JPH09142896A - 溶融スラグ処理方法及びその装置 - Google Patents

溶融スラグ処理方法及びその装置

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JPH09142896A
JPH09142896A JP7307180A JP30718095A JPH09142896A JP H09142896 A JPH09142896 A JP H09142896A JP 7307180 A JP7307180 A JP 7307180A JP 30718095 A JP30718095 A JP 30718095A JP H09142896 A JPH09142896 A JP H09142896A
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granulated slag
diameter
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知宣 麻生
Koutarou Katou
考太郎 加藤
Ryoji Samejima
良二 鮫島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融スラグの出湯量や温度の変動に関係なく
浮灰の量や水砕スラグの大塊化を抑制でき、均質で均等
サイズの水砕スラグの生成率を高めることができると共
に、水砕スラグを粒度別に分別処理できるようにする。 【解決手段】 焼却灰や煤塵を溶融処理する溶融炉1か
ら出湯された溶融スラグSを、冷却水槽2内に落下させ
て水Wにより急冷固化して粒状の水砕スラグとし、この
水砕スラグを冷却水槽2内に設けた水砕スラグの分別部
3により大小の水砕スラグS1 ,S2 に分別し、小径の
水砕スラグS1 のみを冷却水槽2の底壁2dへ沈降せし
めると共に、大径の水砕スラグS2 を分別部3へ残し、
冷却水槽2の底壁2dへ沈降した小径の水砕スラグS1
と分別部3に残った大径の水砕スラグS2 及び水面WL
に浮遊している浮灰Aとを、冷却水槽2内に配設したコ
ンベヤ4により夫々分離した状態で冷却水槽2外へ連続
的に搬送排出するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却灰や煤塵を個
別に又は混合して溶融処理する溶融炉から出湯された溶
融スラグを、水により急冷固化して粒状の水砕スラグと
し、この水砕スラグを粒度別に分別処理するようにした
溶融スラグ処理方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、都市ごみや産業廃棄物等は、ご
み焼却プラントに於いて広く利用されているストーカ炉
や流動床炉によって焼却処理されて灰となり、減量・減
容・無害化されている。
【0003】ところで、都市ごみ等の焼却によって生じ
る灰には、ストーカ炉に於いては、ストーカ終端部から
排出される焼却灰と排ガス中に含まれてバグフィルター
や電気集塵器により捕捉される煤塵とがあり、又、流動
床炉に於いては、排ガス中に含まれてバグフィルターや
電気集塵器により捕捉される煤塵がある。
【0004】これらの灰は、元のごみに比較して大幅に
減量・減容化され、又、腐敗性の有機物もなくなってい
る為、埋立て処分してもごみを直接埋立てた場合よりも
埋立て地を有効に活用でき、且つ衛生的であるので、従
来からもその殆どが埋立て処理されて来た。
【0005】しかし、前記焼却灰や煤塵には、重金属や
ダイオキシン等の有害物質が含まれている為、埋立て処
理後に有害物質が溶出して環境汚染を生じる虞れがあ
る。又、埋立て地の確保も年々困難になりつつあるう
え、灰の中でも煤塵は粒子径が小さく、埋立て地に於い
て飛散したりすることがあり、実務上様々な問題を生じ
ている。
【0006】そこで、近年、これらの問題を解決する方
