形成装置1本体に
取り外し可能に設けられている。また画像形成装置1本
体には、給紙カセット27中の用紙Pを取り出すピック
アップローラ29が取り付けられている。さらにピック
アップローラ29に近接して用紙Pを1枚づつ分離して
給紙する給紙ローラ対31が設けられている。
【0020】用紙Pの搬送方向に沿って転写チャージャ
17の上流には、搬送される用紙Pを所定のタイミング
で感光体ドラム3に向けて送り出すアライニングローラ
対32が設けられている。アライニングローラ対32は
用紙Pを挟持搬送して、感光体ドラム3と転写チャージ
ャ17との間に用紙Pを供給する。
【0021】用紙Pの搬送方向に沿って転写チャージャ
17の下流には、上述した剥離チャージャ19、用紙P
を担持して後述する定着器35へ搬送する搬送ベルト3
3及び用紙P上にトナー像を定着する定着手段としての
定着器35等が設けられている。
【0022】搬送ベルト33は絶縁性材料から形成され
ており、転写チャージャ17から電荷が付与されて帯電
した用紙Pを静電吸着し、後述する定着器35へ向けて
搬送する。
【0023】定着器35は加熱ローラ37及び加圧ロー
ラ39から構成される一対のローラ対を有している。加
熱ローラ37及び加圧ローラ39が図示矢印c方向及び
d方向に各々回転することにより、トナー像は用紙P上
に溶融定着される。定着器35は、加熱ローラ37に当
接し用紙Pを剥離する剥離爪41を有している。この剥
離爪41は本発明の特徴部分であるため、その周囲に設
けられた他の構成と共に、後で詳細に説明する。
【0024】用紙Pの搬送方向に沿って定着器35の下
流には、定着済用紙Pを画像形成装置1外へ排出するた
めの排紙ローラ対43及び排出された用紙Pを受け入れ
る排紙トレイ45が設けられている。
【0025】このように構成された本実施形態の画像形
成装置における画像形成プロセスについて述べる。図示
しない操作パネル等を介して画像形成開始が指示される
と、感光体ドラム3は図示矢印a方向に回転を始める。
帯電チャージャ5は、回転する感光体ドラム3の表面を
一様に約−500Vに帯電する。
【0026】露光ランプ11が原稿台7上に載置された
原稿に光を照射して移動することにより、露光部9は帯
電した感光体ドラム3上に原稿画像に応じた露光を行い
静電潜像を形成する。
【0027】現像器15はあらかじめ約−20μC/g に
帯電したトナーTを静電潜像に付着させ、トナー像を形
成する。用紙Pは給紙カセット27からピックアップロ
ーラ29及び給紙ローラ対31の回転によって1枚づつ
取り出され、アライニングローラ対32により、感光体
ドラム3と転写チャージャ17との間に供給される。
【0028】供給された用紙Pの背面に、転写チャージ
ャ17は正の電荷を与え、トナー像を用紙P上に転写す
る。剥離チャージャ19はACコロナ放電を行って、転
写時に感光体ドラム3に付着した用紙Pを感光体ドラム
3から剥離する。剥離された用紙Pを搬送ベルト33は
定着器35に向けて搬送する。
【0029】定着器35は加熱された用紙P上のトナー
像を加熱溶融して、トナー像を用紙Pに定着する。その
後用紙Pは排紙ローラ対43の回転により排紙トレイ4
5上に排出される。
【0030】一方感光体ドラム3はクリーニング装置2
1により転写後に残留したトナーTを除去された後、除
電器25により除電される。除電器25による除電によ
り感光体ドラム3は画像形成プロセスの1サイクルを完
了し、次の画像形成時に再び帯電チャージャ5により帯
電される。
【0031】続いて定着器35の構成について図2を用
いて詳細に説明する。図2は定着器35の詳細断面図で
ある。加熱ローラ37は0.5mm厚の鉄製の金属筒47
と、この金属筒47の中心部に固設されたヒータランプ
49とを有している。金属筒47の表面には約20μm
の厚さでテフロン層51がコーティングされている。加
熱ローラ37の大きさは直径約40mmである。
【0032】加圧ローラ39は金属性の円筒状筐体53
表面をシリコンゴム55で被覆したゴムローラである。
加圧ローラ39の大きさは加熱ローラ37と等しい。加
圧ローラ39は加圧機構55により加熱ローラ37に圧
接されており、加熱ローラ37との間に、所定の幅のニ
ップ部Nを形成している。
【0033】加熱ローラ37は図示しない駆動機構から
