JPH0914407A - 四輪駆動車用カップリングの冷却装置 - Google Patents

四輪駆動車用カップリングの冷却装置

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JPH0914407A
JPH0914407A JP18841095A JP18841095A JPH0914407A JP H0914407 A JPH0914407 A JP H0914407A JP 18841095 A JP18841095 A JP 18841095A JP 18841095 A JP18841095 A JP 18841095A JP H0914407 A JPH0914407 A JP H0914407A
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JP
Japan
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coupling
impeller
wheel drive
transfer
output shaft
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JP18841095A
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Keiji Tsuneda
恵司 恒田
Tadahiko Kato
忠彦 加藤
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Suzuki Motor Corp
Fuji Univance Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Fuji Univance Corp
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H57/00General details of gearing
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    • F16H57/0427Guidance of lubricant on rotary parts, e.g. using baffles for collecting lubricant by centrifugal force
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0467Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
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    • B60K17/34Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、羽根車によって構成を簡略とし、
製作が容易で、コストを低廉とし得るとともに、フリク
ションを低減させることができ、羽根車をカウンタシャ
フト上に配設して省スペースが図れ、しかも部組も可能
となり、組付性を向上し得ることを目的としている。 【構成】 このため、トランスファケース内のカップリ
ングをトランスファ出力軸外周にスリーブを介して設
け、トランスファ出力軸に連動するカウンタシャフトを
トランスファ出力軸に対して平行に設け、カウンタシャ
フト上にオイルを跳ね上げる羽根車を設けている。ま
た、カップリング外周にドライブギヤを設け、ドライブ
ギヤに噛合するドリブンギヤをカウンタシャフト外周に
設け、カップリングにて羽根車を駆動する構成としてい
る。更に、カウンタシャフトの回転中心またはカウンタ
シャフト保持器の回転中心に対して羽根車の回転中心を
所定寸法だけオフセットさせる構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は四輪駆動車用カップリ
ングの冷却装置に係り、特にトランスファ出力軸に対し
て平行なカウンタシャフト上に羽根車を設け、この羽根
車を回転させてカップリングの冷却を行う四輪駆動車用
カップリングの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】四輪駆動車には、フルタイム四輪駆動車
(フルタイム4WD車)やパートタイム四輪駆動車(パ
ートタイム4WD車)がある。
【0003】また、フルタイム四輪駆動車には、前部に
エンジンを縦置きに搭載したものがあり、この縦置きに
エンジンを搭載した車両は、エンジンからの駆動力を変
速機や出力軸、後車輪用終減速装置たるリヤデフを介し
て後車輪軸に伝達させるべく、つまりFRタイプに構成
されている。
