JPH09139640A - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

Info

Publication number
JPH09139640A
JPH09139640A JP7296470A JP29647095A JPH09139640A JP H09139640 A JPH09139640 A JP H09139640A JP 7296470 A JP7296470 A JP 7296470A JP 29647095 A JP29647095 A JP 29647095A JP H09139640 A JPH09139640 A JP H09139640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
voltage
output
current
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7296470A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoji Suzuki
直司 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Priority to JP7296470A priority Critical patent/JPH09139640A/ja
Publication of JPH09139640A publication Critical patent/JPH09139640A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆特性の電圧制限が働かなくなり、デバイス
が接続された際にデバイスが破損してしまう。 【解決手段】 出力用増幅器A1に入力される電流の極
性を制御することにより、出力電圧の極性を制御し、作
動する増幅器AIP,AvP、AvM,AIMの切替を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増幅回路に関し、
特に、極性の切替機能を有する増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の増幅回路の一構成例を示
す回路図である。
【0003】本従来例は図8に示すように、6つの増幅
器AIP,Av,AIM,A1,A2,A3と、増幅器AIP,A
v,AIMのそれぞれに接続され、増幅器AIP,Av,AIM
の飽和を防止する飽和防止回路3,9,6と、増幅器A
IP,AIMのそれぞれの出力端子に接続されたダイオード
スイッチD1,D4と、2つの電圧電流変換器1,2と、
2つのダイオードD5,D6と、7つの抵抗R1〜R6,R
sと、2つの定電圧ダイオードZD1,ZD2とから構成
されている。
【0004】また、電圧電流変換器1は、トランジスタ
Tr1と、2つの抵抗Rb1,Re1とから構成され、電圧
電流変換器2は、トランジスタTr2と、2つの抵抗R
b2,Re2とから構成されている。
【0005】以下に、各々の接続について説明する。
【0006】増幅器AIPにおいては、第1の入力端子と
出力端子との間に飽和防止回路3が接続され、第1の入
力端子と増幅器A3の出力端子との間に抵抗R4が接続さ
れ、第1の入力端子に抵抗R3が接続され、出力端子に
ダイオードスイッチD1が接続され、第2の入力端子が
接地されている。
【0007】増幅器Avにおいては、第1の入力端子と
出力端子との間に飽和防止回路9が接続され、第1の入
力端子と増幅器A2の出力端子との間に抵抗R2が接続さ
れ、第1の入力端子に抵抗R1が接続され、出力端子に
ダイオードD5のカソード端子及びダイオードD6のアノ
ード端子が接続され、第2の入力端子が接地されてい
る。
【0008】増幅器AIMにおいては、第1の入力端子と
出力端子との間に飽和防止回路6が接続され、第1の入
力端子と増幅器A3の出力端子との間に抵抗R6が接続さ
れ、第1の入力端子に抵抗R5が接続され、出力端子に
ダイオードスイッチD4が接続され、第2の入力端子が
接地されている。
【0009】増幅器A1においては、第1の入力端子に
電圧電流変換器1内のトランジスタTr1及び電圧電流
変換器2内のトランジスタTr2のコレクタ端子が接続