駆動力を受け図示矢印c方向に250mm/secの周速で回
転する。加圧ローラ39はニップ部Nを形成した状態で
加熱ローラ37の回転に従動して図示矢印d方向に回転
する。定着時には、ヒータランプ49が加熱ローラ37
の表面温度が約200℃になるよう発熱し、加熱ローラ
37及び加圧ローラ39が用紙Pを挟持しつつ各々の回
転方向に回転することにより用紙P上のトナー像が溶融
定着される。
【0034】加熱ローラ37の外周面には、加熱ローラ
の回転方向に沿って以下のものが固設されている。まず
図2中、加熱ローラ37の右側には加熱ローラ37の表
面温度を検出するサーミスタ59が加熱ローラ37の外
周面に対向して設けられている。サーミスタ59は、加
熱ローラ37の表面温度を検知し、フィードバック制御
することにより加熱ローラ37の表面温度を所望の温度
に保持する。
【0035】サーミスタ59の下流に、上述したニップ
部Nが形成される。ニップ部Nの下流には上述の剥離爪
41が加熱ローラ37表面に当接している。剥離爪41
は、支点61を中心として図示矢印e方向に回動可能に
画像形成装置1本体に取り付けられ、保持されている。
また剥離爪41には切り欠け部63が設けられており、
この切り欠け部にスプリング(図示せず)を通しこのス
プリングによって図示矢印f方向に付勢することによ
り、剥離爪41の先端は加熱ローラ37の表面に所定の
強度で当接する。
【0036】剥離爪41の下流には加熱ローラ37表面
に付着したトナーTや紙粉等を除去するクリーニングブ
レード65が加熱ローラ37表面に当接して設けられて
いる。クリーニングブレード65の下流には、クリーニ
ングフェルトローラ67が加熱ローラ37に当接して設
けられている。クリーニングフェルトローラ67はシリ
コンオイルを含有している。クリーニングフェルトロー
ラ67に含有されたシリコンオイルは加熱ローラ37の
熱によって加熱ローラ37表面に付着する。クリーニン
グフェルトローラ67はシリコンオイルによってトナー
Tの除去を容易にし、トナーTの回収を行う。
【0037】一方加圧ローラ39には、加圧ローラ39
表面に付着したトナーTや紙粉を除去するためクリーニ
ングフェルト68が設けられている。このように構成さ
れた加熱ローラ37及び加圧ローラ39は各々断熱部材
からなるケーシング69及びケーシング71によって囲
まれており、定着に必要な温度を確保している。
【0038】剥離爪41の形状及び材料について以下に
詳述する。剥離爪41はポリイミドで形成されている。
上述した通り、加熱ローラ37の大きさは直径40mmで
ある。剥離爪41は先端が加熱ローラ37の外周に沿っ
て約2mmの長さで加熱ローラ37に均一に面接触するよ
うに、加熱ローラ37との当接面を予め加熱ローラ37
の曲率にあわせて切削したものを使用している。
【0039】このように予め切削した剥離爪41を図3
に示すように加熱ローラ37に当接させ、画像形成を行
った。図4は画像形成時の結果を示すもので、横軸を画
像形成回数(コピー回数と称する。)をとし、縦軸を剥
離爪41の裏側に堆積したトナー及び紙粉等の量をと
し、両者の関係を表している。本実施形態の剥離爪41
を用いた場合の結果を、図4に曲線Aとして示す。また
比較として、従来品のように剥離爪41の先端を加熱ロ
ーラ37に線接触させて画像形成を行った場合の結果を
図4に曲線Bとして示す。
【0040】図4に見られるように、本実施形態の剥離
爪41は従来品に比べて剥離爪41の裏側に堆積するト
ナーや紙粉の量が少なく良好な結果が得られた。本実施
形態のように剥離爪41と加熱ローラ37とが面接触す
る場合には、トナーや紙粉が剥離爪41と加熱ローラ3
7との間を通り抜けにくい。このため剥離爪41の裏側
に堆積するトナーや紙粉の量が減少する。またトナー及
び紙粉の堆積量の減少に伴い、加熱ローラ41表面の傷
が減少し、加熱ローラ41の寿命が長くなる。
【0041】このような剥離爪41に用いられる材料と
しては、耐熱性を持つものであれば比較的自由に使用す
ることができる。なぜなら本実施形態において剥離爪4
1の先端形状を、予め加熱ローラ37の形状にあわせて
加工した。従って剥離爪41を加熱ローラ37に当接さ
せた場合に、加熱ローラ37と摺接しても剥離爪41
は、ほとんど摩耗しない。
【0042】爪の形状に影響を与える要因としては、剥
