JP2002314998A - 同時的フォーマット縮小方法、及びエンコード・ビデオ信号のデコード方法 - Google Patents

同時的フォーマット縮小方法、及びエンコード・ビデオ信号のデコード方法

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JP2002314998A
JP2002314998A JP2002086299A JP2002086299A JP2002314998A JP 2002314998 A JP2002314998 A JP 2002314998A JP 2002086299 A JP2002086299 A JP 2002086299A JP 2002086299 A JP2002086299 A JP 2002086299A JP 2002314998 A JP2002314998 A JP 2002314998A
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Joseph Adelaide
アデレド ジョゼフ
Robin Didier
ディディエ ロビン
Olivier Elbaz
エルバ オリヴィエ
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Koninklijke Philips Electronics NV
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  • Studio Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縮小フォーマットとより良い品質とを有する
デコードビデオ信号群をDCTブロックエンコード方法
に従ってエンコードされたビデオ信号群から経済的な方
法で生成すること。 【解決手段】 本発明は、それぞれがDCTブロックを
有するN個のエンコードビデオ入力信号に適用され、該
エンコードビデオ入力信号をデコードし、そのフォーマ
ットを1/Nに縮小し、ピクセル領域のデコードビデオ
信号群を生成するビデオ処理方法に関する。本発明に係
るこの方法は、第一及び第二の逆DCT工程を有し、各
逆DCT工程は上記N個のエンコードビデオ入力信号か
ら抽出された縮小サイズの複数のDCTブロックに対し
て同時に適用される。こうして、1/Nに縮小されたフ
ォーマットの上記デコードビデオ信号の一を定義する縮
小サイズのN個の出力ブロックが生成される。本発明
は、エンコードされた信号群からモザイクビデオ信号を
組み立てるのに用いられ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デコーディングの
ために1/Nにエンコードされたビデオ入力信号をビデ
オ処理する方法、及び各エンコード・ビデオ入力信号の
フォーマットを1/Nに縮小し、ピクセル領域における
縮小されたフォーマットのデコード・ビデオ信号群を生
成する方法に関する。ここで、各エンコード・ビデオ入
力信号は「DCT入力ブロック」と呼ばれる8×8サイ
ズのDCTブロックを有する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルテレビの出現により、ユーザ
がテレビで見ることができるテレビ番組の数は大幅に増
えてきている。このテレビ番組の増加に対処し、ユーザ
がこのテレビ番組群から選択できるように、ユーザのテ
レビ・スクリーン上にこれら前に削減されたテレビ番組
を並べたものを含む「モザイク」と呼ばれる表示が作成
された。ユーザはテレビ番組群のコンテンツを同時に見
ることができ、特定のテレビ番組を選択するのに役立
つ。
【0003】米国特許第5,633,683号は、サー
ビス事業者のレベルにおいて、MPEG2規格に準拠し
てエンコードされたビデオ信号群からモザイク・ビデオ
信号を作成するシステムについて説明している。このビ
デオ信号は、例えばテレビ番組群のMPEG2エンコー
ディングから得られる。この結果、各エンコード・ビデ
オ信号は、ビデオ・ディスクコーダによってデコードさ
れる。各エンコード・ビデオ信号のフォーマットも縮小
される。この縮小されたフォーマットを有するデコード
されたビデオ信号は、次いで、後に通信チャネルを通じ
て送信される前にMPEG2規格に従ってエンコードさ
れる上記モザイク・ビデオ信号を生成するためにメモリ
に連結される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術文献に記
載されたモザイクを表すビデオ信号を作成する方法はい
くつかの制限を有する。
【0005】まず、上記従来技術に記載された解決策
は、各エンコード・ビデオ信号が適切なデコーダによっ
て別々にデコードされるパラレル・アーキテクチャを使
用することを提案する。これは、デコード手段がデコー
ドされるべきエンコード・ビデオ信号と同じ数のデコー
ダが存在すべきであるという程度まで数が増やされなけ
ればならず、コスト高なシステムとなる。
【0006】他方、INTRAタイプの画像、すなわち
動き補償が為されていない画像のみがデコードされる。
これは、モザイクがスクリーン上に表示された時に視点
から見ると都合の悪い縮小されたビデオ周波数を有する
ビデオ信号が生成されるという欠点を有する。
【0007】更に、INTRAタイプの画像のデコーデ
ィング中、エンコード・ビデオ信号のDCTブロックの
DC成分のみが逆DCT変換(DCT=離散コサイン変
換)を受ける。これは、上記DCTブロックのより高周
