JPH0914359A6 - 偏心揺動型遊星歯車装置およびその製作方法 - Google Patents
偏心揺動型遊星歯車装置およびその製作方法Info
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- JPH0914359A6 JPH0914359A6 JP1995191085A JP19108595A JPH0914359A6 JP H0914359 A6 JPH0914359 A6 JP H0914359A6 JP 1995191085 A JP1995191085 A JP 1995191085A JP 19108595 A JP19108595 A JP 19108595A JP H0914359 A6 JPH0914359 A6 JP H0914359A6
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Abstract
【目的】軸受に対する予圧調整作業を不要とするとともに、部品点数が削減でき、性能および組立作業性の向上が図れる偏心揺動型遊星歯車装置およびその製作方法を提供する。
【構成】支持ブロック31が複数の柱状部32aを有する支持部材32と円板33とからなり、支持部材と円板との間に外歯歯車21を挟んで締結部材35で結合されており、外歯歯車が内歯歯車と係合するようにした偏心揺動型遊星歯車装置の製作するに際して、支持部材と円板とをそれらの端面同士を当接し締結結合して支持ブロックを構成した状態で支持部材と円板のそれぞれに内輪に相当する軸受転動面32b、33aを一定間隔に形成する偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法。
【選択図】図1
【構成】支持ブロック31が複数の柱状部32aを有する支持部材32と円板33とからなり、支持部材と円板との間に外歯歯車21を挟んで締結部材35で結合されており、外歯歯車が内歯歯車と係合するようにした偏心揺動型遊星歯車装置の製作するに際して、支持部材と円板とをそれらの端面同士を当接し締結結合して支持ブロックを構成した状態で支持部材と円板のそれぞれに内輪に相当する軸受転動面32b、33aを一定間隔に形成する偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法。
【選択図】図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は偏心揺動型遊星歯車装置およびその製作方法に関し、特に軸受を組合わせてなる偏心揺動型遊星歯車装置およびその製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平3−41240号公報には、支持ブロックの支持部材と円板とにそれぞれ別個に内輪に相当する転動面を予め加工し、その上で、外歯歯車を挟んで支持部材と円板とを組立ててボルトで締付け、その締付力による支持部材と円板との移動量によって、支持ブロックと内歯歯車部材との間に装着される軸受に所定の予圧が作用するように調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の支持部材と円板との間に外歯歯車を挟持した支持ブロックを有する偏心揺動型遊星歯車装置では、支持部材と円板との転動面を別個に加工した上で組立てている。各部品にはそれぞれ加工誤差が存在し、そのために、組立後に誤差が積算され寸法のバラツキが大きくなり、支持ブロックと本体との間に装着される軸受の予圧管理が必要である。
【0004】
この予圧管理方法としては、従来から、軸受間距離(軸方向隙間)を測定する方法や、上述した特開平3−41240号公報に記載のボルトの締め付けによる予圧を付与する方法、更に、対をなした軸受間にディスタンスピ−スを装着したり、図16に示すように軸受の端部にディスタンスピースを衝接することにより軸受間の軸方向隙間を調整する方法等がとられている。
【0005】
この予圧調整に不備があると、回転トルク変動がおこり、回転方向を正逆反転させるときのロストモーションにつながったり、曲げモーメントに対抗する剛性不足が発生するという問題がある。そのため、偏心揺動型遊星歯車装置を位置決め装置に使用した場合には、位置決め不良を生じることになる。
【0006】
更に、上述した従来の偏心揺動型遊星歯車装置では部品点数が多いという欠点がある。特に、ディスタンスピースを用いるときには、数種類の幅寸法のディスタンスピースを準備するが必要がある。一方、軸受精度のよいものを用いて調整代を小さくすることも考えられるが軸受は内輪、外輪、コロ等の転動体、保持具からなるので、精度のよいものを使用しようとすれば精度に応じて価格が高価となる。
