JPH0913997A - 排気ブレーキ装置 - Google Patents
排気ブレーキ装置Info
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- JPH0913997A JPH0913997A JP16025795A JP16025795A JPH0913997A JP H0913997 A JPH0913997 A JP H0913997A JP 16025795 A JP16025795 A JP 16025795A JP 16025795 A JP16025795 A JP 16025795A JP H0913997 A JPH0913997 A JP H0913997A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁軸の軸線方向のみならず、これに対し垂直
な方向の共振も防止し、異常音の発生をなくす。 【構成】 排気ブレーキ作動時に排気ブレーキ弁2の弁
軸3に捩りモーメントを付与する捩りばね14と、弁軸
3を軸線方向に付勢する圧縮ばね16とを用い、捩りば
ね14及び圧縮ばね16を弁軸3の端部に配置し、弁軸
3の軸線に対し垂直方向の振動及び軸線方向の振動を捩
りばね14及び圧縮ばね16によって防止可能とした。
な方向の共振も防止し、異常音の発生をなくす。 【構成】 排気ブレーキ作動時に排気ブレーキ弁2の弁
軸3に捩りモーメントを付与する捩りばね14と、弁軸
3を軸線方向に付勢する圧縮ばね16とを用い、捩りば
ね14及び圧縮ばね16を弁軸3の端部に配置し、弁軸
3の軸線に対し垂直方向の振動及び軸線方向の振動を捩
りばね14及び圧縮ばね16によって防止可能とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の排気管に配置
した排気ブレーキ弁の弁軸を回動させてブレーキ弁体を
開閉する排気ブレーキ装置に関するものである。
した排気ブレーキ弁の弁軸を回動させてブレーキ弁体を
開閉する排気ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の排気ブレーキ装置の要部を
一部破断して示した正面図、図9はその底面図である。
この排気ブレーキ装置は、流体アクチュエータ1を備
え、車両の排気管Pの途中に排気ブレーキ弁2が設けら
れ、排気ブレーキ弁2の弁軸3にブレーキ弁体4を取付
けてあり、流体アクチュエータ1の作動により、出力ロ
ッド5及びレバー6を介して排気ブレーキ弁2の弁軸3
を回動させ、作動時に排気ブレーキ弁2を閉じて暖機運
転や排気ブレーキ作用をなすものである。
一部破断して示した正面図、図9はその底面図である。
この排気ブレーキ装置は、流体アクチュエータ1を備
え、車両の排気管Pの途中に排気ブレーキ弁2が設けら
れ、排気ブレーキ弁2の弁軸3にブレーキ弁体4を取付
けてあり、流体アクチュエータ1の作動により、出力ロ
ッド5及びレバー6を介して排気ブレーキ弁2の弁軸3
を回動させ、作動時に排気ブレーキ弁2を閉じて暖機運
転や排気ブレーキ作用をなすものである。
【0003】図10に示す排気ブレーキ装置の排気ブレ
ーキ弁2は、弁軸3とこれに結合されて一体に回動し開
閉するブレーキ弁体4とを備え、弁軸3が貫通する固定
板2aと該弁軸3に取付けられたレバー6との間に圧縮
ばね8を介在させ、軸受7で支持された弁軸3の軸線方
向の振動を防止するようになっている。
ーキ弁2は、弁軸3とこれに結合されて一体に回動し開
閉するブレーキ弁体4とを備え、弁軸3が貫通する固定
板2aと該弁軸3に取付けられたレバー6との間に圧縮
ばね8を介在させ、軸受7で支持された弁軸3の軸線方
向の振動を防止するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記排気ブレーキ装置
のうちで、図8及び図9に示すものでは、作動時に、弁
軸3が図示しないストッパから離れるため、エンジン等
の振動によって弁軸3と軸受7が軸線方向のみならず、
これに対し垂直な方向にも共振して異常音が発生し、ド
ライバーに不快感を与えるという問題点があり、図10
に示すのもにあっては軸線方向に付勢する圧縮ばね8を
設けてあるが、これだけでは軸線に対し垂直な方向の共
振による異常音の発生を防止することができないという
欠点があった。
のうちで、図8及び図9に示すものでは、作動時に、弁
軸3が図示しないストッパから離れるため、エンジン等
の振動によって弁軸3と軸受7が軸線方向のみならず、