離爪41を加熱ローラ37に押し付ける圧力や加熱ロー
ラ37の周速等がある。本実施形態の剥離爪41は、こ
れらの要因によっても変形することがなく初期の先端の
形状を長期間に渡って維持することができる。
【0043】図5にポリイミドで形成した剥離爪41を
用いて画像形成を行った場合、ポリフェニレンサルファ
ィド(以下PPSと称する。)で形成した剥離爪41を
用いて画像形成を行った場合及び加熱ローラ37に対し
て面接触しない従来タイプの剥離爪をポリイミドで形成
し、この剥離爪を用いて画像形成を行った場合のそれぞ
れの場合におけるコピー回数と剥離爪41の摩耗量との
関係を示す。図5の結果から明らかなように、ポリイミ
ドは優れた耐摩耗性を有している。本実施形態において
はポリイミドを使用しているため、長期間に渡って剥離
爪41の摩耗を防止することができた。
【0044】尚本実施形態では剥離爪41と加熱ローラ
37との接触幅dは2mmとしたが加熱ローラ37の大き
さなどに応じて接触幅dを1〜5mm程度に調整するとよ
い。図6乃至図11に、定着ローラ37と剥離爪41と
の接触幅dを変化させた場合のトナーや紙粉の堆積量の
変化及び用紙剥離性の変化を示す。加熱ローラ37は直
径が30mm、40mm、50mmのものをそれぞれ用意し、
評価を行った。
【0045】図6、図8及び図10は横軸を加熱ローラ
37と剥離爪41との接触幅dとし、縦軸をコピー回数
が50万回に達するまでに剥離爪41の裏側に堆積した
トナー及び紙粉の量をとして両者の関係を表したもので
ある。図6、図8及び図10から明らかなようにどの定
着ローラ37の場合にも接触幅dが約1mmを超えると、
堆積するトナー及び紙粉の量は0.05g 以下となり、
特に接触幅dが約3mm以上ではトナー及び紙粉の量は極
めて小さくなるとともに堆積量の変化はほとんどみられ
ない。一方接触幅dが1mm未満の場合には、急激にトナ
ー及び紙粉の量が増大する。
【0046】また図7、図9及び図11は接触幅dが
0.05,1,2,3,4,5,6,7(mm)の8つの
場合について、剥離爪41の用紙剥離性の良し悪しを示
すものである。いずれの大きさの加熱ローラ37の場合
にも、接触幅dが5mmまでは用紙剥離性は良好であった
が、接触幅dが6mm、7mmの場合には紙詰まりを生じる
ことがあった。
【0047】図6乃至図11により、実用に用いる大き
さの加熱ローラ37であれば加熱ローラ37と剥離爪4
1との接触幅dを、1〜5mmとすることにより用紙剥離
性を低下させることなく、トナー及び紙粉による定着ロ
ーラ37の損傷を防止することができるといえる。
【0048】以下他の実施形態について説明する。他の
実施形態に係る画像形成装置の全体的構成は画像形成装
置1とほぼ同様であり、異なるのは主に剥離爪41周辺
の構成である。このため上述した内容と同一の部分につ
いては同一の参照符号を用いて説明を省略する。
【0049】第2の実施形態に係る剥離爪73は、図1
2に示すようにポリイミドにより形成された刃先75と
PPSにより形成され刃先75を支持する支持部77と
を一体成形して構成されている。即ち本実施形態の剥離
爪73は、耐熱性、耐摩耗性の異なる2種類の材料によ
り構成されている。ポリイミドの耐熱温度は300℃、
PPSの耐熱温度は260℃である。本実施形態の剥離
爪73は、第1の実施形態のように加熱ローラ37に当
接する前に加熱ローラ37との当接部を加熱ローラ37
の曲率にあわせて予め削っておく必要はない。つまり図
12に示すように加熱ローラ37に当接させる前の状態
では、加熱ローラ37との当接部がPPSとなるよう
に、PPSを適当な厚みでポリイミド上に塗付しておけ
ばよく、剥離爪73は先端が鋭利な刃先75を有してい
る。ただし、先端形状は適度に鋭利な形状になっていれ
ばよく、厳密に刃先を加工する必要はない。
【0050】この刃先75を有した剥離爪73を加熱ロ
ーラ37表面に当接させて固定し、この状態で画像形成
を開始する。PPSで形成された鋭利な刃先75は、画
像形成が開始されると、図13に示すように加熱ローラ
37の摺接回転によって加熱ローラ37の曲率にあわせ
て徐々に削られていく。画像形成回数が約1万回に達す
るとPPSは削られてほとんどなくなる。そして主にポ
リイミドが表面に露出して加熱ローラ37と面接触す
