JPH09134853A - 音響用アルミ電解コンデンサ駆動用電解液およびそれを用いた音響用アルミ電解コンデンサ - Google Patents

音響用アルミ電解コンデンサ駆動用電解液およびそれを用いた音響用アルミ電解コンデンサ

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JPH09134853A
JPH09134853A JP7290996A JP29099695A JPH09134853A JP H09134853 A JPH09134853 A JP H09134853A JP 7290996 A JP7290996 A JP 7290996A JP 29099695 A JP29099695 A JP 29099695A JP H09134853 A JPH09134853 A JP H09134853A
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acid
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electrolytic capacitor
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JP7290996A
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Yukihiro Nitta
幸弘 新田
Yoshinori Katsuki
美紀 香月
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオ機器に使用した際に、優れた再生
音質を得ることができる音響用アルミ電解コンデンサ駆
動用電解液およびそれを用いた音響用アルミ電解コンデ
ンサを提供する。 【解決手段】 エチレングリコールおよび水からなる混
合溶媒に、飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩の1
種以上と芳香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウ
ム塩の1種以上とリン化合物1種以上を溶解し、かつ前
記飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩の全重量と芳
香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の全重
量の比率を3.8:1.0〜1.2:1.0とし、さら
に飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩と芳香族モノ
カルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の含有量を電解
液重量に対して9〜18重量%とし、かつリン化合物の
含有量を電解液重量に対して2重量%以下とした音響用
アルミ電解コンデンサ駆動用電解液である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響用アルミ電解
コンデンサに使用する音響用アルミ電解コンデンサ駆動
用電解液およびそれを用いた音響用アルミ電解コンデン
サに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における電解コンデンサ駆動用電解
液としては、エチレングリコール溶媒に、電解質として
ホウ酸やアジピン酸のアンモニウム塩を溶解させたもの
が知られている。
【0003】また低温特性の優れた電解液としては、低
温での粘性が低いγ−ブチロラクトン等の溶媒に有機酸
や無機酸またはそれらの塩を電解質として溶解させたも
のが用いられており、トリエチルアミン、ジエチルアミ
ン塩を電解質とした電解液(特開昭54−1024号公
報)等が知られている。さらにマレイン酸またはシトラ
コン酸の第四級アンモニウム塩を電解質とした電解液
(特公平3−6646号公報)や、芳香族カルボン酸の
第四級アンモニウム塩を電解質とした電解液(特公平3
−8092号公報)等も知られている。
【0004】音響用アルミ電解コンデンサ用の電解液と
しては、エチレングリコールやそのエーテル類、水、ア
ジピン酸またはその塩からなる主電解液に対して3種類
以上の酸やその塩を添加したもの(特公平7−4845
6号公報)が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】オーディオ機器におい
てアルミ電解コンデンサは電源回路のフィルター、各回
路ブロックのカップリング、デカップリングの用途に使
用されているが、アルミ電解コンデンサの材料や製造方
法により再生音質が変化する現象が知られており、特に
駆動用電解液が含有する成分の影響は大きいことが知ら
れている。
【0006】しかしながら、上記した電解液の構成のみ
では、これらの電解液を使用してアルミ電解コンデンサ
を構成し、このアルミ電解コンデンサをオーディオ機器
に使用した場合、優れた再生音質を得られないものであ
った。
【0007】本発明はこのような課題を解決するもの
で、オーディオ機器に使用した際に、優れた再生音質を
得ることができる音響用アルミ電解コンデンサ駆動用電
解液およびそれを用いた音響用アルミ電解コンデンサを
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の音響用アルミ電解コンデンサ駆動用電解液
は、エチレングリコールおよび水からなる混合溶媒に、
飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩の1種以上と芳
香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の1種
以上とリン化合物1種以上を溶解し、かつ前記飽和脂肪
族ジカルボン酸アンモニウム塩の全重量と芳香族モノカ
ルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の全重量の比率を
3.8:1.0〜1.2:1.0とし、さらに飽和脂肪
族ジカルボン酸アンモニウム塩と芳香族モノカルボン酸
もしくはそのアンモニウム塩の含有量を電解液重量に対
して9〜18重量%とし、かつリン化合物の含有量を電
解液重量に対して2重量%以下としたもので、さらに本
発明の音響用アルミ電解コンデンサは前記音響用アルミ
電解コンデンサ駆動用電解液を用いるようにしたもの
で、前記飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩の全重
量と芳香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウムの
全重量の比率を3.8:1.0〜1.2:1.0に制限
しているため、この電解液を用いてなる音響用アルミ電
解コンデンサを使用したオーディオ機器は、低音域から
中音域までバランスの良い再生音質を得ることができる
ものである。
【0009】また、飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウ
ム塩と芳香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウム
塩の含有量を電解液重量に対して9〜18重量%に制限
し、かつリン化合物の含有量を電解液重量に対して2重
量%以下に制限しているため、この電解液を用いてなる
音響用アルミ電解コンデンサを使用したオーディオ機器
の再生音質は、歪み感が少なく、かつ情報量、分解能が
高く、これにより、優れた再生音質が得られるものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、エチレングリコールおよび水からなる混合溶媒に、
飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩の1種以上と芳
香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の1種
以上とリン化合物1種以上を溶解し、かつ前記飽和脂肪
族ジカルボン酸アンモニウム塩の全重量と芳香族モノカ
ルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の全重量の比率を
3.8:1.0〜1.2:1.0とし、さらに飽和脂肪
族ジカルボン酸アンモニウム塩と芳香族モノカルボン酸
もしくはそのアンモニウム塩の含有量を電解液重量に対
して9〜18重量%とし、かつリン化合物の含有量を電
解液重量に対して2重量%以下としたものであり、前記
飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩の全重量と芳香
族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の全重量
の比率を3.8:1.0〜1.2:1.0に制限してい
るため、この電解液を用いてなる音響用アルミ電解コン
デンサを使用したオーディオ機器は、低音域から中音域
までバランスの良い再生音質を得ることができるもので
あり、また、飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩と
芳香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の含
有量を電解液重量に対して9〜18重量%に制限し、か
つリン化合物の含有量を電解液重量に対して2重量%以
下に制限しているため、この電解液を用いてなる音響用
アルミ電解コンデンサを使用したオーディオ機器の再生
音質は、歪み感が少なく、かつ情報量、分解能が高く、
これにより、優れた再生音質が得られるものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、飽和脂肪族ジカ
ルボン酸アンモニウム塩をアジピン酸ジアンモニウムに
特定したもので、これによれば、音質的に音の広がり感
が得られるものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、芳香族モノカル
ボン酸もしくはそのアンモニウム塩のカルボン酸成分
を、安息香酸、p−ニトロ安息香酸、サリチル酸の群よ
り選ばれる1種以上に特定したもので、これによれば、
音質的に透明度のあるものが得られるものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、リン化合物をリ
ン酸、亜リン酸、アルキルリン酸エステルの群より選ば
れる1種以上に特定したもので、これによれば、音質的
に透明度のあるものが得られるものである。
【0014】請求項5に記載の発明は、エチレングリコ
ールおよび水からなる混合溶媒に、飽和脂肪族ジカルボ
ン酸アンモニウム塩の1種以上と芳香族モノカルボン酸
もしくはそのアンモニウム塩の1種以上とリン化合物1
種以上を溶解し、かつ前記飽和脂肪族ジカルボン酸アン
モニウム塩の全重量と芳香族モノカルボン酸もしくはそ
のアンモニウム塩の全重量の比率を3.8:1.0〜
1.2:1.0とし、さらに飽和脂肪族ジカルボン酸ア
ンモニウム塩と芳香族モノカルボン酸もしくはそのアン
モニウム塩の含有量を電解液重量に対して9〜18重量
%とし、かつリン化合物の含有量を電解液重量に対して
2重量%以下とした音響用アルミ電解コンデンサ駆動用
電解液を用いてなるもので、この音響用アルミ電解コン
デンサを使用したオーディオ機器は、低音域から中音域
までバランスの良い再生音質を得ることができるととも
に、このオーディオ機器の再生音質も、歪み感が少な
く、かつ情報量、分解能が高いものが得られるものであ
る。
【0015】以下、本発明の一実施の形態について説明
する。本発明の基本は、エチレングリコールおよび水か