法として、灰(焼却灰や煤塵)を溶融処理することが行
われている。即ち、灰を溶融処理して固化すると、容積
が大幅に減少するばかりでなく、物理的・化学的に安定
した物質となって重金属等の有害物質の溶出もなくな
り、又、骨材や路盤材等への有効利用が可能となる為、
上記の問題を解決することができる。
【0007】而して、従来の灰の溶融処理に於いては、
焼却灰や煤塵を、アーク炉,プラズマ炉,電気抵抗炉等
の電気溶融炉や油,ガス等の燃料を用いる燃焼式溶融炉
によって灰の融点以上(通常1300℃〜1500℃)
に加熱して溶融スラグとし、その後溶融スラグを水によ
り急冷固化して粒状の水砕スラグとするようにしてい
る。
【0008】図6は溶融炉から出湯された溶融スラグを
水砕スラグとする従来の溶融スラグ処理装置の概略縦断
面図であり、この溶融スラグ処理装置は、溶融炉20の
溶融スラグ排出口20aの下方に配設された冷却水槽2
1と、溶融スラグ排出口20aと冷却水槽21とを連通
状に接続するダクト22と、冷却水槽21内に配設さ
れ、終端部が水面上へ位置すると共に冷却水槽21の底
壁21aを摺動する多数のスクレーパ23を備えたスク
レーパ付チェーンコンベヤ24とから構成されて居り、
溶融炉20の溶融スラグ排出口20aから出湯された溶
融スラグSを、ダクト22から冷却水槽21内に落下さ
せて水Wにより急冷固化して粒状の水砕スラグとし、冷
却水槽21の底壁21aへ沈降した水砕スラグを、底壁
21aを摺動するコンベヤ24のスクレーパ23により
掻き取って水面WL上へ搬送し、冷却水槽21の水砕ス
ラグ排出口21bから外部へ排出するようになってい
る。
【0009】このようにして、溶融スラグを固形状の水
砕スラグとすると、灰に比して30〜40%、ごみに比
して3〜5%にまで大幅に減容化することができ、埋立
て処理に有利になると共に、物理的・化学的に安定して
重金属等の有害物質の溶出もなくなり、無公害化を達成
することができる。又、水砕スラグは、高い硬度を有
し、コンクリートフィラー材、路盤材、盛土材、埋立て
材、ブロック等への有効利用が可能となる。
【0010】ところで、前記溶融スラグ処理装置により
溶融スラグを処理する場合、溶融炉20から出湯される
溶融スラグSは、常時均等な量で連続的に出湯されるこ
とが望ましい。この場合、溶融スラグSは、直径2〜3
mmで且つ比重2.5〜3程度の均質で且つ均等サイズ
の粒状の水砕スラグとなる。尚、この場合でも、前記粒
状の水砕スラグと成分を略同じとする軽質の浮灰を生じ
るが、この浮灰は全スラグ量の1%未満である為、スク
レーパ付チェーンコンベヤ24の働きにより自然に排出
され、装置の運転や水砕スラグ化に支障を来すこともな
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、溶融炉20
から出湯される溶融スラグの量Sは、溶融炉20への灰
の供給量及び組成の変動により常に変化し、多量になっ
たり、激減したり、或いは間欠的になったりする。又、
灰の組成により融点も変わる為、溶融スラグの温度も均
一ではない。
【0012】ところで、溶融スラグSの出湯量が多くて
温度の高い場合には、水冷による冷却が不充分となって
多量の浮灰が生じ、その量は全スラグ量の10〜20w
t%にも達する。このように、多量の浮灰が生じると、
この浮灰はスクレーパ付チェーンコンベヤ24の働きに
よっては自然に排出され得ず、ダクト22内に水面WL
に浮いた状態で滞留し、引き続き落下して来る溶融スラ
グSの冷却を妨げることになる。その結果、浮灰が更に
増加し、遂にはダクト22内を閉塞してしまうことがあ
る。
【0013】一方、溶融スラグSの出湯量が少ない場合
には、溶融スラグSは水面WLに達するまでに空冷固化
され、これが成長してつらら状になり、遂には大きな塊
状となって冷却水槽21内に落下することになる。その
結果、コンベヤ24による水砕スラグの搬送排出を妨げ