る。部分的にPPSが加熱ローラ37と接触していて
も、画像形成回数が1万回に達する頃には、剥離爪41
は既に加熱ローラ37の形状に合わせて削られ、これ以
上PPSがほとんど削られることはないので問題になら
ない。
【0051】図5に示す結果から明らかなように、耐摩
耗性の点においてポリイミドはPPSよりも優れてい
る。刃先75にのみPPSを使用することにより刃先7
5を加熱ローラ37の回転によって加熱ローラ37の曲
率にあわせて加工することが容易になる。PPSが加熱
ローラ37の回転によって削られた後は、主にポリイミ
ドが加熱ローラ37と当接するので、剥離爪73は加熱
ローラ37の回転によって削られにくくなり、加熱ロー
ラ37の曲率に合わせた形状を長期に渡って維持するこ
とができる。
【0052】刃先75が削られた剥離爪73と加熱ロー
ラ37との接触幅dは剥離爪73の加熱ローラ37への
当接圧力等によって調整できる。本実施形態では当接距
離が2mmとなるように調整を行った。
【0053】図14に本実施形態の剥離爪73を用いて
画像形成を行った場合のコピー回数と剥離爪73の摩耗
量との関係を示す。コピー回数が約1万回に達するまで
は剥離爪73の形状は加熱ローラ37の曲率にあってい
ないので、剥離爪73の摩耗量は増大している。しかし
剥離爪73の形状が加熱ローラ37の曲率にあっていな
くても、コピー回数が1万回程度では剥離爪73の裏側
に堆積するトナーや紙粉の量もごくわずかであるので、
加熱ローラ37の影響はほとんどない。
【0054】このように本実施形態によれば、剥離爪7
3の加熱ローラ37との当接部を画像形成中に加工する
ので、剥離爪73を取りつける前に予め削っておく必要
はない。また剥離爪73は加熱ローラ37に面接触する
ので、加熱ローラ37を損傷することがなく長期に渡っ
て良好な画像を形成することができる。
【0055】本実施形態においては、剥離爪73の材料
としてポリイミドとPPSを選択したが、これに限られ
ることなく摩耗性の異なる2種類の材料を任意に選択で
きる。耐熱性に関していえば、支持部77側には耐熱温
度が280℃〜300℃の材料を用い、刃先75には耐
熱温度が260〜280℃程度の材料を用いると良い。
また剥離爪73の刃先75に用いる材料は、画像形成中
にほとんどなくなることが望ましいため、剥離爪73の
大きさにもよるが2mm程度の厚みで支持部77上に塗付
すれば充分である。
【0056】第3の実施形態に係る剥離爪79は、第2
の実施形態で用いたものと同様であるが本実施形態では
剥離爪79の取り付け位置に特徴を有している。図15
に加熱ローラ37を示す。加熱ローラ37の長手方向
(用紙Pの搬送方向と直交する方向)両端部には、回転
軸81a及び回転軸81bが設けられている。剥離爪7
9として図12に示すものと同じものを複数用意し、こ
の剥離爪79を図15に示すように加熱ローラ37の加
熱領域両端の用紙Pと接触しない部分に取り付ける。こ
の状態で加熱ローラ37の回転を開始させる。
【0057】第2の実施形態に係る剥離爪73と同様、
加熱ローラ37の回転によってPPSで形成した刃先は
削られ、剥離爪79は加熱ローラと面接触する。コピー
回数が約1万回になると剥離爪79の形状は加熱ローラ
37の曲率にあったものとなり剥離爪79はほとんど削
られなくなる。
【0058】剥離爪79がほとんど削られなくなった時
点で、図16に示すように、加熱ローラ37の中央領域
付近の用紙Pを剥離するのに最も適した位置に剥離爪7
9を取りつける。
【0059】本実施形態のように構成すれば、剥離爪7
9の刃先を加熱ローラ37の回転により加工する場合
に、加工中に加熱ローラ37に傷が生じてもこの傷が定
着画像に影響を及ぼすことはない。このため画質が低下
することがない。
【0060】剥離爪79の取りつけ位置を変えるタイミ
ングは、剥離爪79が加熱ローラ37の回転によってこ
れ以上ほとんど削られない状態になった時であり、コピ
ー回数などによって適切な時を決定すればよい。剥離爪
79の取り付け位置を変更する作業は、画像形成装置製
造業者が装置を販売する前に行っておいてもよいし、実
際にユーザーが画像形成を開始してから適当なコピー枚
数に達した時点で行ってもよい。
【0061】また剥離爪79の加工を行うために剥離爪
79を取り付ける位置は、定着画像に影響を及ぼさない