され、出力端子に増幅器A3の第1の入力端子が接続さ
れ、第2の入力端子が接地されている。
【0010】増幅器A2においては、第1の入力端子に
増幅器A3の第2の入力端子及び増幅回路の出力端子が
接続され、第2の入力端子と出力端子とが接続されてい
る。
【0011】増幅器A3においては、第1の入力端子と
第2の入力端子との間に抵抗Rsが接続されている。こ
こで、増幅器A3は、差動増幅器であり、固定(例えば
1倍)のゲインを持つ。
【0012】その他の接続においては、抵抗R3の増幅
器AIPが接続されている側とは反対側に電源VCが接続
され、抵抗R1の増幅器Avが接続されている側とは反対
側に電源VAが接続され、抵抗R5の増幅器AIMが接続さ
れている側とは反対側に電源VBが接続され、ダイオー
ドスイッチD1の増幅器AIPが接続されている側とは反
対側に定電圧ダイオードZD1のアノード端子及びダイ
オードD5のアノード端子が接続され、定電圧ダイオー
ドZD1のカソード端子に電圧電流変換器1内の抵抗R
b1が接続され、ダイオードスイッチD4の増幅器AIM
接続されている側とは反対側に定電圧ダイオードZD2
のカソード端子及びダイオードD6のカソード端子が接
続され、定電圧ダイオードZD2のアノード端子に電圧
電流変換器2内の抵抗Rb2が接続され、電圧電流発生器
の出力端子には負荷として抵抗RL及び抵抗RLを介して
電源VLが接続されている。
【0013】以下に、上記のように構成された電圧電流
発生器の動作について説明する。
【0014】増幅器AIP,Av,AIMから出力された電
圧は、電圧電流変換器1,2において電流に変換され、
増幅器A1に入力される。
【0015】そして、増幅器A1からの出力電圧が抵抗
sを介して出力される。
【0016】ここで、この出力電圧は増幅器A2により
モニタされており、抵抗R2を介して増幅器Avに帰還さ
れ、また、抵抗Rsの両端の電圧は増幅器A3によりモニ
タされており、抵抗R4を介して増幅器AIPに、抵抗R6
を介して増幅器AIMにそれぞれ帰還される。
【0017】また、増幅器AIP,Av,AIMのそれぞれ
には、VC,VA,VBがそれぞれ入力されており、VC
マイナスの電圧、VAはプラスまたはマイナスの電圧、
Bはプラスの電圧となっている。
【0018】そして、入力電圧VC,VA,VBと、増幅
器A2からの出力電圧Voと、増幅器A3からの出力電圧
Mとの関係によって、増幅器AIPの出力電圧Va2、増
幅器A vの出力電圧Va3及び増幅器AIMの出力電圧Va1
が決定し、その決定結果に基づいてダイオードスイッチ
1,D4が動作して増幅器AIP,Av,AIMのいずれか
1つが選択される。
【0019】その後、選択された増幅器が電圧電流変換
器1,2を介して増幅器A1と接続され、定電圧あるい
は定電流が発生する。
【0020】図9は、図8に示した回路が定電圧状態で
ある時の基本回路を示す図である。
【0021】定電圧状態においては、増幅器A3が1倍
のとき、 VO=−(R2/R1)VA となることにより、定電圧状態となっている。
【0022】図10は、図8に示した回路が定電流状態
である時の基本回路を示す図である。
【0023】定電流状態においては、 IO=−(R4/R3)(VC/Rs) となることにより、定電流状態となっている。
【0024】以下に、図8に示した回路の定電圧状態及
び定電流状態について説明する。
【0025】図11及び図12は、図8に示した回路の
定電圧状態及び定電流状態について説明するための図で
ある。
【0026】ここで、図中、CVは定電圧状態を示し図
9と同一状態、+CCはプラスの定電流状態を示し図1
0と同一状態を示す。
【0027】また、考え方を簡単にするためR1=R2
3=R4、R5=R6とする。また、VC<0、VB>0、
Aはプラス,マイナスのどちらでもよいが、ここでは
マイナスで考える。 (1)図中CVの状態(定電圧状態)において CVの状態においては、R1=R2であるため、VO=−
Aとなる。
【0028】ここで、VL=VOとすると、IO=0とな
る。そのため、VM=0となり、Va2は+VF、Va1は−
Fでクランプされる(VFはダイオードの順方向電
圧)。
【0029】また、VoがR2を介して増幅器AVに帰還
されるため、Va3=0となる。それにより、ダイオード
スイッチD1がオフ状態,ダイオードD5がオン状態,ダ