らなる混合溶媒に、飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウ
ム塩の1種以上と芳香族モノカルボン酸もしくはそのア
ンモニウム塩の1種以上とリン化合物1種以上を溶解
し、かつ前記飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩の
全重量と芳香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウ
ム塩の全重量の比率を3.8:1.0〜1.2:1.0
とし、さらに飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩と
芳香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の含
有量を電解液重量に対して9〜18重量%とし、かつリ
ン化合物の含有量を電解液重量に対して2重量%以下と
した音響用アルミ電解コンデンサ駆動用電解液である。
【0016】本発明の電解液に用いられる飽和脂肪族ジ
カルボン酸アンモニウム塩のカルボン酸成分の例として
は、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバ
チン酸、1,6−デカンジカルボン酸、5,6−デカン
ジカルボン酸がある。これらのうちで最も好ましいのは
音質的に最も音の広がり感があるアジピン酸である。
【0017】また本発明の電解液に用いられる芳香族モ
ノカルボン酸もしくはそのアンモニウム塩のカルボン酸
成分の例としては、安息香酸、o−ニトロ安息香酸、p
−ニトロ安息香酸、サリチル酸、ケイ皮酸、ナフトエ酸
である。これらのうちで最も好ましいのは音質的に最も
透明度のある安息香酸とp−ニトロ安息香酸である。
【0018】そしてまた本発明の電解液に用いられるリ
ン化合物の例としては、リン酸、亜リン酸、アルキルリ
ン酸エステルがある。これらのうちで好ましいのはリン
酸とアルキルリン酸エステルであり、この中でもさらに
好ましいのはアルキルリン酸エステルである。さらにこ
のアルキルリン酸エステルの中でも、音質的に最も透明
度のあるモノブチルリン酸エステルが好ましい。
【0019】本発明の電解液における飽和脂肪族ジカル
ボン酸アンモニウム塩の全重量と芳香族モノカルボン酸
もしくはそのアンモニウム塩の全重量の比率は3.8:
1.0〜1.2:1.0の範囲が好ましい。すなわち、
この範囲外では低音域から中音域にわたっての優れた再
生バランスが得られないものである。
【0020】また本発明の電解液における飽和脂肪族ジ
カルボン酸アンモニウム塩と芳香族モノカルボン酸もし
くはそのアンモニウム塩の含有量は電解液重量に対して
9〜18重量%の範囲が好ましい。すなわち、この範囲
外では中音域から高音域にわたっての優れた再生バラン
スが得られないものである。
【0021】本発明の電解液におけるリン化合物の含有
量は電解液重量に対して2重量%以下が好ましい。すな
わち、2重量%以上では音質的に高音域のエネルギー感
が顕著すぎるためバランスの優れた再生音質が得られな
い。また、リン化合物が含有されていないと、音の透明
感に乏しく、優れた再生音質が得られない。
【0022】本発明の電解液における電解液中の水の含
有量は電解液の重量に基づいて20%未満が好ましい。
すなわち、水の含有量が20%以上ではガス発生が大き
くなり、電解コンデンサの特性を著しく劣化させる。ま
た、音質的にも歪み感が増すため、優れた再生音質が得
られない。
【0023】(実施例)次に、本発明の具体的な実施例
について説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。以下、部はすべて重量部を示す。
【0024】(表1)は本発明の実施例1〜4および比
較例1〜7の電解液の組成を示したものである。
【0025】
【表1】
【0026】本発明の実施例1〜4および比較例1〜7
の電解液を使用して巻取り形のアルミ電解コンデンサ
(定格電圧63V−静電容量12000μF、サイズ;
φ50mm×L80mm)を作成した。そして、これらのア
ルミ電解コンデンサをプリメインアンプの電源フィルタ
ーに実装して試聴し、その再生音質を評価した。その結
果を(表2)に示す。試聴者は5人とし、最高得点者と
最低得点者を除いた3名の平均値を評価点とした。各項
目共に10点満点で評価し、総合評価点は10項目の評
価点の合計値で示し、100点満点とした。
【0027】
【表2】
【0028】この(表2)から以下のことがわかる。比
較例1においては、リン化合物、すなわちモノブチルリ
ン酸エステルの含有量が電解液重量に対して2重量%を
越えて3重量%となっているため、バランスと透明感が
悪く優れた再生音質が得られない。
【0029】比較例2においては、安息香酸アンモニウ
ムやp−ニトロ安息香酸等で代表される芳香族モノカル
ボン酸もしくはそのアンモニウム塩が含有されていない
ため、優れた再生音質が得られない。
【0030】比較例3においては、主溶媒がγ−ブチロ
ラクトンであるため、優れた再生音質が得られない。
【0031】比較例4においては、飽和脂肪族ジカルボ
ン酸アンモニウム塩、すなわちアジピン酸ジアンモニウ
ム以外に不飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩、す
なわちマレイン酸ジアンモニウムを含んでいるため、優
れた再生音質が得られない。
【0032】比較例5においては、芳香族モノカルボン
酸もしくはそのアンモニウム塩以外に芳香族ジカルボン
酸アンモニウム塩、すなわちo−フタル酸ジアンモニウ
ムを含んでいるため、優れた再生音質が得られない。
【0033】比較例6においては、飽和脂肪族ジカルボ
ン酸アンモニウム塩の全重量、すなわちアジピン酸ジア
ンモニウムの全重量と、芳香族モノカルボン酸もしくは
そのアンモニウム塩の全重量、すなわち安息香酸アンモ
ニウムとp−ニトロ安息香酸との重量和の比率が3.
