JPH09135174A - 離散コサイン変換装置、及び画像処理用lsi - Google Patents

離散コサイン変換装置、及び画像処理用lsi

Info

Publication number
JPH09135174A
JPH09135174A JP7317216A JP31721695A JPH09135174A JP H09135174 A JPH09135174 A JP H09135174A JP 7317216 A JP7317216 A JP 7317216A JP 31721695 A JP31721695 A JP 31721695A JP H09135174 A JPH09135174 A JP H09135174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discrete cosine
address
ram
storage means
dct
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7317216A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiko Sawamura
秀彦 澤村
Shuichi Shibakawa
修一 柴川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Microcomputer System Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Microcomputer System Ltd
Priority to JP7317216A priority Critical patent/JPH09135174A/ja
Publication of JPH09135174A publication Critical patent/JPH09135174A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 RAM部のチップ占有面積の縮小化を図るこ
とにある。 【解決手段】 入力画像について1次元目の離散コサイ
ン変換処理を施してその結果をRAM部に書込み、それ
について2次元目の離散コサイン変換処理を施すとき、
上記RAM部の記憶情報を読出した後にその読出しアド
レスと同一のアドレスにて、上記第1離散コサイン変換
器による次の入力画像についての変換結果を上記RAM
部に書込むためのタイミングコントローラ15を設け
て、2次元離散コサイン変換のDCT係数並べ替えのた
めに必要とされるRAM部の記憶容量の低減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像のディジタル
処理技術、さらには画像信号の圧縮技術に好適な離散コ
サイン変換(以下、「DCT」と略記する)装置に関
し、例えば画像処理用LSIに適用して有効な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像圧縮は、画像が持つ空間的、時間的
冗長性を取除くことによりデータ量を減らす技術であ
り、それは画像通信、特にテレビ電話などに代表される
動画像通信において重要な技術とされている。画像圧縮
における要素技術は3種類ある。すなわち、空間座標の
値を周波数に変換するための「DCT」、変換された係
数の語長を打切ることによりデータ量を減らすための
「量子化」、及び量子化されたデータの発生頻度に適す
るような長さの符号を割当てるための「可変長符号化」
の3種類である。
【0003】DCTでは、原画を小さなブロックに分
け、各ブロックの画素値に対して、DCT特有の係数を
掛けて足しあわせる。この結果、空間座標データが周波
数データに変換される。DCTだけでは圧縮はできない
が、広く分布していたデータを1箇所に集中できるの
で、以降の量子化による圧縮処理を容易にする。
【0004】尚、DCTについて記載された文献の例と
しては、特開平4−16066号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画像情報は、所定の画
素数N×Nから成るブロック毎に処理される。この場合
のDCTは、先ず行方向に1次元変換され、次に、得ら
れた結果が列方向に1次元変換される。つまり、行方
向、及び列方向にぞれぞれ1次元の離散コサイン変換が
行われることにより、結果的に2次元変換処理が行われ
る。
【0006】例えば、図4に示されるように、64画素
(8行×8列)の画像ブロックを考えてみると、画素値
f〔0.0〕〜f〔7.7〕の画像データを、図5に示
されるように、行毎に分け、1行毎に1回目の1次元変
換が行われる。この1回目の1次元変換によるDCT係
数は図6に示されるように、F〔0.0〕〜F〔7.
7〕となる。1回目の1次元変換後のDCT係数F
〔0.0〕〜F〔7.7〕は、同じ列同士が同じ周波数
成分となるので、周波数成分毎に2回目の1次元変換が
行われる。
【0007】1回目のDCT演算を行う第1DCT演算
器からは、DCT係数が行毎に周波数成分の順番で、1
データづつ出力され、2回目のDCT演算を行う第2D
CT演算器からは、DCT係数の同じ周波数成分同士
が、もう一度1次元変換されて出力される。つまり、1
回目のDCT演算を行うDCT演算器からは、図7
(a)に示されるように、F〔0.0〕,F〔0.