位置であれば任意の場所を選択いることができる。以上
本発明のいくつかの実施形態について説明したが本発明
は上記実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を
超えない範囲で任意に変更できる。例えば定着器は加熱
ローラを有するものでなくベルト型の定着器でもよい。
また加圧ローラに剥離爪を取り付ける場合にも、本発明
を適用できる。
【0062】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によればトナ
ーや紙粉により定着器が損傷することがなく定着器の寿
命を長くすることができるとともに、長期に渡って良好
な画像を形成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の
断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る定着器の断面図
である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る剥離爪の加熱ロ
ーラへの当接状態を表す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置で
コピーを行った場合のコピー回数とトナー及び紙粉の堆
積量との関係を表す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置で
コピーを行った場合のコピー回数と剥離爪の摩耗量との
関係を表す図である。
【図6】加熱ローラの大きさが30φの場合の、加熱ロ
ーラと剥離爪との接触幅と、トナー及び紙粉の堆積量と
の関係を表す図である。
【図7】加熱ローラの大きさが30φの場合の、加熱ロ
ーラと剥離爪との接触幅と用紙剥離性との関係を表す図
である。
【図8】加熱ローラの大きさが40φの場合の、加熱ロ
ーラと剥離爪との接触幅と、トナー及び紙粉の堆積量と
の関係を表す図である。
【図9】加熱ローラの大きさが40φの場合の、加熱ロ
ーラと剥離爪との接触幅と用紙剥離性との関係を表す図
である。
【図10】加熱ローラの大きさが50φの場合の、加熱
ローラと剥離爪との接触幅と、トナー及び紙粉の堆積量
との関係を表す図である。
【図11】加熱ローラの大きさが50φの場合の、加熱
ローラと剥離爪との接触幅と用紙剥離性との関係を表す
図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る剥離爪の断面
図である。
【図13】本発明の第2の実施形態に係る剥離爪の加熱
ローラへの当接状態を表す図である。
【図14】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置
でコピーを行った場合のコピー回数と剥離爪の摩耗量と
の関係を表す図である。
【図15】本発明の第3の実施形態に係る剥離爪の加熱
ローラへの初期の当接状態を表す図である。
【図16】本発明の第3の実施形態に係る剥離爪の加熱
ローラへの当接状態を表す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 35 定着器 37 加熱ローラ 41,73,79 剥離爪 75 刃先 77 支持部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被画像形成媒体に接触しこの被画像形成
    媒体上に担持された現像剤像を前記被画像形成媒体上に
    加熱溶融定着する定着手段に当接して設けられるととも
    に、前記定着手段の外周に沿って1mm〜5mmの長さで前
    記定着手段に面接触する当接部と、 前記当接部によって、前記定着手段から前記被画像形成
    媒体を剥離するよう、前記当接部を保持する保持部とを
    有することを特徴とする剥離爪。
  2. 【請求項2】 被画像形成媒体に接触しこの被画像形成
    媒体上に担持された現像剤像を前記被画像形成媒体上に
    加熱溶融定着する定着手段に当接して設けられるととも
    に、前記定着手段と面接触するように、前記定着手段の
    形状にあわせて予め加工された形状を有する当接部と、 前記当接部によって、前記定着手段から前記被画像形成
