JP3140361B2 - 電解コンデンサ駆動用電解液およびそれを用いた電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサ駆動用電解液およびそれを用いた電解コンデンサInfo
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Description
動用電解液およびそれを用いた電解コンデンサに関する
ものである。
しては、フタル酸等の芳香族カルボン酸の第4級アンモ
ニウム塩を電解質塩としたもの(特開昭62−1457
15号公報)や、マレイン酸の第4級アンモニウム塩を
電解質塩としたもの(特開昭62−145713号公
報)などが知られている。
ウム塩を電解質塩としたものは電導度が不十分であり、
一方マレイン酸の第4級アンモニウム塩を電解質塩とし
たものは高温での安定性が不十分であった。
する電解液は、第4級アンモニウムの電気化学的な変質
により、コンデンサを構成する材料である樹脂やゴム、
金属を劣化させたり、腐食させる等の不具合があった。
ジン類を陽イオン成分とする電解質塩を用いた電解液が
提案されている。
質塩は、非局在化したN−C−Nのアミジン基が4級化
されているため、電導度も高く、かつ電気化学反応によ
り生じる水酸化物イオンとN−C−Nのアミジン基との
反応によって速やかに電解生成物が消失するため、コン
デンサを構成する材料である樹脂やゴム、金属を劣化さ
せたり、腐食させることがない等の優れた特性を有する
ものである。
ミジン類を陽イオン成分とする電解質塩を用いた電解液
は、コンデンサを構成する材料である樹脂やゴム、金属
を劣化させたり、腐食させることがない等の優れた特性
を有する反面、電解コンデンサの中でも特にアルミ電解
コンデンサにとって必要不可欠な特性である火花発生電
圧が低いという課題を有していた。
で、火花発生電圧を向上させることができる電解コンデ
ンサ駆動用電解液およびそれを用いた電解コンデンサを
提供することを目的とするものである。
に本発明の電解コンデンサ駆動用電解液は、溶媒と、
(化6)で示される化合物を陽イオン成分とする電解質
塩とを備え、かつ電解質塩の濃度が5〜25wt%であ
る電解液に、多価アルコール、ほう酸、ほう酸と多価ア
ルコールの錯化合物から選ばれる1種以上を添加し、そ
のときの電解液のpHを5〜8の範囲内に調整したもの
であり、さらに本発明の電解コンデンサは前記電解コン
デンサ駆動用電解液を用いるようにしたもので、この手
段によれば、火花発生電圧を向上させることができる電
解コンデンサ駆動用電解液およびそれを用いた電解コン
デンサを提供することができるものである。
は、溶媒と、(化7)で示される化合物を陽イオン成分
とする電解質塩とを備え、かつ電解質塩の濃度が5〜2
5wt%である電解液に、多価アルコール、ほう酸、ほ
う酸と多価アルコールの錯化合物から選ばれる1種以上
を添加し、そのときの電解液のpHを5〜8の範囲内に
調整したもので、多価アルコール、ほう酸、ほう酸と多
価アルコールの錯化合物から選ばれる1種以上を添加す
ることにより、火花発生電圧の向上効果が増大し、また
そのときの電解液のpHを5〜8の範囲内に調整するこ
とにより、電極との電解反応において、電極となるアル
ミニウムの溶解速度と酸化アルミニウムの生成速度のバ
ランスを適度に保つことができるため、さらに火花発生
電圧を向上させることができるものである。
の添加量を、電解液100部に対し、30部以下とした
もので、この範囲以上では多価アルコールが析出して電
解液の電導度を低下させることになり、その結果として
コンデンサの電気特性を著しく低下させるため、好まし
くないものである。
を、電解液100部に対し、10部以下としたもので、
この範囲以上ではほう酸が析出して電解液の電導度を低
下させることになり、その結果としてコンデンサの電気
特性を著しく低下させるため、好ましくないものであ
る。
ルコールの錯化合物の添加量を、電解液100部に対
し、ほう酸15部以下、多価アルコール20部以下とし
たもので、この範囲以上ではほう酸と多価アルコールが
析出して電解液の電導度を低下させることになり、その
結果としてコンデンサの電気特性を著しく低下させるた
め、好ましくないものである。
として、グリセリン、マンニット、ソルビット、ヘキシ
ット、イジット、ポリグリセリン、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ポリエチレンオキサイドトリオ
ールなどから選ばれる1種以上を特定したものであり、
これらは多価アルコールの中でも特に火花発生電圧の向
上に効果を有するものである。
れる化合物として、1,2,3,4−テトラメチルイミ
ダゾリニウム、1,3,4−トリメチル−2−エチルイ
ミダゾリニウム、1,3−ジメチル−2,4−ジエチル
イミダゾリニウム、1,2−ジメチル−3,4−ジエチ
