JPH09144410A - 盗難防止装置及び方法 - Google Patents

盗難防止装置及び方法

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JPH09144410A
JPH09144410A JP29851095A JP29851095A JPH09144410A JP H09144410 A JPH09144410 A JP H09144410A JP 29851095 A JP29851095 A JP 29851095A JP 29851095 A JP29851095 A JP 29851095A JP H09144410 A JPH09144410 A JP H09144410A
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JP
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latch
lock
door
super
cam lever
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JP29851095A
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English (en)
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Yasuyoshi Serizawa
泰義 芹澤
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を削減すると共に簡単な制御でスーパ
ーロックを行う。 【解決手段】ドアロック本体11には、ストライカ12
と係合するラッチ15と、ラッチ15を全閉状態まで回
転させるカムレバー20と、ラッチ15をロックするラ
ッチレバー52と、ロック機構部を作動させるロック・
アンロックモータ55が設けられている。通常ロックモ
ードが設定されると、ロック機構部によってラッチ15
がロックされる(回動不可となる)。また、キーシリン
ダスイッチ又はリモコンスイッチによってスーパーロッ
クモードが設定されると、ロック機構部及びカムレバー
20によってラッチ15がロックされる。この盗難防止
装置1は、オートクローズ機構によってスーパーロック
が行われるので、スーパーロック専用の部品及び制御部
が不要になり、部品点数の削減及び制御の簡略化がで
き、コストダウンを図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構成を簡略化して
コストダウンを図ることが可能な盗難防止装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の各種の盗難防止装置が
提案されている。例えば特公平4−52827号公報の
「スーパーロック機構付車両ドアロック装置」は、例え
ばドア外板とウィンドウとの隙間に金属棒などを挿入
し、この金属棒などでインサイドロックノブを回転させ
てロックを解除し、これによってドアが不正に開扉され
るのを防止することを目的としている。
【0003】このスーパーロック機構付車両ドアロック
装置は、図8に示すようにドアのシルノブに連結された
ロック装置をロック状態とアンロック状態に切り替える
シルノブロックレバー100と、キー操作で回転するキ
ーロックレバー101と、このキーロックレバー101
とシルノブロックレバー100とを連結する連結リンク
102とを有する。
【0004】連結リンク102の近傍には、スーパーロ
ック位置と解除位置との間を移動するスーパーロック部
材103が設けられている。このスーパーロック部材1
03には、スーパーロック位置のときシルノブロックレ
バー100と係合して、シルノブロックレバー100を
不動にする係合部104が設けられている。キー操作で
キーロックレバー101を回転させると、これに連動し
てスーパーロック部材103が解除位置に回転するよう
に構成されている。
【0005】このスーパーロック機構付車両ドアロック
装置においては、インサイドロックノブがシルノブロッ
クレバー100の孔105に連結される。そして、イン
サイドロックノブの動きによってシルノブロックレバー
100は軸106を中心に回動する。また、ロック状態
ではスーパーロック103が係合部104によって左方
向に移動できなくなるため、シルノブロックレバー10
0がアンロック方向へ回転できない状態となり、不正な
行為でアンロック状態することができないようになって
いる。
【0006】ロック状態を解除するにはキーシリンダー
を一旦ロック位置に回転させることによって、キーロッ
