JPH09140050A - 極低温冷凍装置 - Google Patents

極低温冷凍装置

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JPH09140050A
JPH09140050A JP29121895A JP29121895A JPH09140050A JP H09140050 A JPH09140050 A JP H09140050A JP 29121895 A JP29121895 A JP 29121895A JP 29121895 A JP29121895 A JP 29121895A JP H09140050 A JPH09140050 A JP H09140050A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍部を駆動する電動機の異常動作を正常化
するとともに冷凍部の不良をも検出し得るようにした極
低温冷凍装置を提供する。 【解決手段】 圧縮部60で圧縮した冷媒65を膨張さ
せて極低温を得る冷凍部80を3相電動機82で駆動す
る。3相電動機82に与える3相電源30の2相R・S
間の位相差で異常接続を検出して相切換リレー回路52
で2相間を入れ換えて正常化する。正常化後の運転状態
における冷媒65の圧力を圧力検出器D1で検出して
「所定の圧力変化」がなければ、3相電動機82または
これに付随する配線部分の不良を警報する。3相電動機
82の正常の運転状態における冷凍部80の温度を温度
検出器D2で検出して「所定の温度変化」がなければ、
冷凍部80の不良として警報する。1つの圧縮部60か
らの冷媒65を複数の冷凍部80に供給する構成の場合
には、上記の各検出と警報とを、3相電動機82に対し
ては各3相電動82ごとに、冷凍部80に対しては冷媒
部80ごとに行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は3相交流電動機を
駆動源とする極低温冷凍装置、特に3相交流電源の逆相
接続などによる事故を未然に防止する機能を設けた極低
温冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の極低温冷凍装置としては、例え
ば図7のように、圧縮部60で冷媒65、例えば、ヘリ
ウムガスを圧縮して冷凍部80に供給することにより、
冷凍部80の冷却対象、例えば、無塵真空を得る真空室
部分を極低温に冷却するための極低温冷凍装置100に
おいて、圧縮部60の圧縮機61を、3相交流電源(こ
の発明において3相電源という)の3相R・S・Tを用
いて駆動する電動機(この発明において3相電動機とい
う)62によって駆動する構成が本願出願人の先願によ
る特開平5−95622によって開示されている。
【0003】図7において、3相電動機62は、例え
ば、3相誘導電動機であり、駆動リレー回路51・相切
換リレー回路52を介して供給される3相電源、例え
ば、公共用3相電源によって駆動され、圧縮機61の圧
縮動作を駆動する。
【0004】そして、圧縮機61は、戻入管路67から
供給される低圧の冷媒65を圧縮して得られる高圧の冷
媒65を吐出管路66から冷却対象に与え、高圧の冷媒
65は、冷凍部60の所要の冷却対象を冷却することに
より低圧の冷媒65になって戻入管路67から圧縮機6
1に戻し入れられて、再び圧縮されるという循環を繰り
返す。
【0005】冷凍部80は、圧縮部で圧縮した冷媒を往
復動作機構により膨張させることにより極低温を得る冷
凍部であり、例えば、クライオポンプユニットであっ
て、クライオポンプのディスプレーサ81、つまり、冷
媒を膨張させるための往復動作機構、例えば、クランク
軸で往復動作するシリンダに高圧の冷媒65を供給する
とともに、単相交流電源、つまり、2相の交流電源(以
下、2相電源という)の2相RA・SAを用いて駆動す
る電動機(この発明において2相電動機という)82、
例えば、単相同期電動機によりディスプレーサ81のシ
リンダを駆動することにより、冷却対象とする無塵真空
を得る真空室部分を極低温に冷却し、この冷却によって
低圧にされた冷媒65を戻入管路67に排出する。
【0006】2相電動機82に与える2相電源は、3相
電源30を2相変換回路53、例えば、スコット巻線ト
ランスで2相RA・SAに変換している。したがって、
何らかの理由、例えば、公共3相電源からの引き込み線
路の保守工事などの際に、3相R・S・Tの各相のいず
れかが入れ換えられ、または、誤って2相電源にされた
場合、さらに、2相電動機82を交換した際に、2相電
源の線路を逆に接続してしまった場合などには、2相電
動機82が逆回転するため、例えば、ディスプレーサ8
1が目的とする動作を行わなくなるので、冷凍部80は
所要の冷却動作を果し得なくなるという事故が生ずる。
【0007】このため、3相電源30における3相R・
S・Tのうちの所定の1つの相の線路Tと2相電源の1
つの相の線路RAとの間の電圧の位相を第1位相側と
し、線路Tと2相電源の他の1つの相の線路SAとの間
の電源の位相を第2位相側として、波形整形回路54に
与えることにより、第1位相側と第2位相側との電圧波
形を、図9のように、方形波、つまり、「矩形波」に整
形して、整形波信号54Aと整形波信号54Bを得ると
ともに、整形波信号54Aと整形波信号54Bとの各始
縁間または各終縁間、つまり、各立上がり時点の間また
は各立下がり時点の間の位相差を、時間差T1として検
出し、この時間差T1が正規の時間差になっていないと
きは、相切換リレー回路によって3相電源30の3相の
うちの適宜の2相を入れ換えて、正規の位相をもつ2相
電源を2相電動機82に供給するように、制御部70に
よって切換制御するように構成している。
【0008】ここで、正規の時間差は、90°の位相差
に相当する時間値であり、例えば、50Hzの場合には
約6.7msec、また、60Hzの場合には約5.6
msecであるが、許容範囲をもたせ、例えば、3〜9
msecを基準値T2として定めている。
【0009】波形整形回路54は、例えば、図2のよう
な光電変換素子を介在させた波形整形回路であり、3相
電源30の所定の1相Tの線路と2相電源の一方の線路
SAとの間、つまり、入力端子SA−T間の電圧が抵抗
R1を通してフォトカプラPc1の1次側に電流が流
れ、この電流が規定値を越えるとフォトカプラPc1の
トランジスタがON動作して、トランジスタQ1・トラ
ンジスタQ2をON動作させ、出力端子Aの電圧がL0
Wレベル側に変化するので、端子Aには入力端子SA−
T間の電圧の変化に対応する第1位相側の方形波信号、
つまり、図9の整形波信号54Aが得られる。
【0010】また、同様にして、3相電源30の所定の
1相Tの線路と2相電源の他の相SAの線路との間、つ
まり、入力端子RA−T間の電圧変化にしたがって、フ
ォトカプラPc2・トランジスタQ3・トランジスタQ
4が動作し、出力端子Bには、入力端子RA−T間の電
圧の変化に対応する第2位相側の方形波信号、つまり、
図9の整形波信号54Bが得られる。
【0011】制御部70は、マイクロコンピュータ(以
下、CPUという)を主体にして構成した制御部分であ
り、時間差T1をCPUのクロックパルスによって計数
して、CPUの処理メモリ(図示せず)に記憶した上記
の基準値T2と比較することにより、2相電動機82に
与えられている2相電源が正規の位相になっているか否
かを判別し、正規の位相になっていないときは、相切換
リレー回路52に制御信号を与えて、3相電源30のう
ちの2相間の入れ換え、例えば、R・Sを入れ換えを行
う切換、つまり、相変更を行い、この相切換によって
も、正規の位相にならないとき、つまり、時間差T1が
基準値T2の範囲に入らないときには、駆動リレー回路
51に制御信号を与えて、3相電源30をOFF状態に
するとともに、表示部77に警報表示を行うように制御
処理する。
【0012】そして、この警報表示と駆動リレー回路5
1のOFF状態とは、操作部76から操作入力を与えて
解除するまで続行するように仕組まれている。また、相
切換リレー回路52は、例えば、図示のように、2極2
投切換形の電磁継電器であり、その電磁コイルに与える
電流をON−OFFすることによって、可動接点を移動
動作させることにより、3相電源30の3相R・S・T
のうちの2相R・Sが入れ換えられように構成したもの
であり、駆動リレー回路51は、例えば、図示のよう
に、3極単投形の電磁継電器であり、その電磁コイルに
与える電流をON−OFFすることによって、可動接点
を移動動作させることにより、3相電源30の3相R・
S・T全体がON−OFFされように構成したものであ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術のもの
では、冷凍部80を2相電動機82で駆動しているた
め、3相電源30から2相電源を得るための2相変換回
路53が必要であり、この2相変換回路の故障によっ
て、極低温冷凍装置100全体が運転不能になるという
不都合がある。
【0014】また、圧縮した冷媒65を1つの圧縮部6
0から複数の冷凍部80に供給する構成の場合には、上
記の不都合を解消するために、2相変換回路53を各冷
凍部80ごとに設けなければならず、複雑高価なものと
ならざるを得ないという不都合がある。
【0015】さらに、相切換リレー回路52から冷凍部
80の電動機までの間の配線や電動機自体の不良が判別
し得ないため、その不良を知らずに駆動リレー回路51
を投入したまま運転を続行して、冷凍部80のみならず
極低温冷凍装置100全体に及ぶ故障を招いてしまうと
いう不都合がある。
【0016】このため、こうした不都合のない極低温冷
凍装置の提供が望まれているという課題がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構により膨張させる
ことによって極低温を得る冷凍部の上記の往復動作機構
を電動機により駆動するとともに、この電動機に与える
電源の異常接続を正常化するための接続変更を行う極低
温冷凍装置において、
【0018】上記の電動機を3相電動機により構成する
とともに、この3相電動機に与える3相電源の2相間の
位相差により上記の異常接続の検出を行う異常接続検出
手段と、上記の異常接続の検出にもとづいて、上記の3
相電源の2相間を入れ換えることにより前記正常化を行
う異常接続正常化手段とを設ける第1の構成と、
【0019】圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構によ
り膨張させることによって極低温を得る冷凍部の上記の
往復動作機構を電動機により駆動するとともに、この電
動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更と、
上記の電動機自体または上記の電動機に付属する配線の
不良を検出する不良検出などを行う極低温冷凍装置にお
いて、
【0020】上記の第1の構成における異常接続検出手
段と異常接続正常化手段とを設け、さらに、上記の3相
電源を上記の3相電動機に与えた運転状態における上記
の冷媒の圧力変化により上記の不良を検出する不良検出
手段を設ける第2の構成と、
【0021】この第2の構成に加えて、上記の3相電源
を上記の3相電動機に与えた運転状態における上記の冷
媒の圧力変化により上記の不良が検出されなかったとき
における上記の3相電動機に対する上記の3相電源の相