【0007】
また、従来の偏心揺動型遊星歯車装置では軸受と軸受嵌入部との隙間(半径方向)が歯車装置のロストモーションに影響を与える。また、隙間が均一でないため性能(曲げモーメントに対抗する剛性)にバラツキがでて、性能が低下するという問題がある。
【0008】
従来、半径方向の隙間を小さくするために軸受の内外輪を軸受嵌入部に圧入しているが、軸受を軸受嵌入部に圧入するには大きな力が必要であり、圧入装置を必要とする。一方、軸受と軸受嵌入部を接着するには手間が掛かり、コストアップとなる。また、予圧調整作業が組立時に必要である。このため、従来の偏心揺動型遊星歯車装置では組立作業性が悪い。
【0009】
【発明の目的】
本発明は、軸受に対する予圧調整作業を不要とするとともに、部品点数が削減でき、性能および組立作業性の向上が図れる偏心揺動型遊星歯車装置およびその製作方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば支持ブロックが複数の柱状部を有する支持部材と円板とからなり、該支持部材と円板との間に外歯歯車を挟んで締結部材で結合されており、該外歯歯車が内歯歯車と係合するようにした偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法において、前記支持部材と円板とをそれらの端面同士を当接し締結結合して支持ブロックを構成した状態で支持部材と円板のそれぞれに内輪に相当する軸受転動面を一定間隔に形成することを特徴とする偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法が提供される。
【0011】
更に本発明では、上記製作方法により製作した偏心揺動型遊星歯車装置として、内歯歯車と、外歯歯車と、カム軸と、支持ブロックとからなり、支持ブロックが複数の柱状部を有した支持部材と円板とからなり、前記外歯歯車を挟んで支持部材と円板とを位置決め部材と締結部材で位置決め結合された偏心揺動型遊星歯車装置において、位置決め部材と締結部材とにより支持ブロックを位置決め結合した状態で前記支持部材と円板にそれぞれに内輪に相当する軸受転動面が一定間隔に形成され、該転動面に軸受の転動体が装着されていることを特徴とする偏心揺動型遊星歯車装置が提供される。
【0012】
【実施例】
以下、図示した実施例に基き、本発明を詳細に説明する。図1、図2は、本発明の実施例を示し、支持ブロックに内輪に相当する軸受転動面を一定間隔に形成したものである。
【0013】
本発明の偏心揺動型遊星歯車装置は内周にピン12を具備してピン歯車を形成している内歯歯車11と、内歯歯車11に噛合う外歯歯車21と、外歯歯車21のカム装着孔21aにニードルベアリング23を介して嵌合して外歯歯車21を揺動させながら駆動回転させるカム軸22と、カム軸22の両端をテーパコロ軸受24を介して支持する支持ブロック31とから構成されている。
【0014】
支持ブロック31は、突出した複数の柱状部32aを有する支持部材32と円板33とからなり、支持部材32と円板33とを位置決め部材34で位置決めし締結部材35で結合して構成されている。
【0015】
支持ブロック31の支持部材32および円板33にはそれぞれ軸受内輪に相当する転動面32b、33aが形成されている。軸受転動面32b、33aは図6、図7に示すように、支持部材32と円板33とをそれらの端面同士を当接して位置決め部材34によりその相対位置を位置決めし、締結部材35で互いに締結して支持ブロック31を構成し、支持ブロック31を構成した状態で支持部材32と円板33のそれぞれに一定間隔に、例えば、研削装置で加工されたものである。
【0016】
上述のようにようにして軸受転動面32b、33aを支持部材32および円板33に加工した後に、締結部材35の締結を解き、位置決め部材34を抜いて、支持ブロック31を支持部材32および円板33に分離する。次いで、内歯歯車11、外歯歯車21、カム軸22を介装し、支持部材32と円板33とをそれらの端面同士を当接して位置決め部材34によりその相対位置を位置決めし、締結部材35で互いに締結して偏心揺動型遊星歯車装置を構成する。
【0017】
位置決め部材34は、例えばテーパピンであり、分離した支持ブロック31を支持部材32と円板33とを所定位置に再位置決めするものである。
【0018】
