JPH09137628A - 粉体混合サイロ - Google Patents

粉体混合サイロ

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JPH09137628A
JPH09137628A JP7292903A JP29290395A JPH09137628A JP H09137628 A JPH09137628 A JP H09137628A JP 7292903 A JP7292903 A JP 7292903A JP 29290395 A JP29290395 A JP 29290395A JP H09137628 A JPH09137628 A JP H09137628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
silo
powdery material
bottom plate
chute
Prior art date
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Pending
Application number
JP7292903A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Kobayashi
恒雄 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
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  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 別途に定量供給装置を設置することなく粉体
を定量排出することができ且つ従来より小さな容量の粉
体混合用空気で良好に粉体の混合を行うことができる粉
体混合サイロを提供する。 【解決手段】 サイロ本体1上部から回転式供給装置1
4により粉体2を周方向に分散供給して、ブロワ33か
ら包囲体30の環状底面32に空気6を送給して前記包
囲体30内の粉体2を流動化すると、粉体2は滑落底板
25の斜面を滑り落ちて該滑落底板25下端部の周方向
等間隔位置から導入シュート31に導かれ、前記包囲体
30内に集められ、更に内筒29に導入されて混合され
る。次いで粉体2は排出シュート28より排出されて後
段のキルン等の設備に直接搬送される。ロードセル34
及びインパクトフロー35の計測値に基づいて開度調節
されるコントロールゲート36,37により粉体2が定
量排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメントプラント
等の粉体プラントにおける貯蔵及び混合の為に用いられ
る粉体混合サイロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6は従来の粉体混合サイロの
一例を示すもので、サイロ本体1の上部に供給される粉
体2を、タコ足状の粉体投入器3により放射状に分岐し
て前記サイロ本体1内に投入し、該投入された粉体2
を、前記サイロ本体1内下部に緩やかな擂り鉢状に形成
した滑落底板4を通して吹出されるブロワ5からの供給
空気6により流動化して混合し、前記滑落底板4の中央
部上側に複数本のサポート7により支持した円錐形のガ
イドコーン8下端部を回り込ませて該ガイドコーン8内
で更に流動混合した後に、前記滑落底板4中央の取出口
9より排出シュート10を介してサイロ本体1外部に排
出し得るようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の粉体混合サイロでは、排出される粉体2の定量性が
悪い為、サイロ本体1外部に定量供給装置11を別途設
置しなければならず、前記排出シュート10から排出さ
れる粉体2を、バケットエレベータ12等を介し前記定
量供給装置11を経由させてからキルン等の後段の設備
に送らなければならない為に粉体プラント全体の設備費
が高くなるという問題があった。
【0004】又、限られた敷地内に前記定量供給装置1
1の設置スペースを確保しなければならない為、粉体プ
ラントの他の設備の配置が制約を受ける不具合があっ
た。
【0005】更に、前記粉体混合サイロでは大容量の粉
体混合用空気が必要となる為、ブロワ5の消費動力が大
きいという問題もあった。
【0006】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、別途に定量供給装置を設置することなく粉体を定量
排出することができ且つ従来より小さな容量の空気送給
装置で良好に粉体の混合を行うことができる粉体混合サ
イロを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、サイロ本体上
部に回転可能に設けられ粉体を周方向に分散供給する回
転式供給装置と、サイロ本体内底部に前記粉体の安息角
以上の勾配で錐状に設けられた滑落底板と、該滑落底板
下側に配設され滑落底板下端部から導いた粉体を混合し
て定量排出する混合定量排出装置とを備えた粉体混合サ
イロであって、前記混合定量排出装置が、上部に導入口
を開口して下方に延び且つ下部には排出シュートを接続
して前記滑落底板下側の中央位置に配設された内筒と、
該内筒の外周及び上部開口の上側を包囲する包囲体と、
前記滑落底板下端部の周方向等間隔位置からサイロ本体
中心に向け下り勾配で傾斜し前記包囲体の下部外周に連
通する導入シュートと、前記包囲体の環状底面の周方向
等間隔位置に接続された空気送給装置と、前記内筒・包
囲体・導入シュートの内部粉体重量を計測する重量計測
装置と、前記排出シュート内の粉体流量を計測する流量