波の他のDCT係数は考慮されないことを意味する。該
他の係数は視覚的品質に対して有害である。なぜなら、
縮小されたフォーマットを有するデコード信号の視覚的
ディテールはこのように抑圧されるからである。
【0008】本発明の目的は、縮小されたフォーマット
とより良い品質とを有するデコード・ビデオ信号群をD
CTブロック・エンコーディング方法に従ってエンコー
ドされたビデオ信号群から経済的な方法で生成するビデ
オ処理方法を提案することによって、上記制限を是正す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このために、本発明に係
るN個のエンコード・ビデオ入力信号をビデオ処理する
方法は、それぞれがDCT入力ブロックから抽出された
縮小サイズ(8/N×8/N)のN個のブロックの抽出
工程と、縮小サイズのN個のブロックを構成する行(若
しくは列)の係数によって置き換えられるサイズ8の入
力ベクトルに対して連続的に適用され、縮小サイズのN
個の中間ブロックの行(若しくは列)を定義するサイズ
8の出力ベクトルを生成し、該N個の縮小サイズのブロ
ックのすべての行(若しくは列)に対して繰り返される
第一の逆DCT変換工程と、前記N個の中間ブロックを
構成する列(若しくは行)の係数によって置き換えられ
るサイズ8の入力ベクトルに対して連続的に適用され、
前記出力ベクトルの値に対して適用される再帰計算工程
を通じて、それぞれが1/Nに縮小されたフォーマット
を有する前記デコード・ビデオ信号の1つを定義する縮
小サイズのN個の出力ブロックの列(若しくは行)を定
義するサイズ8の出力ベクトルを生成する第二の逆DC
T変換工程とを有することを特徴とする。
【0010】この方法を各DCT入力ブロックにおける
DCT係数の一部に対してのみ用いることによって、同
じ1回の演算で複数のエンコードされたビデオ信号をデ
コードすると共に、そのフォーマットを縮小することが
できる。これにより、従来の解決策とは対照的に、この
方法の物理的実現のコストが削減される。
【0011】補助的な特徴によれば、本発明に係る方法
は、前記抽出工程が、各DCT入力ブロックの低周波の
DCT係数の抽出を実行することを特徴とする。
【0012】よって、縮小フォーマットを有するビデオ
信号のより良い品質を得ることができる。なぜなら、非
ゼロ周波数係数によって定義される視覚的ディテールは
部分的に保存されるからである。
【0013】補助的な特徴によれば、本発明に係る方法
は、前記第一及び第二の逆DCT変換工程は、パラメー
タNの値の関数である係数値を有する8×8サイズの変
換行列を用いることを特徴とする。
【0014】このように、単に上記変換行列の係数を変
更することによって、エンコードされたビデオ入力信号
のフォーマットを縮小させることができる。これによ
り、本方法実現の柔軟性が大幅に向上する。なぜなら、
行列計算が同じ8×8サイズの行列を用いて実行される
からである。
【0015】本発明は、更に、「DCT入力ブロック」
と呼ばれる8×8サイズのDCTブロックを有するエン
コード・ビデオ入力信号をデコードし、そのフォーマッ
トを1/Nに縮小し、ピクセル領域の縮小されたフォー
マットのデコード・ビデオ信号を生成するビデオ処理方
法であって、それぞれがDCT入力ブロックから抽出さ
れた縮小サイズ(8/N×8/N)のN個のブロックを
抽出する工程と、縮小サイズのN個のブロックを構成す
る行(若しくは列)の係数によって置き換えられるサイ
ズ8の入力ベクトルに対して連続的に適用され、縮小サ
イズのN個の中間ブロックの行(若しくは列)を定義す
るサイズ8の出力ベクトルを生成し、該N個の縮小サイ
ズのブロックのすべての行(若しくは列)に対して繰り
返される第一の逆DCT変換工程と、前記N個の中間ブ
ロックを構成する列(若しくは行)の係数によって置き
換えられるサイズ8の入力ベクトルに対して連続的に適
用され、前記出力ベクトルの値に対して適用される再帰
計算工程を通じて、1/Nに縮小されたフォーマットを
有する前記デコード・ビデオ信号を定義する縮小サイズ
のN個の出力ブロックの列(若しくは行)を定義するサ
イズ8の出力ベクトルを生成し、該N個の中間ブロック
のすべての列(若しくは行)に対して繰り返される第二
の逆DCT変換工程とを有することを特徴とするビデオ
処理方法に関する。
【0016】この方法は、処理工程を最小化することに
よって単一のエンコード・ビデオ信号のフォーマットを
縮小するという利点を有する。なぜなら、複数のDCT
入力ブロックが同時に処理されるからである。
【0017】本発明は、更に、「DCT入力ブロック」
と呼ばれる8×8サイズのDCTブロックを有する2
個のエンコード・ビデオ入力信号から前記エンコード・
ビデオ入力信号から取得され、1/Nに縮小されたフォ
ーマットを有するデコード・ビデオ番組列から成る番組
モザイクを作成する方法であって、(2/N)個のエ
ンコードされたビデオ入力信号の各サブセットに対し
て、検討中のサブセットに関連付けられたDCT入力ブ
ロックから抽出された縮小サイズ(8/N×8/N)の
N個のブロックを抽出する工程と、それぞれが縮小サイ
ズのN個のブロックを構成する行(若しくは列)の係数
によって置き換えられるサイズ8の入力ベクトルに対し
て連続的に適用され、縮小サイズのN個の中間ブロック
の行(若しくは列)を定義するサイズ8の出力ベクトル
を生成し、該N個の縮小サイズのブロックのすべての行
(若しくは列)に対して繰り返される第一の逆DCT変