これに対し垂直な方向にも共振して異常音が発生し、ド
ライバーに不快感を与えるという問題点があり、図10
に示すのもにあっては軸線方向に付勢する圧縮ばね8を
設けてあるが、これだけでは軸線に対し垂直な方向の共
振による異常音の発生を防止することができないという
欠点があった。
【0005】本発明は、上記従来の欠点にかんがみなさ
れたものであって、その目的は、弁軸の軸線方向のみな
らず、これに対し垂直な方向の共振も防止し、作動時に
異常音が発生しない排気ブレーキ装置を提供することに
ある。
れたものであって、その目的は、弁軸の軸線方向のみな
らず、これに対し垂直な方向の共振も防止し、作動時に
異常音が発生しない排気ブレーキ装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、排気管に配置した排気
ブレーキ弁の弁軸を回動させてブレーキ弁体を開閉する
排気ブレーキ装置において、作動時に前記弁軸に捩りモ
ーメントを付与する捩りばねと、前記弁軸を軸線方向に
付勢する軸方向付勢ばねとを用い、前記捩りばね及び軸
方向付勢ばねを弁軸の端部に配置し、前記弁軸の軸線に
対し垂直方向の振動及び軸線方向の振動を前記捩りばね
及び軸方向付勢ばねによって防止可能としたことを特徴
とする。また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に
記載の排気ブレーキ装置において、前記捩りばね及び軸
方向付勢ばねの少なくともいずれか一方を複数個備えた
ことを特徴とする。
に、請求項1に記載の本発明は、排気管に配置した排気
ブレーキ弁の弁軸を回動させてブレーキ弁体を開閉する
排気ブレーキ装置において、作動時に前記弁軸に捩りモ
ーメントを付与する捩りばねと、前記弁軸を軸線方向に
付勢する軸方向付勢ばねとを用い、前記捩りばね及び軸
方向付勢ばねを弁軸の端部に配置し、前記弁軸の軸線に
対し垂直方向の振動及び軸線方向の振動を前記捩りばね
及び軸方向付勢ばねによって防止可能としたことを特徴
とする。また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に
記載の排気ブレーキ装置において、前記捩りばね及び軸
方向付勢ばねの少なくともいずれか一方を複数個備えた
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は、作動時に排気ブレーキ弁の弁軸に捩
りモーメントを付与する捩りばねと、弁軸を軸線方向に
付勢する軸方向付勢ばねとを用い、弁軸の軸線に対し垂
直方向の振動及び軸線方向の振動を捩りばねと軸方向付
勢ばねとにより抑制し、弁軸の振動に基づく異常音の発
生防止を可能にする。
りモーメントを付与する捩りばねと、弁軸を軸線方向に
付勢する軸方向付勢ばねとを用い、弁軸の軸線に対し垂
直方向の振動及び軸線方向の振動を捩りばねと軸方向付
勢ばねとにより抑制し、弁軸の振動に基づく異常音の発
生防止を可能にする。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る
排気ブレーキ装置の要部を一部破断して示した側面図、
図2はその一部を破断して示した正面図、図3はその一
部破断底面図であって、いずれも排気ブレーキ弁が開状
態にあり、従来の装置と同一部分に同一符号を付けてあ
る。
ら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る
排気ブレーキ装置の要部を一部破断して示した側面図、
図2はその一部を破断して示した正面図、図3はその一
部破断底面図であって、いずれも排気ブレーキ弁が開状
態にあり、従来の装置と同一部分に同一符号を付けてあ
る。
【0009】この排気ブレーキ装置は、負圧で作動する
流体アクチュエータ1と、排気ブレーキ弁2とを備え、
流体アクチュエータ1のハウジング9内にダイアフラム
10を設け、このダイアフラム10に出力ロッド5を取
付けてあり、流体アクチュエータ1の作動により、出力
ロッド5及びレバー6を介して弁軸3を回動させ、バタ
フライ式の円形ブレーキ弁体4を閉状態にして、暖機運
転若しくはブレーキ作用をなすものである。
流体アクチュエータ1と、排気ブレーキ弁2とを備え、
流体アクチュエータ1のハウジング9内にダイアフラム
10を設け、このダイアフラム10に出力ロッド5を取
付けてあり、流体アクチュエータ1の作動により、出力
ロッド5及びレバー6を介して弁軸3を回動させ、バタ