計測装置と、前記重量計測装置及び流量計測装置の計測
値に基づいて前記導入シュート及び排出シュートの粉体
流量を制御するコントロールゲートとから構成されるこ
とを特徴とする粉体混合サイロに係るものである。
【0008】従って本発明では、サイロ本体上部から回
転式供給装置により粉体を周方向に分散供給すると、前
記サイロ本体内における粉体の落下地点は周方向に連続
して移動する為、前記粉体はサイロ本体内に投入された
時点で周方向に分散され、一次混合がなされることにな
る。
【0009】更に、前記サイロ本体内に分散投入された
粉体は、空気送給装置から包囲体の環状底面に空気を送
給して前記包囲体内の粉体を流動化することにより、滑
落底板の斜面を滑り落ちて該滑落底板下端部の周方向等
間隔位置から導入シュートに導かれ、前記包囲体内に集
められて二次混合がなされ、更に内筒に導入されること
により三次混合がなされる。
【0010】以上の如くして混合された粉体は、排出シ
ュートより排出されて図示しない搬送装置により後段の
キルン等の設備に直接搬送される。
【0011】一方、前記排出される粉体の定量化は以下
の如くして行われる。
【0012】内筒・包囲体・導入シュートの内部に所定
重量の粉体が流れている際に、後段のキルン等で必要と
する一定量の粉体が排出されるよう排出シュートのコン
トロールゲートの開度を設定しておき、重量計測装置に
より計測される重量が前記所定重量に保たれるよう各導
入シュートのコントロールゲートの開度を制御し、更に
排出シュートの流量計測装置により計測される粉体の実
際の排出流量をフィードバックして各コントロールゲー
トの開度を補正して排出される粉体の定量化を図る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0014】図1〜図4は本発明の実施の形態の一例を
示すもので、図5及び図6と同一の符号を付した部分は
同一物を表わしている。
【0015】図中13は本発明の粉体混合サイロを示
し、該粉体混合サイロ13の形骸を成すサイロ本体1の
上部には、粉体2を周方向に分散供給する為の回転式供
給装置14が設けられており、該回転式供給装置14
は、図3及び図4に詳細に示す如くサイロ天井板15下
面に複数本(図中4本)のデッキフレーム16を介して
十字形の取付デッキ17を吊下げ支持し、半径方向に延
びる連結部材18を介して連結した同心状の受座リング
19,20を前記取付デッキ17の上側に設置し、前記
取付デッキ17中央部に配設した回転駆動装置21によ
り水平方向に回転駆動される回転台22を前記受座リン
グ19,20上に摺動自在に載置し、該回転台22上に
は前記受座リング19,20の半径方向に循環駆動する
ベルトフィーダ23を設置した構成となっており、前記
サイロ天井板15中央に貫通固定した粉体供給管24か
ら前記ベルトフィーダ23内側端部に供給した粉体2を
該ベルトフィーダ23の循環駆動により外側端部に向け
移送し得るようにしてある。
【0016】更に、前記サイロ本体1内底部には前記粉
体2の安息角以上の勾配で円錐状の滑落底板25が設け
られており、該滑落底板25下側には前記滑落底板25
下端部から導いた粉体2を混合して定量排出する混合定
量排出装置26が配設されている。
【0017】前記混合定量排出装置26は、上部に導入
口27を開口して下方に延び且つ下部には排出シュート
28を接続した内筒29を前記滑落底板25下側の中央
位置に配設し、前記内筒29の外周及び導入口27の上
側を包囲体30で包囲し、前記滑落底板25下端部の周
方向等間隔位置からサイロ本体1中心に向け下り勾配で
傾斜して前記包囲体30の下部外周に連通する導入シュ
ート31を設け、前記包囲体30の環状底面32の周方
向等間隔位置に小型のブロワ(空気送給装置)33を接
続し、前記内筒29・包囲体30・導入シュート31の
内部粉体重量を計測するロードセル(重量計測装置)3
4を前記包囲体30に取り付け、粉体流量を計測するイ
ンパクトフロー(流量計測装置)35を前記排出シュー
ト28出口部に設け、前記ロードセル34及びインパク
トフロー35の計測値に基づいて粉体流量を制御するコ
ントロールゲート36,37を前記導入シュート31の
入口部及び排出シュート28のインパクトフロー35上
流側に夫々配設した構成となっている。
【0018】ここで、前記ロードセル34による粉体重
量の計測手段につき補足すると、前記内筒29・包囲体
30・導入シュート31は、例えば各導入シュート31
の中途部を伸縮自在な構成とし且つバネ等の弾撥体で混
合定量排出装置26全体を吊下げ支持することによっ
て、内部粉体重量に応じて高さ位置が変位し得るように
なっており、この変位をサイロ本体1等の固定部に位置
固定したロードセル34で計測して内部粉体重量に換算
できるようになっている。
【0019】而して、ベルトフィーダ23を循環駆動し
且つ回転駆動装置21により水平方向に回転しながら粉
体供給管24から粉体2を供給すると、該供給された粉
体2は前記ベルトフィーダ23によりサイロ本体1内に
落とされて貯留される。
【0020】このとき、前記サイロ本体1内における粉
体2の落下地点は周方向に連続して移動する為、前記粉
体2はサイロ本体1内に投入された時点で周方向に分散
され、一次混合がなされることになる。
【0021】更に、前記サイロ本体1内に分散投入され
た粉体2は、ブロワ33から包囲体30の環状底面32
に空気6を送給して前記包囲体30内の粉体2を流動化
することにより、滑落底板25の斜面を滑り落ちて該滑
落底板25下端部の周方向等間隔位置から導入シュート
31に導かれ、前記包囲体30内に集められて二次混合
がなされ、更に内筒29に導入されることにより三次混
合がなされる。
【0022】以上の如くして混合された粉体2は、前記