状態を「正規の相状態」として記憶する正規相状態記憶
手段と、次回以後の上記の3相電動機の運転時に、上記
の「正規の相状態」によって上記の3相電源を上記の3
相電動機に接続する次回以後相接続手段とを設ける第3
の構成と、
【0022】この第3の構成に加えて、前記冷媒の圧力
変化により前記不良が検出されたときに、上記の3相電
動機自体または上記の3相電動機に付属する配線に不良
がある旨の警報を行う不良警報手段を設ける第4の構成
と、
【0023】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
において、上記の第1の構成における異常接続検出手段
と異常接続正常化手段とを設け、さらに、上記の正常化
を行った後の上記の3相電源を上記の3相電動機に与え
た運転状態における上記の冷媒の圧力変化により上記の
3相電動機自体と上記の3相電動機に付属する配線の不
良、つまり、第1不良を検出する第1不良検出手段と、
上記の運転状態の開始時点からの所定時間の経過に伴う
上記の冷凍部の温度変化により上記の冷凍部の不良、つ
まり、第2不良を検出する第2不良検出手段とを設ける
第5の構成と、
【0024】この第5の構成に加えて、上記の第1不良
および上記の第2不良が検出されなかったときにおける
上記の3相電動機に対する上記の3相電源の相状態を
「正規の相状態」として記憶する正規相状態記憶手段
と、次回以後の上記の3相電動機の運転時に、上記の
「正規の相状態」によって上記の3相電源を上記の3相
電動機に接続する次回以後相接続手段とを設ける第6の
構成と、
【0025】この第6の構成に加えて、上記の第1不良
が検出されたときに上記の3相電動機自体または上記の
3相電動に付属する配線に不良がある旨の警報を行う第
1不良警報手段と、上記の第2不良が検出されたときに
上記の冷凍部に不良がある旨の警報を行う第2不良警報
手段とを設ける第7の構成と、
【0026】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
において、上記の電動機を3相電動機により構成すると
ともに、上記の3相電動機に与える3相電源の2相間の
位相差により上記の異常接続の検出を行う異常接続検出
手段と、上記の異常接続の検出にもとづいて、上記の3
相電源の2相間を入れ換えることにより上記の正常化、
つまり、第1正常化を行う第1異常接続正常化手段と、
上記の第1正常化を行った後の上記の3相電源を上記の
3相電動機に与えた運転状態における上記の冷媒の圧力
変化により上記の3相電動機自体または上記の3相電動
機に付属する配線の不良、つまり、第1不良を検出する
第1不良検出手段と、
【0027】上記の運転状態の開始時点からの所定時間
の経過に伴う上記の冷凍部の温度変化により上記の3相
電動機自体と上記の3相電動機に付属する配線の不良、
つまり、第2不良を検出する第2不良検出手段と、上記
の第2不良の検出にもとづいて、上記の3相電源の2相
間を入れ換えることにより上記の正常化、つまり、第2
正常化を行う第2異常接続正常化手段と、上記の第2正
常化を行った後の上記の3相電源を上記の3相電動機に
与えた運転状態の開始時点からの所定時間の経過に伴う
上記の冷凍部の温度変化により上記の冷凍部の不良(以
下、第3不良という)を検出する第3不良検出手段と、
【0028】上記の第2不良または第3不良のうちのい
ずれかが検出されなかったときにおける上記の3相電動
機に対する上記の3相電源の相状態を「正規の相状態」
として記憶する正規相状態記憶手段と、次回以後の上記
の3相電動機の運転時に、上記の「正規の相状態」によ
って上記の3相電源を上記の3相電動機に接続する次回
以後相接続手段とを設ける第8の構成と、
【0029】この第8の構成に加えて、上記の第1不良
が検出されたときに、上記の3相電動機自体または上記
の3相電動機に付属する配線に不良がある旨の警報を行
う第1不良警報手段と、上記の第3不良が検出されたと
きに上記の冷凍部に不良がある旨の警報を行う第2不良
警報手段とを設ける第9の構成と、
【0030】上記の第1の構成と同様の極低温冷凍装置
において、複数の上記の冷凍部を設けるとともに、1つ
の上記の圧縮部から上記の圧縮した冷媒を各上記の冷凍
部に供給する複数冷凍部手段と、上記の第1の構成にお
ける各手段を各上記の冷凍部の3相電動機ごとに行う各
手段を設ける第10の構成と、
【0031】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
において、複数の冷凍部を配置するとともに、1つの圧
縮部から上記の圧縮した冷媒を各上記の冷凍部に供給す
る複数冷凍部配置手段と、上記の第2の構成における異
常接続検出手段と、異常接続正常化手段とを各上記の冷
凍部の3相電動機ごとに行う各手段と、上記の第2の構
成における不良検出手段を各上記の冷凍部ごとに行う手
段とを設ける第11の構成と、
【0032】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
において、複数の冷凍部を配置するとともに、1つの圧
縮部から上記の圧縮した冷媒を各上記の冷凍部に供給す
る複数冷凍部配置手段と、上記の第3の構成における異
常接続検出手段と、異常接続正常化手段と、正規相状態
記憶手段と、次回以後相接続手段とを各上記の冷凍部の
3相電動機ごとに行う各手段と、上記の第3の構成にお
ける不良検出手段を各上記の冷凍部ごとに行う手段とを
設ける第12の構成と、
【0033】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
において、複数の冷凍部を配置するとともに、1つの圧
縮部から上記の圧縮した冷媒を各上記の冷凍部に供給す
る複数冷凍部配置手段と、上記の第4の構成における異
常接続検出手段と、異常接続正常化手段と、正規相状態
記憶手段と、次回以後相接続手段と、不良警報手段とを
各上記の冷凍部の3相電動機ごとに行う各手段と、上記
の第4の構成における不良検出手段を各上記の冷凍部ご
とに行う手段とを設ける第13の構成と、
【0034】第2の構成と同様の極低温冷凍装置におい
て、複数の冷凍部を配置するとともに、1つの圧縮部か
ら上記の圧縮した冷媒を各上記の冷凍部80に供給する
複数冷凍部配置手段と、上記の第5の構成における異常
接続検出手段と、異常接続正常化手段と、第1不良検出
手段とを各上記の冷凍部の3相電動機ごとに行う各手段
と、上記の第5の構成における第2不良検出手段を各上
記の冷凍部ごとに行う手段とを設ける第14の構成と、
【0035】第2の構成と同様の極低温冷凍装置におい
て、複数の冷凍部を配置するとともに、1つの圧縮部か
ら上記の圧縮した冷媒を各上記の冷凍部に供給する複数
冷凍部配置手段と、上記の第6の構成における異常接続
検出手段と、異常接続正常化手段と、正規相状態記憶手
段と、次回以後相接続手段と、不良警報手段とを各上記
の冷凍部の3相電動機ごとに行う各手段と、上記の第6
の構成における第2不良検出手段を各上記の冷凍部ごと
に行う手段とを設ける第15の構成と、
【0036】第2の構成と同様の極低温冷凍装置におい
て、複数の冷凍部を配置するとともに、1つの圧縮部か
ら上記の圧縮した冷媒を各上記の冷凍部に供給する複数
冷凍部配置手段と、上記の第7の構成における異常接続
検出手段と、異常接続正常化手段と、第1不良検出手段
と、正規相状態記憶手段と、次回以後相接続手段と、第
1不良警報手段とを各上記の冷凍部の3相電動機ごとに
行う各手段と、上記の第7の構成における第2不良検出
手段と、第2不良警報手段とを各上記の冷凍部ごとに行
う各手段とを設ける第16の構成と、
【0037】第2の構成と同様の極低温冷凍装置におい
て、複数の冷凍部を配置するとともに、1つの圧縮部か
ら上記の圧縮した冷媒を各上記の冷凍部に供給する複数
冷凍部配置手段と、上記の第8の構成における異常接続
検出手段と、第1異常接続正常化手段と、第1不良検出
手段と、第2異常接続正常化手段と、正規相状態記憶手
段と、次回以後相接続手段とを各上記の冷凍部の3相電
動機ごとに行う各手段と、上記の第8の構成における第
2不良検出手段と、第3不良検出手段とを各上記の冷凍
部ごとに行う各手段とを設ける第17の構成と、
【0038】第2の構成と同様の極低温冷凍装置におい
て、複数の冷凍部を配置するとともに、1つの圧縮部か
ら上記の圧縮した冷媒を各上記の冷凍部に供給する複数
冷凍部配置手段と、上記の第9の構成における異常接続
検出手段と、第1異常接続正常化手段と、第1不良検出
手段と、第2異常接続正常化手段と、正規相状態記憶手
段と、次回以後相接続手段と、第1不良警報手段とを各
上記の冷凍部の3相電動機ごとに行う各手段と、上記の
第9の構成における第2不良検出手段と、第3不良検出
手段と、第2不良警報手段とを各上記の冷凍部ごとに行
う各手段とを設ける第18の構成とにより上記の課題を
解決するようにしたものである。
【0039】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、上
記の図6〜図8により説明した極低温冷凍装置100の
構成に、この発明を適用した場合の実施例を説明する。
【0040】
【実施例】以下、図1〜図6により実施例を説明する。
図1〜図6において、図7〜図9における符号と同一符
号で示す部分は、図6〜図8で説明した同一符号の部分
と同一の機能をもつ部分である。また、図1〜図6にお
いて同一符号で示す部分は、図1〜図6のいずれかにお
いて説明した同一符号の部分と同一の機能をもつ部分で
ある。
【0041】〔第1実施例〕まず、図1〜図3により、
第1実施例を説明する。図1において、圧力検出器D1
は、例えば、半導体による圧力検出素子であり、冷凍部
80に与えている冷媒85の圧力変化を検出するための
ものであり、例えば、冷凍部80のディスプレーサ81
に近い箇所にある吐出管路66の内部の冷媒65の圧力
を検出して得られる検出圧力を圧力検出信号D1A、例
えば、0〜5Vの信号によって制御部70のCPU70
Aに与える。
【0042】温度検出器D2は、例えば、サーミスタ、
シリコンダイオードセンサ、熱電対などの熱/電変換素
子または温度検出計であり、冷凍部80の温度変化を検
出するためのものであり、例えば、冷凍部80のディス
プレーサ81の外壁部分の温度を検出して得られる検出
温度を温度検出信号D2A、例えば、0〜5Vの信号に
よって制御部70のCPU70Aに与える。
【0043】波形成形回路54は、図7の波形成形回路
54と同様の構成、つまり、図8・図9と同様の構成を
もつものであるが、検出する対象を3相R・S・Tのう
ちの1相、例えば、Tに対する他の2相、例えば、R・
Sの電圧の変化の波形を検出するように変形したもので
ある。
【0044】つまり、図8・図9における端子RA−T
間の検出を端子R−T間の検出に、また、端子SA−T
間の検出を端子S−T間の検出に、それぞれ、変更した
ものである。
【0045】したがって、図9における第1位相側の整
形波信号54Aと第2位相側の整形波信号54Bとの間
の位相差、つまり、時間差T1は3相R・S・Tのうち
の2相R・S間の位相差に対応した値、つまり、1/3
サイクル差または2/3サイクル差に相当する値になっ
て現れることになる。
【0046】具体的には、50Hzの場合には約6.7
msecまたは約13.3msec、また、60Hzの
場合には約5.6msecまたは約11.1msecの
値になるので、正規の「相状態」の場合を、例えば、そ