締結部材35は、例えば六角穴付きボルトであり、規定の締結力で支持部材32と円板33とを結合し固定するものである。
【0019】
支持部材32および円板33に軸受転動面32b、33aを一定間隔に形成する方法として、例えば図6に示すように、先端部を所定の形状に形成した一対の研削砥石41、41を所定の間隔L1を開けて研削装置の工具取付軸に取着し、工具砥石41、41とともに工具取付軸を支持部材32および円板33に対して進退させて軸受転動面32b、33aを研削加工する。
【0020】
他の方法として、図7に示すように、1つの研削砥石41を研削装置の工具取付軸に取着し、例えば工具砥石41を先ず円板33に向け工具砥石41を進行させて円板33に軸受転動面33aを形成し、次いで工具砥石41を円板33から後退させ、その上で工具砥石41を支持部材32に向けて所定の距離L1移動させ、次いで、支持部材32に向けて工具砥石41を進行させて支持部材32に軸受転動面32bを形成し、工具砥石41を指示部材32から後退させる。
【0021】
上述した実施例では内歯歯車として小円柱からなる多数のピン12を用いていたが、図3に示すように、内歯歯車としてピン形状歯車が内面に形成された歯車を用いて、内歯歯車に外輪に相当する軸受転動面を形成してもよい。
【0022】
この場合、上述の実施例と同様に、軸受の内輪または外輪の何れかを一体形成することによって、従来の場合の組立誤差の半分以下にすることができる。
【0023】
また、図4、図5に示す実施例では、支持ブロックに内輪に相当する軸受転動面を一定間隔に形成するとともに、ピン形状が一定間隔に形成された内歯歯車に外輪に相当する軸受転動面11aを一定間隔で一対形成したものである。
【0024】
内歯歯車11に軸受転動面11aを一定間隔で形成する方法として、例えば図8に示すように、一対の研削砥石41、41を所定の間隔L2を開けて研削装置の工具取付軸に取着し、工具砥石41、41とともに工具取付軸を内歯歯車11に対して進退させて軸受転動面11aを研削加工する。
【0025】
他の方法として、図9に示すように、1つの研削砥石41を研削装置の工具取付軸に取着し、例えば工具砥石41を先ず内歯歯車11の一部分に向けて進行させて内歯歯車11に一方の軸受転動面11aを形成し、次いで工具砥石41を内歯歯車11から後退させ、その上で工具砥石41を内歯歯車11の他部分に向けて所定の距離L2移動させ、次いで、内歯歯車11に向け工具砥石41を進行させて内歯歯車11に他の軸受転動面11aを形成し、工具砥石41を内歯歯車11から後退させる。
【0026】
軸受の転動面は、図10、図11に示すように、テ−パコロ軸受溝であってもよい。ただし、図10のように、テーパコロ軸受の内輪溝の加工は研削工具の移動量L3と支持ブロックの径Dの距離関係、および研削工具の角度等を調節するため複雑となることがある。
【0027】
一方、軸受の転動面をアンギュラ玉軸受溝にすると、図7、図9に示したように、例えば、ダイヤモンドホイールが1個でよいなど研削工具が簡素とすることもでき、全く同形状の溝形状を得ることができる。この場合に送り量L1、L2、半径方向の送り量は、NC制御により、容易に高精度に制御することができる。
【0028】
なお、上述した各寸法L1、L2、L3、L3’は、軸受の予圧が最適となるように設定すると共に、支持部材32および円板33の端面同士を当接し、所定の締付け力で締結結合した状態で軸受転動面を形成している。このように構成することによって、遊星歯車装置の組立てに当たって、支持部材32および円板33を分離し、軸受の転動体や外歯歯車などを組込んだ後に、再度支持部材32および円板33を締結する際に、例えばトルクレンチを使用して締結することにより軸受転動面を形成加工したときと同じ締付け力で支持ブロック31の再組付けを行うことができる。このように軸受転動面を形成加工したときの締付け力で支持ブロック31の再組付けを行えば、再組付け時の精度の低下は生じない。
【0029】
上述した実施例において支持ブロック31の支持部材32および円板33に内輪となる軸受転動面32b、33aを形成するに際して、支持部材32および円板を例えばSUJの軸受鋼やS55Cの炭素鋼などで製作し、図12に示すように、その転動面となる部分を高周波焼入れなどの熱処理により硬化させそこを加工してもよい。
【0030】
また、図13に示すように支持部材32および円板33を球状黒鉛鋳鉄などの鋳物で製作し、その内輪となる軸受転動面にSUJなどの軸受鋼やS55Cの炭素鋼などの異種部材を接合し、その接合した部材を転動面として適するような熱処理をしてもよい。