クレバー101が軸107を中心に反時計方向へ回転
し、係合部104からスーパーロック部材103が離れ
てロックが解除される。更に、リモコンを使用した場合
は、リモコンから送信されたアンロック信号に応じてス
ーパーロック用モータ108が作動し、このスーパーロ
ック用モータ108によってスーパーロック部材103
が解除位置へ移動されてロックが解除される。
【0007】一方、これとは別の盗難防止装置として、
特開平3−92454号公報の「車両用盗難防止装置」
が提案されている。この車両用盗難防止装置も、金属棒
等を使用して不正にロック解除を防止することを目的と
するものである。この車両用盗難防止装置は、車外から
ドアのロック状態を強制的に解除しようとする行為があ
った場合、この行為を検出して警報を発するようになっ
ている。そのため、図9に示すように、装置本体を動作
モードと非動作モードに設定する手段のモード切換スイ
ッチ110及びモード設定器111と、装置本体が動作
モードに設定されているとき、ドア内のドアロック解除
用ロッドを含む車体ドアの外板と内板の空隙部に移動物
体112が存在するか否かを検出する第1の検出手段1
13と、車体ドアの振動を検出する第2の検出手段11
4と、第1の検出手段113と第2の検出手段114に
より移動物体112及び振動を所定値以上の振動を検出
したとき、それらの検出信号を判定器115で判定し警
報を発する警報発生手段116とを有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示したスーパーロック機構付車両ドアロック装置は、ス
ーパーロック専用としてスーパーロック部材103及び
スーパーロック用モータ108が必要なので、構成が複
雑となると共にコスト高になるという問題があった。
【0009】また、図9に示した車両用盗難防止装置
は、不正行為検出のための検出手段113及びその制御
回路が必要になるので、部品点数が増大すると共に制御
回路が複雑になり、コストアップになるという問題があ
った。そこで、本発明の目的は、上述した課題を解消す
ることであり、部品点数を削減できると共に制御を簡略
化でき、これによってコストダウンを図ることが可能な
盗難防止装置及び方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、自
動車本体又はドアのどちらか一方にストライカが設けら
れると共に、他方にドアロック本体が設けられ、前記ド
アロック本体に前記ストライカと係合するラッチが設け
られ、前記ドアロック本体に回動自在なカムレバーが設
けられ、前記カムレバーの回転に伴って前記カムレバー
のカム面によって移動されるカムフォロワが前記ラッチ
に設けられ、前記ラッチが所定の位置から全閉状態にな
るまで、前記カムレバーを回転させるオートクローズモ
ータが前記ドアロック本体に設けられ、前記ラッチをロ
ック(回転不可能)するロック機構部が前記ドアロック
本体に設けられ、前記ロック機構部を作動させるロック
・アンロックモータが前記ドアロック本体に設けられ、
通常ロックモードにおいては前記ロック機構部がロック
され、スーパーロックモードにおいては前記カムレバー
によって前記ラッチがロックされることを特徴とする盗
難防止装置によって達成することができる。
【0011】この盗難防止装置は、スーパーロックモー
ドにおいては、オートクローズ用のカムレバーによって
ラッチがロックされる。これによって、外部から差し込
まれた金属棒などでラッチレバーが不正に回転されて
も、ラッチがカムレバーでロックされていて回転不可能
になっているので、ロックが解除されるのを防止でき
る。
【0012】この盗難防止装置においては、オートクロ
ーズ用のカムレバーを用いてスーパーロックが行われる
ので、スーパーロック専用の部品やモータなどが不要で
あり、更に、制御も簡略化でき、これによってコストダ
ウンが可能になる。また、本発明の上記目的は、通常ロ
ックモードが設定されると、ロック・アンロックモータ
が回転し、前記ロック機構部が作動され、全閉状態のラ
ッチがロックされ(回動不可となり)、オートクローズ
モードが設定されると、オートクローズモータが回転
し、前記オートクローズモータによってカムレバーが回
転され、前記カムレバーによって前記ラッチが全閉状態
まで回転され、スーパロックモードが設定されると、前
記オートクローズモータが回転し、前記カムレバーが回
転されて前記ラッチがロックされることを特徴とする盗
難防止方法によって達成することができる。
【0013】この盗難防止方法においては、通常ロック
モード時にはロック機構部によってラッチがロックされ
(回動不可となり)、オートクローズモード時にはカム
レバーによってラッチが回転されてラッチが全閉位置ま
