JPH0913990A - ガスタービン排ガス検知システム - Google Patents

ガスタービン排ガス検知システム

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JPH0913990A
JPH0913990A JP16036695A JP16036695A JPH0913990A JP H0913990 A JPH0913990 A JP H0913990A JP 16036695 A JP16036695 A JP 16036695A JP 16036695 A JP16036695 A JP 16036695A JP H0913990 A JPH0913990 A JP H0913990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
gas turbine
detector
turbine
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP16036695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Endo
健一 遠藤
Fumio Sato
文夫 佐藤
Tetsuji Hoshino
哲司 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Engineering Co Ltd
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Publication of JPH0913990A publication Critical patent/JPH0913990A/ja
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ガスタービンの起動準備段階の安全確認を行
い、ガスタービンパージ時間を短縮すると共に、プラン
ト起動時の保護及びガス検知器自身の保護を図ることを
目的とする。 【構成】ガスタービンの排気ダクト1部に可燃性ガス検
知器3を設置し、可燃性ガス検知器3の出力をガスター
ビンの制御盤5に入力して、ガスタービン起動時の制御
を行う。 【効果】本発明によれば、ガスタービンの起動準備段階
において可燃性ガスの濃度を監視でき、点火時の安全確
認を行うことで信頼性が高く、又運転費が安価なプラン
トを供給可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービンの排ガス
検知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスタービン設備の可燃性ガス検
知システムは、燃料ガスの滞留しやすい場所,漏洩の恐
れのある箇所として、ガスタービンエンクロージャ,建
屋天井,燃料弁室,燃料配管接合部及び計器取付け部等
に設置され、常時連続検知を行っているものであった。
このものは、万一ガスの漏洩が発生した場合には、警報
を発信し操作員の判断でその対策を行うものである。
【0003】このように、従来のガスタービン排気ダク
ト部は、ガス検知器の設置による監視は行われておら
ず、この理由は、ガスタービン起動時には、点火前に補
助動力にてガスタービンを回転させ、ガスタービン圧縮
機からの空気をガスタービン下流側ダクト部に大量に圧
送して、ダクト内の滞留ガスをパージ(一掃)する機能
を有しているためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ガスタービンは、燃焼
器で燃料ガスと空気を混合し、燃焼を行い、その燃焼力
でタービンを回転させ、動力を得るものであるが、場合
によっては、燃焼器の点火が行われないことがある。
又、バルブの弁座漏洩等により燃料ガスが流出して、ガ
スタービン下流側に位置するダクト内に流れる心配があ
り、このような異常な状況下においては、万一ガスター
ビンを点火させると流出したガスに引火し、ダクト内で
異常燃焼する可能性があるため、従来の技術で説明した
ように、ガスタービン起動時の点火前には、ダクト内の
滞留ガスをパージ(一掃)する機能を設けているしか
し、このようなパージ(一掃)を行ったとしても可燃性
ガスの滞留がなくなり、安全であることを確認する機能
は有していないことから、安全性を考慮し大量の空気を
圧送させていた。
【0005】ここで、ガスタービン排気ダクト部におけ
る可燃性ガスの滞留を検知させようとする場合、高温排
ガスの流れがあり検知器を設置できないこと、塵埃等に
よりつまりが生じるなどの問題がある。
【0006】本発明の目的は、ガスタービン排気ダクト
部にガス検知システム設けて、ガスタービンの安全な起
動を実現すると共に、ガスタービン下流側のパージ(一
掃)時間を短縮可能とするガスタービンの排ガス検知シ
ステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のガスタービンの排ガス検知システムは、可
燃性ガスを燃料として空気を混合して燃焼を行う燃焼器
と、該燃焼器で燃焼された燃焼ガスにより回転されるタ
ービンを備えたガスタービンシステムにおいて、該ガス
タービンの排気ダクト部に可燃性ガス検知器を設置し、
該可燃性ガス検知器の出力を前記ガスタービン制御盤に
入力して、前記ガスタービン起動時の制御を行うことを
特徴とするものである。
【0008】又、前記可燃性ガス検知器の測定部位の近
傍に吸引導管を設けるとともに、ポンプもしくはエアー
によって検知ガスを吸引するように構成したものであ
る。又、前記可燃性ガス検知器の可燃性ガスのサンプリ
ングタイミングを前記ガスタービン停止時からガスター
ビン点火時の時間範囲とし、かつ前記ガスタービン点火
時以降の昇速,定常,降速時は、前記吸引導管をエアー
によりパージさせるものである。
【0009】
【作用】ガスタービン下流側ダクト部にガス吸引導管を
挿入し、ガスを吸引しガス濃度を検知する。ガスを検知
した場合は、電気信号をガスタービン側に出力しガスタ
ービンの点火を行わないよう起動回路(点火回路)を電
気的にブレークさせる。又、停止時においても万一ガス
が漏洩したことを操作員に知らせることが必要であるた
め警報として出力することができる。
【0010】又、ガスタービン側よりサンプリングを行
う電気信号を受け取ることにより指定されたタイミング
でガスタービンの停止時から点火時にサンプリングを行
い監視を行うことができる。
【0011】又、サンプリングを行わない時は、ガス吸
引導管内にガスもしくは不純物,塵芥等が吸引されない
