JPH09136873A - アルキルチオブタン酸誘導体及び腎臓疾患用剤 - Google Patents

アルキルチオブタン酸誘導体及び腎臓疾患用剤

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JPH09136873A
JPH09136873A JP32235395A JP32235395A JPH09136873A JP H09136873 A JPH09136873 A JP H09136873A JP 32235395 A JP32235395 A JP 32235395A JP 32235395 A JP32235395 A JP 32235395A JP H09136873 A JPH09136873 A JP H09136873A
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butanoic acid
ring
heteroaromatic
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Application number
JP32235395A
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English (en)
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Hiroshi Kurobe
博 黒部
Tetsuji Nunosawa
哲二 布沢
Kunio Sanada
邦雄 真田
Tomokatsu Sugawara
智且 菅原
Yukie Moriguchi
幸栄 森口
Takeshi Endo
武 遠藤
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Fuji Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Fuji Chemical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】新規なアルキルチオブタン酸誘導体及び腎臓疾
患用剤を提供する。 【解決手段】下記一般式(I) 〔式中、Rは、環が低級アルキル基で置換されていて
も良いO又はSを1個含む5員又は6員複素芳香単環又
は複素芳香縮合環、Nを1個含む6員複素芳香単環又は
複素芳香縮合環、Nを2個含む6員複素芳香環など、A
はアルキレン又はポリメチレン基、Rは、水素、低級
アルキル基、アシル基、Rは、水素、金属原子、低級
アルキル基を示す〕で示されるアルキルチオブタン酸誘
導体及びその薬理学上許容される塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なアルキルチオブ
タン酸誘導体、及び該誘導体を有効成分とする腎臓疾患
用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種アミノ酸混合物が、腎疾患又
は肝疾患の治療目的で使用され、その中に2−ヒドロキ
シ−4−メチルチオブタン酸(以下、HMTBA)、4
−メチルチオ−2−オキソブタン酸(以下、MTBA)
をアミノ酸の前駆体として混合したものの有用性が報告
されている。しかしながら、これらのHMTBA、MT
BAは生体内で非常に早い代謝反応を受けるためその生
体内半減期は短く、そのため各々単剤として臨床上使用
されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた薬理
作用を有するアルキルチオブタン酸誘導体及びそれらを
有効成分とする腎臓疾患用剤を提供することを目的す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、種々のアルキルチオブタン酸誘導体を
合成し、また上記各疾患による障害に対し、本発明に係
わる誘導体が優れた腎臓疾患予防又は治療効果を示すこ
とを見出した。本発明の化合物は一般式(I)
【0005】
【化3】
【0006】〔式中、R1は、(1)環が低級アルキル
基で置換されていても良いO又はSを1個含む5員又は
6員複素芳香単環又は複素芳香縮合環、(2)Nを1個
含む6員複素芳香単環又は複素芳香縮合環、(3)Nを
2個含む6員複素芳香環、(4)Nを2個又は3個含む
5員複素芳香単環又は芳香縮合環、(5)O又はSとN
1個含む5員複素芳香単環又は芳香縮合環、(6)Nを
4個含む複素芳香単環、(7)アルケニル基、(8)カ
ルボキシル基、(9)水酸基、(10)Oを1個含む5
又は6員飽和単環、(11)CH3O−(CH2−CH2
−O)m−基(この式中においてmは1〜4の整数を示
す)、Aは、アルキレン又はポリメチレン基、R2は、
水素、低級アルキル基、アシル基、R3は、水素、金属
原子、低級アルキル基を示す〕で示されるアルキルチオ
ブタン酸誘導体及びその薬理学上許容される塩である。
【0007】R1は、 (1)置換されていても良いO又はSを1個含む5員又
は6員複素芳香単環又は複素芳香縮合環であり、例えば
2−チエニル、3−チエニル、5−メチル−2−チエニ
ル等のチエニル基、ベンゾ−2−チエニル、ベンゾ−3
−チエニル等のベンゾチエニル基又はフリル基等をあげ
ることができる。 (2)Nを1個含む6員複素芳香単環又は複素芳香縮合
環であり、例えば2−、3−又は4−ピリジル基等のピ
リジル基等、複素芳香縮合環としてはキノリル基等をあ
げることができる。 (3)Nを2個含む6員複素芳香環であり、例えば2−
ピリミジニル、5−ピリミジニル、6−(2,4−ジオ
キソ)ピリミジニル等の1〜2個の水酸基で置換されて
いても良いピリミジニル基、4−ピリダジニル、3−ピ
リダジニル等のピリダジニル基、ピラジニル基等をあげ
ることができる。 (4)Nを2個又は3個含む5員複素芳香単環又は芳香
縮合環であり、例えば1−イミダゾリル、2−イミダゾ
リル、4−イミダゾリル等のイミダゾリル基、2−ベン
ゾイミダゾリル等のベンゾイミダゾル基をあげることが
できる。 (5)O又はSとN1個含む5員複素芳香単環又は芳香
縮合環であり、例えばチアゾリル基、ベンゾチアゾリル
基等をあげることができる。 (6)Nを4個含む複素芳香単環であり、例えばテトラ
ゾリル基をあげることができる。 (7)アルケニル基としては、例えばビニル、1−プロ
ペニル、ブテニル、3−メチル−2−ブテニル又は1−
メチル−2−プロペニル基等をあげることができる。 (8)カルボキシル基としては、保護基で保護されてい
ても良い。 (9)水酸基としては、保護基で保護されていても良
い。 (10)Oを1個含む5又は6員複素飽和単環であり、
例えばテトラヒドロフラニル又はピラニル等である。 (11)CH3O−(CH2−CH2−O)m−基(この式
中においてmは1〜4の整数を示す)であり、メトキシ
エトキシエチル等をあげることができる。
【0008】Aは、アルキレン又はポリメチレン基であ
り、C1〜C6のアルキレン又はポリメチレン基、例えば
エチレン、プロピレン、ブチレン、アミレン、ヘキシレ
ン等のアルキレン基、又はC1〜C6のポリメチレン基が
より好ましい。
【0009】R2は、水素、低級アルキル基、アシル
基、R3は、水素、水素、金属原子、低級アルキル基を
示す。
【0010】上記カルボキシル基の保護基とは、保護基
として通常用いられるものであり、アルキル基、ベンジ
ル基、メトキシベンジル基、アリル基、メトキシメチル