フライ式の円形ブレーキ弁体4を閉状態にして、暖機運
転若しくはブレーキ作用をなすものである。
【0010】また、排気ブレーキ装置は、作動時に、排
気ブレーキ弁2の弁軸3をその軸線に対し垂直方向に軸
受7aへ押し付ける捩りばね14と、弁軸3を軸線方向
に付勢する圧縮ばね16とを設け、弁軸3の軸線に垂直
方向の振動及び軸線方向の振動を捩りばね14と圧縮ば
ね16とによって抑制し、弁軸3の振動に基づく異常音
の発生を防止するようになっている。
気ブレーキ弁2の弁軸3をその軸線に対し垂直方向に軸
受7aへ押し付ける捩りばね14と、弁軸3を軸線方向
に付勢する圧縮ばね16とを設け、弁軸3の軸線に垂直
方向の振動及び軸線方向の振動を捩りばね14と圧縮ば
ね16とによって抑制し、弁軸3の振動に基づく異常音
の発生を防止するようになっている。
【0011】流体アクチュエータ1は、ハウジング9と
該ハウジング9に固定したケース11とを備え、ハウジ
ング9内に戻し圧縮ばね18で付勢されたダイアフラム
10が収納されており、このダイアフラム10に出力ロ
ッド5を取付けてあり、ハウジング9から外部に突出し
た出力ロッド5の先端に取付けた連結部材19をレバー
6に連結ピン20をもって接合してある。ケース11
は、背面板11aにストッパボルト12,13を取付け
てあり、このストッパボルト12,13の頭部12a,
13aが内部の所定位置に突出している。
該ハウジング9に固定したケース11とを備え、ハウジ
ング9内に戻し圧縮ばね18で付勢されたダイアフラム
10が収納されており、このダイアフラム10に出力ロ
ッド5を取付けてあり、ハウジング9から外部に突出し
た出力ロッド5の先端に取付けた連結部材19をレバー
6に連結ピン20をもって接合してある。ケース11
は、背面板11aにストッパボルト12,13を取付け
てあり、このストッパボルト12,13の頭部12a,
13aが内部の所定位置に突出している。
【0012】そして、流体アクチュエータ1は、ハウジ
ング9に接続した管路22の先端に接続した負圧回路2
3(図1において二点鎖線で示す。)に基いてハウジン
グ9内の負圧室9aの圧力が低下すると、ダイアフラム
10が変形して出力ロッド5がハウジング9内に引き込
まれ、レバー6を介し弁軸3を回動させて排気ブレーキ
弁2を閉成させる。
ング9に接続した管路22の先端に接続した負圧回路2
3(図1において二点鎖線で示す。)に基いてハウジン
グ9内の負圧室9aの圧力が低下すると、ダイアフラム
10が変形して出力ロッド5がハウジング9内に引き込
まれ、レバー6を介し弁軸3を回動させて排気ブレーキ
弁2を閉成させる。
【0013】排気ブレーキ弁2は、弁箱26とこの弁箱
26の一端に固着した固定係止板27とを備え、弁箱2
6の他端に複数のボルト28をもって流体アクチュエー
タ1を結合し、弁箱26に設けた両側の軸受7a,7b
によって弁軸3を回動自在に支承している。
26の一端に固着した固定係止板27とを備え、弁箱2
6の他端に複数のボルト28をもって流体アクチュエー
タ1を結合し、弁箱26に設けた両側の軸受7a,7b
によって弁軸3を回動自在に支承している。
【0014】弁軸3は、図3に示すように、中間部31
と、両端の細径部32,33とを一体に有し、両端の細
径部32,33のジャーナル部分と中間部31との間に
それぞれの段差面3a,3bが形成されており、中間部
31に複数のボルト34をもってブレーキ弁体4を取付
け、固定係止板27を貫通した一端側の細径部32に回
動係止板35を固着し、ケース11内の他端側の細径部
33にレバー6を取付けてある。
と、両端の細径部32,33とを一体に有し、両端の細
径部32,33のジャーナル部分と中間部31との間に
それぞれの段差面3a,3bが形成されており、中間部
31に複数のボルト34をもってブレーキ弁体4を取付
け、固定係止板27を貫通した一端側の細径部32に回
動係止板35を固着し、ケース11内の他端側の細径部
33にレバー6を取付けてある。
【0015】レバー6は、図1に示すように、弁軸3の
中心と連結ピン20の中心とを結ぶ直線に関して対称的
形状をなしており、ストッパボルト12,13の頭部1
2a,13aに対応して両側に位置決め受面6a,6b
を有している。
中心と連結ピン20の中心とを結ぶ直線に関して対称的
形状をなしており、ストッパボルト12,13の頭部1
2a,13aに対応して両側に位置決め受面6a,6b
を有している。
【0016】捩りばね14は、図3に示すように、固定
係止板27と回動係止板35との間の位置で弁軸3の外
