JPH09142418A - 熱封緘用刃型 - Google Patents

熱封緘用刃型

Info

Publication number
JPH09142418A
JPH09142418A JP30627295A JP30627295A JPH09142418A JP H09142418 A JPH09142418 A JP H09142418A JP 30627295 A JP30627295 A JP 30627295A JP 30627295 A JP30627295 A JP 30627295A JP H09142418 A JPH09142418 A JP H09142418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
packaging material
sealing
portions
sealing blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP30627295A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Takada
康次 高田
Minoru Murata
穂 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujimori Kogyo Co Ltd filed Critical Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority to JP30627295A priority Critical patent/JPH09142418A/ja
Publication of JPH09142418A publication Critical patent/JPH09142418A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Closures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンス作業の頻度を低減することによ
り生産性を向上させることができ、しかも熱接着部分の
凹凸を明瞭にして視覚的効果を高めることができる熱封
緘用刃型を提供する。 【解決手段】 熱接着性を有する包装材料11の所定箇
所12を熱封緘するための熱封緘用刃型であって、包装
材料11に当接する表面18が、錐形状の凸部21が多
数同一間隔で形成されることにより凹凸状をなしてお
り、接触面積が小さく包装材料に当接したときに高い圧
力を確保できるため、低い温度でも包装材料を接着させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱接着性を有する
包装材料の周側縁部、開口部等を熱により密封封緘、製
袋するための熱封緘用刃型に関する。
【0002】
【従来の技術】熱接着性を有する包装材料、例えば最内
層をポリエチレン等で構成した包装材料は、製袋品とし
て広く食品、薬品等の包装に使用されているが、この製
袋時に利用されている熱封緘用の刃型としては通常金属
製の平面刃型が使用されている。この刃型にあっては、
長時間使用されていると、刃型周辺が蓄熱されるため、
包装材料が焦げ付いてシール不良を発生するので一般的
にはガラスクロスにテフロンをコーティングしたテフロ
ンテープ等の剥離性を有する材料を刃型表面に貼着して
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テフロンテ
ープを使用して焦げ付きを防止する刃型においては、熱
封緘作業中にテフロンテープが高温により劣化するため
頻繁にこのテープを交換貼り換えするメンテナンス作業
が必要となり、その結果、十分な生産性を得ることがで
きないという問題があった。また、熱接着時に熱接着部
分に模様を転写することになるテフロンテープがガラス
クロスにテフロンをコーティングしたものであるため、
製品の転写模様の凹凸が明瞭にはならず、視覚的効果が
高くないという問題があった。したがって、本発明の目
的は、メンテナンス作業の頻度を低減することにより生
産性を向上させることができ、しかも熱接着部分の凹凸
を明瞭にして視覚的効果を高めることができる熱封緘用
刃型を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の熱封緘用刃型は、熱接着性を有する包装材
料の所定箇所を熱封緘するための熱封緘用刃型であっ
て、前記包装材料に当接する表面が、錐形状の凸部が多
数同一間隔で形成されることにより凹凸状をなすことを
特徴としている。このように、包装材料に当接する表面
が、錐形状の凸部が多数同一間隔で形成されることによ
り凹凸状をなしていることから、包装材料に当接したと
きに高い圧力を確保できるため、低い温度でも包装材料
を接着させることができる。これにより、テフロンテー
プを使用せずとも焦げ付きの発生を防止することができ
る。また、錐形状の凸部が包装材料の転写模様を形成す
るため、該転写模様が明瞭になる。さらに、凸部が多数
同一間隔で形成されていることから、転写模様の凹凸が
整然と配置される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の熱封緘用刃型の一の実施
の形態を図面を参照して以下に説明する。この実施の形
態の熱封緘用刃型が用いられる製袋装置は、連続して繰
り出されるシート状の包装材料を適宜の位置で折り曲げ
る等して、その重ね合わせ部(所定箇所)を熱接着させ
て封緘し、例えば図3(a)に示すようなガゼット袋あ
るいは図3(b)に示す三方製袋を製造するもので、包
装材料11の重ね合わせ部12を両側から挟持しつつ加
熱し熱接着させて(重ね合わせ部12の熱接着部分を図
3においてハッチングで示す)、適宜切断する、図1に
示す加熱装置部15を有するものである。
【0006】そして、この加熱装置部15に、包装材料
11を相互間に挟むべく対向配置された一対の熱封緘用
刃型16,16が設けられている。両熱封緘用刃型1
6,16は、それぞれの対向側に突出部17が、幅方向
(図1における左右方向)の中央位置に長さ方向(図1
における紙面を貫く方向)に連続的に延在して形成され
ており、突出部17,17のそれぞれの近接対向する面
部18,18は、同一の長方形状をなすとともに、相互
に平行をなしかつ面部18に沿う方向の位置が合わされ
た状態で図示せぬ駆動部に支持されている。この駆動部
は、前記状態を維持したまま熱封緘用刃型16,16同
士を近接・離間させる。両熱封緘用刃型16,16は、
砲金からなるもので、その面部18,18に対し反対側
の背面に熱源としてのヒータ19,19が取り付けられ
ている。
【0007】そして、両熱封緘用刃型16,16の面部
18,18は、凹凸形状とされている。すなわち、図2
に示すように、両面部18,18は、同一正四角錐状の
凸部21が幅方向および長さ方向に整列された状態で連
続的に(結果的に等ピッチとなる)配置されて凹凸形状
とされている。なお、凸部21の位置は一方の面部18
の凸部21が他方の面部18の凸部21間の凹部22に
入り込むことができるようずらすのが好ましい。
【0008】このような構成の製袋装置によれば、加熱