基、(2−メトキシエトキシ)メチル基等を示す。
【0011】保護されていてもよいカルボキシル基が置
換されたアルキレン基としては、カルボキシメチル、1
−カルボキシエチル、2−カルボキシエチル、3−カル
ボキシ−n−プロピル、2−カルボキシ−1−メチルエ
チル、4−カルボキシ−n−ブチル、3−カルボキシ−
1−メチルプロピル、3−カルボキシ−2−メチルプロ
ピル、2−カルボキシ−1,1−ジメチルエチル、5−
カルボキシ−n−ペンチル、4−カルボキシ−3−メチ
ルブチル、3−カルボキシ−2,2−ジメチルプロピ
ル、3−カルボキシ−1,1−ジメチルプロピル、6−
カルボキシ−n−ヘキシル、5−カルボキシ−1−メチ
ルペンチル、5−カルボキシ−2−メチルペンチル、5
−カルボキシ−3−メチルペンチル、5−カルボキシ−
4−メチルペンチル、7−カルボキシ−n−ヘプチル等
をあげることができる。
【0012】上記水酸基の保護基とは、保護基として通
常用いられるものでありアシル基、アルキル基、アラル
キル基、ピラニル基、トリチル基、フラニル基、トリメ
チルシリル基、トリエチルシリル基、イソプロピルジメ
チルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基、t
−ブチルジフェニルシリル基、テキシルジメチルシリル
基、アリル基、メトキシメチル基、(2−メトキシエト
キシ)メチル基、テトラヒドロピラニル基、メトキシカ
ルボニル基、エトキシカルボニル基又はプロポキシカル
ボニル基等をあげることができる。
【0013】水酸基が2個以上の場合の水酸基の保護基
とは、具体的には、メチリデン基、エチリデン基、イソ
プロピリデン基、ベンジリデン基等のアルキリデン基等
を示す。
【0014】上記保護基は、必要に応じて常法に従って
水酸基の水素原子と容易に置換することができ、また容
易に除去することができるものが好ましい。
【0015】保護されていてもよい水酸基が置換された
アルキレン基としては、2−ヒドロキシエチル、2,3
−ジヒドロキシ−n−プロピル等をあげることができ
る。
【0016】R2及びR3の低級アルキル基とは、炭素数
1〜6個の直鎖状又は分岐状のアルキル基を示し、メチ
ル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、n−ブ
チル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,
1−ジメチルエチル、n−ペンチル、3−メチルブチ
ル、2,2−ジメチルプロピル、1,1−ジメチルプロ
ピル、n−ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチル
ペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル基
等をあげることができる。
【0017】R2のアシル基とは、具体的にはアセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリ
ル、イソバレリル、ピバロイル、ラウロイル、ミリスト
イル、パルミトイル基等の脂肪族アシル基、炭素数3〜
6個のシクロアルカンカルボニル基、又はベンゾイル、
メトキシカルボニルベンゾイル、エトキシカルボニルベ
ンゾイル、メチルベンゾイル、フルオロベンゾイル、ク
ロロベンゾイル、ブロモベンゾイル、ヨードベンゾイ
ル、ジフルオロベンゾイル、ジクロロベンゾイル、メト
キシベンゾイル、ジメトキシベンゾイル、トリメトキシ
ベンゾイル、エトキシベンゾイル、ジエトキシベンゾイ
ル、トリエトキシベンゾイル、ニトロベンゾイル、シア
ノベンゾイル基等の芳香族アシル基、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソ
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、トリクロ
ロエトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル基等
のアルコキシカルボニル基を示し、アセチル、プロピオ
ニル、ブチリル、イソブチリル基等の低級アシル基が特
に好ましい。
【0018】R3の金属原子とは、ナトリウム、カリウ
ム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム等をあげ
ることができ、カリウム又はナトリウムがより好まし
い。
【0019】上記本発明の化合物で分子内に窒素原子を
含む化合物は、薬理学上許容される酸類と付加塩を形成
していてもよく、酸としては、塩酸、硫酸、硝酸等の無
機酸又はシュウ酸、マレイン酸、メシル酸、p−トルエ
ンスルホン酸等の有機酸をあげることができる。
【0020】本発明の代表的な化合物を以下に例示する
が、本発明はこれらの化合物に限定されるものではな
い。2−ヒドロキシ−4−(2−テニルチオ)ブタン
酸、2−ヒドロキシ−4−(3−テニルチオ)ブタン
酸、2−ヒドロキシ−4−(5−メチル−2−テニルチ
オ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−〔2−(2−チエ
ニル)エチルチオ〕ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−
(2−ベンゾチオフェンメチル)ブタン酸、2−ヒドロ
キシ−4−(2−ピリジルメチルチオ)ブタン酸、2−
ヒドロキシ−4−(3−ピリジルメチルチオ)ブタン
酸、2−ヒドロキシ−4−(4−ピリジルメチルチオ)
ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(2−キノリルメチル
チオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(2−ピラジニ
ルメチルチオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(4−
ピリミジニルメチルチオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−
4−(2−ベンゾイミダゾリルメチルチオ)ブタン酸、
2−ヒドロキシ−4−(4−チアゾリルメチルチオ)ブ
タン酸、2−ヒドロキシ−4−(2−ベンゾチアゾリル
メチルチオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(テトラ
ゾリルメチルチオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−
〔6−(2,4−ジオキソピリミジニルメチルチオ)〕
ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(アリルチオ)ブタン
酸、2−ヒドロキシ−4−(カルボキシメチルチオ)ブ
タン酸、2−ヒドロキシ−4−(フルフリルチオ)ブタ
ン酸、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエチルチ
オ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(2,3−ジヒド
ロキシプロピルチオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−
(2−テトラヒドロフルフリルチオ)ブタン酸、2−ヒ
ドロキシ−4−(メトキシエトキシエチルチオ)ブタン
酸。
