JPH0914349A - マウント - Google Patents

マウント

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JPH0914349A
JPH0914349A JP18664395A JP18664395A JPH0914349A JP H0914349 A JPH0914349 A JP H0914349A JP 18664395 A JP18664395 A JP 18664395A JP 18664395 A JP18664395 A JP 18664395A JP H0914349 A JPH0914349 A JP H0914349A
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JP
Japan
Prior art keywords
elastomer
motor
flange
mounting plate
adhesive
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18664395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nishimura
洋 西村
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Nok Megulastik Co Ltd
Original Assignee
Nok Megulastik Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nok Megulastik Co Ltd filed Critical Nok Megulastik Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機体側に取り付けられる第一取付板11及び
モータ側に取り付けられる第二取付板12に接着剤を介
してエラストマ13を接着したマウント10への熱の影
響を低減させ、耐熱性を向上させる。 【構成】 エラストマ13は、第一取付板11及び第二
取付板12に対して接着剤で接着されている。第一取付
板11は、機体内部のシャーシに取り付けられる。第二
取付板12は、エラストマ13に接着された環状のエラ
ストマ接着フランジ121と、その外周の180°対象
位置からそれぞれエラストマ13と反対側へ屈曲した軸
方向段差部122を介して外周側へ突出され軸方向段差
部122の近傍に通孔121aが開設されたモータ取付
フランジ123からなり、ステッピングモータ20は、
第二取付板12のモータ取付フランジ123に取り付け
られる。ステッピングモータ20からの熱は、エラスト
マ接着フランジ121への伝導過程で軸方向段差部12
2及び通孔121aで放熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動に伴い熱を発生す
るモータ、例えばステッピングモータの取付部に介装さ
れ、モータの回転駆動に伴う振動や騒音を吸収・絶縁す
るためのマウントに関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、複写機などの紙送り用
や、プリンタの印字ヘッド及び紙送りのサーボ駆動用と
しては、ステッピングモータが使用されるが、このモー
タは、駆動時に振動を発生することから、上記ファクシ
ミリ等の機体内部壁面に対して、防振用のマウントを介
して取り付けられる。
【0003】従来この種のマウントは、典型的には図5
に示すように、互いに対向配置された金属板からなる第
一取付板1及び第二取付板2を環状のエラストマ3を介
して弾性的に連結した構造を有し、第一取付板1は図示
されていないファクシミリ等の機体の内部壁面に、また
第二取付板2はステッピングモータ4の取付フランジに
それぞれ連結され、このモータ4に発生する振動をエラ
ストマ3の捩り変形動作によって吸収・絶縁し、前記機
体側への振動伝達を低減するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のマウントにお
いて、エラストマ3は、第一取付板1及び第二取付板2
に対して成形時の加硫接着によって定着される。ステッ
ピングモータ4は駆動に伴って発熱し、その温度はma
x130℃程度まで上昇するが、エラストマ3の加硫接
着による接着部の耐熱温度は150℃を超えるものであ
るため、十分な接着強度を維持することができる。しか
し、エラストマ3を第一取付板1及び第二取付板2に加
硫接着する場合は、マウント製造の自動化が容易でな
く、接着面の前処理や接着処理等の工程が必要になるた
め、低価格化が困難であった。そこで発明者らは、常温
で速硬化性を発揮する接着剤を用いてエラストマ3を第
一取付板1及び第二取付板2に接着することによる製品
化を研究してきたが、現在市販されている接着剤は耐熱
温度が低く、130℃に達するモータ発熱を受けること
によって接着強度が低下してしまうため、使用すること
ができなかった。
【0005】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、機体側に
取り付けられる第一取付板及びモータ側に取り付けられ
る第二取付板間に接着剤を介してエラストマを接着した
マウントへの熱の影響を低減させ、耐熱性を向上させる
ことによって、低価格化を実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るマウントは、中央が開口され機体側に取り