ることになると共に、均質で均等サイズの水砕スラグの
形成も妨げることになる。
【0014】尚、従来の溶融スラグ処理装置に於いて
は、ダクト22内に水ジェット噴射ノズル25を設け、
この噴射ノズル25から溶融スラグSが水面WLに達す
る位置へ水を噴射し、溶融スラグSの急冷を促進するよ
うにしているが、この対策だけでは上記問題を完全に解
決することは困難であった。
【0015】更に、従来の溶融スラグ処理装置に於いて
は、均質で均等サイズの水砕スラグと、大塊の水砕スラ
グと、浮灰とが雑多に混在した状態で排出される為、水
砕スラグの有効利用を妨げることもあった。
【0016】本発明は、このような問題点に鑑みて為さ
れたものであり、溶融スラグの出湯量や温度の変動に関
係なく浮灰の量や水砕スラグの大塊化を抑制でき、均質
で均等サイズの水砕スラグの生成率を高めることができ
ると共に、水砕スラグを粒度別に分別処理できるように
した溶融スラグ処理方法及びその装置を提供するにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1に記載の溶融スラグ処理方法は、
焼却灰や煤塵を溶融処理する溶融炉から出湯された溶融
スラグを、冷却水槽内に落下させて水により急冷固化し
て粒状の水砕スラグとし、この水砕スラグを冷却水槽内
に設けた水砕スラグの分別部により大小の水砕スラグに
分別し、小径の水砕スラグのみを冷却水槽の底壁へ沈降
せしめると共に、大径の水砕スラグを分別部へ残し、冷
却水槽の底壁へ沈降した小径の水砕スラグと分別部に残
った大径の水砕スラグ及び水面に浮遊している浮灰と
を、冷却水槽内に配設したコンベヤにより夫々分離した
状態で冷却水槽外へ連続的に搬送排出するようにしたこ
とに特徴がある。
【0018】又、本発明の請求項2に記載の溶融スラグ
処理装置は、焼却灰や煤塵を溶融処理する溶融炉から出
湯された溶融スラグを水により急冷固化して粒状の水砕
スラグとする冷却水槽と、冷却水槽内に設けられ、小径
の水砕スラグの通過を許容して水砕スラグを大小に分別
する分別部と、冷却水槽内に配設され、分別部を通過し
て冷却水槽の底壁へ沈降した小径の水砕スラグと分別部
に残った大径の水砕スラグ及び水面に浮遊する浮灰とを
夫々分離した状態で冷却水槽外へ連続的に搬送排出する
コンベヤとから構成したことに特徴がある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の方法を実施
する溶融スラグ処理装置の一例を示し、当該溶融スラグ
処理装置は、都市ごみ等の焼却によって生じた灰(焼却
灰や煤塵)を溶融処理する溶融炉1に付設されて居り、
溶融炉1の溶融スラグ排出口1aの下方に配設された冷
却水槽2と、冷却水槽2内に設けられた水砕スラグの分
別部3と、冷却水槽2内に配設され、分別された水砕ス
ラグS1 ,S2 と水面WLに浮遊する浮灰Aを冷却水槽
2外へ連続的に搬送排出するコンベヤ4とから構成され
ている。
【0020】前記溶融炉1は、都市ごみ等の焼却によっ
て生じた灰(ストーカ炉で生じる焼却灰及び煤塵や流動
床炉で生じる煤塵)を、焼却灰単独、煤塵単独或いは両
者を混合した状態で溶融点以上(通常1300℃〜15
00℃)に加熱して溶融スラグSとし、この溶融スラグ
Sを溶融スラグ排出口1aから落下排出するようにした
ものである。この溶融炉1には、アーク炉,プラズマ
炉,電気抵抗炉等の電気溶融炉や油,ガス等の燃料を用
いる燃焼式溶融炉が使用されている。
【0021】前記冷却水槽2は、溶融炉1の溶融スラグ
排出口1aの下方位置に配設されて居り、溶融スラグ排
出口1aから落下排出された溶融スラグSを水Wより急
冷固化して粒状の水砕スラグとするものである。
【0022】即ち、冷却水槽2は、鋼板材により断面形
状が角形の密閉構造の箱状に形成されて居り、内部には
溶融スラグSを冷却する為の水Wが略一定の水位を保つ