【0021】本発明の化合物の製造法について以下に述
べる。本発明のアルキルチオブタン酸誘導体化合物は、
一般式(II) R1−L (II) (式中、R1前述と同意義を示し、Lは脱離基を示
す。)で表される反応性誘導体化合物と2−ヒドロキシ
−4−メルカプトブタン酸とを反応させることにより合
成できる。上記反応は下記反応式示すとおりである。
【0022】
【化4】
【0023】(式中、R1、R2、R3及びAは前述と同
意義を示し、Lは脱離基を示す)
【0024】上記各反応は、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、塩
化メチレン、ジメチルホルムアミド、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリ
ル、ヘキサン、酢酸エチル、メタノール、エタノール等
のアルコール類等の溶媒中で行われる。2種又はそれ以
上の溶媒を混合して利用することもできる。上記反応の
反応温度は比較的広い温度範囲で変化させることがで
き、一般的には氷冷温度から溶媒の沸点間の適宜な温度
で行うことができる。上記反応性誘導体化合物の脱離基
としては、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メシ
ル、トシル基等のスルホニル基等をあげることができ
る。
【0025】反応性誘導体化合物(II)の使用量は、
化合物(III)の1モル当たり1〜3モルであり、好
ましくは等モルである。
【0026】本発明の化合物で分子中にカルボキシル基
を有しているものは、常法に従って容易にエステル誘導
体とすることができる。例えば、本発明の化合物を、常
法に従って、ハロゲン化物、酸無水物、混合無水物(ジ
エチルクロロホスフェート又は2,4,6−トリイソプ
ロピルベンゼンスルホニルクロライドを反応させて調製
した)、活性化エステル、(例えばN−ヒドロキシサク
シンイミドエステル、N−ヒドロキシフタルイミドエス
テル、4−ニトロフェニルエステル等)、あるいはアシ
ルアジド又は混合炭酸無水物等とし、適宜なアルコール
類と反応させることにより製造することができる。
【0027】上記反応には、アルコール類と同時に前述
の適宜な溶媒を用いてもよい。
【0028】反応温度は比較的広い範囲で変化させるこ
とができ、一般的には0℃と溶媒の沸点間の温度であ
る。
【0029】本発明の化合物は、分子内にカルボキシ基
を有しているので塩基と薬理学上許容される塩類を形成
することができる。例えば、適宜な溶媒の存在下、有機
又は無機塩基、例えばナトリウム、カリウム、カルシウ
ム等のアルカリ金属、又はマグネシウム、カルシウム等
のアルカリ土類金属或いは有機塩基、例えばトリエチル
アミン等と反応させ、常法に従って処理することにより
得ることができる。
【0030】本発明の化合物で分子内にN原子を有する
化合物は、薬理学上許容される酸類と塩を形成すること
ができる。例えば、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸又はシ
ュウ酸、メシル酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸
とを常法に従って反応させた後、常法に従って処理する
ことにより得ることができる。
【0031】
【実施例】
実施例1 2−ヒドロキシ−4−(2−テニルチオ)ブタン酸の製
造 2−テニルクロリド20gと2−ヒドロキシ−4−メル
カプトブタン酸20.0gのエタノ−ル溶液100ml
に、水酸化ナトリウム13.0gを水50mlに溶かし
滴下した。反応液を室温で5時間攪拌した後、減圧下エ
タノ−ルを留去した。水層を酢酸エチルで洗浄後、水層
を硫酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去して得られる残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(クロロホル
ム)に付し、微黄色アメ状の目的化合物24.0gを得
た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
7.25(1H,dd,J=1.7Hz,J=4.6H
z),6.92(2H,m),4.25(1H,dd,
J=4.6Hz,J=7.6Hz),3.94(2H,
s),2.61(2H,m),1.95(2H,m) 元素分析(C91232として):理論値(%)4
6.53(C),5.21(H)、実測値(%)46.
76(C),4.98(H)
【0032】実施例2 2−ヒドロキシ−4−(3−テニルチオ)ブタン酸の製
造 3−テニルクロリド10.0g、2−ヒドロキシ−4−
メルカプトブタン酸10.0g及び水酸化ナトリウム
6.5gを実施例1の製法に準拠して処理しすることに
より無色結晶として目的化合物13.0gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
7.32(1H,dd,J=2.9Hz,J=4.9H
z),7.05−7.25(2H,m),4.23(1
H,dd,J=4.6Hz,J=7.6Hz),3.7
4(2H,s),2.54(2H,t,J=7.4H
z),1.70−2.20(2H,m),C−NMR
(δppm,CD3OD):177.50,140.1
6,129.17,126.78,123.26,7
0.11,35.06,31.05,27.79 元素分析(C91232として):理論値(%)4
6.53(C),5.21(H)、実測値(%)46.
81(C),5.14(H)
【0033】実施例3 2−ヒドロキシ−4−(5−メチル−2−テニルチオ)
ブタン酸の製造 5−メチル−2−テニルクロリド6.5g、2−ヒドロ
キシ−4−メルカプトブタン酸6.0g及び水酸化ナト
リウム3.6gとを実施例1の製法に準拠して処理する
ことにより、微黄色固体として目的化合物3.8gを得
た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
6.68(1H,d,J=2.2Hz),6.53(1
H,dd,J=2.2Hz,1.2Hz),4.23
(1H,dd,J=4.6Hz,7.6Hz),3.8
5(2H,s),2.60(2H,m),2.41(3
H,d,J=1.2Hz),2.01(2H,m) C−NMR(δppm,CD3OD):177.44,
140.81,140.33,127.05,125.
54,70.11,35.00,31.21,27.9
0,15.28 元素分析(C101432として):理論値(%)4
8.76(C),5.73(H)、実測値(%)48.
91(C),5.68(H)
【0034】実施例4 2−ヒドロキシ−4−〔2−(2−チエニル)エチルチ
オ〕ブタン酸の製造 2−(2−チエニル)エチル メタンスルホネート7.
6g、2−ヒドロキシ−4−メルカプトブタン酸5.0
g及び水酸化ナトリウム3.0gとを実施例1の製法に
準拠して処理することにより、微黄色固体として目的化
合物5.5gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
7.18(1H,dd,J=1.7Hz,J=4.6H
z),6.8(2H,m),4.26(1H,dd,J
=4.6Hz,7.6Hz),3.1(2H,m),
2.75(4H,m),2.0(2H,m) C−NMR(δppm,CD3OD):180.96,
144.12,127.49,125.64,124.