イオードD6がオン状態,ダイオードスイッチD4がオフ
状態となり、VO2=VF,VO 1=−VFとなる。
【0030】この状態(VO2=+VF,VO1=−VF)に
おけるIC1,IC2を0として、以後、IC1,IC2はVO2
=+VF,VO1=−VFからの変化分で考える。すなわ
ち、ダイオードスイッチD1,D4がオフ状態であるた
め、電圧電流変換器1,2を介して増幅器A1に接続さ
れているのは増幅器Avのみとなり、系は増幅器AVで制
御される定電圧状態となる。 (2)VLが低下し、RLを介して出力に電流が流れた場
合(図11) この場合は、 VM=RsO となり、また、VOが低下するためVa3がプラス方向へ
動く、これによりIC1が増加し増幅器A1の出力はプラ
ス方向へ上がろうとする。すなわちVOを上げようとす
る。
【0031】しかし、VMが増加し、VM=−VCとなる
と、増幅器AIPの出力はマイナス方向へ動きVa2はマイ
ナス方向へ下がる。
【0032】Va2は−方向へ下がると、IC2が増加し、
増幅器A1の出力をマイナス方向へ下げようとする。
【0033】そのため、VOが低下し、Va3はさらにプ
ラス方向へ上昇する。しかし、増幅器AVの出力Va3
+VFでクランプされ、これ以上上昇することができな
くなる。
【0034】その結果、IC1=VF/Re2となるが、増
幅器AIPの出力Va2はIC2=IC1となるまで低下し、−
Fとなり、VO2=0、VO1=0となる。
【0035】この状態において、増幅器AIPはクランプ
にかかっていないため、系は増幅器AIPで制御される定
電流状態となる。
【0036】以上の動作によってCVから+CC状態へ
変化する。 (3)VLが上昇して、CVから−CC状態になる場合
(図12) (2)におけるCV状態からVLが上昇すると、VM=−
sOとなる。
【0037】VOが上昇するためVa3は低下し、IC2
増加する。それにより、増幅器A1は出力を低下させよ
うとする。すなわちVOが低下する様にする。
【0038】しかし、VMが低下しVM=−VBとなった
時、増幅器AIMが動作することによりVa1が上昇する。
その結果IC1が上昇し、増幅器A1の出力を上昇させよ
うとする。
【0039】ここで、VOが上昇するとVa3が低下する
が、−VFでクランプされる。
【0040】この時、IC2=VF/Re1となるが、Va1
が上昇し、IC1=IC2になる様に動くため、Va1=+V
Fとなり、VO2=0、VO1=0となる。
【0041】この状態ではVa1はクランプにかかってい
ないため、出力電流が増幅器AIMで制御される定電流状
態となる。
【0042】一方、VMが負であるため、Va2はクラン
プがかかったままであり、増幅器AI Pは動作しない。
【0043】以上のようにして、CVから−CC状態へ
変化する。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】定電流状態において
は、出力の極性はVAの極性によって決まる。出力電流
を正の値にする時はVA<0、負の値にする時はVA>0
とする。
【0045】ここで、IO=0としたい場合は、VA
0、VC=0とする。この時、増幅器AIPのオフセット
誤差によって、Va2がマイナス方向へ動くとIC2が増加
し、増幅器A1の出力がマイナス方向へ動く。そして、
負荷RLがRSに比べ充分に大きな場合は、VOはマイナ
ス方向へ動く。マイナス方向へ動いたVOは、増幅器A2
によって帰還されるが、VA<0、VO<0であるため、
a3は+VFでクランプされる。
【0046】そのため、系は増幅器AIPのみによって制
御され、定電流状態のままVOはマイナス方向へ動き、
増幅器A1の電源電圧まで低下してしまう。すなわち、
定電流状態においては逆極性の電圧制限が働かなくなっ
てしまう。
【0047】例えば、電流の設定値をゼロにし、電圧制
限を10Vとしたとしても、上記のような状態において
は、増幅器A1の電源が±100Vであれば、無負荷状
態でVOは−100Vになる可能性があり、この状態に
おいて負荷に半導体の様なデバイスを接続した場合、デ
バイスに−100Vが印加され、デバイスを破損してし
まう虞れがある。
【0048】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、定電流状態
においても電圧制限が働く増幅回路を提供することを目
