JPH09136966A - 吸水性樹脂粒子およびその製法 - Google Patents

吸水性樹脂粒子およびその製法

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JPH09136966A
JPH09136966A JP31951495A JP31951495A JPH09136966A JP H09136966 A JPH09136966 A JP H09136966A JP 31951495 A JP31951495 A JP 31951495A JP 31951495 A JP31951495 A JP 31951495A JP H09136966 A JPH09136966 A JP H09136966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸収速度(加圧下の初期吸収量)を改良し、加
圧下の吸収倍率を維持したまま良好な耐吸湿ブロッキン
グ性を与える。更に、発塵性も改良する。 【解決手段】 吸水性樹脂(A)の粒子が、シリコ−ン
系界面活性剤(B)(HLBが7〜18、25℃におけ
る粘度が10〜2,000センチストークス(cst)
により処理されてなる改質された吸水性樹脂粒子であ
り、(B)の量が(A)の量に対し0.001〜3重量
%であることを特徴とする吸水性樹脂粒子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は改質された吸水性樹
脂粒子およびその製法に関する。更に詳しくは、吸収速
度(特に加圧下の初期吸収量)、加圧下の吸収倍率、耐
吸湿ブロッキング性の改質された吸水性樹脂粒子および
その製法に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来から生理用品、紙
おむつ等の衛生材料、土壌保水剤等に吸水性樹脂が幅広
く用いられている。しかし、従来の吸水性樹脂は高い吸
収能力を有するものの、速い吸収速度を必要とする紙お
むつ、生理用品等の用途に使用するには十分満足すべき
ものではなく、粒子状の吸水性樹脂を、吸収速度の速い
パルプ等の繊維状物と併用して使用されるのが一般的で
ある。即ち、吸水性樹脂の吸収能力を高めれば高める程
水との親和力が強くなるため、樹脂粒子が水と接触した
時に、接触部分でゲル化を生じて水の粒子内部への均一
な浸透が妨げられ、その結果吸収速度が遅くなるという
問題があった。この欠点を改良するため、従来、吸水性
樹脂の粒子を細かくして表面積を増大させ、水との接触
面積をふやすことにより吸収速度を速くする試みがなさ
れていた。表面積が増えることにより幾分吸収速度は速
くなる。しかし、樹脂粒子の表面における水との接触部
に皮膜を生じ、さらに粒子どうしが接着しあって均一な
水の浸透が損なわれるため、粒子を細かくするだけでは
本質的な吸収速度の改良にはつながらなかった。上記問
題に加えて、従来の吸水性樹脂粒子は、その高い吸収性
が故に高湿度下で樹脂を貯蔵したり、紙おむつなどの製
造機に供給する課程で、吸湿して樹脂粒子同士がブロッ
キングして機械への付着が起こったり、この吸湿ブロッ
キングにより、樹脂のホッパーからの排出や機械への連
続定量供給が不能となったりする等の問題点があった。
この吸湿ブロッキング性を改良する方法として、従来下
記〜に例示するような方法が提案されている。 吸水性樹脂粒子に、平均粒子径が0.05ミクロン以
下で、比表面積が、50m2/g以上の微粉末状の疎水
性シリカを混合する方法(特開昭56−1330 28
号公報)。 吸水性樹脂粒子に、含水二酸化ケイ素、含水酸化アル
ミニウム、含水酸化チタン等の無機粉末を添加する方法
(特開昭59−80459号公報)。 吸水性樹脂粒子にステアリン酸と無機粉末を混合し、
樹脂の表面をステアリン酸で皮膜する方法(特開昭63
−105064号公報)。 しかしながら、上記の方法では、疎水性シリカの添加
により吸湿ブロッキング性は改良できるものの、疎水性
シリカで樹脂粒子の表面が覆われるため、吸収速度(加
圧下の初期吸収量等)及び加圧下の吸収倍率が低下した
り、微粉状のシリカを混合しているため多量の粉塵が発
生するなどの問題点があった。上記の方法では、無機
粉末が疎水性ではない場合は、吸収速度(加圧下の初期