18,72.22,36.36,34.40,31.2
1,28.88 元素分析(C101432として):理論値(%)4
8.76(C),5.73(H)、実測値(%)48.
71(C),5.60(H)
【0035】実施例5 2−ヒドロキシ−4−(2−ベンゾチオフェンメチル)
ブタン酸の製造2−クロロメチルベンゾチオフェン7.
0g、2−ヒドロキシ−4−メルカプトブタン酸5.0
g及び水酸化ナトリウム3.0gとを実施例1の製法に
準拠して処理することにより、微黄色固体として目的化
合物7.5gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
7.85(2H,m),7.30(3H,m),4.3
2(1H,dd,J=4.2Hz,J=7.2Hz),
3.96(2H,s),2.61(2H,t),2.0
1(2H,m) 元素分析(C131432として):理論値(%)5
5.30(C),5.00(H)、実測値(%)55.
54(C),4.92(H)
【0036】実施例6 2−ヒドロキシ−4−(2−ピリジルメチルチオ)ブタ
ン酸の製造 2−クロロメチルピリジン塩酸塩13.0gと2−ヒド
ロキシ−4−メルカプトブタン酸10.0gのエタノ−
ル溶液50mlに、水酸化ナトリウム10gを水50m
lに溶かし滴下した。室温で一夜攪拌した後、硫酸水素
カリウム10gを加え中和した。溶媒を留去して得られ
た残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(メタ
ノ−ル:クロロホルム= 4:50)に付し、微黄色ア
メ状の目的化合物11.3gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
8.42〜8.53(1H,m),7.72〜7.95
(1H,m),7.24〜7.58(2H,m),4.
25(1H,dd,J=7.6Hz,2.7Hz),
3.85(2H,s),2.60(2H,t,J=7.
0Hz),1.70〜2.15(2H,m) 元素分析(C1013NO3Sとして):理論値(%)5
2.85(C),5.77(H)、実測値(%)53.
07(C),5.61(H)
【0037】実施例7 2−ヒドロキシ−4−(3−ピリジルメチルチオ)ブタ
ン酸の製造 3−クロロメチルピリジン塩酸塩13.0g、2−ヒド
ロキシ−4−メルカプトブタン酸10.0g、及び水酸
化ナトリウム10gを実施例1の製法に準拠して処理し
することにより、微黄色アメ状の目的化合物12.1g
を得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
8.50(1H,d,J=1.7Hz),8.40(1
H,dd,J=1.7Hz,J=3.2Hz),7.8
4(1H,dd,J=1.7Hz,J=7.8Hz),
7.41(1H,dddd,J=1.7Hz,7.8H
z,J=3.2Hz),4.23(1H,dd,J=
4.6Hz,J=7.5Hz),3.78(2H,
s),2.57(2H,m),2.0(2H,m) C−NMR(CD3OD):177.5,149.8,
148.0,139.1,137.1,125.2,7
0.1,35.1,33.6,28.0 元素分析(C1013NO3Sとして):理論値(%)5
2.85(C),5.77(H)、実測値(%)52.
82(C),6.01(H)
【0038】実施例8 2−ヒドロキシ−4−(4−ピリジルメチルチオ)ブタ
ン酸の製造 4−クロロメチルピリジン塩酸塩13.0g、2−ヒド
ロキシ−4−メルカプトブタン酸10.0g、及び水酸
化ナトリウム10gを実施例1の製法に準拠して処理し
することにより、微黄色アメ状の目的化合物10.4g
を得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
9.04(1H,d,J=1.0Hz),8.74(1
H,dd,J=5.4Hz),7.62(1H,dd,
J=1.0Hz,J=5.4Hz),4.01(1H,
dd,J=4.1Hz,J=7.1Hz),3.82
(2H,s),2.61(2H,t,J=7.8H
z),1.65〜2.25(2H,m) 元素分析(C1013NO3Sとして):理論値(%)5
2.85(C),5.77(H)、実測値(%)52.
81(C),5.90(H)
【0039】実施例9 2−ヒドロキシ−4−(2−キノリルメチルチオ)ブタ
ン酸の製造 2−クロロメチルキノリン塩酸塩8.0gと2−ヒドロ
キシ−4−メルカプトブタン酸5.0gのエタノ−ル溶
液30mlに、水酸化ナトリウム5.0gを水30ml
に溶かし滴下した。室温で一夜攪拌した後、硫酸水素カ
リウム7.0gを加え中和した。析出した結晶を濾取
し、微黄色の結晶として目的化合物6.3gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,アセトン−d6、
3OD):8.31(1H,d,J=8.5Hz),
7.5〜8.1(4H,m),4.15(1H,dd,
J=4.4Hz,J=8.0Hz),4.03(2H,
s),2.66(2H,m),2.0(2H,m) C−NMR(δppm,CD3OD):180.90,
160.70,147.96,138.54,130.
84,128.73,128.63,128.30,1
27.43,122.61,72.28,38.85,
36.08,28.88 元素分析(C1415NO3Sとして):理論値(%)6
0.63(C),5.45(H)、実測値(%)60.
74(C),5.36(H)
【0040】実施例10 2−ヒドロキシ−4−(2−ピラジニルメチルチオ)ブ
タン酸の製造 2−クロロメチルピラジン7.5gと2−ヒドロキシ−
4−メルカプトブタン酸5.0gのエタノ−ル溶液30
mlに、水酸化ナトリウム3.5gを水30mlに溶か
し滴下した。室温で一夜攪拌した後、硫酸水素カリウム
5.0gを加え中和した。溶媒を留去して得られた残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(メタノ−
ル:クロロホルム=4:50)に付し、微黄色アメ状の
目的化合物6.1gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
8.68(1H,d,J=1.2Hz),8.48(2
H,m),4.01(1H,dd,J=4.2Hz,J
=7.3Hz),3.90(2H,s),2.62(2
H,t),1.97(2H,m) 元素分析(C91223Sとして):理論値(%)4
7.36(C),5.30(H)、実測値(%)47.