換工程と、それぞれが前記N個の中間ブロックを構成す
る列(若しくは行)の係数によって置き換えられるサイ
ズ8の入力ベクトルに対して連続的に適用され、前記出
力ベクトルの値に対して適用される再帰計算工程を通じ
て、それぞれが各サブセットにおいて1/Nに縮小され
たフォーマットを有する前記デコード・ビデオ信号の1
つを定義する縮小サイズのN個の出力ブロックの列(若
しくは行)を定義するサイズ8の出力ベクトルを生成
し、該N個の中間ブロックのすべての列(若しくは行)
に対して繰り返される第二の逆DCT変換工程とを有す
ることを特徴とする番組モザイク作成方法に関する。
【0018】本発明は、更に、N個のエンコードされた
ビデオ入力信号をビデオ処理するシステムに関する。こ
のビデオ処理システムは、上記一若しくは他の方法を用
いることを特徴とする。
【0019】本発明は、更に、2個のエンコードされ
たビデオ入力信号群から番組モザイクを作成するシステ
ムに関する。この番組モザイク作成システムは、上記番
組モザイク作成方法を用いることを特徴とする。
【0020】本発明は、更に、ビデオ処理システムのシ
グナル・プロセッサ上で実行されると、上記一若しくは
他のビデオ処理方法の異なる工程を実行するプログラム
・コード命令を有するコンピュータ・プログラムに関す
る。
【0021】本発明は、更に、ビデオ処理システムのシ
グナル・プロセッサ上で実行されると、上記モザイク作
成方法の異なる工程を実行するプログラム・コード命令
を有するコンピュータ・プログラムに関する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の上記及び他の態様は以下
に例示的に説明される実施形態を参照してより明らかに
される。
【0023】以下の説明は、本発明に係る方法によって
処理されるビデオ信号がMPEG−2 ISO/IEC
13818−2規格に従ってエンコードされることを考
慮することによって与えられる。しかし、本発明は上記
ビデオ信号がH.263、MPEG−1、若しくはMP
EG−4などのDCTブロック・エンコーディング技術
を用いた他のビデオ規格従ってデコードされるときにも
同様に効果的となり得ることは当業者には明らかであ
る。
【0024】MPEG2 ISO/IEC 13818
−2規格は、8×8サイズのピクセル・ブロックに適用
されるDCT変換の使用に基づく。量子化オペレーショ
ンを通じて、DCT変換は各ピクセル・ブロックにおけ
る情報の逆相関を許容し、最も強い値(INTRAタイ
プの各ピクセル・ブロック、すなわち別のピクセル・ブ
ロックと異ならないもの、又は、INTRAタイプの各
ピクセル・ブロック、すなわち別のピクセル・ブロック
と異なるもの)を有するDCT係数のみを残す。このD
CT変換は、8×8のDCT係数を有する8×8サイズ
のDCTブロックの生成をもたらす。
【0025】逆に、ビデオ信号がMPEG−2規格に従
ってエンコードされたとき、8×8サイズの各DCTブ
ロックは逆DCT変換を用いることによってデコードさ
れ、8×8サイズのピクセル・ブロックを生成する。こ
の逆変換は、以下の式に支配される。
【0026】
【数1】 ここで、
【0027】
【数2】 であり、nはブロックの行であり、mはブロックの列で
あり、x(n,m)は行nと列mとの間の交点に位置す
るピクセル値であり、f(n,m)は行nと列mとの間
の交点に位置するDCT係数の値である。
【0028】この逆DCT変換は2つの指数i、jを用
いる。これは、相当な計算手段を用いるという欠点を有
する。この欠点を軽減するために、式(1)の特性を利
用し、逆DCT変換を2つの区別し得る連続した計算へ
分離することが可能である。式(1)が直接的に用いら
れた場合、8×8=64値のf(n,m)の一次結合か
ら各ピクセルが直接的に得られるとすぐに、各ピクセル
は8値のf(n,m)の2つの連続した一次結合が得ら
れる。換言すれば、式(1)によって支配されるような
逆DCT変換は、DCTブロックの行への第一の逆DC
T変換と、その後のこの第一の逆DCT変換後に得られ
た該ブロックの列への第二の逆DCT変換とによって得
られ得る。各逆DCT変換は以下の式によって支配され
る。
【0029】
【数3】 ここで、
【0030】
【数4】 であり、nは0≦n≦7などの整数であり、x(n)は
ピクセルnの値であり、y(n)はDCTブロックの行
若しくは列のDCT係数nの値である。
【0031】式(2)の計算は、デコードされるDCT
ブロックの一行若しくは一列に対応する8つのDCT係
数から構成されるベクトルを有する8×8サイズの行列
の乗算に用いられる。この乗算はピクセル領域の8つの
値から構成されるベクトルをもたらす。しかし、この計
算を簡素化するために、行列M8×8を用いることも可
能である。式(2)に基づくエントリ群に対して、逆D
CT変換は、次いで、DCT係数y(n)の予めの乗算
(式(3)参照)、行列M8×8を有する行列の計算
(式(4)参照)、及び出力係数x(n)の決定を許す
再帰計算(式(5)参照)を用いる以下の式によって支
配される。
【0032】
【数5】
【0033】
【数6】 (ここで、
【0034】
【数7】 である。)
【0035】
【数8】 (ここで、
【0036】
【数9】 である。) 本発明に係る方法は、1つの同じオペレーションにおい
て、複数のDCT入力ブロックの同時デコーディングを
可能にする。これは各DCTブロックの係数の部分的処
理に基づく。このデコーディングはブロック・サイズ及
