JPH09145574A - 耐圧試験の自動測定装置 - Google Patents

耐圧試験の自動測定装置

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JPH09145574A
JPH09145574A JP30613295A JP30613295A JPH09145574A JP H09145574 A JPH09145574 A JP H09145574A JP 30613295 A JP30613295 A JP 30613295A JP 30613295 A JP30613295 A JP 30613295A JP H09145574 A JPH09145574 A JP H09145574A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全自動にて耐圧試験作業を行うことができ、か
つ試験圧力値の測定を可能とする。 【解決手段】熱交換器の一次側1および二次側3の圧力
を検知する圧力センサー23と、一次側1および二次側
3の少なくとも一方を昇圧する昇圧ポンプ9と、一次側
1および二次側3を昇圧する昇圧調整弁16,18と、
一次側1および二次側3を降圧する降圧調整弁17,1
9と、上記熱交換器の耐圧試験作業手順および運転操作
内容をプログラミングするCPU21とを備え、このC
PU21は、圧力センサー23による測定値に基づいて
昇圧ポンプ9のオン,オフ制御、昇圧調整弁16,18
および降圧調整弁17,19の自動開閉を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水加熱器などの
熱交換器の製造時における最終組立工程に実施する水に
よる耐圧試験作業に用いる耐圧試験の自動測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱交換器としての給水加熱器
は、図4に示すように、本体胴1に蒸気が流入する蒸気
入口座1aおよび蒸気を排出する蒸気出口座1bを有す
るとともに、本体胴1の開口部が管板2により閉塞され
ている。この管板2には、給水入口座3a,給水出口座
3bおよびマンホール座3cを備えた水室鏡板3が溶接
により取り付けられている。そして、本体胴1内にはU
字状の加熱管4が配設され、この加熱管4は管板2と固
定される管端部が拡管に形成されるとともに、この管端
部が管板2とシール溶接により固定されている。
【0003】このように構成された給水加熱器は、給水
入口座3aから水室鏡板3に流入した給水が本体胴1の
加熱管4を流れ、この加熱管4で本体胴1の蒸気入口座
1aから流入した蒸気と熱交換された後、再び水室鏡板
3に戻って給水出口座3bから流出するようになってい
る。また、蒸気入口座1aから流入した蒸気は蒸気出口
座1bから排出される。
【0004】上記給水加熱器の一連の組立作業完了後
は、熱交換器の最終品質確認として水による耐圧試験が
行われる。この耐圧試験は、図5に示すように本体胴1
側(一次側)とU字状の加熱管4が設けられた水室側
(二次側)の2系統で実施される。
【0005】すなわち、図5は従来の耐圧試験を施行す
るための構成を示す系統図である。図4に示すように、
本体胴1の蒸気入口座1a,蒸気出口座1b、水室鏡板
3の給水入口座3a,給水出口座3bおよびマンホール
座3cは、それぞれ閉止板5により閉塞され、蒸気入口
座1aの閉止板5には耐圧ホース8aを介して本体側圧
力計6が、給水出口座3bの閉止板5には耐圧ホース8
bを介して水室側圧力計7がそれぞれ取り付けられる。
【0006】また、蒸気出口座1bおよび給水入口座3
aの閉止板5には、それぞれ耐圧ホース8c,8dが接
続され、これらの耐圧ホース8c,8dは耐圧水とする
昇圧ポンプ9と接続されている。
【0007】昇圧ポンプ9から蒸気出口座1bまでの耐
圧ホース8cには、本体側切換弁10,逆止弁11が介
装されるとともに、この逆止弁11から蒸気出口座1b
までの耐圧ホース8cが分岐され、この分岐した耐圧ホ
ースに本体側排水弁12が配設されている。
【0008】他方、昇圧ポンプ9から給水入口座3aま
での耐圧ホース8dには、水室側切換弁13,逆止弁1
4が介装されるとともに、この逆止弁14から給水入口
座3aまでの耐圧ホース8dが分岐され、この分岐した
耐圧ホースに水室側排水弁15が配設されている。
【0009】ところで、水による耐圧試験は、被耐圧試
験機器の最高使用圧力の1.5倍で行うことが法規(電
気工作物の溶接の技術基準)で規定されている。この耐
圧試験は、通商産業省の指定検査機関である発電設備技