50(C),5.11(H)
【0041】実施例11 2−ヒドロキシ−4−(4−ピリミジニルメチルチオ)
ブタン酸の製造 4−クロロメチルピリミジン7.0gと2−ヒドロキシ
−4−メルカプトブタン酸5.0gのエタノ−ル溶液3
0mlに、水酸化ナトリウム3.2gを水30mlに溶
かし滴下した。室温で一夜攪拌した後、硫酸水素カリウ
ム5.2gを加え中和した。溶媒を留去して得られた残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(メタノ−
ル:クロロホルム=1:4)に付し、微黄色アメ状の目
的化合物4.4gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
9.04(1H,d,J=1.0Hz),8.74(1
H,d,J=5.4Hz),7.62(1H,dd,J
=5.4Hz,J=1.0Hz),4.01(1H,d
d,J=7.1Hz,J=4.1Hz),3.82(2
H,s),2.61(2H,t,J=7.8Hz),
1.65−2.25(2H,m) 元素分析(C91223Sとして):理論値(%)4
7.36(C),5.30(H)、実測値(%)47.
64(C),5.08(H)
【0042】実施例12 2−ヒドロキシ−4−(2−ベンゾイミダゾリルメチル
チオ)ブタン酸の製造2−クロロメチルベンゾイミダゾ
−ル6.5gと2−ヒドロキシ−4−メルカプトブタン
酸5.0gのエタノ−ル溶液30mlに、水酸化ナトリ
ウム3.6gを水30mlに溶かし滴下した。室温で一
夜攪拌した後、硫酸水素カリウム7.2gを加え中和し
た。析出した結晶を濾取し、無色の結晶として目的化合
物4.2gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
7.51(2H,m),7.21(2H,m),4.0
7(1H,dd,J=4.4Hz,J=8.0Hz),
3.96(2H,s),2.67(2H,t),1.9
6(2H,m) C−NMR(CD3OD):180.80,153.8
7,139.57,123.42,115.62,5
1.91,35.87,29.58,29.37 元素分析(C121423Sとして):理論値(%)5
4.12(C),5.30(H)、実測値(%)53.
82(C),5.02(H)
【0043】実施例13 2−ヒドロキシ−4−(4−チアゾリルメチルチオ)ブ
タン酸の製造 4−ブロモメチルチアゾ−ル12.0gと2−ヒドロキ
シ−4−メルカプトブタン酸8.0gのエタノ−ル溶液
50mlに、水酸化ナトリウム4.8gを水50mlに
溶かし滴下した。室温で一夜攪拌した後、硫酸水素カリ
ウム8.2gを加え中和した。溶媒を留去して得られた
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(メタノ
−ル:クロロホルム=4:25)に付し、微黄色アメ状
の目的化合物5.6gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
8.94(1H,d,J=2.0Hz),7.45(1
H,d,J=2.0Hz),4.00(1H,dd,J
=4.2Hz,J=7.1Hz),3.90(2H,
s),2.57(2H,m),1.95(2H,m) 元素分析(C811NO32として):理論値(%)4
1.19(C),4.75(H)、実測値(%)41.
10(C),4.51(H)
【0044】実施例14 2−ヒドロキシ−4−(2−ベンゾチアゾリルメチルチ
オ)ブタン酸の製造 2−ヒドロキシメチルベンゾチアゾ−ル6.0gとトリ
エチルアミン4.4gの塩化メチレン溶液50mlに、
氷冷下、塩化メタンスルホン酸4.4gを滴下した。1
0分間攪拌した後、反応液を希硫酸、炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
留去して得られた2−ベンゾチアゾリルメチル メタン
スルホネートと2−ヒドロキシ−4−メルカプトブタン
酸5.0gのエタノ−ル溶液300mlに、水酸化ナト
リウム5.0gを水50mlに溶かし滴下した。室温で
30分間攪拌した後、濃塩酸9mlを加え酸性にし、ク
ロロホルムで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
した後溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィ−(メタノ−ル:クロロホルム=
1:100)に付し、無色アメ状の目的化合物6.2g
を得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
7.30−8.10(4H,m),4.24(1H,d
d,J=7.2Hz,J=4.4Hz),4.18(2
H,s),2.75(2H,t,J=7.2Hz),
1.70−2.25(2H,m) 元素分析(C1213NO32として):理論値(%)5
0.87(C),4.62(H)、実測値(%)50.
58(C),4.39(H)
【0045】実施例15 2−ヒドロキシ−4−(テトラゾリルメチルチオ)ブタ
ン酸の製造 ブロモアセトニトリル6.3gと2−ヒドロキシ−4−
メルカプトブタン酸6.3gのエタノ−ル溶液50ml
に、水酸化ナトリウム4.0gを水30mlに溶かし滴
下した。2時間攪拌した後、溶媒を留去し酢酸エチルで
抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒
を留去して得られた残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ−(メタノ−ル:クロロホルム= 3:10
0)に付し、6.0gの2−ヒドロキシ−4−(シアノ
メチルチオ)ブタン酸を得た。上記の化合物5.4g、
アジ化ナトリウム2.7g及び塩化アンモニウム2.0
gをDMF溶かし、100度で18時間加熱した。溶媒
を留去して得られた残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ−(メタノ−ル:クロロホルム=3:50)に
付し、無色アメ状の目的化合物3.2gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
4.50(2H,s),4.25(1H,dd,J=
7.1Hz,J=4.4Hz),2.68(2H,t,
J=7.2Hz),1.70−2.25(2H,m) 元素分析(C61043Sとして):理論値(%)3
3.02(C),4.62(H)、実測値(%)33.
21(C),4.55(H)
【0046】実施例16 2−ヒドロキシ−4−〔6−(2,4−ジオキソピリミ
ジニルメチルチオ)〕ブタン酸の製造 6−クロロメチル−2,4−ジオキソピリミジン8.3
gと2−ヒドロキシ−4−メルカプトブタン酸7.0g
の水溶液100mlに、水酸化ナトリウム4.5gを水
50mlに溶かし滴下した。室温で一夜攪拌した後、濃
塩酸で中和後、溶媒を留去した。得られた残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−(メタノ−ル:クロロ
ホルム=3:20)に付し、無色結晶として目的化合物
を7.0gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
5.73(1H,s),4.04(1H,dd,J=
7.1Hz,J=4.4Hz),3.52(3H,
s),2.65(2H,t,J=7.5Hz),1.7
0−2.25(2H,m) 元素分析(C91225Sとして):理論値(%)4
1.53(C),4.65(H)、実測値(%)41.
