JPH0913935A - 内燃機関用サーモスタットハウジング - Google Patents

内燃機関用サーモスタットハウジング

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JPH0913935A
JPH0913935A JP15818495A JP15818495A JPH0913935A JP H0913935 A JPH0913935 A JP H0913935A JP 15818495 A JP15818495 A JP 15818495A JP 15818495 A JP15818495 A JP 15818495A JP H0913935 A JPH0913935 A JP H0913935A
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oil
cooling water
thermostat housing
thermostat
flange
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JP15818495A
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Haruyo Kimura
治世 木村
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルクーラー又はオイルフィルターを一体
的に組付けて取り付けスペースの確保、メンテナンス作
業性の向上などを向上させた内燃機関のサーモスタット
ハウジングを提供する。 【構成】 サーモスタットハウジング4に機関本体3に
取り付ける第1フランジFと、オイルクーラー6又はオ
イルフィルター8を取り付ける第2フランジGとを、互
いに交差するように形成し、内部にオイルクーラー6又
はオイルフィルター8にオイルを供給・取り出しをする
オイル通路β",γ”をフランジ面Fと第2フランジGと
に開口し、サーモスタット18で温度調節した冷却水を流
出させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用サーモスタ
ットハウジングに関し、更に詳細には、オイルクーラ
ー、オイルフィルターなどと一体に組付けることのでき
る内燃機関用サーモスタットハウジングに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の高性能化を達成するため
に、自動車に搭載する内燃機関の小型・軽量化が要求さ
れるのに対し、─機関本体を小型にするほど、機関の外
側に機器類を取り付けるスペースを確保することが困難
になり、機関本体の小型化限界がある。
【0003】特に、サーモスタットハウジング、オイル
クーラー、オイルフィルターは、いずれも外部配管が必
要であり、そのため機関本体の外側に組む冷却水システ
ム及びオイルシステムのためのスペースが大きくなる。
このシステムの基本的一例を添付の図13を用いて説明す
る。図13において、内燃機関1内のファンシャフト(図
示せず)に取り付けた冷却水ポンプ2から送出された冷
却水は、機関本体3内を冷却した後、機関本体3のサー
モスタットハウジング4用外部配管a、ラジエーター5
用外部配管b及びオイルクーラー6用外部配管cに分岐
し、サーモスタットハウジング4の戻り用外部配管
a’、ラジエーター5の戻り用外部配管b’、オイルク
ーラー6の戻り用外部配管c’を通じて冷却水は、前記
冷却水ポンプ2に還流される。冷却水は、前記の外、暖
房用ヒーター、ターボチャージャ、インジェクションポ
ンプなどにも配管されるが、図13には基本的冷却水シス
テムのみ示した。
【0004】一方、クランクシャフト(図示せず)に取
り付けたオイルポンプ7から送出ささたオイルは、外部
配管αを通じてオイルクーラー6に送られた後、外部配
管βを通じてオイルフィルター8に送られ、次いで外部
配管γから機関本体3内に配置されたオイルギャラリ
(図示せず)に送られ、機関各部を潤滑・冷却した後、
オイルパン9に還流され、再びオイルポンプに吸引され
る。
【0005】そして、サーモスタット(図示せず)、オ
イルフィルター6は、メンテナンスを必要とする部品で
あるため、スペースを確保する際に、メンテナンスのた
めの作業スペースを確保する必要があるなど、他の部品
のレイアウトに与える影響が大きい。また、システムが
大きくなると部品点数も多くなり、コスト上昇、メンテ
ナンス時の作業性が低下するなどの問題もある。
