JPH09137322A - 糸張力調整方法 - Google Patents

糸張力調整方法

Info

Publication number
JPH09137322A
JPH09137322A JP8166392A JP16639296A JPH09137322A JP H09137322 A JPH09137322 A JP H09137322A JP 8166392 A JP8166392 A JP 8166392A JP 16639296 A JP16639296 A JP 16639296A JP H09137322 A JPH09137322 A JP H09137322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension
yarn
controller
feeding
twisting unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8166392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3699535B2 (ja
Inventor
Helmut Lorenz
ロレンツ ヘルムート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oerlikon Barmag AG
Original Assignee
Barmag AG
Barmag Barmer Maschinenfabrik AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Barmag AG, Barmag Barmer Maschinenfabrik AG filed Critical Barmag AG
Publication of JPH09137322A publication Critical patent/JPH09137322A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3699535B2 publication Critical patent/JP3699535B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
    • D02G1/04Devices for imparting false twist
    • D02G1/08Rollers or other friction causing elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Warping, Beaming, Or Leasing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 糸の巻縮機械の品質の局所的、位置(空間)
的及び時間的変化を最小化し得る巻縮機械の摩擦仮撚り
ユニットの後方で走行(運動)中糸の糸張力(給糸張
力)の調整を行なう方法を提供すること 【構成】 糸張力(T)は摩擦仮撚りユニット(6)の
後方で測定され、調整制御され、ここで、当該の調整制
御のため、ノイズ(Z)により惹起される。糸張力(給
糸張力)設定値からの糸張力(T)の偏差が所定の制御
器定数(I,P)を有する制御装置を用いて摩擦仮撚り
ユニット(6)の操作量(S)の調整制御のための調整
信号(VS)へ変換されるようにし、前記制御器定数
(I,P)は調整制御期間中摩擦仮撚りユニット(6)
又は制御区間に作用するノイズ量(Z)に依存して、補
正されるようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は請求項1の上位概念
による糸張力(給糸張力)の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】その種方法は公知である。
【0003】DE 306 594 A1において記載
されている、公知の仮撚りーテクスチャード加工処理方
法では摩擦仮撚りユニットにより糸へ加えられる撚りモ
ーメントが引張力に依存して次のようにして調整され
る、即ち、糸に作用する2つの表面の圧着(押圧)力が
相応に調整されるのである。当該の方法によっては糸張
力(給糸張力)が、一定値に調整され得る。当該方法の
欠点とするところは、平均値の変動がもはや現れず、従
って場合により糸張力(給糸張力)測定により検出され
るべき誤差がもはや検出され得ないことである。糸張力
(給糸張力)変化は例えば給糸(糸供給)装置機構の磨
耗により、又はテクスチャード加工処理ゾーンの温度制
御における誤差により生じ得るが、当該誤差は公知方法
では最早発見され得ず、当該誤差は寧ろ相殺的に制御処
理され、隠蔽される。
【0004】EP 0 439 183 B1では仮撚
り巻縮機械のテクスチャード加工処理ゾーンにおける走
行(給糸)運動中の糸張力(給糸張力)の監視方法が記