43(C),4.46(H)
【0047】実施例17 2−ヒドロキシ−4−(アリルチオ)ブタン酸の製造 臭化アリル4.5gと2−ヒドロキシ−4−メルカプト
ブタン酸5.0gのエタノ−ル溶液50mlに、水酸化
ナトリウム2.5gを水50mlに溶かし滴下した。室
温3時間攪拌した後、濃塩酸で中和後、酢酸エチルで抽
出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を
留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ−(メタノ−ル:クロロホルム=1:50)に
付し、無色アメ状の目的化合物5.1gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
5.76(1H,m),5.13(2H,m),4.4
3(1H,dd,J=4.6Hz,7.5Hz),3.
14(2H,m),2.64(2H,m)2.04(2
H,m) 元素分析(C7123Sとして):理論値(%)47.
71(C),6.86(H)、実測値(%)47.77
(C),6.64(H)
【0048】実施例18 2−ヒドロキシ−4−(カルボキシメチルチオ)ブタン
酸の製造 ブロモ酢酸エチル5.0mlと2−ヒドロキシ−4−メ
ルカプトブタン酸5.0gのエタノ−ル溶液35ml
に、水酸化ナトリウム6.0gを水35mlに溶かし滴
下した。室温で5時間攪拌した後、濃塩酸で中和後、酢
酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を留去して得られた残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィ−(メタノ−ル:クロロホルム=1:
50)に付し、無色アメ状の目的化合物5.0gを得
た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
4.26(1H,dd,J=4.6Hz,J=8.1H
z),3.25(2H,s),2.78(2H,m),
2.00(2H,m) 元素分析(C6105Sとして):理論値(%)37.
11(C),5.19(H)、実測値(%)37.08
(C),5.01(H)
【0049】実施例19 2−ヒドロキシ−4−(フルフリルチオ)ブタン酸の製
造 フルフリルアルコ−ル10.0gとトリエチルアミン1
3gの塩化メチレン溶液に、氷冷下塩化メタンスルホニ
ル12.3gを加え、同温度で30分間攪拌した。反応
液を希硫酸と炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥の後溶媒を留去した。得られたフルフ
リル メタンスルホネートと2−ヒドロキシ−4−メル
カプトブタン酸10.0gをエタノ−ル100mlに溶
かし、水酸化ナトリウム6.0gを水50mlに溶かし
滴下した後、室温一夜攪拌した。濃塩酸で中和した後、
酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を留去して得られた残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィ−(クロロホルム)に付し、無色アメ
状の目的化合物4.2gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
7.40(1H,m),6.18−6.45(2H,
m),4.23(1H,dd,J=7.2Hz,J=
4.9Hz),3.73(2H,s),2.62(2
H,t,J=7.0Hz),1.70−2.20(2
H,m) 元素分析(C9124Sとして):理論値(%)49.
99(C),5.59(H)、実測値(%)50.19
(C),5.43(H)
【0050】実施例20 2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエチルチオ)ブ
タン酸の製造 ヨードエタノール7.0gと2−ヒドロキシ−4−メル
カプトブタン酸5.0g及び水酸化ナトリウム3.2g
を実施例1の製法に準拠して処理することにより無色ア
メ状の目的化合物3.2gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
4.29(1H,dd,J=7.6Hz,J=4.4H
z),3.68(2H,t,J=6.8Hz),2.5
7−2.80(4H,m),1.74−2.20(2
H,m) 元素分析(C6124Sとして):理論値(%)39.
99(C),6.71(H)、実測値(%)39.85
(C),6.55(H)
【0051】実施例21 2−ヒドロキシ−4−(2,3−ジヒドロキシプロピル
チオ)ブタン酸の製造3−クロロ−1,2−プロパンジ
オール4.5gと2−ヒドロキシ−4−メルカプトブタ
ン酸5.0g及び水酸化ナトリウム3.2gを実施例1
の製法に準拠して処理することにより無色アメ状の目的
化合物4.3gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
4.39(1H,dd,J=7.8Hz,J=4.6H
z),3.50−3.89(3H,m),2.50−
2.86(4H,m),1.75−2.15(2H,
m) 元素分析(C7145Sとして):理論値(%)39.
99(C),6.71(H)、実測値(%)39.73
(C),6.48(H)
【0052】実施例22 2−ヒドロキシ−4−(2−テトラヒドロフルフリルチ
オ)ブタン酸の製造 テトラヒドロフルフリルブロマイド20gと2−ヒドロ
キシ−4−メルカプトブタン酸15g及び水酸化ナトリ
ウム8.8gを実施例1の製法に準拠して処理すること
により無色アメ状の目的化合物9.2gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
4.22(1H,dd,J=8.0Hz,J=4.5H
z),3.68〜4.18(3H,m),2.58〜
2.88(4H,m),1.56〜2.32(6H,
m) 元素分析(C9164Sとして):理論値(%)49.
07(C),7.32(H)、実測値(%)48.77
(C),7.04(H)
【0053】実施例23 2−ヒドロキシ−4−(メトキシエトキシエチルチオ)
ブタン酸の製造 メトキシエトキシエチル メタンスルホネート9.4g
と2−ヒドロキシ−4−メルカプトブタン酸6.0g及
び水酸化ナトリウム3.8gを実施例1の製法に準拠し
て処理することにより無色アメ状の目的化合物7.25
gを得た。 H−NMR(90MHz,δppm,CD3OD):
4.27(1H,dd,J=4.2Hz,J=7.2H
z),3.45〜3.76(6H,m),3.37(3
H,s),2.70(4H,t,J=7.0Hz),
1.70〜2.25(2H,m) 元素分析(C9185Sとして):理論値(%)45.
