JPH09141961A - プリンタ及びプリンタの制御装置 - Google Patents

プリンタ及びプリンタの制御装置

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JPH09141961A
JPH09141961A JP30171995A JP30171995A JPH09141961A JP H09141961 A JPH09141961 A JP H09141961A JP 30171995 A JP30171995 A JP 30171995A JP 30171995 A JP30171995 A JP 30171995A JP H09141961 A JPH09141961 A JP H09141961A
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JP30171995A
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Inventor
Keiji Murakoshi
啓二 村越
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、キャリッジの位置検出及び印字可能
位置を検出するための検出器を1個にして簡略にすると
ともに、制御用回路を容易にしたプリンタを提供するこ
とにある。 【解決手段】本発明はキャリッジに単一の検出器を搭載
し、キャリッジ移動の反転部近傍に検出器の波形を異な
るよう被検出物を左右に設置し、キャリッジに回動可能
に取り付けた検出板をキャリッジの動きに比例して回転
させて検出器より波形を出力し、波形を判定する手段に
よりキャリッジの位置及び印字可能位置を特定し効率よ
く制御可能に構成したプリンタである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置に係わり、
印刷ヘッドを搭載したキャリッジを往復移動させてドッ
ト印字を行うシリアルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のプリンタの技術は、主に
次の2方式が一般的であった。
【0003】(1)図8、図9、図10に示すようにキ
ャリッジ32に固定された印字ヘッド31は、キャリッ
ジ32左右反転部近傍に固定された2個のリセット検出
器33ー1、33ー2と、キャリッジ32に形成された
被検出部35により形成された前記検出器33−1の信
号rp1により左側からの印字の開始位置の検出をし、
前記検出器33−2の信号rp2により、右側からの印
字の開始位置の検出をしてホームポジションを認識し、
図示されていないモータ軸又は動力伝達列に固定された
T検出板とフレーム本体に固定されたタイミング検出器
より形成されたタイミング信号tpにより印字可能ポジ
ションを認識し文字構成として必要な位置にドットを印
字することにより印字を行っていた。
【0004】(2)キャリッジ上に固定されたリニアエ
ンコーダと本体フレーム側に固定された被検出部により
形成されたタイミング信号によって印字可能ポジション
を認識し、文字構成として必要な位置にドットを印字す
ることにより印字を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記方式には次のよう
な課題があった。
【0006】(1)の構成では、タイミング検出機構が
印字位置を決めるキャリッジ上にないために、タイミン
グ信号と印字位置は部品の係合ガタ・形状バラツキによ
りずれが発生し、精度よく罫線等を印字できなかった。
また、検出器を3個使用しなければならず、検出器及び
信号を受ける回路を含め、コストアップになるという欠
点があった。
【0007】(2)の構成では、被検出部の検出穴がド
ット数と同数必要で、0.1mm程度の間隔で必要であ
り、加工上高度の技術が必要となり、またコストアップ
になっていた。
【0008】本発明の目的は、キャリッジの位置検出及
び印字位置検出を簡略にするとともに、印字品質を改善
するプリンタ及びプリンタの制御装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタは、印
刷ヘッドを搭載したキャリッジを左右方向に往復運動さ
せ、前記キャリッジの位置を検出して印刷の基準信号と
し、前記キャリッジの動きに同期して発生するタイミン