吸収量等)及び加圧下の吸収倍率の低下はあまり起こら
ないものの、耐吸湿ブロッキング性の改良が不十分であ
り、更に無機粉末が微粉状であるため上記と同様多量
の発塵が起こるとの問題点があった。上記の方法で
は、疎水性の高融点有機化合物やステリアリン酸で樹脂
粒子の表面を覆うため、ある程度、耐吸湿ブロッキング
性の改良は可能であるが十分でなく、且つ、高融点有機
化合物やステアリン酸が吸水性樹脂粒子の吸収性を阻害
するため、吸収速度(加圧下の初期吸収量等)や加圧下
の吸収倍率を低下させる問題点があった。以上のよう
に、いずれの場合も耐吸湿ブロッキング付与剤は疎水性
のものが多く、吸収速度(加圧下の初期吸収量等)、及
び加圧下の吸収倍率が低下するため耐吸湿ブロッキング
性と吸収速度、加圧下の吸収倍率とのバランスを図るの
が困難であった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を改良すること、すなわち吸収速度(特に加圧下
の初期吸収量)、加圧下の吸収倍率を保持したまま耐吸
湿ブロッキング性の良好な吸水性樹脂粒子を得ることを
目的とし鋭意検討を重ねた結果、さらに吸収速度及び加
圧下の吸収倍率が改良されかつ耐吸湿ブロッキング性の
良好な吸水性樹脂粒子を得ることができた。
【0004】すなわち本発明は、吸水性樹脂(A)の粒
子が、シリコ−ン系界面活性剤(B)により処理されて
なる改質された吸水性樹脂粒子であり、 (B)のHLBが7〜18であり、 (B)の25℃における粘度が10〜2,000セン
チストークス(cst)であり、 (B)の量が(A)の量に対し0.001〜3重量%
であることを特徴とする吸水性樹脂粒子;並びに、吸水
性樹脂(A)の粒子を、シリコ−ン系界面活性剤(B)
により処理する改質された吸水性樹脂粒子の製法であ
り、 (B)のHLBが7〜18であり、 (B)の25℃における粘度が10〜2,000セン
チストークス(cst)であり、 (B)の量が(A)の量に対し0.001〜3重量%
であることを特徴とする改質された吸水性樹脂粒子の製
法である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において吸水性樹脂(A)
としては、通常自重の50倍から1000倍の純水を吸
収する能力のある水膨潤性架橋ポリマーである。本発明
に好適に使用できる吸水性樹脂の例としては、 特公昭53−46199号、特公昭53−46200
号公報などに記載のデンプンーアクリル酸(塩)グラフ
ト共重合体の架橋物、 特開昭55−133413号公報などに記載の水溶液
重合(断熱重合、薄膜重合、噴霧重合など)により得ら
れる架橋ポリアクリル酸(塩)、 特公昭54−30710号、特開昭56−26909
号公報などに記載の逆相懸濁重合法による架橋あるいは
自己架橋されたポリアクリル酸(塩)、 特開昭52−14689号、特開昭52−27455
号公報などに記載のビニルエステルと不飽和カルボン酸
またはその誘導体との共重合体ケン化物、 特開昭58−2312号、特開昭61−36309号
公報などに記載のアクリル酸(塩)にスルホン酸(塩)
基含有モノマーを共重合した吸水性樹脂、 イソブチレンー無水マレイン酸共重合体架橋物、 デンプンーアクリロニトリル共重合体の加水分解物、 架橋カルボキシメチルセルロース誘導体などが挙げら
れる。上記の吸水性樹脂は2種以上を併用してもよい。 これらのうち好ましいもの、重合性不飽和カルボン酸お
よび/またはその水溶性塩(Na塩、K塩など)を主構
成単位とする吸水性樹脂である。特に好ましいものは、
高い吸収性能を有する吸水性樹脂が安価に製造できると
いう点で、デンプンーアクリル酸(塩)グラフト共重
合体の架橋物および水溶液重合により得られる架橋ポ
リアクリル酸(塩)及び逆相懸濁重合で得られる架橋
あるいは自己架橋されたポリアクリル酸(塩)である。
【0006】さらに、吸水性樹脂(A)が重合性不飽和
カルボン酸および/またはその水溶性塩を主構成単位と
する吸水性樹脂の場合は、上記の吸水性樹脂粒子の表面
近傍をカルボン酸基および/またはその水溶性塩基と反
応しうる官能基を少なくとも2個有する架橋剤で架橋処
理した構造を有する表面架橋型吸水性樹脂粒子は、吸収
速度がさらに向上し、かつゲル強度も大きくなるので、
本発明に好適に使用することができる。表面架橋に使用