【0004】そして、このFRタイプのフルタイム四輪
駆動車の駆動力伝達経路途中に粘性継手や油圧ポンプ等
からなるカップリングを介設し、カップリングと前車輪
用終減速装置たるフロントデフとによって前車輪軸に駆
動力を常時分配・伝達すべく構成されている。
【0005】更に、カップリングと前車輪用終減速装置
たるフロントデフ間の駆動力分配・伝達経路を断続し、
二輪駆動状態と四輪駆動状態とを切り換える方式のもの
が、パートタイム四輪駆動車である。
【0006】前記四輪駆動車用カップリングの冷却装置
としては、実公昭62−7892号公報に開示されるも
のがある。この公報に開示されるPTO付きトランスフ
ァ装置の潤滑装置は、トランスファ装置を収容するトラ
ンスファケースの側部に、トランスファ装置の入力軸に
クラッチを介して連動連結されるPTO装置を設けて、
トランスファ装置のニュートラルへのシフト時に、クラ
ッチの接続動作で、トランスファ装置の入力軸からPT
O装置に伝動して、PTO装置から動力を取り出すごと
く成したトランスファ装置において、トランスファケー
ス内に、PTO装置に連動連結し、PTO装置への動力
伝達時にのみ駆動させる羽根車を設け、トランスファ装
置のニュートラルへのシフト時において前記PTO装置
の駆動に伴う羽根車の回転により、トランスファケース
内に貯留の潤滑油を跳ね上げるごとく構成し、トランス
ファ装置の入力軸等の焼付事故を未然に防止している。
【0007】また、実公昭62−24863号公報に開
示されるものがある。この公報に開示される歯車変速機
におけるベアリング潤滑構造は、エクステンションハウ
ジング内の内部において、第5速用カウンタギヤが装着
されるべきカウンタギヤのシャフト部に円板状のプレー
トを固定し、プレートの外周部をその全域にわたってカ
ウンタギヤの上方で、かつリヤ寄りの位置に配設されて
いるアウトプットシャフトのリヤベアリングに向けて折
り曲げることで傾斜面を構成し、しかも傾斜めんの円周
方向に関する複数の箇所を傾斜面の折り曲げ方向と同方
向へ局部的に膨らませて膨出部を形成し、プレートの回
転時における各膨出部による潤滑オイルのかき上げ機能
と傾斜面によるオイルの案内機能とによって潤滑オイル
をリヤベアリングに向けて飛散させるように構成し、簡
単な部材の追加によってアウトプットシャフトのリヤベ
アリングを効果的に潤滑している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の四輪
駆動車用カップリングの冷却装置において、図6に示す
如く、例えば図示しないフルタイム四輪駆動車のトラン
スファ102のトランスファケース104内に配設され
るトランスファ出力軸106の外周にカップリング10
8を配設した際に、トランスファ出力軸106端部に冷
却部材150を配設し、冷却部材150によってオイル
をカップリング108に送給し、カップリング108の
冷却を行っている。
【0009】しかし、カップリングの冷却を行う際に、
冷却部材を新たに配設する必要があり、構成が複雑化
し、製作が困難で、コストが大となり、経済的に不利で
あるとともに、冷却部材を駆動する際のフリクションが
増大し、燃費が悪化して経済的に及び実用上不利である
という不都合がある。
【0010】また、図7に示す如く、トランスファ20
2のトランスファケース204内にカップリング208
を配設し、トランスファケース204内の空気にてカッ
プリング208を冷却、つまり空気放冷するものがあ
る。
【0011】しかし、空気放冷を行うものにおいては、
熱伝達率が小さく、大きな冷却効果を期待することがで
きず、発熱を抑えるとともにトルク特性を低下させて対
処する必要があり、車両のトラクション不足が生ずるこ
ととなり、実用上不利であるという不都合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、四輪駆動車のトランスファ
ケース内に配設される四輪駆動車用カップリングにおい
て、このカップリングをトランスファ出力軸外周にスリ
ーブを介して設け、このトランスファ出力軸に連動する
カウンタシャフトをトランスファ出力軸に対して平行に
設けるとともにカウンタシャフト上にはオイルを跳ね上
げる羽根車を設けたことを特徴とする。
【0013】また、四輪駆動車のトランスファケース内
に配設される四輪駆動車用カップリングの冷却装置にお
いて、このカップリングをトランスファ出力軸外周にス
リーブを介して設け、このトランスファ出力軸に対して
平行にカウンタシャフトを設けるとともにこのカウンタ
シャフト上にオイルを跳ね上げる羽根車を設け、前記カ
ップリング外周にドライブギヤを設け、このドライブギ
ヤに噛合するドリブンギヤを前記カウンタシャフト外周
に設け、前記カップリングにて羽根車を駆動する構成と
したことを特徴とする。