ルイミダゾリニウム、1−メチル−2,3,4−トリエ
チルイミダゾリニウム、1,2,3,4−テトラエチル
イミダゾリニウムから選ばれる1種以上を特定したもの
であり、これらを用いると(化8)で示される化合物の
中でも特に電導度が高く、かつ熱的にも安定な電解コン
デンサ駆動用電解液が得られるものである。
れる化合物を陽イオン成分とする電解質塩を構成する酸
として、カルボン酸、リン酸、モノまたはジアルキルリ
ン酸エステル、無機酸からなる群より選ばれる1種以上
を特定したものである。
される化合物を陽イオン成分とする電解質塩を構成する
酸として、フタル酸および/またはマレイン酸を特定し
たもので、これらを用いれば、電導度が高く、かつ熱的
にも安定な電解コンデンサ駆動用電解液が得られるもの
である。
−ブチロラクトン単独、もしくはγ−ブチロラクトンと
エチレングリコールを混合したものを用いるようにした
もので、この溶媒を用いれば、電導度が高く、かつ熱的
にも安定な電解コンデンサ駆動用電解液が得られるもの
である。
11)で示される化合物を陽イオン成分とする電解質塩
とを備え、かつ電解質塩の濃度が5〜25wt%である
電解液に、多価アルコール、ほう酸、ほう酸と多価アル
コールの錯化合物から選ばれる1種以上を添加し、その
ときの電解液のpHを5〜8の範囲内に調整した電解コ
ンデンサ駆動用電解液を用いてなるもので、この電解液
を用いた電解コンデンサは、過電圧が印加されてもショ
ートが発生することはないものである。
る。本発明の基本は、溶媒と、(化12)で示される化
合物を陽イオン成分とする電解質塩とを備え、かつ電解
質塩の濃度が5〜25wt%である電解液に、多価アル
コール、ほう酸、ほう酸と多価アルコールの錯化合物か
ら選ばれる1種以上を添加し、そのときの電解液のpH
を5〜8の範囲内に調整した電解コンデンサ駆動用電解
液である。
の例としては、2価アルコール(エチレングリコール、
プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ヘキシレングリコール、フェニレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリエチレンオキサイド−ポリプロピレン
オキサイドコポリマーのジオールなど);3価アルコー
ル(グリセリン、3−メチルペンタン−1,3,5−ト
リオール、ポリエチレンオキサイドトリオール、ポリプ
ロピレンオキサイドトリオール、ポリエチレンオキサイ
ド−ポリプロピレンオキサイドコポリマーのトリオール
など);4価以上のアルコール(マンニット、ヘキシッ
ト、ソルビット、イジット、ポリグリセリン、ポリエチ
レンオキサイドポリオール、ポリプロピレンオキサイド
ポリオール、ポリエチレンオキサイド−ポリプロピレン
オキサイドコポリマーのポリオールなど)およびこれら
2種以上の混合物が挙げられる。
マンニット、ポリグリセリン、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコールの単独もしくはこれら2
種以上の混合物である。
解液100部に対し、通常30部以下、好ましくは15
部以下である。この範囲以上では多価アルコールが析出
して電解液の電導度を低下させることになり、その結果
としてコンデンサの電気特性を著しく低下させるため、
好ましくない。
に対し、通常10部以下、好ましくは5部以下である。
この範囲以上ではほう酸が析出して電解液の電導度を低
下させることになり、その結果としてコンデンサの電気
特性を著しく低下させるため、好ましくない。
物の添加量は、電解液100部に対し、ほう酸15部以
下、多価アルコール20部以下、好ましくはほう酸10
部以下、多価アルコール15部以下である。この範囲以
上ではほう酸と多価アルコールが析出して電解液の電導
度を低下させることになり、その結果としてコンデンサ
の電気特性を著しく低下させるため、好ましくない。
れる化合物の例としては、1,2,3,4−テトラメチ
ルイミダゾリニウム、1,3,4−トリメチル−2−エ
チルイミダゾリニウム、1,3−ジメチル−2,4−ジ
エチルイミダゾリニウム、1,2−ジメチル−3,4−
ジエチルイミダゾリニウム、1−メチル−2,3,4−
トリエチルイミダゾリニウム、1,2,3,4−テトラ
エチルイミダゾリニウムなどが挙げられる。
1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム、1,
3,4−トリメチル−2−エチルイミダゾリニウムであ
る。
いる酸の例としては、ポリカルボン酸(2〜4価):脂
肪族ポリカルボン酸〔飽和ポリカルボン酸、例えばシュ
ウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、
1,6−デカンジカルボン酸、5,6−デカンジカルボ
ン酸:不飽和カルボン酸、例えばマレイン酸、フマル
