JPH09144697A - 軸流ファン - Google Patents

軸流ファン

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JPH09144697A
JPH09144697A JP30303795A JP30303795A JPH09144697A JP H09144697 A JPH09144697 A JP H09144697A JP 30303795 A JP30303795 A JP 30303795A JP 30303795 A JP30303795 A JP 30303795A JP H09144697 A JPH09144697 A JP H09144697A
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亮一 金子
Mitsuo Honda
満男 本田
Hideaki Nakajima
秀明 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファン性能の向上と騒音の十分な低減とを両
立して図ることができる軸流ファンの提供。 【解決手段】 回転軸を中心として複数の羽根21が周
設された羽根車を有する軸流ファンにおいて、回転軸を
中心とする円筒面で羽根21を切断したときの断面にお
ける中心そり線の形状を、羽根前縁部21a側に設けら
れ羽根面への気体の無衝突流入方向βi1と略同方向とな
る直線部Aと、羽根後縁部21b側に設けられ羽根面か
らの気体の流出方向βo1と直線部Aとを連続させる曲線
部Bとを備えた形状としたので、羽根前端部21aから
流入した気体が直線部Aに沿って流れて曲線部Bに案内
されて、損失の無い理想的な流れに近い流れを形成する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、換気扇やエアコン
等に用いられる軸流ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、軸流ファンは、回転軸と羽根車
とを備えており、羽根車は、回転軸に軸支されるボス部
と、回転軸を中心とした周方向にずれてボス部に設けら
れた複数の羽根とを有している。
【0003】軸流ファンの騒音を低減する従来の構造と
しては、図8に示すように、各羽根1の前面形状を回転
方向Sに張り出したような形状とするいわゆる前進角を
設けたもの(特公昭50−39241号公報)や、図9
に示すように、羽根1全体を回転軸3に対して直角より
も吸込み側に傾斜させたいわゆる前傾角δzを設けたも
の(特開昭53−116512号公報参照)や、前進角
と前傾角の双方を設けたものなどが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、理論的には、
羽根1の数が無限大と想定した場合に、羽根面へ気体が
流入する際の抵抗が最も小さい状態、すなわち羽根前端
部の接線方向が羽根面への気体の無衝突流入方向と一致
しているときに損失の無い理想的な流れが形成されるこ
とが知られており、係る理想的な流れが形成されること
が騒音の低減にとっても好ましい状態であるといえる。
【0005】ところが、従来の一般的な羽根1は、回転
軸3を中心とする円筒面で羽根を切断したときの断面形
状が円弧となるいわゆる円弧翼であり、以下に述べる設
計上の理由から、羽根前端部の接線方向を無衝突流入方
向と一致させることは困難であった。
【0006】すなわち、円弧翼の一般的な設計では、ま
ず、風量、静圧、羽根外径、羽根枚数、及び羽根回転数
という設計条件をファン性能に合せて設定し、2次元翼
理論に基づいて静圧上昇に見合う揚力係数CL を求め、
係る揚力係数CL から迎え角及び曲率半径及び弦長を一
意的に決定するという手法を用いており、羽根前端部の
接線方向はその設定因子とされていないため、羽根前端
部の接線方向が無衝突流入方向と一致するように設計す
ることは極めて困難となる。
【0007】従って、いわゆる円弧翼を使用した従来の
軸流ファンでは、損失の無い理想的な流れから大きく外