36(C),7.61(H)、実測値(%)45.09
(C),7.44(H)
【0054】本発明の化合物の薬理試験及びその結果に
ついて以下に述べる。
【0055】急性毒性試験 本発明の化合物群のマウスの急性経口毒性LD50値は
1,000〜3,000mg/kgであった。
【0056】腎障害抑制試験 試験例1 腎毒性軽減作用:ラットにおけるピュ−ロマイシンアミ
ノヌクレオシド(PAN)腎毒性に対する軽減効果 (試験方法)Wistar系雄ラット(体重196〜2
14g)を1群5匹として用い、PAN80mg/5m
l/kgをday0に静脈内投与した。本発明の各化合
物1mmol/5ml/kg/dayの用量でday1
からday4まで、及び7、8日に経口投与した。da
y8、10、15及びday22の各日毎に24時間尿
を採取し、尿中の尿蛋白量、尿アルブミン量、また血清
尿素窒素(BUN)、クレアチニン(CRE)、コレス
テロール(CHO)、トリグリセリド(TG)はday
8、10、15及び22に採血した血液を用いて、自動
分析装置(日立7070型)により測定した。さらに、
day22に腎臓を摘出(day13)して重量を測定
し、その重量比(腎重量/体重)を算出した。
【0057】本発明の化合物群は、経口投与でPANに
よる尿蛋白量、尿アルブミン量、血清尿素窒素(BU
N)、クレアチニン(CRE)、コレステロール(CH
O)、トリグリセリド(TG)の上昇を明らかに抑制
し、その腎毒性を軽減した。また、対照群にみられた腎
重量の増加も明らかに抑制した。
【0058】本発明の代表的な化合物の試験結果は表1
(各化合物番号は、実施例番号1、2、7、9、12及
び14の化合物を示す)及び表2(各化合物番号は、実
施例16、17及び19の化合物を示す)に示す通りで
あった。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】試験例2 ストレプトゾトシン(STZ)糖尿病性腎障害モデルに
対する効果 (試験方法)ストレプトゾトシン(40mg/kg)を
day1に靜注し、day17で血糖値、CHO値、尿
中ALB値及び体重を指標に群分けした。本発明の各化
合物の経口投与は、20より毎日(週5日間、1mmo
l/kg/day)行った。対照群には生理食塩水を投
与し、以下に述べる項目、すなわち体重変化、血漿GL
U、血漿BUN、血漿CRE、血漿CHO、血漿TG、
血漿ALB、血漿TP、血漿GOT、血漿GPT、尿
量、尿中グルコース、尿中総蛋白、尿中ALB等につい
て測定した。その結果、本発明の各化合物は、対照群に
比べ体重が増加し、血漿GLU、血漿BUN、血漿CH
O、血漿TG、血漿GOT、血漿GPT等の増加は抑制
され、尿量、尿中グルコース、尿中総蛋白、尿中ALB
等の量は、対照群と比べて減少傾向にあった。また、対
照群に比べると腎重量の増加は明らかに抑制され、腎毒
性が軽減されたことを示した。その結果を下記表に示
す。
【0062】
【表3】
【0063】上記の結果から、本発明の化合物は、腎障
害の指標を改善している。また、本発明の化合物は、血
中の脂質を低下させる効果がある。この場合に脂質は低
下するが、体重は増加させながら腎障害の改善した。す
なわち、本発明の化合物は、腎障害による血糖値の上昇
も見られない。
【0064】フルクトース(2g/kg,po)負荷し
たSTZ糖尿病性腎障害モデルでの白内障の発現に対す
る効果を試験した。本発明の化合物は、対照群に比べて
顕著に白内障の発現を抑制した。
【0065】以上の結果から、本発明の化合物及びその
薬理学上許容される塩類は、腎臓疾患治療剤として極め
て有用である。腎臓疾患としては、ネフローゼ症候群、
糖尿病性腎障害、糖尿病性腎障害による白内障、高尿酸
血症による腎障害、痛風腎による腎障害、急性腎不全に
よる腎障害、腎臓疾患が薬物により誘発される腎障害又
は重金属により誘発される腎障害である腎臓疾患の治療
に有用である。
【0066】本発明の化合物は、患者には通常の投与法
によって経口又は非経口で投与することができる。さら
に本発明の化合物は単独、又は適合性のある医薬担体と
ともに処方することにより使用することができる。
【0067】担体物質としては、水、ゼラチン、アラビ
アゴム、乳糖、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、
タルク、植物油、ポリアルキレングリコール、ワセリン
等の腸管、経皮又は非経口投与に適した有機又は無機の
不活性担体物質である。
【0068】製剤としては、錠剤、糖衣錠、腸溶錠、顆
粒剤、散剤、坐剤、カプセル、腸溶カプセル等の固形製
剤、軟膏等の半固形製剤、又は例えば溶液、懸濁剤又は
乳剤等の液体製剤等がある。上記各製剤は常法に従って
製造することができる。又、保存剤、安定化剤、セッテ
ィング剤、乳化剤、風味改善剤、塩類、緩衝剤等の補助
剤を添加することもできる。
【0069】本発明の化合物は、医薬として使用する場
合にはそれぞれ単独で又は2種以上の異なった化合物を
組み合わせて使用することができる。使用量は医薬組成
物の全重量当たり約0.1から99.5%好ましくは
0.5から95%である。
【0070】本発明の化合物の患者に対する1日当たり
の投与量は、使用する用途、体重、年齢、治療を受ける
状態により変化するが、一般的には一人当たり0.5〜
3000mgの範囲であり好ましくは約3〜1000m
gである。
【0071】製剤例1 常法により次の組成により錠剤を作成する。 実施例1の化合物 25mg 乳糖 60mg バレイショデンプン 40mg ポリビニルアルコール 2mg ステアリン酸マグネシウム 1mg
【0072】製剤例2 常法により次の組成により顆粒剤を作成する。 実施例2の化合物 50mg 乳糖 15mg トウモロコシデンプン 10mg ヒドロキシプロピルセルロース 20mg ポリビニルアルコール 5mg
【0073】製剤例3 常法により次の組成により散剤を作成する。 実施例3の化合物 25mg 乳糖 275mg
【0074】製剤例4 製剤例3で得られた散剤をカプセル容器に充填してカプ
セル剤とする。 実施例1の化合物 25mg 乳糖 275mg
【0075】
【発明の効果】本発明により、新規なアルキルジチオブ
タン酸誘導体、及び該誘導体を有効成分とする腎臓疾患
用剤を提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/41 A61K 31/41 31/415 31/415 31/44 31/44 31/47 31/47 31/505 31/505 C07D 213/32 C07D 213/32 215/12 215/12 235/04 235/04 239/26 239/26 257/04 257/04 B 307/38 307/38 333/18 333/18 333/54 333/54 (72)発明者 菅原 智且 富山県中新川郡上市町横法音寺55番地 富 士化学工業株式会社内 (72)発明者 森口 幸栄 富山県中新川郡上市町横法音寺55番地 富 士化学工業株式会社内 (72)発明者 遠藤 武 富山県中新川郡上市町横法音寺55番地 富 士化学工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 〔式中、R1は、(1)環が低級アルキル基で置換され
