JPH09137453A - 植生基材袋付き植生ネットとその製造方法 - Google Patents

植生基材袋付き植生ネットとその製造方法

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JPH09137453A
JPH09137453A JP29520795A JP29520795A JPH09137453A JP H09137453 A JPH09137453 A JP H09137453A JP 29520795 A JP29520795 A JP 29520795A JP 29520795 A JP29520795 A JP 29520795A JP H09137453 A JPH09137453 A JP H09137453A
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廉 山田
Tomoki Aihara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植生基材袋付き植生ネット1の生産性を向上
する。 【解決手段】 植生ネット2をラッセル編みで形成する
とともに、所定時間を置いて縦糸3で作られた鎖編み4
と挿入糸5との間に植生基材袋6を投入する。これによ
り、植生ネット1の編成工程中に植生基材袋6を本体ネ
ット2に保持させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、法面などの緑化に
用いられる植生基材袋付き植生ネットと、その製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】法面などの緑化に用いる植生ネットとし
て、特公昭57−55852号公報に提案されているも
のがある。この植生ネットは、二枚のネットを重ね合わ
せて一体化するとともに、所定間隔ごとにこれら二枚の
ネットを一体化せずに収容部(ポケット)を形成し、こ
の収容部に肥料等の植生材料を収めた棒状袋体を挿入し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二枚の
ネット間に形成されている収容部に棒状の袋体を挿入す
る作業は多くの時間と手間を要する等の問題があった。
具体的に説明すると、ネット間に棒状袋体を入れる際、
棒状袋体の先端がネットの糸に引っ掛かるので、一本の
袋体をネットに取り付けるだけで数十秒を要する。した
がって、上記公報に記載されているように、30〜50
センチメートルの間隔で袋体を取り付けようとすれば、
この袋体の取り付けだけで相当な時間を要する。また、
一般に袋体自体は紙や不織布などで作られているので、
袋体を挿入する途中にこれが破損する危険が高く、袋体
が破れたときはこの袋体を抜き出してさらに別の袋体を
挿入しなければならないし、破れなくても傷が付いたと
きは後にそこが破れて運搬途中に植生材料が流出して商
品価値がなくなる危険がある。さらに、棒状袋体の破損
を回避するために厚手の紙で袋体を作ると、現場に施工
したときに植生材料が土壌改良効果を発揮するまでに長
時間を要したり、最悪の場合にはまったく機能しないこ
とも予想される。そしてまた、挿入の途中で引っ掛かっ
た袋体を無理に押し込むとネットに緩みを生じ、それに
よりネットの強度が低下して本来の浸食防止効果が得ら
れないとか、袋体が途中で折れ曲がると、法面における
流下水減速効果並びに植物の生育促進効果が期待できな
いという事態が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、以上
の問題を解消するためになされたもので、肥料、土壌改
良材、高吸水性樹脂の少なくとも一つを収容した植生基
材袋と、この植生を保持するネットとからなる植生基材
袋付き植生ネットにおいて、上記ネットが鎖編みした縦
糸に挿入糸を絡ませたラッセル編みにより編成されてお
り、上記植生基材袋がラッセル編みの編成中に上記縦糸
と挿入糸の間に投入されて保持されている植生基材袋付
き植生ネットを提供するものである。
【0005】また、この植生基材袋付き植生ネットの製
造方法は、複数の縦糸で鎖編みを並列に形成しながら隣
合う鎖編みを挿入糸で連結してラッセル編みを連続する
とともに、所定時間を置いて上記鎖編みと挿入糸との間
に植生基材袋を投入して保持させるものである。
【0006】
【発明の効果】上記植生基材袋付き植生ネット及びその
製造方法では、植生基材袋はラッセル編みによる植生ネ
ットの製造中にこのネットに装着される。したがって、
従来の植生基材袋付きネットのように植生基材袋をネッ
ト製造後に挿入するような手間が不要となり、製造コス
トが飛躍的に低下するとともに、植生基材袋を損傷する
ことがないので高品質の製品を提供できる。また、植生
基材袋が挿入糸によって縦糸に確実に保持されると共に
これらの糸に緩みが生じることもないので、植生基材袋
とネットはともに本来の浸食防止効果と植物生育促進効
果を発揮できる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る植生基材袋付
き植生ネット1の一部平面図で、図2は図1のII−I
I線断面図である。これらの図において、植生ネット1
の本体ネット2はラッセル編みで形成されている。この
ラッセル編みは周知の技術で、一般的には複数の縦糸3
で鎖編み4を並列的に連続的に編成しながら挿入糸5で
隣合う鎖編み4を繋いでいく編み方で、従来からカーテ
ン生地などのように装飾的要素が求められる製品に広く
利用されている。本発明では、このラッセル編みを利用
して、本体ネット2を編成する縦糸3で鎖編み4を編成
方向(矢印a方向)に連続しつつ、挿入糸5で隣合う鎖
編み4を繋いでいる。また、挿入糸5は所定の間隔(例
えば50センチメートル)ごとに縦糸3との絡み合いか