付けられる第一取付板と、中央が開口されモータ側に取
り付けられる第二取付板と、両端面が前記第一及び第二
取付板における中央開口の外周側に接着された環状のエ
ラストマとを備え、前記第二取付板はエラストマ接着フ
ランジ及びその外周部から前記エラストマと反対側へ屈
曲した軸方向段差部を介して外周側へ突出されたモータ
取付フランジからなり、前記軸方向段差部又はこの軸方
向段差部と対応する前記エラストマ接着フランジの外周
部に所要数の通孔が開設される。また、前記第二取付板
は、軸方向に互いに離間対向すると共に内周部が互いに
連続したエラストマ接着フランジ及びモータ取付フラン
ジからなり、その互いの連続部分に円周方向所定間隔で
複数の通孔が開設された構成とすることも好ましい。
【0007】
【作用】機体側に取り付けられる第一取付板とモータに
取り付けられる第二取付板は、エラストマを介して互い
に変位自在に弾性的に連結されており、エラストマは、
その柔軟な変形動作によってモータから機体側への振動
の伝達を低減する。第二取付板において、エラストマが
接着されたエラストマ接着フランジと、熱源であるモー
タが取り付けられるモータ取付フランジが互いに軸方向
に離間しているため、エラストマの接着面がモータから
離れており、しかもこのエラストマ接着フランジとモー
タ取付フランジとを互いに連続している内周部あるいは
軸方向段差部には放熱用の複数の通孔が開設されている
ので、モータの熱によるエラストマ接着面の温度上昇が
低減される。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係るマウント10の第一実施
例をステッピングモータ20と共に示す一部切断した斜
視図であり、図2はステッピングモータ20を取り付け
た状態の半断面図である。すなわちこの第一実施例によ
るマウント10は、金属板からなり中央が円形状に開口
された第一取付板11と、金属板からなり中央が円形状
に開口された第二取付板12と、両端面が接着剤(図示
省略)を介して前記第一及び第二取付板11,12の中
央開口の外周側に接着された環状のエラストマ13とを
備えている。
【0009】第一取付板11は、その外周部の180°
対象位置に形成された小孔11aにねじ込まれる螺子部
材(図示省略)によってファクシミリ等の機体内部のシ
ャーシ30に取り付けられる。一方、第二取付板12
は、エラストマ13に接着された環状のエラストマ接着
フランジ121及びその外周の180°対象位置からそ
れぞれエラストマ13と反対側へ屈曲した軸方向段差部
122を介して外周側へ突出されたモータ取付フランジ
123からなるものであって、エラストマ接着フランジ
121には、エラストマ13との接着面と軸方向段差部
122の間に位置して円弧状に延びる通孔121aが開
設されている。ステッピングモータ20はその取付フラ
ンジ21に開設された小孔21aから第二取付板12に
おけるモータ取付フランジ123の外周部の180°対
象位置に形成された螺子孔123aにねじ込まれる螺子
部材14を介して前記第二取付板12に取り付けられ
る。また、ステッピングモータ20の出力軸22は、当
該マウント10の内周からシャーシ30の開口部31を
通して機体内部のギヤ等に接続される。
【0010】なお、第一取付板11の小孔11aは、螺
子部材によるシャーシ30への取付を容易に行うことが
できるように、第二取付板12のモータ取付フランジ1
23に対して中央開口の周りに90°ずれた位置に形成
した機体取付フランジ11bに開設されている。
【0011】この実施例によるモータ用マウント10に
おいては、機体内部のシャーシ30に定着された第一取
付板11に対して、モータ20側の第二取付板12がエ
ラストマ13を介して弾性的に連結されているため、モ
ータ20にその駆動に伴う振動が発生すると、この振動
による第二取付板12の変位を受けてエラストマ13が
弾性的に変形され、前記シャーシ30への振動の伝達を
有効に吸収することができる。
【0012】ステッピングモータ20は駆動に伴って熱
を発生するので、その温度が上昇するが(max130
℃)、第二取付板12は、エラストマ接着フランジ12
1とモータ取付フランジ123が軸方向段差部122を
介して互いに軸方向に離間し、すなわち図2の断面に示
すように、エラストマ13が接着されたエラストマ接着
フランジ121と熱源であるステッピングモータ20が
隙間Gを介して離れているため、エラストマ接着フラン
ジ121がステッピングモータ20との接触によって直
接加熱されることがない。また、エラストマ接着フラン
ジ121には、モータ取付フランジ123及び軸方向段
差部122を介してステッピングモータ20の熱が伝導
されるが、その伝導の過程で、エラストマ接着フランジ
121における軸方向段差部122との対応位置に開設
された通孔121aによって有効に放熱される。このた
め、接着剤によるエラストマ13と第一及び第二取付板
11,12との接着面の温度上昇が抑制され、熱による
接着剤の接着強度低下が防止されるので、エラストマ1
3の加硫接着によらずに十分な耐熱性を与えることがで
きる。
【0013】なお、上記実施例において、放熱用の通孔
121aは、例えば軸方向段差部122に開設しても良
く、また、その数や大きさは任意である。
【0014】図3は本発明に係るマウント10’の第二
実施例をモータ20と共に示す一部切断した斜視図であ
り、図4はモータ取付状態の半断面図である。すなわち
この第二実施例によるマウント10’において先に述べ