【0031】
同様に内歯歯車においても、転動面となる部分を強化するために内歯歯車の転動面の表面を図14に示すように熱処理で硬化した層を形成してもよく、また、図15に示すように内歯歯車の転動面となる部分に異種部材を接合し、所望の強度を持たせるようにしてもよい。
【0032】
本発明の偏心揺動型遊星歯車装置は、軸受の転動面を−体に形成することにあり、カム軸の数、外歯歯車の数、内歯歯車と外歯歯車の歯数差には、何等関係のないものである。
【0033】
【発明の効果】
支持ブロックに軸受転動面を一定間隔に形成、すなわち、直接に−体に形成することにより、軸受に対する予圧調整が不要となるとともに部品点数も削減できるため、組立作業性が向上する。そして、軸受内輪と軸受嵌入部との隙間かなくなることとなり、性能が向上するとともに安定する。
【0034】
内歯歯車にピン形状を−体に形成するとともに、軸受転動面を一定間隔に一対形成することにより、軸受に対する予圧調整が不要となるとともに部品点数も削減できるため、組立作業性が向上する。そして、内歯歯車とピンとの隙間、および軸受内輪と軸受嵌入部との隙間がなくなることとなり、性能が向上するとともに安定する。
【0035】
支持ブロックに軸受転動面を一定間隔に形成し、内歯歯車にピン形状を一体に形成するとともに、軸受転動面を一定間隔に一対形成することにより、軸受に対する与圧調節が不要になるとともに部品点数が大幅に削減できるため、組立作業性が大幅に向上する。そして、内歯歯車とピンとの隙間および軸受内輪と軸受嵌入部との隙間が全くなくなることにより、性能が大幅に向上するとともに安定する。
【0036】
また、軸受の転動面をアンギユラ玉軸受溝とすることにより、溝加工が簡素となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図である。
【図2】図1に示す実施例の縦断面である。
【図3】本発明の他の実施例の断面図である。
【図4】本発明の別の実施例の断面図である。
【図5】図4に示す実施例の縦断面である。
【図6】支持ブロックに転動面を加工する方法を示す断面図である。
【図7】支持ブロックに転動面を加工する方法を示す断面図である。
【図8】内歯歯車にアンギュラ玉軸受の外輪溝を加工する方法を示す断面図である。
【図9】内歯歯車にアンギュラ玉軸受の外輪溝を加工する方法を示す断面図である。
【図10】支持ブロックにテーパコロ軸受の内輪を加工する方法を示す断面図である。
【図11】支持ブロックにテーパコロ軸受の内輪を加工する方法を示す断面図である。
【図12】本発明の他の実施例の断面図である。
【図13】本発明の他の実施例の断面図である。
【図14】本発明の他の実施例の断面図である。
【図15】本発明の他の実施例の断面図である。
【図16】従来装置の断面図である。
【符号の説明】
11 内歯歯車
11a 外輪に相当する転動面
21 外歯歯車
31 支持ブロック
32 支持部材
32a 柱状部
32b 内輪に相当する転動面
33 円板
33a 内輪に相当する転動面
41 砥石
【産業上の利用分野】
本発明は偏心揺動型遊星歯車装置およびその製作方法に関し、特に軸受を組合わせてなる偏心揺動型遊星歯車装置およびその製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平3−41240号公報には、支持ブロックの支持部材と円板とにそれぞれ別個に内輪に相当する転動面を予め加工し、その上で、外歯歯車を挟んで支持部材と円板とを組立ててボルトで締付け、その締付力による支持部材と円板との移動量によって、支持ブロックと内歯歯車部材との間に装着される軸受に所定の予圧が作用するように調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の支持部材と円板との間に外歯歯車を挟持した支持ブロックを有する偏心揺動型遊星歯車装置では、支持部材と円板との転動面を別個に加工した上で組立てている。各部品にはそれぞれ加工誤差が存在し、そのために、組立後に誤差が積算され寸法のバラツキが大きくなり、支持ブロックと本体との間に装着される軸受の予圧管理が必要である。
【0004】
この予圧管理方法としては、従来から、軸受間距離(軸方向隙間)を測定する方法や、上述した特開平3−41240号公報に記載のボルトの締め付けによる予圧を付与する方法、更に、対をなした軸受間にディスタンスピ−スを装着したり、図16に示すように軸受の端部にディスタンスピースを衝接することにより軸受間の軸方向隙間を調整する方法等がとられている。