【0014】更に、四輪駆動車のトランスファケース内
に配設される四輪駆動車用カップリングの冷却装置にお
いて、このカップリングをトランスファ出力軸外周にス
リーブを介して設け、このトランスファ出力軸に対して
平行にカウンタシャフトを設けるとともにこのカウンタ
シャフト上にオイルを跳ね上げる羽根車を設け、前記カ
ップリング外周にドライブギヤを設け、このドライブギ
ヤに噛合するドリブンギヤを前記カウンタシャフト外周
に設け、カウンタシャフトの回転中心またはカウンタシ
ャフト保持器の回転中心に対して羽根車の回転中心を所
定寸法だけオフセットさせカウンタシャフトの回転中心
から羽根車端部までの距離を変化させる構成としたこと
を特徴とする。
【0015】
【作用】上述の如く発明したことにより、エンジンが駆
動した際には、エンジンからの駆動力がトランスファの
トランスファ出力軸に至り、このトランスファ出力軸に
連動するカウンタシャフトに伝達され、カウンタシャフ
ト上に配設される羽根車を回転駆動させ、羽根車によっ
てトランスファケース内に貯留されるオイルを掻き上
げ、カップリングの冷却を行うとともに、各部の潤滑を
も行っている。
【0016】また、エンジンが駆動した際には、エンジ
ンからの駆動力がトランスファのトランスファ出力軸に
至り、このトランスファ出力軸からスリーブを介してカ
ップリングに至るとともに、カップリングからドライブ
ギヤ、ドリブンギヤを経て、カウンタシャフトに伝達さ
れ、カウンタシャフト上に配設される羽根車を回転駆動
させ、羽根車によってトランスファケース内に貯留され
るオイルを掻き上げ、カップリングの冷却を行うととも
に、各部の潤滑をも行っている。
【0017】更に、エンジンが駆動した際には、エンジ
ンからの駆動力がトランスファのトランスファ出力軸に
至り、このトランスファ出力軸からスリーブを介してカ
ップリングに至るとともに、カップリングからドライブ
ギヤ、ドリブンギヤを経て、カウンタシャフトに伝達さ
れ、カウンタシャフト上に配設される回転中心を所定寸
法だけオフセットさせた羽根車を回転駆動させ、羽根車
によってトランスファケース内に貯留されるオイルを効
果的に掻き上げ、カップリングの冷却を行うとともに、
各部の潤滑をも効果的に行っている。
【0018】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0019】図1はこの発明の第1実施例を示すもので
ある。図1において、2は例えばFRタイプを基にして
構成された図示しないパートタイム四輪駆動車の前部に
縦置きに搭載されるエンジン(図示せず)に連絡するト
ランスファ、4はトランスファケース、6はトランスフ
ァ出力軸、8は四輪駆動車用カップリングである。
【0020】つまり、前記パートタイム四輪駆動車(図
示せず)は、エンジンからの駆動力を図示しないリヤデ
フを介して後車輪軸(図示せず)に伝達させるととも
に、カップリング8と前車輪用終減速装置たるフロント
デフ(図示せず)間の駆動力分配・伝達経路を断続し、
二輪駆動状態と四輪駆動状態とを切り換えている。
【0021】また、パートタイム四輪駆動車のトランス
ファケース4内に四輪駆動車用カップリング8を配設
し、このカップリング8をトランスファ出力軸6外周に
スリーブ10を介して設け、トランスファ出力軸6に連
動するカウンタシャフト12をトランスファ出力軸6に
対して平行に設けるとともに、カウンタシャフト12上
にはオイルを跳ね上げる羽根車14を設ける構成とす
る。
【0022】詳述すれば、図1に示す如く、前記トラン
スファ出力軸6外周にスリーブ10を配設し、このスリ
ーブ10内にて図示しないトランスミッションのトラン
スミッション出力軸16とトランスファ出力軸6とを連
絡させ、スリーブ10の外周且つ前記トランスファケー
ス4内部には、カップリング8を配設するものである。
【0023】そして、前記カウンタシャフト12上に配
設される羽根車14は、円周等間隔に配設された複数枚
の羽根部材18を有している。
【0024】更に、前記カップリング8外周にドライブ
ギヤ20を設け、このドライブギヤ20に噛合するドリ
ブンギヤ22を前記カウンタシャフト12外周に設け、
前記カップリング8にて羽根車14を駆動する構成とす
る。
【0025】つまり、トランスファ出力軸6に伝達され
た駆動力を、スリーブ10を介してカップリング8に伝
達させ、このカップリング8からドライブギヤ20、ド
リブンギヤ22を経て、カウンタシャフト12に回転自
在に保持されている。
【0026】次に作用について説明する。
【0027】図示しないエンジンが駆動すると、エンジ
ンからの駆動力は、図示しないトランスミッションのト
ランスミッション出力軸16、スリーブ10を介してト
ランスファ2のトランスファ出力軸6に至り、トランス
ファ2によってパートタイム四輪駆動車(図示せず)の
後方あるいは前方及び後方に分配・伝達される。
【0028】このとき、パートタイム四輪駆動車(図示
せず)の後方に伝達される駆動力は、図示しない推進軸
を介してリヤデフ(図示せず)に至るとともに、このリ
ヤデフ(図示せず)から後車輪軸を経て、後車輪(図示
せず)に至り、この後車輪を回転駆動させる。
【0029】また、パートタイム四輪駆動車(図示せ
ず)の前方へ分配・伝達される駆動力は、トランスファ
2のトランスファ出力軸6から前車輪用終減速装置たる
フロントデフ(図示せず)に至り、このフロントデフか
らパートタイム四輪駆動車(図示せず)の左右方向に指
向する前車輪軸に夫々伝達され、前車輪(図示せず)を
回転駆動させている。
【0030】更に、前記トランスファ出力軸6に伝達さ
れる駆動力は、スリーブ10を介してカップリング8に
至るとともに、このカップリング8からドライブギヤ2
0、ドリブンギヤ22を経て、カウンタシャフト12に
伝達され、カウンタシャフト12上に配設される羽根車
14を回転駆動させる。
【0031】そして、円周等間隔に配設された複数枚の
羽根部材18を有する羽根車14によってトランスファ
ケース4内に貯留されるオイルを掻き上げ、カップリン
グ8の冷却を行うとともに、各部の潤滑をも行ってい
る。
【0032】これにより、前記羽根車14によって従来
の如き冷却部材等のオプション部材に比し構成が簡略と
なり、製作が容易で、コストを低廉とし得て、経済的に
有利であるとともに、オプション部材を駆動する際のフ
リクションを低減させることができ、燃費を向上し得
て、経済的に及び実用上有利である。
【0033】また、前記カップリング8を熱伝達率の高
いオイルによって冷却することにより、トルク特性を高
く設定することができ、車両走破性を向上し得るもので
ある。
【0034】更に、前記羽根車14をカウンタシャフト
12上に配設したことにより、省スペースが図れ、レイ
アウト上有利であるとともに、部組も可能となり、組付
性を向上し得る。
【0035】更にまた、前記カップリング8外周にドラ
イブギヤ20を設けたことにより、ドライブギヤ20の
材料軽減が図れ、回転物軽量化を実現でき、経済的に有
利であるとともに、ドライブギヤ20の取付半径が大と
なり、薄い歯幅としても倒れる惧れがなく、実用上有利
であり、しかも使い勝手を向上し得るものである。
【0036】図2〜図5はこの発明の第2実施例を示す
ものである。この第2実施例において、上述第1実施例
と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0037】この第2実施例の特徴とするところは、カ
ウンタシャフト12の回転中心12Cに対して羽根車3
0の回転中心30Cを所定寸法aだけオフセットさせる
構成とした点にある。
【0038】すなわち、羽根車30を形成する際に、図
3及び図4に示す如く、カウンタシャフト12の径12
Dに対して羽根車30の内径30dを十分に大きく形成
し、大なる内部空間32を確保する。また、図5に示す
ようにカウンタシャフト保持器50の回転中心50Cに
対してカウンタシャフト12の回転中心12Cを所定寸
法aだけオフセットして取り付けてカウンタシャフト1
2上に回転自在に羽根車30を保持しても良い。
【0039】また、この羽根車30とカップリング8の
ドライブギヤ20に噛合するドリブンギヤ34とを一体
的に形成し、図4及び図5に示す如く、羽根車30を、
ワッシャ36、サークリップ38を使用して前記カウン
タシャフト12に固定し、カウンタシャフト12の回転
中心12Cまたはカウンタシャフト保持器50の回転中
心50Cに対して羽根車30の回転中心30Cを所定寸
法aだけオフセットさせ、カウンタシャフト12の回転
中心12Cから羽根車30端部までの距離を変化させる
ものである。
【0040】さすれば、前記カウンタシャフト12廻り
の構造を変更させなくとも、トランスファケース4内に
貯留されるオイルの油面レベルOLまで羽根車30の羽
根部材40が到達するこことなり、設計変更が不要であ
り、コストを低廉に維持し得て、経済的に有利であると
ともに、羽根車30の羽根部材40がオイルを効果的に
掻き上げ、カップリング8の冷却及び各部の潤滑をも効
果的に行うことができる。
【0041】また、前記トランスファケース4内に貯留
されるオイルの油面レベルOLを変更していないことに
より、油温上昇やエアブリーザ性能、潤滑性能等の各性
能劣化を惹起する惧れが全くなく、実用上有利である。
【0042】更に、前記羽根車30によって従来の如き
冷却部材等のオプション部材に比し構成が簡略となるこ
とにより、上述第1実施例のものと同様に、製作が容易
で、コストを低廉とし得て、経済的に有利であるととも
に、オプション部材を駆動する際のフリクションを低減