た第一実施例と異なるところは、第二取付板12が、軸
方向に互いに離間対向すると共に内周部が筒状部126
を介して互いに連続したエラストマ接着フランジ124
及びモータ取付フランジ125からなるものであって、
両フランジ124,125の互いの連続部分である前記
筒状部126に円周方向等間隔で複数の通孔126aが
開設されている点にある。
【0015】この実施例によるモータ用マウント10’
の場合も、第二取付板12は、エラストマ接着フランジ
124とモータ取付フランジ125が筒状部126を介
して互いに軸方向に離間しているため、エラストマ接着
フランジ124がステッピングモータ20との接触によ
り直接加熱されることがない。また、エラストマ接着フ
ランジ124には、モータ取付フランジ125及び筒状
部126を介してステッピングモータ20の熱が伝導さ
れるが、その伝導の過程で、筒状部126に開設された
複数の通孔126aにおいて有効に放熱されるため、接
着剤によるエラストマ13と第一及び第二取付板11,
12との接着面の温度上昇が抑制され、熱による接着剤
の接着強度低下を防止することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明のマウントによると、モータ側に
取り付けられる第二取付板を、エラストマに接着される
エラストマ接着フランジとモータとの連結部になるモー
タ取付フランジが互いに離間し、モータ取付フランジか
らエラストマ接着フランジへの伝熱過程で放熱される構
成としたことによって、第一取付板及び第二取付板に対
して、エラストマを加硫接着によらず耐熱温度の低い接
着剤で接着しても、モータからの熱によるエラストマの
接着強度低下を防止することができる。また、エラスト
マを加硫接着する場合と異なり、製造工程の自動化が可
能であり、低価格化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマウントの第一実施例をステッピ
ングモータと共に示す一部切断した斜視図である。
【図2】上記第一実施例におけるモータ取付状態を示す
半断面図である。
【図3】本発明に係るマウントの第二実施例をステッピ
ングモータと共に示す一部切断した斜視図である。
【図4】上記第二実施例におけるモータ取付状態を示す
半断面図である。
【図5】従来例に係るマウントをステッピングモータと
共に示す一部切断した斜視図である。
【符号の説明】
10,10’ マウント 11 第一取付板 11a,21a 小孔 11b 機体取付フランジ 12 第二取付板 121,124 エラストマ接着フランジ 121a,126a 通孔 122 軸方向段差部 122a,125a 螺子孔 123,125 モータ取付フランジ 126 筒状部(連続部分) 13 エラストマ 14 螺子部材 20 ステッピングモータ 21 取付フランジ 22 出力軸 30 シャーシ(機体) 31 開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央が開口され機体側に取り付けられる
    第一取付板(11)と、 中央が開口されモータ(20)側に取り付けられる第二
    取付板(12)と、 両端面が前記第一及び第二取付板(11,12)におけ
    る中央開口の外周側に接着された環状のエラストマ(1
    3)とを備え、 前記第二取付板(12)はエラストマ接着フランジ(1
    21)及びその外周部から前記エラストマ(13)と反
    対側へ屈曲した軸方向段差部(122)を介して外周側
    へ突出されたモータ取付フランジ(123)からなり、 前記軸方向段差部(122)又はこの軸方向段差部(1
    22)と対応する前記エラストマ接着フランジ(12
    1)の外周部に所要数の通孔(121a)が開設された
    ことを特徴とするマウント。
  2. 【請求項2】 中央が開口され機体側に取り付けられる
    第一取付板(11)と、 中央が開口されモータ(20)側に取り付けられる第二
    取付板(12)と、 両端面が前記第一及び第二取付板(11,12)におけ
    る中央開口の外周側に接着された環状のエラストマ(1
    3)とを備え、 前記第二取付板(12)は、 軸方向に互いに離間対向すると共に内周部が互いに連続
    したエラストマ接着フランジ(124)及びモータ取付
    フランジ(125)を有し、 前記両フランジ(124,125)の互いの連続部分に
    円周方向所定間隔で複数の通孔(126a)が開設され
    たことを特徴とするマウント。
JP18664395A 1995-06-30 1995-06-30 マウント Withdrawn JPH0914349A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102734381A (zh) * 2011-04-04 2012-10-17 兴国英特克株式会社 防振安装件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102734381A (zh) * 2011-04-04 2012-10-17 兴国英特克株式会社 防振安装件
JP2012219827A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Kokoku Intech Co Ltd 防振マウント

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020903