1〕,F〔0.2〕,…の順にデータが出力されるの対
して、2回目のDCT演算を行う第2DCT演算器に
は、図7(b)に示されるように、F〔0.0〕,F
〔1.0〕,F〔2.0〕,…の順にデータが入力され
る。つまり、データの並び替えが必要であり、そのため
に、DCT演算器とは別に、DCT係数を一時的に保管
してデータの並べ替えを可能とするRAM(ランダム・
アクセス・メモリ)部が必要とされる。
【0008】RAM部は図15に示されるように構成す
ることができる。図15に示されるRAM部は公知では
無いが、後述する本実施例RAM部との比較対象とし
て、以下に簡説する。
【0009】それぞれ64W(ワード)×15bit
(ビット)の記憶容量を有する第1RAM25、及び第
2RAM26が設けられ、それの入力データ選択のため
のデータセレクタ24、及び出力データ選択のためのデ
ータセレクタ27が設けられている。さらに、第1RA
M25、及び第2RAM26の書込みアドレスを発生す
るための第1アドレス発生回路20や、第1RAM2
5、第2RAM26の読出しアドレスを発生するための
第2アドレス発生回路21、及び発生されたアドレスを
第1RAM25,第2RAM26に振分けるためのアド
レスセレクタ22が設けられている。第1RAM25,
第2RAM26には、1回目の変換出力が1画像ブロッ
ク毎に交互に書込まれる。例えば第1RAM25に1回
目の変換出力が書込まれた後、この第1RAM25から
2回目の変換のための所定の順序でDCT係数が読出さ
れる。この間に、次の画像ブロックについての第1回目
の変換結果が第2RAM26に書込まれる。第1RAM
25からのDCT係数の読出しが終了された後に、今度
は所定の順序で第2RAM26からDCT係数が読出さ
れ、その間に、次の画像ブロックについての第1回目の
変換結果が第1RAM25に書込まれる。
【0010】しかしながら、本願発明者の検討によれ
ば、画像ブロック毎に順次入力される1回目DCT演算
結果に対処するため、第1RAM25,第2RAM26
のように、それぞれ画像ブロックサイズに対応するRA
Mが2面必要とされ、そのために画像処理用LSIにお
けるRAM部のチップ占有面積がどうしても大きくなら
ざるを得ないのが見いだされた。
【0011】本発明の目的は、RAM部のチップ占有面
積の縮小化を図ることにある。
【0012】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0014】すなわち、入力画像について1次元目の離
散コサイン変換処理を施す第1離散コサイン変換器
(1)と、上記第1離散コサイン変換器による変換結果
を記憶可能な記憶手段(2)と、上記記憶手段の記憶情
報について2次元目の離散コサイン変換処理を施す第2
離散コサイン変換器(3)とを含んで離散コサイン変換
装置が形成されるとき、上記記憶手段の記憶情報を読出
した後にその読出しアドレスと同一のアドレスにて、上
記第1離散コサイン変換器による次の入力画像について
の変換結果を上記記憶手段に書込むためのタイミングコ
ントローラ(15)を設ける。
【0015】このとき、上記記憶手段のアドレスを第1
アドレス順序で順次発生するための第1アドレス発生回
路(10)と、上記記憶手段のアドレスを第2アドレス
順序で順次発生するための第2アドレス発生回路(1
1)と、上記第1アドレス発生回路の出力アドレスと、
上記第2アドレス発生回路の出力アドレスとを画像ブロ
ック毎に交互に記憶手段に伝達するためのアドレスセレ
クタ(12)とを設けることができる。
【0016】そして、上記構成の離散コサイン変換装置
を含んで画像処理用LSIを形成することができる。
【0017】上記した手段によれば、タイミングコント
ローラは、上記記憶手段の記憶情報を読出した後にその
読出しアドレスと同一のアドレスにて、上記第1離散コ
サイン変換器による次の入力画像についての変換結果を
上記記憶手段に書込む。このことが、2次元離散コサイ
ン変換のためのDCT係数並べ替えのために必要とされ
る記憶容量の低減を達成する。
【0018】
【発明の実施の形態】図2には、本発明の一実施例であ
るテレビ電話における画像圧縮系が示される。
【0019】図2に示される画像圧縮系60は、動き検
出回路30、動き補償回路40、画像圧縮回路50を含
