JPH10149708A - 空気清浄用触媒付き照明器具、照明ランプ、及びその製造方法 - Google Patents
空気清浄用触媒付き照明器具、照明ランプ、及びその製造方法Info
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- JPH10149708A JPH10149708A JP8346445A JP34644596A JPH10149708A JP H10149708 A JPH10149708 A JP H10149708A JP 8346445 A JP8346445 A JP 8346445A JP 34644596 A JP34644596 A JP 34644596A JP H10149708 A JPH10149708 A JP H10149708A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】照明器具に空気清浄機能を持たせることによ
り、専用の空気清浄器の設置を不要とし、室内空間の有
効利用を図る。 【解決手段】照明器具から発する光を透過する透光性容
器に光触媒を被覆する。
り、専用の空気清浄器の設置を不要とし、室内空間の有
効利用を図る。 【解決手段】照明器具から発する光を透過する透光性容
器に光触媒を被覆する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は照明器具の光を利用
して、触媒による大気の清浄化を図ろうとする、空気清
浄用触媒付き照明器具に関する。
して、触媒による大気の清浄化を図ろうとする、空気清
浄用触媒付き照明器具に関する。
【０００２】
【従来の技術】大気の清浄を保ち、空気中の悪臭成分や
有害成分の除去、殺菌を行うために触媒を利用した空気
清浄器が用いられる。ここで、空気清浄器には熱作用に
よる触媒を利用したものと、光作用による触媒を利用し
たものがある。熱作用を利用した例として、自動車の排
気ガスより有害成分を除去して無害化する目的に用いら
れる、アルミナにＰｔ、Ｒｈを１０対１の割合で混合し
た三元触媒を用いた排気ガスの清浄器が挙げられる。こ
れは、排気ガスの熱によって触媒を活性化してＣＯ、Ｈ
Ｃ、ＮＯｘを酸化還元し、ＣＯ２、Ｈ２Ｏ、Ｎ２等の無
害な成分へ変換するものである。光作用の利用に関して
は、光触媒を用いた空気清浄器があり、家庭やオフィス
の衛生状態を良好に保つために使用される。従来の空気
清浄器を図４に示す。３０はケーシングで、その内部に
集塵フィルタ３３、光触媒層３５を塗布した反応部材３
４、送風機３７、光触媒層３５に向かい合うように設け
られた電灯３６を有する。そして、ケーシング３０には
集塵フィルタ３３の風上側に吸い込み口３１を、送風機
３７の風下側に吹き出し口３２を設けている。その結
果、外気をケーシング３０内に取り込み光触媒層３５に
より清浄化して外部に排出する。光触媒層３５は多くの
場合、紛体や紛体をバインダ等で固めて使用される。光
触媒層３５としては例えば酸化チタン（ＴｉＯ２）が用
いられる。電灯の光によって酸化チタンに酸化作用が現
れ、室内の空気の脱臭、一酸化炭素を二酸化炭素に変換
することによる有害成分の除去、殺菌が行える。また、
光触媒３５として種々の材料を用い、場合により混合す
ることで、種々の有害成分の除去を行える。以上述べた
ように従来は室内の空気清浄を専用装置によって行って
いた。そして、装置はケーシング内に種々の部材を設置
せねばならず、大きな空間を占有していた。
有害成分の除去、殺菌を行うために触媒を利用した空気
清浄器が用いられる。ここで、空気清浄器には熱作用に
よる触媒を利用したものと、光作用による触媒を利用し
たものがある。熱作用を利用した例として、自動車の排
気ガスより有害成分を除去して無害化する目的に用いら
れる、アルミナにＰｔ、Ｒｈを１０対１の割合で混合し
た三元触媒を用いた排気ガスの清浄器が挙げられる。こ
れは、排気ガスの熱によって触媒を活性化してＣＯ、Ｈ
Ｃ、ＮＯｘを酸化還元し、ＣＯ２、Ｈ２Ｏ、Ｎ２等の無
害な成分へ変換するものである。光作用の利用に関して
は、光触媒を用いた空気清浄器があり、家庭やオフィス
の衛生状態を良好に保つために使用される。従来の空気
清浄器を図４に示す。３０はケーシングで、その内部に
集塵フィルタ３３、光触媒層３５を塗布した反応部材３
４、送風機３７、光触媒層３５に向かい合うように設け
られた電灯３６を有する。そして、ケーシング３０には
集塵フィルタ３３の風上側に吸い込み口３１を、送風機
３７の風下側に吹き出し口３２を設けている。その結
果、外気をケーシング３０内に取り込み光触媒層３５に
より清浄化して外部に排出する。光触媒層３５は多くの
場合、紛体や紛体をバインダ等で固めて使用される。光
触媒層３５としては例えば酸化チタン（ＴｉＯ２）が用
いられる。電灯の光によって酸化チタンに酸化作用が現
れ、室内の空気の脱臭、一酸化炭素を二酸化炭素に変換