    ていても良いO又はSを1個含む5員又は6員複素芳香
    単環又は複素芳香縮合環、(2)Nを1個含む6員複素
    芳香単環又は複素芳香縮合環、(3)Nを2個含む6員
    複素芳香環、(4)Nを2個又は3個含む5員複素芳香
    単環又は芳香縮合環、(5)O又はSとN1個含む5員
    複素芳香単環又は芳香縮合環、(6)Nを4個含む複素
    芳香単環、(7)アルケニル基、(8)カルボキシル
    基、(9)水酸基、(10)Oを1個含む5又は6員飽
    和単環、(11)CH3O−(CH2−CH2−O)m−基
    (この式中においてmは1〜4の整数を示す)、Aは、
    アルキレン又はポリメチレン基、R2は、水素、低級ア
    ルキル基、アシル基、R3は、水素、金属原子、低級ア
    ルキル基を示す〕で示されるアルキルチオブタン酸誘導
    体及びその薬理学上許容される塩。
  2. 【請求項2】請求項1記載の、(1)環が低級アルキル
    基で置換されていても良いO又はSを1個含む5員又は
    6員複素芳香単環又は複素芳香縮合環が、チエニル基、
    メチルチエニル基、ベンゾチエニル基又はフリル基、
    (2)Nを1個含む6員複素芳香単環又は複素芳香縮合
    環が、ピリジル基又はキノリル基、(3)Nを2個含む
    6員複素芳香環が、ピラジニル基又は1〜2個の水酸基
    で置換されていても良いピリミジニル基、(4)Nを2
    個又は3個含む5員複素芳香単環又は芳香縮合環が、イ
    ミダゾリル基又はベンズイミダゾリル基、(5)O又は
    SとN1個含む5員複素芳香単環又は芳香縮合環が、チ
    アゾリル基又はベンゾチアゾリル基、(6)Nを4個含
    む複素芳香単環が、テトラゾリル基、(7)アルケニル
    基、(8)カルボキシル基、(9)水酸基、(10)O
    を1個含む5又は6員飽和単環、(11)CH3O−
    (CH2−CH2−O)m−基(この式中においてmは1
    〜4の整数を示す)、Aは、C1〜C6のアルキレン又は
    ポリメチレン基、R2は、水素、低級アルキル基、アシ
    ル基、R3は、水素、金属原子、低級アルキル基を示
    す〕で示されるアルキルチオブタン酸誘導体及びその薬
    理学上許容される塩。
  3. 【請求項3】2−ヒドロキシ−4−(2−テニルチオ)
    ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(3−テニルチオ)ブ
    タン酸、2−ヒドロキシ−4−(5−メチル−2−テニ
    ルチオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−〔2−(2−
    チエニル)エチルチオ〕ブタン酸、2−ヒドロキシ−4
    −(2−ベンゾチオフェンメチル)ブタン酸、2−ヒド
    ロキシ−4−(2−ピリジルメチルチオ)ブタン酸、2
    −ヒドロキシ−4−(3−ピリジルメチルチオ)ブタン
    酸、2−ヒドロキシ−4−(4−ピリジルメチルチオ)
    ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(2−キノリルメチル
    チオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(2−ピラジニ
    ルメチルチオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(4−
    ピリミジニルメチルチオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−
    4−(2−ベンゾイミダゾリルメチルチオ)ブタン酸、
    2−ヒドロキシ−4−(4−チアゾリルメチルチオ)ブ
    タン酸、2−ヒドロキシ−4−(2−ベンゾチアゾリル
    メチルチオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(テトラ
    ゾリルメチルチオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−
    〔6−(2,4−ジオキソピリミジニルメチルチオ)〕
    ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(アリルチオ)ブタン
    酸、2−ヒドロキシ−4−(カルボキシメチルチオ)ブ
    タン酸、2−ヒドロキシ−4−(フルフリルチオ)ブタ
    ン酸、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエチルチ
    オ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−(2,3−ジヒド
    ロキシプロピルチオ)ブタン酸、2−ヒドロキシ−4−
    (2−テトラヒドロフルフリルチオ)ブタン酸、2−ヒ
    ドロキシ−4−(メトキシエトキシエチルチオ)ブタン
    酸で示される化合物。
  4. 【請求項4】一般式(I) 【化2】 〔式中、R1は、(1)環が低級アルキル基で置換され
    ていても良いO又はSを1個含む5員又は6員複素芳香
    単環又は複素芳香縮合環、(2)Nを1個含む6員複素
    芳香単環又は複素芳香縮合環、(3)Nを2個含む6員
    複素芳香環、(4)Nを2個又は3個含む5員複素芳香
    単環又は芳香縮合環、(5)O又はSとN1個含む5員
    複素芳香単環又は芳香縮合環、(6)Nを4個含む複素
    芳香単環、(7)アルケニル基、(8)カルボキシル
    基、(9)水酸基、(10)Oを1個含む5又は6員飽
    和単環、(11)CH3O−(CH2−CH2−O)m−基
    (この式中においてmは1〜4の整数を示す)、Aは、
    アルキレン又はポリメチレン基、R2は、水素、低級ア
    ルキル基、アシル基、R3は、水素、金属原子、低級ア
    ルキル基を示す〕で示されるアルキルチオブタン酸誘導
    体及びその薬理学上許容される塩を有効成分とする腎臓
    疾患用剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2827859A1 (fr) * 2001-07-30 2003-01-31 Lipha Derives 4-(arylthio) - ou 4-(heteroarylthio) -butyrique dans la preparation de medicaments destines au traitement du diabete
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