で回転され、復帰モード時にはラッチが全閉位置に保持
されたままカムレバーが初期位置に復帰されてラッチが
回転可能になり、スーパーロックモード時にはカムレバ
ーによってラッチがロックされる。
【0014】したがって、この盗難防止方法によれば、
オートクローズ機構を用いてスーパーロックが可能にな
るので、スーパーロック専用の部品及び制御回路が不要
になり、部品点数を削減できると共に制御が容易にな
り、コストダウンを図ることが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る盗難防止装置
及び方法の実施形態について、図面を参照して説明す
る。図1は本発明に係る盗難防止装置の構成図、図2は
図1のA矢視図、図3は本発明に係る盗難防止装置の作
用(1/4)を説明する図、図4は本発明に係る盗難防
止装置の制御部の構成図、図5は本発明に係る盗難防止
装置の作用(2/4)を説明する図、図6は本発明に係
る盗難防止装置の作用(3/4)を説明する図、図7は
本発明に係る盗難防止装置の作用(4/4)を説明する
図である。
【0016】図1に示すように、本発明による盗難防止
装置1は、自動車本体(図示せず)にドアロック本体1
1が取り付けられ、ドアにストライカ12が取り付けら
れている。なお、図1はドアの全開状態を示す。ドアロ
ック本体11は、ベースプレート13を貫通して中心軸
14が回転自在に取り付けられている。中心軸14に
は、ベースプレート13の片側面に配置されたラッチ1
5と、その反対側面に配置された胴部16が取り付けら
れている。ラッチ15には、ドアの閉扉時にストライカ
12を係合する係合溝17が設けられている。また、胴
部16には、支持ロッド18を介してカムフォロワ19
が取り付けられている。
【0017】胴部16の上方にはカムレバー20が配置
され、このカムレバー20がベースプレート13に中心
軸21で回動自在に取り付けられている。カムレバー2
0の先端にはピン22が殖設されている。カムレバー2
0の下端面には、第1カム面27及び第2カム面28が
連続的に形成されている。これらの第1カム面27及び
第2カム面28に、ラッチ15に設けられたカムフォロ
ワ19が当接する。第1カム面27及び第2カム面28
については、後述する。
【0018】ベースプレート13には、ハーフラッチ位
置、すなわち半ドア状態にあるラッチ15を検出するこ
とにより、半ドアであることを検出するための半ドアス
イッチ50と、フルラッチ位置、すなわち全閉状態にあ
るラッチ15を検出することにより、ドアが全閉である
ことを検出するための全閉スイッチ51とが取り付けら
れている。
【0019】また、ベースプレート13の裏面側には、
フルラッチ位置に配置されたラッチ15に係止してロッ
クするラッチレバー52が、中心軸53によって回転自
在に取り付けられている。このラッチレバー52は、ド
アを開扉するためのインナハンドル又はアウタハンドル
が開扉操作されると、反時計方向に回転して初期位置に
復帰するようになっている。
【0020】ベースプレート13の図中左端部には、サ
ブベースプレート30が立設されている。サブベースプ
レート30には、図2に示すようにモータユニット31
が取り付けられている。モータユニット31には、オー
トクローズモータ32が設けられ、オートクローズモー
タ32の回転軸33にウォーム34が嵌合されている。
ウォーム34には、第1ギヤ35が歯合されている。第
1ギヤ35の中心軸36には、ペースプレート13の反
対側に位置する第2ギヤ37が取り付けられている。
【0021】一方、ベースプレート13のサブベースプ
レート30が立設された面の裏面に、支持プレート38
が立設されている。この支持プレート38には、扇形ギ
ヤ39の回転中心が中心軸40で回動自在に取り付けら
れている。扇形ギヤ39は、第2ギヤ36に歯合されて
いる。また、扇形ギヤ39の上端面には係止片41が設
けられ、この係止片41がカムレバー20のピン22に
摺動自在に係止されている。
【0022】支持プレート38には、カムレバー20が
初期位置にあることを検出するためのリターンスイッチ
55と、カムレバー20が回転限界位置にあることを検
出するためのストップスイッチ56とが取り付けられて
いる。さて、上述のカムレバー20の第1カム面27
は、図3に示すように曲率半径Rの円弧状に形成されて
おり、円弧の長さはL1である。また、第2カム面28
は長さL2の直線状に形成されており、その延長線がカ
ムレバー20の中心軸21を通っている。そして、ドア
の全開状態においては、第1カム面27の開始端にラッ
チ15のカムフォロワ19が配置され、第1カム面27
の曲率半径Rの中心がラッチ15の中心軸14に一致し
ている。
【0023】したがって、ラッチ15が回転したとき、