載されており、該監視方法では糸張力(給糸張力)が次
のようにして制御される、即ち、糸張力(給糸張力)が
時間フィルタを介して調整信号に変換され、当該の調整
信号により、糸における仮撚りユニットの摩擦力の成分
分布および/又は大きさが制御されるのである。ここ
で、調整信号は連続測定値の連続平均値を表す信号が品
質監視のため制御される。従って、それにより糸張力
(給糸張力)を調整制御するための調整信号は上限と下
限の限界値間の所定領域を離脱するか否かについて監視
される。当該の限界値はアラーム信号の出力のため利用
される(上記調整信号がそれら限界値間の領域を離脱す
る場合)。付加的に、実際に測定された糸張力(給糸張
力)との差(分)が、相応の変換後、調整信号と比較さ
れ、当該の差(分)信号が上限、下限の限界値間の所定
領域を離脱するとアラーム信号が出力され得る。
【0005】WO92/11532にて記載された仮撚
り巻縮機械の仮撚りユニットの後方に走行(給糸)運動
中の糸張力(給糸張力)を制御するための方法は、撚り
ゾーンにおける糸張力(給糸張力)調整設定のためのE
P 0439 183 B1にて記載された方法に基づ
く。摩擦仮撚りユニットの有効半径と糸速度との商とし
て定義付けられた撚り/送り(供給)量(R/Y)比は
次のようにして調整設定される、即ち、摩擦仮撚りユニ
ットにおける糸の作用点及び/又は糸速度が調整設定さ
れるのである。
【0006】更にEP 0 207 471 D1には
走行(給糸)運動中の糸品質の監視方法が記載されてい
る。当該方法は先ず、第1にDE 33 06 594
A1にて記載された方法において生じる誤差を見出す
目的に使用される。
【0007】すべての公知の方法ないし、当該方法を使
用する従来技術のの装置の場合、明らかになっていると
ころによれば、仮撚り巻縮機械において設けられている
多数の個々の摩擦仮撚りユニットはすべて同じ構成を有
するが、注目すべきことに種々の位置、ポジションに
て、換言すれば種々の摩擦仮撚りユニットにて糸張力
(給糸張力)変化、変動が亦時間と共に生じる。それに
より、唯1つの仮撚り巻縮機械で作製された均一品質の
巻縮糸を得ることが不可能である。
【0008】
【発明が解決すべき課題】従って、本発明の目的ないし
課題とするところは糸の巻縮品質の局所的、位置(空
間)的及び時間的変化を最小化し得る巻縮機械の摩擦仮
撚りユニットの後方で走行(運動)中糸の糸張力(給糸
張力)の調整を行なう方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は請求項1によ
る構成要件により解決される。本発明の有利な発展形態
は従属請求項の対象である。
【0010】本発明による、糸張力(給糸張力)の調整
方法の優れている点は、制御器の制御器定数は、給糸
(糸供給)過程中(プロセス進行中)、換言すれば調整
制御期間中に補正されることである。当該措置の特別な
利点とするところは、各作業個所が個別に周囲条件例え
ば、機器トレランス、磨耗、糸速度等(これらはノイズ
量として作用する)に合わせて調整設定されることであ
る。
【0011】糸張力(給糸張力)調整制御のための従来
公知の方法の場合、常に、前以て設定調整された所定の
制御器定数が使用された。上記制御器定数は例えば区間
−特性カーブフィールドの測定により得られている。こ
こで、所定の動作点に対してのみ最良の可能な制御器定
数が設定されている。実際上、明らかになったところに
よれば、仮撚りユニットにおける操作量と各作業個所に
おける糸張力(給糸張力)との関係が相異なっている。
更に、作動状態、条件に起因する、ノイズ量の変化、例
えば、磨耗及び糸速度を考慮しなければならない。ノイ
ズ量の変化の際、ダイナミックな状態移行の後、新たな
スタチックな動作状態が生じるので、従来は最適制御は
達成されなかった。このことは本発明の方法により達成
される、それというのは、制御器定数は制御期間中摩擦
仮撚りユニット又は制御区間に作用するノイズ量に依存
して補正されるからである。ノイズ量の影響は瞬時の動
作点におけるノイズ量と、糸張力(給糸張力)との比か
ら、又は、瞬時の動作点における調整信号と糸張力(給
糸張力)との比から求め得る。補正された制御器定数は
所定の制御器特性フィールドを用いて求め得る。制御器
特性フィールドは制御器定数と勾配との間の関係を与
え、上記勾配は2つの時点間の糸張力の差(分)と操作
量ないし調整信号の差(分)の除算により定まる。制御
器定数は測定により経験的計算により求められ、そし
て、機械に設定される。次いで新たな勾配値により、当
該動作点に所属する補正された制御器定数が制御器に供
給される。従って、作業個所ごとに異なる、操作量と制
御器特性量(パラメータ)との関係性、及びノイズ量と
の関係性が糸品質に影響を及ぼさないことが達成され
る。これにより、各テクスチャード加工処理箇所(部)
の制御器が個別の制御器定数を有するようになる。制御