することによる有害成分の除去、殺菌が行える。また、
光触媒３５として種々の材料を用い、場合により混合す
ることで、種々の有害成分の除去を行える。以上述べた
ように従来は室内の空気清浄を専用装置によって行って
いた。そして、装置はケーシング内に種々の部材を設置
せねばならず、大きな空間を占有していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来は空気清浄器とし
て専用の装置が必要であり、室内に独自の占有スペース
を確保しなければならず、空間の有効利用の点で問題が
あった。本発明は照明器具に空気清浄機能を持たせるこ
とにより、専用の空気清浄器の設置を不要とし、室内空
間の有効利用を図らんとするものである。
て専用の装置が必要であり、室内に独自の占有スペース
を確保しなければならず、空間の有効利用の点で問題が
あった。本発明は照明器具に空気清浄機能を持たせるこ
とにより、専用の空気清浄器の設置を不要とし、室内空
間の有効利用を図らんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本願第１から第３の発明
は、照明ランプから発する光を透過する透光性容器、照
明ランプから発する光を反射する反射板、照明ランプの
封止容器に光触媒を被覆したことを特徴としている。本
願第４の発明は、照明器具、照明ランプの製造方法に関
し、減圧雰囲気中で光触媒の組成材料にレーザー光を照
射し、組成材料を飛散させて透光性容器、反射板、封止
容器へ光触媒の被覆を行うことを特徴とする。
は、照明ランプから発する光を透過する透光性容器、照
明ランプから発する光を反射する反射板、照明ランプの
封止容器に光触媒を被覆したことを特徴としている。本
願第４の発明は、照明器具、照明ランプの製造方法に関
し、減圧雰囲気中で光触媒の組成材料にレーザー光を照
射し、組成材料を飛散させて透光性容器、反射板、封止
容器へ光触媒の被覆を行うことを特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明では照明器具に光触媒を付加し、照明器
具から発せられる光により触媒を活性化する。そして、
活性化された触媒によって空気中の悪臭の脱臭や殺菌、
有毒ガスの無毒化等が行われる。通常、室内では多くの
照明器具が用いられている。従い、照明器具一般に本発
明を適用すれば個々の器具では空気の浄化量が小さいと
しても、それが多数集まることで全体として大きな空気
浄化能力を発揮することになる。この結果、室内に専用
の空気清浄装置を設置することが不要となる。
具から発せられる光により触媒を活性化する。そして、
活性化された触媒によって空気中の悪臭の脱臭や殺菌、
有毒ガスの無毒化等が行われる。通常、室内では多くの
照明器具が用いられている。従い、照明器具一般に本発
明を適用すれば個々の器具では空気の浄化量が小さいと
しても、それが多数集まることで全体として大きな空気
浄化能力を発揮することになる。この結果、室内に専用
の空気清浄装置を設置することが不要となる。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図１に示す。本
図は光触媒の被覆対象として透光性容器、特に外側透明
カバーを用いた例であり、外側透明カバーに光触媒を被
覆した照明器具の断面を示す。ここで、１は蛍光ラン
プ、２は蛍光ランプの支持体であり、蛍光ランプ１を覆
う外部カバーの一部を構成する。また、３は透光性外部
カバーであって、蛍光ランプ１を覆うように光の放射側
に設置され、透光性の材料で構成される。４は透光性外
部カバー３を被覆する光触媒である。また、第２図は第
１図の斜視状態を示す図である。蛍光ランプ１から発せ
られる光は、透光性外部カバー３を通過した後に光触媒
４へ入射し、光触媒４を活性化する。このため、光触媒
４に接する空気中の悪臭成分や有害成分の除去、殺菌、
有毒ガスの無毒化等が行われ、空気の清浄化が進行す
る。また、光触媒中を通過した光は室内照明に利用され
る。かくして、図１の実施例において空気浄化と室内照
明の双方の機能を有しうることが判る。光触媒４にはた
とえば２酸化チタンを用いることができる。２酸化チタ
ンは可視光に対して透光性の材料であり、透光性外部カ
バー３への光触媒４の被覆による室内照明への光の利用
効率低下は少ない。２酸化チタンを活性化する光の成分
は紫外領域であることが知られており、空気浄化には蛍
光ランプの紫外線強度が大きいことが望ましい。この一
方、照明としては人体への安全を考慮する必要があり、
蛍光ランプの紫外線強度は光触媒４中での紫外線吸収後
の照明光が人体に安全な条件内に設定される。このた
め、光触媒の単位面積当たりでの空気浄化能力はさほど
大きなものとはならない。しかし、通常、室内では多く
の照明器具が用いられている。従い、照明器具一般に本
発明を適用すれば個々の器具では空気の浄化量が小さい