周にコイル状に巻装してあり、一端部14aを回動係止
板35に、他端部14bを固定係止板27に係止し、ブ
レーキ弁体4が閉状態の時に弁軸3に捩りモーメントと
曲げモーメントとを付与して該弁軸3をその軸線に対し
垂直方向に軸受7aへ押し付け、ブレーキ弁体4が開状
態の時には、該弁軸3に捩りモーメント及び曲げモーメ
ントを付与しないように設定されている。
係止板27と回動係止板35との間の位置で弁軸3の外
周にコイル状に巻装してあり、一端部14aを回動係止
板35に、他端部14bを固定係止板27に係止し、ブ
レーキ弁体4が閉状態の時に弁軸3に捩りモーメントと
曲げモーメントとを付与して該弁軸3をその軸線に対し
垂直方向に軸受7aへ押し付け、ブレーキ弁体4が開状
態の時には、該弁軸3に捩りモーメント及び曲げモーメ
ントを付与しないように設定されている。
【0017】軸方向付勢ばねとしての圧縮ばね16は、
一端が回動係止板35に他端が固定係止板27に当接し
ていて捩りばね14の外周に巻装してあり、図3におい
て、弁軸3に常時左方向への付勢力を付与して軸受7a
の端面に弁軸3の段差面3aを押付けている。捩りばね
14及び圧縮ばね16は、固定係止板27に固着したカ
バー37によって覆われている。
一端が回動係止板35に他端が固定係止板27に当接し
ていて捩りばね14の外周に巻装してあり、図3におい
て、弁軸3に常時左方向への付勢力を付与して軸受7a
の端面に弁軸3の段差面3aを押付けている。捩りばね
14及び圧縮ばね16は、固定係止板27に固着したカ
バー37によって覆われている。
【0018】本発明の上記第1の実施例に係る排気ブレ
ーキ装置の動作について説明する。この排気ブレーキ装
置は、流体アクチュエータ1の非作動状態で、レバー6
の位置決め受面6aがストッパボルト12の頭部12a
に当接しており、このストッパボルト12が排気ブレー
キ弁体4を開位置に位置決めする。
ーキ装置の動作について説明する。この排気ブレーキ装
置は、流体アクチュエータ1の非作動状態で、レバー6
の位置決め受面6aがストッパボルト12の頭部12a
に当接しており、このストッパボルト12が排気ブレー
キ弁体4を開位置に位置決めする。
【0019】負圧回路23の切換弁が低圧側へ切換えら
れ、流体アクチュエータ1の負圧室9a内の圧力が低下
すると、ダイアフラム10は、戻し圧縮ばね18の付勢
力に抗して作動する。かかるダイアフラム10の作動に
より、排気ブレーキ弁2が全閉になったとき、レバー6
の位置決め受面6bがストッパボルト13の頭部13a
に当接することによって停止する。この状態において、
暖機運転若しくは排気ブレーキ作用がなされる。
れ、流体アクチュエータ1の負圧室9a内の圧力が低下
すると、ダイアフラム10は、戻し圧縮ばね18の付勢
力に抗して作動する。かかるダイアフラム10の作動に
より、排気ブレーキ弁2が全閉になったとき、レバー6
の位置決め受面6bがストッパボルト13の頭部13a
に当接することによって停止する。この状態において、
暖機運転若しくは排気ブレーキ作用がなされる。
【0020】排気ブレーキの作動時に、排気ブレーキ弁
2の弁軸3に捩りばね14で捩りモーメント及び曲げモ
ーメントを付与して該弁軸3をその軸受7aに押し付け
るとともに、弁軸3を圧縮ばね16で軸線方向に常時付
勢していて、弁軸3の軸線に垂直方向の振動及び軸線方
向の振動を捩りばね14と圧縮ばね16とで抑制するこ
とにより、弁軸3の振動に基く異常音の発生が防止され
る。
2の弁軸3に捩りばね14で捩りモーメント及び曲げモ
ーメントを付与して該弁軸3をその軸受7aに押し付け
るとともに、弁軸3を圧縮ばね16で軸線方向に常時付
勢していて、弁軸3の軸線に垂直方向の振動及び軸線方
向の振動を捩りばね14と圧縮ばね16とで抑制するこ
とにより、弁軸3の振動に基く異常音の発生が防止され
る。
【0021】図4は本発明の第2の実施例に係る排気ブ
レーキ装置を示す底面図である。この排気ブレーキ装置
は、排気ブレーキ弁2の弁軸3の一端側細径部32の捩
りばね14及び圧縮ばね16に加えて、弁軸3の他端側
細径部33にも圧縮ばね17をケース11の側板11b
とレバー6との間に配設してあり、弁軸3は、その軸線
方向に沿い、図4において、2つの圧縮ばね16,17
で左右両方向へ引張られている。その他の点は第1の実
施例の場合と同じなので、同一符号を付けて示し、それ
らについての説明を省略する。
レーキ装置を示す底面図である。この排気ブレーキ装置