れた流れが形成されてしまうことが否めず、ファン性能
の向上と騒音の十分な低減とを両立して図ることは難し
かった。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、フ
ァン性能の向上と騒音の十分な低減とを両立して図るこ
とができる軸流ファンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、回転軸を中心として複数の羽根が周設された羽根車
を有する軸流ファンにおいて、前記回転軸を中心とする
円筒面で前記羽根を切断したときの断面における中心そ
り線の形状を、羽根前縁部側に設けられ羽根面への気体
の無衝突流入方向と略同方向となる直線部と、羽根後縁
部側に設けられ羽根面からの気体の流出方向と前記直線
部とを連続させる曲線部とを備えた形状としたことを特
徴とするものである。
【0010】請求項1に記載の発明では、羽根を設計す
る場合、風量、静圧、羽根外径、羽根内径、羽根枚数、
及び羽根回転数という設計条件をファン性能に合せて設
定し、係る設計条件から、無衝突流入方向(入口角度)
と流出方向(出口角度)とを求め、回転軸を中心とする
円筒面で羽根を切断したときの断面における中心そり線
の形状を、無衝突流入方向と略同方向となる羽根前縁部
側の直線部と、流出方向と直線部とを連続させる曲線部
とを備えた形状とする。この場合、切断する円筒面の半
径(回転軸からの距離)は、羽根内径から羽根外径まで
変化させる。
【0011】従って、回転軸からの半径方向のほぼ全域
において、羽根前端部の接線方向が無衝突流入方向とほ
ぼ一致し、羽根前端部から流入した気体が直線部に沿っ
て流れて曲線部に案内されるので、損失の無い理想的な
流れに近い流れとすることができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の軸流ファンであって、前記曲線部は、前記流出方向と
略同方向となる流出方向線と前記直線部の双方に接する
曲率一定の円弧であることを特徴とするものである。
【0013】請求項2に記載の発明では、羽根の設計
は、曲線部を、流出方向と略同方向の流出方向線と直線
部との双方に接する曲率一定の円弧とした点を除き、請
求項1に記載の発明と同様に行うので、請求項1に記載
の発明と同様に、損失の無い理想的な流れに近い流れと
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図7に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態に係る軸流ファ
ンの前面形状を示す全体正面図、図2は図1の羽根の前
面形状を示す拡大図、図3〜図5は図2の羽根を回転軸
を中心とする円筒面で切断したときの断面(同径断面)
における中心そり線の形状を示す断面図であり、図3は
羽根内径(半径R1 )の円筒面における中心そり線、図
4は半径R2 (R1 <R2 <R3 )の円筒面における中
心そり線、図5は羽根外径(半径R3 )の円筒面におけ
る中心そり線である。また、図6は羽根の設計で用いる
速度三角形であり、図7は図1の軸流ファンの側断面図
である。ここで、前面形状とは、回転軸と直交する平面
へ投影したときの軸流ファンや羽根の形状をいう。
【0016】図1に示すように、この軸流ファン11
は、図示外のモータによって駆動される回転軸13と、
回転軸13に伴って回転する羽根車15とを備えてい
る。羽根車15は、回転軸13に支持されるボス部17
と、ボス部17の外周面から回転軸13の径方向に突設
された3箇所の羽根取付部19と、各羽根取付部19に
取り付けられた3枚の羽根21とを有し、羽根取付部1
9及び羽根21は、回転軸13を中心とした周方向にほ
ぼ等間隔にずれて設けられている。
【0017】羽根21は、三次元的に変化する薄肉板体
であり、回転軸13を中心とする円筒面で切断したとき
の断面(同径断面)における中心そり線が、図3〜図5
に示すように、羽根前端部21a側に設けられた直線部
Aと、羽根後端部21b側に設けられた曲線部Bとを備
えた形状に形成されている。直線部Aは、羽根21の表