的とする。
【0049】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の入力電圧がそれぞれ入力される複数
の増幅器と、該増幅器の入力端子と出力端子との間に接
続され、前記増幅器の飽和を防止する飽和防止回路と、
前記増幅器の出力端子にそれぞれ接続され、前記増幅器
に入力される電圧により前記増幅器からの出力を制御す
るダイオードスイッチと、該ダイオードスイッチを介し
て出力された電圧を電流に変換する電圧電流変換器と、
該電圧電流変換器において変換された電流が入力され、
増幅電圧を出力するとともに前記増幅器のそれぞれに帰
還させる出力用増幅器とを有してなる増幅回路におい
て、前記電圧電流変換器から出力される電流の極性を制
御する極性制御手段を具備することを特徴とする。
【0050】前記極性制御手段は、前記電圧電流変換器
と前記出力用増幅器との接続点にプラス電流とマイナス
電流とを切り換えて印加することを特徴とする。
【0051】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、出力用増幅器に入力される電流の極性を制御
するための極性制御手段が設けられているので、出力用
増幅器からの出力電圧の極性が制御され、それにより、
帰還される電圧の極性も制御される。帰還される電圧の
極性の違いにより、動作する増幅器が切り換えられ、出
力電圧値が電源電圧まで上がることはない。
【0052】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0053】図1は、本発明の電圧電流発生器の実施の
一形態を示す回路図である。
【0054】本形態は図1に示すように、7つの増幅器
IP,AvP,AvM,AIM,A1,A2,A3と、増幅器A
IP,AvP,AvM,AIMのそれぞれに接続され、増幅器A
IP,AvP,AvM,AIMの飽和を防止する飽和防止回路
3,4,5,6と、増幅器AIP,AvP,AvM,AIMのそ
れぞれの出力端子に接続され、増幅器AIP,AvP
vM,AIMからの出力を制御するダイオードスイッチD
1,D2,D3,D4と、入力される電圧を電流に変換する
2つの電圧電流変換器1,2と、2つのダイオード
5,D6と、10個の抵抗R1〜R8,Rs,RPと、2つ
の定電圧ダイオードZD1,ZD2と、抵抗RPに+VDD
あるいは−VSSを接続する極性制御手段であるスイッチ
Pとから構成されている。なお、増幅器A1は出力用増
幅器である。
【0055】また、電圧電流変換器1は、トランジスタ
Tr1と、2つの抵抗Rb1,Re1と、定電圧ダイオード
ZD1とから構成され、電圧電流変換器2は、トランジ
スタTr2と、2つの抵抗Rb2,Re2と、定電圧ダイオ
ードZD2とから構成されている。 以下に、各々の接
続について説明する。
【0056】増幅器AIPにおいては、第1の入力端子と
出力端子との間に飽和防止回路3が接続され、第1の入
力端子と増幅器A3の出力端子との間に抵抗R4が接続さ
れ、第1の入力端子に抵抗R3が接続され、出力端子に
ダイオードスイッチD1が接続され、第2の入力端子が
接地されている。
【0057】増幅器AvPにおいては、第1の入力端子と
出力端子との間に飽和防止回路4が接続され、第1の入
力端子と増幅器A2の出力端子との間に抵抗R2が接続さ
れ、第1の入力端子に抵抗R1が接続され、出力端子に
ダイオードスイッチD2が接続され、第2の入力端子が
接地されている。
【0058】増幅器AvMにおいては、第1の入力端子と
出力端子との間に飽和防止回路5が接続され、第1の入
力端子と増幅器A2の出力端子との間に抵抗R8が接続さ
れ、第1の入力端子に抵抗R7が接続され、出力端子に
ダイオードスイッチD3が接続され、第2の入力端子が
接地されている。
【0059】増幅器AIMにおいては、第1の入力端子と
出力端子との間に飽和防止回路6が接続され、第1の入
力端子と増幅器A3の出力端子との間に抵抗R6が接続さ
れ、第1の入力端子に抵抗R5が接続され、出力端子に
ダイオードスイッチD4が接続され、第2の入力端子が
接地されている。
【0060】増幅器A1においては、第1の入力端子に
電圧電流変換器1内のトランジスタTr1及び電圧電流
変換器2内のトランジスタTr2のコレクタ端子、並び
