JPH09143647A - 装飾用純金素材の時効硬化処理 - Google Patents
装飾用純金素材の時効硬化処理Info
- Publication number
- JPH09143647A JPH09143647A JP30104395A JP30104395A JPH09143647A JP H09143647 A JPH09143647 A JP H09143647A JP 30104395 A JP30104395 A JP 30104395A JP 30104395 A JP30104395 A JP 30104395A JP H09143647 A JPH09143647 A JP H09143647A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pure gold
- hardness
- gold stock
- decoration
- age hardening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 Gdを0.05〜0.2重量%含む純金素材
に、150℃〜350℃の恒温処理することにより硬度
を上げる。また、Gdを0.05〜0.2重量%含む純
金素材を加工硬化させた後に、150℃〜350℃の恒
温処理することにより硬度を上げる。 【効果】 本発明に係る純金素材の時効硬化方法は、鋳
造や通常のロー付けが必要な装飾品に於ても必要な硬度
が得られることから、様々な純金製装飾品に活用できる
非常に優れた考案である。また、硬化純金の加工硬化品
についても、より硬度を上げることが出来る為、本来軟
らかいという純金のイメージを打ち破るものである。
に、150℃〜350℃の恒温処理することにより硬度
を上げる。また、Gdを0.05〜0.2重量%含む純
金素材を加工硬化させた後に、150℃〜350℃の恒
温処理することにより硬度を上げる。 【効果】 本発明に係る純金素材の時効硬化方法は、鋳
造や通常のロー付けが必要な装飾品に於ても必要な硬度
が得られることから、様々な純金製装飾品に活用できる
非常に優れた考案である。また、硬化純金の加工硬化品
についても、より硬度を上げることが出来る為、本来軟
らかいという純金のイメージを打ち破るものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本来軟らかい純金素材
に、時効硬化処理を行なうことにより硬度を上げ、装飾
用素材としての、活用範囲を広げるものである。
に、時効硬化処理を行なうことにより硬度を上げ、装飾
用素材としての、活用範囲を広げるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、装飾用純金素材は、純金に微量元
素を添加して製造されている。この素材を加工硬化して
使用するのが通例である。特開平6−179931等が
例として上げられる。
素を添加して製造されている。この素材を加工硬化して
使用するのが通例である。特開平6−179931等が
例として上げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記発明等は、加工硬
化して初めて装飾品としての強度が得られることから、
鋳造品や通常のロー付け作業後には軟らかい状態であ
る。かろうじて、ショットピーニング等の表面加工硬化
にて、表層面の硬度を得ている。また、硬化純金素材の
加工硬化後の硬度もより以上のものが望まれている。
化して初めて装飾品としての強度が得られることから、
鋳造品や通常のロー付け作業後には軟らかい状態であ
る。かろうじて、ショットピーニング等の表面加工硬化
にて、表層面の硬度を得ている。また、硬化純金素材の
加工硬化後の硬度もより以上のものが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記事実を鑑
みて成されたものである。Gd0.05〜0.2重量%
を含む純金素材を、150℃〜350℃の温度にて恒温
処理を行なうことにより、装飾品としての硬度を得るこ
とが出来る。
みて成されたものである。Gd0.05〜0.2重量%
を含む純金素材を、150℃〜350℃の温度にて恒温
処理を行なうことにより、装飾品としての硬度を得るこ
とが出来る。
【0005】
【実施例】Gd0.1重量%と、純金(純度99.99
%)99.9重量%を、真空溶解機中にて溶解し、指輪
を鋳造した。この指輪を、表1に表示してある温度に
て、恒温処理を行なったところ次の結果を得た。
%)99.9重量%を、真空溶解機中にて溶解し、指輪
を鋳造した。この指輪を、表1に表示してある温度に
て、恒温処理を行なったところ次の結果を得た。
【0006】
【表1】
【0007】Gd0.1重量%と、純金(純度99.9
9%)99.9重量%を、真空溶解機中にて溶解し、イ
ンゴットを鋳造した。このインゴットを、95%加工し
た後に、図1に表示してある温度にて、恒温処理を行な
ったところ次の結果を得た。
9%)99.9重量%を、真空溶解機中にて溶解し、イ
ンゴットを鋳造した。このインゴットを、95%加工し
た後に、図1に表示してある温度にて、恒温処理を行な
ったところ次の結果を得た。
【0008】
【表2】
【0009】
【発明の効果】以上説明した如く,本発明に係る純金素
材の時効硬化方法は、鋳造や通常のロー付けが必要な装
飾品に於ても必要な硬度が得られることから、様々な純
金製装飾品に活用できる非常に優れた考案である。ま
た、硬化純金の加工硬化品についても、より硬度を上げ
ることが出来る為、本来軟らかいという純金のイメージ
を打ち破るものである。
材の時効硬化方法は、鋳造や通常のロー付けが必要な装
飾品に於ても必要な硬度が得られることから、様々な純
金製装飾品に活用できる非常に優れた考案である。ま
た、硬化純金の加工硬化品についても、より硬度を上げ
ることが出来る為、本来軟らかいという純金のイメージ
を打ち破るものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 Gdを0.05〜0.2重量%含む純金
素材に、150℃〜350℃の恒温処理することにより
硬度を上げる。 - 【請求項2】 Gdを0.05〜0.2重量%含む純金
素材を加工硬化させた後に、150℃〜350℃の恒温
処理することにより硬度を上げる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30104395A JPH09143647A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 装飾用純金素材の時効硬化処理 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30104395A JPH09143647A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 装飾用純金素材の時効硬化処理 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09143647A true JPH09143647A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17892177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30104395A Pending JPH09143647A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 装飾用純金素材の時効硬化処理 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09143647A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6045635A (en) * | 1995-04-07 | 2000-04-04 | Ogasa; Kazuo | High-purity hardened gold alloy and a process of producing the same |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP30104395A patent/JPH09143647A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6045635A (en) * | 1995-04-07 | 2000-04-04 | Ogasa; Kazuo | High-purity hardened gold alloy and a process of producing the same |
US6077366A (en) * | 1995-04-07 | 2000-06-20 | Ogasa; Kazuo | Process for producing a high-purity hard gold alloy |
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