面への気体の無衝突流入方向としての入口角度βi(β
i1,βi2,βi3)と略同方向に設定され、曲線部Bは、
羽根21の表面からの気体の流出方向としての出口角度
βo(βo1,βo2,βo3)と直線部Aとが連続するよう
に、出口角度βoと直線部Aとに接する曲率一定の円弧
に設定されている。ここで、入口角度βi及び出口角度
βoは、共に水平面との間に形成される角度で示してあ
る。なお、本実施の形態では羽根21を薄肉板状とした
が、他の翼形状に適用することもでき、薄肉板状の羽根
21では同径断面における中心そり線が断面形状とほぼ
一致するが、他の翼形状に適用した場合には必ずしも一
致しない。
【0018】また、この羽根21は、いわゆる前進角δ
θ と前傾角δz とを有している。
【0019】前進角δθ とは、次式(1)で表される
角度をいう(図2参照)。
【0020】
【数1】 式(1)中において、δθtは、回転軸13と羽根内径
(半径R1 )における翼弦線中心点Pb (e)とを通る
基準線xと、羽根外径(半径R3 )における翼弦線中心
点Pt とを通る直線とのなす角度、Rは任意の半径、R
1 は羽根内径(半径)、R3 は羽根外径(半径)であ
り、前進角δθ は、回転軸13と任意半径Rにおける
翼弦線中心点PR とを通る直線と、基準線xとのなす角
度となる。すなわち、前進角δθ を与えることによ
り、羽根21の前面形状は、外径側ほど回転軸13の回
転方向Sに大きく張り出した形状となる。
【0021】また、前傾角δz とは、次式(2)で表さ
れる角度をいう(図7参照)。
【0022】
【数2】 式(2)中において、Lsは、羽根内径(半径R1 )に
おける翼弦線中心点Qb を通り回転軸13と直交する平
面Sc と、任意半径Rにおける翼弦線中心点QR との距
離である。すなわち、前傾角δz を与えることにより、
羽根21全体が回転軸13に対して直角よりも吸込み側
に傾斜した状態となる。なお、図7中Qt は、羽根外径
(半径R3 )における翼弦線中心点を示している。
【0023】羽根21の設計は、風量Q、静圧Ps、羽
根外径(直径)Do、羽根内径(直径)Di、羽根枚数
Z、及び羽根回転数nを設定し、前記前進角δθ 及び
前傾角δz を定めて羽根21の前面形状及び回転軸13
を含む断面形状を決定し、さらに、同径断面における中
心そり線の形状を決定することにより行う。
【0024】同径断面における中心そり線の形状は、直
線部Aの方向となる入口角度βiと、曲線部Bの羽根後
端部21bの接線方向となる出口角度βoと、翼弦長と
によって一意的に定められる。ここで、翼弦長は前面形
状によって一意的に定まるので、入口角度βiと出口角
度βoとを求めれば、同径断面における中心そり線の形
状が幾何学的に決定できることになる。
【0025】図6に示すように、入口角度βiは気体の
平均軸流速度Cmと流入速度w1 とが形成する速度三角
形に、出口角度βoは気体の平均軸流速度Cmと流出速
度w2 とが形成する速度三角形にそれぞれ図解され、入
口角度βiは次式(3)に、出口角度βoは次式(4)
によってそれぞれ求められる。
【0026】
【数3】 式(3),(4)中において、Cmは次式(5)によっ
て求められる平均軸流速度、uは羽根回転数nと半径R
とによって求められる任意半径Rでの回転速度、ΔCu
は次式(6)〜(8)によって求められる速度減少量で
ある。
【0027】
【数4】 式(5)〜(8)中において、Qは風量、Doは羽根外
径(直径)、Diは羽根内径(直径)、Gは重力加速
度、uは半径Rでの回転速度、ηtは羽根の効率、Pt
は静圧Ps+動圧Pdで求められる全圧、γは空気比
重、vは通過風速、Aは通気部分の断面積(吹出穴部の
断面積)である。
【0028】ここで、式(3),(4)において、平均
軸流速度Cmは一定の値となるが、回転速度uと速度減
少量ΔCuとは半径R(回転軸13からの距離)によっ
て変化するため、入口角度βi及び出口角度βoは、共
に半径Rによって異なってくる。
【0029】例えば、設計条件を、風量Q=0.4m3
/sec (24m3 /min )、静圧Ps=3mmAq、羽根