させることができ、燃費を向上し得て、経済的に及び実
用上有利である。
【0043】更にまた、前記カップリング8を熱伝達率
の高いオイルによって冷却することにより、上述第1実
施例のものと同様に、トルク特性を高く設定することが
でき、車両走破性を向上し得る。
【0044】また、前記羽根車30をカウンタシャフト
12上に配設したことにより、上述第1実施例のものと
同様に、省スペースが図れ、レイアウト上有利であると
ともに、部組も可能となり、組付性を向上し得る。
【0045】更に、前記カップリング8外周にドライブ
ギヤ20を設けたことにより、上述第1実施例のものと
同様に、ドライブギヤ20の材料軽減が図れ、回転物軽
量化を実現でき、経済的に有利であるとともに、ドライ
ブギヤ20の取付半径が大となり、薄い歯幅としても倒
れる惧れがなく、実用上有利であり、しかも使い勝手を
向上し得る。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、四輪駆動車のトランスファケース内に配設される四
輪駆動車用カップリングにおいて、カップリングをトラ
ンスファ出力軸外周にスリーブを介して設け、トランス
ファ出力軸に連動するカウンタシャフトをトランスファ
出力軸に対して平行に設けるとともに、カウンタシャフ
ト上にオイルを跳ね上げる羽根車を設けたので、羽根車
によって従来の如き冷却部材等のオプション部材に比し
構成が簡略となり、製作が容易で、コストを低廉とし得
て、経済的に有利であるとともに、オプション部材を駆
動する際のフリクションを低減させることができ、燃費
を向上し得て、経済的に及び実用上有利である。また、
前記カップリングを熱伝達率の高いオイルによって冷却
することにより、トルク特性を高く設定することがで
き、車両走破性を向上し得る。更に、前記羽根車をカウ
ンタシャフト上に配設したことにより、省スペースが図
れ、レイアウト上有利であるとともに、部組も可能とな
り、組付性を向上し得る。
【0047】また、四輪駆動車のトランスファケース内
に配設される四輪駆動車用カップリングの冷却装置にお
いて、カップリングをトランスファ出力軸外周にスリー
ブを介して設け、トランスファ出力軸に対して平行にカ
ウンタシャフトを設けるとともに、カウンタシャフト上
にオイルを跳ね上げる羽根車を設け、カップリング外周
にドライブギヤを設け、ドライブギヤに噛合するドリブ
ンギヤをカウンタシャフト外周に設け、カップリングに
て羽根車を駆動する構成としたので、羽根車によって従
来の如き冷却部材等のオプション部材に比し構成が簡略
となり、製作が容易で、コストを低廉とし得て、経済的
に有利であるとともに、オプション部材を駆動する際の
フリクションを低減させることができ、燃費を向上し得
て、経済的に及び実用上有利である。また、前記カップ
リングを熱伝達率の高いオイルによって冷却することに
より、トルク特性を高く設定することができ、車両走破
性を向上し得る。更に、前記羽根車をカウンタシャフト
上に配設したことにより、省スペースが図れ、レイアウ
ト上有利であるとともに、部組も可能となり、組付性を
向上し得る。更にまた、前記カップリング外周にドライ
ブギヤを設けたことにより、ドライブギヤの材料軽減が
図れ、回転物軽量化を実現でき、経済的に有利であると
ともに、ドライブギヤの取付半径が大となり、薄い歯幅
としても倒れる惧れがなく、実用上有利であり、しかも
使い勝手を向上し得る。
【0048】更に、四輪駆動車のトランスファケース内
に配設される四輪駆動車用カップリングの冷却装置にお
いて、カップリングをトランスファ出力軸外周にスリー
ブを介して設け、トランスファ出力軸に対して平行にカ
ウンタシャフトを設けるとともに、カウンタシャフト上
にオイルを跳ね上げる羽根車を設け、カップリング外周
にドライブギヤを設け、ドライブギヤに噛合するドリブ
ンギヤを前記カウンタシャフト外周に設け、カウンタシ
ャフトの回転中心またはカウンタシャフト保持器の回転
中心に対して羽根車の回転中心を所定寸法だけオフセッ
トさせカウンタシャフトの回転中心から羽根車端部まで
の距離を変化させる構成としたので、カウンタシャフト
廻りの構造を変更させなくとも、トランスファケース内
に貯留されるオイルの油面レベルまで羽根車が到達する
こことなり、設計変更が不要であり、コストを低廉に維
持し得て、経済的に有利であるとともに、羽根車がオイ
ルを効果的に掻き上げ、カップリングの冷却及び各部の
潤滑をも効果的に行うことができる。また、前記トラン
スファケース内に貯留されるオイルの油面レベルを変更
していないことにより、油温上昇やエアブリーザ性能、
潤滑性能等の各性能劣化を惹起する惧れが全くなく、実
用上有利である。更に、前記羽根車によって従来の如き
冷却部材等のオプション部材に比し構成が簡略となるこ