【0006】その点、実開平1−102413号公報な
どに記載されてように、オイルフィルターとオイルクー
ラーとを一体としたオイルフィルタ付きオイルクーラー
は、取り付けスペースの小型化に役立てることができ
る。しかしながら、小型で高性能の内燃機関を実現する
ためには、更に取り付けスペースの低減の必要が認めら
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
に着目してなされたものであり、サーモスタットハウジ
ングに、オイルクーラー又はオイルフィルターを一体的
に組付け、取り付けスペース、メンテナンス作業性の向
上などを図ることのできる内燃機関のサーモスタットハ
ウジングを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明の内燃機関のサーモスタットハウジングの構
成は、冷却水用サーモスタットを収納するサーモスタッ
トハウジングに、このサーモスタットハウジングを機関
本体に取り付ける第1フランジと、オイルクーラー又は
オイルフィルターを取り付ける第2フランジとを形成
し、第1フランジと第2フランジを、それぞれのフラン
ジ面の延長面が互いに交差する異なる位置に配置し、サ
ーモスタットハウジングにオイルクーラー又はオイルフ
ィルターに通じるオイル通路を少なくとも1本形成した
ものである。
【0009】前記オイルクーラーとオイルフィルターと
を一体に組付けるように形成し、これをサーモスタット
ハウジングに取付けることもできる。前記サーモスタッ
トハウジングに形成する前記オイル通路を、前記第1フ
ランジ面と第2フランジ面とに開口させることができ
る。また、オイル通路を2本形成し、一方は、オイルポ
ンプから供給される加圧オイルの少なくとも一部をオイ
ルクーラー又はオイルフィルターに導く通路であり、他
方は、オイルクーラー又はオイルフィルターを出たオイ
ルの少なくとも一部を機関本体に導く通路とすることが
できる。
【0010】サーモスタットハウジングには、冷却水導
入通路と導出通路とを形成するが、冷却水導入通路を、
少なくとも2本形成し、一方を機関本体の冷却水ジャケ
ットに連通させ、他方を前記冷却水ジャケットとラジエ
ーターとを連通する水路に連通させ、サーモスタットの
冷却水出口側に連通する冷却水ギャラリをサーモスタッ
トハウジングに形成し、この冷却水ギャラリに、少なく
とも冷却水ポンプ吸引側に連通させる冷却水導出通路を
形成することができる。
【0011】前記サーモスタットハウジングはアルミニ
ウム合金によって形成することができる。この場合に
は、熱伝導がよいので、オイル通路と冷却水導出通路と
をサーモスタットハウジング内で隣接させるとよい。前
記サーモスタットは、従来から使用されているオイルペ
レットを使用したボトムバイパス型、サイドバイパス型
などの2弁型サーモスタットを使用することができる。
【0012】前記オイルクーラーは、冷却方式としては
水冷式、空冷式のもの、また構造的には管式、積層式の
ものなど、従来から使用されているものを適宜使用する
ことができる。またオイルフィルターは、従来から使用
されている濾紙を円筒型に折り畳み、濾過面積を大きく
したものを使用することができる。
【0013】
【作用】前記サーモスタットハウジングを機関本体に取
り付ける第1フランジと、オイルクーラー又はオイルフ
ィルターを取り付ける第2フランジとを、それぞれのフ
ランジ面の延長面が互いに交差するように形成し、サー
モスタットハウジングにオイルクーラー又はオイルフィ
ルターに通じるオイル通路を少なくとも1本形成する前
記手段は、次の作用させることができる。
【0014】即ち、サーモスタットハウジングを,これ
に取り付けるオイルクーラー又はオイルフィルター及び
オイル配管のブラケットとして機能させ、機関本体への
取付けスペースを低減させ、機関本体の小型化と、機関
本体の外部配管スペースの縮小とを可能にすると共に、
部品点数を低減させることができる。しかも、サーモス
タット、オイルフィルターなどのメンテナンス作業を同
じ場所で行うことができるので、作業能率を向上させる
ことができる。
【0015】また、サーモスタットハウジングに形成す
るオイル通路を、前記第1フランジ面と、前記第2フラ
ンジ面とに開口させる前記手段は、機器の取付けと配管
作業とを同時に行うことができるため、配管などの部品
点数が少なくすると共に、組付け作業能率を向上させる
ことができる。更にサーモスタットハウジングに形成す