外径Do=0.3m(半径R3 =150mm)、羽根内径
Di=0.12m(半径R1 =60mm)、羽根回転数n
=1450r/m、空気比重γ=1.2kg/m3 とし、
前進角δθ を内径側から外径側にほぼ30°〜40°
の範囲で増加させ、前傾角δz を内径側から外径側にほ
ぼ6.7°〜8.4°の範囲で増加させた場合、羽根内
径(半径R1 =60mm)では、図3に示すように、入口
角度βi1=24°、出口角度βo1=48°、曲線部Bの
曲率半径Ra=183mmとなり、半径R2 =90mmで
は、図4に示すように、入口角度βi2=21°、出口角
度βo2=45°、曲線部Bの曲率半径Rb=275mmと
なり、羽根外径 (半径R3 =150mm)では、図5に
示すように、入口角度βi3=14°、出口角度βo3=3
4°、曲線部Bの曲率半径Rc=435mmとなる。な
お、図3中のa〜iは、図2中のa〜iに対応する点の
位置を示している。また、図3〜図5中のα1 ,α2 ,
α3 は、それぞれの同径断面における翼弦と水平面との
なす角度(抑え角)を示し、α1 =32°,α2 =29
°,α3 =20°となる。
【0030】このように、本実施の形態では、容易な設
計手法によって三次元的な羽根21を設計することがで
きるので、設計の効率化を図ることができる。
【0031】次に、従来の軸流ファンとの比較におい
て、本実施の形態の作用及び効果を説明する。
【0032】騒音についての比較対象とする従来の軸流
ファンとしては、特に図示しないが、同径断面における
羽根形状が円弧となるいわゆる円弧翼で、前進角δθ
が40°〜50°の範囲に、前傾角δz が12.5°〜
32.5°の範囲にそれぞれ設定されたものを用いる。
この従来の軸流ファンは、いわゆる円弧翼であるため、
羽根前端部の接線方向は無衝突流入方向とは一致してい
ない。一方、本実施の形態に係る軸流ファン11は、前
記設計条件で設計したものである。
【0033】騒音についての測定結果は、以下の通りで
ある。
【0034】従来の軸流ファンでは、風量Q=0.44
3 /sec (26.5m3 /min )、静圧Ps=0mmA
qの運転条件において、騒音レベルが40.7dB
(A)と測定された。
【0035】一方、本実施の形態に係る軸流ファン11
では、風量Q=0.5m3 /sec (30.0m3 /min
)、静圧Ps=0mmAqの運転条件において、騒音レ
ベルが41.7dB(A)と測定された。
【0036】ここで、従来と本実施の形態とでは、運転
条件が相違するため、両者の騒音レベルを単純に比較し
ても、その優劣を判断することができない。従って、次
式(9)に従って比騒音を求めてこれを比較する必要が
ある。
【0037】
【数5】 式(9)中において、Qは風量、Ptは全圧であり、全
圧Ptは次式(10)に従って求められる。なお、式
(10)中において、Psは静圧、Pdは動圧、vは通
過風速、Aは通気部分の断面積(吹出穴部の断面積)で
ある。
【0038】
【数6】 以下、前式(9),(10)に従って比騒音を求める。
【0039】従来の場合、Ps=0mmAq、Q=0.4
4m3 /sec 、A=π/4×(0.306m)2 を式
(10)に代入すると、Pt=2.20mmAqとなり、
このPt及び前記Qと騒音レベル=40.7dB(A)
を式(9)に代入すると、比騒音=19.6dB(A)
となる。
【0040】一方、本実施の形態の場合、Ps=0mmA
q、Q=0.5m3 /sec 、A=π/4×(0.306
m)2 を式(10)に代入すると、Pt=2.83mmA
qとなり、このPt及び前記Qと騒音レベル=41.7
dB(A)を式(9)に代入すると、比騒音=17.9
dB(A)となる。
【0041】なお、従来及び本実施の形態において、A
を求める際に使用した0.306mは、断面円筒状の吹
出穴部の直径である。
【0042】係る結果より、本実施の形態に係る軸流フ
ァン21の方が、同一の静圧Ps=0mmAqで風量Qが
多いにもかかわらず、比騒音が小さく抑えられているこ
とが分かる。これは、両者の羽根21の同径断面におけ