酸、イタコン酸〕;芳香族カルボン酸、例えばフタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピ
ロメリット酸;脂環式ポリカルボン酸、例えばテトラヒ
ドロフタル酸(シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸
等)、ヘキサヒドロフタル酸;これらのポリカルボン酸
のアルキル(炭素数1〜3)もしくはニトロ置換体、例
えばシトラコン酸、ジメチルマレイン酸、ニトロフタル
酸(3−ニトロフタル酸、4−ニトロフタル酸);およ
び硫黄含有ポリカルボン酸、例えばチオプロピオン酸;
モノカルボン酸;脂肪族モノカルボン酸(炭素数1〜3
0)〔飽和モノカルボン酸、例えばギ酸、酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナン
ト酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、ラウリン酸、ミリス
チン酸、ステアリン酸、ベヘン酸:不飽和モノカルボン
酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、オレイン酸〕;
芳香族モノカルボン酸、例えば安息香酸、o−ニトロ安
息香酸、p−ニトロ安息香酸、ケイ皮酸、ナフトエ酸;
オキシカルボン酸、例えばサリチル酸、マンデル酸、レ
ゾルシル酸 無機酸;リン酸、ホウ酸、ホウフッ酸、4フッ化ホウ
酸、過塩素酸、6フッ化リン酸、6フッ化アンチモン
酸、6フッ化ヒ素酸などが例として挙げられる。
く、かつ熱的にも安定なマレイン酸、フタル酸のいずれ
か一方、もしくは両方を混合した酸である。
る化合物との割合は、電解液のpHにして、5〜8の範
囲内が好ましい。この範囲外では、電極との電解反応に
おいて電極となるアルミニウムの電解速度が酸化アルミ
ニウムの生成速度を上回り、これにより、火花発生電圧
が低下するからである。
は、電解液の重量に基づいて5〜25重量%の範囲が好
ましい。この範囲外では、多価アルコールもしくはほう
酸、あるいはほう酸と多価アルコールの錯化合物を添加
した場合に火花発生電圧の向上効果が損なわれるからで
ある。
は、アルコール類〔1価アルコール(ブチルアルコー
ル、ジアセトアルコール、ベンジルアルコール、アミノ
アルコールなど);2価アルコール(エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ヘ
キシレングリコール、フェニレングリコールなど);3
価アルコール(グリセリン、3−メチルペンタン−1,
3,5−トリオールなど);ヘキシトールなど〕、エー
テル類〔モノエーテル(エチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレング
リコールモノフェニルエーテル、ポリエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノエ
チルエーテルなど);ジエーテル(エチレングリコール
ジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジエチルエーテル、ポリエチレングリコー
ルジメチルエーテル、ポリエチレングリコールジエチル
エーテルなど)など〕、アミド類〔ホルムアミド類(N
−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジエチルホルムアミドなど);アセトアミ
ド類(N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N−エチルアセトアミド、N,N−ジエチル
アセトアミドなど);プロピオンアミド類(N,N−ジ
メチルプロピオンアミドなど);ヘキサメチルホスホリ
ルアミドなど〕、オキサゾリジノン類(1,3−ジメチ
ル−2−イミダゾリジノン、3−メチルオキサゾリジン
−2−オンなど)、ジメチルスルホキシド、γ−ブチロ
ラクトンおよびこれらの2種以上の混合物が挙げられ
る。
く、かつ安定なエチレングリコール、1,3−ジメチル
−2−イミダゾリジノン、3−メチルオキサゾリジン−
2−オン、γ−ブチロラクトン単独およびこれらの群よ
り選ばれる2種以上の混合溶媒である。さらにこの中で
も特に好ましいのは、γ−ブチロラクトン単独、または
γ−ブチロラクトンとエチレングリコールとの混合溶媒
であり、そのときのγ−ブチロラクトンの含有量は、溶
媒の重量に基づいて50〜100%が好ましい。この場
合、γ−ブチロラクトンの含有量が50%未満では電導
度が著しく低下するからである。
加剤を混合しても良い。添加剤としては、リン化合物
〔リン酸、リン酸エステルなど〕、ニトロ化合物〔p−
ニトロ安息香酸、p−ニトロフェノールなど〕が挙げら
れる。
て説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。以下、部は全て重量部を示す。