れぞれ、前者の1/3サイクル差の約6.7msecと
約5.6msecとして仮に決めておき、許容範囲を含
めた正規の時間差T1の値、つまり、「基準時間差T1
A」のデータを、例えば、3〜8msecの範囲にある
か否かを判別するように構成する。なお、後者の2/3
サイクル差の方を正規の「相状態」として決めるように
してもよいことは言うまでもない。
【0047】制御部70は、図2のように、CPU70
Aを主体に構成した制御部、例えば、市販のCPUボー
ドであり、図1のように、3相電動機62と3相電動機
82とに3相電源30を供給する電源供給系の動作を制
御するための専用の制御部として設けた構成であっても
よく、または、こうした電源供給系の制御を、極低温冷
凍装置100の全体動作を制御するための制御部に兼用
させる構成であってもよい。
【0048】図2において、圧力検出信号D1A・温度
検出信号D2Aを含む各検出信号は、入出力ポート71
を介して作業用メモリ73、例えば、RAMに取り込ま
れて記憶される。この取り込みの際に、アナログ信号に
よる検出信号は、A/D変換してディジタル値信号にし
たものが取り込まれる。
【0049】CPU70Aは、処理用メモリ72、例え
ば、ROMに記憶された制御処理フローのプログラム
と、データ用メモリ、例えば、電気的に書換可能なPR
OM、つまり、EEPROM(Erectricall
y Erasable PROM)に記憶されたデータ
と、作業用メモリ73に記憶されたデータと、時計回路
75による計時データなどにもとづいて、作業用メモリ
73に記憶したデータを処理して得られる各制御信号、
例えば、駆動リレー回路51・相切換リレー回路52を
制御するための制御信号51A・52Aなどを入出力ポ
ート71を介して所要の各制御対象部分に出力する。こ
の出力の際に、アナログ信号を必要とする制御対象部分
に対しては、D/A変換してアナログ信号にしたものが
出力される。
【0050】操作部76を操作して入力したデータは、
入出力ポート71を介して作業用メモリ73に取り込ま
れ、また、表示部77は、CPU70Aにおける制御処
理の状態、各メモリ72・73のデータ状態などのうち
所要のものを表示する。
【0051】そして、例えば、図3のような制御処理フ
ローのプログラムを処理用メモリ72に記憶することに
よって、目的とする制御処理を行うものである。なお、
図3の制御処理フローは、極低温冷凍装置100の全体
動作を制御処理するための制御メインルーチンに付属す
る「冷凍部運転サブルーチン」として構成したものであ
り、例えば、約5秒毎に、この「冷凍部部運転サブルー
チン」に移行してくるように仕組んだものである。
【0052】また、極低温冷凍装置100の製造検査
時、または、取付設置時に、操作部76を操作して、相
切換リレー回路52による相切換の状態、つまり、相状
態をいずれに選択するかのデータ、つまり、仮の「相選
択データ」と、後記の所定の待ち時間に対する「待ち時
間長t1」、例えば、5秒程度の値のデータと、後記の
所定時間に対する「時間長t2」、例えば、1分程度の
値のデータと、後記の所定の「圧力変化P1」のデー
タ、例えば、0.5kgf/cm2 (49kPa)程度
の値のデータと、後記の「温度変化R1」のデータ、例
えば、−3°C程度の値のデータと、上記の時間差T1
の「基準時間差T1A」、例えば、3〜8msec程度
の値のとをデータ用メモリ74に記憶してある。
【0053】なお、所定の待ち時間長t1・t2、所定
の圧力変化P1および所定の温度変化R1の各データ
は、極低温冷凍装置100を試験的に運転してデータを
とるなどにより、予め確認したデータにもとづいて決定
する。以下、図3の制御処理フローを説明する。また、
「待ち時間長t2」のデータと、温度検出信号D2Aに
よる温度データと、「温度変化R1」のデータとは、こ
の第1実施例では使用しないが、後記の第2実施例と第
3実施例とにおいて使用するものである。以下、図3の
制御処理フローにより説明する。
【0054】〔制御処理フローの説明〕 ◆ステップSP1では、冷凍運転に関する指令データ
と、作業メモリ73に記憶してある運転データとを取り
込んで次のステップSP2に移行する。
【0055】◆ステップSP2では、作業メモリ73に
記憶してある運転データから、極低温冷凍装置100の
運転動作を開始した後における最初の冷凍運転、つま
り、「初回冷凍運転」(または「冷凍部異常チエック運
転」)か否かを判別し、「初回冷凍運転」(または「冷
凍部異常チエック運転」)であるときは次のステップS
P11に移行し、そうでないときは、制御メインルーチ
ンにおける「冷凍部正規運転」のステップに移行する。
【0056】◆ステップSP3では、駆動リレー回路5
1を投入状態、つまり、ON状態にする制御信号51A
を与えて、3相電動機82を運転状態にするとともに、
その時点における時計回路75の時間データを作業用メ
モリ73に取り込んで記憶した後に、次のステップSP
4に移行する。なお、ここでの運転状態を「仮運転」と
言うことにする。また、同時に、圧縮部60の3相電動
機62も運転状態になる。
【0057】◆ステップSP4では、データ用メモリ7
5に記憶してある「基準時間差T1A」のデータを「相
データ」として取り込んで、次のステップSP5に移行
する。
【0058】◆ステップSP5では、整形波信号54A
と整形波信号54Bとの間の時間差T1を「基準時間差
T1A」の範囲内にあるか否か、つまり、正規の「相状
態」になっているか否かを判別し、「基準時間差T1
A」の範囲内にあるときはステップSP7に移行し、そ
うでないときはステップSP6に移行する。
【0059】◆ステップSP6では、相切換リレー回路
52における各相R・Sの接続状態を、現在の「相状
態」から別の状態に切り換える「相切換」、つまり、
「相変更」を行うように、制御信号52Aの信号状態を
変えるとともに、ステップSP3で取り込んで記憶した
時計回路75の時間データを消去し、このステップ時点
における時計回路75の時間データを作業用メモリ73
に取り込んで記憶した後に、次のステップSP7に移行
する。
【0060】なお、相切換リレー回路52を切換動作す
る際に、必要に応じて、この切換動作の前に駆動リレー
回路51をOFF状態にするように制御信号51Aを変
えた後に、相切換リレー回路52を切換動作を行わせ、
さらにその後に、再び駆動リレー回路51をON状態に
するように制御信号51Aを変える制御処理を含ませ
る。この必要性は、3相電動機62の切換前の回転慣性
に対抗するための大電流が相切換リレー回路52の各接
点に流れて、各接点を損傷する恐れがあり、こうした損
傷を防止するためである。
【0061】◆ステップSP7では、処理メモリ72に
予め記憶しておいた所定の待ち時間長t1を待った後
に、次のステップSP8に移行する。この待ち時間長t
1の経過は、ステップSP3またはステップSP6で作
業用メモリ73に記憶した時間データと、時計回路75
の現時点の時間データとの差の時間のデータにより、予
めデータ用メモリ74に記憶してある所定の待ち時間t
1、例えば、5秒程度のデータが経過したことを判別す
る。
【0062】◆ステップSP8では、圧力検出信号D1
Aによる検出圧力のデータを取り込んで、所定の「圧力
変化P1」を超える圧力変化が生じているか否かを判別
し、所定の圧力変化が生じているときは次のステップS
P9に移行し、そうでないときはステップSP11に移
行する。ここで、圧力変化の判別は、この時点に取り込
んだ圧力検出信号D1Aによる検出圧力のデータと、予
めデータ用メモリ74に記憶した所定の圧力変化P1、
例えば、0.5kgf/cm2 (49kPa)のデータ
を超える値になっているか否かによって判別する。
【0063】つまり、3相電動機82が正常に回転動作
しているときには、往復動作機構、つまり、デイスプレ
ーサ81のシリンダが動作しているため、その往復動作
によって冷媒65の圧力が変動し、例えば、20〜21
kgf/cm2 (1.96〜2.06MPa)程度の圧
力変化を行うので、このステップにより、3相電動機8
2自体とそれに付属する配線とが不良か正常化を判別で
きることになる。
【0064】◆ステップSP9では、現在の「相状
態」、つまり、相切換リレー回路52の切換による接続
状態を正規の「相状態」として、その接続状態における
制御信号52Aの状態を正規の「相選択データ」とし、
先にデータ用メモリ74に記憶してある仮の「相選択デ
ータ」に代えて、正規の「相選択データ」に記憶し直し
た後に、次のステップSP17に移行する。
【0065】ここで、データ用メモリ74における他の
データは、従前どおりのデータにして記憶しておくよう
にする。したがって、極低温冷凍装置100の全体の運
転を停止した後に、3相電動機62の運転を再開した場
合には、ステップSP11で取り込む「相選択データ」
は、前回に、このステップSP16によってデータ用メ
モリ74に記憶した正規の「相選択データ」を取り込む
ことになる。
【0066】◆ステップSP10では、制御メインルー
チンにおける正規の運転状態に移るステップの箇所に移
行する。したがって、次回以後の冷凍部運転は3相電源
30のON−OFFのみ、つまり、駆動リレー回路51
のON−OFFのみによって制御処理することになる。
【0067】◆ステップSP11では、駆動リレー回路
51の接続状態を遮断状態、つまり、OFF状態に変え
るように、制御信号51Aの信号状態を変えることによ
って、3相電動機82を停止状態にするとともに、3相
電動機82またはそれに付属する配線、例えば、駆動リ
レー回路82から3相電源30までの線路に不良、つま
り、異常状態がある旨の警報表示を表示部77に表示し
た後に、次のステップSP25に移行する。
【0068】なお、この警報表示は、操作部76を操作
して、警報を解除する旨のデータをCPU70Aに与え
るまで続行する。また、3相電動機62も同様にして運
転を停止することになる。
【0069】◆ステップSP12では、制御メインルー
チンにおける極低温冷凍装置100の全体の運転を停止
するステップの箇所に移行する。したがって、極低温冷
凍装置100は運転を停止するが、極低温冷凍装置10
0の基幹電源を遮断しない限り表示部77の警報表示は
続行することになるので、操作員は、この警報表示によ
り、3相電動機82またはそれに付属する配線、例え
ば、駆動リレー回路82から3相電源30までの線路に
不良、つまり、異常状態があることを知ることができ
る。
【0070】〔第1実施例の構成の要約〕上記の第1実
施例の構成を要約すると、圧縮部60で圧縮した冷媒6
5を往復動作機構、例えば、クライオポンプのディスプ
レーサ81により膨張させることによって極低温を得る
冷凍部80の上記の往復動作機構を電動機82により駆
動するとともに、この電動機82に与える電源30の異
常接続を、例えば、相切換リレー回路52による相状態
の切換によって、正常化する接続変更を行う極低温冷凍
装置100において、
【0071】上記の電動機82を3相電動機により構成
するとともに、例えば、ステップSP4〜5による制御
処理によって、この3相電動機82に与える3相電源3
0の2相間、例えば、R−T間の電圧波形とS−T間の
電圧波形との位相差、つまり、「基準時間差T1A」に
より上記の異常接続の検出を行う異常接続検出手段と、
【0072】上記の異常接続の検出にもとづいて、例え
ば、ステップSP5〜6による制御処理により、上記の