る中心そり線の形状の相違から、本実施の形態の方が、
従来よりも損失の無い理想的な流れに近い流れが形成さ
れていることに起因した結果といえる。
【0043】すなわち、本実施の形態によれば、同径断
面における中心そり線を、羽根前端部21a側に設けら
れた直線部Aと、羽根後端部21b側に設けられた曲線
部Bとを備えた形状としたので、回転軸13からの半径
方向のほぼ全域において、羽根前端部21aの接線方向
が無衝突流入方向とほぼ一致し、羽根前端部21aから
流入した気体が直線部Aに沿って流れて曲線部Bに案内
される。このため、吸込み側から吹出し側へ損失の無い
理想的な流れに近い流れを形成することができ、ファン
性能の向上と騒音の十分な低減とを両立して図ることが
できる。
【0044】また、羽根21の設計において、容易な設
計手法によって三次元的な羽根21を設計することがで
きるので、設計の効率化を図ることもできる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は請求
項2に記載の発明によれば、回転軸からの半径方向のほ
ぼ全域において、羽根前端部の接線方向が無衝突流入方
向とほぼ一致し、羽根前端部から流入した気体が直線部
に沿って流れて曲線部に案内されるので、損失の無い理
想的な流れに近い流れとすることができ、ファン性能の
向上と騒音の十分な低減とを両立して図ることができ
る。また、容易な設計手法によって三次元的な羽根を設
計することができるので、設計の効率化を図ることもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る軸流ファンの前面形
状を示す全体正面図である。
【図2】図1の羽根の前面形状を示す拡大図である。
【図3】図2の羽根の羽根内径(半径R1 )における同
径断面の中心そり線の形状を示す断面図である。
【図4】図2の羽根の半径R2 (R1 <R2 <R3 )に
おける同径断面の中心そり線の形状を示す断面図であ
る。
【図5】図2の羽根の羽根外径(半径R3 )における同
径断面の中心そり線の形状を示す断面図である。
【図6】羽根の設計で用いる速度三角形である。
【図7】図1の軸流ファンの側断面図である。
【図8】従来例の前面形状の拡大図である。
【図9】他の従来例の側面図である。
【符号の説明】
11 軸流ファン 13 回転軸 21 羽根 21a 羽根前端部 21b 羽根後端部 A 直線部 B 曲線部 βi 入口角度(気体の無衝突流入方向) βo 出口角度(気体の流出方向)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を中心として複数の羽根が周設さ
    れた羽根車を有する軸流ファンにおいて、 前記回転軸を中心とする円筒面で前記羽根を切断したと
    きの断面における中心そり線の形状を、羽根前縁部側に
    設けられ羽根面への気体の無衝突流入方向と略同方向と
    なる直線部と、羽根後縁部側に設けられ羽根面からの気
    体の流出方向と前記直線部とを連続させる曲線部とを備
    えた形状としたことを特徴とする軸流ファン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の軸流ファンであって、 前記曲線部は、前記流出方向と略同方向となる流出方向
    線と前記直線部の双方に接する曲率一定の円弧であるこ
    とを特徴とする軸流ファン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100379498B1 (ko) * 2000-10-18 2003-04-10 엘지전자 주식회사 패키지공조기의 실외기용 축류팬
JP6373439B1 (ja) * 2017-03-31 2018-08-15 テラル株式会社 軸流ファン
WO2022049665A1 (ja) 2020-09-02 2022-03-10 三菱電機株式会社 軸流ファン、及び、空気調和機の室外機

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