ように貯留されている。又、冷却水槽2内と溶融炉1の
溶融スラグ排出口1aとは、溶融スラグ排出口1aと冷
却水槽2の上壁2a中央部とに接続した四角筒状の鋼板
製のダクト5により気密状に連通されて居り、溶融スラ
グ排出口1aから落下排出された高温(1300℃〜1
500℃)の溶融スラグSがダクト5内を通過して冷却
水槽2内へ落ち込むようになっている。更に、冷却水槽
2の両端部は、水砕スラグを後述するコンベヤ4により
水面WL上へ排出できるように上方へ傾斜した格好とな
って居り、その一端部には小径の水砕スラグS1 を排出
する小径スラグ排出口2bが、又、他端部には大径の水
砕スラグS2 と浮灰Aとを排出する大径スラグ排出口2
cが夫々形成されている。尚、小径スラグ排出口2b及
び大径スラグ排出口2cには、冷却水槽2内が密閉され
るようにシール6が設けられて居り、このシール6には
二重ダンパやスライドゲート等が使用されている。
【0023】前記分別部3は、冷却水槽2内に設けら
れ、水冷により形成された粒状の水砕スラグのうち、小
径の水砕スラグS1 の通過を許容して水砕スラグS1
2 を大小に分別するものであり、ダクト5の下方で冷
却水槽2の水面WL下に冷却水槽2の全幅に亘って設け
られた水平分別部3′と、冷却水槽2の大径スラグ排出
口2cへ向かう傾斜部内に冷却水槽2の全幅に亘って設
けられた傾斜分別部3″とから成る。
【0024】即ち、分別部3(水平分別部3′及び傾斜
分別部3″)は、図2及び図3に示す如く、軟鋼、ステ
ンレス鋼、その他の金属材或いはセラミック材により形
成した断面形状が逆台形状の棒材3aを、冷却水槽2の
長手方向に沿って一定間隔毎に並設すると共に、冷却水
槽2の幅方向へも複数列配置し、各棒材3a間に小径の
水砕スラグS1 の通過を許容する多数のスリット3bを
形成することによって構成されている。尚、分別部3の
一列目の各棒材3aは、棒材3aと同じ幅の隙間を開け
て冷却水槽2の長手方向へ並設され、二列目の各棒材3
aは、一列目の棒材3aと同じ間隔で且つ一列目の棒材
3aと齟齬状態になるように並設され、三列目の各棒材
3aは、一列目の棒材3aと同一に並設されて居り、以
下四列目以降の棒材3aも上記と同様にして並設されて
いる。又、分別部3のスリット3bの幅は、溶融炉1か
ら出湯される溶融スラグSの量が常時均等の場合には直
径が数mm以下の水砕スラグが得られる為、10mm以
下とすることが望ましく、この例では各スリット3bの
幅を5mm〜10mmとしている。更に、水平分別部
3′に於ける水面WLから棒材3aまでの深さH1 は、
溶融スラグ排出口1aから落下排出された溶融スラグS
を確実且つ良好に水砕スラグとすることができるように
選定されている。
【0025】前記コンベヤ4は、分別部3を通過して冷
却水槽2の底壁2dへ沈降した小径の水砕スラグS1
分別部3に残った大径の水砕スラグS2 及び水面WLに
浮遊する浮灰Aとを夫々分離した状態で冷却水槽2外へ
連続的に搬送排出するものであり、この例ではコンベヤ
4にはスクレーパ付チェーンコンベヤ4が使用されてい
る。
【0026】即ち、コンベヤ4は、冷却水槽2内で且つ
大径スラグ排出口2cの上方位置に駆動軸7を介して回
転自在に配設された駆動スプロケット8と、冷却水槽2
内で且つ小径スラグ排出口2bの上方位置に従動軸9を
介して回転自在に配設された従動アイドラー10と、冷
却水槽2の水平部と傾斜部との間に回転自在に配設され
た中間アイドラー11と、駆動スプロケット8と従動ア
イドラー10との間に巻き回され、水平分別部3′上方
の水面WL下、傾斜分別部3″の上方位置、傾斜分別部
3″の下方位置、水平分別部3′の下方位置及び水面W
L上方位置を経て水平分別部3′上方の水面WL下に至
る無端状のチェーン12と、チェーン12に一定間隔毎
に取り付けられ、分別部3及び冷却水槽2の底壁2dを
摺動して分別された水砕スラグS1 ,S2 及び水面WL