【0005】
この予圧調整に不備があると、回転トルク変動がおこり、回転方向を正逆反転させるときのロストモーションにつながったり、曲げモーメントに対抗する剛性不足が発生するという問題がある。そのため、偏心揺動型遊星歯車装置を位置決め装置に使用した場合には、位置決め不良を生じることになる。
【0006】
更に、上述した従来の偏心揺動型遊星歯車装置では部品点数が多いという欠点がある。特に、ディスタンスピースを用いるときには、数種類の幅寸法のディスタンスピースを準備するが必要がある。一方、軸受精度のよいものを用いて調整代を小さくすることも考えられるが軸受は内輪、外輪、コロ等の転動体、保持具からなるので、精度のよいものを使用しようとすれば精度に応じて価格が高価となる。
【0007】
また、従来の偏心揺動型遊星歯車装置では軸受と軸受嵌入部との隙間(半径方向)が歯車装置のロストモーションに影響を与える。また、隙間が均一でないため性能(曲げモーメントに対抗する剛性)にバラツキがでて、性能が低下するという問題がある。
【0008】
従来、半径方向の隙間を小さくするために軸受の内外輪を軸受嵌入部に圧入しているが、軸受を軸受嵌入部に圧入するには大きな力が必要であり、圧入装置を必要とする。一方、軸受と軸受嵌入部を接着するには手間が掛かり、コストアップとなる。また、予圧調整作業が組立時に必要である。このため、従来の偏心揺動型遊星歯車装置では組立作業性が悪い。
【0009】
【発明の目的】
本発明は、軸受に対する予圧調整作業を不要とするとともに、部品点数が削減でき、性能および組立作業性の向上が図れる偏心揺動型遊星歯車装置およびその製作方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば支持ブロックが複数の柱状部を有する支持部材と円板とからなり、該支持部材と円板との間に外歯歯車を挟んで締結部材で結合されており、該外歯歯車が内歯歯車と係合するようにした偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法において、前記支持部材と円板とをそれらの端面同士を当接し締結結合して支持ブロックを構成した状態で支持部材と円板のそれぞれに内輪に相当する軸受転動面を一定間隔に形成することを特徴とする偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法が提供される。
【0011】
更に本発明では、上記製作方法により製作した偏心揺動型遊星歯車装置として、内歯歯車と、外歯歯車と、カム軸と、支持ブロックとからなり、支持ブロックが複数の柱状部を有した支持部材と円板とからなり、前記外歯歯車を挟んで支持部材と円板とを位置決め部材と締結部材で位置決め結合された偏心揺動型遊星歯車装置において、位置決め部材と締結部材とにより支持ブロックを位置決め結合した状態で前記支持部材と円板にそれぞれに内輪に相当する軸受転動面が一定間隔に形成され、該転動面に軸受の転動体が装着されていることを特徴とする偏心揺動型遊星歯車装置が提供される。
【0012】
【実施例】
以下、図示した実施例に基き、本発明を詳細に説明する。図1、図2は、本発明の実施例を示し、支持ブロックに内輪に相当する軸受転動面を一定間隔に形成したものである。
【0013】
本発明の偏心揺動型遊星歯車装置は内周にピン12を具備してピン歯車を形成している内歯歯車11と、内歯歯車11に噛合う外歯歯車21と、外歯歯車21のカム装着孔21aにニードルベアリング23を介して嵌合して外歯歯車21を揺動させながら駆動回転させるカム軸22と、カム軸22の両端をテーパコロ軸受24を介して支持する支持ブロック31とから構成されている。
【0014】
支持ブロック31は、突出した複数の柱状部32aを有する支持部材32と円板33とからなり、支持部材32と円板33とを位置決め部材34で位置決めし締結部材35で結合して構成されている。
【0015】
支持ブロック31の支持部材32および円板33にはそれぞれ軸受内輪に相当する転動面32b、33aが形成されている。軸受転動面32b、33aは図6、図7に示すように、支持部材32と円板33とをそれらの端面同士を当接して位置決め部材34によりその相対位置を位置決めし、締結部材35で互いに締結して支持ブロック31を構成し、支持ブロック31を構成した状態で支持部材32と円板33のそれぞれに一定間隔に、例えば、研削装置で加工されたものである。
【0016】
