JPH09261643A - 画像処理方法、画像処理回路、画像処理装置、及び画像通信装置 - Google Patents

画像処理方法、画像処理回路、画像処理装置、及び画像通信装置

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JPH09261643A
JPH09261643A JP8688396A JP8688396A JPH09261643A JP H09261643 A JPH09261643 A JP H09261643A JP 8688396 A JP8688396 A JP 8688396A JP 8688396 A JP8688396 A JP 8688396A JP H09261643 A JPH09261643 A JP H09261643A
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JP
Japan
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data
discrete cosine
cosine transform
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image
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Application number
JP8688396A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Sawamura
秀彦 澤村
Shuichi Shibakawa
修一 柴川
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RAMの読出し書込み速度に比べてDCT係
数のデータ速度が高速になった場合でも、既存RAMの
仕様で、DCT係数の読出し書込みを可能とすることに
ある。 【解決手段】 第1方向への離散コサイン変換の出力デ
ータを、それの入力順に交互に分けてRAM0〜RAM
3に書込んで、データ列変換を行うことにより、見かけ
上のデータ速度を落すことにより、RAMの読出し書込
み速度に比べてDCT係数のデータ速度が高速になった
場合でも、既存RAMの仕様で、DCT係数の読出し書
込みを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像のディジタル
処理技術、さらには画像データの圧縮技術に好適な離散
コサイン変換(「DCT」とも称する)、及び逆離散コ
サイン変換(「逆DCT」とも称する)技術に関し、例
えば画像処理用LSIに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】画像圧縮は、画像が持つ空間的、時間的
冗長性を取り除くことによりデータ量を減らす技術であ
り、それは画像通信、特にテレビ電話などに代表される
動画像通信装置において重要な技術とされている。画像
圧縮における要素技術は3種類ある。すなわち、空間座
標の値を周波数に変換するための「DCT」、変換され
た係数の語長を打切ることによりデータ量を減らすため
の「量子化」、及び量子化されたデータの発生頻度に適
するような長さの符号を割当てるための「可変長符号
化」の3種類である。
【0003】DCTでは、原画を小さなブロックに分
け、各ブロックの画素値に対して、DCT特有の係数を
掛けて足しあわせる。この結果、空間座標データが周波
数データに変換される。DCTだけでは圧縮はできない
が、広く分布していたデータを1箇所に集中できるの
で、以降の量子化による圧縮処理を容易にする。
【0004】尚、DCTについて記載された文献の例と
しては、特開平4−16066号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】2次元DCTについて
説明する。例えば、図3(a)に示される輝度画面(3
52画素×288画素)、図3(b)に示される色差
(Cb)画面(176画素×144画素)、図3(c)
に示される色差(Cr)画面(176画素×144画
素)が、図3(d)に示されるような8画素×8画素を
1画像ブロックとしてブロック分けされ、そのブロック
毎に2次元DCTが行われる。このとき、画像ブロック
は連続して入力され、1画像ブロック64個の画素デー
タが入力された後、連続して次の画像ブロックの画素デ
ータが入力されるため、パイプライン処理が行われる。
2次元DCTは、先ず行方向に1次元変換され、次に、
得られた結果が列方向に1次元変換される。つまり、行
方向、及び列方向にぞれぞれ1次元のDCTが行われる
ことにより、結果的に2次元DCTが行われる。
【0006】2次元DCTを行うLSIでは、画像ブロ
ックの横方向の画像データを用いて1次元DCTを1度
行うことで、横方向の周波数成分(DCT係数)を求
め、その後同じ周波数成分同士もう1度1次元DCTを
行うようにしている。つまり、第1DCT演算器で1回
目の1次元DCT演算が行われ、その出力データの順序
が並べ替えられ、次に第2DCT演算器で2度目のDC
T演算が行われる。データ列変換はランダム・アクセス
・メモリ(以下、「RAM」という)を介することで可
能とされる。例えば、画素値がF[0.0]〜F[7.
7]で示されるとき、第1DCT演算器からは、図4に
示される順序(1〜64)でデータが出力されるものと
すると、それがRAMに入力されて、このRAMから、
図5に示される順序(1〜64)でデータ出力が行われ
る。そのようにして、データの列の並べ替えが行われ
る。
【0007】すなわち、1画像ブロックのDCT係数の
並べ替えを行うため8画素×8画素のデータを保管でき
るRAMを1個用い、画像ブロックをDCT係数をRA
Mアドレスマップ1(図6)又はマップ2(図7)に示
すRAMアドレスに書込み、連続で入力する画像ブロッ
ク毎に、マップ1とマップ2とを切換える。例えば、マ
ップ1によりRAMに書込んだ場合は次の画像ブロック
はマップ2により書込み、また、マップ2でRAMに書
込んだ場合は次の画像ブロックはマップ1により書込
む。そのような動作を繰返すことによってデータ列変換
を行うことができる。
【0008】上記のようなデータ列変換方式を用いると
き、DCT係数が書込まれるRAM動作は、以下のよう
になる。
【0009】図8に示されるように、DCT係数と同周
期のアドレスAと、クロックCLKの周期と同じライト
イネーブル信号WEを用い、WEが”H”(ハイレベル
を意味する)になるとアドレス××に書かれていた前画
像ブロックのDCT係数F’[a.b]が読出され、W
Eが”L”(ローレベルを意味する)となると、同アド
レス××に新たな画像ブロックのDCT係数F[x,
y]を書込むように制御される。
【0010】しかしながら、DCT係数のデータ速度が
より高速になった場合、固定値となるアドレスアクセス
タイムとデータホールドタイムによって、RAMの読出
しデータ確定時間が短くなることから、データの読出し
が困難になる。また、ライトイネーブル信号WEがクロ
ックCLKと同じパルス幅のために、クロックCLKが
高速になると、ライトイネーブル信号WEの”L”の期
間が最小ライトパルス幅より短くなるため、RAMへの
データ書込みができなくなる。つまり、画像圧縮処理の
高速化の要請から、DCT係数のデータ速度が高速化さ
れた場合を考えると、既存RAMの仕様では、DCT係
数の読出し書込みが不可能になる。
【0011】本発明の目的は、RAMの読出し書込み速
度に比べてDCT係数のデータ速度が高速になった場合
でも、既存RAMの仕様で、DCT係数の読出し書込み
を可能とするための技術を提供することにある。
【0012】本発明の上記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0014】すなわち、入力画像ブロックについて第1
方向に離散コサイン変換を行い、この離散コサイン変換
により得られたデータ列の並べ替えを行い、並べ替えら
れたデータについて上記第1方向とは異なる第2方向に
離散コサイン変換を行うとき、上記第1方向への離散コ
サイン変換の出力データを、それの入力順に交互に分け
て複数の記憶手段に書込んでデータ列の並べ替えを行う
ようにする。
【0015】入力画像ブロックについて第1方向に離散
コサイン変換を行い、この離散コサイン変換により得ら
れたデータ列の並べ替えを行い、並べ替えられたデータ
について上記第1方向とは異なる第2方向に離散コサイ
ン変換を行うとき、上記第1方向への離散コサイン変換
の出力データを2系統に分けることで見かけ上のデータ
速度を1/2に変換し、この変換に係る一方のデータ列
を、他方のデータ列より1クロック分位相をずらして複
数の記憶手段に割振り、上記複数の記憶手段の出力デー
タをクロックに同期して切換えることで、データ列入力
時のデータ速度に変換するようにする。
【0016】2次元離散コサイン変換処理が施された画
像ブロックを取り扱う場合には、2次元離散コサイン変
換処理が施された画像ブロックについて第1方向に逆離
散コサイン変換を行い、この逆離散コサイン変換により
得られたデータ列の並べ替えを行い、並べ替えられたデ
ータについて上記第1方向とは異なる第2方向に逆離散
コサイン変換を行うとき、上記第1方向への離散コサイ
ン変換の出力データを、それの入力順に交互に分けて複
数の記憶手段に書込んでデータ列の並べ替えを行うよう
にする。
【0017】2次元離散コサイン変換処理が施された画
像ブロックについて第1方向に離散コサイン変換を行
い、この離散コサイン変換により得られたデータ列の並
べ替えを行い、並べ替えられたデータについて上記第1
方向とは異なる第2方向に離散コサイン変換を行うと
き、上記第1方向への離散コサイン変換の出力データを
2系統に分けることで見かけ上のデータ速度を1/2に