としても、それが多数集まることで全体として大きな空
気浄化能力を発揮することになる。この結果、室内に専
用の空気浄化装置を設置することが不要となる。上記の
実施例では、外部カバーに光触媒を被覆したが、照明器
具には照明光が外部カバーを通ることなく、照明ランプ
からの光をそのまま照明光として利用するものもある。
このときは、蛍光ランプ自体を構成する封止容器の外部
に光触媒を被覆して空気清浄作用を営ませることができ
る。また、照明ランプの光が反射板に反射して照明光と
して利用される場合がある。反射板は照明光が全て反射
板から反射されるいわゆる間接照明のほか、直接照明と
併用して照明効率を向上するためにも用いられる。この
ときは照明器具の反射板に光触媒を被覆すれば、空気清
浄作用を営むことになる。ここで、照明器具自体のみな
らず、室内の照明光が照射される壁等に光触媒を被覆す
れば室内全体での空気浄化能力はより大きくなる。さら
に付け加えるなら、本発明の基本的な考え方は照明器具
から発せられる光の利用に止まらず、太陽光を利用する
考え方にもつながる。太陽光が照射される場所、例え
ば、窓ガラス、壁紙、屋根材等の部位に光触媒を被覆す
ることで、室内に限らず広く大気の浄化を行える。
図は光触媒の被覆対象として透光性容器、特に外側透明
カバーを用いた例であり、外側透明カバーに光触媒を被
覆した照明器具の断面を示す。ここで、１は蛍光ラン
プ、２は蛍光ランプの支持体であり、蛍光ランプ１を覆
う外部カバーの一部を構成する。また、３は透光性外部
カバーであって、蛍光ランプ１を覆うように光の放射側
に設置され、透光性の材料で構成される。４は透光性外
部カバー３を被覆する光触媒である。また、第２図は第
１図の斜視状態を示す図である。蛍光ランプ１から発せ
られる光は、透光性外部カバー３を通過した後に光触媒
４へ入射し、光触媒４を活性化する。このため、光触媒
４に接する空気中の悪臭成分や有害成分の除去、殺菌、
有毒ガスの無毒化等が行われ、空気の清浄化が進行す
る。また、光触媒中を通過した光は室内照明に利用され
る。かくして、図１の実施例において空気浄化と室内照
明の双方の機能を有しうることが判る。光触媒４にはた
とえば２酸化チタンを用いることができる。２酸化チタ
ンは可視光に対して透光性の材料であり、透光性外部カ
バー３への光触媒４の被覆による室内照明への光の利用
効率低下は少ない。２酸化チタンを活性化する光の成分
は紫外領域であることが知られており、空気浄化には蛍
光ランプの紫外線強度が大きいことが望ましい。この一
方、照明としては人体への安全を考慮する必要があり、
蛍光ランプの紫外線強度は光触媒４中での紫外線吸収後
の照明光が人体に安全な条件内に設定される。このた
め、光触媒の単位面積当たりでの空気浄化能力はさほど
大きなものとはならない。しかし、通常、室内では多く
の照明器具が用いられている。従い、照明器具一般に本
発明を適用すれば個々の器具では空気の浄化量が小さい
としても、それが多数集まることで全体として大きな空
気浄化能力を発揮することになる。この結果、室内に専
用の空気浄化装置を設置することが不要となる。上記の
実施例では、外部カバーに光触媒を被覆したが、照明器
具には照明光が外部カバーを通ることなく、照明ランプ
からの光をそのまま照明光として利用するものもある。
このときは、蛍光ランプ自体を構成する封止容器の外部
に光触媒を被覆して空気清浄作用を営ませることができ
る。また、照明ランプの光が反射板に反射して照明光と
して利用される場合がある。反射板は照明光が全て反射
板から反射されるいわゆる間接照明のほか、直接照明と
併用して照明効率を向上するためにも用いられる。この
ときは照明器具の反射板に光触媒を被覆すれば、空気清
浄作用を営むことになる。ここで、照明器具自体のみな
らず、室内の照明光が照射される壁等に光触媒を被覆す
れば室内全体での空気浄化能力はより大きくなる。さら
に付け加えるなら、本発明の基本的な考え方は照明器具
から発せられる光の利用に止まらず、太陽光を利用する
考え方にもつながる。太陽光が照射される場所、例え
ば、窓ガラス、壁紙、屋根材等の部位に光触媒を被覆す
ることで、室内に限らず広く大気の浄化を行える。
【０００７】ここで、光触媒を照明用透明容器、反射
板、照明ランプ用封止容器に被覆する適切な手段を示
す。従来の様な紛体や紛体をバインダ等で固めたものを
光触媒として使用したのでは、照明用透明容器等の全体
に適切に被覆を施すのが困難だからである。即ち、紛体
等は蛍光ランプ等に使われるガラスの様な平滑な材料
に、密着性良く被覆することが一般に困難である。ま
た、均一に被覆することも困難であり照明、触媒効率の
劣化を招くおそれもある。図３は照明ランプ用封止容器
にレーザーアブレーション法を用いて被覆を施す実施例
であり、ここでは被覆する光触媒として２酸化チタンを
用いている。ここで、１１は真空チェンバ、１２はチェ
ンバ内を減圧するための排気系、１３は光触媒材料で構