する架橋剤としては、例えば、ポリグリシジルエーテル
化合物(エチレングリコールジグリシジルエーテル、グ
リセリン−1,3−ジグリシジルエーテル、グリセリン
トリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグ
リシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエ
ーテルなど);ポリオール化合物(グリセリン、エチレ
ングリコール、ポリエチレングリコールなど);ポリア
ミン化合物(エチレンジアミン、ジエチレントリアミン
など);ポリアミン系樹脂(ポリアミドポリアミンエピ
クロルヒドリン樹脂、ポリアミンエピクロルヒドリン樹
脂など)などが挙げられる。これらの内で好ましい架橋
剤は、カルボン酸(塩)基と強い共有結合を形成して吸
収速度とゲル強度の双方に優れた吸水性樹脂が得られ、
且つ架橋反応を比較的低い温度で行わせることができて
経済的であると言う点で、ポリグリシジルエーテル化合
物およびポリアミン系樹脂である。
【0007】表面架橋処理における架橋剤の量は、架橋
剤の種類、架橋させる条件、目標とする性能などにより
種々変化させることができるため特に限定はないが、吸
水性樹脂に対して通常0.001〜3重量%、好ましく
は0.01〜2重量%、更に好ましくは0.05〜1重
量%である。架橋剤の量が0.001重量%未満では架
橋処理を行わない吸水性樹脂と性能面で大差はない。一
方、3重量%を越えると、吸水後のゲルが固くなりすぎ
て脆くなり、且つ吸収性能も低下するため好ましくな
い。この表面架橋は、(A)がシリコーン系界面活性剤
(B)で処理される前、(B)で処理されると同時また
は(B)で処理された後のいずれの段階で行われても良
いが、好ましくは、吸水性樹脂(A)の粒子表面がシコ
ンーン系界面活性剤(B)で効率よく処理できるという
点で、表面架橋は吸水性樹脂(A)がシリコーン系界面
活性剤(B)で処理される前の段階である。
【0008】該吸水性樹脂(A)の粒子の形状について
は粉粒状であれば特に限定はなく、粒状、顆粒状、造粒
状、リン片状、塊状、パール状、微粉末状などのいずれ
の形状であってもよい。該吸水性樹脂(A)の粒子の粒
度分布についても特に限定はなく、通常1〜1,000
ミクロン、好ましくは50〜850ミクロンの粒子の含
有量が95重量%以上である。
【0009】該吸水性樹脂(A)の粒子は、生理食塩水
(0.9%の塩化ナトリウム水溶液)に対する常圧下で
の吸収倍率が自重の30倍以上、好ましくは35〜80
倍、さらに好ましくは40〜70倍である。生理食塩水
に対する加圧下の吸収倍率は自重の20倍以上、好まし
くは25〜60倍である。
【0010】本発明におけるシリコーン系界面活性剤
(B)としては、ポリエチレンオキサイド変性シリコー
ン、ポリエチレンオキサイド・ポリプロピレンオキサイ
ド変性シリコーンなどが挙げられ、このうち好ましいも
のはポリエチレンオキサイド変性シリコーンである。ま
た(B)を水または揮発性溶剤に溶解または水に乳化し
た形態のものも本発明に好適に使用することができる。
【0011】シリコーン系界面活性剤(B)のHLBは
通常7〜18であり、好ましくはHLBが10〜18で
ある。HLBが18を越えると、親水性が高すぎるため
耐吸湿ブロッキング性の改良効果に乏しく、改良を図る
には、(B)を多量に添加しなければならず経済的でな
い。一方、HLBが7未満の場合、(B)の撥水作用が
強くなり吸水を阻害する結果となる。従って、HLBが
7〜18の場合、加圧下の初期吸収量および加圧下の吸
収倍率が向上し、かつ耐吸湿ブロッキング性能の良好な
吸水性樹脂粒子が得られる。
【0012】(B)の25℃における粘度は、通常10
〜2,000センチストークス(cst)である。好ま
しくは、水または溶剤類で希釈する必要が無く、(A)
との混合が容易という点で20〜1,000cstであ
る。2,000cstを越える粘度のものは、水または
低粘度の溶剤(例えばメチルエチルケトン、セロソルブ
類、ラウリルアルコールなど)で希釈して使用しなけれ
ばならず、吸水性樹脂粒子から溶剤を除去する工程を必
要として経済的でない。さらに粉体流動性の悪化という
問題を生じる。一方、10センチストークス(cst)
未満の場合、(B)が吸水性樹脂(A)の粒子の内部に