術検査協会の立会い検査が義務づけられている。また、
被耐圧試験機器の発注者である顧客の立会い検査も同時
期に実施されるため、機器によっては同じ耐圧試験を2
回繰り返して行うことも度々ある。この耐圧試験作業は
全て作業者によって毎回行われている。
【0010】一次側である本体胴1側の試験圧力は、プ
ラントの相違や出力の相違で異なるものの、概ね1 kg/
cm2 g〜100 kg/cm2 gの範囲である。他方、二次側
である水室側の試験圧力は、本体胴側と同様にプラント
の相違や出力の相違で異なるが、本体胴1側より高圧と
なり300 kg/cm2 g〜550 kg/cm2 gの範囲で耐圧
試験が実施される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した耐
圧試験の昇圧作業は、昇圧ポンプ9で昇圧した耐圧水を
耐圧ホース8cから本体側切換弁10,逆止弁11を経
て蒸気出口座1bに供給するか、耐圧ホース8dから水
室側切換弁13,逆止弁14を経て給水入口座3aに供
給して行う。また、降圧作業は、本体側排水弁12また
は水室側排水弁15を開にして耐圧水をブローさせる。
これらの各作業は、昇圧ポンプ操作者1人、切換弁・排
水弁操作者1人、圧力計監視者1人の合計3人が必要と
なっているのが現状である。
【0012】耐圧試験作業は、昇圧ポンプ9から本体側
切換弁10,逆止弁11および本体側排水弁12を耐圧
ホース8cを介して蒸気出口座1bまで接続するととも
に、昇圧ポンプ9から水室側切換弁13,逆止弁14お
よび水室側排水弁15を耐圧ホース8dを介して給水入
口座3aまで接続する作業が完了した段階でスタートさ
せる。
【0013】そして、昇圧ポンプ操作者が昇圧ポンプ9
のスタート釦を押して昇圧を開始させる。次いで、切換
弁・排水弁操作者1人が本体側切換弁10または水室側
切換弁13のハンドルを回転させて開にする。この作業
により被耐圧試験機器の内部は規定の圧力まで昇圧して
いく。
【0014】ここで、昇圧時間,圧力保持時間および降
圧時間は経験上に基づいて規定されており、その一例を
以下に説明する。すなわち、 (1)昇圧時間は、最高使用圧力の1/2P(圧力)ま
で5分以上とし、その圧力で3分以上保持する。
【0015】(2)その後、最高使用圧力まで5分以上
で昇圧し、その圧力で3分以上保持する。
【0016】(3)また、その後、試験圧力(最高使用
圧力の1.5倍)まで5分以上で昇圧し、その圧力で3
0分以上保持し、漏洩確認を行う。
【0017】(4)その後、漏洩がないことを確認した
後、10分以上かけて降圧作業を行う。
【0018】このような耐圧時の試験手順(1)〜
(4)は図6に示す一次側,二次側の本試験(通商産業
省の指定検査機関の立会い検査および顧客の立会い検
査)を示したものである。
【0019】図7は経験上に基づいた二次側(水室側)
の試験(社内試験)であり、上記試験手順(1),
(2)を3回繰り返した後、上記試験手順(3),
(4)の手順を行うことになっている。このような作業
手順を各作業者が昇圧ポンプ9の電源オン,オフ操作、
切換弁・排水弁のハンドル操作を繰り返し行っている。
【0020】また、被耐圧試験機器の破損防止や品質確
保を目的として本体側圧力計6および水室側圧力計7の
圧力値の監視を専任で試験中継続して行っている。上記
試験手順にも示すように、昇圧時間および降圧時間はタ
イマーなどの管理ではなく、作業者が腕時計を見ながら
時間調整して切換弁・排水弁のハンドル操作(バルブの
開度調整)を行っているのが現状である。
【0021】なお、耐圧試験は上述したように非常に高
い圧力で試験を行うため、確実な作業段取りと、作業者
の綿密な打ち合わせ・合図の下で実施しなければならな
い。当然のことながら、非常に危険な作業であることか
ら、作業者の安全確保は勿論のこと、被耐圧試験機器の
破損防止や品質確保も重要なことである。
【0022】このように従来の耐圧試験では、少なくと
も3人以上の作業者を必要とし、かつ昇圧ポンプ9の操
作、切換弁・排水弁のハンドル操作を完全なマニュアル
操作で行っているとともに、本体側圧力計6および水室
側圧力計7の圧力値の監視も作業者による目視により行
っていたので、作業効率が低いという問題がある。
【0023】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、全自動にて耐圧試験作業を行うことができ、か
つ試験圧力値の測定が可能な耐圧試験の自動測定装置を
提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、耐圧試験を行う熱交換器