グ信号により印字可能位置とするごときシリアル型のプ
リンタに於て、前記キャリッジに固定された検出器と、
前記キャリッジの双方の反転部近傍に配置され前記検出
器と係わり所定の信号を発生させる検出波形が互いに異
なる少なくとも2個の被検出物と、前記キャリッジに回
動可能に取付られ前記キャリッジの移動量に比例して回
転し前記検出器と係わり所定の信号を発生させる検出板
からなることを特徴とする。
【0010】又、本発明は一方の被検出物はキャリッジ
の片側の反転部付近で、該キャリッジが反転する間に検
出器が前記被検出物を往路と復路で各1回づつ検出する
ように構成し、他方の被検出物は、反転部付近で一回の
み検出する様構成したことを特徴とする。
【0011】又、本発明は往復運動するキャリッジをガ
イドするガイド部材に、すくなくとも一方の被検出物を
設け、前記検出板に前記キャリッジの回動軸と同軸上に
円筒部材を設け、該円筒部材が前記ガイド部材と係合し
たことを特徴とする。
【0012】又、本発明は前記円筒部材の径が、前記回
動軸から前記検出板の前記検出器と係わり所定の信号を
発生させる位置までの距離より小さくしたことを特徴と
する。
【0013】又、本発明は往復運動するキャリッジをガ
イドするガイド部材に、すくなくとも一方の被検出物を
設け、前記検出板が前記キャリッジの移動により回転力
を受けるように前記ガイド部材と係合したことを特徴と
する。
【0014】又、本発明は前記検出器がフォトセンサと
フォトダイオードとを有することを特徴とする。
【0015】本発明のプリンタの制御装置は、印刷ヘッ
ドを搭載したキャリッジと該キャリッジを左右方向に往
復運動させるモータと、前記キャリッジに固定された検
出器と、該検出器と係わり所定の信号を発生させる被検
出物と、前記キャリッジに回動可能に取り付けられ前記
キャリッジの移動量に比例して回転し前記検出器と係わ
り所定の信号を発生させる検出板と、前記印刷ヘッド、
モータ等のメカニズムを制御するプリンタの制御装置に
於いて、前記キャリッジの左右の反転部近傍に各々配置
し前記検出器の信号の検出波形が互いに異なるごとく構
成した2つの前記被検出物と、印字可能位置を示す検出
波形を構成する前記検出板と、前記検出器の検出波形を
解析しキャリッジが左右どちらの位置にあるか判定する
リセット位置判定手段と、印字可能位置を判定するタイ
ミング判定手段を有し、前記リセット位置判定手段によ
り前記キャリッジの位置を検出し印刷動作の基準信号と
し、前記タイミング判定手段により前記印刷ヘッド印字
可能信号とし、前記印刷ヘッド、モータを制御すること
を特徴とする。
【0016】
【作用】以上のように構成されたプリンタにおいて、キ
ャリッジが往復運動をすることにより、キャリッジ上に
固定された検出器が前記キャリッジの両反転部付近に設
けられた形状の異なる被検出物を検出し、検出板による
印字可能位置も検出し、検出器からの信号波形を解析す
ることで、キャリッジの位置ひいては印字開始位置を特
定することが可能となるとともに、キャリッジに回動可
能に取り付けられキャリッジの移動に比例して回転する
検出板を検出することにより印字位置を示すタイミング
信号として使用可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明のプリンタの実施例
を図面にもとづいて説明する。
【0018】図1、図2、図3、図4は本発明のプリン
タの実施例の略図であり、図1はプリンタ機構部の上面
略図、図2は側面略図、図3はプリンタの検出器回路
図、図4(a)は検出器の出力信号波形図、図4(b)
は検出器出力信号の積分フィルタ通過後の波形図、図4
(c)は積分フィルタ通過の波形を整形した波形図であ
る。
【0019】1は印刷ヘッド、2は該印刷ヘッド1を搭
載したキャリッジ、3は該キャリッジ2に固定された光
センサである検出器、4は前記キャリッジ2をガイドす
るガイド軸、5は駆動プーリ、6は従動プーリ、7は前
記駆動プーリ5及び前記従動プーリ6に張架されたタイ
ミングベルトであるキャリッジ駆動ベルト、8は該キャ
リッジ駆動ベルト7に固定され前記キャリッジ2に係合
するキャリッジ駆動ピン、9は被検出部9a・9bを配
し前記キャリッジ2をガイドするガイド板、10は前記
キャリッジ2に回動可能に取付られ前記ガイド板9の1
つの面に接触した円筒部10aを同軸上に配し円周方向
に複数の検出穴を有する検出板、11は検出器3の出力