成されたターゲットでありこの実施例では２酸化チタ
ン、あるいはチタン、ＴｉＯｘを用いる、１４はターゲ
ット３を保持するためのターゲットホルダ、１５は照明
用透明容器であって図３に示すガラスチューブの他に球
状の封止容器であっても差し支えない、１６は照明ラン
プ用封止容器１５を保持する保持具であり、１７はレー
ザービーム、１８はレーザービーム１７をターゲットへ
集光するための凹面集光ミラーであり、これの回動によ
りレーザビーム１７のターゲット１３上での集光位置を
変化することができる、１９はターゲット１３からアブ
レーションしたターゲット材料、２０は酸素あるいは酸
素ラジカル、２１は酸素２０を真空チェンバ中に導入す
るためのチューブである。真空チェンバ１１を減圧し、
その中でターゲット１３にレーザー光１７を集光させて
アブレーションを起こさせ、飛散したターゲット材料１
９をランプ用封止容器１５に被覆する。ここで、集光ミ
ラー１８の回動によりレーザービーム１７の集光位置が
ターゲット１３上を走査し、封止容器１５への光触媒の
被覆分布の均一化を図っている。封止容器１５は保持具
１６により回転、平行移動可能となっており、これも均
一な被覆に寄与する。また、ターゲット１３は回転可能
となっており、ターゲット１３の均一な消耗により経済
効率のよい被覆加工が可能となっている。酸素、酸素ラ
ジカル２０の導入によりアブレーション時に欠落した酸
素を補い、触媒に適した組成比の２酸化チタンの被覆を
可能ならしめている。なお、上記に示した封止容器１５
への光触媒被覆工程は封止容器の封止工程との前後を問
わず可能である。以上、２酸化チタンを例に説明した
が、本レーザーアブレーション法は２酸化チタンに限ら
ず、多元の化合物や難燃性材料一般の成膜に適する。従
い、本レーザーアブレーション法を光触媒材料一般の被
覆に適用することは、当業者の容易に成し得ることであ
る。
板、照明ランプ用封止容器に被覆する適切な手段を示
す。従来の様な紛体や紛体をバインダ等で固めたものを
光触媒として使用したのでは、照明用透明容器等の全体
に適切に被覆を施すのが困難だからである。即ち、紛体
等は蛍光ランプ等に使われるガラスの様な平滑な材料
に、密着性良く被覆することが一般に困難である。ま
た、均一に被覆することも困難であり照明、触媒効率の
劣化を招くおそれもある。図３は照明ランプ用封止容器
にレーザーアブレーション法を用いて被覆を施す実施例
であり、ここでは被覆する光触媒として２酸化チタンを
用いている。ここで、１１は真空チェンバ、１２はチェ
ンバ内を減圧するための排気系、１３は光触媒材料で構
成されたターゲットでありこの実施例では２酸化チタ
ン、あるいはチタン、ＴｉＯｘを用いる、１４はターゲ
ット３を保持するためのターゲットホルダ、１５は照明
用透明容器であって図３に示すガラスチューブの他に球
状の封止容器であっても差し支えない、１６は照明ラン
プ用封止容器１５を保持する保持具であり、１７はレー
ザービーム、１８はレーザービーム１７をターゲットへ
集光するための凹面集光ミラーであり、これの回動によ
りレーザビーム１７のターゲット１３上での集光位置を
変化することができる、１９はターゲット１３からアブ
レーションしたターゲット材料、２０は酸素あるいは酸
素ラジカル、２１は酸素２０を真空チェンバ中に導入す
るためのチューブである。真空チェンバ１１を減圧し、
その中でターゲット１３にレーザー光１７を集光させて
アブレーションを起こさせ、飛散したターゲット材料１
９をランプ用封止容器１５に被覆する。ここで、集光ミ
ラー１８の回動によりレーザービーム１７の集光位置が
ターゲット１３上を走査し、封止容器１５への光触媒の
被覆分布の均一化を図っている。封止容器１５は保持具
１６により回転、平行移動可能となっており、これも均
一な被覆に寄与する。また、ターゲット１３は回転可能
となっており、ターゲット１３の均一な消耗により経済
効率のよい被覆加工が可能となっている。酸素、酸素ラ
ジカル２０の導入によりアブレーション時に欠落した酸
素を補い、触媒に適した組成比の２酸化チタンの被覆を
可能ならしめている。なお、上記に示した封止容器１５
への光触媒被覆工程は封止容器の封止工程との前後を問
わず可能である。以上、２酸化チタンを例に説明した
が、本レーザーアブレーション法は２酸化チタンに限ら
ず、多元の化合物や難燃性材料一般の成膜に適する。従
い、本レーザーアブレーション法を光触媒材料一般の被
覆に適用することは、当業者の容易に成し得ることであ
る。
【０００８】
【発明の効果】以上のように本願第１から第３の発明は
空気清浄機能を有する照明器具の提供を可能とする効果
を有する。このため、室内に専用の空気清浄器の設置す
るための独自の占有スペースを確保する必要がなくな
り、室内空間の有効利用が図られる。また、本願第４の
発明により、空気清浄作用を有する照明器具の製造に際
し、ガラスの様に平滑な容器材料に密着性良くかつ均一