3相電源30の2相間、例えば、R・Sの線路を相切換
リレー回路52によって、入れ換えることにより上記の
正常化を行う異常接続正常化手段とを設ける第1の構成
と、
【0073】圧縮部60で圧縮した冷媒65を往復動作
機構、例えば、クライオポンプのディスプレーサ81に
より膨張させることによって極低温を得る冷凍部80の
上記の往復動作機構を電動機82により駆動するととも
に、この電動機82に与える電源30の異常接続を、例
えば、相切換リレー回路52による相状態の切換によっ
て、正常化する接続変更と、上記の電動機82自体また
はこの電動機82に付属する配線の不良を検出する不良
検出などとを行う極低温冷凍装置100において、
【0074】上記の第1の構成における異常接続検出手
段と異常接続正常化手段とを設けるとともに、さらに、
例えば、ステップSP7〜8による制御処理により、上
記の3相電源30を上記の3相電動機82に与えた運転
状態における上記の冷媒65の圧力変化、例えば、圧力
検出信号D1Aによるデータを「圧力変化P1」のデー
タによって判別することにより上記の不良、つまり、3
相電動機82自体とそれに付属する配線部分の不良を検
出する不良検出手段とを設ける第2の構成と、
【0075】この第2の構成に加えて、例えば、ステッ
プSP8〜9による制御処理により、上記の3相電源3
0を上記の3相電動機82に与えた運転状態における上
記の冷媒65の圧力変化、例えば、圧力検出信号D1A
によるデータに「圧力変化P1」を超える圧力変化があ
って上記の不良、つまり、つまり、3相電動機82自体
またはそれに付属する配線部分の不良が検出されなかっ
たときにおける上記の3相電動機82に対する上記の3
相電源30の相状態を「正規の相状態」、つまり、正規
の「相選択データ」として、例えば、データ用メモリ7
4に記憶する正規相状態記憶手段と、
【0076】例えば、ステップSP10と制御メインル
ーチンとによる制御処理により、次回以後の上記の3相
電動機82の運転時に、上記の「正規の相状態」、つま
り、データ用メモリ74に記憶した正規の「相選択デー
タ」によって上記の3相電源30を上記の3相電動機8
2に接続する次回以後相接続手段とを設ける第3の構成
と、
【0077】この第3の構成に加えて、例えば、ステッ
プSP8・ステップSP11の制御処理により、例え
ば、圧力検出信号D1Aのデータに「圧力変化P1」の
変化が表れないことによって、上記の不良が検出された
ときに、3相電動機82自体またはそれに付属する配線
部分に不良がある旨の警報を、例えば、表示部77に警
報表示して警報を行う不良警報手段を設ける第4の構成
を構成していることになるものである。
【0078】〔第2実施例〕次に、図1・図2・図4に
より第2実施例を説明する。この第2実施例は、上記の
第1実施例の構成に、温度検出器D2による温度検出信
号D2Aのデータを制御部70の作業メモリに取り込ん
で記憶したデータと、予めデータ用メモリ74に記憶し
た「温度変化R1」のデータとにより冷凍部80の温度
変化を判別して所要の制御処理を行う構成を追加して構
成したものであって、制御部70の処理メモリ72に図
4の制御処理フローによるプログラムを記憶して制御処
理を行うことにより、冷凍部80の不良をも検出し得る
ようにしたものである。以下、図4の制御処理フローに
より説明する。
【0079】〔制御処理フローの説明〕図4の制御処理
フローは、図3の制御処理フローにおけるステップSP
9〜12を削除し、ステップSP7〜8をステップSP
7A〜8Aに変形するとともに、ステップSP31〜3
4と、ステップSP41〜43とを追加したものであ
る。したがって、ここでは、これらの変形したステップ
部分と、追加したステップ部分とについてのみ説明す
る。
【0080】◆ステップSP7Aでは、温度検出信号D
2Aのデータを作業用メモリ73に取り込んで記憶処理
メモリ72に記憶するとともに、予め記憶しておいた所
定の待ち時間長t1を待った後に、次のステップSP8
Aに移行する。この待ち時間長t1の経過は、ステップ
SP3またはステップSP6で作業用メモリ73に記憶
した時間データと、時計回路75の現時点の時間データ
との差の時間のデータにより、予めデータ用メモリ74
に記憶してある所定の待ち時間t1、例えば、5秒程度
のデータが経過したことを判別する。
【0081】◆ステップSP8Aでは、上記の第1実施
例におけるステップSP8と同様に、圧力検出信号D1
Aによる検出圧力のデータを取り込んで、所定の「圧力
変化P1」を超える圧力変化が生じているか否かを判別
し、所定の圧力変化が生じているときはステップSP3
1に移行し、そうでないときはステップSP41に移行
する。ここで、圧力変化の判別は、上記の第1実施例に
おけるステップSP8と同様であるので説明を省略す
る。
【0082】◆ステップSP31では、「所定時間t
2」を経過しているか否かを判別し、「所定時間t2」
を経過しているときは次のステップSP32に移行し、
そうでないときは短い所定時間、例えば、5秒をおい
て、このステップSP31の判別を繰り返す。この「所
定時間t2」の経過は、ステップSP3またはステップ
SP6で作業用メモリ73に記憶した時間データと、時
計回路75の現時点の時間データとの差の時間のデータ
により、予めデータ用メモリ74に記憶してある「所定
時間t2」のデータの値、例えば、1分を経過したこと
を判別する。
【0083】◆ステップSP32では、温度検出信号D
2Aのデータにより冷凍部80が所定の「温度変化R
1」を行ったか否かを判別し、所定の温度変化を行った
ときは次のステップSP33に移行し、そうでないとき
はステップSP42に移行する。
【0084】この「温度変化R1」は、ステップSP7
Aで作業用メモリ73に記憶した温度データと、このス
テップの時点に取り込んだ温度検出信号D2Aによる温
度データとの差の温度データにより、予めデータ用メモ
リ74に記憶してある「温度変化R1」のデータの値、
例えば、−3°Cを変化したことを判別する。
【0085】◆ステップSP33では、現在の「相状
態」、つまり、相切換リレー回路52の切換による接続
状態を正規の「相状態」として、その接続状態における
制御信号52Aの状態を正規の「相選択データ」とし、
先にデータ用メモリ74に記憶してある仮の「相選択デ
ータ」に代えて、正規の「相選択データ」に記憶し直し
た後に、次のステップSP34に移行する。
【0086】また、データ用メモリ74における他のデ
ータは、従前どおりのデータにして記憶しておくように
する。したがって、極低温冷凍装置100の全体の運転
を停止した後に、3相電動機62の運転を再開した場合
には、ステップSP11で取り込む「相選択データ」
は、前回に、このステップSP33によってデータ用メ
モリ74に記憶した正規の「相選択データ」を取り込む
ことになる。
【0087】◆ステップSP34では、制御メインルー
チンにおける正規の運転状態に移るステップの箇所に移
行する。したがって、次回以後の冷凍部運転は3相電源
30のON−OFFのみ、つまり、駆動リレー回路51
のON−OFFのみによって制御処理することになる。
【0088】◆ステップSP41では、駆動リレー回路
51の接続状態を遮断状態、つまり、OFF状態に変え
るように、制御信号51Aの信号状態を変えることによ
って、3相電動機82を停止状態にするとともに、3相
電動機82またはそれに付属する配線、例えば、駆動リ
レー回路82から3相電源30までの線路に不良、つま
り、異常状態がある旨の警報表示、つまり、「第1警
報」を表示部77に表示した後に、ステップSP43に
移行する。
【0089】なお、この警報表示は、操作部76を操作
して、警報を解除する旨のデータをCPU70Aに与え
るまで続行する。また、3相電動機62も同様にして運
転を停止することになる。
【0090】◆ステップSP42では、駆動リレー回路
51の接続状態を遮断状態、つまり、OFF状態に変え
るように、制御信号51Aの信号状態を変えることによ
って、3相電動機82とを停止状態にするとともに、冷
凍部80側、例えば、クライオポンプのディスプレーサ
81やシール部分などに不良、つまり、異常状態がある
旨の警報表示として「第2警報」を表示部77に表示し
た後に、ステップSP43に移行する。
【0091】なお、この警報表示は、操作部76を操作
して、警報を解除する旨のデータをCPU70Aに与え
るまで続行する。また、3相電動機62も同様にして運
転を停止することになる。
【0092】◆ステップSP43では、制御メインルー
チンにおける極低温冷凍装置100の全体の運転を停止
するステップの箇所に移行する。したがって、極低温冷
凍装置100は運転を停止するが、極低温冷凍装置10
0の基幹電源を遮断しない限り表示部77の「第1警
報」または「第2警報」の警報表示は続行することにな
るので、操作員は、この警報表示により、3相電動機8
2またはそれに付属する配線、例えば、駆動リレー回路
82から3相電源30までの線路に不良、つまり、異常
状態があるか、または、冷凍部80側、例えば、クライ
オポンプのディスプレーサ81やシール部分などに不
良、つまり、異常状態があることを知ることができる。
【0093】〔第2実施例の構成の要約〕上記の第2実
施例の構成を要約すると、圧縮部60で圧縮した冷媒6
5を往復動作機構、例えば、クライオポンプのディスプ
レーサ81により膨張させることによって極低温を得る
冷凍部80の上記の往復動作機構を電動機82により駆
動するとともに、この電動機82に与える電源30の異
常接続を、例えば、相切換リレー回路52による相状態
の切換によって、正常化する接続変更と、上記の電動機
82自体またはこの電動機82に付属する配線の不良な
どとを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置10
0、つまり、上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
100において、
【0094】上記の第1の構成における異常接続検出手
段と異常接続正常化手段とを設け、さらに、例えば、ス
テップSP5〜6の制御処理による上記の異常接続正常
化手段によって、上記の正常化を行った後の上記の3相
電源30を上記の3相電動機82に与えた運転状態にお
ける上記の冷媒65の圧力変化を、例えば、ステップS
P7A〜8Aによる制御処理によって、例えば、圧力検
出信号D1Aによるデータを「圧力変化P1」のデータ
によって判別することにより、3相電動機82自体とそ
れに付属する配線部分の不良、つまり、第1不良を検出
する第1不良検出手段と、
【0095】例えば、ステップSP31〜32による制
御処理によって、上記の3相電源30を上記の3相電動
機82に与えた運転状態の開始時点からの所定時間、例
えば、「所定時間t2」の経過に伴う上記の冷凍部80
の温度変化、例えば、温度検出信号D2Aによるデータ
を「温度変化R1」のデータによって判別することによ
り上記の冷凍部80の不良、つまり、第2不良を検出す
る第2不良検出手段とを設ける第5の構成と、
【0096】この第5の構成に加えて、例えば、ステッ
プSP32〜33の制御処理により、上記の3相電源3
0を上記の3相電動機82に与えた運転状態における上
記の冷媒65の圧力変化および上記の冷凍部の温度変化
に、例えば、圧力検出信号D1Aによるデータに「圧力
変化P1」を超える圧力変化があり、また、温度検出信