るオイル通路を2本とし、一方を、オイルポンプから供
給される加圧オイルの少なくとも一部をオイルクーラー
又はオイルフィルターに導く通路とし、他方を、オイル
クーラー又はオイルフィルターを出たオイルの少なくと
も一部を機関本体に導く通路とする前記手段は、部品点
数の低減と、組付け作業能率を更に向上させることがで
きる。
【0016】前記冷却水導入通路を、少なくとも2本形
成し、一方を機関本体の冷却水ジャケットに連通させ、
他方を前記冷却水ジャケットとラジエーターとを連通す
る水路に連通させ、サーモスタットの冷却水出口側に連
通する冷却水ギャラリをサーモスタットハウジングに形
成し、この冷却水ギャラリに、少なくとも冷却水ポンプ
吸引側に連通させる前記手段は、冷却水配管の部品点数
を低減すると共に、組付け作業能率を向上させることが
できる。
【0017】サーモスタットハウジングに形成するオイ
ル通路と冷却水導出通路とを隣接させる前記手段は、サ
ーモスタットハウジングをオイルクーラーとして作用さ
せることができる。サーモスタットハウジングを熱伝導
がよいアルミニウム合金によって形成することにより、
サーモスタットハウジングをオイルクーラーとして作用
させることができる。
【0018】
【実施例】以下添付の図面を参照して実施例により本発
明を具体的に説明する。図1,2に示すように、実施例
1のサーモスタットハウジング4には、機関本体3に取
り付ける第1フランジFとオイルクーラー6を取り付け
る第2フランジGとを形成し、第1フランジFはシリン
ダボディ10に形成した機関側フランジF’に取り付け、
第2フランジGは、オイルクーラー6のオイル側フラン
ジG’を取り付けるようにそれぞれ形成し、第1フラン
ジF面と第2フランジG面とが直交的に交差する(図
5)ように形成している。なお、前記角度は、直角以外
にもレイアウトによって任意の角度を選定することがで
きる。
【0019】実施例1では更に、前記オイルクーラー6
にオイルフィルター8を取り付け、サーモスタットハウ
ジング4、オイルクーラー6及びオイルフィルター8を
一体的に組み付けるように形成した。実施例1に使用し
たオイルクーラー6は、円筒積層の水冷式クーラーエレ
メントを用いた従来型オイルクーラーを使用し、オイル
フィルター8は、濾紙を円筒状に折り畳んだフィルター
エレメントを用いた従来型オイルフィラメントを使用し
た。
【0020】図1に示したボルト穴11は、第1フランジ
F,F’の接合用である。また、第2フランジG,G’
の接合、及びオイルクーラー6とオイルフィルター8と
の接合は、内部にオイルを通す貫通穴を開けた1本のス
タッドボルト12を、オイル通路γ”の開口部に形成した
雌ねじ12a(図11)とオイルフィルター8のオイル出口
に形成した雌ねじ(図示せず)との両方にねじ込むこと
によって行った。
【0021】実施例1の冷却水及びオイル循環システム
は、図13で説明したシステムと基本的に同じものを使用
しており、使用する符号を同じにして、重複する説明を
省略する。実施例1のサーモスタットハウジング4は、
アルミニウム合金を鋳造して形成したものであり、先ず
図1に示す組み立て図と、図2に示すシステム部とを対
照させて概要を説明する。
【0022】実施例1に使用した機関本体3の冷却水出
口J’、冷却水入口K’は、前記機関側フランジF’の
近くに開口させ、オイル出口L’及びオイル入口M’
は、機関側フランジF’面に開口している。そして、図
2に示すとおり、前記冷却水出口J’は、機関本体3内
に取り付けた冷却水ポンプ2が、シリンダボディ10に冷
却水を循環する冷却水通路15に連通し前記冷却水入口
K’は、冷却水ポンプ2の吸引側に連通している。
【0023】また前記冷却水出口J’は、外部配管cを
通じてオイルクーラー6の冷却水入口Jに連通してい
る。一方機関本体3に開口する前記オイル出口L’は、
機関本体3内に取り付けたオイルポンプ7がオイルパン
9から吸引したオイルの吐出側に連通しており、オイル
入口M’は、機関本体3内に形成したオイル通路γ’を
通じてシリンダボディ10のオイルギャラリ(図示せず)
に連通している。
【0024】一方シリンダヘッド14の冷却水出口N’を
出た冷却水は、ラジエーター5をバイパスする外部配管
aと、ラジエーター5に連通する外部配管bとに分岐
し、外部配管aは、サーモスタットハウジング4の冷却
水入口Nに連通し、ラジエーター5を出た戻り用外部配
管b’は、サーモスタットハウジング4の冷却水入口P
に連通している。
【0025】また、オイルクーラー6の冷却水出口Q