    媒体を剥離するよう、前記当接部を保持する保持部とを
    有することを特徴とする剥離爪。
  3. 【請求項3】 所定の大きさの曲率を有するとともに、
    被画像形成媒体に接触しこの被画像形成媒体上に担持さ
    れた現像剤像を前記被画像形成媒体上に加熱溶融定着す
    る定着ローラに当接して設けられるとともに、前記定着
    ローラの回転によって前記定着ローラの曲率とほぼ等し
    い大きさの曲率を有するように研磨可能な材料により構
    成された当接部と、 前記当接部によって、前記定着手段から前記被画像形成
    媒体を剥離するよう、前記当接部を保持する保持部とを
    有することを特徴とする剥離爪。
  4. 【請求項4】 被画像形成媒体に接触しこの被画像形成
    媒体上に担持された現像剤像を前記被画像形成媒体上に
    加熱溶融定着する定着手段と、 前記定着手段に当接して設けられるとともに、前記定着
    手段の外周に沿って1mm〜5mmの長さで前記定着手段に
    面接触し、前記定着手段から前記被画像形成媒体を剥離
    する剥離爪とを有することを特徴とする定着器。
  5. 【請求項5】 被画像形成媒体に接触しこの被画像形成
    媒体上に担持された現像剤像を前記被画像形成媒体上に
    加熱溶融定着する定着手段と、 前記定着手段に当接して設けられるとともに、前記定着
    手段との当接部において前記定着手段と面接触するよう
    に、前記定着手段の形状にあわせて予め加工された形状
    を有し、前記定着手段から前記被画像形成媒体を剥離す
    る剥離爪とを有することを特徴とする定着器。
  6. 【請求項6】 所定の大きさの曲率を有するとともに、
    被画像形成媒体に接触しこの被画像形成媒体上に担持さ
    れた現像剤像を前記被画像形成媒体上に加熱溶融定着す
    る定着ローラと、 前記定着ローラに当接して設けられるとともに、前記定
    着ローラと面接触するように、前記定着ローラとの当接
    面が前記定着ローラの曲率に沿った形状に予め加工さ
    れ、前記定着ローラから前記被画像形成媒体を剥離する
    剥離爪とを有することを特徴とする定着器。
  7. 【請求項7】 所定の大きさの曲率を有するとともに、
    被画像形成媒体に接触しこの被画像形成媒体上に担持さ
    れた現像剤像を前記被画像形成媒体上に加熱溶融定着す
    る定着ローラと、 前記定着ローラに当接して設けられるとともに、前記定
    着ローラとの当接面が、前記定着ローラの回転によって
    前記定着ローラの曲率とほぼ等しい大きさの曲率を有す
    るように研磨可能な材料により構成され、前記定着ロー
    ラから前記被画像形成媒体を剥離する剥離爪とを有する
    ことを特徴とする定着器。
  8. 【請求項8】 所定の大きさの曲率を有するとともに、
    被画像形成媒体に接触しこの被画像形成媒体上に担持さ
    れた現像剤像を前記被画像形成媒体上に加熱溶融定着す
    る定着ローラと、 前記定着ローラに当接して設けられるとともに、前記定
    着ローラとの当接面が、前記定着ローラの回転によって
    前記定着ローラの曲率とほぼ等しい大きさの曲率を有す
    るように研磨可能な材料により構成された刃先と、前記
    刃先を支持し前記刃先の研磨状態に応じて前記定着ロー
    ラと接触する支持部とからなり、前記定着ローラから前
    記被画像形成媒体を剥離する剥離爪とを有することを特
    徴とする定着器。
  9. 【請求項9】 所定の大きさの曲率を有するとともに、
    被画像形成媒体に接触しこの被画像形成媒体上に担持さ
    れた現像剤像を前記被画像形成媒体上に加熱溶融定着す
    る定着ローラと、 前記定着ローラに当接して設けられるとともに、前記定
    着ローラとの当接面が、前記定着ローラの回転によって
    前記定着ローラの曲率とほぼ等しい大きさの曲率を有す
    るように研磨可能な、耐熱温度が260℃〜280℃の
    材料で構成された刃先と、前記刃先を支持し前記刃先の
    研磨状態に応じて前記定着ローラと接触する耐熱温度が
    280℃〜300℃の材料で構成され支持部とからな
    り、前記定着ローラから前記被画像形成媒体を剥離する