んで成り、前段にはテレビカメラ、後段には通信回線を
駆動する送信部が、それぞれ配置されている。テレビカ
メラによって得られた動画像データは、図2に示される
画像圧縮系で圧縮されてから後段の送信部を介して通信
回線に送出される。
【0020】動き検出回路30は、前フレームを記録す
るためのフレームメモリ31と、現フレームと前フレー
ムとの間で動き検出を行う動き検出部32とを含む。こ
の動き検出回路30では、隣接する二つのフレームが、
それぞれ所定のブロックに分けられ、時間経過を加味し
ながらブロック毎の整合性がとられる。つまり、前フレ
ームのどこから来たのかが検出され、その動いた方向と
距離が動きベクトルとして表現される。
【0021】動き補償回路40は、減算器41と動き補
償部42とを含み、動き補償部42によって動き補償さ
れたフレームと現フレームとの差分が減算器41で得ら
れる。動き補償は、再生された前フレームに対して動き
ベクトルに基づいて行われる。
【0022】画像圧縮回路50は、基本的には静止画圧
縮手段とされ、DCT51、量子化部52、可変長符号
化部53、逆量子化部54、逆DCT55、加算器5
6、フレームメモリ57を含む。減算器41の出力であ
る予測誤差が、後段のDCT51により、空間座標デー
タから周波数データに変換され、この周波数データが、
後段の量子化部52により量子化され、可変長符号化部
53により可変長符号化される。上記量子化部52の出
力データは、逆量子化部54により逆量子化され、後段
の逆DCT55により空間座標データが再生される。再
生された空間座標データと上記動き補償部42で動き補
償されたフレームとが加算器56で加算されることによ
り、現フレームが再生され、それが後段のフレームメモ
リ57に書込まれる。このフレームメモリ57の記憶フ
レームは、前フレームとして次の動き補償に使用され
る。
【0023】図3には、上記DCT51の構成例が示さ
れる。
【0024】図3に示されるDCT51は、画像処理用
LSIの一例とされ、特に制限されないが、第1DCT
演算器1、RAM部2、第2DCT演算器3を含み、公
知の半導体集積回路製造技術により、単結晶シリコン基
板のような一つの半導体基板に形成される。
【0025】上記第1DCT演算器1は、入力データ
(予測誤差)について行方向にDCTを施すもので、そ
の変換出力は、後段のRAM部2に書込まれる。RAM
部2への入力データ(DCT係数)は、Din〔15:
0〕で示される。これは、入力データが15〜0で示さ
れる16ビット構成であることを示している。
【0026】RAM部2の出力データDout〔15:
0〕は、後段の第2DCT演算器3に入力され、ここ
で、列方向にDCTが行われることにより、2次元離散
コサイン変換結果が得られ、それが、図2に示される量
子化部52に伝達される。RAM部2のアドレス制御や
リード・ライトの動作タイミング制御は制御部4によっ
て行われる。
【0027】図1には上記RAM部2及び制御部4の構
成例が示される。
【0028】図1に示されるように、RAM部2は、特
に制限されないが、64W(ワード)×15bit(ビ
ット)構成のRAM13、このRAM13の出力データ
を保持するためのラッチ14を含み、制御部4は、画像
ブロックの行からデータ処理するためのアドレスを発生
する第1アドレス発生回路10、画像ブロックの列から
データ処理するためのアドレスを発生する第2アドレス
発生回路11、第1アドレス発生回路10及び第2アド
レス発生回路11の出力アドレスを選択するためのアド
レスセレクタ12、及び各部の動作タイミング制御のた
めのタイミングコントローラ15とを含む。
【0029】第1アドレス発生回路10は、画像ブロッ
クの行からデータ処理するためのアドレスを、図8
(a)に示される順序で発生する。つまり、1個の画像
ブロックのサイズに対応する64個のアドレス順序は、
それを16進数で表現すると、“00”,“01”,
“02”,“03”,…,“3F”のようになる。第2
アドレス発生回路11は、画像ブロックの列からデータ
処理するためのアドレスを、図8(b)に示される順序
で発生する。つまり、1個の画像ブロックのサイズに対
応する64個のアドレス順序は、それを16進数で表現
すると、“00”,“08”,“10”,“18”,
…,“3F”のようになる。