信号を積分する積分フィルタである。
【0020】この構成によれば、図示されていないモー
タにより駆動プーリ5が回転しキャリッジ駆動ベルト7
が駆動されると、キャリッジ2がガイド軸4とガイド板
9に沿い反転部間を往復運動し始める。同時に、検出板
10はガイド板9に接触しているために摩擦力によりキ
ャリッジ2の移動に比例して回転する。ここで、検出板
10の円筒部10aの径と比較して、検出板10の検出
穴の検出位置は径方向で大きくなっているため、キャリ
ッジ2の移動量と比較して検出穴の移動量は大きくな
り、0.1mm程度の印字間隔でも検出穴間隔は大きく
設定でき、製造上容易となる効果がある。検出器3が検
出板10の検出穴を検出し、キャリッジ2が反転部を通
る時には、検出器3がガイド板9の被検出部9a・9b
を検出することにより、図3のタイミング信号として図
4(a)(横軸:時間、縦軸:電圧を示す)に示すよう
な波形を出力する。図1の右側の反転部において、キャ
リッジ3は被検出物9aを一旦検出した後、反転中は再
度非検出の状態となり、反転後に再度被検出物9aを検
出する。また他方の反転部においては、キャリッジ3は
被検出物9bを一旦検出すると、反転終了後まで検出状
態のままである。
【0021】図4(a)の検出器3の出力信号を積分フ
ィルタ11を通すことにより図4(b)の出力波形が得
られる。この出力波形をスレシュレベル12にて波形を
整形することにより図4(c)に示す波形が得られ、こ
れをリセット信号として用いる。この波形で解るように
片側の反転部では反転部を対称に2つのパルス波形がで
き(R2=R2a+R2b)、他方の反転部では反転領
域に大きな1つのパルス波形(R1)ができる。
【0022】故に印刷ヘッド1のキャリッジ2(検出器
3)が、被検出物9aを通過した直後から、反転後被検
出物9aを再度検出するまでの間(図4(c) DT
4)、または、キャリッジ2(検出器3)が、被検出物
9bを検出後から、被検出物9bを通過終了するまでの
間(図4(c) DT1)に停止するようにすれば、停
止時もしくは起動時の信号のレベルがHIGHかLOW
かを検出することにより、印刷ヘッド1のキャリッジ2
(検出器3)がどちらの反転部にいるのかを判断でき、
かつ、起動直後の信号の立ち下がりの位置が印字開始位
置となる。
【0023】この方法によれば、前記キャリッジ2(検
出器3)が停止中においても、どちらの反転部にいるの
かを判断できる利点がある。
【0024】図5は本発明の全体構成を示すブロック図
である。70は上記に説明した本発明のプリンタの機構
部であり、1は印刷ヘッド1を示す概略図、83はキャ
リッジ駆動ベルト7を駆動するモータを示す。72はC
PUであり、印刷ヘッド制御回路75ならびにモータ制
御回路76に接続されている。71はインターフェイ
ス、73はROM、74はRAMである。77は印刷ヘ
ッド制御回路75への印刷ヘッド制御信号、78はモー
タ制御回路76へのモータ制御信号である。79は図3
のタイミング信号を波形整形するタイミングパルス整形
回路を示し、検出器3と検出板10に構成される図4
(a)のタイミング信号をCPU72に送る。80はリ
セットパルス整形回路を示し、85の概略図にて示す前
記検出器3と被検出物9a・9bにより構成される図4
(c)のリセット信号を波形整形し、前記キャリッジ2
の位置を判断するリセットパルスをCPU72へ送る。
【0025】81は印刷ヘッド1を駆動させる為の印刷
ヘッド駆動信号、82はモータ83を駆動させる為のモ
ータ駆動信号である。
【0026】印字データがインターフェイス71から入
力されるとRAM74内にいったん取り込まれ、CPU
はこのデータを解読し、データコードに対応した文字フ
ォントのデータをROM73から読み出し、リセットパ
ルス、タイミングパルスにより、印刷ヘッド制御回路7
5、モータ制御回路76を介して、プリンタを制御して
印刷を実行する。タイミングパルスはCPU72の割り
込み端子INTに入力され、リセットパルスはCPU7
2のI/Oポートの端子I/Oー1に入力されている。
【0027】以下に、本発明のプリンタのキャリッジの
初期設定(イニシャライズ)について詳述する。
【0028】キャリッジの初期設定行程は図6、図7に
示すフローチャートに示す手順で実行される。
【0029】フローチャート中、TPはタイミングパル
ス、(TC)はタイミングカウンタ、リセットパルスは
前記検出器3の信号を示す。タイミングカウンタ(T
C)は、図5のRAM74の所定のエリアを用いてRO
Mに格納されたプログラムにより形成される物である。
【0030】タイミングカウンタ(TC)はタイミング
パルスの立ち上がりエッジによる割り込み処理ルーチン
内で、前記タイミングパルスの立ち上がり毎に一つづつ
加算されるカウンタである。
【0031】検出器3の出力信号であるリセットパルス
を図4(c)のタイミングチャートであるリセットパル
スチャートに示すようにDT1〜DT6の区間に分け、
初期設定の説明をする。ここで、DT2、DT6はキャ
リッジの直線運動する直線領域であり印刷行程に使用さ
れる。又、DT1、(DT3+DT4+DT5)はキャ
リッジが反転運動をする非直線運動をする領域であり、
主に、記録紙の移送などに使われる領域である。
【0032】初期設定では、まず直線領域を確実に検出
し、直線領域が終る直後でモータによる駆動を停止し、
リセットパルスチャート上の区間DT1、DT4にキャ
リッジ2(検出器3)を止めることを目的とする。キャ
リッジが停止したこの位置をホームポジションと言う。
【0033】まず、CPUはTPの割り込みを許可し
(ステップ101)、モータを駆動する(ステップ10
2)。次にリセットパルスの立ち下がりエッジをタイミ
ングパルスのスタートであるT0とするため、リセット
パルスのレベルをみる(ステップ103、ステップ10
4)。このとき、異常検出のために、TPカウントとい
う図7に示すサブルーチンを設定している。
【0034】図7のTPカウント内のN3は、キャリッ
ジ駆動ピン8が直線領域(DT2又はDT6)の移動す
る間に発生するタイミングパルス数+α(α=1〜10
程度)として、キャリッジ2がモータにより駆動されて
いないことを検出しエラー検知をする。
【0035】リセットパルスの立ち下がりを検出すると
(TC)を0にリセットする(ステップ105)。この
時、リセットパルス上ではキャリッジはDT2、DT
4、DT6のいずれかの区間にあることが判定される。
次にリセットパルスの立ち上がりを検出するまで、タイ
ミングパルスを一づづ加算する(ステップ106)。
【0036】ここで、N1はリセットパルスのDT4の
区間において発生するタイミングパルス数である。リセ
ットパルスの立ち上がりを検出した時(ステップ10
7)、(TC)がN1以下であるかを判断する(ステッ
プ108)。(TC)がN1以下であれば、タイミング
パルスの数がN1以下でHIGHになるのはリセットパ
ルスではDT5の区間でしかないため、(TC)を0と
した区間はDT4であったことが判断できる。そのた
め、(TC)がN1以下であれば、再度リセットパルス
の立ち下がりを検出し(ステップ109)、(TC)を
0にリセットする(ステップ110)。この時、キャリ
ッジはリセットパルスチャート上のDT6の区間にあ
る。(TC)がN1以上であれば、リセットパルス上の
DT2、DT6の区間にある。
【0037】印字のための直線領域のリセットパルス上
の区間DT2、DT6を検出できたため、キャリッジ2
の慣性による移動を考慮して、時間がN2になったとき
(ステップ111、ステップ112)にモータを止め
(ステップ113)、キャリッジ1(検出器3)をリセ
ットパルスチャート上のDT1、DT4の区間に止め、
初期設定を終了する。通常このような初期設定は、印刷
装置の電源投入後等に実行される。120は停止位置の
判定作業ルーチンを示している。モータを再起動かけて
(ステップ114)N4時間後(タイミングパルスが安
定状態になる時間:ステップ116)にリセットパルス
のレベルを検出し(ステップ117)、HIGHならば
DT1の区間であり(ステップ118)、LOWならば
DT4の区間である(ステップ119)と判定される。
【0038】このホームポジションからキャリッジを起
動し、リセットパルスの最初の立ち下がり位置が印字開
始の基準位置となる。複数行の印刷データがある場合、
印刷開始後はタイミングパルスのカウントと同期し、こ
の基準位置を確認しながら連続的にモータを回転し、印
字ヘッドを止めることなく印刷データの終了まで印刷動
作を続行する。
【0039】次に、印刷中の異常動作の検出方法につい
て以下に述べる。
【0040】初期設定後何かの理由で、(例えば作業者
が印刷装置のカバーを開け、印刷機構部の輪列を移動し
たりした場合等)印刷ヘッド1のキャリッジ2の停止区
間が、反転部以外などの異常区間にあった場合でも、前
述の初期設定に用いたと同様のコントロールにより、異
常の検出から復帰までの時間ロスを次のように抑えるこ
とができる。
【0041】図4(c)のリセットパルスR2において
は、キャリッジ2はリセットパルスチャート上のDT4
の区間に停止しているが、リセットパルスR1において
はキャリッジ12はリセットパルスR1の立ち上がりか
らセットパルスR2aに相当する領域以降、またリセッ
トパルスR1の立ち下がりよりリセットパルスR2bに
相当する領域以前に停止している。このため、以下2つ
の条件が成り立つ。
【0042】条件1:リセットパルスR1からキャリッ
ジ2が動き始めてから、リセットパルスが立ち下がるま
でには、区間DT5の時間がかかり、区間DT1に相当
する時間以下である。
【0043】条件2:リセットパルスR2からキャリッ
ジ12が動き始めてから、DT5の区間の立ち上がりま
での時間は、DT4の時間以下である。
【0044】キャリッジ2の位置として、異常であるの
は、リセットパルスチャート上のDT1、DT4区間以
外、つまりDT2、DT3、DT5、DT6の区間であ
る。
【0045】リセットパルスチャート上のDT3、DT
5区間の異常位置にキャリッジ2がある場合は、条件1
により、リセットパルスが立ち下がるまでの時間がDT
5区間に相当する時間以下であることで、それを知るこ
とが出来る。
【0046】また、リセットパルスチャート上の区間D
T6にキャリッジ2が停止している場合は、条件1によ
り、リセットパルスが立ち上がってから、立ち下がるま
で時間が区間DT1に相当するだけかかるために、リセ
ットパルスの最初の立ち下がりが印字開始の基準位置と
判断できる。
【0047】R2aの立ち上がりより、区間DT4に相
当する時間以前の位置をP1時点として、区間DT2の
中で上記P1時点より以前の異常位置にキャリッジ2が
ある場合は、上記条件2により異常と判断でき、区間D
T2の中でP1時点以降であれば、R2aの立ち下がり
により、誤動作の印字を開始してしてしまうが、DT4
区間を経過した後リセットパルスR2bが立ち上がるた
めに、誤動作であることを検知できる。
【0048】すなわち、このようなチェック機能を印刷
行程のプログラムの中に盛り込んで置けば、印刷中にも
しも記録紙などがジャミングなどでヘッドにからまっ
て、印刷ヘッドの位置が異常状態となっても直ちに異常
と検知することができる。
【0049】以上詳述したように、上記実施例によれ
ば、検出器1つでヘッドの印刷開始位置である2カ所の
ホームポジションを検知することにより、プリンタのス
ループットが上昇し、高速駆動に大きく貢献することが
可能となった。又、高価なフォトセンサを2個配置する
必要もなく、制御回路も簡略化できコストダウンに寄与
する。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下の効
果がある。
【0051】(1)キャリッジ上に検出板を配置してい
るために、キャリッジの移動に同期して印字可能位置を
示すタイミング信号が出力され、常に同一の位置に印字
可能で罫線等の印字精度を向上できる。
【0052】(2)1個の検出器でキャリッジのホーム
ポジションであるリセット信号と、タイミング信号を出
力できるため、部品点数の削減が実現でき、同時にコス
ト低減も可能である。
【0053】(3)検出器を1個にできるために、制御
用回路を簡素化でき、同時にコスト低減が実現可能であ
る。
【0054】(4)印字間隔に対し検出板の検出穴の間
隔を大きくできるために、検出板加工において一般的な
技術で可能である。
【0055】(5)被検出物がプレス加工等の加工によ
り非常に精度良く得られるため、組立時の調整も必要な
くなり、コスト的にもさらに効果は非常に大きい。
【0056】以上のように、本発明の効果は非常に大き
いと言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタの実施例の上面略図。
【図2】本発明のプリンタの実施例の側面略図。
【図3】本発明のプリンタの検出器回路図。
【図4】図3に示す本発明のプリンタの検出器回路のタ
イミングチャートであり、(a)は本発明のプリンタの
検出器の出力波形図、(b)は本発明のプリンタの検出
器出力信号の積分フィルタ通過後の波形図、(c)は本
発明のプリンタの積分フィルタ通過の波形を整形した波
形図。
【図5】本発明のプリンタの全体構成を示すブロック
図。
【図6】本発明のプリンタのキャリッジ初期設定行程を
示すフローチャート。
【図7】本発明のプリンタのキャリッジ初期設定行程中
のサブルーチンのフローチャート。
【図8】従来のキャリッジ駆動機構の側面略図。
【図9】従来のキャリッジ駆動機構の位置検出器の出力
信号波形図。
【図10】従来のキャリッジの駆動機構を示す部分詳細
図。
【符号の説明】
1‥‥印刷ヘッド 2‥‥キャリッジ 3‥‥検出器 4‥‥ガイド軸 5‥‥駆動プーリ 6‥‥従動プーリ 7‥‥タイミングベルト 8‥‥キャリッジ駆動ピン 9‥‥ガイド板 9a、9b‥‥ガイド板の被検出部 10‥‥検出板 10a‥‥円筒部 11‥‥積分フィルタ 70‥‥プリンタ機構部 72‥‥CPU 73‥‥ROM 74‥‥RAM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷ヘッドを搭載したキャリッジを左右
    方向に往復運動させ、前記キャリッジの位置を検出して
    印刷の基準信号とし、前記キャリッジの動きに同期して
    発生するタイミング信号により印字可能位置とするごと
    きシリアル型のプリンタに於て、前記キャリッジに固定
    された検出器と、前記キャリッジの双方の反転部近傍に
    配置され前記検出器と係わり所定の信号を発生させる検
    出波形が互いに異なる少なくとも2個の被検出物と、前
    記キャリッジに回動可能に取付られ前記キャリッジの移
    動量に比例して回転し前記検出器と係わり所定の信号を
    発生させる検出板からなることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 一方の被検出物はキャリッジの片側の反
    転部付近で、該キャリッジが反転する間に検出器が前記
    被検出物を往路と復路で各1回づつ検出するように構成
    し、他方の被検出物は、反転部付近で一回のみ検出する
    様構成したことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 往復運動するキャリッジをガイドするガ
    イド部材に、すくなくとも一方の被検出物を設け、前記
    検出板に前記キャリッジの回動軸と同軸上に円筒部材を
    設け、該円筒部材が前記ガイド部材と係合したことを特
    徴とする請求項1記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記円筒部材の径が、前記回動軸から前
    記検出板の前記検出器と係わり所定の信号を発生させる
    位置までの距離より小さくしたことを特徴とする請求項
    3記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記検出器がフォトセンサとフォトダイ
    オードとを有することを特徴とする請求項1記載のプリ
    ンタ。
  6. 【請求項6】 印刷ヘッドを搭載したキャリッジと該キ
    ャリッジを左右方向に往復運動させるモータと、前記キ
    ャリッジに固定された検出器と、該検出器と係わり所定
    の信号を発生させる被検出物と、前記キャリッジに回動
    可能に取り付けられ前記キャリッジの移動量に比例して
    回転し前記検出器と係わり所定の信号を発生させる検出
    板と、前記印刷ヘッド、モータ等のメカニズムを制御す
    るプリンタの制御装置に於いて、前記キャリッジの左右
    の反転部近傍に各々配置し前記検出器の信号の検出波形
    が互いに異なるごとく構成した2つの前記被検出物と、
    印字可能位置を示す検出波形を構成する前記検出板と、
    前記検出器の検出波形を解析しキャリッジが左右どちら
    の位置にあるか判定するリセット位置判定手段と、印字
    可能位置を判定するタイミング判定手段を有し、前記リ
    セット位置判定手段により前記キャリッジの位置を検出
    し印刷動作の基準信号とし、前記タイミング判定手段に
    より前記印刷ヘッド印字可能信号とし、前記印刷ヘッ
    ド、モータを制御することを特徴とするプリンタの制御
    装置。
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