に浮遊する浮灰Aを掻き取って搬送するスクレーパ13
と、冷却水槽2外に配設され、駆動スプロケット8を回
転駆動するモータ等の駆動源(図示省略)とから構成さ
れている。
【0027】前記スクレーパ13は、コンベヤ4の上部
に於いては分別部3の棒材3a上を摺動して分別部3に
残った大径の水砕スラグS2 及び水面WLに浮遊してい
る浮灰Aを掻き取り搬送すると共に、コンベヤ4の下部
に於いては冷却水槽2の底壁2dを摺動して底壁2dへ
沈降した小径の水砕スラグS1 を掻き取り搬送するもの
である。又、スクレーパ13は、軟鋼、ステンレス鋼、
その他の金属材或いはセラミック材により形成した断面
形状がコの字状のチャンネル材から成り、搬送効率等を
上げられるように開放された部分が進行方向へ向くよう
にチェーン12に一定間隔毎に取り付けられている。
尚、スクレーパ13のチェーン12への取り付け間隔
は、溶融スラグSの量や性状、溶融炉1の負荷状態等に
応じて適宜に選定されている。更に、スクレーパ13の
長さは、冷却水槽2の幅と略同一になるように、又、ス
クレーパ13の高さH2 は、該スクレーパ13が水平分
別部3′の棒材3a上を摺動する際に上端部が水面WL
から50mm〜100mmだけ突出するように夫々選定
されている。これによって、スクレーパ13は、水平分
別部3′に残った水砕スラグだけでなく、水面WLに浮
遊している全ての浮灰Aを掻き集めて搬送することがで
きる。尚、この例では、スクレーパ13の高さは、20
0mm〜300mmに選定されている。
【0028】次に、以上のように構成された溶融スラグ
処理装置を用いて溶融スラグSを処理する場合について
説明する。溶融炉1の溶融スラグ排出口1aから落下排
出された溶融スラグは、ダクト5を経て冷却水槽2内に
落下し、水平分別部3′上で水Wにより急冷固化されて
粒状の水砕スラグとなる。
【0029】この水砕スラグは、その殆どが通常水より
も比重が重く、且つ直径も数mm以下である為、水中を
落下して水平分別部3′上へ至り、水平分別部3′のス
リット3bを通過して冷却水槽2の底壁2dへ沈降す
る。このとき、水平分別部3′の棒材3a上に残った小
径の水砕スラグS1 は、水平分別部3′の棒材3a上を
摺動するスクレーパ13によりコンベヤ4の進行方向へ
掻き寄せられ、スリット3bに入ってここから冷却水槽
2の底壁2dへ落下する。又、スリット3bを通過しな
い大径の水砕スラグS2 は、その一部分がスリット3b
に入り込み、スクレーパ13と棒材3aとの協同作用に
より剪断破壊される。剪断破壊されて小径となった水砕
スラグS1 は、スリット3bを通過して冷却水槽2の底
壁2dへ沈降する。
【0030】尚、スリット3bを冷却水槽2の幅方向に
亘って複数列形成している為、小径の水砕スラグS1
分別部3のどの位置へ落下してもスリット3bを経て冷
却水槽2の底壁2dへ落下することになり、小径の水砕
スラグS1 が大径の水砕スラグS2 の中へ混入し難くな
る。又、断面形状が逆台形状の棒材3aを用いてスリッ
ト3bを形成している為、スリット3bは下方へ行くに
従って間隔が広くなるようになっている。その結果、ス
リット3bは目詰まりを起こし難くなり、小径の水砕ス
ラグS1 を確実且つ良好に通過させることができる。更
に、棒材3aは断面形状が逆台形となっている為、スク
レーパ13との協同作用により大径の水砕スラグS2
剪断する際に剪断をより確実且つ良好に行えることにな
る。
【0031】そして、冷却水槽2の底壁2dへ沈降した
水砕スラグS1 は、底壁2dを摺動するスクレーパ13
により掻き取られて水面WL上へ搬送され、小径スラグ
排出口2bからシール6を経て冷却水槽2外へ排出され
る。
【0032】一方、水平分別部3′のスリット3bを通
過しない大径の水砕スラグS2 や水Wに沈降しない軟質
の浮灰Aは、水平分別部3′を連続的に通過するスクレ
ーパ13により掻き取られ、傾斜分別部3″の棒材3a