変換し、この変換に係る一方のデータ列を、他方のデー
タ列より1クロック分位相をずらして複数の記憶手段に
割振り、上記複数の記憶手段の出力データをクロックに
同期して切換えることで、データ列入力時のデータ速度
に変換するようにする。
【0018】入力画像ブロックについて第1方向に離散
コサイン変換を行う第1演算手段(100)と、この第
1演算手段により得られたデータ列の並べ替えを行うデ
ータ列変換手段(200)と、並べ替えられたデータに
ついて上記第1方向とは異なる第2方向に離散コサイン
変換を行う第2演算手段(300)と含んで第1画像処
理回路が形成されるとき、それぞれ上記第1演算手段の
出力データを記憶可能な複数の記憶手段(RAM0〜R
AM3)と、上記第1演算手段の出力データを、それの
入力順に交互に分ける書込みデータ作成手段(10)
と、上記書込みデータ作成手段の出力データを上記複数
の記憶手段に振分けるセレクタ(14)とを設ける。
【0019】入力画像ブロックについて第1方向に離散
コサイン変換を行う第1演算手段(100)と、この第
1演算手段により得られたデータ列の並べ替えを行うデ
ータ列変換手段(200)と、並べ替えられたデータに
ついて上記第1方向とは異なる第2方向に離散コサイン
変換を行う第2演算手段(300)と含んで第2画像処
理回路が形成されるとき、それぞれ上記第1演算手段の
出力データを記憶可能な複数の記憶手段(RAM0〜R
AM3)と、上記第1手段での離散コサイン変換の出力
データを2系統に分けることで見かけ上のデータ速度を
1/2に変換する書込みデータ作成手段(10)と、こ
の変換に係る一方のデータ列を、他方のデータ列より1
クロック分位相をずらして上記複数の記憶手段に割振る
ための第1セレクタ(14)と、上記複数の記憶手段の
出力データをクロックに同期して切換えることで、デー
タ列入力時のデータ速度に変換する第2セレクタ(2
0)とを設ける。
【0020】2次元離散コサイン変換処理が施された画
像ブロックを取り扱う場合には、2次元離散コサイン変
換処理が施された画像ブロックについて第1方向に逆離
散コサイン変換を行う第1演算手段(100)と、この
第1演算手段により得られたデータ列の並べ替えを行う
データ列変換手段(200)と、並べ替えられたデータ
について上記第1方向とは異なる第2方向に逆離散コサ
イン変換を行う第2演算手段(300)と含んで第3画
像処理回路が形成されるとき、それぞれ上記第1演算手
段の出力データを記憶可能な複数の記憶手段(RAM0
〜RAM3)と、上記第1演算手段の出力データを、そ
れの入力順に交互に分ける書込みデータ作成手段(1
0)と、上記書込みデータ作成手段の出力データを上記
複数の記憶手段に振分けるセレクタ(14)とを設け
る。
【0021】2次元離散コサイン変換処理が施された画
像ブロックについて第1方向に逆離散コサイン変換を行
う第1演算手段(100)と、この第1演算手段により
得られたデータ列の並べ替えを行うデータ列変換手段
(200)と、並べ替えられたデータについて上記第1
方向とは異なる第2方向に逆離散コサイン変換を行う第
2演算手段(300)と含んで第4画像処理回路が形成
されるとき、それぞれ上記第1演算手段の出力データを
記憶可能な複数の記憶手段(RAM0〜RAM3)と、
上記第1手段での離散コサイン変換の出力データを2系
統に分けることで見かけ上のデータ速度を1/2に変換
する書込みデータ作成手段(10)と、この変換に係る
一方のデータ列を、他方のデータ列より1クロック分位
相をずらして上記複数の記憶手段に割振るための第1セ
レクタ(14)と、上記複数の記憶手段の出力データを
クロックに同期して切換えることで、データ列入力時の
データ速度に変換する第2セレクタ(20)とを設け
る。
【0022】動き補償されたフレームと現フレームとの
差分画像ブロックの離散コサイン変換を行う第1処理回
路(51)と、上記第1画像処理部の変換出力を量子化
する量子化部(52)と、上記量子化部の出力データの
可変長符号化を行う可変長符号化部(53)と、上記量
子化部の出力データを逆量子化する逆量子化部(54)
と、上記逆量子化部の出力データの逆離散コサイン変換
を行う第2処理回路(55)とを含んで画像処理装置が
構成されるとき、第1処理回路として、上記第1画像処
理回路又は上記第2画像処理回路を適用し、上記第2処
理回路として、上記第3画像処理回路又は上記第4処理
回路を適用することができる。
【0023】入力データの可変長復号化を行う可変長復
号化部(71)と、上記可変長復号化部の出力データの
逆量子化を行う逆量子化部(72)と、上記逆量子化部
の出力データの逆離散コサイン変換を行う第3処理回路
(55)を含んで画像処理装置が形成されるとき、上記
第3画像処理回路として、上記第3処理回路又は上記第
4処理回路を適用することができる。
【0024】そして、そのような画像処理装置を含んで
画像通信装置を形成することができる。
【0025】上記した手段によれば、第1方向への離散
コサイン変換又は逆離散コサイン変換の出力データを、
それの入力順に交互に分けて複数の記憶手段に書込ん
で、データ列変換を行うことにより、見かけ上のデータ
速度を落すことができ、このことが、RAMの読出し書
込み速度に比べてDCT係数のデータ速度が高速になっ
た場合でも、既存RAMの仕様で、DCT係数の読出し
書込みを可能とする。
【0026】
【発明の実施の形態】先ず、本発明に係る画像処理方法
の一実施形態である離散コサイン変換方法について説明
する。
【0027】第1回目のDCT係数出力が、図4に示さ
れる順序で行われるのものとすると、その後段におい
て、DCT係数を入力順に交互に分けることで、見かけ
上のデータ速度を入力時の1/2にし、2系統のデータ
列に分けて4個のRAMに書込むようにする。1画像ブ
ロック分の2系統のデータを4個のRAM(RAM0〜
RAM3)に書込む場合、第1のDCT係数分配対応
(図9)、又は第2のDCT係数分配対応(図10)と
なるように制御される。すなわち、第1のDCT係数分
配対応(図9)では、DCT係数F[0.0]〜F
[0.7]、F[2.0]〜F[2.7]、F[4.
0]〜F[4.7]、F[6.0]〜F[0.7]につ
いては、RAM0,RAM1に交互に書込まれ、DCT
係数F[1.0]〜F[1.7]、F[3.0]〜F
[3.7]、F[5.0]〜F[5.7]、F[7.
0]〜F[7.7]については、RAM2,RAM3に
交互に書込まれる。また、第2のDCT係数分配対応
(図10)では、DCT係数F[0.0]〜F[0.
7]、F[2.0]〜F[2.7]、F[4.0]〜F
[4.7]、F[6.0]〜F[0.7]については、
RAM0,RAM2に交互に書込まれ、DCT係数F
[1.0]〜F[1.7]、F[3.0]〜F[3.
7]、F[5.0]〜F[5.7]、F[7.0]〜F
[7.7]については、RAM1,RAM3に交互に書
込まれる。
【0028】この書込を制御するとき、第1のDCT係
数分配対応(図9)で書込んだ場合、次の画像ブロック
は第2のDCT係数分配対応(図10)となるように書
込み、第2のDCT係数分配対応(図10)で書込んだ
場合、次の画像ブロックは第1のDCT係数分配対応
(図9)となるように書込み、画像ブロック毎にRAM
へのDCT係数分配対応を切換える。
【0029】DCT係数を書込む際、DCT係数を書込
むアドレスを用いてRAMに書込まれている前画像ブロ
ックのDCT係数を読出す。このようにデータ列を2系
統に分け、RAMを4個用いてRAMへの読出し書込み
を前述のように制御することによって、既存RAMの仕
様であるにもかかわらず、DCT係数のデータ速度が高
速になった場合に対応することができる。
【0030】前画像ブロックのDCT係数F[0.
0]、F[0.1]…F[7.7]が第2のDCT係数
分配対応(図10)でRAMに書込まれていた場合、新
しい画像ブロックのDCT係数F’[0.0]、F’
[0.1]…F’[7.7]は、第1のDCT係数分配
対応(図9)となるように、4つのRAM(RAM0〜
RAM3)に書込まれる。その場合の第1のRAM入出
力タイミングが、図13,図14に示される。尚、図1
3,図14は1画像ブロック(DCT係数64個)分に
ついてのタイミングであって、時間的に連続されたもの
であるが、紙面の都合により2分割されている。
【0031】第1のDCT係数分配対応(図9)をRA
M別に分けると第1のRAM別対応(図11)となる。
RAMアドレスは16進表示である(以下、本明細書に
おて同じ)。DCT係数F’[0.0]、F’[0.
1]…F’[7.7]はデータ周期が2倍の2系統のデ
ータ列、すなわちDCT係数AとDCT係数Bとに分け
られる。DCT係数Aは、F’[0.0]、’F[0.
2]、F’[0.4]、F’[0.6]…F’[7.
6]であり、DCT係数Bは、F’[0.1]、F’
[0.3]、F’[0.5]、F’[0.7]…F’
[7.7]である。
【0032】各RAMの所定のアドレスにDCT係数が
書込まれるように、図15(a)に示されるRAMアド
レス発生順序と同じアドレス列AA1及びAA2が作ら
れる。アドレス列AA1はDCT係数Aと同期してお
り、アドレス列AA2はDCT係数Bに同期している。
DCT係数AはRAM0とRAM2とに分配されて書込
まれる。アドレスAA1を用いて書込まれている前画像
ブロックのDCT係数を読出して、新しい画像ブロック
のDCT係数を書込むような、読出し書込み制御が行わ
れる。そのような書込み読出し動作が4データづつRA
M0とRAM2で交互に行われる。
【0033】この動作は、DCT係数Aが全てRAM0
とRAM2に書込まれるまで繰返される。先ず、RAM
0のアドレス00により前画像ブロックのDCT係数で
あるF[0.0]が読出されて、新たな画像ブロックの
DCT係数であるF’[0.0]が書込まれる。アドレ
ス01によりF[2.0]が読出されて、F’[0.
2]が書込まれる。アドレス02によりF[4.0]が
読出されて、F’[0.4]が書込まれる。アドレス0
3によりF[6.0]が読出されて、F’[0.6]が
書込まれる。
【0034】次に、DCT係数Aは、RAM2に書込ま
れる。例えばアドレス00によりF[0.1]が読出さ
れて、F’[1.0]が書込まれる。アドレス01によ
りF[2.1]が読出されて、F’[1.2]が書込ま
れる。アドレス02によりF[4.1]が読出されて、
F’[1.4]が書込まれる。アドレス03によりF
[6.1]が読出されて、F’[1.6]が書込まれ
る。このようにRAM0とRAM2に書込まれている前
画像ブロックのDCT係数は4データづつ交互に読出し
されて、RAM出力A(F[0.0]、F[2.0]、
F[4.0]……F[6.7])となり、新しい画像ブ
ロックのDCT係数Aは、第1のRAM別対応(図1
1)に示されるRAM0とRAM2と同じDCT係数及
びアドレスになるように書込まれる。
【0035】DCT係数Bは、RAM1とRAM3に分
配されて書込まれる。アドレスAA2を用いて書込まれ
ている前画像ブロックのDCT係数が読出され、新しい
画像ブロックのDCT係数を書込む、という読出し書込
み動作が行われる。そのような書込み読出し動作は4デ
ータづつRAM1とRAM3で交互に行われる。
【0036】上記読出し書込み動作は、DCT係数Bが
全てRAM1とRAM3に書込まれるまで繰返される。
先ず、RAM1のアドレス00により前画像ブロックの
DCT係数であるF[1.0]が読出されて、新たな画
像ブロックのDCT係数であるF’[0.1]が書込ま
る。アドレス01によりF[3.0]が読出されて、
F’[0.3]が書込まれる。アドレス02によりF
[5.0]が読出されて、F’[0.5]が書込まれ
る。アドレス03によりF[7.0]が読出されて、
F’[0.7]が書込まれる。
【0037】次にDCT係数BはRAM3に書込まる。
アドレス00によりF[1.1]が読出されて、F’
[1.1]が書込まれる。アドレス01によりF[3.
1]が読出されて、F’[1.3]が書込まれる。アド
レス02によりF[5.1]が読出されて、F’[1.
5]が書込まれる。アドレス03によりF[7.1]が
読出されて、F’[1.7]が書込まれる。
【0038】このようにRAM1とRAM3とに書込ま
れている前画像ブロックのDCT係数は4データづつ交
互に読出されてRAM出力B(F[1.0]、F[3.
0]、F[5.0]……F[7.7])となり、新しい
画像ブロックのDCT係数Aが4データづつ交互に書込
まれる。
【0039】図18には、図13及び図14に示される
タイミングで読出し書込みが行われる場合のRAMアク
セスタイミングが示される。
【0040】クロックCLKに同期したDCT係数、
F’[0.0]、F’[0.1]…F’[7.7]は、
順次、DCT係数A、DCT係数Bの2系統に分けられ
るため、DCT係数AとDCT係数Bのタイミングが、
1クロック分ずれている。2系統に分けられた1画像ブ
ロック分のDCT係数は、順にRAMに送られる。RA
Mへの書込み信号であるライトイネーブル信号WEA、
ライトイネーブル信号WEBは、DCT係数に同期して
CLKの1周期分の”H”,1周期分の”L”となるよ
うに作られてRAMに伝達される。
【0041】ライトイネーブル信号WEA,WEBは、
それぞれロウアクティブの信号であり、”H”の期間が
読出し期間、”L”の期間が書込み期間とされる。ライ
トイネーブル信号WEAが”H”のときにRAM出力A
としてアドレスAA1に書かれた前画面のDCT係数F
[0.0]、F[2.0]……が読出され、ライトイネ
ーブル信号”L”のときに、F’[0.0]、F’
[0.2]……が書込まれる。WEBが”H”の読出し
時間にRAM出力BとしてアドレスAA2の前画面のD
CT係数F[1.0]、F[3.0]……が読出され、
ライトイネーブル信号WEBが”L”のときに、F’
[0.1]、F’[0.3]……が書込まれる。読出さ
れたRAM出力A、RAM出力Bがクロックの周期で交
互に選び出されてセレクトデータとなる。交互に選び出
されたセレクトデータF[0.0]、F[1.0]、F
[2.0]、F[3.0]……F[7.7]は、データ
列変換後の出力とされ、図5に示される順序(1〜6
4)と同じになる。
【0042】前画像ブロックのDCT係数F[0.
0]、F[0.1]…F[7.7]が第1のRAM分配
対応(図9)でRAMに書込まれていた場合、新しいD
CT係数F’[0.0]、F’[0.1]…F’[7.
7]は、第2のDCT係数分配対応(図10)となるよ
うに4つのRAMに書込まれる。
【0043】図16,図17には、この場合の第2のR
AM入出力タイミングが示される。尚、図16,図17
は1画像ブロック(DCT係数64個)分についてのタ
イミングであって、時間的に連続されたものであるが、
紙面の都合により2分割されている。
【0044】第2のDCT係数分配対応(図10)をR
AM別に分けると、第2のRAM別対応(図12)とな
る。DCT係数F’[0.0]、F’[0.1]…F’
[7.7]は、前述のように図10で書込まれていたと
きと同ようにデータ周期が2倍の2系統のデータ列、D
CT係数A及びDCT係数Bに分けられる。DCT係数
Aは、F’[0.0]、F’[0.2]、F’[0.
4]、F’[0.6]…F’[7.6]とされ、DCT
係数Bは、F’[0.1]、F’[0.3]、F’
[0.5]、F’[0.7]…F’[7.7]とされ
る。
【0045】各RAMに所定のアドレスにてDCT係数
が書込まれるようにRAMアドレス発生順序(図15
(b))と同じアドレス列AB1及びAB2が作られ
る。
【0046】アドレスAB1を用いて前述したRAMへ
の読出し書込み動作と同ようにRAM0とRAM1に書
込まれていた前画像ブロックのDCT係数が読出され、
新しい画像ブロックのDCT係数Aが書込まれる。アド
レスAB2を用いて前述したRAMへの読出し書込み動
作によってRAM2とRAM3に書込まれていた前画像
ブロックのDCT係数が読出され、新しい画像ブロック
のDCT係数Bが書込まれる。図16,図17に示され
るタイミングは、図18において、アドレスAA1をA
B1に置き換え、AA2をAB2に置き換えたときと同
じになる。よってRAMへの読出し書込みのタイミング
も前述の通りとなる。前述したようにRAM出力AとR
AM出力Bから交互に選び出されたセレクトデータF
[0.0]、F[1.0]、F[2.0]、F[3.
0]……F[7.7]は、図5に示される順番(1〜6
4)と同じになる。
【0047】このように1画像ブロック分のDCT係数
のデータ順序を、図4から図5に示される順番に並べ換
える場合の見かけ上のデータ速度は、上記のように複数
のRAMへのデータ振分けを行うことで、それを行わな
い場合の1/2とすることができ、RAMの読出し書込
み速度に比べてDCT係数のデータ速度が高速になった
場合でも、既存RAMの仕様でDCT係数の読出し書込
みが可能とされる。
【0048】次に、画像通信装置の一例であるテレビ電
話における画像処理に上記離散コサイン変換方法を適用
した場合について説明する。
【0049】テレビ電話においては、音声と共に動画像
データのやり取りが行われるため、音声の送受信機能と
共に動画像データの送受信機能が設けられる。そして動
画像データ通信では、通信回線を介してやり取りされる
データ量を低減するため、送信側で画像を圧縮してから
通信回線に送出し、受信側ではそれを伸長して元の画像
データを得るようにしている。このデータ圧縮、及び伸
長において、上記DCT技術が用いられる。
【0050】図34にはテレビ電話における画像送信側
装置が示される。
【0051】図34に示される画像送信側装置60は、
特に制限されないが、動き検出回路30、動き補償回路
40、画像圧縮回路50を含んで成り、前段には、動画
像データを得るためのテレビカメラ、後段には通信回線
を駆動するための送信部が、それぞれ配置されている。
テレビカメラによって得られた動画像データは、通信回
線におけるデータ量を可能な限り低減するため、図34
に示される画像送信側装置60で圧縮されてから後段の
送信部(図示せず)を介して通信回線に送出される。
【0052】動き検出回路30は、前フレームを記録す
るためのフレームメモリ31と、現フレームと前フレー
ムとの間で動き検出を行う動き検出部32とを含む。こ
の動き検出回路30では、隣接する二つのフレームが、
それぞれ所定のブロックに分けられ、時間経過を加味し
ながらブロック毎の整合性がとられる。つまり、対象ブ
ロックが前フレームのどこから来たのかが検出され、そ
の動いた方向と距離が動きベクトルとして表現される。
【0053】動き補償回路40は、減算器41、ループ
フィルタ43、及び動き補償部42とを含み、動き補償
部42によって動き補償されたフレームと現フレームと
の差分が減算器41で得られる。動き補償部42による
動き補償は、再生された前フレームに対して動きベクト
ルに基づいて行われる。動き補償されたデータからブロ
ック歪み等を低減するため、後段のループフィルタ43
によってフィルタリング処理が行われてから減算器41
に入力されるようになっている。
【0054】画像圧縮回路50は、基本的には静止画圧
縮手段とされ、DCT部51、量子化部52、可変長符
号化部53、逆量子化部54、逆DCT部55、加算器
56、フレームメモリ57を含む。減算器41の出力で
ある予測誤差が、後段のDCT部51により、空間座標
データから周波数データに変換され、この周波数データ
が、後段の量子化部52により量子化され、可変長符号
化部53により可変長符号化される。上記量子化部52
の出力データは、逆量子化部54により逆量子化され、
後段の逆DCT部55により空間座標データが再生され
る。再生された空間座標データと上記動き補償部42で
動き補償されたフレームとが加算器56で加算されるこ
とにより、現フレームが再生され、それが後段のフレー
ムメモリ57に書込まれる。このフレームメモリ57の
記憶フレームは、前フレームとして次の動き補償に使用
される。
【0055】上記動き検出回路30、動き補償回路4
0、及び画像圧縮回路50の動作は、コントローラ70
によって制御される。
【0056】図2には、上記DCT部51の構成例が示
される。
【0057】図2に示されるDCT部51は、画像処理
用LSIの一例とされ、特に制限されないが、第1DC
T演算器100、データ列変換部200、第2DCT演
算器300を含み、公知の半導体集積回路製造技術によ
り、単結晶シリコン基板のような一つの半導体基板に形
成される。
【0058】上記第1DCT演算器100は、入力画像
データ(予測誤差)について行方向にDCTを施すもの
で、その変換出力は、後段のデータ列変換部200に書
込まれ、そこでデータ列の並べ替えが行われる。データ
列変換部200への入力画像データ(DCT係数)は、
Din[14:0]で示される。ここで、[]内は入力
画像データが14〜0で示される15ビット構成である
ことを示している。
【0059】データ列変換部200の出力データDou
t[14:0]は、後段の第2DCT演算器300に入
力され、ここで、列方向にDCTが行われることによ
り、2次元離散コサイン変換結果が得られ、それが、図
34に示される量子化部52に伝達される。データ列変
換部200の動作制御は、タイミングジェネレータ40
0によって生成される各種制御信号によって行われる。
【0060】図35には上記逆DCT部55の構成例が
示される。
【0061】図35に示される逆DCT部55は画像処
理用LSIの一例とされ、特に制限されないが、第1逆
DCT演算器500、データ列変換部600、第2逆D
CT演算器700を含み、公知の半導体集積回路製造技
術により、単結晶シリコン基板のような一つの半導体基
板に形成される。
【0062】上記第1逆DCT演算器500は、図34
に示される逆量子化部54から伝達された画像データ
(DCT部51において既に2次元DCTが施されてい
るDCT係数データ)について行方向に1次元逆DCT
を施すもので、その逆変換出力は、後段のデータ列変換
部600に書込まれ、そこでデータ列の並べ替えが行わ
れる。
【0063】データ列変換部600の出力データは、後
段の第2逆DCT演算器700に入力され、ここで、列
方向に1次元逆DCTが行われることにより、2次元逆
離散コサイン変換結果が得られ、それが、図34に示さ
れる加算器56に伝達される。データ列変換部600の
動作制御は、タイミングジェネレータ801によって生
成される各種制御信号によって行われる。
【0064】DCT部51に含まれるデータ列変換部2
00と、逆DCT部55に含まれるデータ列変換部60
0とは、そこに入力されるデータがDCT演算されたも
のであるか、逆DCT演算されたものであるかの違いは
あるが、ハードウェア的には同一構成とされる。そのた
め、以下の説明では、データ列変換部200の構成及び
作用を中心に詳述する。
【0065】図1には上記データ列変換部200の構成
例が示される。
【0066】図1に示されるようにデータ列変換部20
0は、特に制限されないが、RAMへの書込みデータを
作成するRAM書込みデータ作成回路10、RAMのア
ドレスを発生するアドレス発生回路(A)11,(B)
12、データ選択のためのデータセレクタ14、アドレ
ス選択のためのアドレスセレクタ15、RAM0〜RA
M3で示される4個のRAM、その後段に配置されたデ
ータセレクタ20、及びラッチ21を含む。
【0067】RAM書込みデータ作成回路10は、図2
に示される第1DCT演算器100から出力される画像
データDin[14:0]に基づいて、RAM0〜RA
M3への書込みデータを作成する。この書込みデータ作
成は、タイミングジェネレータ400から出力されるク
ロックCLKに同期して行われる。作成された書込みデ
ータは、DinA[14:0]、DinB[14:0]
で示される。
【0068】データセレクタ14は、上記RAM書込み
データ作成回路10で作成されたデータDinA[1
4:0]、DinB[14:0]を選択的に後段のRA
M0〜RAM3に伝達する機能を有する。選択データ
は、Din0[14:0],Din1[14:0],D
in2[14:0],Din3[14:0]で示され、
いずれも15ビット構成とされる。
【0069】アドレス発生回路11,12は、タイミン
グジェネレータ400からのクロックCLKに同期して
上記RAM0〜RAM3のアドレスを生成する機能を有
する。発生されたアドレスは、AA1[3:0],AA
2[3:0],AB1[3:0],AB2[3:0]で
示され、いずれも4ビット構成とされる。
【0070】アドレスセレクタ15は、上記アドレス発
生回路11,12で発生されたアドレスを選択的に後段
のRAM0〜RAM3に伝達する機能を有する。選択ア
ドレスは、A0[3:0],A1[3:0],A2
[3:0],A3[3:0]で示され、いずれも4ビッ
ト構成とされる。
【0071】RAM0〜RAM3は、特に制限されない
が、それぞれ16W×15bitの記憶容量を有し、そ
れぞれ書込みの有効性を示すライトイネーブル信号WE
0〜WE3がローレベルにアサートされることにより、
入力データDin0〜Din3の書込み指示がなされ、
また、それぞれアウトプットイネーブル信号OE0〜O
E3がローレベルにアサートされることにより、記憶デ
ータの読出し指示が行われるようになっている。RAM
0〜RAM3のリード/ライト動作におけるアドレス
は、ぞれぞれA0[3:0]〜A3[3:0]とされ
る。RAM0〜RAM3からの出力データは、RAM0
[14:0]〜RAM3[14:0]とされ、それぞれ
15ビット構成とされる。そのような出力データRAM
0[14:0]〜RAM3[14:0]が、後段のデー
タセレクタ20により選択的にラッチ21に伝達され
る。データセレクタ20の選択動作は、セレクト信号S
RD[1:0]により制御される。ラッチ21には、ク
ロックCLKが入力され、このクロックCLKに同期し
て上記選択データRAMout[14:0]の保持が行
われる。このラッチ21の出力データはDout[1
4:0]で示される。
【0072】タイミングジェネレータ400には、クロ
ックCLKin、スタート信号STARTが入力され、
それに基づいて各部の動作タイミング制御のための各種
制御信号が生成される。すなわち、クロックCLKin
に同期してクロックCLKが生成され、クロックCLK
inとスタート信号STARTとからデータセレクト信
号SELD[1:0]、アドレスセレクト信号SELA
[1:0]、ライトイネーブル信号WE、及びアウトプ
ットイネーブル信号OE、セレクト信号SRD[1:
0]が生成される。
【0073】図31には上記データセレクタ14の構成
例が示される。
【0074】図31に示されるように、データセレクタ
14は、マルチプレクサ141,142を含んで成る。
マルチプレクサ141,142は、それぞれ15ビット
構成の2系統の入力端子I0,I1と、15ビット構成
の1系統の出力端子Zと、1ビット構成の制御端子Sと
を含む。マルチプレクサ141,142は、それの真理
値表143から明らかなように、制御端子Sの論理がロ
ーレベルの場合に入力端子I0からの入力データが出力
端子Zに伝達され、制御端子Sの論理がハイレベルの場
合に入力端子I1からの入力データが出力端子Zに伝達
される。マルチプレクサ141,142では、入力端子
I0,I1に入力されるデータが異なっている。このた
め、マルチプレクサ141においては、制御端子Sに入
力されるセレクト信号SELD1の論理がローレベルの
場合に、入力データDinAが選択され、制御端子Sに
入力されるセレクト信号SELD1の論理がハイレベル
の場合に、入力データDinBが選択される。また、マ
ルチプレクサ142においては、制御端子Sに入力され
るセレクト信号SELD0の論理がローレベルの場合
に、入力データDinBが選択され、制御端子Sに入力
されるセレクト信号SELD0の論理がハイレベルの場
合に、入力データDinAが選択される。
【0075】図32には上記アドレスセレクタ16の構
成例が示される。
【0076】図32に示されるように、4個のマルチプ
レクサ151,152,153,154を含んで成る。
マルチプレクサ151,152,153,154は、そ
れぞれ4ビット構成の2系統の入力端子I0,I1と、
4ビット構成の1系統の出力端子Zと、1ビット構成の
制御端子Sとを含む。マルチプレクサ151,152,
153,154は、それの真理値表155から明らかな
ように、制御端子Sの論理がローレベルの場合に入力端
子I0からの入力アドレスが出力端子Zに伝達され、制
御端子Sの論理がハイレベルの場合に入力端子I1から
の入力アドレスが出力端子Zに伝達される。マルチプレ
クサ151の入力端子I0,I1には、それぞれアドレ
スAB1,AA1が入力され、それが選択的に後段のマ
ルチプレクサ153の入力端子I0、及びマルチプレク
サ154の入力端子I1に伝達されるようになってい
る。また、マルチプレクサ152の入力端子I0,I1
には、それぞれアドレスAB2,AA2が入力され、そ
れが選択的に後段のマルチプレクサ154の入力端子I
0、及びマルチプレクサ153の入力端子I1に伝達さ
れるようになっている。
【0077】次に、データ列変換部200の動作を説明
する。
【0078】図19に示されるように、DCT演算終了
後の1回目の画像ブロックのDCT係数DinとCLK
inが入力され、スタート信号STARTがハイレベル
にアサートされることで、入力されるDCT係数のデー
タ列変換が開始される。図4に示される順序(1〜6
4)で入力されるDCT係数Dinは、RAM書込デー
タ作成回路10で、CLKinの立ち下がりタイミング
に同期してDinAとDinBとに振分けられる。すな
わち、DinAは、F[0.0]、F[0.2]、F
[0.4]、F[0.6]……F[7.6]とされ、D
inBは、F[0.1]、F[0.3]、F[0.5]、
F[0.7]……F[7.7]とされる。それによれ
ば、CLKinの立ち下がりでデータが振り分けられる
ため、データ長はクロックCLKの2サイクル分とな
る。換言すれば、DinAとDinBとは、それぞれD
CT係数Dinに比べて、見かけ上のデータ速度が1/
2に遅くなっている。
【0079】クロックCLKの立ち下がりタイミングに
同期してDCT係数DinがDinAとDinBとに交
互に割振られ、Dinの2倍の周期のDinAと、Di
nの2倍の周期でDinAより1クロック分周期が遅れ
ているDinBとが作られる。そのためDinAの先頭
は、図19におけるa点であり、DinBの先頭は同図
におけるb点とされる。RAM書込データ作成回路10
は、Dinが連続で入力されている限り、DinをDi
nAとDinBに振り分けながら出力し続ける。このD
inAとDinBがデータセレクタ14に伝達される。
【0080】アドレス発生回路11は、図15(a)に
示されるRAMアドレス発生順序でアドレスAA1,A
A2を発生する。アドレスAA1は、入力データDin
Aと同じタイミングと周期を有する。アドレスAA2
は、入力データDinBと同じタイミングである。
【0081】アドレス発生回路12は、図15(b)に
示されるRAMアドレス発生順序と同じ順序でアドレス
AB1,AB2を発生する。アドレスAB1は、入力デ
ータDinAと周期が等しい。アドレスAB2は発生タ
イミングが1クロック分遅れているDinBと同じタイ
ミングとされる。
【0082】図19に示されるように、アドレスAB1
は、a点から始まり、アドレスAB2はそれにより1ク
ロック分送れたb点から始まる。このアドレスAA1、
AA2、AB1,AB2がアドレスセレクタ15に伝達
される。
【0083】入力データDinとして最初の画像ブロッ
クのDCT係数は、第1のRAM別対応(図11)とな
るようにRAM0〜RAM3に書込まれる。つまり、D
inA、DinB、AA1、AA2、AB1、AB2が
タイミングジェネレータ400によって作られたアドレ
スセレクト信号SELA[1:0]、SELD[1:
0]を用いて各RAMに振り分けられる。CLKinと
STARTがタイミングジェネレータ400に入力さ
れ、クロックCLKの最初の立ち下がりのa点からクロ
ックCLK、アドレスセレクト信号SELA[1:
0]、SELD[1:0]、ライトイネーブル信号WE
[3:0]、OE[3:0]、S[1:0]の信号が出
力される。
【0084】データセレクタ14の構成(図31参照)
から、データDinAはそのままDin0とされる。こ
の関係は切り変ることが無い。第1のRAM対応1(図
110)となるようにRAM0〜RAM3にDCT係数
を書込むためにはRAM0、RAM2へアドレスAA1
を送り、RAM1、RAM3へアドレスAA2を送らな
ければならいので、アドレスセレクタ構成(図32参
照)からタイミングジェネレータ400よってアドレス
セレクト信号SELA[1:0]がハイレベル(”1
1”で示される)とされ、アドレスセレクト信号SEL
D[1:0]がハイレベルとされる。つまり、a点にお
いてデータセレクタ14に送られたSELD[1:0]
と、アドレスセレクタ15に送られたアドレスセレクト
信号SELA[1:0]が、ハイレベルとされる。よっ
てRAMに送られるデータDin0〜3とアドレスA0
〜3が切換えられるので、RAM0にはアドレスAA
1、データDinAが、RAM1にはアドレスAA2、
データDinBが、RAM2にはアドレスAA1、デー
タDinAが、RAM3にはアドレスAA2、データD
inBが、それぞれ伝達される。
【0085】各RAMに振り分けられたアドレスとデー
タは、図20に示されるタイミングで伝達される。タイ
ミングジェネレータ400から送られるアウトプットイ
ネーブル信号OE[3:0]は、データ及びアドレスが
入力されるa点で”L”になる。それはDCT係数が連
続して入力される限り”L”のままである。
【0086】決められた順序で送られるデータとアドレ
スを第1のRAM別対応(図11)となるようにDCT
係数をRAM0から3に書込むため、1画像ブロックの
間、RAM0〜RAM3を第1のRAM入出力タイミン
グ(図13,図14)の動作となるように、タイミング
ジェネレータ400によってライトイネーブル信号WE
が制御される。同じデータとアドレスが送られているR
AMが4データづつ交互に読出し読出しが行われる。つ
まり、RAM0とRAM2が4データづつ交互に読出し
書込を行い、RAM1とRAM3が4データづつ交互に
読出し書込を行う。
【0087】RAM0において、先ずデータ4個につい
ての読出し書込みが行われ、次にRAM2においてデー
タ4個についての読出し書込が行われる。RAM0が読
出し書込を行っている間、もう一方のRAM2のライト
イネーブル信号WE2は”H”となる。RAM0におい
て、Din0にデータF[0.0]、A0に00がそれ
ぞれ入力されたとき、ライトイネーブル信号WE0がa
点からb点の間”H”になり、RAM0のアドレス00
に書込まれた前画像ブロックの値が読出され、b点から
c点の間でライトイネーブル信号WE0が”L”とな
り、RAM0のアドレス00にデータF[0.0]が書
込まれる。
【0088】このとき読出されたデータは、前画像ブロ
ックのDCT係数をRAMに書込こんでいないために、
不定値Fx0とされる。RAM0では、アドレス00、
01、02、03から不定値Fx0、Fx2、Fx4、
Fx6が読出され、同じアドレス00、01、02、0
3にデータF[0.0]、F[0.2]、F[0.
4]、F[0.6]が書込まれる。RAM1において
は、アドレス00、01、02、03から不定値Fx
1、Fx3、Fx5、Fx7が読出され、同じアドレス
00、01、02、03にデータF[0.1]、F
[0.3]、F[0.5]、F[0.7]が書込まれ
る。RAM0、RAM1にDCT係数を4個づつ書込終
えたら、次にRAM2とRAM3に4個づつDCT係数
の読出し書込みが行われる。RAM2では、アドレス0
0、01、02、03から不定値Fx8、Fx10、F
x12、Fx14が読出され、同じアドレス00、0
1、02、03にデータF[1.0]、F[1.2]、
F[1.4]、F[1.6]を書込む。RAM3はアド
レス00、01、02、03から不定値Fx9、Fx1
1、Fx13、Fx15を読出し、同じアドレス00、
01、02、03にデータF[1.1]、F[1.
3]、F[1.5]、F[1.7]を書込む。
【0089】このように第1のRAM入出力タイミング
(図13,図14)に示されるタイミング制御でRAM
0〜RAM3に最初のDCT係数64個が書込まれる。
【0090】各RAMのライトイネーブル信号WEが”
H”の期間に読出されたデータは、RAM0〜RAM3
から、図21に示されるタイミングで出力されている。
データセレクタ20は、RAM0outからRAM3o
utを、図21に示されるタイミング順序で選択する。
つまり、セレクト信号SRD[1:0]により、クロッ
クCLKに同期してRAM出力が選出されることで、R
AMoutが得られる。
【0091】図33には、データセレクタ20の真理値
表が示される。
【0092】図33に示される真理値表から図5に示さ
れる出力順序となるように、セレクト信号SRD1、S
RD0が、タイミングジェネレータ400で作成されて
データセレクタ20に入力される。RAM0とRAM1
からの出力をクロックの周期で交互に選ぶために、セレ
クト信号SRD1は”L”となり、セレクト信号SRD
0は”L”と”H”をCLKの周期で交互に変化され
る。RAM0とRAM1の読出しデータを各4個選んだ
ら、セレクト信号SRD1を”H”とし、セレクト信号
SRD0はそのまま”L”と”H”をCLKの周期で交
互に変化される。RAM2とRAM3の読出し信号を選
び終えたらSRD1を”L”に切換え、また、RAM0
とRAM1の読出し信号を選び出す。
【0093】データセレクタ20の選択データRAMo
utが、クロックCLKに同期してラッチされて出力デ
ータDoutが得られる。最初の画像ブロックであるた
め、RAMにはDCT係数が書込まれておらす、そのた
め、出力データは64個全て不定値Fxとなる。
【0094】図22に示されるタイミングチャートにお
いて、Din[14:0]にF[7.7]が入力された
後、新たな画像ブロックのDCT係数F’[0.0]が
入力される。図22のf点において、F[7.7]がR
AM3に書込まれた時点でRAM0〜RAM3には、第
1のRAM別対応(図11)に示される通り、DCT係
数が書込まれている。図22のe点からDinAへ新た
な画像ブロックのDCT係数F’[0.0]となり、f
点からDinBへ新たな画像ブロックのDCT係数F’
[0.1]となる。
【0095】新しい画像ブロックが入力されるとき、R
AMに書込むDCT係数が第2のRAM対応(図12参
照)となるように、RAM0〜RAM3の制御が切換え
られる。
【0096】タイミングジェネレータ400は、RAM
0〜RAM3の動作が、図13,図14に示されるタイ
ミングとなるようにライトイネーブル信号WE0〜WE
3を作成する。DinAとアドレスAB1がRAM0、
RAM1に伝達され、DinBとアドレスAB2がRA
M2、RAM3に伝達されるように、アドレスセレクト
信号SELA[1:0]とSELD[1:0]とがe点
で切換えられる。
【0097】ただし、図22におけるe点では、まだR
AM3にF[7.7]が書込まれる途中のため、RAM
3のアドレスA3が切替わらないようにe点からf点の
間、アドレスセレクト信号SELA[1:0]は”0
1”とされ、f点以降画像ブロックが書込終わるまで”
00”とされる。
【0098】図23には、上記のようにしてRAM0〜
RAM3へ伝達されたデータとアドレスとが示される。
【0099】先ず、RAM0とRAM2において前画像
ブロックのDCT係数が読出された後に新しいDCT係
数が書込まれる。RAM0には、図23におけるe点か
らf点でアドレス00の読出しが行われ、RAM0ou
tとして前画像ブロックのF[0.0]が読出され、f
点からg点の間に新しい画像ブロックのF’[0.0]
が書込まれる。RAM2の読出しは、RAM0より1ク
ロック分遅れたf点から開始される。アドレス00に書
かれた前画像ブロックのDCT係数F[1.0]が読出
されて、新しい画像ブロックのDCT係数F’[0.
1]が書込まれる。
【0100】RAM0とRAM2について、DCT係数
4個づつの読出し書込が終了された後に、RAM1とR
AM3に読出し書込動作が移り、今度はRAM1とRA
M3についてDCT係数4個づつの読出し書込が行われ
る。このようなRAM入出力タイミング(図16,図1
7)の動作が1画像ブロック分行われる。
【0101】図24には読出されたデータRAMout
0〜3のタイミングが示される。
【0102】図5に示される出力順序となるように、R
AM0〜RAM3のデータを選択すためのセレクト信号
SRD1、SRD0が生成されると、それに基づいてデ
ータセレクタ20でRAM出力データが選択される。R
AMデータセレクタで出力順序通りに選び出されたデー
タF[0.0]、F[1.0]、F[2.0]、…F
[6.7]、F[7.7]がラッチ21で1度クロック
CLKに同期してラッチされて、データ列変換部の出力
データとされる。この出力データは、2回目のDCTの
ために、後段の第2DCT演算器300(図2参照)に
伝達される。
【0103】また、続けて新たな画像ブロックのDCT
係数F”[0.0]、F”[0.1]、F”[0.
2]、…F”[7.6]、F”[7.7]が入力された
ときのタイミングが、図25に示される。
【0104】前画像ブロックのDCT係数がRAM0〜
RAM3に書き終えた点、すなわち、図25のi点にお
けるDCT係数は、第2のRAM対応(図12)となっ
ている。図25のh点から新たな画像ブロックのDCT
係数となるが、h点ではまだ前画像ブロックのF[7.
7]をRAM3に書込み中であるため、h点からi点ま
での間RAM3のアドレスをそのままにして、その他の
アドレスを新たなDCT係数を書くためにアドレスセレ
クト信号SELA[1:0]を10に切換える。新たな
画像ブロックのDCT係数を第1のRAM対応(図9)
となるように書込むために、RAM0とRAM2にDi
nAとAA1を送り、RAM1とRAM3にDinBと
AA2を送るようにアドレスセレクト信号SELA
[1:0]とSELD[1:0]を切換える。アドレス
セレクト信号SELA[1:0]はi点から,セレクト
信号SELD[1:0]はi点から”11”となる。
【0105】上記切換えにより、RAMの読出し書込
は、第1のRAM入出力タイミング(図13,図14)
に示される通りとなる。図26には、RAM0〜RAM
3の動作タイミングが示される。ライトイネーブル信号
WE0〜WE3はローアクティブであり、それがローレ
ベルの場合にRAMへの書込みが指示される。図26に
示されるように、RAM0とRAM1に対してDCT係
数4データづつをの読出し書込みが行われ、RAM0,
RAM1へのデータ書込みが終ったらRAM2,RAM
3に対してDCT係数の書込みが行われる。図27に
は、読出されたデータRAMout0〜3のタイミング
が示される。
【0106】2回目のDCTのためにRAMoutが、
図5に示される順番になるように、タイミングジェネレ
ータ400で切換え信号SRD1,SRD0が生成され
る。RAMoutであるF’[0.0]、F’[1.
0]、F’[2.0]、…F’[6.7]、F’[7.
7]、をクロックCLKに同期してラッチ21でラッチ
されることで、出力データDoutが得られる。
【0107】図28、図29、図30には、j点以降
に、続けて新たな画像ブロックのDCT係数 F”’
[0.0]、F”’[0.1]、F”’[0.2]、…
F”’[7.6]、F”’[7.7]が順に入力される
場合のタイミングが示される。このときのRAMに書込
まれた前画像ブロックのDCT係数は、図12に示され
るようになっている。これまでと同じように第1のRA
M別対応(図11)となるようにアドレスセレクト信号
SELA[1:0]とSELD[1:0]でRAM0〜
RAM3に送るアドレスを切換える。読出されたRAM
0out、RAM1out、RAM2out、RAM3
outが、図5に示される順番になるようにSRD1、
SRD0が生成されることで、RAMoutであるF”
[0.0]、F”[1.0]、F”[2.0]、…F”
[6.7]、F”[7.7]が得られる。
【0108】このように、1画像ブロックのDCT係数
を図9又は図10に示す4つのRAMに分配し、図12
(a)又は(b)に示されるアドレス順序を用いて読出
し書込みを行い、画像ブロック毎にアドレス順序を切換
え、アドレスを用いて書込む前に書込まれた前画像ブロ
ックのDCT係数を読出した後、新しいDCT係数を書
込むことで、図4に示す順序で入力される画像ブロック
のDCT係数の順序を図5の順序に並べ替えることがで
きる。
【0109】図36には、テレビ電話における画像受信
側装置が示される。
【0110】図36に示される画像受信側装置79は、
特に制限されないが、図34に示される画像送信側装置
60で圧縮処理され、図示されない送信部を介して通信
回線に送出された動画像データが受信部で受信された場
合に、それを伸長して元の画像データに復元する機能を
有し、復元された画像データはテレビなどの表示装置
(図示せず)に表示される。
【0111】図36に示される画像受信側装置79は、
特に制限されないが、可変長復号化部71、逆量子化部
72、逆DCT部78、加算器73、動き補償回路7
4、及びループフィルタ77を含む。
【0112】可変長復号化部71は、可変長符号を用い
てデータ長を可変したデータを圧縮前の固定長データに
変換する。逆量子化部72は、可変長復号化部71から
得た固定長のデータを元に逆量子化を行う。逆DCT5
5は逆量子化したデータを元に2次元DCT後のDCT
係数を画像データに変換する。動き補償回路74は、フ
レームメモリ75と、このフレームメモリ75内の画像
に対して動き補償を施すたための動き補償部76とによ
って構成される。
【0113】画像送信側装置60において動き補償が加
えられている画像データを表示装置で表示可能な映像デ
ータに戻すため、参照用前画像データを保存し、補償に
用いる画像データの取り出しを行う必要がある。フレー
ムメモリ75は、前画像データを保管するために使用さ
れる。動き補償に用いた前画像データがフレームメモリ
75から読み出され、動き補償部76によって画像の動
き補償が行われる。ループフィルタ77では、量子化な
どで生じたブロック歪みを目立たなくするため動き補償
回路74からの画像データに対してフィルタリング処理
を施す。加算器73は、逆DCT55からの画像データ
と、ループフィルタ77の画像データを加算して、画像
表示装置に送るデータを作り出す。
【0114】逆DCT部78において逆DCT変換され
た画像データが、動き補償やフレーム間符号化が行われ
ていなかった場合には、フレームメモリ77に参照用画
像データとして伝達され、また、画像表示のため表示装
置に映像データとして伝達される。それに対して、受信
された画像データにフレーム間符号化処理が行われてい
た場合には、前画像のデータがフレームメモリ77から
取り出されて、ループフィルタ74を介して加算器73
に伝達され、逆DCT55の出力である画像データと加
算されて、映像データとして画像表示装置に送出され
る。このとき、動き補償は行われない。受信された画像
データに動き補償が施されている場合には、フレームメ
モリ77内の前画像データから動き補償に用いた画像デ
ータが取り出され、動き補償部76で動き補償された後
に、ループフィルタ74を介して加算器73に伝達さ
れ、逆DCT55の出力である画像データと加算される
ことで、映像データが得られ、それが画像表示装置に伝
達される。
【0115】この画像受信側装置79において、逆DC
T部78は、図34に示される画像送信側装置60にお
ける逆DCT部55と同一の構成とされる。つまり、図
35に示されるように、第1逆DCT演算器500、デ
ータ列変換部600、第2逆DCT演算器700を含
み、公知の半導体集積回路製造技術により、単結晶シリ
コン基板のような一つの半導体基板に形成され、そし
て、データ列変換部600として、図1に示される構成
が採用される。
【0116】上記実施形態によれば、以下の作用効果を
得ることができる。
【0117】(1)第1方向への離散コサイン変換の出
力データを、それの入力順に交互に分けてRAM0〜R
AM3に書込んで、データ列変換を行うことにより、見
かけ上のデータ速度を落すことができるので、RAMの
読出し書込み速度に比べてDCT係数のデータ速度が高
速になった場合でも、既存RAMの仕様で、DCT係数
の読出し書込みを行うことができる。
【0118】(2)また、(1)の作用効果により、D
CT係数のデータ速度を速くすることができるので、D
CT部51を中心として形成されたLSI全体の処理の
高速化を図ることができる。さらに、DCT係数のデー
タ列変換におけるRAMの全体的な記憶容量を増大させ
ることなく、DCT係数のデータ列変換の高速化を図る
ことができる。
【0119】(3)図34に示される逆DCT部55
は、それに含まれるデータ列変換部600として、図1
に示される構成が採用されることにより、逆DCT部5
5においても、DCT部51の場合と同様に、第1方向
への逆離散コサイン変換の出力データを、それの入力順
に交互に分けてRAM0〜RAM3に書込んで、データ
列変換を行うことにより、見かけ上のデータ速度を落す
ことができるので、RAMの読出し書込み速度に比べて
DCT係数のデータ速度が高速になった場合でも、既存
RAMの仕様で、DCT係数の読出し書込みを行うこと
ができ、また、DCT係数のデータ列変換におけるRA
Mの全体的な記憶容量を増大させることなく、DCT係
数のデータ列変換の高速化を図ることができる。
【0120】(4)画像受信側装置79に含まれる逆D
CT部78においても、図34に示される逆DCT部5
5と同一構成とされるため、上記(3)と同様の作用効
果を得ることができる。
【0121】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0122】例えば、上記実施形態では、離散コサイン
変換対象とされる画像ブロックを8行×8列(64画
素)として説明したが、それに限定されるものではな
く、8行×8列以外のサイズの画像ブロック、すなわ
ち、(n×4)行×(n×4)列;(n≧1)について
の離散コサイン変換が可能である。また、DCTをコア
として、図2に示される量子化部52や可変長符号化部
53などを含めて1個のLSIを形成するようにしても
良い。
【0123】また、図34に示されるDCT部51や逆
DCT部55は、主要ハードウェアの共通化を図ること
ができ、そのようにして半導体チップのサイズ低減を図
ることができる。例えば、図34に示されるDCT部5
1と逆DCT部55とを、図37に示されるように構成
することにより、演算器等の規模の削減を図ることがで
きる。
【0124】図37において、第1演算回路800は、
演算器800Aと、DCT用の演算係数が記憶されたR
OM800Bと、逆DCT用の演算係数が記憶されたR
OM800Cとを含み、第2演算回路900は、演算器
900Aと、DCT用の演算係数が記憶されたROM9
00Bと、逆DCT用の演算係数が記憶されたROM9
00Cとを含む。また、減算器41の出力データと逆量
子化部54の出力データとを選択的に第1演算回路80
0に伝達するための切換え器202と、第2演算回路9
00の出力データを選択的に量子化部52と加算器56
に伝達するための切換え器23が設けられる。切換え器
202、203、及び第1演算回路800、第2演算回
路900の動作は、図34に示されるコントローラ70
から供給されるDCT,逆DCT演算切換え信号SEL
によって制御される。データ列変換部201、タイミン
グジェネレータ403は、それぞれ図2に示されるデー
タ列変換部200や、タイミングジェネレータ400、
あるいは図35に示されるデータ列変換部600や、タ
イミングジェネレータ801と同一構成とされる。
【0125】例えば、DCT,逆DCT演算切換え信号
SELがハイレベルにされたとき、切換え器202によ
って減算器41の出力データが選択的に演算器800A
に伝達される。このとき、第1演算回路800内の演算
器800Aでは、ROM800B内のDCT用演算係数
が使用されて入力データの演算処理が行われる。つま
り、入力データについてDCT用演算係数を用いた演算
が行われることにより、入力データのDCT演算が行わ
れる。このDCT演算は、図2に示される第1DCT演
算器100での演算に相当する。
【0126】また、DCT,逆DCT演算切換え信号S
ELがハイレベルにされたときには、第2演算回路90
0では、ROM900Bに記憶されているDCT用演算
係数が使用される。ROM900Bに記憶されているD
CT用演算係数を使用した演算は、図2に示される第2
DCT演算器300での演算に相当する。そしてこのと
き、演算器900Aの出力データが切換え器203によ
り選択的に量子化部52へ伝達される。
【0127】次に、DCT,逆DCT演算切換え信号S
ELがローレベルの場合には次のようになる。第1演算
回路800では、ROM800C内の逆DCT用演算係
数が使用され、第2演算回路900ではROM900C
内の逆DCT演算係数が使用される。ROM800C内
の逆DCT用演算係数を使用した演算は、図35におけ
る第1逆DCT演算器500での演算に相当する。ま
た、ROM900C内の逆DCT用演算係数を使用した
演算は、図35における第2逆DCT演算器700での
演算に相当する。
【0128】このようにROMに記憶されたDCT係数
と逆DCT係数とを選択的に使用することにより、同一
演算器をDCT用と逆DCT用とに切換えて使用するこ
とができるので、それぞれ専用の演算器を構成する場合
に比べてチップ占有面積の低減を図る上で有利とされ
る。
【0129】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるテレビ
電話に適用した場合について説明したが、本発明はそれ
に限定されるものではなく、MPEG(カラー動画)処
理用LSI、JPEG(カラー静止画)処理用LSIな
ど、画像処理用LSIに適用することができる。
【0130】本発明は、少なくとも画像処理を行うこと
を条件に適用することができる。
【0131】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0132】すなわち、第1方向への離散コサイン変換
又は逆離散コサイン変換の出力データを、それの入力順
に交互に分けて複数の記憶手段に書込んで、データ列変
換を行うことにより、見かけ上のデータ速度を落すこと
ができるので、RAMの読出し書込み速度に比べてDC
T係数のデータ速度が高速になった場合でも、既存RA
Mの仕様で、DCT係数の読出し書込みを行うことがで
きる。また、それにより、DCT係数のデータ速度を速
くすることができるので、DCT若しくは逆DCTなど
の画像処理用LSI全体の処理の高速化を図ることがで
きる。さらに、DCT係数のデータ列変換におけるRA
Mの全体的な記憶容量を増大させることなく、DCT係
数のデータ列変換の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるDCT部におけるデ
ータ列変換部の構成例ブロック図である。
【図2】上記DCT部の構成例ブロック図である。
【図3】CIF画像の大きさと、2次元DCT演算を行
う1画像ブロックの大きさとの関係説明図である。
【図4】上記データ列変換部へのデータ入力順序の説明
図である。
【図5】上記データ列変換部へのデータ出力順序の説明
図である。
【図6】DCT係数の並べ替えに使用されるRAMアド
レスマップの説明図である。
【図7】DCT係数の並べ替えに使用されるRAMアド
レスマップの説明図である。
【図8】DCT係数の並べ替えに使用されるRAMのア
クセスタイミング図である。
【図9】上記DCT部におけるRAMへのDCT係止数
分配対応についての説明図である。
【図10】上記DCTにおけるRAMへのDCT係止数
分配対応についての説明図である。
【図11】上記DCT係数のRAM別対応についての説
明図である。
【図12】上記DCT係数のRAM別対応についての説
明図である。
【図13】本実施形態におけるRAM入出力タイミング
図である。
【図14】本実施形態におけるRAM入出力タイミング
図である。
【図15】本実施形態におけるRAMアドレス発生順序
生の説明図である。
【図16】本実施形態におけるRAM入出力タイミング
である。
【図17】本実施形態におけるRAM入出力タイミング
である。
【図18】本実施形態におけるRAMアクセスタイミン
グ図である。
【図19】本実施形態の動作説明のための第1タイミン
グ図である。
【図20】本実施形態の動作説明のための第2タイミン
グ図である。
【図21】本実施形態の動作説明のための第3タイミン
グ図である。
【図22】本実施形態の動作説明のための第4タイミン
グ図である。
【図23】本実施形態の動作説明のための第5タイミン
グ図である。
【図24】本実施形態の動作説明のための第6タイミン
グ図である。
【図25】本実施形態の動作説明のための第7タイミン
グ図である。
【図26】本実施形態の動作説明のための第8タイミン
グ図である。
【図27】本実施形態の動作説明のための第9タイミン
グ図である。
【図28】本実施形態の動作説明のための第10タイミ
ング図である。
【図29】本実施形態の動作説明のための第11タイミ
ング図である。
【図30】本実施形態の動作説明のための第12タイミ
ング図である。
【図31】図1に示されるデータセレクタ14の構成例
ブロック図である。
【図32】図1に示されるアドレスセレクタ15の構成
例ブロック図である。
【図33】図1に示されるデータセレクタ20の真理値
表説明図である。
【図34】テレビ電話における画像送信側装置のブロッ
ク図である。
【図35】上記画像送信側装置に含まれる逆DCT演算
部の構成例ブロック図である。
【図36】上記テレビ電話における画像受信側装置の構
成例ブロックである。
【図37】図34に示されるDCT部及び逆DCT部の
他の構成例ブロック図である。
【符号の説明】
10 RAM書込みデータ作成部 11,12 アドレス発生回路 14,20 データセレクタ 15 アドレスセレクタ RAM0〜RAM3 ランダム・アクセス・メモリ 21 ラッチ 30 動き検出回路 31,75 フレームメモリ 32 動き検出部 40 動き補償回路 41 減算器 42,76 動き補償部 43,77 ループフィルタ 50 画像圧縮回路 51 DCT部 52 量子化部 53,71 可変長符号化部 54,72 逆量子化部 55,78 逆DCT部 56,73 加算器 57 フレームメモリ 60 画像送信側装置 70 コントローラ 74 動き補償回路 79 画像受信側装置 100 第1DCT演算器 141,142,151〜154 マルチプレクサ 155 真理値表 200,201,600 データ列変換部 202,203 切換え器 300 第2DCT演算部 400,403,801 タイミングジェネレータ 500 第1逆CDT演算器 700 第2逆DCT演算器 800 第1演算回路 800A 演算器 800B ROM 800C ROM 900 第2演算回路 900A 演算器 900B ROM 900C ROM

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像ブロックについて第1方向に離
    散コサイン変換を行う第1ステップと、この第1ステッ
    プの離散コサイン変換により得られたデータ列の並べ替
    えを行う第2ステップと、並べ替えられたデータについ
    て上記第1方向とは異なる第2方向に離散コサイン変換
    を行う第3ステップとを含む画像処理方法において、 上記第2ステップは、上記第1ステップでの離散コサイ
    ン変換の出力データを、それの入力順に交互に分けて複
    数の記憶手段に書込んでデータ列の並べ替えを行うステ
    ップを含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 入力画像ブロックについて第1方向に離
    散コサイン変換を行う第1ステップと、この第1ステッ
    プの離散コサイン変換により得られたデータ列の並べ替
    えを行う第2ステップと、並べ替えられたデータについ
    て上記第1方向とは異なる第2方向に離散コサイン変換
    を行う第3ステップとを含む画像処理方法において、 上記第2ステップは、上記第1ステップでの離散コサイ
    ン変換の出力データを2系統に分けることで見かけ上の
    データ速度を1/2に変換し、この変換に係る一方のデ
    ータ列を、他方のデータ列より1クロック分位相をずら
    して複数の記憶手段に割振り、上記複数の記憶手段の出
    力データをクロックに同期して切換えることで、データ
    列入力時のデータ速度に変換するステップを含むことを
    特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 2次元離散コサイン変換処理が施された
    画像ブロックについて第1方向に逆離散コサイン変換を
    行う第1ステップと、この第1ステップの逆離散コサイ
    ン変換により得られたデータ列の並べ替えを行う第2ス
    テップと、並べ替えられたデータについて上記第1方向
    とは異なる第2方向に逆離散コサイン変換を行う第3ス
    テップとを含む画像処理方法において、 上記第2ステップは、上記第1ステップでの逆離散コサ
    イン変換の出力データを、それの入力順に交互に分けて
    複数の記憶手段に書込んでデータ列の並べ替えを行うス
    テップを含むことを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 2次元離散コサイン変換処理が施された
    画像ブロックについて第1方向に逆離散コサイン変換を
    行う第1ステップと、この第1ステップの逆離散コサイ
    ン変換により得られたデータ列の並べ替えを行う第2ス
    テップと、並べ替えられたデータについて上記第1方向
    とは異なる第2方向に逆離散コサイン変換を行う第3ス
    テップとを含む画像処理方法において、 上記第2ステップは、上記第1ステップでの逆離散コサ
    イン変換の出力データを2系統に分けることで見かけ上
    のデータ速度を1/2に変換し、この変換に係る一方の
    データ列を、他方のデータ列より1クロック分位相をず
    らして複数の記憶手段に割振り、上記複数の記憶手段の
    出力データをクロックに同期して切換えることで、デー
    タ列入力時のデータ速度に変換するステップを含むこと
    を特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 入力画像ブロックについて第1方向に離
    散コサイン変換を行う第1演算手段と、この第1演算手
    段により得られたデータ列の並べ替えを行うデータ列変
    換手段と、並べ替えられたデータについて上記第1方向
    とは異なる第2方向に離散コサイン変換を行う第2演算
    手段と含む画像処理回路において、 上記データ列変換手段は、それぞれ上記第1演算手段の
    出力データを記憶可能な複数の記憶手段と、 上記第1演算手段の出力データを、それの入力順に交互
    に分ける書込みデータ作成手段と、 上記書込みデータ作成手段の出力データを上記複数の記
    憶手段に振分けるセレクタと、 を含むことを特徴とする画像処理回路。
  6. 【請求項6】 入力画像ブロックについて第1方向に離
    散コサイン変換を行う第1演算手段と、この第1演算手
    段により得られたデータ列の並べ替えを行うデータ列変
    換手段と、並べ替えられたデータについて上記第1方向
    とは異なる第2方向に離散コサイン変換を行う第2演算
    手段と含む画像処理回路において、 上記データ列変換手段は、それぞれ上記第1演算手段の
    出力データを記憶可能な複数の記憶手段と、 上記第1手段での離散コサイン変換の出力データを2系
    統に分けることで見かけ上のデータ速度を1/2に変換
    する書込みデータ作成手段と、 この変換に係る一方のデータ列を、他方のデータ列より
    1クロック分位相をずらして上記複数の記憶手段に割振
    るための第1セレクタと、 上記複数の記憶手段の出力データをクロックに同期して
    切換えることで、データ列入力時のデータ速度に変換す
    る第2セレクタとを含むことを特徴とする画像処理回
    路。
  7. 【請求項7】 2次元離散コサイン変換処理が施された
    画像ブロックについて第1方向に逆離散コサイン変換を
    行う第1演算手段と、この第1演算手段により得られた
    データ列の並べ替えを行うデータ列変換手段と、並べ替
    えられたデータについて上記第1方向とは異なる第2方
    向に逆離散コサイン変換を行う第2演算手段と含む画像
    処理回路において、 上記データ列変換手段は、それぞれ上記第1演算手段の
    出力データを記憶可能な複数の記憶手段と、 上記第1演算手段の出力データを、それの入力順に交互
    に分ける書込みデータ作成手段と、 上記書込みデータ作成手段の出力データを上記複数の記
    憶手段に振分けるセレクタと、 を含むことを特徴とする画像処理回路。
  8. 【請求項8】 2次元離散コサイン変換処理が施された
    画像ブロックについて第1方向に逆離散コサイン変換を
    行う第1演算手段と、この第1演算手段により得られた
    データ列の並べ替えを行うデータ列変換手段と、並べ替
    えられたデータについて上記第1方向とは異なる第2方
    向に逆離散コサイン変換を行う第2演算手段と含む画像
    処理回路において、 上記データ列変換手段は、それぞれ上記第1演算手段の
    出力データを記憶可能な複数の記憶手段と、 上記第1手段での離散コサイン変換の出力データを2系
    統に分けることで見かけ上のデータ速度を1/2に変換
    する書込みデータ作成手段と、 この変換に係る一方のデータ列を、他方のデータ列より
    1クロック分位相をずらして上記複数の記憶手段に割振
    るための第1セレクタと、 上記複数の記憶手段の出力データをクロックに同期して
    切換えることで、データ列入力時のデータ速度に変換す
    る第2セレクタとを含むことを特徴とする画像処理回
    路。
  9. 【請求項9】 動き補償されたフレームと現フレームと
    の差分画像ブロックの離散コサイン変換を行う第1処理
    回路と、上記第1画像処理部の変換出力を量子化する量
    子化部と、上記量子化部の出力データの可変長符号化を
    行う可変長符号化部と、上記量子化部の出力データを逆
    量子化する逆量子化部と、上記逆量子化部の出力データ
    の逆離散コサイン変換を行う第2処理回路とを含む画像
    処理装置において、 上記第1処理回路は請求項3又は4記載の画像処理回路
    を含み、上記第2処理回路は請求項7又は8記載の画像
    処理回路を含むことを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 入力データの可変長復号化を行う可変
    長復号化部と、上記可変長復号化部の出力データの逆量
    子化を行う逆量子化部と、上記逆量子化部の出力データ
    の逆離散コサイン変換を行う第3処理回路を含む画像処
    理装置において、 上記第3画像処理回路は請求項7又は8記載の画像処理
    回路を含むことを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 画像データを圧縮して通信回線へ送出
    する送信側装置と、上記通信回線を介して伝達されたデ
    ータを伸長して元の画像データを復元する受信側装置と
    を含む画像通信装置において、 上記送信側装置は請求項9記載の画像処理装置を含み、
    上記受信側装置は請求項10記載の画像処理装置を含む
    ことを特徴とする画像通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6961474B1 (en) 1998-02-27 2005-11-01 Shikino High-Tech Co., Ltd. Huffman encoder for encoding/decoding DCT coefficients

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