上述のようにようにして軸受転動面32b、33aを支持部材32および円板33に加工した後に、締結部材35の締結を解き、位置決め部材34を抜いて、支持ブロック31を支持部材32および円板33に分離する。次いで、内歯歯車11、外歯歯車21、カム軸22を介装し、支持部材32と円板33とをそれらの端面同士を当接して位置決め部材34によりその相対位置を位置決めし、締結部材35で互いに締結して偏心揺動型遊星歯車装置を構成する。
【0017】
位置決め部材34は、例えばテーパピンであり、分離した支持ブロック31を支持部材32と円板33とを所定位置に再位置決めするものである。
【0018】
締結部材35は、例えば六角穴付きボルトであり、規定の締結力で支持部材32と円板33とを結合し固定するものである。
【0019】
支持部材32および円板33に軸受転動面32b、33aを一定間隔に形成する方法として、例えば図6に示すように、先端部を所定の形状に形成した一対の研削砥石41、41を所定の間隔L1を開けて研削装置の工具取付軸に取着し、工具砥石41、41とともに工具取付軸を支持部材32および円板33に対して進退させて軸受転動面32b、33aを研削加工する。
【0020】
他の方法として、図7に示すように、1つの研削砥石41を研削装置の工具取付軸に取着し、例えば工具砥石41を先ず円板33に向け工具砥石41を進行させて円板33に軸受転動面33aを形成し、次いで工具砥石41を円板33から後退させ、その上で工具砥石41を支持部材32に向けて所定の距離L1移動させ、次いで、支持部材32に向けて工具砥石41を進行させて支持部材32に軸受転動面32bを形成し、工具砥石41を指示部材32から後退させる。
【0021】
上述した実施例では内歯歯車として小円柱からなる多数のピン12を用いていたが、図3に示すように、内歯歯車としてピン形状歯車が内面に形成された歯車を用いて、内歯歯車に外輪に相当する軸受転動面を形成してもよい。
【0022】
この場合、上述の実施例と同様に、軸受の内輪または外輪の何れかを一体形成することによって、従来の場合の組立誤差の半分以下にすることができる。
【0023】
また、図4、図5に示す実施例では、支持ブロックに内輪に相当する軸受転動面を一定間隔に形成するとともに、ピン形状が一定間隔に形成された内歯歯車に外輪に相当する軸受転動面11aを一定間隔で一対形成したものである。
【0024】
内歯歯車11に軸受転動面11aを一定間隔で形成する方法として、例えば図8に示すように、一対の研削砥石41、41を所定の間隔L2を開けて研削装置の工具取付軸に取着し、工具砥石41、41とともに工具取付軸を内歯歯車11に対して進退させて軸受転動面11aを研削加工する。
【0025】
他の方法として、図9に示すように、1つの研削砥石41を研削装置の工具取付軸に取着し、例えば工具砥石41を先ず内歯歯車11の一部分に向けて進行させて内歯歯車11に一方の軸受転動面11aを形成し、次いで工具砥石41を内歯歯車11から後退させ、その上で工具砥石41を内歯歯車11の他部分に向けて所定の距離L2移動させ、次いで、内歯歯車11に向け工具砥石41を進行させて内歯歯車11に他の軸受転動面11aを形成し、工具砥石41を内歯歯車11から後退させる。
【0026】
軸受の転動面は、図10、図11に示すように、テ−パコロ軸受溝であってもよい。ただし、図10のように、テーパコロ軸受の内輪溝の加工は研削工具の移動量L3と支持ブロックの径Dの距離関係、および研削工具の角度等を調節するため複雑となることがある。
【0027】
一方、軸受の転動面をアンギュラ玉軸受溝にすると、図7、図9に示したように、例えば、ダイヤモンドホイールが1個でよいなど研削工具が簡素とすることもでき、全く同形状の溝形状を得ることができる。この場合に送り量L1、L2、半径方向の送り量は、NC制御により、容易に高精度に制御することができる。
【0028】
なお、上述した各寸法L1、L2、L3、L3’は、軸受の予圧が最適となるように設定すると共に、支持部材32および円板33の端面同士を当接し、所定の締付け力で締結結合した状態で軸受転動面を形成している。このように構成することによって、遊星歯車装置の組立てに当たって、支持部材32および円板33を分離し、軸受の転動体や外歯歯車などを組込んだ後に、再度支持部材32および円板33を締結する際に、例えばトルクレンチを使用して締結することにより軸受転動面を形成加工したときと同じ締付け力で支持ブロック31の再組付けを行うことができる。このように軸受転動面を形成加工したときの締付け力で支持ブロック31の再組付けを行えば、再組付け時の精度の低下は生じない。