上を移動しながら水面WL上へ搬送され、大径スラグ排
出口2cからシール6を経て冷却水槽2外へ排出され
る。このとき、大径の水砕スラグS2 は、傾斜分別部
3″上を通過する際にも傾斜分別部3″の棒材3a上を
摺動するスクレーパ13と傾斜分別部3″の棒材3aと
の協同作用により剪断破壊される。又、水平分別部3′
のスリット3bを通過しなかった小径の水砕スラグS1
も、傾斜分別部3″を通過する際にスリット3bから冷
却水槽2の底壁2dへ落下することになる。
【0033】このようにして、冷却水槽2内に落下した
溶融スラグSは、水により冷却固化されて粒状の水砕ス
ラグとなり、この水砕スラグは、分別部3により小径の
水砕スラグS1 と浮灰Aを混入した大径の水砕スラグS
2 とに分別され、コンベヤ4により連続的且つ迅速に冷
却水槽2外へ別々に搬送排出される。
【0034】そして、この溶融スラグ処理装置は、溶融
スラグSの出湯量や温度の変動に関係なく浮灰の量や水
砕スラグの大塊化を抑制でき、均質で均等サイズの水砕
スラグの生成率を高めることができる。
【0035】即ち、溶融炉1の溶融スラグ排出口1aか
ら高温の溶融スラグSが多量に落下排出された場合に
は、冷却水槽2内で生成した小径の水砕スラグS1 は、
分別部3のスリット3bを経て冷却水槽2の底壁2dへ
沈降し、底壁2dを摺動するコンベヤ4のスクレーパ1
3により小径スラグ排出口2bから排出される。又、大
径の水砕スラグS2 のうち、比較的小さいものはその一
部分がスリット3bに入り込み、分別部3の棒材3a上
を摺動するスクレーパ13と棒材3aとの協同作用によ
って剪断破壊され、その一部分はスクレーパ13から落
下することになる。そして、剪断破壊されなかった大径
の水砕スラグS2 や水冷が不完全な為にダクト5の下部
付近に生じた浮灰Aは、水平分別部3′を通過するスク
レーパ13により素早く掻き取り搬送され、冷却水槽2
の大径スラグ排出口2cから排出される。その結果、浮
灰A等が水平分別部3′上へ滞留して引き続き落下排出
されて来る溶融スラグSの水冷を妨げると云うこともな
く、浮灰Aの増加と蓄積を助長することもない。従っ
て、浮灰Aの生成率が増加したり、ダクト5の下部付近
が浮灰Aで閉塞されたりすることもない。
【0036】一方、溶融炉1の負荷が低下して溶融スラ
グSの落下排出量が低下した場合には、溶融スラグSは
空冷により冷却固化されてダクト5内でつらら状となる
が、水平分別部3′上を移動するコンベヤ4のスクレー
パ13がつらら状のスラグを素早く掻き落とし、これを
大径スラグ排出口2c側へ搬送することになる。その結
果、ダクト5内でつらら状のスラグが成長して大塊のス
ラグとなるのを防止することができると共に、引き続き
落下して来る溶融スラグSを水Wにより冷却させること
ができ、均質で均等サイズの水砕スラグを形成すること
ができる。
【0037】図4は本発明の方法を実施する溶融スラグ
処理装置の他の例を示し、この溶融スラグ処理装置は、
水平分別部3′の両端部に中間アイドラーや案内板等の
チェーンガイド体14を配設してスクレーパ13を水平
分別部3′の両端部で一旦水没させると共に、ダクト5
の下端部を水面WL下に差し込んで水封構造とし、冷却
水槽2の大径スラグ排出口2c及び小径スラグ排出口2
bに設けるシール6を省略したものであり、その他の構
成は上記溶融スラグ処理装置と同一に構成されている。
【0038】この溶融スラグ処理装置も、上記例の溶融
スラグ処理装置(図1に示すもの)と同様の作用効果を
奏することができる。又、この溶融スラグ処理装置は、
ダクト5の下端部を水面WL下に差し込んでダクト5内
を水封するようにしている為、冷却水槽2の大径スラグ
排出口2c及び小径スラグ排出口2bに設けるシール6
を省略することができる。
【0039】尚、上記各溶融スラグ処理装置(図1及び
図4に示すもの)に於いて、ダクト5内に水ジェット噴