の一次側および二次側の圧力を検知する圧力センサー
と、上記一次側および二次側の少なくとも一方を昇圧す
る昇圧ポンプと、上記一次側および二次側にそれぞれ配
設されこれらを昇圧する昇圧調整弁と、上記一次側およ
び二次側にそれぞれ配設されこれらを降圧する降圧調整
弁と、上記熱交換器の耐圧試験作業手順および運転操作
内容をプログラミングするCPUとを備え、このCPU
は、上記圧力センサーによる測定値に基づいて上記昇圧
ポンプのオン,オフ制御、上記昇圧調整弁および降圧調
整弁の自動開閉を制御することを特徴とする。
【0025】請求項2は、請求項1記載のCPUがパー
ソナル・コンピュータであることを特徴とする。
【0026】請求項3は、請求項2記載のパーソナル・
コンピュータで実行した耐圧試験の結果がプリンターに
て出力可能であることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0028】図1は本発明に係る耐圧試験の自動測定装
置の一実施形態を示す系統図である。なお、従来の構成
と同一または対応する部分には図5と同一の符号を用い
て説明する。図1に示すように、本体胴1に蒸気が流入
する蒸気入口座1aおよび蒸気を排出する蒸気出口座1
bを有するとともに、本体胴1の開口部が管板2により
閉塞されている。この管板2には、給水入口座3a,給
水出口座3bおよびマンホール座3cを備えた水室鏡板
3が溶接により取り付けられている。そして、本体胴1
内にはU字状の加熱管4が配設され、この加熱管4は管
板2と固定される管端部が拡管に形成されるとともに、
この管端部が管板2とシール溶接により固定されてい
る。
【0029】本体胴1の蒸気入口座1a,蒸気出口座1
b、水室鏡板3の給水入口座3a,給水出口座3bおよ
びマンホール座3cは、それぞれ閉止板5により閉塞さ
れ、蒸気入口座1aの閉止板5には耐圧ホース8aを介
して本体側圧力計6が、給水出口座3bの閉止板5には
耐圧ホース8bを介して水室側圧力計7がそれぞれ取り
付けられる。
【0030】また、蒸気出口座1bおよび給水入口座3
aの閉止板5には、それぞれ耐圧ホース8c,8dが接
続され、これらの耐圧ホース8c,8dは耐圧水とする
昇圧ポンプ9と接続されている。
【0031】昇圧ポンプ9から蒸気出口座1bまでの耐
圧ホース8cには、一次側を昇圧するための本体側昇圧
調整弁16,逆止弁11が介装されるとともに、この逆
止弁11から蒸気出口座1bまでの耐圧ホース8cが分
岐され、この分岐した耐圧ホースに一次側を降圧させる
ための本体側降圧調整弁17が配設されている。
【0032】他方、昇圧ポンプ9から給水入口座3aま
での耐圧ホース8dには、二次側を昇圧させるための水
室側昇圧調整弁18,逆止弁14が介装されるととも
に、この逆止弁14から給水入口座3aまでの耐圧ホー
ス8dが分岐され、この分岐した耐圧ホースに二次側を
降圧させるための水室側降圧調整弁19が配設されてい
る。
【0033】上記本体側昇圧調整弁16,本体側降圧調
整弁17,水室側昇圧調整弁18および水室側降圧調整
弁19は電磁弁であり、電気信号の授受により作動し、
自動的に開閉され、これらの調整弁16,17,18,
19および昇圧ポンプ9は入出力ボード20と接続さ
れ、この入出力ボード20がCPUとしてのパーソナル
・コンピュータ(以下、パソコンと略称する。)21と
接続されている。そして、このパソコン21には、耐圧
試験の記録を行うプリンター22が接続され、その記録
内容を適宜出力可能にしている。
【0034】また、本体側圧力計6と接続された耐圧ホ
ース8aと、水室側圧力計7と接続された耐圧ホース8
bには、圧力センサー23が取り付けられ、この圧力セ
ンサー23の出力電圧値をA/D変換器24によりアナ
ログ信号からデジタル信号に変換してパソコン21に出
力するようにしている。
【0035】次に、上記実施形態の作用を説明する。
【0036】被耐圧試験機器である給水加熱器を所定の
場所に設置し、一次側,二次側のそれぞれに耐圧水を供
給して満水状態にする。そして、空気抜きを必ず行う。
次いで、昇圧ポンプ9,本体側昇圧調整弁16,本体側
降圧調整弁17,水室側昇圧調整弁18,水室側降圧調
整弁19および耐圧ホース8a,8b,8c,8dなど
を図1に示すように接続する。
【0037】そして、図2および図3に示すフローチャ
ートに基づいて被耐圧試験機器の耐圧試験をパソコン2
1により実行する。すなわち、図2に示すように、ま
ず、ステップS1でプラント名を表示するとともに、開
始画面を表示し、ステップS2で時間を表示する。次い
で、ステップS3で調整弁16,17,18,19の開