浸透しやすくなり目的とする効果に乏しい。
【0013】(A)の粒子に対する(B)の使用量は通
常0.001〜3重量%、好ましくは0.005〜2重
量%、特に好ましくは0.01〜1重量%である。
(B)の使用量が0.001重量%未満では(B)で処
理されていない吸水性樹脂粒子と大差はない。一方3重
量%を越えると、粉体流動性の悪化といった別の問題が
生じる。
【0014】本発明において、(A)の粒子を(B)で
処理する段階としては、粉砕中の段階、及び粉砕後製品
に至る前の段階があげられる。好ましくは粉砕後製品に
至る前の段階である。粉砕後製品に至る前の段階で、吸
水性樹脂(A)の粒子をシリコーン系界面活性剤(B)
で処理する工業的な装置としては、コニカルブレンダ
ー、ナウターミキサー、双腕型ニーダー、V型混合機、
流動層式混合機、タービュライザー、スクリュー式のラ
インブレンド装置、リボンミキサー、モルタルミキサー
などの機械的混合装置が挙げられる。これら混合装置で
処理する具体的な方法としては、あらかじめ(B)を高
濃度(例えば(A)の粒子に対し5〜20重量%)で
(A)に添加・混合してマスターバッチを作成してお
き、(B)として所定の添加量になる様にマスターバッ
チを(A)に添加して混合する方法、(A)を前記の混
合装置内で攪拌しながら(B)を添加あるいはスプレー
処理する方法などが挙げられる。また(B)を水または
揮発性溶剤に溶解または水に乳化してから(A)に添加
してもよい。また(B)の粘度が1,000〜2,00
0cstと比較的高い場合、吸水性樹脂(A)の粒子及
び/または(B)を加熱してから(A)の粒子を(B)
で処理することにより、均一な処理となる。(A)の粒
子が架橋剤でその粒子の表面近傍を架橋処理された吸水
性樹脂の粒子の場合は、架橋処理に使用する架橋剤溶液
の中に(B)を添加してもよい。
【0015】本発明の改質された吸水性樹脂粒子に、任
意の段階で無機二酸化ケイ素の微粉末(D)を添加する
ことができる。(D)の添加により、常圧吸収速度をさ
らに向上させることができる。また粉体流動性の向上も
期待できる。(D)の例としては、四塩化ケイ素を酸素
と水素を高温燃焼させた焔中で加水分解させて製造され
る乾式無機シリカが挙げられ、通常”Fumed Si
lica”と呼ばれているものである。また、無機シリ
カの表面のシラノール基をモノメチルトリクロルシラ
ン、ジメチルジクロルシラン、トリメチルクロルシラン
等と更に反応させてアルキル基を導入したシリカも使用
することができる。具体的には比表面積が50〜500
2/gで、一次粒子の粒度が5〜50nmの二酸化ケ
イ素である。好ましい(D)の例としては、上記の比表
面積と粒度を有し、親水性度が70%以上の、いわゆる
親水性二酸化ケイ素である。ここで親水性度とは、水/
メタノール=70/30の混合液中にコロイド状に懸濁
する二酸化ケイ素の割合である。この値が小さいほど疎
水性が強くなる。疎水性が強くなると、吸水性樹脂粒子
の加圧下の初期吸収速度および加圧下の吸収倍率が低下
する。
【0016】(D)の量は、(A)の量に対して、通常
0.001〜2重量%、好ましくは0.01〜1重量%
である。(D)の量が0.001重量%未満の場合、
(D)を含まない吸水性樹脂粒子と大差はない。一方2
重量%を越えると加圧下の吸収倍率が著しく低下する。
さらに、添加した(D)による発塵といった別の問題が
発生する。
【0017】本発明の改質された吸水性樹脂粒子を
(D)が添加されたものとする方法としては、例えば、 あらかじめ(A)の粒子に(D)を添加・混合してお
く方法、 (B)に(D)を添加・混合しておく方法、 (A)の粒子と(B)とを混合しながら(D)を添加
する方法、 (A)の粒子を(B)で処理した後に(D)を添加・
混合する方法 などが挙げられる。好ましい方法はおよびの方法で
ある。
【0018】本発明の改質された吸水性樹脂粒子に、本
発明の効果を損なわない範囲で、増量剤あるいは添加剤
として有機質粉体(例えばパルプ粉末、セルロース誘導
体、天然多糖類など)、無機質粉末(ゼオライト、シリ
カ、アルミナ、ベントナイト、活性炭など)、酸化防止
剤、防腐剤、殺菌剤、他の界面活性剤、着色剤、香料な
どを必要により配合することができ、これらの量は本発
明の改質された吸水性樹脂粒子の重量に対して通常10