射ノズル15を設け、該噴射ノズル15から溶融スラグ
Sが水面WLに達する位置へ水を噴射し、溶融スラグS
の急冷を促進するようにしても良い。この場合には、浮
灰Aの発生、増量、蓄積をより一層抑制することができ
る。又、上記各溶融スラグ処理装置に於いて、大径スラ
グ排出口2c側の傾斜分別部3″の上方位置に水洗ノズ
ル(図示省略)を配設し、傾斜分別部3″の棒材3a上
を搬送されている大径の水砕スラグS2 に前記水洗ノズ
ルから水を噴射し、大径の水砕スラグS2 に付着してい
る小径の水砕スラグS1 を洗い落とすようにしても良
い。
【0040】上記各例に於いては、棒材3aを一定間隔
毎に並設し、棒材3a間にスリット3bを形成すること
によって水砕スラグの分別部3を構成するようにした
が、分別部3の構成は上記例のものに限定されるもので
はなく、水砕スラグを大小に分別することができれば、
如何なる構造のものであっても良い。例えば、多数のス
リット3bを形成した鋼板を冷却水槽2の水面WL下に
配設して分別部3を構成するようにしても良く、或いは
鋼製の金網や鋼板製のパンチングメタル板を冷却水槽2
の水面WL下に配設して分別部3を構成するようにして
良い。
【0041】上記各例に於いては、棒材3aを冷却水槽
2の長手方向に沿って一定間隔毎に並設すると共に、冷
却水槽2の幅方向へも複数列配置し、分別部3のスリッ
ト3bを複数列構造としたが、他の例に於いては、冷却
水槽2の幅と同一の棒材3aを冷却水槽2の長手方向に
沿って一定間隔毎に並設し、スリット3bを一列構造と
するようにしても良い。又、図5に示す如く、棒材3a
をくの字状で且つ冷却水槽2の長手方向に沿って一定間
隔毎に並設し、一列構造のくの字状のスリット3b若し
くは複数列構造のくの字状のスリット3bを形成するよ
うにしても良い。
【0042】上記各例に於いては、スリット3bの幅を
5mm〜10mmとしたが、水砕スラグの直径は溶融ス
ラグSの性状や水温等によって変動するので、スリット
3bの幅は7mm〜15mmとしても良い。
【0043】上記各例に於いては、分別部3を水平分別
部3′と傾斜分別部3″とから構成し、両分別部3′,
3″を同一構造として傾斜分別部3″でも水砕スラグを
分別できるようにしたが、水平分別部3′のみで水砕ス
ラグを完全に分別することができれば、傾斜分別部3″
を省略するようにしても良い。この場合、水平分別部
3′の終端から大径スラグ排出口2cに亘ってスクレー
パ13の下面と摺動するガイド板(図示省略)を配置
し、大径の水砕スラグS2 や浮灰Aが冷却水槽2の底壁
2dへ落下しないようにする必要がある。
【0044】上記各例に於いては、スクレーパ13は、
軟鋼等により形成した断面形状がコの字状のチャンネル
材から構成したが、スクレーパ13の形状及び構造等は
これに限定されるものではない。例えば、スクレーパ1
3を断面形状がL字状のチャンネル材により形成しても
良く、或いはスクレーパ13を細長い長方形状の金網や
パンチングメタル板により形成し、水切りを良好に行え
るようにしても良い。
【0045】上記各例に於いては、一台のスクレーパ付
チェーンコンベヤ4で小径の水砕スラグS1 と浮灰Aが
混入した大径の水砕スラグS2 とを別々に搬送排出する
ようにしたが、他の例に於いては、図示していないが、
冷却水槽2内に二台のスクレーパ付チェーンコンベヤ4
を上下に配設し、上方のコンベヤ4で分別部3上の大径
の水砕スラグS2 及び浮灰Aを搬送搬出し、下方のコン
ベヤ4で冷却水槽2の底壁2dに沈降した小径の水砕ス
ラグS1 を搬送搬出するようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、溶融スラグを水により急冷固化して水砕ス
ラグとし、この水砕スラグを分別部により大小の水砕ス
ラグに分別し、分別された小径の水砕スラグと大径の水
砕スラグ及び水面に浮遊する浮灰とをコンベヤにより連