8:1.0〜1.2:1.0の範囲にないため、バラン
スと中低音域の伸びが悪く優れた再生音質が得られな
い。
【0034】比較例7においては、飽和脂肪族ジカルボ
ン酸アンモニウム塩、すなわちアジピン酸ジアンモニウ
ムと芳香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウム
塩、すなわち安息香酸アンモニウム、p−ニトロ安息香
酸の含有量の総和が電解液重量に対して9〜18重量%
の範囲にないため、バランスと高音域の抜けが悪く優れ
た再生音質が得られない。
【0035】一方、本発明の実施例1〜4の電解液を用
いたアルミ電解コンデンサは、比較例1〜7の電解液を
用いたアルミ電解コンデンサの総合評価点が60点に満
たないのに対して、いずれも総合評価点70点以上の優
れた再生音質を得ることができた。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明の音響用アルミ電解
コンデンサ駆動用電解液は、エチレングリコールおよび
水からなる混合溶媒に、飽和脂肪族ジカルボン酸アンモ
ニウム塩の1種以上と芳香族モノカルボン酸もしくはそ
のアンモニウム塩の1種以上とリン化合物1種以上を溶
解し、かつ前記飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩
の全重量と芳香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニ
ウム塩の全重量の比率を3.8:1.0〜1.2:1.
0に制限しているため、この電解液を用いてなる音響用
アルミ電解コンデンサを使用したオーディオ機器は、低
音域から中音域までバランスの良い再生音質を得ること
ができるものである。
【0037】また、飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウ
ム塩と芳香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウム
塩の含有量を電解液重量に対して9〜18重量%に制限
し、かつリン化合物の含有量を電解液重量に対して2重
量%以下に制限しているため、この電解液を用いてなる
音響用アルミ電解コンデンサを使用したオーディオ機器
の再生音質は、歪み感が少なく、かつ情報量、分解能が
高く、これにより、優れた再生音質が得られるものであ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレングリコールおよび水からなる混
    合溶媒に、飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩の1
    種以上と芳香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウ
    ム塩の1種以上とリン化合物1種以上を溶解し、かつ前
    記飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩の全重量と芳
    香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の全重
    量の比率を3.8:1.0〜1.2:1.0とし、さら
    に飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩と芳香族モノ
    カルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の含有量を電解
    液重量に対して9〜18重量%とし、かつリン化合物の
    含有量を電解液重量に対して2重量%以下とした音響用
    アルミ電解コンデンサ駆動用電解液。
  2. 【請求項2】 飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩
    がアジピン酸ジアンモニウムである請求項1記載の音響
    用アルミ電解コンデンサ駆動用電解液。
  3. 【請求項3】 芳香族モノカルボン酸もしくはそのアン
    モニウム塩のカルボン酸成分が安息香酸、p−ニトロ安
    息香酸、サリチル酸の群より選ばれる1種以上である請
    求項1または2記載の音響用アルミ電解コンデンサ駆動
    用電解液。
  4. 【請求項4】 リン化合物がリン酸、亜リン酸、アルキ
    ルリン酸エステルの群より選ばれる1種以上である請求
    項1〜3のいずれかに記載の音響用アルミ電解コンデン
    サ駆動用電解液。
  5. 【請求項5】 エチレングリコールおよび水からなる混
    合溶媒に、飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩の1
    種以上と芳香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウ
    ム塩の1種以上とリン化合物1種以上を溶解し、かつ前
    記飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩の全重量と芳
    香族モノカルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の全重
    量の比率を3.8:1.0〜1.2:1.0とし、さら
    に飽和脂肪族ジカルボン酸アンモニウム塩と芳香族モノ
    カルボン酸もしくはそのアンモニウム塩の含有量を電解
    液重量に対して9〜18重量%とし、かつリン化合物の
    含有量を電解液重量に対して2重量%以下とした音響用
    アルミ電解コンデンサ駆動用電解液を用いてなる音響用
    アルミ電解コンデンサ。
JP7290996A 1995-11-09 1995-11-09 音響用アルミ電解コンデンサ駆動用電解液およびそれを用いた音響用アルミ電解コンデンサ Pending JPH09134853A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001313234A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Nippon Chemicon Corp 電解コンデンサ用電解液
JP2007180433A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Nichicon Corp 音響用電解コンデンサの駆動用電解液およびこれを用いた音響用電解コンデンサ
JP2021040036A (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 ニチコン株式会社 電解液およびハイブリッド電解コンデンサ

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