号D2Aによるデータに「温度変化R1」を超える温度
変化があって上記の第1不良および第2不良が検出され
なかったときにおける上記の3相電動機82に対する上
記の3相電源30の相状態を「正規の相状態」、つま
り、正規の「相選択データ」として、例えば、データ用
メモリ74に記憶する正規相状態記憶手段と、
【0097】例えば、ステップSP34と制御メインル
ーチンとの処理により、次回以後の上記の3相電動機8
2の運転時に、上記の「正規の相状態」、つまり、デー
タ用メモリ74に記憶した正規の「相選択データ」によ
って上記の3相電源30を上記の3相電動機82に接続
する次回以後相接続手段とを設ける第6の構成と、
【0098】この第6の構成に加えて、例えば、ステッ
プSP8A・ステップSP41の制御処理により、例え
ば、圧力検出信号D1Aのデータに「圧力変化P1」の
変化が表れないことによって、上記の第1不良が検出さ
れたときに、3相電動機82自体またはそれに付属する
配線に不良がある旨の警報を、例えば、表示部77に警
報表示して警報を行う第1不良警報手段と、
【0099】例えば、ステップSP32・ステップSP
42の制御処理により、例えば、温度検出信号D2Aの
データに「温度変化R1」の変化が表れないことによっ
て、上記の第2不良が検出されたときに、冷凍部80側
に不良がある旨の警報を、例えば、表示部77に警報表
示して警報を行う第2不良警報手段とを設ける第7の構
成を構成していることになるものである。
【0100】〔第3実施例〕次に、図1・図2・図5に
より第3実施例を説明する。この第3実施例は、上記の
第2実施例の構成に、温度検出信号D2Aのデータに
「温度変化R1」が表れなかった場合に、3相電動機8
2に与えている3相電源30の「相状態」を切り換える
「相変更」を行った後に、再度、温度検出信号D2Aの
データに「温度変化R1」があるか否かの判別を行う構
成を追加して構成したものであって、制御部70の処理
メモリ72に図5の制御処理フローによるプログラムを
記憶して制御処理を行うことにより、その後に、何らか
の理由で3相電動機82に至る線路の「相状態」が変更
された場合にも、その変更を正常化し得るようにしたも
のである。さらに、3相電動機82が、確実に、正常の
回転方向にことを確認できるようにしたものである。以
下、図5の制御処理フローにより説明する。
【0101】〔制御処理フローの説明〕図5の制御処理
フローは、図4の制御処理フローにおける、ステップS
P8A・ステップSP31〜32を、それぞれ、ステッ
プSP8B・ステップSP31Aに変形するとともに、
ステップSP8BとステップSP31Aとの間にステッ
プSP21〜23を追加したものなので、ここでは、こ
れらの変形したステップ部分と、追加したステップ部分
とについてのみ説明する。
【0102】◆ステップSP8Bでは、上記の第2実施
例におけるステップSP8Aと同様に、圧力検出信号D
1Aによる検出圧力のデータを取り込んで、所定の「圧
力変化P1」を超える圧力変化が生じているか否かを判
別し、所定の圧力変化が生じているときはステップSP
21に移行し、そうでないときはステップSP41に移
行する。ここで、圧力変化の判別は、上記の第1実施例
におけるステップSP8と同様であるので説明を省略す
る。
【0103】◆ステップSP21では、「所定時間t
2」を経過しているか否かを判別し、「所定時間t2」
を経過しているときは次のステップSP22に移行し、
そうでないときは短い所定時間、例えば、5秒をおい
て、このステップSP21の判別を繰り返す。この「所
定時間t2」の経過は、ステップSP3またはステップ
SP6で作業用メモリ73に記憶した時間データと、時
計回路75の現時点の時間データとの差の時間のデータ
により、予めデータ用メモリ74に記憶してある「所定
時間t2」のデータの値、例えば、1分を経過したこと
を判別する。
【0104】◆ステップSP22では、温度検出信号D
2Aのデータにより冷凍部80が所定の「温度変化R
1」を行ったか否かを判別し、所定の温度変化を行った
ときは次のステップSP33に移行し、そうでないとき
はステップSP23に移行する。
【0105】この「温度変化R1」は、ステップSP7
Aで作業用メモリ73に記憶した温度データと、このス
テップの時点に取り込んだ温度検出信号D2Aによる温
度データとの差の温度データにより、予めデータ用メモ
リ74に記憶してある「温度変化R1」のデータの値、
例えば、−3°Cを変化したことを判別する。
【0106】◆ステップSP23では、相切換リレー回
路52における各相R・Sの接続状態を、現在の「相状
態」から別の状態に切り換える「相切換」、つまり、
「相変更」を行うように、制御信号52Aの信号状態を
変えるとともに、ステップSP3またはステップSP6
で取り込んで記憶した時計回路75の時間データを消去
し、このステップ時点における時計回路75の時間デー
タを作業用メモリ73に取り込んで記憶した後に、次の
ステップSP31Aに移行する。
【0107】なお、相切換リレー回路52を切換動作す
る際に、必要に応じて、この切換動作の前に駆動リレー
回路51をOFF状態にするように制御信号51Aを変
えた後に、相切換リレー回路52を切換動作を行わせ、
さらにその後に、再び駆動リレー回路51をON状態に
するように制御信号51Aを変える制御処理を含ませ
る。この必要性は、上記の第1実施例におけるステップ
SP6での述べた理由と同様である。
【0108】◆ステップSP31Aでは、「所定時間t
2」を経過しているか否かを判別し、「所定時間t2」
を経過しているときは次のステップSP32に移行し、
そうでないときは短い所定時間、例えば、5秒をおい
て、このステップSP31Aの判別を繰り返す。この
「所定時間t2」の経過は、ステップSP23で作業用
メモリ73に記憶した時間データと、時計回路75の現
時点の時間データとの差の時間のデータにより、予めデ
ータ用メモリ74に記憶してある「所定時間t2」のデ
ータの値、例えば、1分を経過したことを判別する。
【0109】〔第3実施例の構成の要約〕上記の第3実
施例の構成を要約すると、圧縮部60で圧縮した冷媒6
5を往復動作機構、例えば、クライオポンプのディスプ
レーサ81により膨張させることによって極低温を得る
冷凍部80の上記の往復動作機構を電動機82により駆
動するとともに、この電動機82に与える電源30の異
常接続を、例えば、相切換リレー回路52による相状態
の切換によって、正常化する接続変更と、上記の電動機
82自体またはこの電動機82に付属する配線の不良な
どとを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置10
0、つまり、上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
100において、
【0110】上記の電動機82を3相電動機により構成
するとともに、例えば、ステップSP4〜5による制御
処理によって、この3相電動機82に与える3相電源3
0の2相間、例えば、R−T間の電圧波形とS−T間の
電圧波形との位相差、つまり、「基準時間差T1A」に
より上記の異常接続の検出を行う異常接続検出手段と、
【0111】上記の異常接続の検出にもとづいて、例え
ば、ステップSP5〜6による制御処理により、上記の
3相電源30の2相間、例えば、R・Sの線路を相切換
リレー回路52によって、入れ換えることにより上記の
正常化、つまり、第1正常化を行う第1異常接続正常化
手段と、
【0112】例えば、ステップSP7A〜8Aによる制
御処理により、上記の第1正常化を行った後の上記の3
相電源30を上記の3相電動機82に与えた運転状態に
おける上記の冷媒65の圧力変化を、例えば、圧力検出
信号D1Aによるデータを「圧力変化P1」のデータに
よって判別することにより、3相電動機82自体とそれ
に付属する配線部分の不良を検出する第1不良検出手段
と、
【0113】例えば、ステップSP21〜22による制
御処理によって、上記の3相電源30を上記の3相電動
機82に与えた運転状態の開始時点からの所定時間、例
えば、「所定時間t2」の経過に伴う上記の冷凍部80
の温度変化、例えば、温度検出信号D2Aによるデータ
を「温度変化R1」のデータによって判別することによ
り上記の冷凍部80の不良、つまり、第2不良を検出す
る第2不良検出手段と、
【0114】例えば、ステップSP22〜23による制
御処理により、上記の冷凍部80の温度変化、例えば、
温度検出信号D2Aによるデータによる「温度変化R
1」の温度変化が表れないことによって検出した第2不
良の検出にもとづいて、上記の3相電源30の2相間、
例えば、R・Sの線路を相切換リレー回路52によっ
て、入れ換えることにより上記の正常化、つまり、第2
正常化を行う第2異常接続正常化手段と、
【0115】例えば、ステップSP31A〜32による
制御処理により、上記の第2正常化を行った後の上記の
3相電源30を上記の3相電動機82に与えた運転状態
の開始時点からの所定時間、例えば、「所定時間t2」
の経過に伴う上記の冷凍部80の温度変化、例えば、温
度検出信号D2Aによるデータを「温度変化R1」のデ
ータによって判別することにより上記の冷凍部80の不
良、つまり、第3不良を検出する第3不良検出手段と、
【0116】例えば、ステップSP22・ステップSP
32〜33の制御処理により、上記の第2不良または上
記の第3不良のうちのいずれかが検出されなかったとき
における上記の3相電動機82に対する上記の3相電源
30の相状態を「正規の相状態」、つまり、正規の「相
選択データ」として、例えば、データ用メモリ74に記
憶する正規相状態記憶手段と、
【0117】例えば、ステップSP34と制御メインル
ーチンとの処理により、次回以後の上記の3相電動機8
2の運転時に、上記の「正規の相状態」、つまり、デー
タ用メモリ74に記憶した正規の「相選択データ」によ
って上記の3相電源30を上記の3相電動機82に接続
する次回以後相接続手段とを設ける第8の構成と、
【0118】この第8の構成に加えて、例えば、ステッ
プSP8B・ステップSP41の制御処理により、上記
の第1不良が検出されたときに、3相電動機82自体ま
たはそれに付属する配線部分に不良がある旨の警報を、
例えば、表示部77に警報表示して警報を行う第1不良
警報手段と、
【0119】例えば、ステップSP32・ステップSP
42の制御処理により、上記の第3不良が検出されたと
きに、冷凍部80に不良がある旨の警報を、例えば、表
示部77に警報表示して警報を行う第2不良警報手段と
を設ける第9の構成を構成していることになるものであ
る。
【0120】〔第4実施例〕次に、図6により第4実施
例を説明する。この第4実施例は、第1実施例または第
2実施例の構成における1つの圧縮部60で圧縮した冷
媒65を複数の冷凍部(NO.1)80・冷凍部(N
O.2)80・冷凍部(NO.3)80・冷凍部(N
O.N)80に供給するように構成するとともに、上記
の第1実施例における図3の制御処理フロー、上記の第
2実施例における図4の制御処理フロー、上記の第3実
施例における図4の制御処理フローのうちのいずれか1
つによる制御処理を、各冷凍部(NO.1〜N)80に
ついて順次に行うようした制御処理フローのプログラム
を処理用メモリ72に記憶することにより、冷凍部80
に関するものは各冷凍部(NO.1〜N)80ごとに、
また、3相電動機82に関するものは各冷凍部(NO.