内筒29下部の排出シュート28より排出されて図示し
ない搬送装置により後段のキルン等の設備に直接搬送さ
れる。
【0023】一方、前記排出される粉体2の定量化は以
下の如くして行われる。
【0024】内筒29・包囲体30・導入シュート31
の内部に所定重量の粉体2が流れている際に、後段のキ
ルン等の設備で必要とする一定量の粉体2が排出される
よう排出シュート28のコントロールゲート37の開度
を予め仮設定しておき、ロードセル34により計測され
る重量が前記所定重量に保たれるよう各導入シュート3
1のコントロールゲート36の開度を制御し、更に排出
シュート28のインパクトフロー35により計測される
粉体2の実際の排出流量をフィードバックして各コント
ロールゲート36,37の開度を修正して排出される粉
体2の定量化を図る。
【0025】従って上記実施の形態によれば、別途に定
量供給装置を設置することなく粉体2を定量排出するこ
とができるので、排出シュート28から排出される粉体
2を後段のキルン等の設備に直接搬送することができ、
粉体プラント全体の設備費を従来より大幅に削減するこ
とができる。
【0026】又、敷地内に定量供給装置の設置スペース
を確保する必要がなくなる為、粉体プラントの他の設備
の配置が制約を受ける不具合を解消することができる。
【0027】更に、包囲体30内部で粉体2を流動化す
るに足る程度の混合用空気6があればすむので、従来よ
り小さな容量のブロワ33で良好に粉体2の混合を行う
ことができ、ブロワ33の消費動力を従来より大幅に削
減することができる。
【0028】尚、本発明の粉体混合サイロは、上述の実
施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0029】
【発明の効果】上記した本発明の粉体混合サイロによれ
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0030】(I)別途に定量供給装置を設置すること
なく粉体を定量排出することができるので、排出シュー
トから排出される粉体を後段のキルン等の設備に直接搬
送することができ、粉体プラント全体の設備費を従来よ
り大幅に削減することができる。
【0031】(II)敷地内に定量供給装置の設置スペ
ースを確保する必要がなくなる為、粉体プラントの他の
設備の配置が制約を受ける不具合を解消することができ
る。
【0032】(III)包囲体内部で粉体を流動化する
に足る程度の混合用空気があればすむので、従来より小
さな容量の空気送給装置で良好に粉体の混合を行うこと
ができ、空気送給装置の消費動力を従来より大幅に削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の断面図である。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】図1の回転式供給装置の拡大断面図である。
【図4】図3のIV−IV方向の矢視図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】図5のVI−VI方向の矢視図である。
【符号の説明】
1 サイロ本体 2 粉体 13 粉体混合サイロ 14 回転式供給装置 25 滑落底板 26 混合定量排出装置 27 導入口 28 排出シュート 29 内筒 30 包囲体 31 導入シュート 32 環状底面 33 ブロワ(空気送給装置) 34 ロードセル(重量計測装置) 35 インパクトフロー(流量計測装置) 36 コントロールゲート 37 コントロールゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイロ本体上部に回転可能に設けられ粉
    体を周方向に分散供給する回転式供給装置と、サイロ本
    体内底部に前記粉体の安息角以上の勾配で錐状に設けら
    れた滑落底板と、該滑落底板下側に配設され滑落底板下
    端部から導いた粉体を混合して定量排出する混合定量排
    出装置とを備えた粉体混合サイロであって、前記混合定
    量排出装置が、上部に導入口を開口して下方に延び且つ
    下部には排出シュートを接続して前記滑落底板下側の中
    央位置に配設された内筒と、該内筒の外周及び上部開口
    の上側を包囲する包囲体と、前記滑落底板下端部の周方
    向等間隔位置からサイロ本体中心に向け下り勾配で傾斜
    し前記包囲体の下部外周に連通する導入シュートと、前
    記包囲体の環状底面の周方向等間隔位置に接続された空
    気送給装置と、前記内筒・包囲体・導入シュートの内部
    粉体重量を計測する重量計測装置と、前記排出シュート
    内の粉体流量を計測する流量計測装置と、前記重量計測
    装置及び流量計測装置の計測値に基づいて前記導入シュ
    ート及び排出シュートの粉体流量を制御するコントロー
    ルゲートとから構成されることを特徴とする粉体混合サ
    イロ。
JP7292903A 1995-11-10 1995-11-10 粉体混合サイロ Pending JPH09137628A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105621102A (zh) * 2016-03-21 2016-06-01 赵世青 粉料库线式取料装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105621102A (zh) * 2016-03-21 2016-06-01 赵世青 粉料库线式取料装置
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