ようにエアーにて連続パージ(一掃)を行う。
【0012】本システムにより安全なガスタービンの起
動とガス漏洩時における監視システムの向上及びガスタ
ービン下流側のパージ(一掃)時間の短縮を図ることが
できる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1及び図2によ
り説明する。図1は、ガスタービン排ガス検知システム
構成図、図2は、図1に示すシステムを制御するための
ガス検知器の動作モードを示す図である。
【0014】図1に示すように、ガスタービン排ガス検
知システムは、ガスタービン排気ダクト1中に吸引導管
2を挿入し、ガスを検知する設備である。このシステム
は、ガスタービン排気ダクト1より吸引導管2で吸引し
たガスを現場のガス検知器3で検知し、電気信号として
ガス検知器制御盤4及び中央のガスタービン制御盤5に
接続されるように構成されている。
【0015】電気信号の取合は、ガスタービン制御盤5
より出力される三方弁6の切替信号10、すなわち、サ
ンプリング及びパージの検知モード切り替え信号があ
り、この信号によりガスタービン運転モードに対応した
ガス検知器3のサンプリングおよびパージモードの切り
替え制御を行う。
【0016】ガス検知器制御盤4には、ガス検知器指示
計7が設置されており、現場のガス検知器3のガス検知
器センサー14からの信号であるガス濃度信号8と吸引
ポンプ15の動力信号9が取合っている。ガス検知器制
御盤4は、ガス検知器指示計7からの警報信号11をリ
レー等で受け、接点増幅等を行い、警報出力として、ガ
ス漏洩時の警報表示信号12,ガス漏洩信号としてのガ
スタービン起動信号13(ガスタービン起動条件信号と
もいう)を出力する。このように、ガスタービン起動信
号13はガス漏洩信号であり、この信号が発信された場
合は、ガスタービンの点火は行わないようガスタービン
制御盤5内で電気的にブレークするインターロック回路
を有している。
【0017】これにより、ガスタービンが点火起動する
前に安全を確認してから点火指令が発せられるため、人
為的誤操作による災害ポテンシャルを低減することがで
きる。
【0018】サンプリングとパージは、ガスタービン制
御盤5より出力される信号10により切り替えられる
が、ガスタービン点火後の運転中においては、ガスター
ビン排気ダクト1内には500℃以上の高温排ガスが流
れているため、ガス検知器3の保護及び無用な不純物や
塵埃等の混入を防止するために吸引を停止させると共
に、吸引導管2内部の清浄効果をねらいパージさせてい
るものである。
【0019】すなわち、サンプリングモード時には2つ
の三方弁6を操作し、ガスタービン排気ダクト1側と吸
引ポンプ15のラインを導通させて吸引し、又、パージ
モード時は前記ラインを遮断し、ガス検知センサー14
には大気を吸引させて、吸引導管2側は圧縮空気にて逆
流、すなわちパージさせている。
【0020】図2に示すように、ガスタービン停止時か
ら点火時の時間範囲においては、ガス検知器はサンプリ
ング(検知)を行っている。従って、ガスタービン下流
側における可燃性ガスの濃度を監視し、任意に点火動作
へ移行することができる。又、ガスタービン点火から昇
速,定常,降速,停止までは、ガス検知器までの吸引導
管は、パージ(一掃)を行うものである。
【0021】これは、ガスタービン運転中、すなわちガ
スタービン排気ダクト内温度が高温である状態ではガス
検知器の保護の点からガスサンプリング(検知)を行わ
ないようにするためである。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ガスタービンパージ時
間を短縮し、補機動力を低減すると共に、ガスタービン
の起動準備段階において可燃性ガスの濃度を監視でき、
点火時の安全確認を行うことで信頼性の高いプラントを
供給可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のガスタービン排ガス検知シ
ステム系統図である。
【図2】ガスタービン運転モードにおいて図1に示すシ
ステムを制御するためのガス検知器の動作モードを示す
図である。
【符号の説明】
1…ガスタービン排気ダクト、2…吸引導管、3…ガス
検知器、4…ガス検知器制御盤、5…ガスタービン制御
盤、6…三方弁、7…ガス検知器指示計、8…ガス濃度
信号、9…吸引ポンプ動力、10…三方弁切替信号、1
1…警報信号、12…警報表示信号、13…ガスタービ
ン起動信号、14…ガス検知センサー、15…吸引ポン
プ。
フロントページの続き (72)発明者 星野 哲司 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可燃性ガスを燃料として空気を混合して燃
    焼を行う燃焼器と、該燃焼器で燃焼された燃焼ガスによ
    り回転されるタービンを備えたガスタービンシステムに
    おいて、該ガスタービンの排気ダクト部に可燃性ガス検
    知器を設置し、該可燃性ガス検知器の出力を前記ガスタ
    ービン制御盤に入力して、前記ガスタービン起動時の制
    御を行うことを特徴とするガスタービン排ガス検知シス
    テム。
  2. 【請求項2】前記可燃性ガス検知器の測定部位の近傍に
    吸引導管を設けるとともに、ポンプもしくはエアーによ
    って検知ガスを吸引するように構成した請求項1に記載
    のガスタービン排ガス検知システム。
  3. 【請求項3】前記可燃性ガス検知器の可燃性ガスのサン
    プリングタイミングを前記ガスタービン停止時からガス
    タービン点火時の時間範囲とし、かつ前記ガスタービン
    点火時以降の昇速,定常,降速時は、前記吸引導管をエ
    アーによりパージさせる請求項2に記載のガスタービン
    排ガス検知システム。
JP16036695A 1995-06-27 1995-06-27 ガスタービン排ガス検知システム Pending JPH0913990A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016527429A (ja) * 2013-06-28 2016-09-08 エクソンモービル アップストリーム リサーチ カンパニー 排気ガス再循環を有するガスタービンシステムをモニタするためのシステム及び方法
CN110425044A (zh) * 2019-07-04 2019-11-08 华电电力科学研究院有限公司 一种燃气轮机启动优化系统及其工作方法

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