1〜N)80の各3相電動機82ごとに行うように構成
したものである。
【0121】図6の構成では、各制御処理を各冷凍部8
0ごとに、または、各3相電動機82ごとに、順次に行
うようにしているため、1つの波形整形回路54と1つ
の圧力検出器D1とを共通に用いることで済ませられる
ようにしている。しかし、吐出管路66または戻入管路
67の途中箇所での不良を含めた冷凍部80の不良を判
別する場合には、各冷凍部80ごとに別個に圧力検出器
D1を設けるように構成する。
【0122】また、各冷凍部80の3相電動機82に対
する駆動リレー回路51・相切換リレー回路52を、各
冷凍部80ごとに、それぞれ、各個別に設けるととも
に、これとは別個に、圧縮部60の3相電動機62を駆
動するための駆動リレー回路511を設けてある。な
お、圧力検出器D1・温度検出器D2・波形整形回路5
4と制御部70との間の各信号線路は省略してある。
【0123】〔第4実施例の構成の要約〕上記の第3実
施例の構成を要約すると、図6の構成対して図3の制御
処理フローによる制御処理を、冷凍部80に関するもの
は各冷凍部(NO.1〜N)80ごとに、また、3相電
動機82に関するものは各冷凍部(NO.1〜N)80
の各3相電動機82ごとに行うように構成のものでは、
【0124】上記の第1の構成と同様の極低温冷凍装置
100において、複数の冷凍部(NO.1〜N)80を
配置するとともに、1つの圧縮部60から上記の圧縮し
た冷媒65を各上記の冷凍部80に供給する複数冷凍部
配置手段と、上記の第1の構成における各手段を各上記
の冷凍部80の3相電動機82ごとに行う各手段を設け
る第10の構成と、
【0125】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
100において、複数の冷凍部(NO.1〜N)80を
配置するとともに、1つの圧縮部60から上記の圧縮し
た冷媒65を各上記の冷凍部80に供給する複数冷凍部
配置手段と、
【0126】上記の第2の構成における異常接続検出手
段と、異常接続正常化手段とを各上記の冷凍部80の3
相電動機82ごとに行う各手段と、上記の第2の構成に
おける不良検出手段を各上記の冷凍部80ごとに行う手
段とを設ける第11の構成と、
【0127】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
100において、複数の冷凍部(NO.1〜N)80を
配置するとともに、1つの圧縮部60から上記の圧縮し
た冷媒65を各上記の冷凍部80に供給する複数冷凍部
配置手段と、
【0128】上記の第3の構成における異常接続検出手
段と、異常接続正常化手段と、正規相状態記憶手段と、
次回以後相接続手段とを各上記の冷凍部80の3相電動
機82ごとに行う各手段と、上記の第3の構成における
不良検出手段を各上記の冷凍部80ごとに行う手段とを
設ける第12の構成と、
【0129】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
100において、複数の冷凍部80(NO.1〜N)を
配置するとともに、1つの圧縮部60から上記の圧縮し
た冷媒65を各上記の冷凍部80に供給する複数冷凍部
配置手段と、
【0130】上記の第4の構成における異常接続検出手
段と、異常接続正常化手段と、正規相状態記憶手段と、
次回以後相接続手段と、不良警報手段とを各上記の冷凍
部80の3相電動機82ごとに行う各手段と、上記の第
4の構成における不良検出手段を各上記の冷凍部80ご
とに行う手段とを設ける第13の構成とを構成している
ことになるものである。
【0131】また、図6の構成対して図4の制御処理フ
ローによる制御処理を、冷凍部80に関するものは各冷
凍部(NO.1〜N)80ごとに、また、3相電動機8
2に関するものは各冷凍部(NO.1〜N)80の各3
相電動機82ごとに行うように構成のものでは、
【0132】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
100において、複数の冷凍部(NO.1〜N)80を
配置するとともに、1つの圧縮部60から上記の圧縮し
た冷媒65を各上記の冷凍部80に供給する複数冷凍部
配置手段と、
【0133】上記の第5の構成における異常接続検出手
段と、異常接続正常化手段と、第1不良検出手段とを各
上記の冷凍部80の3相電動機82ごとに行う各手段
と、上記の第5の構成における第2不良検出手段を各上
記の冷凍部80ごとに行う手段とを設ける第14の構成
と、
【0134】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
100において、複数の冷凍部(NO.1〜N)80を
配置するとともに、1つの圧縮部60から上記の圧縮し
た冷媒65を各上記の冷凍部80に供給する複数冷凍部
配置手段と、
【0135】上記の第6の構成における異常接続検出手
段と、異常接続正常化手段と、正規相状態記憶手段と、
次回以後相接続手段と、不良警報手段とを各上記の冷凍
部80の3相電動機82ごとに行う各手段と、上記の第
6の構成における第2不良検出手段を各上記の冷凍部8
0ごとに行う手段とを設ける第15の構成と、
【0136】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
100において、複数の冷凍部(NO.1〜N)80を
配置するとともに、1つの圧縮部60から上記の圧縮し
た冷媒65を各上記の冷凍部80に供給する複数冷凍部
配置手段と、
【0137】上記の第7の構成における異常接続検出手
段と、異常接続正常化手段と、第1不良検出手段と、正
規相状態記憶手段と、次回以後相接続手段と、第1不良
警報手段とを各上記の冷凍部80の3相電動機82ごと
に行う各手段と、上記の第7の構成における第2不良検
出手段と、第2不良警報手段とを各上記の冷凍部80ご
とに行う各手段とを設ける第16の構成とを構成してい
ることになるものである。
【0138】さらに、また、図6の構成対して図4の制
御処理フローによる制御処理を、冷凍部80に関するも
のは各冷凍部(NO.1〜N)80ごとに、また、3相
電動機82に関するものは各冷凍部(NO.1〜N)8
0の各3相電動機82ごとに行うように構成のもので
は、
【0139】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
100において、複数の冷凍部(NO.1〜N)80を
配置するとともに、1つの圧縮部60から上記の圧縮し
た冷媒65を各上記の冷凍部80に供給する複数冷凍部
配置手段と、
【0140】上記の第8の構成における異常接続検出手
段と、第1異常接続正常化手段と、第1不良検出手段
と、第2異常接続正常化手段と、正規相状態記憶手段
と、次回以後相接続手段とを各上記の冷凍部80の3相
電動機82ごとに行う各手段と、上記の第8の構成にお
ける第2不良検出手段と、第3不良検出手段とを各上記
の冷凍部80ごとに行う各手段とを設ける第17の構成
と、
【0141】上記の第2の構成と同様の極低温冷凍装置
100において、複数の冷凍部(NO.1〜N)80を
配置するとともに、1つの圧縮部60から上記の圧縮し
た冷媒65を各上記の冷凍部80に供給する複数冷凍部
配置手段と、
【0142】上記の第9の構成における異常接続検出手
段と、第1異常接続正常化手段と、第1不良検出手段
と、第2異常接続正常化手段と、正規相状態記憶手段
と、次回以後相接続手段と、第1不良警報手段とを各上
記の冷凍部80の3相電動機82ごとに行う各手段と、
【0143】上記の第9の構成における第2不良検出手
段と、第3不良検出手段と、第2不良警報手段とを各上
記の冷凍部80ごとに行う各手段とを設ける第18の構
成とを構成していることになるものである。
【0144】〔変形実施〕この発明は次のように変形し
て実施することを含むものである。 (1)駆動リレー回路51・相切換リレー回路52に、
それぞれ、フリップ・フロップ回路などによる自己保持
回路を付加することにより、各制御信号51A・52A
を短いパルス信号にして、駆動リレー回路51のON−
OFF動作と相切換リレー回路52の切換動作とが行え
るように構成する。
【0145】(2)データ用メモリ74をバックアップ
電池付きのRAMによって構成する。この場合、作業用
メモリ73をバックアップ電池付きのRAMで構成する
ことにより、データ用メモリ74に記憶する内容を作業
用メモリ73に記憶するように構成してもよい。
【0146】(3)図1・図6の構成における波形整形
回路54を駆動リレー回路51の入力側に設けて構成す
る。
【0147】(4)図1・図6の構成において、位相差
を検出する3相電源30の2相と、相切換リレー回路5
2で切り換える3相電源30の2相とを異なる2相にし
て構成する。つまり、波形整形回路54で、例えば、R
・Sの2相のTに対する電圧波形を検出している場合
に、相切換リレー回路52では、例えば、T・Rの2
相、または、T・Sの2相を切り換えるように構成す
る。
【0148】(5)図6の構成において、各冷凍部(N
O.1)80・冷凍部(NO.2)80・冷凍部(N
O.3)80・冷凍部(NO.N)80ごとに、個別
に、波形整形回路54を設けて構成する。
【0149】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、冷凍
部を駆動する電動機を3相電動機によって構成している
ため、2相変換回路53が不要になるので、構成が安価
になるほか、2相変換回路の故障によって極低温冷凍装
置100全体が運転不能になるという事故を未然に防止
できる。
【0150】また、冷媒部の3相電動機に対する3相電
源の接続状態を検出して、正規の相状態に相変更する構
成を設けるとともに、正規の相状態であるか否かを冷媒
の圧力変化によって検出しているため、この圧力変化が
正規の圧力変化でないときは、電動機自体またはそれに
付属する配線の不良を知ることができるので、これら不
良を早期に発見して、極低温冷凍装置全体に及ぶ故障を
未然に防止し得る。
【0151】さらに、冷凍部の不良を、冷媒部の3相電
動機の運転の開始以後の冷凍部の温度変化によって検出
しているため、冷凍部の不良を知ることができるので、
冷凍部の不良を早期に発見して、極低温冷凍装置全体に
及ぶ故障を未然に防止し得る。
【0152】また、1つの圧縮部で圧縮した冷媒を複数
の冷凍部に供給する構成の場合において、上記の各不良
の検出を、各冷凍部ごととに行うため、個々の冷凍部ご
とに上記の各不良を早期に発見して、極低温冷凍装置全
体に及ぶ故障を未然に防止し得るなどの特長をもつ極低
温冷凍装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図6はこの発明の実施例を、また、図7〜図9は
従来技術を示し、各図の内容は次のとおりである。
【図1】全体ブロック構成図
【図2】要部ブロック構成図
【図3】要部制御処理フロー構成図
【図4】要部制御処理フロー構成図
【図5】要部制御処理フロー構成図
【図6】全体ブロック構成図
【図7】全体ブロック構成図
【図8】要部回路構成図
【図9】要部信号波形図
【符号の説明】 30 3相電源 51 駆動リレー回路 51A 制御信号 52 相切換リレー回路 52A 制御信号 54 波形整形回路 54A 波形整形信号 54B 波形整形信号 60 圧縮部 61 圧縮機 62 3相電動機 65 冷媒 66 吐出管路 67 戻入管路 70 制御部 70A CPU 71 入出力ポート 72 処理メモリ 73 作業用メモリ 74 データ用メモリ 75 時計回路 76 操作部 77 表示部 100 極低温冷凍装置 D1 圧力検出器 D1A 圧力検出信号 D2 温度検出器 D2A 温度検出信号

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構に
    より膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前記
    往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記電
    動機に与える電源の異常接続を正常化するための接続変
    更を行う極低温冷凍装置であって、 前記電動機を3相電動機により構成するとともに、前記
    3相電動機に与える3相電源の2相間の位相差により前
    記異常接続の検出を行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換えることにより前記正常化を行う異常接続正
    常化手段とを具備することを特徴とする極低温冷凍装
    置。
  2. 【請求項2】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構に
    より膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前記
    往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記電
    動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更と、
    前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の不良
    などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置であっ
    て、 前記電動機を3相電動機により構成するとともに、前記
    3相電動機に与える3相電源の2相間の位相差により前
    記異常接続の検出を行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換えることにより前記正常化を行う異常接続正
    常化手段と、 前記3相電源を前記3相電動機に与えた運転状態におけ
    る前記冷媒の圧力変化により前記不良を検出する不良検
    出手段とを具備することを特徴とする極低温冷凍装置。
  3. 【請求項3】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構に
    より膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前記
    往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記電
    動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更と、
    前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の不良
    などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置であっ
    て、 前記電動機を3相電動機により構成するとともに、前記
    3相電動機に与える3相電源の2相間の位相差により前
    記異常接続の検出を行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換えることにより前記正常化を行う異常接続正
    常化手段と、 前記3相電源を前記3相電動機に与えた運転状態におけ
    る前記冷媒の圧力変化により前記不良を検出する不良検
    出手段と、 前記3相電源を前記3相電動機に与えた運転状態におけ
    る前記冷媒の圧力変化により前記不良が検出されなかっ
    たときにおける前記3相電動機に対する前記3相電源の
    相状態を「正規の相状態」として記憶する正規相状態記
    憶手段と、 次回以後の前記3相電動機の運転時に、前記「正規の相
    状態」によって前記3相電源を前記3相電動機に接続す
    る次回以後相接続手段とを具備することを特徴とする極
    低温冷凍装置。
  4. 【請求項4】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構に
    より膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前記
    往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記電
    動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更と、
    前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の不良
    などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置であっ
    て、 前記電動機を3相電動機により構成するとともに、前記
    3相電動機に与える3相電源の2相間の位相差により前
    記異常接続の検出を行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換えることにより前記正常化を行う異常接続正
    常化手段と、 前記3相電源を前記3相電動機に与えた運転状態におけ
    る前記冷媒の圧力変化に所定の圧力変化がないことによ
    り前記不良を検出する不良検出手段と、 前記3相電源を前記3相電動機に与えた運転状態におけ
    る前記冷媒の圧力変化により前記不良が検出されなかっ
    たときにおける前記3相電動機に対する前記3相電源の
    相状態を「正規の相状態」として記憶する正規相状態記
    憶手段と、 次回以後の前記3相電動機の運転時に、前記「正規の相
    状態」によって前記3相電源を前記3相電動機に接続す
    る次回以後相接続手段と、 前記冷媒の圧力変化により前記不良が検出されたとき
    に、前記3相電動機自体または前記3相電動機に付属す
    る配線に不良がある旨の警報を行う不良警報手段とを具
    備することを特徴とする極低温冷凍装置。
  5. 【請求項5】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構に
    より膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前記
    往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記電
    動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更と、
    前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の不良
    などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置であっ
    て、 前記電動機を3相電動機により構成するとともに、前記
    3相電動機に与える3相電源の2相間の位相差により前
    記異常接続の検出を行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換えることにより前記正常化を行う異常接続正
    常化手段と、 前記正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電動機
    に与えた運転状態における前記冷媒の圧力変化により前
    記3相電動機自体または前記3相電動機に付属する配線
    の不良を検出する第1不良検出手段と、 前記運転状態の開始時点からの所定時間の経過に伴う前
    記冷凍部の温度変化により前記冷凍部の不良を検出する
    第2不良検出手段とを具備することを特徴とする極低温
    冷凍装置。
  6. 【請求項6】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構に
    より膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前記
    往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記電
    動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更と、
    前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の不良
    などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置であっ
    て、 前記電動機を3相電動機により構成するとともに、前記
    3相電動機に与える3相電源の2相間の位相差により前
    記異常接続の検出を行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換えることにより前記正常化を行う異常接続正
    常化手段と、 前記正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電動機
    に与えた運転状態における前記冷媒の圧力変化により前
    記3相電動機自体または前記3相電動機に付属する配線
    の不良(以下、第1不良という)を検出する第1不良検
    出手段と、 前記運転状態の開始時点からの所定時間の経過に伴う前
    記冷凍部の温度変化により前記冷凍部の不良(以下、第
    2不良という)を検出する第2不良検出手段と、 前記第1不良および前記第2不良が検出されなかったと
    きにおける前記3相電動機に対する前記3相電源の相状
    態を「正規の相状態」として記憶する正規相状態記憶手
    段と、 次回以後の前記3相電動機の運転時に、前記「正規の相
    状態」によって前記3相電源を前記3相電動機に接続す
    る次回以後相接続手段とを具備することを特徴とする極
    低温冷凍装置。
  7. 【請求項7】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構に
    より膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前記
    往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記電
    動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更と、
    前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の不良
    などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置であっ
    て、 前記電動機を3相電動機により構成するとともに、前記
    3相電動機に与える3相電源の2相間の位相差により前
    記異常接続の検出を行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換えることにより前記正常化を行う異常接続正
    常化手段と、 前記正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電動機
    に与えた運転状態における前記冷媒の圧力変化により前
    記3相電動機自体または前記3相電動機に付属する配線
    の不良(以下、第1不良という)を検出する第1不良検
    出手段と、 前記運転状態の開始時点からの所定時間の経過に伴う前
    記冷凍部の温度変化により前記冷凍部の不良(以下、第
    2不良という)を検出する第2不良検出手段と、 前記第1不良および前記第2不良が検出されなかったと
    きにおける前記3相電動機に対する前記3相電源の相状
    態を「正規の相状態」として記憶する正規相状態記憶手
    段と、 次回以後の前記3相電動機の運転時に、前記「正規の相
    状態」によって前記3相電源を前記3相電動機に接続す
    る次回以後相接続手段と、 前記第1不良が検出されたときに、前記3相電動機自体
    または前記3相電動機に付属する配線に不良がある旨の
    警報を行う第1不良警報手段と、 前記第2不良が検出されたときに前記冷凍部に不良があ
    る旨の警報を行う第2不良警報手段とを具備することを
    特徴とする極低温冷凍装置。
  8. 【請求項8】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構に
    より膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前記
    往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記電
    動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更と、
    前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の不良
    などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置であっ
    て、 前記電動機を3相電動機により構成するとともに、前記
    3相電動機に与える3相電源の2相間の位相差により前
    記異常接続の検出を行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換えることにより前記正常化(以下、第1正常
    化という)を行う第1異常接続正常化手段と、 前記第1正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電
    動機に与えた運転状態における前記冷媒の圧力変化によ
    り前記3相電動機自体または前記3相電動機に付属する
    配線の不良(以下、第1不良という)を検出する第1不
    良検出手段と、 前記運転状態の開始時点からの所定時間の経過に伴う前
    記冷凍部の温度変化により前記3相電動機自体または前
    記3相電動機に付属する配線の不良(以下、第2不良と
    いう)を検出する第2不良検出手段と、 前記第2不良の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換えることにより前記正常化(以下、第2正常
    化という)を行う第2異常接続正常化手段と、 前記第2正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電
    動機に与えた運転状態の開始時点からの所定時間の経過
    に伴う前記冷凍部の温度変化により前記冷凍部の不良
    (以下、第3不良という)を検出する第3不良検出手段
    と、 前記第2不良または第3不良のうちのいずれかが検出さ
    れなかったときにおける前記3相電動機に対する前記3
    相電源の相状態を「正規の相状態」として記憶する正規
    相状態記憶手段と、 次回以後の前記3相電動機の運転時に、前記「正規の相
    状態」によって前記3相電源を前記3相電動機に接続す
    る次回以後相接続手段とを具備することを特徴とする極
    低温冷凍装置。
  9. 【請求項9】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構に
    より膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前記
    往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記電
    動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更と、
    前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の不良
    などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置であっ
    て、 前記電動機を3相電動機により構成するとともに、前記
    3相電動機に与える3相電源の2相間の位相差により前
    記異常接続の検出を行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換えることにより前記正常化(以下、第1正常
    化という)を行う第1異常接続正常化手段と、 前記第1正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電
    動機に与えた運転状態における前記冷媒の圧力変化によ
    り前記3相電動機自体または前記3相電動機に付属する
    配線の不良(以下、第1不良という)を検出する第1不
    良検出手段と、 前記運転状態の開始時点からの所定時間の経過に伴う前
    記冷凍部の温度変化により前記電動機自体と前記電動機
    に付属する配線の不良(以下、第2不良という)を検出
    する第2不良検出手段と、 前記第2不良の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換えることにより前記正常化(以下、第2正常
    化という)を行う第2異常接続正常化手段と、 前記第2正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電
    動機に与えた運転状態の開始時点からの所定時間の経過
    に伴う前記冷凍部の温度変化により前記冷凍部の不良
    (以下、第3不良という)を検出する第3不良検出手段
    と、 前記第2不良または第3不良のいずれかが検出されなか
    ったときにおける前記3相電動機に対する前記3相電源
    の相状態を「正規の相状態」として記憶する正規相状態
    記憶手段と、 次回以後の前記3相電動機の運転時に、前記「正規の相
    状態」によって前記3相電源を前記3相電動機に接続す
    る次回以後相接続手段と、 前記第1不良が検出されたときに、前記3相電動機自体
    または前記3相電動機に付属する配線に不良がある旨の
    警報を行う第1不良警報手段と、 前記第3不良が検出されたときに前記冷凍部に不良があ
    る旨の警報を行う第2不良警報手段とを具備することを
    特徴とする極低温冷凍装置。
  10. 【請求項10】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構
    により膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前
    記往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記
    電動機に与える電源の異常接続を正常化するための接続
    変更を行う極低温冷凍装置であって、 複数の前記冷凍部を設けるとともに、1つの前記圧縮部
    から前記圧縮した冷媒を各前記冷凍部に供給する複数冷
    凍部手段と、 各前記冷凍部の前記電動機を3相電動機により構成する
    とともに、各前記3相電動機に与える3相電源の2相間
    の位相差による前記異常接続の検出を各前記3相電動機
    ごとに行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換える前記正常化を各前記3相電動機ごとに行
    う異常接続正常化手段とを具備することを特徴とする極
    低温冷凍装置。
  11. 【請求項11】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構
    により膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前
    記往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記
    電動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更
    と、前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の
    不良などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置で
    あって、 複数の前記冷凍部を設けるとともに、1つの前記圧縮部
    から前記圧縮した冷媒を各前記冷凍部に供給する複数冷
    凍部手段と、 各前記冷凍部の前記電動機を3相電動機により構成する
    とともに、各前記3相電動機に与える3相電源の2相間
    の位相差による前記異常接続の検出を各前記3相電動機
    ごとに行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換える前記正常化を各前記3相電動機ごとに行
    う異常接続正常化手段と、 前記3相電源を前記3相電動機に与えた運転状態におけ
    る前記冷媒の圧力変化による前記不良の検出を各前記冷
    凍部ごとに行う不良検出手段とを具備することを特徴と
    する極低温冷凍装置。
  12. 【請求項12】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構
    により膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前
    記往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記
    電動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更
    と、前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の
    不良などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置で
    あって、 複数の前記冷凍部を設けるとともに、1つの前記圧縮部
    から前記圧縮した冷媒を各前記冷凍部に供給する複数冷
    凍部手段と、 各前記冷凍部の前記電動機を3相電動機により構成する
    とともに、各前記3相電動機に与える3相電源の2相間
    の位相差による前記異常接続の検出を各前3相電動機ご
    とに行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換える前記正常化を各前記3相電動機ごとに行
    う異常接続正常化手段と、 前記3相電源を前記3相電動機に与えた運転状態におけ
    る前記冷媒の圧力変化による前記不良の検出を各前記冷
    凍部ごとに行う不良検出手段と、 前記3相電源を前記3相電動機に与えた運転状態におけ
    る前記冷媒の圧力変化による前記不良が検出されなかっ
    たときにおける前記3相電動機に対する前記3相電源の
    相状態を「正規の相状態」とする記憶を各前記3相電動
    機ごとに行う正規相状態記憶手段と、 次回以後の各前記冷凍部の前記3相電動機の運転時に、
    前記3相電動機に対する前記3相電源の前記「正規の相
    状態」による接続を各前記3相電動機ごとに行う次回以
    後相接続手段とを具備することを特徴とする極低温冷凍
    装置。
  13. 【請求項13】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構
    により膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前
    記往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記
    電動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更
    と、前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の
    不良などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置で
    あって、 複数の前記冷凍部を設けるとともに、1つの前記圧縮部
    から前記圧縮した冷媒を各前記冷凍部に供給する複数冷
    凍部手段と、 各前記冷凍部の前記電動機を3相電動機により構成する
    とともに、各前記3相電動機に与える3相電源の2相間
    の位相差による前記異常接続の検出を各前3相電動機ご
    とに行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換える前記正常化を各前記3相電動機ごとに行
    う異常接続正常化手段と、 前記3相電源を前記3相電動機に与えた運転状態におけ
    る前記冷媒の圧力変化による前記不良の検出を各前記冷
    凍部ごとに行う不良検出手段と、 前記3相電源を前記3相電動機に与えた運転状態におけ
    る前記冷媒の圧力変化による前記不良が検出されなかっ
    たときにおける前記3相電動機に対する前記3相電源の
    相状態を「正規の相状態」とする記憶を各前記3相電動
    機ごとに行う正規相状態記憶手段と、 次回以後の各前記冷凍部の前記3相電動機の運転時に、
    前記3相電動機に対する前記3相電源の前記「正規の相
    状態」による接続を各前記3相電動機ごとに行う次回以
    後相接続手段と、 前記冷媒の圧力変化により前記不良が検出されたとき
    に、各前記3相電動機自体または各前記3相電動機に付
    属する配線に不良がある旨の警報を各前記3相電動機ご
    とに行う不良警報手段とを具備することを特徴とする極
    低温冷凍装置。
  14. 【請求項14】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構
    により膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前
    記往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記
    電動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更
    と、前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の
    不良などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置で
    あって、 複数の前記冷凍部を設けるとともに、1つの前記圧縮部
    から前記圧縮した冷媒を各前記冷凍部に供給する複数冷
    凍部手段と、 各前記冷凍部の前記電動機を3相電動機により構成する
    とともに、各前記3相電動機に与える3相電源の2相間
    の位相差による前記異常接続の検出を各前3相電動機ご
    とに行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換える前記正常化を各前記3相電動機ごとに行
    う異常接続正常化手段と、 前記正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電動機
    に与えた運転状態における前記冷媒の圧力変化により各
    前記3相電動機自体または各前記3相電動機に付属する
    配線の不良の検出を各前記3相電動機ごとに行う第1不
    良検出手段と、各前記3相電動機の前記運転状態の開始
    時点からの所定時間の経過に伴う各前記冷凍部の温度変
    化による各前記冷凍部の不良の検出を各前記冷凍部ごと
    に行う第2不良検出手段とを具備することを特徴とする
    極低温冷凍装置。
  15. 【請求項15】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構
    により膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前
    記往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記
    電動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更
    と、前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の
    不良などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置で
    あって、 複数の前記冷凍部を設けるとともに、1つの前記圧縮部
    から前記圧縮した冷媒を各前記冷凍部に供給する複数冷
    凍部手段と、 各前記冷凍部の前記電動機を3相電動機により構成する
    とともに、各前記3相電動機に与える3相電源の2相間
    の位相差による前記異常接続の検出を各前3相電動機ご
    とに行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換える前記正常化を各前記3相電動機ごとに行
    う異常接続正常化手段と、 前記正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電動機
    に与えた運転状態における前記冷媒の圧力変化により各
    前記3相電動機自体または各前記3相電動機に付属する
    配線の不良(以下、第1不良という)の検出を各前記3
    相電動機ごとに行う第1不良検出手段と、 各前記3相電動機の各前記運転状態の開始時点からの所
    定時間の経過に伴う各前記冷凍部の温度変化による各前
    記冷凍部の不良(以下、第2不良という)の検出を各前
    記冷凍部ごとに行う第2不良検出手段と、 前記第1不良および前記第2不良が検出されなかったと
    きにおける各前記3相電動機に対する各前記3相電源の
    相状態を各「正規の相状態」とする記憶を各前記3相電
    動機ごとに行う正規相状態記憶手段と、 次回以後の各
    前記3相電動機の運転時に、各前記3相電動機に対する
    前記3相電源の前記各「正規の相状態」による接続を各
    前記3相電動機ごとに行う次回以後相接続手段とを具備
    することを特徴とする極低温冷凍装置。
  16. 【請求項16】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構
    により膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前
    記往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記
    電動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更
    と、前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の
    不良などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置で
    あって、 複数の前記冷凍部を設けるとともに、1つの前記圧縮部
    から前記圧縮した冷媒を各前記冷凍部に供給する複数冷
    凍部手段と、 各前記冷凍部の前記電動機を3相電動機により構成する
    とともに、各前記3相電動機に与える3相電源の2相間
    の位相差による前記異常接続の検出を各前3相電動機ご
    とに行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換える前記正常化を各前記3相電動機ごとに行
    う異常接続正常化手段と、 前記正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電動機
    に与えた運転状態における前記冷媒の圧力変化により各
    前記3相電動機自体または各前記3相電動機に付属する
    配線の不良(以下、第1不良という)の検出を各前記3
    相電動機ごとに行う第1不良検出手段と、 各前記3相電動機の各前記運転状態の開始時点からの所
    定時間の経過に伴う各前記冷凍部の温度変化による各前
    記冷凍部の不良(以下、第2不良という)の検出を各前
    記冷凍部ごとに行う第2不良検出手段と、 前記第1不良および前記第2不良が検出されなかったと
    きにおける各前記3相電動機に対する各前記3相電源の
    相状態を各「正規の相状態」とする記憶を各前記3相電
    動機ごとに行う正規相状態記憶手段と、 次回以後の各前記3相電動機の運転時に、各前記3相電
    動機に対する前記3相電源の前記各「正規の相状態」に
    よる接続を各前記3相電動機ごとに行う次回以後相接続
    手段と、 前記第1不良が検出されたときに、前記3相電動機自体
    または前記3相電動機に付属する配線に不良がある旨の
    警報を、各前記3相電動機ごとに行う第1不良警報手段
    と、 前記第2不良が検出されたときに前記冷凍部に不良があ
    る旨の警報を、各前記冷凍部ごとに行う第2不良警報手
    段とを具備することを特徴とする極低温冷凍装置。
  17. 【請求項17】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構
    により膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前
    記往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記
    電動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更
    と、前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の
    不良などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置で
    あって、 複数の前記冷凍部を設けるとともに、1つの前記圧縮部
    から前記圧縮した冷媒を各前記冷凍部に供給する複数冷
    凍部手段と、 各前記冷凍部の前記電動機を3相電動機により構成する
    とともに、各前記3相電動機に与える3相電源の2相間
    の位相差による前記異常接続の検出を各前3相電動機ご
    とに行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換える前記正常化(以下、第1正常化という)
    を各前記3相電動機ごとに行う第1異常接続正常化手段
    と、 前記第1正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電
    動機に与えた運転状態における前記冷媒の圧力変化によ
    り各前記3相電動機自体または各前記3相電動機に付属
    する配線の不良(以下、第1不良という)の検出を各前
    記3相電動機ごとに行う第1不良検出手段と、 各前記3相電動機の各前記運転状態の開始時点からの所
    定時間の経過に伴う各前記冷凍部の温度変化による各前
    記冷凍部の不良(以下、第2不良という)の検出を各前
    記冷凍部ごとに行う第2不良検出手段と、 前記第2不良の検出にもとづいて、各前記3相電動機に
    対する前記3相電源の2相間を入れ換えることにより前
    記正常化(以下、第2正常化という)を各前記3相電動
    機ごとに行う第2異常接続正常化手段と、 前記第2正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電
    動機に与えた運転状態の開始時点からの所定時間の経過
    に伴う前記冷凍部の温度変化により前記冷凍部の不良
    (以下、第3不良という)の検出を各前記冷凍部ごとに
    行う第3不良検出手段と、 前記第2不良または第3不良のうちのいずれかが検出さ
    れなかったときにおける各前記3相電動機に対する前記
    3相電源の相状態を各「正規の相状態」とする記憶を各
    前記3相電動機ごとに行う正規相状態記憶手段と、 次回以後の各前記3相電動機の運転時に、各前記3相電
    動機に対する前記3相電源の前記各「正規の相状態」に
    よる接続を各前記3相電動機ごとに行う次回以後相接続
    手段とを具備することを特徴とする極低温冷凍装置。
  18. 【請求項18】 圧縮部で圧縮した冷媒を往復動作機構
    により膨張させることによって極低温を得る冷凍部の前
    記往復動作機構を電動機により駆動するとともに、前記
    電動機に与える電源の異常接続を正常化する接続変更
    と、前記電動機自体または前記電動機に付属する配線の
    不良などを検出する不良検出とを行う極低温冷凍装置で
    あって、 複数の前記冷凍部を設けるとともに、1つの前記圧縮部
    から前記圧縮した冷媒を各前記冷凍部に供給する複数冷
    凍部手段と、 各前記冷凍部の前記電動機を3相電動機により構成する
    とともに、各前記3相電動機に与える3相電源の2相間
    の位相差による前記異常接続の検出を各前3相電動機ご
    とに行う異常接続検出手段と、 前記異常接続の検出にもとづいて、前記3相電源の2相
    間を入れ換える前記正常化(以下、第1正常化という)
    を各前記3相電動機ごとに行う第1異常接続正常化手段
    と、 前記第1正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電
    動機に与えた運転状態における前記冷媒の圧力変化によ
    り各前記3相電動機自体または各前記3相電動機に付属
    する配線の不良(以下、第1不良という)の検出を各前
    記3相電動機ごとに行う第1不良検出手段と、 各前記3相電動機の各前記運転状態の開始時点からの所
    定時間の経過に伴う各前記冷凍部の温度変化による各前
    記冷凍部の不良(以下、第2不良という)の検出を各前
    記冷凍部ごとに行う第2不良検出手段と、 前記第2不良の検出にもとづいて、各前記3相電動機に
    対する前記3相電源の2相間を入れ換えることにより前
    記正常化(以下、第2正常化という)を各前記3相電動
    機ごとに行う第2異常接続正常化手段と、 前記第2正常化を行った後の前記3相電源を前記3相電
    動機に与えた運転状態の開始時点からの所定時間の経過
    に伴う前記冷凍部の温度変化により前記冷凍部の不良
    (以下、第3不良という)の検出を各前記冷凍部ごとに
    行う第3不良検出手段と、 前記第2不良または第3不良のうちのいずれかが検出さ
    れなかったときにおける各前記3相電動機に対する前記
    3相電源の相状態を各「正規の相状態」とする記憶を各
    前記3相電動機ごとに行う正規相状態記憶手段と、 次回以後の各前記3相電動機の運転時に、各前記3相電
    動機に対する前記3相電源の前記各「正規の相状態」に
    よる接続を各前記3相電動機ごとに行う次回以後相接続
    手段と、 前記第1不良が検出されたときに、前記3相電動機自体
    または前記3相電動機に付属する配線に不良がある旨の
    警報を、各前記3相電動機ごとに行う第1不良警報手段
    と、 前記第3不良が検出されたときに前記冷凍部に不良があ
    る旨の警報を、各前記冷凍部ごとに行う第2不良警報手
    段とを具備することを特徴とする極低温冷凍装置。
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