び逆DCT変換の係数の縮小も同時にもたらす。
【0037】DCT入力ブロックのフォーマットは、各
DCTブロックの行及び列のDCT係数群の一部を抽出
することによって縮小され、次いで、逆DCT変換がこ
のこのDCT係数群の一部に対して適用される。実際、
単にDCT係数群の一部をデコードすることによって縮
小されたフォーマットの良い画質を得ることができる。
この一部とは8×8サイズのDCTブロックにおける低
周波の係数に対応する。これら係数は、通常、係数が増
加周波数に分類される限り、各DCTブロックの左上の
正方形に位置する。DC成分は左上の角に位置する。
【0038】DCTブロックのフォーマットを1/2又
は1/4に縮小することが考えら得る。このフォーマッ
トを1/2に縮小する場合、8×8サイズのDCTブロ
ックは、4×4サイズのピクセル・ブロックをもたらす
ようにデコードされる。このフォーマットを1/4に縮
小する場合、8×8サイズのDCTブロックは、2×2
サイズのピクセル・ブロックをもたらすようにデコード
される。このため、本発明に係る方法は、上記DCT係
数群の一部を有するDCTブロックの行及び列に連続的
な逆DCT変換を用いる。
【0039】フォーマットを1/2に縮小することが考
えられる場合、4つのDCT係数へ適用される変換は以
下の式に支配される。
【0040】
【数10】 ここで、
【0041】
【数11】 であり、nは0≦n≦3などの整数であり、x(n)は
ピクセルnの値であり、y(n)はDCTブロックの行
若しくは列のDCT係数nの値である。
【0042】式(6)の計算は、デコードされる8×8
サイズのDCTブロックから抽出された4×4サイズの
DCTブロックの一行若しくは一列に対応する4つのD
CT係数から構成されるベクトルを有する4×4サイズ
の行列の乗算に用いられる。この乗算はピクセル領域の
4つの値から構成されるベクトルをもたらす。しかし、
この計算を簡素化するために、行列M4×4を用いるこ
とも可能である。式(6)に基づくエントリ群に対し
て、逆DCT変換は、次いで、式(7)に基づくDCT
係数y(n)の予めの乗算、式(8)に基づく行列M
4×4を有する行列の計算、及び式(9)に基づく出力
係数すなわちピクセルx(k)の値の決定を許す再帰計
算参照を用いる以下の式によって支配される。
【0043】
【数12】
【0044】
【数13】 (ここで、
【0045】
【数14】 である。)
【0046】
【数15】 (ここで、
【0047】
【数16】 である。) 式(4)は、8×8サイズのDCTブロックの行及び列
に連続的に適用される逆DCT変換は8×8の変換行列
の使用を含むことを示す。本発明に係る方法は、縮小サ
イズのDCTブロックは、M2×2若しくはM4×4
どの縮小サイズの変換行列を用いるという事実から利益
を得る。同様に、8×8サイズの逆DCT変換行列、す
なわちDCTブロックの行及び列から抽出されたDCT
係数群の一部に連続的に適用される単一の行列計算にお
いて複数のDCTブロックを同時にデコードするために
縮小サイズの複数の変換行列を有する8×8のDCTブ
ロックの逆DCT変換に用いられる標準的なサイズの行
列を定義することが可能である。
【0048】図1は、縮小されたフォーマットを有する
2つのデコード・ビデオ信号がMPEG2規格に従って
エンコードされた2つのビデオ信号から得られる場合を
示す。それぞれがエンコード・ビデオ信号に関連付けら
れた8×8サイズの2つのDCTブロック101及び1
02は、それらの行、次いで列に連続して実行される処
理オペレーションを同時に受け、逆DCT変換と同様に
フォーマットの縮小を得る。このピクセル・ブロック1
03は、DCTブロック101をデコードすることによ
って得ることができ、ピクセル・ブロック104はDC
Tブロック102を用いて得ることができる。このデコ
ーディング・オペレーションは、上記エンコード・ビデ
オ信号のすべてのDCTブロックに対して実行される。
【0049】この方法は、行列M4×4から導かれた係
数を有する8×8サイズの変換行列M2×4×4を用い
た行列計算工程を有する。この行列M2×4×4は、
【0050】
【数17】 によって定義される。
【0051】このように、以下の式によって支配される
単一の行列計算によって、DCTブロック101及び1
02に対する2つのデコーディング・オペレーションを
同時に実行することができる。
【0052】
【数18】
【0053】
【数19】 (ここで、
【0054】
【数20】 である。)
【0055】
【数21】 この連立方程式は、まず、8×8サイズのDCTブロッ
ク101及び102から抽出された4×4サイズのブロ
ックの行B1及びB2に適用される。このブロックB1
及びB2は、DCTブロック101及び102の低周波
を有するDCT係数を有すると有益的である。
【0056】この計算において、係数y(n)はブロッ
クB1及びB2から抽出され、8つの値X(n)を定義
する。この値X(n)は変換行列M2×4×4が適用さ
れるサイズ8の行ベクトルV2×4×4の成分の計算を
可能にする。
【0057】8つの値x’(n)から構成される列ベク
トルを得るための式(11)に従って行列計算の後、式
(12)に従った再帰計算の解は、値x(n)、及び、
「中間ブロック」と呼ばれるそれぞれブロック105及
び106の第一行に対応する4つの第一の値[x
(0),x(1),x(2),x(3)]及び4つの最
後の値[x(4),x(5),x(6),x(7)]を
有するサイズ8の出力ベクトルを得ることを可能にす
る。
【0058】係数[y(0),y(1),y(2),y
(3)]の行に対して実行されたのと同じオペレーショ
ンが、4つの第一の係数y(n)が抽出されるたびに、
ブロックB1及びB2の3つの他のラインに対して繰り
返される。このように、4×4サイズの2つの中間ブロ
ック105及び106は全体的に定義される。
【0059】二番目として、出力ブロック103及び1
04を得るために、連立式(10)、(11)、及び
(12)は、図1に示す中間ブロック105及び106
の4つの列の値y(n)=ycol(n)に対して用い
られる。これは、ブロックB1及びB2の4つの行に対
して実行されるオペレーションが再度実行されるが、今
回はブロック105及び106の転位後に得られた4×
4サイズのブロックに対して実行されることを意味す
る。
【0060】4×4サイズの出力ブロック103及び1
04を定義するために、DCTブロックB1及びB2に
対して実行されるオペレーションについて、まずブロッ
クB1及びB2の列に対して、次いで中間ブロック10
5及び106の行に対して、式(10)〜(12)に係
るオペレーションを実行することも当然可能である。
【0061】式(4)及び(8)と同様に、フォーマッ
トを1/4に縮小する場合を考えると、8×8サイズの
DCTブロックから抽出された2×2サイズの一行若し
くは一列の2つのDCT係数群の逆DCT行列を可能に
する2×2サイズの変換行列M2×2を定義することが
可能である。この場合、本発明に係る8×8サイズの4
つのDCTブロックをデコードすることが可能である。
ここで、各DCTブロックは2×2サイズのピクセル・
ブロックへ変換される。このため、式(10)、(1
1)、及び(12)に関連するアプローチと同一のアプ
ローチが、
【0062】
【数22】 (ここで、
【0063】
【数23】 である)によって定義される8×8サイズの行列M
4×4×4によって、式(13)、(14)、及び(1
5)に従った行列計算によって処理される。
【0064】
【数24】
【0065】
【数25】
【0066】
【数26】 本発明の注目すべき態様は、同じ8×8サイズの行列を
用いる行列計算によって、8×8サイズのDCTブロッ
クに対して異なる種類のデコーディング・オペレーショ
ンを実行することが可能である点である。
【0067】第一の行列計算は、行列M8×8を用い、
次いで、8×8サイズのピクセル・ブロックが得られる
ように単一のエンコード・ビデオ信号の8×8サイズの
DCT入力ブロックのすべての係数のデコードを可能に
する再帰計算を行う。
【0068】8×8サイズの行列M2×4×4を用いる
第二の行列計算は、再帰計算に先立つ同じ行列演算にお
いて、4×4サイズのピクセル・ブロックが得られるよ
うに2つのエンコード・ビデオ信号から8×8サイズの
2つのDCT入力ブロックをデコードすることを可能に
する。
【0069】8×8サイズの行列M4×4×4を用いる
第三の行列計算は、再帰計算に先立つ同じ行列演算にお
いて、2×2サイズの4つのピクセル・ブロックが得ら
れるように4つのエンコード・ビデオ信号から8×8サ
イズの4つのDCT入力ブロックをデコードすることを
可能にする。
【0070】このように、上記デコーディング方法は、
同時にデコードされるビデオ信号数に応じて8×8サイ
ズの計算行列の係数を単純に変えることによって、一の
縮小倍率を他の縮小倍率へ変えることを可能にする。
【0071】図2は、本発明に係るデコーディング方法
を実現するモザイク信号作成システムである。このシス
テムは、サービス事業者による多重化されたビデオ信号
群202からのモザイクビデオ信号201の作成手段を
示す。
【0072】このシステムは、4つの多重化されたビデ
オ入力信号202を処理した後、モザイク信号201を
生成することを可能にする。これらビデオ信号は、例え
ばMPEG2規格に従って圧縮され、MPEG2トラン
スポート・ストリームにおいて多重化されたビデオ信号
に対応する。
【0073】各ビデオ入力信号は、水平方向及び垂直方
向に1/2のフォーマット縮小を受ける。この信号は行
列M2×4×4を用いた行列計算を通じて、本発明に係
る方法において2つずつ処理される。
【0074】信号202におけるDCT係数は、まず、
手段203(例えば、該信号の各係数を新しい出力係数
に一致させる対応テーブル)によってエントロピィ・デ
コーディングを受け、次いで、手段204(例えば、入
力係数に係数を掛ける乗算を実行する計算手段)によっ
て逆量子化演算を受ける。この手段204は、各圧縮ビ
デオ入力信号を特徴付けるDCT係数を有する信号20
5を供給する。実施の複雑さを減らすために、演算20
3及び204は、これらの演算が上記4つのビデオ入力
信号のそれぞれのDCT係数に対して連続的に実行され
るように一時的に多重化されてもよい。
【0075】デマルチプレクサ206は、第一のエンコ
ード・ビデオ信号を定義する8×8のDCTブロック2
07に関連するDCT係数と、第二のエンコード・ビデ
オ信号を定義する8×8のDCTブロック208に関連
するDCT係数と、第三のエンコード・ビデオ信号を定
義する8×8のDCTブロック209に関連するDCT
係数と、第四のエンコード・ビデオ信号を定義する8×
8のDCTブロック210に関連するDCT係数とをグ
ループ化するために、信号205のDCT係数の分離を
可能にする。
【0076】この8×8のDCTブロック207及び2
08は、次いで、図1を参照して説明した方法の異なる
工程において手段211を用いて同時にデコードされ、
それぞれ4×4サイズのピクセル・ブロック212及び
213を供給する。手段211は、特に、ハードウェア
の行列計算手段(例えば、シグナル・プロセッサタイプ
の)及び/又はソフトウェア(命令群、計算プログラム
の編集からのプログラム・コード)を有する。この計算
手段は、ブロック207及び208の行から抽出された
8つの係数を有する寸法を有するベクトルに対して一連
の逆DCT演算を実行するステート・マシンと、上記逆
DCT変換の結果を記録するバッファ・メモリとによっ
て一時的にシーケンスされる。この行列計算手段は、次
いで、列に従った第二の一連の逆DCT演算を上記バッ
ファ・メモリに記録された係数に対して実行する。8×
8の行列(ここでは、行列M2×4×4)と寸法8のベ
クトルとの間で実行される同じ行列乗算において、手段
211は、フォーマットの1/2の縮小と同時に、逆D
CT変換が実行されるように、DCTブロック207及
び208のデコーディンングを可能にする。
【0077】DCTブロック207及び208に対する
のと同じように、DCTブロック209及び210は、
手段214によって、図1を参照して説明した方法に従
ってデコードされ、それぞれ4×4サイズのピクセル・
ブロック215及び216をもたらす。
【0078】ビデオ入力信号がMPEG2規格に従って
エンコードされるとき、DCTブロック207、20
8、209、及び210は、動き補償が必要でないIN
TRAタイプとなるか、又は、画質の経時ドリフトを防
ぐために動き補償が実行されなければならないINTE
Rタイプとなる。
【0079】実施の複雑さを減らすために、要素21
8、219、及び220によって形成される単一の動き
補償ループが設けられる。マルチプレクサ217は、4
×4サイズの異なるピクセル・ブロック212、21
3、215、及び216を時間の関数として連続的に処
理することを可能にする。
【0080】4×4ピクセル・ブロックがINTRAタ
イプの場合、信号223に基づくピクセル・ブロックが
ブロック212と同一になるように動き補償が実行され
ない。
【0081】4×4ピクセル・ブロックがINTERタ
イプの場合、加算器218による加算が、このブロック
のピクセルと、メモリ220に従前に記録され、動き補
償器219による動き補償を受けた同じ寸法の参照ブロ
ックのピクセルとの間で実行される。この動き補償器
は、スケールに動きベクトル221を用い、上記INT
ERタイプのブロックと関連付けられている(ここで
は、水平成分及び垂直成分それぞれにおける1/2の縮
小によって)。
【0082】マルチプレクサ217によって供給された
4×4ピクセル・ブロックがINTRAタイプである
か、又はINTERタイプであるかという事実と無関係
に、デコードされた4×4のピクセル・ブロックが信号
223上に得られる。
【0083】最後に、ビデオ構成器222は、同じ画像
平面において、信号223に基づいて異なるブロックを
組み立てる。このように、ビデオ入力信号に対して実行
される1/2の(水平方向及び垂直方向の)フォーマッ
トの縮小において、縮小されたフォーマットを有する4
つのビデオ信号は同じ画像平面において組み立てられ、
例えばテレビ・スクリーン上に表示されることが意図さ
れたモザイク・ビデオ信号201となる。
【0084】図2を参照して説明されるシステムにおい
て用いられる本発明に係る方法は、逆DCT変換を実行
するのに用いられる8×8行列における係数の単なる変
更によって、手段211及び214の物質的構造を変え
ることなく、1/2に縮小されたサイズを有する4つの
ビデオ信号を有するモザイク信号201の作成から、フ
ォーマットが縮小されていない単一のビデオ入力信号の
デコーディングへと移行することを可能にすることを特
徴とする。この特徴は、ユーザがモザイク信号において
縮小されたフォーマットを選択し、この選択された信号
をフルスクリーンで視覚化させたいときに特に有益的で
ある。実際、モザイク信号201が生成される場合、行
列M2×4×4は211及び214によって実行される
逆DCT変換に関連する行列計算に用いられる。このよ
うに、8×8行列M2×4×4を8×8行列M8×8
置き換え、次いで、該8×8行列M8×8を207、2
08、209、及び201から選択された単一の入力信
号のDCTブロックへ適用することで、十分にフォーマ
ットが縮小されていない上記選択されたビデオ信号を生
成することができる。
【0085】本発明は、16のビデオ入力信号からモザ
イク信号を生成する図2に示すタイプの第二のシステム
(図示せず)も提供する。この場合、それぞれがエンコ
ード・ビデオ入力信号に関連付けられた2×2サイズの
4つのDCTブロックは行列M4×4×4を用いた同じ
行列演算によって同時にデコードされる。このようにし
て、各8×8DCTブロックは2×2ピクセル・ブロッ
クへ変換され、合成後、16の縮小されたフォーマット
のビデオ信号を有するモザイク信号の生成を可能にす
る。
【0086】より一般的に言えば、本発明は、上記方法
によってエンコードされた入力信号のフォーマットを1
/Nに縮小することによって、2個のエンコードされ
たビデオ入力信号群からモザイク信号を生成するシステ
ムに関する。このため、上記方法を(2/N)個のエ
ンコード・ビデオ入力信号の各サブセットに対して適用
することが必要である。
【0087】モザイク信号を作成するこのシステムにお
いては、変換行列の係数の変更が、 ・行列M8×8を通じて本発明に係る方法を2/N個
の信号のうちの1つに対して適用することによって、フ
ォーマットが縮小されていない単一のビデオ信号、 ・行列M2×4×4を通じて本発明に係る方法を2
N個の信号のうちの2つの信号から成る信号群の2つに
対して適用することによって、フォーマットが1/2に
縮小された4つのビデオ信号、又は、 ・行列M4×4×4を通じて本発明に係る方法を2
N個の信号のうちの4つの信号から成る信号群の4つに
対して適用することによって、フォーマットが1/4に
縮小された16のビデオ信号、のいずれかを生成するた
めに、逆DCT変換中に実行されることが可能であり、
有益的である。
【0088】有益的なことに、本発明に係る方法は、更
に、同じエンコード・ビデオ信号に基づいて8×8DC
Tブロックに対して上記処理オペレーションを適用する
ことによって同じ1つのエンコード・ビデオ入力信号の
フォーマットを1/Nに縮小することに用いられてもよ
い。
【0089】有益的なことに、本発明は、1若しくは複
数のエンコード・ビデオ信号のフォーマットを縮小する
ためにビデオ処理システム、又は、モザイク信号を作成
するシステムにおいて用いられてもよい。特に、このよ
うなシステムは、サービス事業者機器若しくはテレビ放
送システムにおいて実現され使用され得る。
【0090】本発明の実行については、特に、シグナル
・プロセッサ上で実行されたときに上記方法の異なる工
程を実行するプログラム・コード命令を有するコンピュ
ータ・プログラムを用いる。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、縮小されたフォーマッ
トとより良い品質とを有するデコード・ビデオ信号群を
DCTブロック・エンコーディング方法に従ってエンコ
ードされたビデオ信号群から経済的な方法で生成するビ
デオ処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つのエンコード・ビデオ信号を1/2に縮小
する本発明に係る処理方法を示す図である。
【図2】本発明に係る方法を用いてモザイク信号を構成
するシステムを示す図である。
【符号の説明】
101、102、207、208、209、210 D
CTブロック 103、104、212、213、215、216 ピ
クセル・ブロック 105、106 ブロック 201 モザイク・ビデオ信号 202 ビデオ入力信号 203 対応テーブル 204 計算手段 205 信号 206 デマルチプレクサ 211、214 行列計算手段 217 マルチプレクサ 218 加算器 219 動き補償器 220 メモリ 221 動きベクトル 222 ビデオ構成器 223 信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョゼフ アデレド フランス国,78180 モンティニー・ル・ ブルトヌー,リュ・ド・シャトーブリアン 7 (72)発明者 ロビン ディディエ フランス国,92360 ムドン・ラ・フォレ, アヴニュ・デュ・ジェネラル・ド・ゴール 6 (72)発明者 オリヴィエ エルバ フランス国,75015 パリ,リュ・アント ワーヌ・ブルデル 3−2 Fターム(参考) 5C059 KK38 LC09 MA00 MA05 MA23 MC23 MC30 PP05 PP06 PP07 SS20 SS26 UA02 UA05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 「DCT入力ブロック」と呼ばれる8×
    8サイズのDCTブロックをそれぞれが有する各エンコ
    ード・ビデオ入力信号をデコードし、そのフォーマット
    を1/Nに縮小し、ピクセル領域の縮小されたフォーマ
    ットのデコード・ビデオ信号群を生成するN個のエンコ
    ード・ビデオ入力信号をビデオ処理する方法であって、 それぞれがDCT入力ブロックから抽出された縮小サイ
    ズ(8/N×8/N)のN個のブロックの抽出工程と、 縮小サイズのN個のブロックを構成する行(若しくは
    列)の係数によって置き換えられるサイズ8の入力ベク
    トルに対して連続的に適用され、縮小サイズのN個の中
    間ブロックの行(若しくは列)を定義するサイズ8の出
    力ベクトルを生成し、該N個の縮小サイズのブロックの
    すべての行(若しくは列)に対して繰り返される第一の
    逆DCT変換工程と、 前記N個の中間ブロックを構成する列(若しくは行)の
    係数によって置き換えられるサイズ8の入力ベクトルに
    対して連続的に適用され、前記出力ベクトルの値に対し
    て適用される再帰計算工程を通じて、それぞれが1/N
    に縮小されたフォーマットを有する前記デコード・ビデ
    オ信号の1つを定義する縮小サイズのN個の出力ブロッ
    クの列(若しくは行)を定義するサイズ8の出力ベクト
    ルを生成する第二の逆DCT変換工程とを有することを
    特徴とするビデオ処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のビデオ処理方法であっ
    て、 前記抽出工程は、各DCT入力ブロックの低周波のDC
    T係数の抽出を実行することを特徴とするビデオ処理方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のビデオ処理方法であっ
    て、 前記第一及び第二の逆DCT変換工程は、パラメータN
    の値の関数である係数値を有する8×8サイズの変換行
    列を用いることを特徴とするビデオ処理方法。
  4. 【請求項4】 「DCT入力ブロック」と呼ばれる8×
    8サイズのDCTブロックを有するエンコード・ビデオ
    入力信号をデコードし、そのフォーマットを1/Nに縮
    小し、ピクセル領域の縮小されたフォーマットのデコー
    ド・ビデオ信号を生成するビデオ処理方法であって、 それぞれがDCT入力ブロックから抽出された縮小サイ
    ズ(8/N×8/N)のN個のブロックを抽出する工程
    と、 縮小サイズのN個のブロックを構成する行(若しくは
    列)の係数によって置き換えられるサイズ8の入力ベク
    トルに対して連続的に適用され、縮小サイズのN個の中
    間ブロックの行(若しくは列)を定義するサイズ8の出
    力ベクトルを生成し、該N個の縮小サイズのブロックの
    すべての行(若しくは列)に対して繰り返される第一の
    逆DCT変換工程と、 前記N個の中間ブロックを構成する列(若しくは行)の
    係数によって置き換えられるサイズ8の入力ベクトルに
    対して連続的に適用され、前記出力ベクトルの値に対し
    て適用される再帰計算工程を通じて、1/Nに縮小され
    たフォーマットを有する前記デコード・ビデオ信号を定
    義する縮小サイズのN個の出力ブロックの列(若しくは
    行)を定義するサイズ8の出力ベクトルを生成し、該N
    個の中間ブロックのすべての列(若しくは行)に対して
    繰り返される第二の逆DCT変換工程とを有することを
    特徴とするビデオ処理方法。
  5. 【請求項5】 「DCT入力ブロック」と呼ばれる8×
    8サイズのDCTブロックを有する2個のエンコード
    ・ビデオ入力信号から前記エンコード・ビデオ入力信号
    から取得され、1/Nに縮小されたフォーマットを有す
    るデコード・ビデオ番組列から成る番組モザイクを作成
    する方法であって、 (2/N)個のエンコードされたビデオ入力信号の各
    サブセットに対して、検討中のサブセットに関連付けら
    れたDCT入力ブロックから抽出された縮小サイズ(8
    /N×8/N)のN個のブロックを抽出する工程と、 それぞれが縮小サイズのN個のブロックを構成する行
    (若しくは列)の係数によって置き換えられるサイズ8
    の入力ベクトルに対して連続的に適用され、縮小サイズ
    のN個の中間ブロックの行(若しくは列)を定義するサ
    イズ8の出力ベクトルを生成し、該N個の縮小サイズの
    ブロックのすべての行(若しくは列)に対して繰り返さ
    れる第一の逆DCT変換工程と、 それぞれが前記N個の中間ブロックを構成する列(若し
    くは行)の係数によって置き換えられるサイズ8の入力
    ベクトルに対して連続的に適用され、前記出力ベクトル
    の値に対して適用される再帰計算工程を通じて、それぞ
    れが各サブセットにおいて1/Nに縮小されたフォーマ
    ットを有する前記デコード・ビデオ信号の1つを定義す
    る縮小サイズのN個の出力ブロックの列(若しくは行)
    を定義するサイズ8の出力ベクトルを生成し、該N個の
    中間ブロックのすべての列(若しくは行)に対して繰り
    返される第二の逆DCT変換工程とを有することを特徴
    とする番組モザイク作成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の番組モザイク作成方法で
    あって、 前記抽出工程は、各DCT入力ブロックの低周波のDC
    T係数の抽出を実行することを特徴とするビデオ処理方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の番組モザイク作成方法で
    あって、 前記第一及び第二の逆DCT変換工程は、パラメータN
    の値の関数である係数値を有する8×8サイズの変換行
    列を用いることを特徴とする番組モザイク作成方法。
  8. 【請求項8】 N個のエンコードされたビデオ入力信号
    をビデオ処理するシステムであって、 請求項1記載の方法を用いることを特徴とするシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 エンコードされたビデオ入力信号をビデ
    オ処理するシステムであって、 請求項4記載の方法を用いることを特徴とするシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 2個のエンコードされたビデオ入力
    信号群をビデオ処理するシステムであって、 請求項5記載の方法を用いることを特徴とするシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 ビデオ処理システムのシグナル・プロ
    セッサ上で実行されると、請求項1乃至4記載の方法の
    異なる工程を実行するプログラム・コード命令を有する
    コンピュータ・プログラム。
  12. 【請求項12】 ビデオ処理システムのシグナル・プロ
    セッサ上で実行されると、請求項5記載の方法の異なる
    工程を実行するプログラム・コード命令を有するコンピ
    ュータ・プログラム。
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