重量%以下である。
【0019】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。吸水性樹脂および吸水性樹脂粒子の加圧下の初期
吸収量、加圧下の吸収倍率、耐吸湿ブロッキング率、発
塵度は下記の方法により測定した。以下、特に定めない
限り%は重量%を示す。
【0020】加圧下の初期吸収量と加圧下の吸収倍率:
250メッシュのナイロン網を底面に貼った円筒型プラ
スチックチューブ(内径30mm、高さ60mm)内に
吸水性樹脂粒子0.1gを均一に入れ、この樹脂粒子の
上に20g/cm2の荷重となるように外径30mmの
分銅を乗せる。生理食塩水60mlの入ったシャーレ
(直径:12cm)の中に吸水性樹脂粒子の入ったプラ
スチックチューブをナイロン網側を下面にして浸し、放
置する。吸水性樹脂粒子が生理食塩水を吸収して増加し
た重量を10分後および60分後に測定する。10分後
の増加重量の10倍値を生理食塩水に対する加圧下の初
期吸収量、60分後の増加量の10倍値を生理食塩水に
対する加圧下の吸収倍率とした。 吸湿ブロッキング率:20メッシュ以下の粒度の吸水性
樹脂粒子10gを直径5cmのアルミ製の皿に均一に入
れ、40℃、相対湿度80%の恒温恒湿槽中で3時間放
置する。放置後の吸水性樹脂粒子を12メッシュの金網
で軽く篩い、吸湿によりブロッキングして12メッシュ
以上となった樹脂粒子の重量を測定し、下式により吸湿
ブロッキング率を求めた。 吸湿ブロッキング率(%)=(12メッシュ以上の樹脂
粒子重量/放置後の樹脂粒子総重量)×100 発塵度:1リットルの吸引瓶の吸入口とデジタル発塵計
(柴田科学製)の吸入口を内径7mm、長さ10cmガ
ラス管で接続する。吸引瓶の上部の口から、ロートを用
いて吸水性樹脂粒子20gを吸引瓶に落下させる。落下
させた吸水性樹脂粒子から1分間に発生した発塵の個数
をデジタル発塵計を用いて測定し、この値を発塵度(単
位CPM)とした。
【0021】比較例1 容量1リットルのガラス製反応容器にアクリル酸ナトリ
ウム95g、アクリル酸27g、N,N’−メチレンビ
スアクリルアミド0.3gおよび脱イオン水430gを
仕込み、攪拌・混合しながら内容物の温度を5℃に保っ
た。内容物に窒素を流入して溶存酸素量を1ppm以下
とした後、過酸化水素の1%水溶液1gおよびアスコル
ビン酸の0.3%水溶液1gを添加して重合を開始さ
せ、約5時間重合することにより含水ゲル状重合体を得
た。この含水ゲル状重合体を130〜150℃で熱風乾
燥し、粉砕して粒度調整し105〜850μmの吸水性
樹脂粒子を得た。得られた吸水性樹脂粒子100gを高
速攪拌しながら、エチレングリコールジグリシジルエー
テルの10%水溶液1gを噴霧し、約140℃で30分
間加熱処理することにより表面近傍が架橋処理された吸
水性樹脂粒子を得た。このものを比較の吸水性樹脂(b
1)とする。尚、(b1)の粒度分布は表面架橋前とほ
とんど同じである。この吸水性樹脂(b1)の性能測定
結果を表1に示す。
【0022】実施例1 比較例1で得られた吸水性樹脂粒子(b1)100gを
V型混合機に入れ、これにポリエチレンオキサイド変性
シリコンオイル[信越化学工業(株)、KF353A:
HLB=10.0、粘度=400cst]0.02gを
添加し十分混合して、本発明の改質された吸水性樹脂粒
子(a1)を得た。本品の性能評価を表1に示す。
【0023】実施例2 比較例1で得られた吸水性樹脂粒子(b1)100gを
V型混合機に入れ、これにポリエチレンオキサイド変性
シリコンオイル[信越化学工業(株)、KF351A:
HLB=14.5、粘度=100cst]0.02gを
添加し十分混合して、本発明の改質された吸水性樹脂粒
子(a2)を得た。本品の性能評価を表1に示す。
【0024】比較例2 比較例1で得られた吸水性樹脂粒子(b1)100gを
V型混合機に入れ、これにポリエチレンオキサイド変性
シリコンオイル[信越化学工業(株)、KF945A:
HLB=4.5、粘度=150cst]0.02gを添
加し十分混合して、比較の吸水性樹脂粒子(b2)を得
た。本品の性能評価を表1に示す。
【0025】比較例3 比較例1で得られた吸水性樹脂粒子(b1)100gを
V型混合機に入れ疎水性シリカ(アエロジル−972)