器定数は連続的に求められず、必要な場合、又は所定の
時間パターンに従って求められる。
【0012】有利には走行(給糸)運動中の糸張力(給
糸張力)の調整方法の場合、摩擦仮撚りユニットの摩擦
面の運動方向との角度が操作量として測定される。操作
量としての角度のほかに、摩擦シャフトの軸相互間の間
隔をも操作量として測定し得る。摩擦面の圧着押圧力は
走行(給糸)運動中の糸張力(給糸張力)に対して影響
を及ぼすので、摩擦面の圧着押圧力を操作量として測定
することが提案される。更なる有利なコンセプトによれ
ば糸の糸速度がノイズ量として測定される。
【0013】制御器定数における補正は調整(閉ルー
プ)制御操作により行われ、ここで、糸張力(給糸張
力)の制御偏差が制御器定数に依存して制御される。糸
張力(給糸張力)の調整制御のため有利にはPI−制御
器が使用される。PI−制御器は積分係数及び比例係数
を有し、当該の係数は制御器の特性に影響を及ぼす。両
係数の影響は制御器に対して種々異なる。PI−制御器
が過度に敏感である場合、当該の感度に対しては積分係
数の変化により作用を与え得る。制御器が過度に低感度
である場合、比例係数を高め得る。ここで留意すべき
は、制御器は一方では非安定状態にならず、他方では過
度に緩慢に、そして、過度に低感度にならないようにす
ることである。
【0014】有利な実施例では所定の時間間隔でPI−
制御器の制御特性への影響作用制が及ぼされ、上記所定
時間間隔は著しく大になり得、つまり、その影響作用は
著しく緩慢に行われ得る。理想的な場合では本発明の有
利な実施例の場合PI−制御器の制御特性の制御が(閉
ループ)制御部を介して自動化して行われ得る。
【0015】
【実施例】本発明のさらなる利点及び適用例を図を用い
て詳細に説明する。
【0016】図1にはノイズ量Sに対する糸張力のダイ
ヤグラムを示し、該ダイヤグラムはダイヤグラム中パラ
メータとして示されているポジション、位置特性カーブ
に対して下記のことを示している、即ち仮撚り巻縮機械
の種々の摩擦仮撚りユニットに対して操作量Sに対する
糸張力の種々異なるカーブの生じることを示している。
当該の驚異的結果は益々注目すべきものとなっている、
それというのも、すべての摩擦仮撚りユニットに対して
同じ構成部材(素子)及び同じ制御様式が使用されたか
らである。更に図1は動作点B1における勾配の検出の
様子を示す。勾配Dは、糸張力の差分△Tと△Sの商に
より形成される。勾配は動作点B1における操作量Sに
依存しての糸張力Tの微分としても生成できる。
【0017】同様にして図2は操作量Sに対する糸張力
Tの特性関係ダイヤグラムを示す。当該ダイヤグラムS
との関係の特性カーブは、ほぼ双曲線状に経過してお
り、一方、当該の特性経過は、20時間の動作時間後明
瞭に広がり、延びていて、一層直線的特性経過に接近し
ている。
【0018】図3は調整信号VSと糸張力Tとの関係を
示すダイヤグラムである。糸張力は、調整信号VSと共
に低下する。更に当該ダイヤグラムから明らかなように
一定の調整信号VSのもとで糸張力は、糸速度と共に増
大する。
【0019】図4は制御器定数Kと勾配Dとの関係を表
す制御器特性フィールドを示す。制御器フィールドは測
定により、又は経験上の計算により求められ、機械にて
設定(プリセット)される。次いで、制御器フィールド
からは新たに求められた勾配Dにより、当該動作点に所
属する制御器定数が求められ得、該制御器定数は、補正
された値KRとして制御器に供給される。
【0020】図5は商△T/(△D/Y)(これは勾配
と称される)と、制御器の比例係数との関係を示すダイ
ヤグラムである。このダイヤグラムから明らかなよう
に、比例係数は勾配と共に増大するのみならず、給糸速
度の低下と共に同様に著しく増大する。勾配として定義
付けられる商によっては糸張力の変化と、撚り/送り
(量)ー比の変化との関係が表される。ここで、後者の
比の変化は摩擦仮撚りユニットのベルト車(ないしディ
スク)の有効直径と、給糸速度との比を表す。
【0021】図6には当該の勾配のもとでの制御器の積
分係数の様子を表すダイヤグラムである。給糸速度に依
存して積分係数は増大し、ここで、積分係数は勾配の増
大と共に低下する。図5及び図6から明らかなように、
所定の勾配Dに関連して糸走行速度の増大と共に比例係
数Pが低下し、一方、積分係数Iは上昇する。
【0022】図7は、仮撚り巻縮機械の加工個所を略示
する。合成糸1は入口側給糸装置3を介して前置ボビン
2から引き出される。テクスチャード加工処理ゾーンは
入口側給糸装置3と、引き出し、送出装置9との間で形
成される。上記ゾーンは、就中、加熱レール4と、冷却
レール5と、摩擦仮撚りユニット6を有する。摩擦仮撚
りユニットはエンドレスに運動する表面を有し、該表面
は糸軸線方向に対して横断方向に動かされ、そして表面
には糸が接触当接する。上記のエンドレスに動かされる
表面は有利には外縁にて丸みを帯びたディスクとして構
成されている。上記表面は、入口側給糸装置の方向に糸