は、サーモスタットハウジング4の冷却水入口Rに外部
配管dによって連通している。この外部配管dを、第2
フランジGとオイル側フランジG’とを接合すると、配
管されるように形成することもできる。更に前記冷却水
出口N’に連通する外部配管bから暖房用ヒーター16に
冷却水を供給する外部配管e(図1に図示せず)が分岐
接続されており、その戻り用外部配管e’は、サーモス
タットハウジング4の冷却水入口Sに連通している。
【0026】図2において、サーモスタットハウジング
4の冷却水入口Nに供給されるラジエータパイパス冷却
水(機関冷却終了水)と、冷却水入口Pに供給されるラ
ジエーター出口冷却水とは、サーモスタット17に供給さ
れる。サーモスタット17は、一方の弁が開方向に移動す
ると、他方の弁が閉方向に移動するボトムバイパス型サ
ーモスタットを使用した。
【0027】前記バイパス冷却水(冷却水入口Nから供
給される冷却水)がサーモスタット設定温度以下のとき
には、ワックスが収縮して前記バイパス冷却水がサーモ
スタット17のサーモスタット室18に流出する。その後、
機関冷却終了水の温度が上昇して設定温度以上になる
と、冷却水温度が設定値以下となるまで、ワックスが膨
張して前記ラジエーター出口冷却水(冷却水入口Pから
供給される冷却水)がサーモスタット室18に流出する。
【0028】前記サーモスタット室18は、サーモスタッ
トハウジング4内の冷却水ギャラリ19に連通している。
したがって、サーモスタット室18内に流入した冷却水
は、図10に示す矢印方向に流れて冷却水ギャラリ19に流
入し、冷却水入口R(オイルクーラー6の冷却終了水)
及び冷却水入口S(暖房用ヒーター16)の暖房終了水)
から流入する冷却水と、図9、図10の対比から理解され
るように合流し、前記冷却水出口Kから、外部配管a’
によって機関本体3に開口する冷却水入口K’から冷却
水ポンプ2に還流される。
【0029】一方オイルポンプ7(図2)から供給され
たオイルは、機関本体3内のオイル通路α’からオイル
出口L’,オイル入口Lを通じてサーモスタットハウジ
ング4内のオイル通路α”を通り、フランジGに形成さ
れた環状溝22からオイルクーラー6に供給され、クーラ
ーエレメント6aを出たオイルは、オイル通路β”から
オイルフィルター8に供給される。
【0030】オイルフィルター8に供給されたオイル
は、フィルターエレメント8aによって濾過され、オイ
ル通路γ”、オイル出口M,M’、機関本体3内のオイ
ル通路γ’(図2)と、順次流れ、シリンダボディ10内
のオイルギャラリ(図示せず)に供給される。次に、以
上説明したサーモスタットハウジング4の内部構造を、
図1,2と対照させながら図3〜11によって説明する。
なお、システム及び機能を説明するための図1,2と構
造を説明するための図3〜11との対応は、開口部及び通
路に付した符号によって確認できるようにした。
【0031】因みに、図1から理解されるようにサーモ
スタットハウジング4の冷却水及びオイルの各出入口の
開口方向はいろいろな方向に向けられている。これは、
機関全体のレイアウトから決定されるものであり、第1
フランジF及び第2フランジGの向き以外の各開口の位
置関係は、状況によって変化する。またサーモスタット
ハウジング4は通常アルミ合金を鋳造して形成され、肉
薄とするため複雑な外形をしている。したがって開口方
向及び外形は技術的には重要ではあるが、本発明にとっ
て本質的部分ではなく、以下の説明は、各冷却水出・入
口とサーモスタット17及び冷却水ギャラリ19との構造的
関係、及びオイル出・入口とサーモスタットハウジング
4内のオイル通路と冷却水通路との関係の説明に止め
る。
【0032】ボトムバイパス型サーモスタット17は、図
8に示すとおり、冷却水入口Pに取り付ける。即ち図8
において、弁口23aを形成した弁座24にブラケット17a
によって固定したものであり、冷却水入口Pのフランジ
25に取り付け、その外側から外部配管b’のアタチメン
ト26を被せ、ボルト締め(図示せず)によって固定した
ものである。
【0033】サーモスタット本体17d内に充填されてい
るワックス(図示せず)の膨張・収縮によって、2つの
弁17b,17cが前後動して弁口23a,23bを開閉する。
即ち弁17b,17cは、、冷却水入口Pから流入する冷却
水温度がサーモスタット設定温度以下であると、弁口23
aが閉口・弁口23bが開口側に移動(図8の状態)し、
冷却水入口Nから流入する冷却水温度が前記設定温度以