に抵抗RPが接続され、出力端子に増幅器A3の第1の入
力端子が接続され、第2の入力端子が接地されている。
【0061】増幅器A2においては、第1の入力端子に
増幅器A3の第2の入力端子及び増幅回路の出力端子が
接続され、第2の入力端子と出力端子とが接続されてい
る。
【0062】増幅器A3においては、第1の入力端子と
第2の入力端子との間に抵抗Rsが接続されている。
【0063】その他の接続においては、抵抗R3の増幅
器AIPが接続されている側とは反対側に電源VCが接続
され、抵抗R1の増幅器AvPが接続されている側とは反
対側に電源VAが接続され、抵抗R7の増幅器AvMが接続
されている側とは反対側に電源VDが接続され、抵抗R5
の増幅器AIMが接続されている側とは反対側に電源VB
が接続され、ダイオードスイッチD1の増幅器AIPが接
続されている側とは反対側に定電圧ダイオードZD1
アノード端子及びダイオードD5のアノード端子が接続
され、定電圧ダイオードZD1のカソード端子に電圧電
流変換器1内の抵抗Rb1が接続され、ダイオードスイッ
チD2の増幅器AvPが接続されている側とは反対側に定
電圧ダイオードZD2のカソード端子及びダイオードD6
のカソード端子が接続され、定電圧ダイオードZD2
アノード端子に電圧電流変換器2内の抵抗Rb2が接続さ
れ、ダイオードスイッチD3の増幅器AvMが接続されて
いる側とは反対側に電圧電流変換器2内の定電圧ダイオ
ードZD2のカソード端子及びダイオードD6のカソード
端子が接続され、ダイオードスイッチD4の増幅器AIM
が接続されている側とは反対側に電圧電流変換器2内の
定電圧ダイオードZD2のカソード端子及びダイオード
6のカソード端子が接続され、ダイオードD5のカソー
ド端子及びダイオードD6のアノード端子が接地され、
電圧電流発生器の出力端子には負荷として抵抗RL及び
抵抗RLを介して電源VLが接続されている。また、抵抗
Pの増幅器A1が接続されている側とは反対側にはスイ
ッチSPが接続され、+VDDあるいは−VSSが選択され
るようになっている。
【0064】以下に、上記のように構成された電圧電流
発生器の動作について説明する。
【0065】図2及び図3は、図1に示した回路の定電
圧状態及び定電流状態について説明するための図であ
る。
【0066】ここで、図中、CVは定電圧状態を示し、
+CCはプラスの定電流状態を、−CCはマイナスの定
電流状態を示す。
【0067】回路の出力の極性は、増幅器A1に入力さ
れる電流ICによって決定されるが、電流ICは抵抗RP
を流れる電流IPの向きによって制御される。
【0068】そのため、出力を正の値にする場合は、ス
イッチSPをa側の接続して抵抗RPを−VSSに接続する
ことにより、IPをマイナスにする。なお、IPの値は以
下に示す式による値とする。
【0069】IP=VF/Re (VFはダイオードの順
方向電圧,Re=Re1=Re2) (1)定電圧状態CVの時 IP<0であるため、増幅器A1の出力はプラス方向へ動
き、増幅器A1の出力VOが増幅器A2を介して帰還され
て増幅器AvPの出力がマイナス方向へ動く。
【0070】この状態でVM=0(無負荷)の場合、増
幅器AIP,AIMの出力は各々、Va2=+VF、Va1=−
Fでクランプがかかっている。
【0071】また、VOは増幅器AvMへも帰還される
が、VD>0,VO>0であるため、Va 4=−VFでクラ
ンプがかかったままである。
【0072】また、増幅器AvPの出力がマイナス方向へ
動くため、IC2が増加し、IC2=I C1=IPとなるまで
a3は低下する。そして、IC2=IC1=IPとなった
時、Va3=−IP×Re=−VFの電圧が維持される。
【0073】この状態ではVO2=0、VO1=−VFとな
り、IC1=IP、IC2=VF/Re1=IP=IC1となる。
ここで、IC1,IC2においては、VO1=−VF、VO2
+VFの時は、Re1,Re2に流れる電流を0とし、VO1
=−VFの時は、IC1=IPとし、VO2=+VFの時は、
C2=0として考える。
【0074】また、この状態は増幅器AvPはクランプさ
れていないので、系は増幅器AvPによって制御された定
電圧状態となる。
【0075】スイッチSPをb側に接続し、+VDDと接
続した場合は同様に、Va4が+VFの電圧となり、系は
増幅器AvMにより制御される。