に撚りを与え(糸を加撚し)、該撚りは、出口側送出装
置9の方向で再び解除される。
【0023】摩擦仮撚りユニット6と出口側送出装置9
との間に糸張力測定のための測定装置8が配置されてお
り、該測定装置は糸張力Tの出力信号を送出する。図7
には出口側送出装置9の後方に配置された巻取部ないし
そこに配置された場合により必要とされる、加熱による
中間処理部が示されていない。
【0024】糸張力測定のための測定装置8の出力信号
Tはフィルタ11を介して長時間値LWに変換される。
長時間値LWは設定値と共に制御装置12に供給され
る。制御装置12では設定値及び長時間値は相互に比較
され、調整量VSに変換される。上記調整値(量)を基
にしてPI−制御器13にてそれの制御特性が、調整量
に相応する電流値の変化(分)に対する糸張力の変化
(分)の比を考慮することにより制御される、換言すれ
ば、制御器の積分係数及び/又は比例係数が制御され
る。そのように補正された調整量は摩擦仮撚りユニット
6の操作素子7に供給される。ここで、操作素子7によ
っては糸1への摩擦仮撚りユニット6の撚り伝達が制御
される。糸張力の測定のための測定装置8の出力信号T
は調整信号と同様に評価装置10に供給される。評価装
置10では当該の調整信号は、PI−制御器13により
比△T/△Iだけ補正された糸張力調整信号を表す。評
価装置10は実際の出力信号Tの評価(状態)量を送出
し、該出力信号Tは、EP 207 471 A2にて
記載された基本手法に相応して、実際に測定された糸張
力を表す。
【0025】つまり評価装置10では調整信号に対する
上限及び下限の限界値が記憶されている(GOVS,G
UVS)。調整信号VSが上限限界値のうちの1つを越
えると、有利にはアラーム信号が出力される。更に評価
装置10では実際の出力信号と調整信号VSとの間の差
値DUが形成される(前以て両立性(コンパチブル)の
比較可能な量に変換された後)。更に、評価装置10で
は上記差信号の上限及び下限の限界値DU(GODU,
GUDU)が記憶され、そして、有利にはアラーム信号
が出力される(調整信号と実際に測定された出力信号D
との間の差が上限及び下限の限界値GODU,GUDU
のうちの1つを越えると)。
【0026】摩擦仮撚りユニット6は、図8及び図9に
示すように3つの並行なシャフト16、17、18を有
し、該3つの並行なシャフトは等辺3角形の頂点に配置
されている。シャフト16、17、18は架19内に回
転可能に支承されている。シャフト16は駆動シャフト
として用いられ、該駆動シャフトは、駆動ベルト(プー
リー)20により駆動される。シャフト16の回転運動
の伝達は2つの駆動ベルト21、22により行われ、該
駆動ベルトはベルトプーリー(ベルト車)23、24、
25に掛けられている。ベルトプーリー(ベルト車)2
3はシャフト17上に配置され、ベルトプーリー(ベル
ト車)24はシャフト18上に配置され、ベルトプーリ
ー(ベルト車)25はシャフト19上に配置され、てい
る。ベルトプーリー(ベルト車)25は2重プーリーと
して構成されており、その結果2重プーリーには駆動ベ
ルト21、22が掛けられている。
【0027】摩擦仮撚りユニット6は図示の実施例では
ディスクの2つの群26〜31を有し、ここで、各群の
ディスク26〜31の数は回転シャフト16、17、1
8の数に相応する。従って、一方の群はディスク26〜
28から成り、第2群はディスク29〜31から成る。
各群のディスクはそれぞれ同じ間隔を置いて給糸方向で
順次配列されている。
【0028】ディスク26〜31は力結合的又は形状結
合的にシャフト16〜18に連続されている。ここで、
各ディスクはそれのシャフトから引き離され得る。シャ
フト16〜18のディスク26〜31間の間隔を調整設
定し、保持し得るため、各シャフト16〜18には種々
のスリープ状のスペーサ32〜37がはめ込まれてい
る。スペーサ32〜37及びディスク26〜31の軸方
向位置固定のため各シャフト16〜18の頸部における
ねじ38が用いられる。軸シャフト間隔及びベルト車直
径は次のように選定されている、即ち、図9に示すよう
に、ディスク)26〜28及び29〜31が重なり合う
ように選定されている。当該の重なり合い構成により、
円弧状辺(側面)を有する“重なり合い3角形”が形成
される。この3角形の両辺間で糸1はその走行路上で、
摩擦仮撚りユニットによりディスク)群間で1つの螺旋
の線を形成するように緊締されている。3つより多いデ
ィスク、以て3つより多いシャフトを各ディスクごとに
有する摩擦仮撚りユニットを使用することが可能であ
る。各ディスク26〜31は1つの摩擦面39を有す
る。
【0029】走行(給糸)運動中の糸の糸張力の制御の
ための方法では給糸方向と、摩擦面39の運動方向との
間の角度が操作量として測定される。操作量としての角
度のほかに、シャフト16〜18間の間隔が操作量とし
て測定され得る。摩擦面39の圧着押圧力は走行(給