カムフォロワ19が第1カム面27に当接している間
は、カムレバー20が回転することなく初期位置に保持
されている。また、ドアの全開時には、ストライカ12
がラッチ15の係合溝17から離れた位置に配置されて
いる。図4は、この盗難防止装置1の制御部60のブロ
ック図である。この制御部60は、乗員がドアをロック
又はロック解除するときにインストルメントパネル及び
ドアスイッチ群に設けられたロック・アンロックスイッ
チ61を操作すると、ロック信号SA又はアンロック信
号SBが送出される。
【0024】また、自動車本体に設けられた車速センサ
62によって自動車の速度が検出される。そして、自動
車が所定速度以上、例えば8Km/h以上になるとロッ
ク信号SAが送出され、速度が8Km/h未満になると
アンロック信号SBが送出される。更に、自動車が衝突
したときには、衝撃センサ63からアンロック信号SB
が送出される。
【0025】ロック信号SA及びアンロック信号SB
は、ドアコントロール回路64に供給され、通常ロック
モード又は通常ロック解除モードが設定される。この場
合は、ドアコントロール回路64によってロック・アン
ロックモータ55(図1)が回転制御される。そして、
ロック・アンロックモータ55によってロック機構部
(図中省略)が作動し、ラッチレバー52は回動不可・
可にて、ラッチ15がロック又はロック解除される。
【0026】一方、ドアの閉扉時には、半ドア状態でカ
ムレバー20(図1)が半ドアスイッチ50によって検
出され、半ドアスイッチ50からクローズ信号SCが送
出される。また、ドアが全閉状態になると、全閉スイッ
チ51によってカムレバー20が検出され、全閉スイッ
チ51から全閉検出信号SDが送出される。更に、ドア
が全閉状態になると、扇形ギヤ39がストップスイッチ
56によって検出され、このストップスイッチ56から
ストップ信号SEが送出される。また、後述のように扇
形ギヤ39が元の状態に復帰すると、これがリターンス
イッチ55によって検出され、ここからリターン信号S
Fが送出される。
【0027】これらのクローズ信号SC、全閉検出信号
SD、ストップ信号SE及びリターン信号SFは、オー
トクローズ回路65に供給され、このオートクローズ回
路65の制御によってオートクローズモータ32(図
2)が正転又は逆転する。クローズ信号SCが供給され
た場合は、オートクローズモードが設定され、オートク
ローズモータ32が正転し、扇形ギヤ39が時計方向に
回転する。そして、扇形ギヤ39の係止片41でカムレ
バー20のピン22が下側に押圧され、カムレバー20
が半時計方向に回転する。そうすると、ラッチ15が時
計方向に回転し、このラッチ15によってストライカ1
2が引き込まれてドアが全閉状態になる。
【0028】また、全閉検出信号SDが供給された場合
は、復帰モードが設定され、オートクローズモータ32
が逆転し、これによって、扇形ギヤ39が半時計方向に
回転して初期位置に復帰する。そして、カムレバー20
が時計方向に回転して初期位置に復帰する。但し、この
場合にはラッチ15が全閉状態に保持される。ストップ
信号SEが供給された場合は、オートクローズモータ3
2が逆転して扇形ギヤ39が半時計方向に回転し、初期
位置に復帰する。リターン信号SFが供給された場合
は、オートクローズモータ32が停止する。
【0029】更に、運転席のキーシリンダスイッチ66
が操作されると、スーパーロック信号SP又はスーパー
ロック解除信号SQが送出され、これがドアコントロー
ル回路64及びオートクローズ回路65に供給される。
また、リモコン67のロックスイッチ68が操作される
とスーパーロック信号SPが送出され、アンロックスイ
ッチ69が操作されると、スーパーロック解除信号SQ
が送出される。
【0030】これらのスーパーロック信号SPまたはス
ーパーロック解除信号SQは、直接又は受信回路70を
介してドアコントロール回路64及びオートクローズ回
路65に供給される。スーパーロック信号SPがドアコ
ントロール回路64及びオートクローズ回路65に供給
された場合は、スーパーロックモードが設定され、ドア
コントロール回路64によってロック・アンロックモー
タ55が回転される。これによってロック機構部が作動
し、ラッチレバー52は回動不可となる。
【0031】また、スーパーロックモードが設定された
場合は、オートクローズ回路65によってオートクロー
ズモータ32が制御され、扇形ギヤ39が時計方向に回
転される。この扇形ギヤ39によってカムレバー20が
時計方向に回転される。そして、カムレバー20の第2
カム面28が、全閉状態に配置されたラッチ15のカム
フォロワ19に当接した状態で、オートクローズモータ