は、排気ブレーキ弁2の弁軸3の一端側細径部32の捩
りばね14及び圧縮ばね16に加えて、弁軸3の他端側
細径部33にも圧縮ばね17をケース11の側板11b
とレバー6との間に配設してあり、弁軸3は、その軸線
方向に沿い、図4において、2つの圧縮ばね16,17
で左右両方向へ引張られている。その他の点は第1の実
施例の場合と同じなので、同一符号を付けて示し、それ
らについての説明を省略する。
【0022】そして、この場合、弁軸3は、軸線方向に
沿い2つの圧縮ばね16,17によって反対方向のほぼ
同一の付勢力で付勢され、段差面3a,3bが対応する
軸受7a,7bの端面に当接しない状態に保持されてい
るので、軸受7a,7bから受ける摩擦抵抗が小さいと
いう利点がある。
沿い2つの圧縮ばね16,17によって反対方向のほぼ
同一の付勢力で付勢され、段差面3a,3bが対応する
軸受7a,7bの端面に当接しない状態に保持されてい
るので、軸受7a,7bから受ける摩擦抵抗が小さいと
いう利点がある。
【0023】図5は本発明の第3の実施例に係る排気ブ
レーキ装置の底面図であって、上述の実施例と同じ箇所
に同一符号を付けて示してある。この排気ブレーキ装置
は、排気ブレーキ弁2の弁軸3の一端側の圧縮ばね16
を省き、これに代えて捩りばね15を設け、弁軸3の他
端側に第2の実施例と同様の圧縮ばね17をケース11
の側板11bとレバー6との間に配設し、圧縮ばね17
によって弁軸3が図5において右方向へ付勢され、段差
面3bが軸受7bの端面に当接している。
レーキ装置の底面図であって、上述の実施例と同じ箇所
に同一符号を付けて示してある。この排気ブレーキ装置
は、排気ブレーキ弁2の弁軸3の一端側の圧縮ばね16
を省き、これに代えて捩りばね15を設け、弁軸3の他
端側に第2の実施例と同様の圧縮ばね17をケース11
の側板11bとレバー6との間に配設し、圧縮ばね17
によって弁軸3が図5において右方向へ付勢され、段差
面3bが軸受7bの端面に当接している。
【0024】この場合、回動係止板35に円筒形リテー
ナ38を同心的に内向きに固着し、このリテーナ38を
内側の捩りばね14の外周とその外側の捩りばね15の
内周との間に挿入してある。
ナ38を同心的に内向きに固着し、このリテーナ38を
内側の捩りばね14の外周とその外側の捩りばね15の
内周との間に挿入してある。
【0025】2つの捩りばね14,15は、図6に示す
ように、腕14c,15cの一端部14a,15aで回
動係止板35を介して弁軸3を引張り合う互いにほぼ同
じ大きさの力F1,F2に基き捩り方向が同一の捩りモ
ーメントと、相殺し合う曲げモーメントとを弁軸3に付
与するように設定されている。これにより、共振を防止
することができるのみならず、上述の各実施例の場合に
比較して、弁軸3が軸受7aから受ける摩擦抵抗を減ら
すことができるという利点がある。
ように、腕14c,15cの一端部14a,15aで回
動係止板35を介して弁軸3を引張り合う互いにほぼ同
じ大きさの力F1,F2に基き捩り方向が同一の捩りモ
ーメントと、相殺し合う曲げモーメントとを弁軸3に付
与するように設定されている。これにより、共振を防止
することができるのみならず、上述の各実施例の場合に
比較して、弁軸3が軸受7aから受ける摩擦抵抗を減ら
すことができるという利点がある。
【0026】図7は本発明の第4の実施例に係る排気ブ
レーキ装置の底面図であって、上述の実施例と同じ箇所
に同一符号を付けて示してある。この排気ブレーキ装置
は、弁軸3の両端にほぼ同一の圧縮ばね16、17を設
け、一端側の圧縮ばね16の外周の第1の捩りばね14
及びその外周の第2の圧縮ばね15を備えている。
レーキ装置の底面図であって、上述の実施例と同じ箇所
に同一符号を付けて示してある。この排気ブレーキ装置
は、弁軸3の両端にほぼ同一の圧縮ばね16、17を設
け、一端側の圧縮ばね16の外周の第1の捩りばね14
及びその外周の第2の圧縮ばね15を備えている。
【0027】そして、この排気ブレーキ装置では、固定
係止板27に固着した円筒形リテーナ38を圧縮ばね1
6の外周と第1の捩りばね14の内周との間に挿入し、
回動係止板35に固着した円筒形リテーナ39を捩りば
ね14の外周と捩りばね15の内周間に挿入してこれら
各ばねの振れを防止している。
係止板27に固着した円筒形リテーナ38を圧縮ばね1
6の外周と第1の捩りばね14の内周との間に挿入し、
回動係止板35に固着した円筒形リテーナ39を捩りば
ね14の外周と捩りばね15の内周間に挿入してこれら