閉状態および昇圧ポンプ9のオン,オフ状態を入出力ボ
ード20により読み込む。
【0038】さらに、ステップS4において、圧力セン
サー23の出力電圧値をA/D変換器24によりアナロ
グ信号からデジタル信号に変換し、圧力センサー23の
圧力値が規定圧力値を超えているか否かを判断する(ス
テップS5)。ステップS5で圧力センサー23の圧力
値が規定圧力値を超えている場合には、ステップS6に
進み、エラー表示を行い、そしてステップS7で全機器
を非常停止する。
【0039】一方、ステップS5で圧力センサー23の
圧力値が規定圧力値を超えていない場合には、ステップ
S8で耐圧試験の開始から終了までの累積時間をカウン
トし、その開始から終了までのデータをプロットした
後、そのデータを保存する(ステップS9〜S10)。
【0040】また、ステップS11において終了か否か
を判断し、終了でない場合にはステップS12で試験メ
ニューを実行するか否かを判断する。この試験メニュー
を実行する場合は、ステップS13に進む。
【0041】このステップS13では、ステップS13
aの全機器の非常停止,ステップS13bの本体側メニ
ュー,ステップS13cの水室側メニュー,ステップS
13dのデータ表示,ステップS13eのプリンター出
力,ステップS13fの画面コピー,ステップS13g
の本体側非常停止,ステップS13hの水室側非常停
止,ステップS13iのブザー停止,およびステップS
13jの圧力保持解除のうち少なくとも1つを選択して
実行する。
【0042】次いで、ステップS14において、自動圧
力制御(本体側・水室側)を行った後、ステップS15
でプリンター22で出力する。そして、ステップS2に
戻り、耐圧試験の開始から終了までのデータが保存され
るまで上記のステップを繰り返す。
【0043】このように耐圧試験の圧力設定値をパソコ
ン21にインプットし、圧力センサー23の出力信号を
フィードバックさせながら、本体側昇圧調整弁16,本
体側降圧調整弁17,水室側昇圧調整弁18および水室
側降圧調整弁19を自動開閉させ、圧力値や昇圧・降圧
時間を制御するようにしている。
【0044】上述の耐圧試験の自動測定装置による運転
手順や操作方法、測定方法をさらに詳細に説明する。
【0045】(1)まず、昇圧ポンプ9や昇圧・降圧を
行うための本体側昇圧調整弁16,本体側降圧調整弁1
7,水室側昇圧調整弁18および水室側降圧調整弁19
の制御電源、パソコン21およびプリンター22などの
電源をオンにする。
【0046】(2)耐圧試験を行うプラント名,機器名
称,試験日時,耐圧試験圧力(本体胴側と水室側),圧
力曲線(測定)パターンおよび圧力センサー23の番号
などを入力する。
【0047】(3)本体胴側か水室側かの運転パターン
を選定する。ここで、本体胴側と水室側の圧力レンジが
著しく異なるため、安全面および機器破損防止を考慮
し、本体胴側と水室側の同時耐圧は施行できないシステ
ムとしている。
【0048】(4)自動運転を選択し、スタートキーを
操作すると、自動的に昇圧ポンプ9が作動し始め、圧力
曲線(測定)パターンで指示したそれぞれの圧力値で停
止する。自動停止後、次の段階へ昇圧するには、安全チ
ェックが可能な機能を持たせた他、再度スタートキーの
操作を行うようにプログラム化している。この場合、規
定で定めた3分以上経過後でなければ作動しないように
なっている。
【0049】(5)被耐圧試験機器の最高使用圧力およ
び試験圧力に達した場合、ブザーにて到達したことを知
らせる。このブザーは確認後、手動により停止させる。
そして、圧力保持に移行する場合の圧力の設定値は、+
3%,−0%の範囲になるようにソフトウェア内で設定
されている。
【0050】(6)耐圧試験の昇圧・降圧および圧力保
持中は、1分毎に圧力値を計測し、パソコン21の画面
にデータ表示するようにしてある。
【0051】(7)耐圧試験完了後、試験終了のキー操
作を行うことにより、本体側降圧調整弁17または水室
側降圧調整弁19が開き、降圧を開始する。この場合、
降圧時間は10分かけて大気圧まで低下するようにプロ
グラムされている。
【0052】(8)耐圧試験の記録は、プリンター22
により記録され、その記録内容を出力することができ
る。本体胴側と水室側は、同時耐圧は施行できないもの
の、記録そのものは、本体胴側と水室側のデータを同時
に収集することができるようにしてある。
【0053】(9)耐圧試験を行った後、初期メニュー
でパターン登録を選択すると同じ条件の場合、次からパ
ターン番号を入力するだけで済むような機能を有してい
る。
【0054】このように上記実施形態によれば、以上説