0.5gを添加し、比較の吸水性樹脂粒子(b3)を得
た。本品の性能評価を表1に示す。
【0026】比較例4 比較例1で得られた吸水性樹脂粒子(b1)100g
に、粒径30ミクロンの酸化チタン1gを添加し、比較
の吸水性樹脂粒子(b4)を得た。本品の性能評価を表
1に示す。
【0027】比較例5 比較例1で得られた吸水性樹脂粒子(b1)100g
に、1gのステアリン酸を加え、80℃に加熱してステ
アリン酸を溶融し、この温度で10分間攪拌した。次い
で、この中に二酸化ケイ素3gを加えて十分混合した
後、室温まで冷却して比較の吸水性樹脂粒子(b5)を
得た。本品の性能評価を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】表1から判るように、本発明の吸水性樹脂
粒子は対応する比較例1に比し、加圧下の吸収倍率を維
持し、良好な耐吸湿ブロッキング性を示している。しか
も、加圧下の初期吸収量は向上している。更に発塵も少
ない。
【0030】
【発明の効果】本発明の吸水性樹脂粒子は次のような効
果を奏する。従来、吸水性樹脂粒子はその高い吸水性が
故に高い湿度下での粒子同士のブロッキングの問題があ
り改善が図られてきたが、その高い吸収性能を損なわず
に、耐吸湿ブロッキング性を改善する有効な方法が余り
なっかた。本発明はこれを解決するものである。すなわ
ち本発明の改質された吸水性樹脂粒子は、吸水性樹脂に
とって必要不可欠な吸収速度(特に加圧下の初期吸収
量)が改良され、且つ加圧下の吸収倍率を維持したまま
耐吸湿ブロッキング性が改善されたものである。更に発
塵性の改良といった効果も得られる。
【0031】上記効果を奏することから、本発明の吸水
性樹脂粒子は紙おむつ(子供用紙おむつおよび大人用紙
おむつ)、生理用ナプキン、失禁用パッド、母乳パッ
ド、手術用アンダーパッド、ペットシートなどの衛生用
品や吸収性当材にとくに好適に使用できる。さらに、保
冷材、乾燥剤、植物や土壌などの保水剤、ヘドロなどの
凝固剤、土木建築用の止水材やパッキング材、電線ケー
ブルや光ファイバーケーブルの止水材、人工雪など、粉
粒状の吸水性樹脂を利用する各種用途に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 健治 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水性樹脂(A)の粒子が、シリコ−ン
    系界面活性剤(B)により処理されてなる改質された吸
    水性樹脂粒子であり、 (B)のHLBが7〜18であり、 (B)の25℃における粘度が10〜2,000セン
    チストークス(cst)であり、 (B)の量が(A)の量に対し0.001〜3重量%
    であることを特徴とする吸水性樹脂粒子。
  2. 【請求項2】 (B)がポリエチレンオキサイド変性シ
    リコーンである請求項1記載の吸水性樹脂粒子。
  3. 【請求項3】 (A)が重合性不飽和カルボン酸および
    /またはその水溶性塩を主構成単位とする吸水性樹脂で
    ある請求項1または2に記載の吸水性樹脂粒子。
  4. 【請求項4】 (A)の粒子が、(B)により処理され
    る前、(B)により処理されると同時または(B)によ
    り処理された後に、分子内にカルボン酸基および/また
    はその水溶性塩基と反応し得る官能基を少なくとも2個
    以上有する架橋剤(C)で(A)の粒子の表面近傍が更
    に架橋処理されてなる請求項3に記載の吸水性樹脂粒
    子。
  5. 【請求項5】 更に二酸化ケイ素微粉末(D)が
    (A)に対し0.001〜2重量%添加されてなる請求
    項1〜4のいずれかに記載の吸水性樹脂粒子。
  6. 【請求項6】 吸水性樹脂(A)の粒子を、シリコ−ン
    系界面活性剤(B)により処理する改質された吸水性樹
    脂粒子の製法であり、 (B)のHLBが7〜18であり、 (B)の25℃における粘度が10〜2,000セン
    チストークス(cst)であり、 (B)の量が(A)の量に対し0.001〜3重量%
    であることを特徴とする改質された吸水性樹脂粒子の製
    法。
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