各ばねの振れを防止している。
【0028】2つの捩りばね14,15は、第3の実施
例の場合と同様に、捩り方向が同一の捩りモーメント
と、互いに反対向きで相殺し合う曲げモーメントとを弁
軸3に付与するように設定されている。従って、共振を
防止することができるのみならず、弁軸3が受ける摩擦
抵抗を減らすことができる。
例の場合と同様に、捩り方向が同一の捩りモーメント
と、互いに反対向きで相殺し合う曲げモーメントとを弁
軸3に付与するように設定されている。従って、共振を
防止することができるのみならず、弁軸3が受ける摩擦
抵抗を減らすことができる。
【0029】なお、本発明は上記実施例によって限定さ
れず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能で
ある。例えば、圧縮ばねに代えて引張りばねを用いても
よく、アクチュエータとしてエアシリンダを使用するこ
ともできる。
れず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能で
ある。例えば、圧縮ばねに代えて引張りばねを用いても
よく、アクチュエータとしてエアシリンダを使用するこ
ともできる。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、作動時に排
気ブレーキ弁の弁軸に捩りモーメントを付与する捩りば
ねと、弁軸を軸線方向に付勢する軸方向付勢ばねとを設
け、弁軸の軸線に垂直方向の振動及び軸線方向の振動を
捩りばねと軸方向付勢ばねとで抑制することにより、弁
軸の振動に基く異常音の発生を確実に防止することがで
きるという効果を奏する。請求項2に記載の本発明で
は、捩りばね及び軸方向付勢ばねの少なくともいずれか
一方を複数個備え、該複数個のばねによって、摩擦抵抗
を互いに相殺させる方向の付勢力を弁軸に付与すること
により、共振を防止するのみならず、弁軸が受ける摩擦
抵抗を減らすことができる。
気ブレーキ弁の弁軸に捩りモーメントを付与する捩りば
ねと、弁軸を軸線方向に付勢する軸方向付勢ばねとを設
け、弁軸の軸線に垂直方向の振動及び軸線方向の振動を
捩りばねと軸方向付勢ばねとで抑制することにより、弁
軸の振動に基く異常音の発生を確実に防止することがで
きるという効果を奏する。請求項2に記載の本発明で
は、捩りばね及び軸方向付勢ばねの少なくともいずれか
一方を複数個備え、該複数個のばねによって、摩擦抵抗
を互いに相殺させる方向の付勢力を弁軸に付与すること
により、共振を防止するのみならず、弁軸が受ける摩擦
抵抗を減らすことができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る排気ブレーキ装置
の要部を一部破断して示した側面図である。
の要部を一部破断して示した側面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る排気ブレーキ装置
の要部を一部破断して示した正面図である。
の要部を一部破断して示した正面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る排気ブレーキ装置
の要部を一部破断して示した底面図である。
の要部を一部破断して示した底面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る排気ブレーキ装置
の要部を一部破断して示した底面図である。
の要部を一部破断して示した底面図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る排気ブレーキ装置
の要部を一部破断して示した底面図である。
の要部を一部破断して示した底面図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る排気ブレーキ装置
に使用する2つの捩りばねが弁軸に付与する力の関係を
説明するための側面図である。
に使用する2つの捩りばねが弁軸に付与する力の関係を
説明するための側面図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係る排気ブレーキ装置
の要部を一部破断して示した底面図である。
の要部を一部破断して示した底面図である。
【図8】従来の排気ブレーキ装置の要部を一部破断して
示した正面図である。
示した正面図である。
【図9】従来の排気ブレーキ装置の要部を一部破断して
示した底面図である。