    剥離爪とを有することを特徴とする定着器。
  10. 【請求項10】 像担持体上に現像剤像を形成する現像
    剤像形成手段と、 前記像担持体上に形成された現像剤像を被画像形成媒体
    上に転写する転写手段と、 前記被画像形成媒体に接触し前記被画像形成媒体上に転
    写された現像剤像を前記被画像形成媒体上に加熱溶融定
    着する定着手段と、 前記定着手段に当接して設けられるとともに、前記定着
    手段の外周に沿って1mm〜5mmの長さで前記定着手段に
    面接触し、前記定着手段から前記被画像形成媒体を剥離
    する剥離爪とを有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 所定の大きさの曲率を有するととも
    に、被画像形成媒体に接触しこの被画像形成媒体上に担
    持された現像剤像を前記被画像形成媒体上に加熱溶融定
    着する定着ローラから、前記被画像形成媒体を剥離する
    剥離爪を、前記定着ローラの第1の部位に取り付けて前
    記定着ローラを回転させ、前記剥離爪の刃先を前記定着
    ローラの曲率とほぼ等しい曲率を有する形状に研磨する
    研磨工程と、 前記研磨工程によって、刃先が前記定着
    ローラの曲率とほぼ等しい大きさの曲率を有した剥離爪
    を、前記定着ローラの第1の部位と異なる第2の部位に
    取付ける取り付け工程と、 前記取付け工程によって、剥離爪を取り付けた状態にお
    いて、前記定着ローラによって前記被画像形成媒体上に
    現像剤像の定着を行う定着工程とを有する画像形成方
    法。
  12. 【請求項12】 所定の大きさの曲率を有するととも
    に、被画像形成媒体に接触し、この被画像形成媒体上に
    担持された現像剤像を前記被画像形成媒体上に加熱溶融
    定着する定着ローラから、前記被画像形成媒体を剥離す
    る剥離爪を、前記定着ローラの端部に取り付けて前記定
    着ローラを回転させ、前記剥離爪の刃先を前記定着ロー
    ラの曲率とほぼ等しい曲率を有する形状に研磨する研磨
    工程と、 前記研磨工程によって、前記剥離爪の刃先が前記定着ロ
    ーラの曲率とほぼ等しい大きさの曲率を有した剥離爪
    を、前記定着ローラの中央部に取付ける取り付け工程
    と、 前記取付け工程によって、剥離爪を取り付けた状態にお
    いて、前記被画像形成媒体上に前記定着ローラによって
    現像剤像の定着を行う定着工程とを有する画像形成方
    法。
JP30577395A 1995-11-24 1995-11-24 剥離爪、定着器、画像形成装置及び画像形成方法 Pending JPH09146404A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7003252B2 (en) 2003-02-10 2006-02-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Thermal fixing device and image forming apparatus
CN101846946A (zh) * 2009-03-26 2010-09-29 富士施乐株式会社 定影装置以及包括该定影装置的图像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101846946A (zh) * 2009-03-26 2010-09-29 富士施乐株式会社 定影装置以及包括该定影装置的图像形成装置
JP2010230928A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
US8185029B2 (en) 2009-03-26 2012-05-22 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing device including deformable peeling member and image forming apparatus including the same

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