【0076】(2)+CC状態において(図2) ここで、簡単化のため、R1=R2、R3=R4、R5
6、R7=R8として考える。+CV状態においては出
力VO=−VAであり、負荷VL=VOの時は出力電流IO
=0となるため定電圧状態となっている。
【0077】定電圧状態からVLが低下し、IOが流れた
場合、VOが低下するため増幅器Av Pの出力は−VFから
プラス方向へ動きIC2が減少する。その結果、増幅器A
1の出力はプラス方向へ動きVOを上げようとする。
【0078】ここで、VMが増幅器AIP,AIMへ帰還さ
れるが、IOが増加するためVM>0であり、また、VB
>0であるため増幅器AIMの出力Va1はクランプがかか
った−VFのままである。
【0079】その後、VM=−VCへ達すると、増幅器A
IPの出力はマイナス方向へ動く。
【0080】また、Va3が上昇すると+VFでクランプ
が働くが、この間Va2は低下し、IC 2=IC1=IPとな
るようにVa2=−VFになる。
【0081】この状態において、増幅器AIP以外の増幅
器はクランプにかかっており、AIPのみが動作状態であ
るため、系は増幅器AIPで制御される定電流状態とな
る。
【0082】なお、この状態ではVO1=−VF、VO2
0、IC2=IC1=IPとなっている。
【0083】(3)−CC状態において(図3) +CV状態は定電圧状態であり増幅器AvPによって制限
されている(VO=−VA、負荷VL=VO)。
【0084】ここで、負荷VLが上昇した場合を考え
る。
【0085】VOが上昇すると、増幅器AvPの出力は−
Fからさらにマイナス方向へ動く、そのためIC2が増
加し増幅器A1の出力はマイナス方向へ動こうとし、VO
もマイナス方向へ動こうとする。
【0086】また、VMが増幅器AIP,AIMへ帰還され
るが、IO<0が流れるためVM=−RSOとなり、ま
た、VC<0であるので増幅器AIPはクランプがかかっ
たままであり、Va2=+VFである。
【0087】そして、VM=−VBに達すると、増幅器A
IMの出力はプラス方向へ動き、それによりIC1が増加し
Oを増加させようとする。
【0088】ここで、VOの増加は増幅器AvPに帰還さ
れ、Va3はさらに低下するが、−2VFでクランプされ
る。
【0089】この間に、増幅器AIMの出力Va1は+方向
へ動きIC1=IC2となるように+V Fとなる。この時、
O2=−VF、VO1=0であるから、IC1,IC2がそれ
ぞれ、 IC2=2VF/Re1=2IPC1=VF/Re2+IP=2IPC2=IC1=2IP となる。
【0090】この状態においては、増幅器AIMのみが動
作状態となるので、系は増幅器AIMによって制御された
定電流状態となる。
【0091】以下に、従来の回路の問題点である逆極性
の電圧制限について述べる。
【0092】定電流状態でVC=0とした場合にオフセ
ットでVa2が−方向へ動いたとすると、IC2が増加して
出力VOが−方向へ動く。VOは増幅器A2によって増幅
器Av P,AvMへ帰還されるが、増幅器AvPはVA<0、
O<0であるためクランプ状態のままである。しか
し、増幅器AvMの出力はVO=−VDとなった時プラス方
向へ動きVa4が上昇し、IC1が増加する。
【0093】また、Va2は−2VFまで低下し、この
時、VO2=−VFとなる。そのためIC2=2VF/Re1
なるが、Va4が上昇し、Va4=+VF、VO1=0となる
とIC1=IP+VF/Re2となるため、IC1=IC2とな
る。
【0094】この状態においては、増幅器AIPは−2V
Fでクランプされるが、増幅器AvMは+VFであるため動
作状態となっており、増幅器AvMで制御された定電圧状
態となる。
【0095】以上説明したように、逆極性の電圧の制限
が行われ、出力が電源電圧まで上がるようなことはな
い。
【0096】また、本発明においてはダイオードと入力
増幅器がすべて同一構成となっており、同一構成の入力
増幅器を増減することによって簡単に制御する項目が増
減できる特徴がある。
【0097】図4は、図1に示した回路に定電力制御手
段を追加した一構成例を示す回路図であり、図5は、図
1に示した回路の正極性のみの制御の例を示す図であ
る。
【0098】図4におけるアナログ乗算器A4は、出力
Z=X*Yとなり、Z=−R10/R9Eまたは、Z=R
12/R11Eとなる定電力の制御が可能となる。