32が停止してカムレバー20がその位置に保持され、
ラッチ15がロックされる。つまり、スーパーロックモ
ードにおいては、ロック機構部とカムレバー20の両方
によってロックされた状態となる。
【0032】スーパーロック解除信号SQが供給された
場合は、スーパーロック解除モードが設定され、上述と
は逆にロック・アンロックモータ55及びオートクロー
ズモータ32が逆転し、ロック機構部及びカムレバー2
0が初期位置に復帰してスーパーロックが解除される。
次に、この盗難防止装置1の作用について説明する。ド
アが全開位置から閉扉方向に移動すると、図5に示すよ
うにストライカ12がラッチ15の係合溝17に挿入さ
れる。この後、ストライカ12の移動に伴って係合孔1
7の側壁が図中左側に押圧され、ラッチ15及びカムフ
ォロワ19が時計方向に回転する。
【0033】そして、ラッチ15が半ドア状態、すなわ
ち、ハーフラッチ状態に配置されたときには、カムフォ
ロワ19と中心軸14を結んだ直線と、第2カム面28
に対して直角な直線とが90度より小さな所定角度Θを
形成する。これによって、半ドア時には、カムレバー2
0の回転力がラッチ15の時計方向の回転力に変換され
るようになっている。
【0034】ラッチ15が半ドア状態に配置されると、
カムレバー20が半ドアスイッチ50によって検出さ
れ、オートクローズモータ32(図2)が正転する。オ
ートクローズモータ32の回転力は、ウォーム34、第
1ギヤ35及び第2ギヤ37を介して扇形ギヤ39に伝
達され、扇形ギヤ39が時計方向に回転する。扇形ギヤ
39が時計方向に回転すると、扇形ギヤ39の上端面に
取り付けられた係止片41によってカムレバー20のピ
ン22が下側に押圧され、カムレバー20が反時計方向
に回転する。そうすると、カムレバー20の第2カム面
28によって、ラッチ15のカムフォロワ19が図中右
側に押圧され、ラッチ15が時計方向に回転する。
【0035】そして、図6に示すようにカムレバー20
によってラッチ15がハーフラッチ状態から第2の角度
βだけ回転されると、ドアが全閉状態となりストライカ
12及びラッチ15が移動不可能になる。このときに
は、全閉スイッチ51によってカムレバー20が検出さ
れ、全閉スイッチ51から全閉検出信号SDが送出され
る。この全閉検出信号SDは、上述のようにオートクロ
ーズ回路65に供給され、これによって、カムレバー2
0が初期位置に復帰される。
【0036】この後、乗員によってロック・アンロック
スイッチ61が操作されると、ここからロック信号SA
が送出されてドアコントロール回路64に供給され、通
常ロックモードが設定される。そして、ロック・アンロ
ックモータ55が回転してロック機構部が作動し、ラッ
チレバー52が回動不可となりラッチ15に係止されて
通常ロックが行われる。
【0037】通常ロックの場合は、ドアを開扉するため
インナハンドル又は及びアウタハンドルを操作すると、
ラッチレバー52が反時計方向に回転してラッチ15の
ロックが解除され、ドアが開扉可能になる。そして、ド
アが外側に引かれると、ストライカ12によってラッチ
15が反時計方向に回転されて、初期位置に戻る。ま
た、インナロックノブ又はキーシリンダ66をロック状
態にすると、インナハンドル及びアウタハンドルとラッ
チレバー52との連結が切り離され、これらのハンドル
を操作してもラッチレバー52が回転されなくなり、ラ
ッチ15のロックが保持される。
【0038】これに対して、キーシリンダスイッチ66
又はリモコン67のロックスイッチ68が操作される
と、スーパーロック信号SPが送出されてスーパーロッ
クモードが設定される。オートクローズ回路65によっ
てオートクローズモータ32が回転されてカムレバー2
0が反時計方向に回転される。これによって、ラッチ1
5がラッチレバー52及びカムレバー20でスーパーロ
ックされる。
【0039】この盗難防止装置1においては、上述のよ
うにスーパーロックがドアを全閉状態にするためのオー
トクローズ機構、すなわち、オートクローズモータ3
2、扇形ギヤ39、カムレバー20及びオートクローズ
回路65を利用して行われるので、従来のようにスーパ
ーロック専用の部品や制御回路又は不正検出用の部品や
その制御回路を設ける必要がなく、部品点数を削減する
と共に制御が容易になり、これによって、コストダウン
を図ることができる。
【0040】なお、上述の実施形態ではドアロック本体
11を自動車本体に取り付け、ストライカ12をドアに
取り付けたが、これは逆でも良い。また、本発明は自動
車以外にも、各種のロック装置に適用することができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の盗難防
止装置は、スーパーロックモードにおいては、通常ロッ