糸)運動中の糸張力への影響を有するので、摩擦面の圧
着押圧力を操作量として測定し得る。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、糸の巻縮機械の品質の
局所的、位置(空間)的及び時間的変化を最小化し得る
巻縮機械の摩擦仮撚りユニットの後方で走行(運動)中
糸の糸張力の制御方法を実現できたという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】個々の摩擦仮撚りユニットの差異を示すノイズ
量と糸張力との関係を示す特性ダイヤグラムの図であ
る。
【図2】摩擦仮撚りユニットにおける糸張力の時間的変
化を示す、操作量Sと糸張力との関係を示す特性ダイヤ
グラムの図である。
【図3】糸速度に依存しての調整信号VSと糸張力との
関係を示すダイヤグラムの図である。
【図4】制御器フィルタの特性図である。
【図5】勾配△T/(△D/Y)に依存しての制御器の
比例係数の特性関係を示すダイヤグラムである。
【図6】勾配△T/(△D/Y)に依存しての制御器の
積分係数の特性関係を示すダイヤグラムである。
【図7】本発明において、用いられる仮撚り巻縮機械の
加工個所の概念図である。
【図8】摩擦仮撚りユニットの実施例の構成図である。
【図9】摩擦仮撚りユニットの一部分の詳細図である。
【符号の説明】
1 糸 2 前置ボビン 3 入口側給糸装置 4 加熱レール 5 冷却レール 6 摩擦仮撚りユニット 7 操作素子(部材) 8 糸張力測定器 9 出口側送出装置 10 評価装置 11 フィルタ 12 制御装置 13 変換器 14 測定装置 15 時間発生器 16 シャフト 17 シャフト 18 シャフト 19 架 20 駆動ベルト 21 駆動ベルト 22 駆動ベルト 23 ベルトプーリー(ベルト車) 24 ベルトプーリー(ベルト車) 25 ベルトプーリー(ベルト車) 26 ディスク 27 ディスク 28 ディスク 29 ディスク 30 ディスク 31 ディスク 32 スペーサ 33 スペーサ 34 スペーサ 35 スペーサ 36 スペーサ 38 ねじ 39 摩擦面 A 評価 F フィルタ VS 調整信号 GOVS VSに対する上限の限界値 GUVS VSに対する下限の限界値 B1 動作点 D 動作点に対する勾配 I 制御器定数 KR 制御器定数 P 制御器定数 S 操作量 T 糸張力 Z ノイズ量

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮撚り巻縮機械の摩擦仮撚りユニットの
    後方で、走行(給糸)運動中の糸の糸張力(給糸張力)
    調整を行なう方法であって、糸張力(給糸張力)(T)
    は摩擦仮撚りユニット(6)の後方で測定され、調整制
    御され、ここで、当該の調整制御のため、ノイズ量
    (Z)により惹起される、糸張力(給糸張力)の所定の
    設定値からの糸張力(給糸張力)(T)の偏差が所定の
    制御器定数(I,P)を有する制御装置を用いて摩擦仮
    撚りユニット(6)の操作量(S)の制御のための調整
    信号(VS)へ変換されるようにした当該方法におい
    て、 前記制御器定数(I,P)は調整制御期間中摩擦仮撚り
    ユニット(6)又は制御区間に作用するノイズ量(Z)
    に依存して、補正されるようにしたことを特徴とする糸
    張力調整方法。
  2. 【請求項2】 ノイズ量(Z)の影響度を、瞬時の動作点
    (B)における操作量(S)と糸張力(給糸張力)
    (T)との比から求める請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ノイズ量(Z)の影響度を瞬時の動作点
    (B)における調整信号(VS)と糸張力(給糸張力)
    (T)との比から求める請求の範囲1記載の方法。
  4. 【請求項4】 制御器定数(I,P)の補正を次のステ
    ップで行う、即ち a)操作量(S1)又は調整信号(VS1)及び糸張力
    (給糸張力)(T1)を時点(t1)にて測定するステ
    ップ、 b)操作量(S2)又は調整信号(VS2)及び糸張力
    (給糸張力)(T2)を時点(t2)にて測定するステ
    ップ、 c)勾配D=(T1−T2)/(S1−S2)又は D=
    (T1−T2)/(VS1−VS2)を求めるステッ
    プ、 d)所定の制御器特性領域フィールド(マップ)(K−
    D)から補正された制御器定数(KR)を求める(検出
    する)ステップ、 の各ステップで当該補正を行うことを特徴とする請求項
    2又は3記載の方法。
  5. 【請求項5】 制御器特性領域(KーD)を経験的に測
    定又は計算により求めることを特徴とする請求項3又は
    4記載の方法。
  6. 【請求項6】 摩擦仮撚りユニット(6)の回転数又は
    回転数/糸速度ー比を操作量(S)として測定すること