【0030】タイミングコントローラ15にはクロック
CLKinn、スタート信号STARTが入力され、そ
れに基づいて各部の動作タイミング制御のための各種信
号が生成される。すなわち、クロックCLKinnに同
期してクロックCLKが生成され、クロックCLKin
nとスタート信号STARTとからアドレスセレクト信
号ASEL、ライトイネーブル信号WE*、及びアウト
プットイネーブル信号OE*が生成される。
【0031】クロックCLKは第1アドレス発生回路1
0、第2アドレス発生回路11に入力される。第1アド
レス発生回路10、第2アドレス発生回路11では、入
力されたクロックCLKの計数動作により、それぞれア
ドレスA1〔5:0〕、A2〔5:0〕を生成する。そ
して、タイミングコントローラ15から出力されるアド
レスセレクト信号ASELによってアドレスセレクタ1
2の動作が制御される。例えば、アドレスセレクト信号
ASELがハイレベルの場合に、第1アドレス発生回路
10の出力アドレスA2〔5:0〕が選択的にRAM1
3に供給される。それに対して、アドレスセレクト信号
ASELがローレベルの場合に、第2アドレス発生回路
11の出力アドレスA2〔5:0〕が選択的にRAM1
3に供給される。タイミングコントローラ15によって
ライトイネーブル信号WE*がローレベルにアサートさ
れた場合にRAM13は書込み状態とされ、タイミング
コントローラ15によってライトイネーブル信号WE*
がハイレベルにアサートされた場合にRAM13は読出
し状態とされる。タイミングコントローラ15によって
アウトプットイネーブル信号OE*がローレベルにアサ
ートされた場合にRAM13はデータ出力状態とされ
る。
【0032】上記構成の動作を説明する。
【0033】図3に示される第1DCT演算器1による
DCT演算が行われて、その出力データDinn、クロ
ック信号CLKinn、及びスタート信号START
が、図9に示されるタイミングでRAM部2に入力され
る。DCT係数データDinn、クロック信号CLKi
nn、及びスタート信号STARTの入力と同時に、ア
ドレスセレクト信号ASELはハイレベルとなる。クロ
ックCLKの入力により、第1アドレス発生回路10、
及び第2アドレス発生回路11から、それぞれ所定の順
序(図8(a),(b)参照)でアドレスが発生される
が、アドレスセレクト信号ASELがハイレベルとなっ
ていることから、アドレスセレクタ12によって第1ア
ドレス発生回路10の出力アドレスA1〔5:0〕が選
択的にRAM13に入力される。ライトイネーブル信号
WE*は、スタート信号STARTがハイレベルとなっ
た後に、クロックCLKinnのローレベルタイミング
でローレベルになる。また、アウトプットイネーブル信
号OE*は、スタート信号STARTがハイレベルの期
間にローレベルとなり、スタート信号STARTがロー
レベルの期間にハイレベルとなる。
【0034】図9〜図12にはRAM部2、制御部4の
動作タイミングが示される。
【0035】図9において、a点〜b点の間にRAM1
3のアドレスA1〔5:0〕が確定され、ライトイネー
ブル信号WE*はハイレベル、アウトプットイネーブル
信号OE*はローレベルに設定されるので、RAM13
は、a点からアドレスアクセスタイム後にアドレスA1
〔5:0〕の00番地のデータが読出される。このと
き、00番地のアドレスへの書込みが行われていなかっ
たために、RAM13の出力データRAMoutは不定
となる。RAM13の出力データRAMoutは、クロ
ックCLKの立上がりタイミングでラッチ14ラッチさ
れてラッチ14からの出力データDoutとされる。上
記のようにRAM13からの出力データRAMoutが
不定の場合、ラッチ14からの出力データDoutも不
定とされる。
【0036】b点からc点の間において、ライトイネー
ブル信号WE*がローレベルとなるので、第1DCT演
算器1の出力データであるDCT係数F〔0.0〕がR
AM14の番地00へ書込まれる。RAM14からの出
力データRAMoutは、ライトイネーブル信号WE*
がローレベルになってからデータホールド時間までホー
ルドされ、その後不定となる。
【0037】次に、図9におけるc点から図10におけ
るd点までの間、クロックCLKinnに同期してデー
タDinnとしてDCT係数F〔0.1〕,F〔0.