装置部15において、両ヒータ19,19を駆動する
と、これらヒータ19,19の発生させる熱が各熱封緘
用刃型16,16に伝導されて一対の面部18,18が
共に加熱状態となる。そして、この状態で一対の面部1
8,18間に包装材料11の重ね合わせ部12を配置し
て、これら一対の面部18,18同士を図示せぬ駆動部
で近接させ両側から前記重ね合わせ部12を直接挟持し
つつヒータ19,19からの熱で加熱して熱接着させ
る。
【0009】そして、熱封緘用刃型16,16は、上記
のように、包装材料11に当接する面部18,18に錐
形状の凸部21が多数同一間隔で形成されて凹凸をなし
ていることから、包装材料11に当接したときに高い圧
力を確保できるため、低い温度でも包装材料11を接着
させることができる。これにより、面部18,18と包
装材料11との間にテフロンテープを介在させず上記の
ように直接接触させても焦げ付きを生じることがない。
したがって、テフロンテープを使用する必要がなくなる
ため当然その交換作業が不要となり、メンテナンス作業
の頻度を低減でき、生産性を向上させることができる。
【0010】しかも、一対の面部18,18が共に砲金
からなるため、熱伝導性が良好で、包装材料11の重ね
合わせ部12を挟持したときにより高い圧力を確保で
き、よって面部18,18の温度をさらに低くしても包
装材料11を接着させることができる。ここで、具体的
に、包装材料11としてナイロン−ポリエチレン−アル
ミニウム−ポリエチレンの積層シートあるいはナイロン
−ポリエチレン−ポリプロピレンの積層シートを用い、
ナイロン面を重ね合わせ部として熱接着させる場合、両
面部18,18の温度は従来に比べて50℃程度低くす
ることができる。
【0011】また、一対の面部18,18の錐形状の凸
部21が包装材料11の転写模様となるため、該転写模
様が明瞭になり、よって、視覚的効果を高めることがで
きる。しかも、熱封緘用刃型16,16が砲金からなる
ため、面部18,18の凸部21は硬さが十分で、よっ
て転写模様の凹凸がより明瞭になり、よって、さらに視
覚的効果を高めることができる。
【0012】しかも、面部18,18は、同一正四角錐
形状の凸部21が多数等ピッチで配置されることにより
凹凸形状をなしているため、転写模様の凹凸が整然と配
置されることになり、よって、視覚的効果をさらに高め
ることができる。なお、凸部21の配列方向を製品の長
さおよび幅方向に一致させるのが好ましい。
【0013】加えて、熱封緘用刃型16,16が砲金製
であるため、面部18,18等のメンテナンスはワイヤ
ブラシで擦るのみでよく、熱封緘用刃型16,16の寿
命も約3カ月と大幅に向上できる。
【0014】ここで、上記に限定されることなく種々の
変更を施すことができる。例えば、熱封緘用刃型16,
16を砲金以外の金属、例えば鋳鉄あるいはアルミニウ
ム等で製作することも可能である。ただし、砲金を採用
した場合、熱伝導率が高く、また加熱時のベンディング
が小さいため両面部18,18の包装材料11への当り
が確保できるというメリットがある。
【0015】また、凸部21を同一正四角錐の他、他の
角錐あるいは円錐状にして等ピッチに配置することも可
能である。さらには、面部18の長さ方向に直交する断
面が三角形状の山が面部18の長さ方向に連続して延在
する同一形状の凸部を相互に平行をなすよう面部18の
幅方向に等ピッチで配置したり、これと直交するよう
に、三角形状の山が面部18の幅方向に連続して延在す
る同一形状の凸部を相互に平行をなして面部18の長さ
方向に等ピッチで配置したりすることも可能である。加
えて、ピッチあるいは形状が一定しなくとも面部18が
凹凸形状をなすよう種々の形状を適用することができ
る。また、例えば一方の面部18を上述のように同一正
四角錐形状の凸部21が多数等ピッチで配置されたもの
とし、他方の面部18を三角形状の山が面部18の長さ
方向に連続して延在する同一形状の凸部が相互に平行を
なすよう面部18の幅方向に等ピッチで配置されたもの
とする等、各面部18,18が互いに異なる凹凸形状を
採用してもよい。なお、この場合、可能であれば凸部が
凹部に入り込むように配置するのが好ましい。加えて、
面部18の一方を凹凸のない平面状として、他方の面部
18を上記した種々の凹凸形状としてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の熱封緘用
刃型によれば、包装材料に当接する表面が、錐形状の凸
部が多数同一間隔で形成されることにより凹凸状をなし
ていることから、包装材料に当接したときに高い圧力を
確保できるため、低い温度でも包装材料を接着させるこ
とができる。これにより、テフロンテープを使用せずと
も焦げ付きの発生を防止することができる。したがっ
て、テフロンテープを用いる必要がないため当然その交
換作業が不要となり、メンテナンス作業の頻度を低減で
きて、生産性を向上させることができる。また、錐形状
の凸部が包装材料の転写模様を形成するため、該転写模
様が明瞭になり、視覚的効果を高めることができる。さ
らに、凸部が多数同一間隔で形成されていることから、
転写模様の凹凸が整然と配置されることになるため、視
覚的効果をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱封緘用刃型の一の実施の形態が用い
られた製袋装置を説明するためのもので、加熱装置部を
概略的に示す正面図である。
【図2】本発明の熱封緘用刃型の一の実施の形態を示す
斜視図である。
【図3】本発明の熱封緘用刃型の一の実施の形態を説明
するためのもので、(a)は熱封緘用刃型で熱封緘され
た袋の一例を、(b)は熱封緘用刃型で熱封緘された袋
の他の例を、それぞれ示す斜視図である。
【符号の説明】
11 包装材料 12 重ね合わせ部 16 熱封緘用刃型 18 面部 21 凸部 22 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱接着性を有する包装材料の所定箇所を
    熱封緘するための熱封緘用刃型であって、前記包装材料
    に当接する表面が、錐形状の凸部が多数同一間隔で形成
    されることにより凹凸状をなすことを特徴とする熱封緘
    用刃型。
JP30627295A 1995-11-24 1995-11-24 熱封緘用刃型 Withdrawn JPH09142418A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30627295A JPH09142418A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 熱封緘用刃型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30627295A JPH09142418A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 熱封緘用刃型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09142418A true JPH09142418A (ja) 1997-06-03