    を特徴とする請求項2から5までのうち1項記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 糸走行(運動)方向と、摩擦仮撚りユニ
    ット(6)の摩擦面(39)の運動方向との間の角度を
    操作量(S)として測定する請求項2から5までのうち
    1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 摩擦軸シャフト(16、17、18)間
    の軸方向間隔を操作量(S)として測定することを特徴
    とする請求項2から5までのうち1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 摩擦面(39)の圧着押圧力を操作量
    (S)として測定することを特徴とする請求項2から5
    までのうち1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 摩擦面(39)と糸(1)との間の走入
    角を操作量(S)として測定することを特徴とする請求
    項2から5までのうち1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 糸速度をノイズ量(Z)として測定す
    る請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 制御器定数(I,P)の補正を次のス
    テップで行う、即ち a)或1つの動作点(B)において糸張力(給糸張力)
    (T1)及び糸速度(V)を測定するステップ、 b)制御区間特性フィールド(T−VS)から勾配
    (D)を求めるステップ、 c)所定の制御器特性領域フィールド(KーD)から補
    正された制御器定数を求めるステップ、 の各ステップで当該補正を行うことを特徴とする請求項
    11記載の方法。
  13. 【請求項13】 制御器定数(I,P)の補正を所定の
    時間間隔をおいて行う請求項1から12までのうち1項
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 制御器定数の補正を(閉ループ)調整
    制御部を介して行う請求項1から12までのうち1項記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 糸張力(給糸張力)の制御偏差を制御
    器定数に依存して制御する請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 糸張力の調整のため制御器定数(P)
    及び制御器定数(I)を有するPI−制御器(12)を
    使用する請求項1から15までのうち1項記載の方法。
JP16639296A 1995-06-30 1996-06-26 糸張力調整方法 Expired - Fee Related JP3699535B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19523995.4 1995-06-30
DE19523995 1995-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09137322A true JPH09137322A (ja) 1997-05-27
JP3699535B2 JP3699535B2 (ja) 2005-09-28

Family

ID=7765761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16639296A Expired - Fee Related JP3699535B2 (ja) 1995-06-30 1996-06-26 糸張力調整方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5664409A (ja)
EP (1) EP0751244B1 (ja)
JP (1) JP3699535B2 (ja)
KR (1) KR100396155B1 (ja)
CN (1) CN1066500C (ja)
DE (1) DE59611441D1 (ja)
TW (1) TW368525B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105584886A (zh) * 2015-11-23 2016-05-18 国家电网公司 一种船舶电缆绞车驱动系统的控制方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3196712B2 (ja) * 1998-02-26 2001-08-06 村田機械株式会社 仮撚加工機
CN101831736B (zh) * 2009-12-09 2011-08-03 湖南云锦集团股份有限公司 一种环锭纺生产超柔赛络纺纱线的专用装置