ら解放されて、これら縦糸3と挿入糸5との間に棒状の
植生基材袋6が保持されている。この植生基材袋6は、
本体ネット2の幅とほぼ同一の長さを有し紙や不織布な
どで作られた円筒状の袋7の中に肥料8、土壌改良材
9、高吸水性樹脂10を封入したものである。なお、植
生基材袋6に肥料8、土壌改良材9、高吸水性樹脂10
をすべて収容する必要はなく、目的に応じて収容するも
のを選択してもよいし、その他の植生材料を収容しても
よい。
【0008】上記植生ネット1の製造装置について説明
する。図3から図7において、11はシングルラッセル
編み機の全体を示す。このラッセル編み機11は、所定
の間隔を置いて図面の表裏方向に配列された多数のニー
ドル13を備えており、これらのニードル13は全体と
してその長手方向(矢印b方向)に往復動作できるよう
になっている。ニードル13の上方には、それぞれのニ
ードル13に対して縦糸3を供給する縦糸用ガイド14
と、挿入糸5を供給する挿入糸用ガイド15が設けてあ
り、これらは図面の表裏方向に往復動作するようにして
ある。なお、これらニードル13やガイド14、15の
動作は従来からラッセル編みの業界では周知であるか
ら、詳細な説明は省略する。植生基材袋投入装置(以下
「投入装置」という。)16は、2つのガイド14と1
5との間であって、特にニードル13から挿入糸用ガイ
ド15に伸びる挿入糸5の上方に配置されている。
【0009】上記ラッセル編み機11では、ニードル1
3が矢印b方向に往復動作しながら縦糸用ガイド14が
図面の表裏方向に往復動作して、それぞれの縦糸3に対
応した鎖編み4が連続的に編成される。挿入糸用ガイド
15が製品に応じて決められたパターンに応じて図面の
表裏方向に移動して縦糸3に絡む(図3、4参照)。所
定時間ごとに挿入糸用ガイド15は縦糸3との絡みが禁
止され、そのとき投入装置16に支持された棒状の植生
基材袋6がニードル13から挿入糸用ガイド15に向か
って伸びる挿入糸5上に落下供給される(図5参照)。
植生基材袋6の投入が終了すると再び縦糸3による鎖編
み4を連続するとともに挿入糸5を縦糸3に絡ませて次
回の植生基材袋の投入まで通常のラッセル編みが継続さ
れる(図6、7参照)。そして、このような動作を繰り
返すことにより、図1に示す植生ネット1が連続形成さ
れる。
【0010】上記投入装置16の一例を図8に示す。こ
の投入装置16は、ラッセル編み機11(図3〜7参
照)の側部に供給台17を備えており、ここに所定時間
間隔を置いて植生基材袋6が連続的に供給される。投入
装置16はまた、供給台17からガイド14と15(図
3〜7参照)との間に伸びるチェーンコンベア18を備
えている。また、チェーンコンベア18には複数のシリ
ンダを備えた植生基材袋搬送装置19が設けてあり、制
御装置20からの信号に基づいてチェーンコンベア18
を往復動作することにより、供給台17上の取り込み位
置とガイド14、15間の投入位置との間を往復できる
ようにしてある。したがって、供給台17に配置された
植生基材袋6は、搬送装置19によって保持され、チェ
ーンコンベア18の移動に基づいて投入位置に搬送さ
れ、ここで上述のようにして鎖編み4と挿入糸5との間
に投入される。
【0011】なお、投入装置は植生基材袋6を所定の位
置に所定のタイミングで落下させることが出来ればよ
く、上記実施例以外のいかなるものでもかまわない。
【0012】また、上記実施例では、一本の縦糸で鎖編
みを形成するとともに、それぞれの鎖編みに対して一本
の挿入糸を使用するものとしたが、縦糸と挿入糸の数の
比率はこれに限るものでなく、必要に応じて縦糸や挿入
糸の本数を増やしてもよい。さらに、ニードルを二列に
配置したダブルラッセル機で植生ネットを編成してもよ
い。
【0013】さらに、出来上がった植生ネットは吹き付
け工事用のネットとして用いるほか、被覆材として使用
してもよいし、公知の種子を保持したワラコモ、不織
布、ウェブ、紙、パルプにピートモスあるいはバークを
混抄した薄層シートなどからなる植生帯と一体化しても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る植生基材袋付き植生ネットの一
部平面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1に示す植生基材袋付き植生ネットの製造
方法を示す図である。
【図4】 図3と共に植生ネットの製造方法を示す図で
ある。
【図5】 図3、4と共に植生ネットの製造方法を示す
図である。
【図6】 図3〜5と共に植生ネットの製造方法を示す
図である。
【図7】 図3〜6と共に植生ネットの製造方法を示す
図である。
【図8】 植生基材袋投入装置の正面図である。
【符号の説明】
1…植生基材袋付き植生ネット、2…本体ネット、3…
縦糸、5…挿入糸、6…植生基材袋、16…植生基材袋
投入装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肥料、土壌改良材、高吸水性樹脂の少な
    くとも一つを収容した植生基材袋と、この植生基材袋を
    保持するネットとからなる植生基材袋付き植生ネットに
    おいて、上記ネットが鎖編みした縦糸に挿入糸を絡ませ
    たラッセル編みにより編成されており、上記植生基材袋
    がラッセル編みの編成中に上記縦糸と挿入糸の間に投入
    されて保持されている植生基材袋付き植生ネット。
  2. 【請求項2】 複数の縦糸で鎖編みを並列に形成しなが
    ら隣合う鎖編みを挿入糸で連結してラッセル編みを連続
    するとともに、所定時間を置いて上記鎖編みと挿入糸と
    の間に植生基材袋を投入して保持させる植生基材袋付き
    植生ネットの製造方法。
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