に被覆することを容易ならしめる効果が得られる。従
い、耐久性に優れ、かつ照明、空気清浄効率共に良好な
空気清浄機能付き照明器具の提供に寄与する。
空気清浄機能を有する照明器具の提供を可能とする効果
を有する。このため、室内に専用の空気清浄器の設置す
るための独自の占有スペースを確保する必要がなくな
り、室内空間の有効利用が図られる。また、本願第４の
発明により、空気清浄作用を有する照明器具の製造に際
し、ガラスの様に平滑な容器材料に密着性良くかつ均一
に被覆することを容易ならしめる効果が得られる。従
い、耐久性に優れ、かつ照明、空気清浄効率共に良好な
空気清浄機能付き照明器具の提供に寄与する。
【図１】図１は第１の発明の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図２】第２図は第１図に示す第１の実施例の斜視図で
ある。
ある。
【図３】図３は第２の発明の実施例を示す模式図であ
る。
る。
１：蛍光ランプ ２：蛍光ランプの支持体 ３：透光性外部カバー ４：光触媒 １１：真空チェンバ １２：排気系 １３：ターゲット １４：ターゲットホルダ １５：照明用透明容器 １６：保持具 １７：レーザービーム １８：集光ミラー １９：ターゲットからアブレージョンしたターゲット材
料 ２０：酸素あるいは酸素ラジカル ２１：酸素ラジカル導入用チューブ ３０：ケーシング ３３：集塵フィルタ ２４：反応部材 ２５：光触媒層 ２６：電灯 ２７：送風機 ２１：吸い込み口 ２２：吹き出し口
料 ２０：酸素あるいは酸素ラジカル ２１：酸素ラジカル導入用チューブ ３０：ケーシング ３３：集塵フィルタ ２４：反応部材 ２５：光触媒層 ２６：電灯 ２７：送風機 ２１：吸い込み口 ２２：吹き出し口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成９年２月２０日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は第１の発明の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図２】図２は図１に示す第１の実施例の斜視図であ
る。
る。
【図３】図３は第２の発明の実施例を示す模式図であ
る。
る。
【図４】図４は従来の空気清浄器を示す断面図である。
【符号の説明】 １：蛍光ランプ ２：蛍光ランプの支持体 ３：透光性外部カバー ４：光触媒 １１：真空チェンバ １２．排気系 １３：ターゲット １４：ターゲットホルダ １５：照明用透明容器 １６：保持具 １７：レーザービーム １８：集光ミラー １９：ターゲットからアブレージョンしたターゲット材
料 ２０：酸素あるいは酸素ラジカル ２１：酸素ラジカル導入用チューブ ３０：ケーシング ３１：吸い込み口 ３２：吹き出し口 ３３：集塵フィルタ ３４：反応部材 ３５：光触媒層 ３６：電灯 ３７：送風機
料 ２０：酸素あるいは酸素ラジカル ２１：酸素ラジカル導入用チューブ ３０：ケーシング ３１：吸い込み口 ３２：吹き出し口 ３３：集塵フィルタ ３４：反応部材 ３５：光触媒層 ３６：電灯 ３７：送風機
Claims (4)
- 【請求項１】照明ランプ、前記照明ランプを覆いかつ前
記照明ランプから発する光が透過する透光性容器、を有
する照明器具において、 前記透光性容器に光触媒が被覆されている、ことを特徴
とする空気清浄用触媒付き照明器具 - 【請求項２】照明ランプ、前記照明ランプに対向して設
置され前記照明ランプから発する光を反射する反射板、
を有する照明器具において、 前記反射板に光触媒が被覆されている、ことを特徴とす
る空気清浄用触媒付き照明器具 - 【請求項３】照明ランプを構成する封止容器に光触媒が
被覆されている、ことを特徴とする空気清浄用触媒付き
照明ランプ - 【請求項４】減圧雰囲気中において光触媒の組成材料へ
レーザー光照射を行うことにより、組成材料を飛散させ
て請求項１に記載の透光性容器、請求項２に記載の反射
板、または請求項３に記載の封止容器への光触媒の被覆
を行う、 ことを特徴とする請求項１、請求項２、または請求項３
記載の空気清浄用触媒付き照明器具、または照明ランプ
の製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8346445A JPH10149708A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 空気清浄用触媒付き照明器具、照明ランプ、及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8346445A JPH10149708A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 空気清浄用触媒付き照明器具、照明ランプ、及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10149708A