【0029】
上述した実施例において支持ブロック31の支持部材32および円板33に内輪となる軸受転動面32b、33aを形成するに際して、支持部材32および円板を例えばSUJの軸受鋼やS55Cの炭素鋼などで製作し、図12に示すように、その転動面となる部分を高周波焼入れなどの熱処理により硬化させそこを加工してもよい。
【0030】
また、図13に示すように支持部材32および円板33を球状黒鉛鋳鉄などの鋳物で製作し、その内輪となる軸受転動面にSUJなどの軸受鋼やS55Cの炭素鋼などの異種部材を接合し、その接合した部材を転動面として適するような熱処理をしてもよい。
【0031】
同様に内歯歯車においても、転動面となる部分を強化するために内歯歯車の転動面の表面を図14に示すように熱処理で硬化した層を形成してもよく、また、図15に示すように内歯歯車の転動面となる部分に異種部材を接合し、所望の強度を持たせるようにしてもよい。
【0032】
本発明の偏心揺動型遊星歯車装置は、軸受の転動面を−体に形成することにあり、カム軸の数、外歯歯車の数、内歯歯車と外歯歯車の歯数差には、何等関係のないものである。
【0033】
【発明の効果】
支持ブロックに軸受転動面を一定間隔に形成、すなわち、直接に−体に形成することにより、軸受に対する予圧調整が不要となるとともに部品点数も削減できるため、組立作業性が向上する。そして、軸受内輪と軸受嵌入部との隙間かなくなることとなり、性能が向上するとともに安定する。
【0034】
内歯歯車にピン形状を−体に形成するとともに、軸受転動面を一定間隔に一対形成することにより、軸受に対する予圧調整が不要となるとともに部品点数も削減できるため、組立作業性が向上する。そして、内歯歯車とピンとの隙間、および軸受内輪と軸受嵌入部との隙間がなくなることとなり、性能が向上するとともに安定する。
【0035】
支持ブロックに軸受転動面を一定間隔に形成し、内歯歯車にピン形状を一体に形成するとともに、軸受転動面を一定間隔に一対形成することにより、軸受に対する与圧調節が不要になるとともに部品点数が大幅に削減できるため、組立作業性が大幅に向上する。そして、内歯歯車とピンとの隙間および軸受内輪と軸受嵌入部との隙間が全くなくなることにより、性能が大幅に向上するとともに安定する。
【0036】
また、軸受の転動面をアンギユラ玉軸受溝とすることにより、溝加工が簡素となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図である。
【図2】図1に示す実施例の縦断面である。
【図3】本発明の他の実施例の断面図である。
【図4】本発明の別の実施例の断面図である。
【図5】図4に示す実施例の縦断面である。
【図6】支持ブロックに転動面を加工する方法を示す断面図である。
【図7】支持ブロックに転動面を加工する方法を示す断面図である。
【図8】内歯歯車にアンギュラ玉軸受の外輪溝を加工する方法を示す断面図である。
【図9】内歯歯車にアンギュラ玉軸受の外輪溝を加工する方法を示す断面図である。
【図10】支持ブロックにテーパコロ軸受の内輪を加工する方法を示す断面図である。
【図11】支持ブロックにテーパコロ軸受の内輪を加工する方法を示す断面図である。
【図12】本発明の他の実施例の断面図である。
【図13】本発明の他の実施例の断面図である。
【図14】本発明の他の実施例の断面図である。
【図15】本発明の他の実施例の断面図である。
【図16】従来装置の断面図である。
【符号の説明】
11 内歯歯車
11a 外輪に相当する転動面
21 外歯歯車
31 支持ブロック
32 支持部材
32a 柱状部
32b 内輪に相当する転動面
33 円板
33a 内輪に相当する転動面
41 砥石
Claims (9)
- 支持ブロックが複数の柱状部を有する支持部材と円板とからなり、該支持部材と円板との間に外歯歯車を挟んで締結部材で結合されており、該外歯歯車が内歯歯車と係合するようにした偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法において、前記支持部材と円板とをそれらの端面同士を当接し締結結合して支持ブロックを構成した状態で支持部材と円板のそれぞれに内輪に相当する軸受転動面を一定間隔に形成することを特徴とする偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法。