示した底面図である。
【図10】従来の別の排気ブレーキ装置を一部破断して
示した要部の底面図である。
示した要部の底面図である。
1 流体アクチュエータ 2 排気ブレーキ弁 3 弁軸 3a,3b 段差面 4 ブレーキ弁体 6 レバー 7a,7b 段差面 14,15 捩りばね 16,17 圧縮ばね(軸線方向付勢ばね) 27 固定係止板 32,33 細径部(弁軸の端部) 35 回動係止板
Claims (2)
- 【請求項1】 排気管に配置した排気ブレーキ弁の弁軸
を回動させてブレーキ弁体を開閉する排気ブレーキ装置
において、作動時に前記弁軸に捩りモーメントを付与す
る捩りばねと、前記弁軸を軸線方向に付勢する軸方向付
勢ばねとを用い、前記捩りばね及び軸方向付勢ばねを弁
軸の端部に配置し、前記弁軸の軸線に対し垂直方向の振
動及び軸線方向の振動を前記捩りばね及び軸方向付勢ば
ねによって防止可能としたことを特徴とする排気ブレー
キ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の排気ブレーキ装置にお
いて、前記捩りばね及び軸方向付勢ばねの少なくともい
ずれか一方を複数個備えたことを特徴とする排気ブレー
キ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16025795A JPH0913997A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 排気ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16025795A JPH0913997A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 排気ブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913997A true JPH0913997A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15711103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16025795A Pending JPH0913997A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 排気ブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0913997A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008121427A1 (en) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Emcon Technologies Llc | Exhaust valve with multi-purpose spring |
WO2019094881A1 (en) * | 2017-11-13 | 2019-05-16 | Flowserve Management Company | Anti-backlash valve positioner |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP16025795A patent/JPH0913997A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008121427A1 (en) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Emcon Technologies Llc | Exhaust valve with multi-purpose spring |
US7748404B2 (en) | 2007-03-29 | 2010-07-06 | Emcon Technologies Llc | Multi-purpose exhaust valve spring |
WO2019094881A1 (en) * | 2017-11-13 | 2019-05-16 | Flowserve Management Company | Anti-backlash valve positioner |
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