明した内容の手順により耐圧試験作業が自動運転され、
測定作業も自動化され、従来3人の作業者で行っていた
耐圧試験作業が1人で行え、省力化される。また、従来
では給水加熱器1台当たり、72時間要していた作業が
1/3の24時間で行え、作業時間を大幅に短縮するこ
とができる。
【0055】なお、本発明では上記実施形態に限らず種
々の変更が可能である。例えば、上記実施形態ではパソ
コン21を使用したが、これに限らずその他のCPUを
使用してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、耐圧試験を行う熱交換器の一次側および二次
側の圧力を検知する圧力センサーと、上記一次側および
二次側の少なくとも一方を昇圧する昇圧ポンプと、上記
一次側および二次側にそれぞれ配設されこれらを昇圧す
る昇圧調整弁と、上記一次側および二次側にそれぞれ配
設されこれらを降圧する降圧調整弁と、上記熱交換器の
耐圧試験作業手順および運転操作内容をプログラミング
するCPUとを備え、このCPUは、上記圧力センサー
による測定値に基づいて上記昇圧ポンプのオン,オフ制
御、上記昇圧調整弁および降圧調整弁の自動開閉を制御
することにより、耐圧試験作業が自動運転され、測定作
業も自動化されるため、耐圧試験作業が省力化されると
ともに、作業時間を大幅に短縮することができる。
【0057】また、耐圧試験の圧力監視が自動化された
ことにより、高精度の測定が可能となるとともに、耐圧
機器の製品の維持・向上が図れる。
【0058】請求項2によれば、請求項1記載のCPU
がパーソナル・コンピュータであることにより、使い勝
手を高めることができる。
【0059】請求項3によれば、請求項2記載のパーソ
ナル・コンピュータで実行した耐圧試験の結果がプリン
ターにて出力可能であることにより、従来、作業者によ
って記録していた耐圧試験の結果をプリンターにて出力
することで、作業効率を一段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耐圧試験の自動測定装置の一実施
形態を示す系統図。
【図2】図1の実施形態の耐圧試験の操作手順を示すフ
ローチャート。
【図3】図1の実施形態の耐圧試験の操作手順を示すフ
ローチャート。
【図4】一般の給水加熱器の構造を示す縦断面図。
【図5】図4の給水加熱器で従来の耐圧試験を施行する
ための構成を示す系統図。
【図6】本体胴側および水室側系統の本試験の昇降圧状
態を示す図。
【図7】経験上に基づいた水室側系統の耐圧試験の昇降
圧状態を示す図。
【符号の説明】
1 本体胴(一次側) 1a 蒸気入口座 1b 蒸気出口座 2 管板 3 水室鏡板(二次側) 3a 給水入口座 3b 給水出口座 3c マンホール座 4 加熱管 5 閉止板 6 本体側圧力計 7 水室側圧力計 8a,8b,8c,8d 耐圧ホース 9 昇圧ポンプ 11 逆止弁 14 逆止弁 16 本体側昇圧調整弁 17 本体側降圧調整弁 18 水室側昇圧調整弁 19 水室側降圧調整弁 20 入出力ボード 21 パソコン(CPU) 22 プリンター 23 圧力センサー 24 A/D変換器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐圧試験を行う熱交換器の一次側および
    二次側の圧力を検知する圧力センサーと、上記一次側お
    よび二次側の少なくとも一方を昇圧する昇圧ポンプと、
    上記一次側および二次側にそれぞれ配設されこれらを昇
    圧する昇圧調整弁と、上記一次側および二次側にそれぞ
    れ配設されこれらを降圧する降圧調整弁と、上記熱交換
    器の耐圧試験作業手順および運転操作内容をプログラミ
    ングするCPUとを備え、このCPUは、上記圧力セン
    サーによる測定値に基づいて上記昇圧ポンプのオン,オ
    フ制御、上記昇圧調整弁および降圧調整弁の自動開閉を
    制御することを特徴とする耐圧試験の自動測定装置。
  2. 【請求項2】 CPUは、パーソナル・コンピュータで
    あることを特徴とする請求項1記載の耐圧試験の自動測
    定装置。
  3. 【請求項3】 パーソナル・コンピュータで実行した耐
    圧試験の結果は、プリンターにて出力可能であることを
    特徴とする請求項2記載の耐圧試験の自動測定装置。
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Cited By (10)

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