上となると、弁口23aが開口・弁口23bが閉口に移動す
る。サーモスタット室18に流入した冷却水は、図10に示
すとおり、冷却水ギャラリ19に流入し、冷却水入口R,
Sから流入した冷却水と合流し、冷却水出口Kから流出
する。
【0034】一方オイルは、図10〜11に示すとおり、第
1フランジFに開口したオイル入口Lからオイル通路
α”を通り、第2フランジGに開口する前記環状溝22に
流出し、オイルクーラー(図示せず)側に流出し、オイ
ルクーラー側から還流されるオイルは、オイル通路γ”
を通じて第1フランジFのオイル出口Mから機関本体
(図示せず)側に流出するように形成した。
【0035】前記説明のとおり、サーモスタットハウジ
ング4には、大量の冷却水が流れており、しかも、オイ
ル通路α”,γ”を通じてオイルが流れており、その通
路は、図10に示すとおり、アルミ合金鋳物によって一体
的に形成されている。したがって、サーモスタットハウ
ジング4内において冷却水によるオイル冷却がなされる
という効果が得られる。したがって、オイルクーラー6
を小型化、又は省略することができる。
【0036】以上説明した実施例は、基本的冷却水シス
テム及びオイルシステムについて説明したものであり、
冷却水、オイルを使用する他の機器を更に取り付けたシ
ステムとすることができることは、前記説明から容易に
理解される。実施例2の内燃機関のサーモスタットハウ
ジングは、図12に示すとおり、サーモスタットハウジン
グ4に直接オイルフィルター8を取付けたものであり、
図12は、図11に対応する部分を示している。
【0037】図12において、オイルフィルター8のオイ
ル出口8bにスタッドボルト12を取り付け、このスタッ
ドボルト12はサーモスタットハウジング4のオイル通路
γ”に螺合して取り付けた。なお、その部分について
は、実施例1と同様の部材には同じ符号を付した。ま
た、図示しないその他の部分については、オイルクーラ
ー6を除外したために変更した部分を除き、実施例1と
同様にしたので説明を省略する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内燃機関用
サーモスタットハウジングは、次の効果を奏することが
できる。即ち1)サーモスタットハウジングに、機関本
体にサーモスタットハウジングを取り付ける第1フラン
ジと、サーモスタットハウジングにオイルクーラー又は
オイルフィルターを取り付ける第2フランジとを形成し
たので、サーモスタットハウジングを,これに取り付け
るオイルクーラー又はオイルフィルター及びオイル配管
のブラケットとして機能させることができ、機関本体へ
の取付けスペースを低減させ、機関本体の小型化と、機
関本体の外部配管スペースの縮小とを可能にすると共
に、部品点数を低減させることができ、しかも、サーモ
スタット、オイルフィルターなどのメンテナンス作業を
同じ場所で行うことができるので、作業能率を向上させ
ることができる。
【0039】2)サーモスタットハウジングにオイル通
路を形成する手段、特に第1フランジ面と、第2フラン
ジ面とにオイル通路を開口させる前記手段は、機器の取
付けと配管作業とを同時に行うことができるため、配管
などの取り付けスペースの確保をより有利にし、しかも
部品点数を少なくすると共に、組付け作業能率を向上さ
せることができる。
【0040】3)更にサーモスタットハウジングに形成
するオイル通路を2本とし、一方を、オイルポンプから
供給される加圧オイルの少なくとも一部をオイルクーラ
ー又はオイルフィルターに導く通路とし、他方を、オイ
ルクーラー又はオイルフィルターを出たオイルの少なく
とも一部を機関本体に導く通路とする前記手段は、部品
点数の低減と、組付け作業能率を更に向上させることが
できる。
【0041】4)冷却水導入通路を、少なくとも2本形
成し、一方を機関本体の冷却水ジャケットに連通させ、
他方を前記冷却水ジャケットとラジエーターとを連通す
る水路に連通させ、サーモスタットの冷却水出口側に連
通する冷却水ギャラリをサーモスタットハウジングに形
成し、この冷却水ギャラリに、少なくとも冷却水ポンプ
吸引側に連通させる手段は、冷却水配管の部品点数を低
減すると共に、組付け作業能率を向上させることができ
る。
【0042】5)サーモスタットハウジングに形成する
オイル通路と冷却水導出通路とを隣接させる手段は、サ
ーモスタットハウジングをオイルクーラーとして作用さ
せることができる。サーモスタットハウジングを熱伝導
がよいアルミニウム合金によって形成することにより、