【0099】また、本発明においては、増幅器A2(図
1参照)を省略してもかまわない。
【0100】図6は、図1に示した回路における増幅器
2を省略した一例を示す図である。
【0101】また、図7は、図1に示した回路における
増幅器A3の接続を変更した例を示す図である。
【0102】図7に示すような構成とした場合、増幅器
2がHi−Lo間の電圧を検出するため、差動アンプ
となる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、出力用増
幅器に入力される電流の極性を制御するための極性制御
手段が設けられているため、出力用増幅器からの帰還さ
れる電圧の極性が制御され、帰還される電圧の極性の違
いにより、動作する増幅器が切り換えられ、出力電圧値
が電源電圧まで上がることはない。
【0104】それにより、逆極性の電圧の制限が働き、
デバイスが接続された際に発生する過電圧によるデバイ
スの破損を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電圧電流発生器の実施の一形態を示す
回路図である。
【図2】図1に示した回路の定電圧状態及び定電流状態
について説明するための図である。
【図3】図1に示した回路の定電圧状態及び定電流状態
について説明するための図である。
【図4】図1に示した回路に定電力制御手段を追加した
一構成例を示す回路図である。
【図5】図1に示した回路の正極性のみの制御の例を示
す図である。
【図6】図1に示した回路における増幅器A2を省略し
た一例を示す図である。
【図7】図1に示した回路における増幅器A3の接続を
変更した例を示す図である。
【図8】従来の増幅回路の一構成例を示す回路図であ
る。
【図9】図8に示した回路が定電圧状態である時の基本
回路を示す図である。
【図10】図8に示した回路が定電流状態である時の基
本回路を示す図である。
【図11】図8に示した回路の定電圧状態及び定電流状
態について説明するための図である。
【図12】図8に示した回路の定電圧状態及び定電流状
態について説明するための図である。
【符号の説明】
1,2 電圧電流変換器 3〜8 飽和防止回路 A1,A2,A3,AIP,AvP,AvM,AIM,APP,APM
増幅器 A4 アナログ乗算器 D1〜D4,D7,D8 ダイオードスイッチ D5,D6 ダイオード R1〜R12,Rb1,Rb2,Re1,Re2,RL,RP,Rs
抵抗 SP スイッチ Tr1,Tr2 トランジスタ ZD1,ZD2 定電圧ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力電圧がそれぞれ入力される複
    数の増幅器と、 該増幅器の入力端子と出力端子との間に接続され、前記
    増幅器の飽和を防止する飽和防止回路と、 前記増幅器の出力端子にそれぞれ接続され、前記増幅器
    に入力される電圧により前記増幅器からの出力を制御す
    るダイオードスイッチと、 該ダイオードスイッチを介して出力された電圧を電流に
    変換する電圧電流変換器と、 該電圧電流変換器において変換された電流が入力され、
    増幅電圧を出力するとともに前記増幅器のそれぞれに帰
    還させる出力用増幅器とを有してなる増幅回路におい
    て、 前記電圧電流変換器から出力される電流の極性を制御す
    る極性制御手段を具備することを特徴とする増幅回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の増幅回路において、 前記極性制御手段は、前記電圧電流変換器と前記出力用
    増幅器との接続点にプラス電流とマイナス電流とを切り
    換えて印加することを特徴とする電圧電流発生器。
JP7296470A 1995-11-15 1995-11-15 増幅回路 Withdrawn JPH09139640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7296470A JPH09139640A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 増幅回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7296470A JPH09139640A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 増幅回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09139640A true JPH09139640A (ja) 1997-05-27