ク用の機構部とオートクローズ用のカムレバーとによっ
てラッチがロックされる。これによって、外部から差し
込まれた金属棒などでラッチレバーが不正に回転されて
も、ラッチがカムレバーでロックされていて回転不可能
になっているので、ロックが解除されるのを防止でき
る。また、この盗難防止装置においては、オートクロー
ズ用のカムレバーを用いてスーパーロックが行われるの
で、スーパーロック専用の部品やモータなどが不要であ
り、更に、制御も簡略化でき、これによってコストダウ
ンが可能になる請求項2の盗難防止方法は、通常ロック
モード時には機構部によってラッチがロックされ(回動
不可)、オートクローズモード時にはカムレバーによっ
てラッチが回転されてラッチが全閉位置まで回転され、
スーパーロックモード時にはロック機構部及びラッチレ
バーによってラッチがロックされる。
【0042】したがって、この盗難防止方法によれば、
オートクローズ機構と通常のロック機構を用いてスーパ
ーロックが可能になるので、スーパーロック専用の部品
及び制御回路が不要になり、部品点数を削減できると共
に制御を容易にすることができ、これによってコストダ
ウンを図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盗難防止装置の構成図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】本発明に係る盗難防止装置の作用(1/4)を
説明する図である。
【図4】本発明に係る盗難防止装置の制御部の構成図で
ある。
【図5】本発明に係る盗難防止装置の作用(2/4)を
説明する図である。
【図6】本発明に係る盗難防止装置の作用(3/4)を
説明する図である。を
【図7】本発明に係る盗難防止装置の作用(4/4)を
説明する図である。
【図8】従来の第1例に係る盗難防止装置の構成図であ
る。
【図9】従来の第2例に係る盗難防止装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 盗難防止装置 11 ドアロック本体 12 ストライカ 14 中心軸 15 ラッチ 19 カムフォロワ 20 カムレバー 27 第1カム面 28 第2カム面 32 オートクローズモータ 52 ラッチレバー 55 ロック・アンロックモータ 60 制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車本体又はドアのどちらか一方にス
    トライカが設けられると共に、他方にドアロック本体が
    設けられ、 前記ドアロック本体に前記ストライカと係合するラッチ
    が設けられ、 前記ドアロック本体に回動自在なカムレバーが設けら
    れ、 前記カムレバーの回転に伴って前記カムレバーのカム面
    によって移動されるカムフォロワが前記ラッチに設けら
    れ、 前記ラッチが所定の位置から全閉状態になるまで、前記
    カムレバーを回転させるオートクローズモータが前記ド
    アロック本体に設けられ、 前記ラッチをロックするラッチレバーが前記ドアロック
    本体に設けられ、 ロック・アンロックモータが前記ドアロック本体に設け
    られ、 通常ロックモードにおいては前記ロック・アンロックモ
    ータによってロック機構部がロックされ、 スーパーロックモードにおいてはオートクロースに使用
    する前記カムレバーによって前記ラッチがロックされる
    ことを特徴とする盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 通常ロックモードが設定されると、ロッ
    ク・アンロックモータが回転し、ロック機構部はロック
    モードになり、 オートクローズモードが設定されると、オートクローズ
    モータが回転し、前記オートクローズモータによってカ
    ムレバーが回転され、前記カムレバーによって前記ラッ
    チが全閉状態まで回転され、 スーパロックモードが設定されると、前記オートクロー
    ズモータが回転し、前記カムレバーが回転されて前記ラ
    ッチがロックされることを特徴とする盗難防止方法。
JP29851095A 1995-11-16 1995-11-16 盗難防止装置及び方法 Pending JPH09144410A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020137973A1 (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社ユーシン ドアロック装置

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