2〕,…,F〔7.7〕が入力され、RAM13に入力
されるアドレスは、図8(a)に示される順序で01〜
3FまでクロックCLKに同期して変化される。
【0038】図9に示されるa点から図10に示される
d点までの間に、1回目の画像ブロックについてのDC
T係数F〔0.0〕〜F〔7.7〕が、図8(a)に示
されるアドレス順序(“00”,“01”,“02”,
“03”,…,“3F”)に従ってRAM13に書込ま
れる。この結果、図10のd点でのRAMアドレスとD
CT係数(Dinn)との関係は、図13に示されるよ
うになる。
【0039】図10におけるd点から2回目の(次の)
画像ブロックとなる。d点では、スタート信号STAR
Tがハイレベルになってから1回目の画像ブロックにつ
いての64個のDCT係数の入力が終了されているため
にアドレスセレクト信号ASELがローレベルとなり、
アドレスセレクタ12により第2アドレス発生回路11
の出力アドレスA2〔5:0〕が選択されてRAM13
に供給される。
【0040】d点からe点では、ライトイネーブル信号
WE*がハイレベル、アウトプットイネーブル信号OE
*がローレベルとされるので、RAM13のアドレスA
〔00〕に記憶されている1回目の画像ブロックのDC
T係数F〔0.0〕が、アドレスアクセスタイム後にR
AMoutとしてRAM13から出力される。出力デー
タRAMoutは、ラッチ14によってクロックCLK
の立上がりタイミングに同期してラッチされてDout
として出力される。この出力データDoutは、第2D
CT演算器3に伝達される。
【0041】そして、e点からf点間は、ライトイネー
ブル信号WE*がローレベルとなるため、アドレスA
〔00〕には、そのときのDinnの値である、2回目
の画像ブロックについてのDCT係数F〔0.0〕が書
込まれる。つまり、アドレスA
〔00〕にて1回目の画
像ブロックのDCT係数F〔0.0〕が読出された直後
に、それと同一のアドレスにて2回目の画像ブロックに
ついてのDCT係数F〔0.0〕が書込まれる。
【0042】次に、f点からg点では、ライトイネーブ
ル信号WE*がハイレベルとされて、アドレスA〔0
8〕に記憶されている1回目の画像ブロックについての
DCT係数F〔1.0〕が、アドレスアクセスタイム後
にRAMoutとしてRAM13から出力される。出力
データRAMoutは、ラッチ14によってクロックC
LKの立上がりタイミングに同期してラッチされて、第
2DCT演算器3に伝達される。
【0043】g点からh点間は、ライトイネーブル信号
WE*がローレベルにアサートされるため、アドレスA
〔08〕に、そのときのDinnの値である、2回目の
画像ブロックについてのDCT係数F〔0.1〕が書込
まれる。
【0044】このように、図10におけるd点から図1
1におけるi点までは、図8(b)に示される順序で発
生されたアドレスに従ってRAM13に書込まれたDC
T係数が、図7(b)に示される第2DCT演算器への
入力順序に従って読出され、第1DCT演算器1から新
たに出力される2回目の画像ブロックについてのDCT
係数(Dinn)がRAM13に書込まれる。この結
果、図11におけるi点のRAMアドレスとデータDi
nn(DCT係数)との関係は、図14に示されるよう
になる。つまり、RAMアドレス“00”,“08”,
“10”,“18”,…,“3F”の順位、2回目の画
像ブロックについてのDCT係数F〔0.0〕,F
〔0.1〕,F〔0.2〕,…,F〔7.7〕が書込ま
れる。
【0045】図11におけるi点から図12におけるj
点までは、3回目の画像ブロックについてのDCT係数
が入力される。図11におけるi点でアドレスセレクト
信号ASELがハイレベルになり、第1アドレス発生回
路10のアドレスA1〔5:0〕がアドレスセレクタ1
2により選択的にRAM13に伝達される。この場合図
8(a)に示されるアドレス発生順序とされ、このアド
レスA1〔5:0〕でのデータ読出し後に、そのときの
Dinnである3回目の画像ブロックについてのDCT
係数が、同一アドレスにてRAM13に書込まれる。R
AM13から読出されてラッチ14から出力されるデー
タDoutは、2回目の画像ブロックについてのDCT
係数を、図7(b)に示される第2DCT演算器入力順
序となるように並べかえたものとされる。また、図12
におけるj点、つまり3回目の画像ブロックについての
DCT係数を書き終えたRAM13のアドレスDCT係
数との対応は、図13に示されるようになる。これは、
上記した1回目の画像ブロックの場合と同じになる。
【0046】上記実施例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0047】(1)RAM13へ送られるアドレスの順
序を、画像ブロック毎に図8(a)に示される順序と、
同図(b)に示される順序とに切換え、図8(b)の順
序にて書かれたDCT係数を同図(a)の順序で読出
し、その読出しアドレスと同一アドレスにて書かれたD
CT係数を同図(b)の順序で読出すように、RAM1
3の動作を制御することにより、図7(a)に示される
順序で入力されるDCT係数を、同図(b)に示される
順序でRAM13から出力することができる。そして、
第1DCT演算器1から複数の画像ブロックについての
DCT係数が連続してRAM部2に入力されるにもかか
わらず、一つの画像ブロックについてのDCT係数の記
憶容量を有するRAM13によって、2次元離散コサイ
ン変換のためのDCT係数並べ替えを行って、それを後
段の第2DCT演算器3に伝達することができる。この
ため、図14に示されるように、それぞれ画像ブロック
一つ分のDCT係数の記憶容量を有するRAMを2面
(25,26)設ける場合に比べて、RAM1面分のチ