Family

ID=17833976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7296470A Withdrawn JPH09139640A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 増幅回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09139640A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012120091A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Adc:Kk 電圧発生装置、電流発生装置
CN111208857A (zh) * 2019-03-27 2020-05-29 成都芯源系统有限公司 自适应电压定位直流稳压器的控制电路和控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012120091A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Adc:Kk 電圧発生装置、電流発生装置
CN111208857A (zh) * 2019-03-27 2020-05-29 成都芯源系统有限公司 自适应电压定位直流稳压器的控制电路和控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060285370A1 (en) Switched current power converter with partial converter decoupling for low load conditions
US20230353046A1 (en) Totem pole power factor correction circuit
JPH09139640A (ja) 増幅回路
JP2982400B2 (ja) 2相2重チョッパ装置の制御回路
EP0539335B1 (en) A linear feedback control circuit for a half-wave polyphase brushless motor
US4668921A (en) Power supply circuit
JPH09121559A (ja) インバータ装置
KR20180050455A (ko) 출력 가변 회로 및 이를 이용한 컨버터 제어기
JPH1198840A (ja) Pwmサイクロコンバータおよびその駆動方法
JP3827053B2 (ja) 電流制限回路つき定電圧回路
US3571662A (en) Failure sensing and protection circuit for converter networks
JP2858164B2 (ja) 電源装置
WO2006028054A1 (ja) D級増幅器
JPH0744095Y2 (ja) 切替制御回路付増幅器
JP2571014B2 (ja) 固定2電圧直流電源装置
US20240223083A1 (en) Power supply circuit and control method thereof
JP3292207B2 (ja) 切替え制御回路付き増幅器
JP2822944B2 (ja) パワアンプ回路
JP2018061374A (ja) 電力変換装置
JPH05146143A (ja) 突入電流防止回路
JPH09288518A (ja) 並列電流バランス型冗長運転回路
JP2001078458A (ja) 単相整流装置
JPS6134686B2 (ja)
JP2522434B2 (ja) Pwm方式gtoインバ―タ
JPS62123957A (ja) 両極性スイツチング電源

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030204