true JPH10149708A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18383482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8346445A Pending JPH10149708A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 空気清浄用触媒付き照明器具、照明ランプ、及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10149708A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1147609A (ja) * | 1997-08-01 | 1999-02-23 | Sharp Corp | 光触媒体およびその製造方法 |
| KR20000017686A (ko) * | 1999-04-30 | 2000-04-06 | 최수현 | 튜브의중앙부에램프가삽입된광화학반응기의제작방법 |
| JP2002302760A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-18 | Japan Atom Energy Res Inst | 金属板上に光触媒性の高い二酸化チタン膜を作製する方法 |
| WO2002102497A1 (en) * | 2001-06-16 | 2002-12-27 | Pepcon Co., Ltd. | Illumination apparatus for air purification |
| WO2009070925A1 (en) * | 2007-11-30 | 2009-06-11 | Jenn-Wei Mii | Brightness improving structure of light-emitting module with an optical film surface layer |
| US7919913B2 (en) | 2007-03-14 | 2011-04-05 | Mii Jenn-Wei | Light illuminating element |
| US8746929B2 (en) | 2011-10-14 | 2014-06-10 | GE Lighting Solutions, LLC | Device with combined features of lighting and air purification |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP8346445A patent/JPH10149708A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1147609A (ja) * | 1997-08-01 | 1999-02-23 | Sharp Corp | 光触媒体およびその製造方法 |
| KR20000017686A (ko) * | 1999-04-30 | 2000-04-06 | 최수현 | 튜브의중앙부에램프가삽입된광화학반응기의제작방법 |
| JP2002302760A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-18 | Japan Atom Energy Res Inst | 金属板上に光触媒性の高い二酸化チタン膜を作製する方法 |
| WO2002102497A1 (en) * | 2001-06-16 | 2002-12-27 | Pepcon Co., Ltd. | Illumination apparatus for air purification |
| US7919913B2 (en) | 2007-03-14 | 2011-04-05 | Mii Jenn-Wei | Light illuminating element |
| WO2009070925A1 (en) * | 2007-11-30 | 2009-06-11 | Jenn-Wei Mii | Brightness improving structure of light-emitting module with an optical film surface layer |
| US8746929B2 (en) | 2011-10-14 | 2014-06-10 | GE Lighting Solutions, LLC | Device with combined features of lighting and air purification |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011106 |