CN104773610A (zh) * 2015-03-31 2015-07-15 如皋市丁堰纺织有限公司 一种络筒张力调节装置
CN110650910B (zh) * 2017-06-07 2021-10-26 欧瑞康纺织有限及两合公司 用于监控行进纱线的纱线张力的方法和装置
US10851479B2 (en) * 2017-11-01 2020-12-01 The Hong Kong Polytechnic University Apparatus and method for imparting false twist to a yarn
CN107829181B (zh) * 2017-11-08 2023-05-12 宜昌经纬纺机有限公司 一种电动张力器、捻线机及张力控制方法
DE102019004302A1 (de) * 2019-05-29 2020-12-03 Detlef Görgens Antriebseinheit, mit fadenspannungsgesteuerter Spindeldrehzahl des Falschzwirnkräuselaggregats in einer Texturiermaschine
ES2757301A1 (es) * 2019-06-20 2020-04-28 Twistperfect S L Procedimiento para establecer la altura optima de trabajo entre el punto de entrada y el punto de salida del hilo en una maquina retorcedora y/o hiladora de hilo, y maquina retorcedora y/o hiladora de hilo que aplica dicho procedimiento

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2115180B1 (ja) * 1970-11-28 1974-06-07 Schubert & Salzer Maschinen
DE2155514B2 (de) * 1971-11-09 1975-08-14 Barmag Barmer Maschinenfabrik Ag, 5600 Wuppertal Arbeitsverfahren zum Anlegen des Fadens an eine Streck- und Falschdrahtkräuselmaschine
US4015414A (en) * 1974-06-12 1977-04-05 The Warner & Swasey Textile Machine Company Monitored twist control apparatus and method
JPS5545849A (en) * 1978-09-27 1980-03-31 Oda Gosen Kogyo Kk False twisting method and apparatus
DE3066049D1 (en) * 1979-07-14 1984-02-09 Barmag Barmer Maschf Apparatus for false-twisting yarns, and application of this apparatus to make a yarn
DE3306594A1 (de) * 1982-05-21 1983-11-24 Barmag Barmer Maschinenfabrik Ag, 5630 Remscheid Verfahren zum falschzwirntexturieren
CN1027926C (zh) * 1985-07-03 1995-03-15 巴马格巴默机器制造股份公司 运转纱线的连续监控方法
DE3729426A1 (de) * 1987-09-03 1989-03-16 Stahlecker Fritz Verfahren zum stillsetzen und wiederanfahren einer maschine zum pneumatischen falschdrallspinnen
US4896407A (en) * 1989-03-03 1990-01-30 Milliken Research Corporation Air pressure control for yarn texturing processes
US5146739A (en) * 1990-01-26 1992-09-15 Barmag Ag Yarn false twist texturing process and apparatus
DE59105595D1 (de) * 1990-12-19 1995-06-29 Barmag Barmer Maschf Verfahren zur regelung der fadenzugkraft.