とにより、製作が容易で、コストを低廉とし得て、経済
的に有利であるとともに、オプション部材を駆動する際
のフリクションを低減させることができ、燃費を向上し
得て、経済的に及び実用上有利である。更にまた、前記
カップリングを熱伝達率の高いオイルによって冷却する
ことにより、トルク特性を高く設定することができ、車
両走破性を向上し得る。また、前記羽根車をカウンタシ
ャフト上に配設したことにより、省スペースが図れ、レ
イアウト上有利であるとともに、部組も可能となり、組
付性を向上し得る。更に、前記カップリング外周にドラ
イブギヤを設けたことにより、ドライブギヤの材料軽減
が図れ、回転物軽量化を実現でき、経済的に有利である
とともに、ドライブギヤの取付半径が大となり、薄い歯
幅としても倒れる惧れがなく、実用上有利であり、しか
も使い勝手を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す四輪駆動車用カッ
プリングの概略構成図である。
【図2】この発明の第2実施例を示す羽根車部分の概略
図である。
【図3】カウンタシャフトの回転中心に対する羽根車の
回転中心のオフセット状態を示す概略正面図である。
【図4】カウンタシャフトの回転中心に対する羽根車の
回転中心のオフセット状態を示す概略断面図である。
【図5】四輪駆動車用カップリングの冷却用羽根車部分
の概略構成図である。
【図6】この発明の第1の従来技術を示す四輪駆動車用
カップリングの冷却装置の概略構成図である。
【図7】この発明の第2の従来技術を示す四輪駆動車用
カップリングの概略構成図である。
【符号の説明】
2 トランスファ 4 トランスファケース 6 トランスファ出力軸 8 カップリング 10 スリーブ 12 カウンタシャフト 14 羽根車 16 トランスミッション出力軸 18 羽根部材 20 ドライブギヤ 22 ドリブンギヤ
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四輪駆動車のトランスファケース内に配
    設される四輪駆動車用カップリングにおいて、このカッ
    プリングをトランスファ出力軸外周にスリーブを介して
    設け、このトランスファ出力軸に連動するカウンタシャ
    フトをトランスファ出力軸に対して平行に設けるととも
    にカウンタシャフト上にはオイルを跳ね上げる羽根車を
    設けたことを特徴とする四輪駆動車用カップリングの冷
    却装置。
  2. 【請求項2】 四輪駆動車のトランスファケース内に配
    設される四輪駆動車用カップリングの冷却装置におい
    て、このカップリングをトランスファ出力軸外周にスリ
    ーブを介して設け、このトランスファ出力軸に対して平
    行にカウンタシャフトを設けるとともにこのカウンタシ
    ャフト上にオイルを跳ね上げる羽根車を設け、前記カッ
    プリング外周にドライブギヤを設け、このドライブギヤ
    に噛合するドリブンギヤを前記カウンタシャフト外周に
    設け、前記カップリングにて羽根車を駆動する構成とし
    たことを特徴とする四輪駆動車用カップリングの冷却装
    置。
  3. 【請求項3】 四輪駆動車のトランスファケース内に配
    設される四輪駆動車用カップリングの冷却装置におい
    て、このカップリングをトランスファ出力軸外周にスリ
    ーブを介して設け、このトランスファ出力軸に対して平
    行にカウンタシャフトを設けるとともにこのカウンタシ
    ャフト上にオイルを跳ね上げる羽根車を設け、前記カッ
    プリング外周にドライブギヤを設け、このドライブギヤ
    に噛合するドリブンギヤを前記カウンタシャフト外周に
    設け、カウンタシャフトの回転中心またはカウンタシャ
    フト保持器の回転中心に対して羽根車の回転中心を所定
    寸法だけオフセットさせカウンタシャフトの回転中心か
    ら羽根車端部までの距離を変化させる構成としたことを
    特徴とする四輪駆動車用カップリングの冷却装置。
JP18841095A 1995-06-30 1995-06-30 四輪駆動車用カップリングの冷却装置 Pending JPH0914407A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1124912C (zh) * 1998-08-13 2003-10-22 优开洼精工株式会社 夹头装置
JP2010121669A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Mazda Motor Corp 潤滑用跳ね上げ具

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