サーモスタットハウジングをオイルクーラーとして作用
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による内燃機関のサーモスタ
ットハウジングを使用したシステムの全体構成を説明す
るための斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の冷却水システム・オイルシ
ステム図である。
【図3】図1に示すサーモスタットハウジングの上面図
である。
【図4】図1に示すサーモスタットハウジングの正面図
である。
【図5】図1に示すサーモスタットハウジングの側面図
である。
【図6】図1に示すサーモスタットハウジングの背面図
である。
【図7】図1に示すサーモスタットハウジングの下面図
である。
【図8】図4のVIII-VIII 線断面図である。
【図9】図4のIX−IX線断面図である。
【図10】図3のX−X線断面図である。
【図11】図3のXI−XI線断面図である。
【図12】本発明の実施例2による内燃機関のサーモスタ
ットハウジングの部分断面図である。
【図13】従来のサーモスタットハウジング、オイルクー
ラー及びオイルフィルターの冷却水システム、オイルシ
ステムの基本的構成を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 冷却水ポンプ 3 機関本体 4 サーモスタッ
トハウジング 5 ラジエーター 6 オイルクーラ
ー 7 オイルポンプ 8 オイルフィル
ター 9 オイルパン 10 シリンダボデ
ィ 14 シリンダヘッド a 外部配管 a’外部配管 b 外部配管 b’外部配管 c 外部配管 c’外部配管 d 外部配管 e 外部配管 e’外部配管 F 第1フランジ F’機関側フラン
ジ G 第2フランジ G’オイル側フラ
ンジ J 冷却水入口 K 冷却水出口 L オイル入口 M オイル出口 P 冷却水入口 N 冷却水入口 Q 冷却水出口 S 冷却水入口 J’冷却水出口 K’冷却水入口 L’オイル出口 M’オイル入口 N’冷却水出口 α 外部配管 β 外部配管 γ 外部配管 α”オイル通路 β”オイル通路 γ”オイル通路 γ’オイル通路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却水用サーモスタットを収納するサーモ
    スタットハウジングに、このサーモスタットハウジング
    を機関本体に取り付ける第1フランジと、オイルクーラ
    ー又はオイルフィルターを取り付ける第2フランジとを
    形成し、第1フランジと第2フランジを、それぞれのフ
    ランジ面の延長面が互いに交差する異なる位置に配置
    し、サーモスタットハウジングにオイルクーラー又はオ
    イルフィルターに通じるオイル通路を少なくとも1本形
    成した内燃機関用サーモスタットハウジング。
  2. 【請求項2】サーモスタットハウジングに形成する前記
    オイル通路を、前記第1フランジ面と第2フランジ面と
    に開口させた請求項1記載の内燃機関用サーモスタット
    ハウジング。
  3. 【請求項3】前記オイル通路を2本形成し、一方は、オ
    イルポンプから供給される加圧オイルの少なくとも一部
    をオイルクーラー又はオイルフィルターに導く通路であ
    り、他方は、オイルクーラー又はオイルフィルターを出
    たオイルの少なくとも一部を機関本体に導く通路である
    請求項1又は2記載の内燃機関用サーモスタットハウジ
    ング。
  4. 【請求項4】サーモスタットハウジングの冷却水導入通
    路を、少なくとも2本形成し、一方を機関本体の冷却水
    ジャケットに連通させ、他方を前記冷却水ジャケットと
    ラジエーターとを連通する水路に連通させ、サーモスタ
    ットの冷却水出口側に連通する冷却水ギャラリをサーモ
    スタットハウジングに形成し、この冷却水ギャラリに、
    少なくとも冷却水ポンプ吸引側に連通させる冷却水導出
    通路を形成するするようにした請求項1、2又は3記載
    の内燃機関用サーモスタットハウジング。
  5. 【請求項5】前記オイル通路と冷却水導出通路とをサー
    モスタットハウジング内で隣接させるようにした請求項
    1、2、3又は4記載の内燃機関用サーモスタットハウ
    ジング。
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