び従来例1〜4の電解液組成と30℃で測定した火花発
生電圧を示したものである。
の形態1〜4の電解液は従来例1〜4の電解液と比較し
て火花発生電圧が高いものである。
来例1〜4の電解液を使用して巻取り形のアルミ電解コ
ンデンサ(定格電圧50V、定格容量1000μF、サ
イズ;φ16mm×L25mm)を作成した。これらのアル
ミ電解コンデンサに過電圧75Vを印加し、10分後ま
でのコンデンサのショートの有無を観察した。nはそれ
ぞれ10個で、その中でショートした数を(表2)に示
す。
4の電解液を使用したアルミ電解コンデンサは、過電圧
を印加した場合、10分以内にその半数以上がショート
したが、本発明の実施の形態1〜4の電解液を使用した
アルミ電解コンデンサは、10分間過電圧を印加しても
ショートの発生は観察されなかった。
動用電解液は、溶媒と、(化15)で示される化合物を
陽イオン成分とする電解質塩とを備え、かつ電解質塩の
濃度が5〜25wt%である電解液に、多価アルコー
ル、ほう酸、ほう酸と多価アルコールの錯化合物から選
ばれる1種以上を添加し、そのときの電解液のpHを5
〜8の範囲内に調整したもので、多価アルコール、ほう
酸、ほう酸と多価アルコールの錯化合物から選ばれる1
種以上を添加することにより、火花発生電圧の向上効果
が増大し、またそのときの電解液のpHを5〜8の範囲
内に調整することにより、電極との電解反応において、
電極となるアルミニウムの溶解速度と酸化アルミニウム
の生成速度のバランスを適度に保つことができるため、
さらに火花発生電圧を向上させることができるものであ
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 溶媒と、(化1)で示される化合物を陽
イオン成分とする電解質塩とを備え、かつ電解質塩の濃
度が5〜25wt%である電解液に、多価アルコール、
ほう酸、ほう酸と多価アルコールの錯化合物から選ばれ
る1種以上を添加し、そのときの電解液のpHを5〜8
の範囲内に調整した電解コンデンサ駆動用電解液。 【化1】 - 【請求項2】 多価アルコールの添加量が、電解液10
0部に対し、30部以下である請求項1記載の電解コン
デンサ駆動用電解液。 - 【請求項3】 ほう酸の添加量が、電解液100部に対
し、10部以下である請求項1記載の電解コンデンサ駆
動用電解液。 - 【請求項4】 ほう酸と多価アルコールの錯化合物の添
加量が、電解液100部に対し、ほう酸15部以下、多
価アルコール20部以下である請求項1記載の電解コン
デンサ駆動用電解液。 - 【請求項5】 多価アルコールが、グリセリン、マンニ
ット、ソルビット、ヘキシット、イジット、ポリグリセ
リン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ヘキ
シレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエ
チレンオキサイドトリオールなどから選ばれる1種以上
である請求項1〜4のいずれかに記載の電解コンデンサ
駆動用電解液。 - 【請求項6】 (化2)で示される化合物が、1,2,
3,4−テトラメチルイミダゾリニウム、1,3,4−
トリメチル−2−エチルイミダゾリニウム、1,3−ジ
メチル−2,4−ジエチルイミダゾリニウム、1,2−
ジメチル−3,4−ジエチルイミダゾリニウム、1−メ
チル−2,3,4−トリエチルイミダゾリニウム、1,
2,3,4−テトラエチルイミダゾリニウムから選ばれ
る1種以上である請求項1〜5のいずれかに記載の電解
コンデンサ駆動用電解液。 【化2】 - 【請求項7】 (化3)で示される化合物を陽イオン成
分とする電解質塩を構成する酸が、カルボン酸、リン
酸、モノまたはジアルキルリン酸エステル、無機酸から
なる群より選ばれる1種以上である請求項1〜6のいず
れかに記載の電解コンデンサ駆動用電解液。 【化3】 - 【請求項8】 (化4)で示される化合物を陽イオン成
分とする電解質塩を構成する酸が、フタル酸および/ま
たはマレイン酸である請求項1〜7のいずれかに記載の
電解コンデンサ駆動用電解液。 【化4】 - 【請求項9】 溶媒がγ−ブチロラクトン単独、もしく
はγ−ブチロラクトンとエチレングリコールを混合した
ものである請求項1〜8のいずれかに記載の電解コンデ
ンサ駆動用電解液。 - 【請求項10】 溶媒と、(化5)で示される化合物を
陽イオン成分とする電解質塩とを備え、かつ電解質塩の
濃度が5〜25wt%である電解液に、多価アルコー
ル、ほう酸、ほう酸と多価アルコールの錯化合物から選
ばれる1種以上を添加し、そのときの電解液のpHを5
〜8の範囲内に調整した電解コンデンサ駆動用電解液を
用いてなる電解コンデンサ。 【化5】
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