ップ占有面積の縮小が可能となる。すなわち、図15に
示される構成では、それぞれ64W(ワード)×15b
it(ビット)の記憶容量を有する第1RAM25、第
2RAM26が必要とされたが、上記実施例では、64
W(ワード)×15bit(ビット)の記憶容量を有す
るRAM13によって、上記第1RAM25、第2RA
M26の機能を実現することができるので、RAM部2
において必要とされるRAMの記憶容量は、図15に示
される場合の1/2で足り、DCTのチップ占有面積の
低減を図ることができる。
【0048】(2)RAM13を行からデータ処理する
ためのアドレスを順次発生する第1アドレス発生回路1
0と、RAM13を列からデータ処理するためのアドレ
スを順次発生する第2アドレス発生回路11と、それら
のアドレス出力を選択的にRAM13に伝達するための
アドレスセレクタ12とを設けることにより、上記
(1)の作用効果を有するDCTを容易に得ることがで
きる。
【0049】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0050】例えば、上記実施例では、離散コサイン変
換対象とされる画像ブロックを8行×8列(64画素)
として説明したが、それに限定されるものではなく、8
行×8列以外のサイズの画像ブロックについての離散コ
サイン変換が可能である。また、DCTをコアとして、
図2に示される量子化部52や可変長符号化部53など
を含めて1個のLSIを形成するようにしても良い。
【0051】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるテレビ
電話における画像圧縮系に適用した場合について説明し
たが、本発明はそれに限定されるものではなく、MPE
G(カラー動画)処理用LSI、JPEG(カラー静止
画)処理用LSIなど、画像処理用LSIに広く適用す
ることができる。
【0052】本発明は、少なくとも画像処理を行うこと
を条件に適用することができる。
【0053】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0054】すなわち、離散コサイン変換対象画像につ
いて1次元目の離散コサイン変換を行った後に2次元目
の離散コサイン変換を行う場合の第1離散コサイン変換
結果の並べ替えを、RAM1面で行うことができるの
で、同並べ替えをRAM2面で行う場合に比べてDCT
のチップ占有面積の縮小を図ることができる。このた
め、LSIサイズの縮小を図ることができる。また、D
CTのチップ占有面積の縮小により、DCTをコアとし
て、より多くの機能ブロックをLSIの同一半導体基板
に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるテレビ電話における画
像圧縮系のDCTに含まれるRAM部の構成例ブロック
図である。
【図2】上記テレビ電話における画像圧縮系の構成例ブ
ロック図である。
【図3】上記DCTの構成例ブロック図である。
【図4】本実施例においてDCT演算の対象とされる画
像ブロックの説明図である。
【図5】本実施例において1回目のDCT演算時の画像
ブロックのブロック分けの説明図でる。
【図6】本実施例において2回目のDCT演算時の画像
ブロックのブロック分けについての説明図でる。
【図7】上記DCTにおけるRAM部の入出力データの
順番の説明図である。
【図8】上記DCTにおけるRAMアドレスの発生順序
の説明図である。
【図9】本実施例の動作説明のためのタイミング図であ
る。
【図10】本実施例の動作説明のためのタイミング図で
ある。
【図11】本実施例の動作説明のためのタイミング図で
ある。
【図12】本実施例の動作説明のためのタイミング図で
ある。
【図13】本実施例においてRAMに書込まれたDCT
係数とアドレスとの関係説明図である。
【図14】本実施例においてRAMに書込まれたDCT
係数とアドレスとの関係説明図である。
【図15】本実施例におけるRAM部との比較対象とさ
れるRAM部のブロック図である。
【符号の説明】
1 第1DCT演算器 2 RAM部 3 第2DCT演算器 4 制御部 10 第1アドレス発生回路 11 第2アドレス発生回路 12 アドレスセレクタ 13 RAM 14 ラッチ 15 タイミングコントローラ 30 動き検出回路 31 フレームメモリ 32 動き検出部 40 動き補償回路 41 減算器 42 動き補償部 50 画像圧縮回路 51 DCT 52 量子化部 53 可変長符号化部 54 逆量子化部 55 逆DCT 56 加算器 57 フレームメモリ 60 画像圧縮系

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像について1次元目の離散コサイ
    ン変換処理を施す第1離散コサイン変換器と、上記第1
    離散コサイン変換器による変換結果を記憶可能な記憶手
    段と、上記記憶手段の記憶情報について2次元目の離散
    コサイン変換処理を施す第2離散コサイン変換器とを含
    む離散コサイン変換装置において、 上記記憶手段の記憶情報を読出した後にその読出しアド
    レスと同一のアドレスにて、上記第1離散コサイン変換
    器による次の入力画像についての変換結果を上記記憶手
    段に書込むためのタイミングコントローラを含むことを
    特徴とする離散コサイン変換装置。
  2. 【請求項2】 入力画像について1次元目の離散コサイ
    ン変換処理を施す第1離散コサイン変換器と、上記第1
    離散コサイン変換器による変換結果を記憶可能な記憶手
    段と、上記記憶手段の記憶情報について2次元目の離散
    コサイン変換処理を施す第2離散コサイン変換器とを含