- 支持ブロックが複数の柱状部を有する支持部材と円板とからなり、該支持部材と円板との間に外歯歯車を挟んで締結部材で結合されており、該外歯歯車が内歯歯車と係合するようにした偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法において、前記内歯歯車に外輪に相当する軸受転動面を一定間隔で一対形成することを特徴とする偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法。
- 支持ブロックが複数の柱状部を有する支持部材と円板とからなり、該支持部材と円板との間に外歯歯車を挟んで締結部材で結合されており、該外歯歯車が内歯歯車と係合するようにした偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法において、前記支持部材と円板とをそれらの端面同士を当接し締結結合して支持ブロックを構成した状態で支持部材と円板のそれぞれに内輪に相当する軸受転動面を一定間隔に形成するとともに前記内歯歯車に外輪に相当する軸受転動面を一定間隔で一対形成し、前記両軸受転動面間に軸受の転動体を挿着して偏心揺動型遊星歯車装置を組立てることを特徴とする偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法。
- 前記内歯歯車にピン形状を一体的に形成した請求項2または3に記載の偏心揺動型遊星歯車装置の製作方法。
- 内歯歯車と、外歯歯車と、カム軸と、支持ブロックとからなり、支持ブロックが複数の柱状部を有する支持部材と円板とからなり、前記外歯歯車を挟んで支持部材と円板とを位置決め部材と締結部材で位置決め結合された偏心揺動型遊星歯車装置において、位置決め部材と締結部材とにより支持ブロックを位置決め結合した状態で前記支持部材と円板にそれぞれに内輪に相当する軸受転動面が一定間隔に形成され、該転動面に軸受の転動体が装着されていることを特徴とする偏心揺動型遊星歯車装置。
- 内歯歯車と、外歯歯車と、カム軸と、支持ブロックとからなり、支持ブロックが複数の柱状部を有する支持部材と円板とからなり、前記外歯歯車を挟んで支持部材と円板とを位置決め部材と締結部材で位置決め結合された偏心揺動型遊星歯車装置において、前記外歯歯車に噛合する内歯歯車に外輪に相当する軸受転動面が一定間隔で一対形成され、該転動面に軸受の転動体が装着されていることを特徴とする偏心揺動型遊星歯車装置。
- 内歯歯車と、外歯歯車と、カム軸と、支持ブロックとからなり、支持ブロックが複数の柱状部を有する支持部材と円板とからなり、前記外歯歯車を挟んで支持部材と円板とを位置決め部材と締結部材で位置決め結合された偏心揺動型遊星歯車装置において、位置決め部材と締結部材とにより支持ブロックを位置決め結合した状態で前記支持部材と円板にそれぞれに内輪に相当する軸受転動面が一定間隔に形成され、前記外歯歯車に噛合する内歯歯車に外輪に相当する軸受転動面が一定間隔で一対形成され、前記両転動面間に軸受の転動体が装着されていることを特徴とする偏心揺動型遊星歯車装置。
- 歯車の転動面をアンギュラ玉軸受溝としたことを特徴とする請求項5、6または7に記載の偏心揺動型遊星歯車装置。
- 前記内歯歯車にピン形状が一体的に一定間隔に形成されていることを特徴とする請求項5、6または7に記載の偏心揺動型遊星歯車装置。
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DE69616884T DE69616884T4 (de) | 1995-07-03 | 1996-06-20 | Exzenter-Planetengetriebe und Verfahren zu dessen Herstellung |
US08/667,130 US5772494A (en) | 1995-07-03 | 1996-06-20 | Eccentric orbiting type planetary gear device, and its manufacturing method |
DE69616884A DE69616884C5 (de) | 1995-07-03 | 1996-06-20 | Exzenter-Planetengetriebe und Verfahren zu dessen Herstellung |
US08/976,328 US6033333A (en) | 1995-07-03 | 1997-11-21 | Eccentric orbiting type planetary gear device |
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