Family

ID=17955092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30627295A Withdrawn JPH09142418A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 熱封緘用刃型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09142418A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2596843A (en) * 2020-07-09 2022-01-12 Nomad Foods Europe Ltd A method and an apparatus for forming a seal

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2596843A (en) * 2020-07-09 2022-01-12 Nomad Foods Europe Ltd A method and an apparatus for forming a seal
GB2596843B (en) * 2020-07-09 2022-09-07 Nomad Foods Europe Ltd A method and an apparatus for forming a seal

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3733238A (en) Apparatus for vibration welding of sheet materials
US8205747B2 (en) Display pack and packaging method and apparatus
US4630729A (en) Package, for example, for surgical instruments and products
JP2014514465A5 (ja)
US5110399A (en) Heat-cutting/bonding blade and heat-bonding apparatus
JP2005504651A5 (ja)
CA2462033A1 (en) Method of forming a continuous belt for a belt-type separator device
JPH09142418A (ja) 熱封緘用刃型
FI940660A (fi) Menetelmä muovilevyn ja liitoksen hitsaussauman tasoittamiseksi
US4465178A (en) Composite drive or conveyor belt
JPS6255971B2 (ja)
JP3201060B2 (ja) 綴じ合わせ紙工品および綴じ合わせ加工用金型
JP2000343611A (ja) 熱可塑性樹脂シートの溶着切断装置およびその溶着切断方法
JP3377636B2 (ja) ダブルフェーサのヒーティングパート
JP2022022862A (ja) ガゼット袋の製造方法及びガゼット袋
JP5660297B2 (ja) 押えブロック及び該押えブロックを用いたシール装置
JP2001001161A (ja) 超音波接合装置とその方法
JP3718810B2 (ja) 樹脂チューブの製造法および製造装置
JP2021024640A (ja) 包装体の製造装置
JP2003062909A (ja) シール方法及びシール装置
JPH11144847A (ja) 面状発熱体の製造方法
JP2021041951A (ja) 製品送りベルト及び製品送り装置並びに包装機
JPS6217530B2 (ja)
JP3799003B2 (ja) ファイル等のポケットの構造およびその溶着方法
JPH0544243Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030204