続的且つ迅速に搬送排出するようにしている為、溶融ス
ラグの出湯量や温度の変動に関係なく、浮灰の成長・滞
留やスラグの大塊化を防止することができる。その結
果、均質で均等サイズの水砕スラグの生成率を高めるこ
とができると共に、大塊のスラグや浮灰の滞留等による
閉塞事故もなくなり、溶融スラグの処理を連続して安定
に行うことができる。又、水砕スラグを粒度別に分別処
理し、分別された小径の水砕スラグと大径の水砕スラグ
及び水面に浮遊する浮灰とを夫々別々に搬送排出するよ
うにしている為、水砕スラグの後処理も簡単且つ容易に
行える。即ち、分別回収された小径の水砕スラグは、そ
のままの状態でコンクリートフィラー材等への有価物へ
の再利用を図ることができ、又、大径の水砕スラグ及び
浮灰は、その生成量も少ない為に埋立て処理も可能とな
る。然も、大径の水砕スラグは、これを粉砕して小径の
水砕スラグに混入することによって再利用することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する溶融スラグ処理装置の
一例を示す概略縦断面図である。
【図2】溶融スラグ処理装置の要部の拡大縦断面図であ
る。
【図3】溶融スラグ処理装置の分別部の一部分を示す横
断面図である。
【図4】溶融スラグ処理装置の他の例を示す概略縦断面
図である。
【図5】分別部の他の例を示す横断面図である。
【図6】従来の溶融スラグ処理装置の概略縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1は溶融炉、2は冷却水槽、2dは底壁、3は分別部、
4はコンベヤ、Sは溶融スラグ、S1 は小径の水砕スラ
グ、S2 は大径の水砕スラグ、Aは浮灰、Wは水、WL
は水面。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却灰や煤塵を溶融処理する溶融炉
    (1)から出湯された溶融スラグ(S)を、冷却水槽
    (2)内に落下させて水(W)により急冷固化して粒状
    の水砕スラグとし、この水砕スラグを冷却水槽(2)内
    に設けた水砕スラグの分別部(3)により大小の水砕ス
    ラグ(S1 ),(S2 )に分別し、小径の水砕スラグ
    (S1 )のみを冷却水槽(2)の底壁(2d)へ沈降せ
    しめると共に、大径の水砕スラグ(S2 )を分別部
    (3)へ残し、冷却水槽(2)の底壁(2d)へ沈降し
    た小径の水砕スラグ(S1 )と分別部(3)に残った大
    径の水砕スラグ(S2 )及び水面(WL)に浮遊してい
    る浮灰(A)とを、冷却水槽(2)内に配設したコンベ
    ヤ(4)により夫々分離した状態で冷却水槽(2)外へ
    連続的に搬送排出するようにしたことを特徴とする溶融
    スラグ処理方法。
  2. 【請求項2】 焼却灰や煤塵を溶融処理する溶融炉
    (1)から出湯された溶融スラグ(S)を水(W)によ
    り急冷固化して粒状の水砕スラグとする冷却水槽(2)
    と、冷却水槽(2)内に設けられ、小径の水砕スラグ
    (S1 )の通過を許容して水砕スラグ(S1 ),
    (S2 )を大小に分別する分別部(3)と、冷却水槽
    (2)内に配設され、分別部(3)を通過して冷却水槽
    (2)の底壁(2d)へ沈降した小径の水砕スラグ(S
    1 )と分別部(3)に残った大径の水砕スラグ(S2
    及び水面(WL)に浮遊する浮灰(A)とを夫々分離し
    た状態で冷却水槽(2)外へ連続的に搬送排出するコン
    ベヤ(4)とから構成したことを特徴とする溶融スラグ
    処理装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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