    む離散コサイン変換装置において、 上記記憶手段のアドレスを第1アドレス順序で順次発生
    するための第1アドレス発生回路と、 上記記憶手段のアドレスを第2アドレス順序で順次発生
    するための第2アドレス発生回路と、 上記第1アドレス発生回路の出力アドレスと、上記第2
    アドレス発生回路の出力アドレスとを入力画像毎に交互
    に上記記憶手段に伝達するためのアドレスセレクタと、 上記記憶手段の記憶情報を読出した後にその読出しアド
    レスと同一のアドレスにて、上記第1離散コサイン変換
    器による次の入力画像についての変換結果を上記記憶手
    段に書込むためのタイミングコントローラと、 を含むことを特徴とする離散コサイン変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の離散コサイン変換
    装置を含んで一つの半導体基板に形成された画像処理用
    LSI。
JP7317216A 1995-11-10 1995-11-10 離散コサイン変換装置、及び画像処理用lsi Withdrawn JPH09135174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7317216A JPH09135174A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 離散コサイン変換装置、及び画像処理用lsi

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7317216A JPH09135174A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 離散コサイン変換装置、及び画像処理用lsi

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09135174A true JPH09135174A (ja) 1997-05-20

Family

ID=18085774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7317216A Withdrawn JPH09135174A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 離散コサイン変換装置、及び画像処理用lsi

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09135174A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242620A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Proassist:Kk 超音波センサ信号処理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242620A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Proassist:Kk 超音波センサ信号処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3856262B2 (ja) 動き補償符号化装置、動き補償符号化方法、及び動き補償符号記録媒体
US7730116B2 (en) Method and system for fast implementation of an approximation of a discrete cosine transform
JPH104550A (ja) Mpeg−2復号方法及びmpeg−2ビデオ復号器
JPH06141301A (ja) 画像情報圧縮装置、伸長装置及び圧縮伸長装置
JP2001275116A (ja) 画像処理装置
US5754234A (en) Moving picture decoding system
JPH07240844A (ja) 画像データ処理装置および画像データ処理方法
JP4590335B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2947389B2 (ja) 画像処理用メモリ集積回路
JPH1066080A (ja) 映像信号符号化システムにおける量子化器
JPH09135174A (ja) 離散コサイン変換装置、及び画像処理用lsi
EP0858206B1 (en) Method for memory requirement reduction in a video decoder
JPH0723389A (ja) 画像処理装置
JP2776284B2 (ja) 画像符号化装置
JP3984877B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2001285643A (ja) 画像変換装置及び方法
JP2923875B2 (ja) 動画像符号化装置
JP2002101310A (ja) フィルタ処理装置及び方法
JP3639610B2 (ja) 画像符号化装置
JP3253489B2 (ja) 画像データ処理装置
JPH08307868A (ja) 動画像復号装置
JPH09261643A (ja) 画像処理方法、画像処理回路、画像処理装置、及び画像通信装置
JPH10200899A (ja) 動画像復号装置及び動画像復号方法
JPH07131789A (ja) 画像符号化方式
JP3702508B2 (ja) ディジタル画像信号用のメモリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030204