TW354078U (en) * 1991-01-17 1999-03-01 Barmag Barmer Maschf Apparatus for monitoring the tension of an advancing yarn
EP0555639B1 (de) * 1992-02-10 1995-04-05 Barmag Ag Verfahren zur Regelung der Fadenzugkraft des laufenden Fadens in einer Falschzwirntexturiermaschine
CN1047000C (zh) * 1993-04-29 1999-12-01 巴马格股份公司 在合成长丝的生产程序中判断缺陷的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105584886A (zh) * 2015-11-23 2016-05-18 国家电网公司 一种船舶电缆绞车驱动系统的控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR970001633A (ko) 1997-01-24
KR100396155B1 (ko) 2003-11-20
EP0751244A2 (de) 1997-01-02
EP0751244B1 (de) 2007-08-08
JP3699535B2 (ja) 2005-09-28
US5664409A (en) 1997-09-09
DE59611441D1 (de) 2007-09-20
EP0751244A3 (de) 2001-09-19
TW368525B (en) 1999-09-01
CN1142550A (zh) 1997-02-12
CN1066500C (zh) 2001-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3196712B2 (ja) 仮撚加工機
KR101167350B1 (ko) 권취 시스템을 위해 설계된 크릴을 작동시키는 방법과 장치그리고 대응 크릴
EP0619261B1 (en) Method and device for monitoring and maintaining correct regulation of the tension of a yarn fed to a textile machine
JP3699535B2 (ja) 糸張力調整方法
US5966918A (en) Yarn false twisting device
US5146739A (en) Yarn false twist texturing process and apparatus
US4393701A (en) Yarn tester system
JPS5949336B2 (ja) 摩擦仮撚方法およびその装置
US5823460A (en) Method and device for determining the diameter of a textile yarn cheese
US3986330A (en) Method of and apparatus for twisting a yarn
US5052088A (en) Apparatus for controlled braking of a driven textile material engaging roll
US4010599A (en) Process and apparatus for texturing textile yarns of thermoplastic material by imparting twist by friction
US5983619A (en) Tension control system in false twist texturing machine for producing a doubled yarn
US4967457A (en) Arrangement for stretching thermoplastic fibers
JPS59187629A (ja) 混紡用練条機のスライバ−斑自動制御装置
RU2092633C1 (ru) Способ регулирования силы натяжения движущейся нити позади вьюрка фрикционного типа машины для ратинирования ткани
US3983608A (en) Textile treatment apparatus
US5802833A (en) Textile machine for forming yarn windings of any shape
US2843997A (en) Twisting spindle balloon control
JP4108989B2 (ja) スライバの最適な予備ドラフトを決定する方法
JP3274253B2 (ja) 延伸仮撚装置
SU1074919A1 (ru) Способ управлени разматыванием основных нитей с группы сновальных валиков
CA1052552A (en) Stuffer crimper for crimping continuous filament yarn
JP2002038342A (ja) 糸品質管理装置
JPH03161544A (ja) 被駆動糸係合ロールの制御制動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees