JPH09140782A - 空気清浄機能付き照明装置 - Google Patents

空気清浄機能付き照明装置

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JPH09140782A
JPH09140782A JP7304054A JP30405495A JPH09140782A JP H09140782 A JPH09140782 A JP H09140782A JP 7304054 A JP7304054 A JP 7304054A JP 30405495 A JP30405495 A JP 30405495A JP H09140782 A JPH09140782 A JP H09140782A
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JP
Japan
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air
fluorescent tube
photocatalyst
lighting device
blower fan
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JP7304054A
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Kazutoshi Takimoto
和利 滝本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で脱臭・空気清浄効果に優れる照
明装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 反射板4の表面に光触媒5を塗布する。
光触媒5の塗膜表面は波状又は凹凸形状に形成する。蛍
光管2の光の紫外線成分により光触媒5が励起され、該
光触媒塗膜の近傍の空気の臭気成分を酸化分解して脱臭
を行うことができる。光触媒5の塗膜表面が波状又は凹
凸形状に形成することにより光触媒5と空気の接触面積
が大きくなり、効率良く脱臭することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱臭などの空気清
浄機能付き照明システムで、居住空間を快適にする照明
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭では、照明装置と空気清
浄機は別々に設置して使用されている。また、近年、照
明装置に脱臭・殺菌を行う装置を付設した例として、特
開平6−209987号公報に水酸基イオン生成体また
はオゾン生成体を付設した照明装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の照明装置と空気清浄機を別々に設置して使用するもの
では、それぞれの設置スペースが必要になり、コンパク
トに照明機能と空気清浄機能を実現できないという問題
が生じる。また、前出の従来例のオゾン生成体を付設し
た照明装置では、オゾンで化学的に悪臭を分解・殺菌す
る装置の構造が複雑で高価になってしまう欠点がある。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、コンパクトでかつ簡単な構造で脱臭
・空気清浄効果に優れる照明装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、蛍光管及び反
射板又は蛍光管保護カバーを備える照明装置において、
前記反射板の表面又は蛍光管保護カバーの片面或いは両
面に、光触媒を塗布したものである。その際、光触媒の
塗膜表面は波状又は凹凸形状に形成することが好まし
い。また、光触媒に吸着剤を混入することが好ましい。
更に、上記反射板又は蛍光管保護カバーには空気対流用
開口部を設けることが好ましい。
【0006】本発明は上記光触媒の塗膜表面に空気を導
く送風ファンを取り付ける。その際、直管形の蛍光管を
使用する照明装置の場合は、該蛍光管の両端位置の一方
又は両方に送風ファンを取り付ける。円管形の蛍光管を
使用する照明装置の場合は、該蛍光管の上下位置の一方
又は両方に送風ファンを取り付ける。蛍光管保護カバー
で密閉された照明装置の場合は、送風ファンを取り付け
た位置から離れた別の片端に空気吸入或いは排出のため
の開口部を設ける。前記送風ファンと共に、該送風ファ
ンの風を塗布した光触媒に導くための案内フィン風向制
御フィンを設ける。また、送風ファンの吸込側又は、蛍
光管保護カバーで密閉された照明装置の場合は空気吸入
口に空気清浄フィルターを取り付ける。送風ファンは太
陽電池又は熱電変換素子で駆動する。
【0007】本発明は上記反射板又は蛍光管保護カバー
に芳香装置を取り付ける。送風ファンを取り付けた照明
装置の場合は、送風ファンの風下側で且つ照明装置の片
端に芳香装置を取り付ける。
【0008】反射板の表面又は蛍光管保護カバーの片面
或いは両面に塗布された光触媒は、照明装置が点灯して
いる間、蛍光灯の紫外線によって励起され、光触媒の塗
膜の近傍を通過する空気の臭気を酸化分解して脱臭を行
う。従って、照明と室内空気脱臭を同時に行うことがで
きる。
【0009】光触媒の塗膜表面を波状又は凹凸形状に形
成することにより、光触媒と空気の接触面積が増大し、
それだけ効率良く脱臭することができる。
【0010】光触媒に吸着剤を加えることで、点灯しな
い間においても、その塗膜の近傍を通過する空気の臭気
成分は吸着剤に吸着されるため脱臭が行え、点灯するこ
とで光触媒が紫外線によって励起され、吸着成分を酸化
分解し、無臭にして脱着するため吸着剤の効果を再生す
ることができる。従って、照明の点灯、消灯に関わら
ず、常時室内空気の脱臭を行うことができる。
【0011】反射板又は蛍光管保護カバーに設けた空気
対流用開口部は、蛍光管の発熱に伴って自然対流を発生
し、光触媒の近傍の空気と他の室内空気が循環するた
め、より効率良く室内空気の脱臭を行うことができる。
【0012】送風ファンは、光触媒の近傍の空気と他の
室内空気を強制循環させることができ、より効率良く室
内空気の脱臭を行うことができる。
【0013】送風ファンが、直管形の蛍光管を使用する
照明装置の場合は該蛍光管の両端位置の一方又は両方
に、円管形の蛍光管を使用する照明装置の場合は該蛍光
管の上下位置の一方又は両方に取り付けられることによ
り、また蛍光管保護カバーで密閉された照明装置の場合
は送風ファンを取り付けた位置から離れた別の片端に空
気吸入或いは排出のための開口部を設けることにより、
より多くの空気を光触媒を塗布した反射板表面又は蛍光
管保護カバー表面に循環させることができ、より一層効
率良く室内空気の脱臭を行うことができる。
【0014】送風ファンに併設する案内フィン又は風向
制御フィンは、送風ファンの風を光触媒を塗布した反射
板又は蛍光管保護カバーに効率良く導き当てる。
【0015】送風ファンの吸込側、又は蛍光管保護カバ
ーで密閉された照明装置の場合は空気吸入口に取り付け
た空気清浄フィルターは、室内空気中の塵埃の回収を行
う。
【0016】送風ファンを太陽電池又は熱電変換素子で
駆動することにより、送風ファン駆動用電力を必要とし
ないため、省エネルギーで脱臭を行うことができる。
【0017】反射板又は蛍光管保護カバーに取り付けた
芳香装置は、例えば、フィトンチッド(植物が大気中に
発散させる抗微生物阻害物質)を芳香剤として発散させ
ることができ、森林浴効果やカビ、ダニの抑制効果を実
現することができる。送風ファンを取り付けた照明装置
の場合は、送風ファンの風下側で且つ照明装置の片端に
芳香装置を取り付けることで、光触媒で脱臭後の空気に
芳香剤を発散させることができ、効率良く脱臭と芳香発
散を行う。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態を示す空
気清浄機能付き照明装置の側面図である。1は安定器や
点灯装置等を内蔵してある器具ケースで、この器具ケー
ス1の下部に一対のソケット3を対向状に取り付け、こ
のソケット3・3間に蛍光管2を取り付けている。
【0019】4は、蛍光管2の上部への光を反射させて
下方周囲を照らす反射板であり、この反射板4の表面に
光触媒5を塗布してある。この光触媒5とは、光の照射
により励起されて活性化に至る触媒をいい、例えば、T
iO2、ZnOなどがある。これらはバンドギャップ以
上の光エネルギーを照射すると、価電子帯から伝導帯へ
電子が励起され、一方に電子が他方に正孔が生じて光励
起される。
【0020】この励起状態における光触媒表面は非常に
強い酸化力を持ち、各種の有機物(臭気成分)を分解す
ることができる。前記バンドギャップ以上の光エネルギ
ーとは、例えば、TiO2の場合のバンドギャップは約
3eVであり、波長に直すと約400nm、すなわち4
00nm以下の紫外線を照射することにより反応は進行
する。
【0021】従って、通常の照明用蛍光管(白色灯)に
含まれる紫外線によって光触媒反応は可能であり、通常
室内で問題になる悪臭濃度はせいぜい10ppm以下で
あり、この濃度領域では通常照明に使われる白色蛍光管
に含まれている紫外線量で十分に脱臭効果を得ることが
できる。
【0022】上記空気清浄機能付き照明装置によれば、
照明点灯期間中に、反射板4に塗布した光触媒5によっ
て、室内空気中の悪臭成分を脱臭することができた。
【0023】(第2実施形態)図2は本発明の第2実施
形態の空気清浄機能付き照明装置の一部を破断して示す
正面図である。6は蛍光管保護カバーで、この保護カバ
ー6の外側表面に透明もしくは半透明な光触媒5を塗布
した以外は、第1実施形態のものと同様である。これに
おいても照明点灯期間中に、蛍光管保護カバー6に塗布
した光触媒5によって、室内空気中の悪臭成分を脱臭す
ることができた。
【0024】(第3実施形態)図3および図4はいずれ
も本発明の第3実施形態を示す空気清浄機能付き照明装
置の側面図である。図3では反射板4の表面を波状に形
成して、光触媒5を均一に塗布することにより、図4で
は反射板4のフラットな表面に光触媒5を厚み不均一に
して波状に塗布することにより、光触媒5の塗膜表面を
波状に形成したものである。その他の構成は第1実施形
態のものと同様である。
【0025】このように光触媒5の空気と接触する表面
を波状に形成することにより、光触媒5の表面積を増大
できて、より多くの空気と接触させて脱臭効果の向上を
図ることができた。なお、この実施形態では反射板4に
ついて説明したが、第2実施形態に示す保護カバー6に
も同様に適用できる。また、光触媒5の表面は波状に限
られず、その表面積を増大できて空気抵抗の小さい形状
であればよく、例えば、凹凸形状であってもよい。
【0026】(第4実施形態)図5は本発明の第4実施
形態を示す空気清浄機能付き照明装置の反射板の一部の
拡大断面図である。この実施形態では反射板4の表面に
脱臭コート7が塗布される。脱臭コート7の仕様は光触
媒5に吸着剤5aを混入し、バインダー5bを混合して
塗布する。光触媒5としては第1実施形態の場合と同様
にTiO2、ZnOなどであり、吸着剤5aとしては、
例えば、活性炭、ゼオライト、活性アルミナなどであ
り、バインダー5bとしては、例えば、フッ素樹脂、シ
リカ系バインダーなどである。その他の構成は第1実施
形態のものと同様である。
【0027】これによれば、照明非点灯時には脱臭コー
ト7の吸着剤5aが脱臭コート7の近傍の臭気成分を吸
着して脱臭する。次に、照明の点灯により、脱臭コート
7の光触媒5が紫外線を効率良く受けて励起されるた
め、吸着成分を常温域で酸化分解して脱着し、効率良く
再生される。従って、照明の点灯の有無に関わらず、常
時脱臭を行うことができ、脱臭剤5aを再生することが
できるため、脱臭剤の取り替えの必要がないメンテナン
スフリーの脱臭機能付き照明装置を得ることができる。
【0028】(第5実施形態)図6は本発明の第5実施
形態を示す空気清浄機能付き照明装置を一部破断状態で
示す側面図である。この実施形態では反射板4に空気対
流用開口部8を設けた以外は、第1実施形態のものと同
様である。これによれば、蛍光管2の発熱によって発生
する自然対流によって、光触媒5の近傍の空気と他の室
内空気が循環する。図中に示す矢印は自然対流の風の流
れを示す。従って、蛍光管2の発熱による自然対流によ
り効率良く室内空気の脱臭を行うことができる。
【0029】なお、第2実施形態に示す保護カバー付き
照明装置の場合にも同様に、保護カバー6に空気対流用
開口部8を設けることで、自然対流を利用してより効率
良く室内空気の脱臭を行うことができる。この場合は、
保護カバー6の内面にも光触媒5を塗布して、保護カバ
ー6の下部に空気取り入れ口(図示省略)、上部に空気
対流用開口部(図示省略)を設ける。
【0030】(第6実施形態)図7は本発明の第6実施
形態を示す空気清浄機能付き照明装置を一部破断状態で
示す正面図である。この実施形態では蛍光管2の一端側
の保護カバー6の一側面に送風ファン9が配設され、保
護カバー6の内側に光触媒5が塗布される。さらに、送
風ファン9を取り付けた位置から遠く離れた別の他端側
の保護カバー6に、空気吸入開口部10が配設される。
この空気吸入開口部10には吸入空気の風向を変えるこ
とのできる風向制御フィン11と、空気吸入開口部10
を通過する空気中の塵埃を取り除くことのできる空気清
浄フィルター12が取り付けられる。その他の構成は第
2実施形態のものと同様である。
【0031】この実施形態によれば、照明点灯時に送風
ファン9を動作させると、室内の空気を循環させて光触
媒5に導き、光触媒5により空気中の悪臭成分を脱臭す
る。図中の矢印は空気の流れを示す。空気吸入開口部1
0は送風ファン9を取り付けた位置から離れた別の片端
に設けることで、光触媒5を塗布した保護カバー6全体
に空気を流すことができ、さらに風向制御フィン11に
より循環する空気が光触媒5全体に当たるように風向を
変えることができるため、効率の良い脱臭を行うことが
できた。なお、送風ファン9の動作については照明点灯
時に限られず、第4実施形態のごとく光触媒5と吸着剤
5aを塗布している場合などでは、常時送風ファン9を
動作させてもよい。
【0032】このように送風ファン9を取り付けた照明
装置においては、前記光触媒5の塗膜表面を第2実施形
態のように波状又は凹凸形状に形成することによって該
塗膜表面に生じる溝に沿って空気を抵抗なくスムーズに
流すことができ、脱臭効果を一層向上できた。ちなみ
に、送風ファン9をファン直径37mmのプロペラファ
ンとしたとき、回転数10000r/minで0.18
3/minの風量が得られた。
【0033】送風ファン9の羽部分や風向制御フィン1
1の蛍光管2の光が当たる部分に、光触媒5を塗布して
おくと、循環する空気が直接当たるため、脱臭をより効
率良く行うことができた。さらに、空気清浄フィルター
12により、室内空気が循環されて保護カバー6内に流
入するときに塵埃を回収するため、空気中の塵埃の除去
が行える。また空気清浄フィルター12により予め粒子
の大きい塵埃を回収し、その後の空気を光触媒5により
脱臭を行うことができるため、光触媒5の表面に塵埃が
付着して、光触媒5と空気の接触面積が小さくなること
により、脱臭効果が低下するという不具合を防ぐことが
できた。
【0034】この第6実施形態では保護カバー6内の空
気を吸い出す方向で送風ファン9を動作させる場合につ
いて説明しているが、これに代えて保護カバー6内に空
気を送り込むように送風ファン9を動作させてもよい。
この場合は空気吸入開口部10は空気排出開口部の機能
になり、空気清浄フィルター12は送風ファン9の吸い
込み側に配設する。また送風ファン9は一台に限らず、
空気の吸い込み側と吐き出し側の両方に配設してもよ
い。このようにすることにより空気循環能力が一層向上
し、脱臭能力を一層高めることができる。更に送風ファ
ン9を増設するもよい。送風ファン9の形状はプロペラ
ファンに限らず、シロッコファン、クロスフローファン
などであってもよい。
【0035】(第7実施形態)図8は本発明の第7実施
形態を示す空気清浄機能付き照明装置を一部破断状態で
示す側面図である。この実施形態では、円管形の蛍光管
2が傘状の反射板4内にソケット及び器具(図示省略)
を介して取り付けられる。さらに、蛍光管2の上部に送
風ファン9が配設され、送風ファン9の吐き出し側に風
向を変えることができる風向制御フィン11が、送風フ
ァン9の吸い込み側に通過する空気中の塵埃を取り除く
空気清浄フィルター12がそれぞれ取り付けられる。1
3は器具ケース1を天井などに取り付ける支持部材であ
る。反射板4の内部に光触媒5を塗布することは第1実
施形態の場合と同様である。
【0036】この実施形態によれば、円管形の蛍光管2
を使用する照明装置においても、蛍光管2が送風の邪魔
にならず、反射板4の光触媒5が塗布されている内部に
沿うように空気を流すことができるため、効率の良い脱
臭が行える。
【0037】(第8実施形態)図9及び図10は本発明
の第8実施形態を示す。図9は空気清浄機能付き照明装
置の要部平面図、図10はその反射板の斜視図である。
光触媒5が塗布された反射板4に空気の流れを変えるた
めの案内フィン14が配設されている。その他の構成は
図7に示す第6実施形態のものとほぼ同様である。これ
によれば、空気吸入開口部10から吸い込まれた空気は
送風ファン9により排出される間に、案内フィン14に
より矢印で示すような風の流れが発生して、光触媒5を
塗布した反射板4全体に空気を流すことができるため、
効率の良い脱臭を行うことができた。さらに、案内フィ
ン14にも光触媒5を塗布すれば脱臭効果をより一層高
めることができた。
【0038】(第9実施形態)図11は本発明の第9実
施形態を示す空気清浄機能付き照明装置を一部破断状態
で示す正面図である。蛍光管2の上部の反射板機能を持
つ器具ケース1に太陽電池15が取り付けられている。
蛍光管2の光エネルギーをその太陽電池15で電気エネ
ルギーに変換して、送風ファン9を駆動する構成として
ある。その他の構成については図7に示す第6実施形態
のものとほぼ同様である。従って、送風ファン9用の電
源が不要になり、省エネルギーで室内空気の循環を実現
できる。なお、太陽電池15の取り付け位置は図示例の
ものに限られず、蛍光管2の光エネルギーを受けられる
位置であればどこでもよい。
【0039】(第10実施形態)図12は本発明の第1
0実施形態を示す空気清浄機能付き照明装置を一部破断
状態で示す正面図である。この実施形態では、ソケット
3の蛍光管取り付け側面に熱電変換素子16が取り付け
て、蛍光管2が発光する際の光エネルギーをその熱電変
換素子16で電気エネルギーに変換して、送風ファン9
を駆動する構成としてある。
【0040】従って、この実施形態においても、第9実
施形態の場合と同様に送風ファン9用の電源が不要にな
り、省エネルギーで室内空気の循環を実現できる。な
お、熱電変換素子16の取り付け位置は図示例のものに
限られず、蛍光管2の光エネルギーを受けられる位置で
あればどこでもよい。保護カバー6の内面に光触媒5を
塗布して脱臭を行うことは、図7に示す第6実施形態の
場合と同様である。
【0041】(第11実施形態)図13は本発明の第1
1実施形態を示す空気清浄機能付き照明装置を一部破断
状態で示す側面図である。この実施形態では芳香装置1
7を反射板4の上部の器具ケース1に配設している。反
射板4の内面に光触媒5を塗布して脱臭を行うこと、及
び反射板4に空気対流用開口部8を設けることなどは、
図6に示す第5実施形態の場合と同様である。
【0042】芳香装置17に用いる芳香剤としては、例
えば、植物が大気中に発散させる抗微生物阻害物質でカ
ビ、ダニの抑制効果や森林浴効果があるというフェトン
チット、そのほかに柑橘系やラベンダーの香りなど使用
者の好みにより変えることができる。この実施形態によ
れば、蛍光管2の発熱による自然対流を利用して、光触
媒5による脱臭後の空気に対して芳香を行うことができ
るため、一つの装置で照明、脱臭、芳香を効率良く行う
ことができる。
【0043】(第12実施形態)図14は本発明の第1
2実施形態を示す空気清浄機能付き照明装置を一部破断
状態で示す正面図である。この実施形態では芳香装置1
7を送風ファン9の風下側の一端に配設している。保護
カバー6の内面に光触媒5を塗布して脱臭を行うこと、
また送風ファン9を取り付けた位置から離れた他端側の
保護カバー6に空気吸入開口部10、風向制御フィン1
1及び空気清浄フィルター12を取り付けることなど
は、図7に示す第6実施形態の場合と同様である。
【0044】これによれば、送風ファン9による強制対
流を行う空気清浄機能付き照明装置の場合でも、光触媒
5による脱臭後の空気に対して芳香を行うことができる
ため、芳香剤の成分が光触媒5によって脱臭されること
がなく、一つの装置で効果的に照明、集塵、脱臭、芳香
を行うことができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、本来の照明機能と脱臭
・空気清浄機能とが一体化されているため、コンパクト
に構成できる。照明用蛍光管の光の紫外線成分により、
反射板表面又は蛍光管保護カバーの片面或いは両面に塗
布された光触媒が励起され、該光触媒塗膜の近傍の空気
の臭気成分を酸化分解して脱臭を行うため、照明と脱臭
とを同時に行うことができ、特別な装置を必要としない
ため簡単かつ安価に製作できる。照明装置側に光触媒を
塗布しているため、一般の照明用蛍光管を使用できてラ
ンニングコストの殆どかからない安価な脱臭・空気清浄
機能付き照明装置を提供できる。
【0046】反射板表面又は蛍光管保護カバーに空気対
流用開口部を設けてあるので、蛍光管の発熱によって発
生する自然対流により光触媒近傍の空気と他の室内空気
が循環するため、より効率良く室内空気の脱臭を行うこ
とができる。
【0047】送風ファンを併設するので、光触媒の近傍
の空気と他の室内空気を強制循環させることができ、よ
り効率良く室内空気の脱臭を行うことができる。さらに
室内上部の空気と下部の空気の循環効果により室内空気
の温度差を解消する空調機能をも得ることができる。
【0048】送風ファンと共に案内フィン又は風向制御
フィンを設けてあるので、該送風ファンの風を光触媒を
塗布した反射板又は蛍光管保護カバーに効率良く導き当
てることができるため、さらに効率良く室内空気を脱臭
できる。送風ファンの吸込側又は、蛍光管保護カバーで
密閉された照明装置の場合は空気吸入口に空気清浄フィ
ルターを取り付けるので、脱臭効果のみならず、塵埃の
回収をも行うことができて室内空気をより清浄化でき
る。
【0049】反射板又は蛍光管保護カバーに芳香装置を
取り付けるので、無臭に脱臭された空気に森林の香り
(フィトンチッド)などを発生させて森林浴効果やカ
ビ、ダニの抑制効果を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の空気清浄機能付き照明装置の側
面図である。
【図2】第2実施形態の空気清浄機能付き照明装置を一
部破断して示す正面図である。
【図3】第3実施形態の空気清浄機能付き照明装置の側
面図である。
【図4】第4実施形態の空気清浄機能付き照明装置の側
面図である。
【図5】第5実施形態の空気清浄機能付き照明装置の反
射板の一部の拡大断面図である。
【図6】第6実施形態の空気清浄機能付き照明装置を一
部破断して示す側面図である。
【図7】第7実施形態の空気清浄機能付き照明装置を一
部破断して示す正面図である。
【図8】第8実施形態の空気清浄機能付き照明装置を一
部破断して示す側面図である。
【図9】第9実施形態の空気清浄機能付き照明装置の要
部の平面図である。
【図10】第9実施形態の空気清浄機能付き照明装置の
反射板の斜視図である。
【図11】第10実施形態の空気清浄機能付き照明装置
を一部破断して示す正面図である。
【図12】第11実施形態の空気清浄機能付き照明装置
を一部破断して示す正面図である。
【図13】第12実施形態の空気清浄機能付き照明装置
を一部破断して示す側面図である。
【図14】第13実施形態の空気清浄機能付き照明装置
を一部破断して示す正面図である。
【符号の説明】
1 器具ケース 2 蛍光管 3 ソケット 4 反射板 5 光触媒 6 蛍光管保護カバー 8 空気対流用開口部 9 送風ファン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光管及び反射板又は蛍光管保護カバー
    を備える照明装置において、前記反射板の表面又は蛍光
    管保護カバーの片面或いは両面に、光触媒を塗布したこ
    とを特徴とする空気清浄機能付き照明装置。
  2. 【請求項2】 前記反射板又は蛍光管保護カバーに、空
    気対流用開口部を設けた請求項1に記載の空気清浄機能
    付き照明装置。
  3. 【請求項3】 前記光触媒の塗膜表面に空気を導く送風
    ファンを取り付けた請求項1又は2に記載の空気清浄機
    能付き照明装置。
  4. 【請求項4】 前記送風ファンの風を塗布した光触媒に
    導くための案内フィン風向制御フィンを設けた請求項3
    記載の空気清浄機能付き照明装置。
  5. 【請求項5】 送風ファンの吸込側又は、蛍光管保護カ
    バーで密閉された照明装置の場合は空気吸入口に空気清
    浄フィルターを取り付けた請求項3記載の空気清浄機能
    付き照明装置。
  6. 【請求項6】 前記反射板又は蛍光管保護カバーに芳香
    装置を取り付けた請求項1〜5のいずれかに記載の空気
    清浄機能付き照明装置。
JP7304054A 1995-11-22 1995-11-22 空気清浄機能付き照明装置 Pending JPH09140782A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000325452A (ja) * 1999-05-24 2000-11-28 Toyo Element Industry Co Ltd 省エネルギー型空気浄化装置

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