JPH09133839A - 光ファイバコネクタの接続方法および接続用ハウジング - Google Patents

光ファイバコネクタの接続方法および接続用ハウジング

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JPH09133839A
JPH09133839A JP29145695A JP29145695A JPH09133839A JP H09133839 A JPH09133839 A JP H09133839A JP 29145695 A JP29145695 A JP 29145695A JP 29145695 A JP29145695 A JP 29145695A JP H09133839 A JPH09133839 A JP H09133839A
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ferrules
ferrule
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Tetsuo Nozawa
哲郎 野澤
Hiroshi Yokosuka
洋 横須賀
Yoshikazu Nomura
義和 野村
Mikio Tsutsumi
美紀夫 堤
Shinji Nagasawa
真二 長沢
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Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部のフェルールの接続替えを行う際に、ハ
ウジングを分割した上ハウジング内に積層されたフェル
ールの中から所望のフェルールをハウジングから取り出
して接続切替作業を行わねばならず、作業性が極めて悪
いとともに、他の光ファイバの整合ができない不具合が
あった。 【解決手段】 互いに接続する光ファイバ5のフェルー
ル2を、接続端面を揃え、かつ互いに平行な状態に積層
した状態を2つ1組のハウジング分割体20からなるハ
ウジング1により一括して保持し、一対のフェルール2
どうしを接続し、次にハウジング1をフェルール2から
外して各フェルール2の保持状態を解除し、この後、ク
リップ等の締結手段で各一対のフェルール2を接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを収納
するフェルールを複数個一括して接続する形式の光ファ
イバコネクタの接続方法およびそれに用いて好適な分割
式の接続用ハウジングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ファイバを接続するには、
ブロック状に形成された1組のフェルールの中に接続す
る光ファイバの端末をそれぞれ収納してその接続端面を
フェルールどうしの接続端面に露出させ、これらフェル
ールの接続端面を合わせることにより光ファイバどうし
を光学的に接続した後で、フェルールどうしの接続状態
をクリップやバネ等の付勢手段で互いに固定し合う形式
のコネクタが用いられている。これらフェルールの接続
端面には、位置決め用のピン穴が光ファイバ列の両側に
設けられており、フェルールの突き合わせ時において、
位置決め用のピンを当該フェルールの向かい合ったピン
穴内にかけわたすように挿入することにより、フェルー
ル間の位置決めがなされて、光ファイバ間の接続損失を
大幅に低減させる構成となっている。ところで、接続す
べきフェルールが多数ある場合、一対のフェルールどう
しをいちいち接続していては時間がかかって効率が悪い
ので複数のフェルールを積層してハウジング内に収納
し、ハウジングどうしを接続することにより複数のフェ
ルールどうしを一括して接続するいわゆるスタッカブル
コネクタが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記スタッカブルコネ
クタによれば、ハウジングでフェルールの接続状態が保
持されるので、後分岐等で接続した複数の光ファイバの
うちの一部、すなわち積層されたフェルールのうちの一
部のフェルールの接続替えを行う際に、ハウジングを分
割した上ハウジング内に積層されたフェルールの中から
所望のフェルールをハウジングから取り出して接続切替
作業を行わねばならず、作業性が極めて悪いとともに、
他の光ファイバの整合ができない不具合があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、複数のフェルールどうしの一括接続と、個々の
フェルールの分割・接続を可能とする光ファイバコネク
タの接続方法および接続用ハウジングを提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであって、請求項1記載の光フ
ァイバコネクタの接続方法は、互いに接続する光ファイ
バ接続用の複数のフェルールを、接続端面を揃え、かつ
互いに平行な状態に積層した状態をハウジングにより一
括して保持し、接続すべき各一対のフェルールどうしを
両者に位置決めピンを挿入することで位置決め接続し、
次に、前記ハウジングをフェルールから外して各フェル
ールの保持状態を解除し、この後、クリップ等の締結手
段で前記各一対のフェルールを最終的に接続することを
特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の光ファイバコネクタ
の接続用ハウジングは、互いに接続する光ファイバ接続
用の複数組のフェルールを、接続端面を揃え、かつ互い
に平行な状態に積層した状態を左右から挟持する一対の
ハウジング分割体から構成され、該ハウジング分割体
は、積層される複数のフェルールの側部を覆って嵌合す
る枠体よりなり、当該枠体の内面には、各フェルール間
に生じる間隙を埋める仕切り板が形成されてなることを
特徴としている。
【0007】また、請求項3記載の光ファイバコネクタ
の接続用ハウジングは、請求項2記載の光ファイバコネ
クタの接続用ハウジングにおいて、前記左右一対のハウ
ジング分割体は、積層された前記フェルールの両側部を
それぞれ覆った状態でフェルールの上下面をも覆い、そ
の上下面を覆う部分はフェルールの幅の半分よりもやや
短く、この寸法設定によって左右のハウジング分割体に
は間隔が空き、その間隔からフェルールの上下面が露出
するようになっていることを特徴としている。
【0008】本発明によれば、複数の光ファイバ用フェ
ルールを積層状態で両側から接続用ハウジングで仮保持
するので、複数のフェルールの一括接続を行うことがで
き、さらに接続用ハウジングを取り外すことにより、各
フェルールは独立分離されるので、クリップ等の機械的
固定と、他のフェルールとの接続切替を各フェルールご
とに行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1、図2は、本実施の形態に係
るハウジング1により、積層した複数(この場合5個)
の光ファイバ接続用フェルール2を一括保持して構成し
たコネクタ3を示している。図中4は複数の光ファイバ
5をまとめた光ファイバテープであり、この光ファイバ
テープ4の端部にフェルール2が一体に装着されてい
る。フェルール2は全体として角形薄板状で、光ファイ
バテープ4の接続端面と反対側の端面には、光ファイバ
テープ4内の1本1本の光ファイバ5の端面が研磨露出
しており、これらの光ファイバ5端面の両側に左右一対
としてピン孔6が形成されている。フェルール2は、光
ファイバ5の端面が露出する接続面側を揃えて厚さ方向
に複数積層され、その積層状態において、側部がハウジ
ング1を構成するハウジング分割体20で一括保持され
ている。コネクタ1は、ピン孔6に位置決めピン7が挿
入されて図示せぬ相手側のフェルールと接合されること
により、向かい合ったフェルール2間の光ファイバ5ど
うしが精密位置決めされるものである。
【0010】フェルール2は、周知のMTコネクタフェ
ルールであり、本体部10の一端に本体部10よりも肉
厚、幅広の基部11が一体樹脂成形されたもので、基部
11側から光ファイバテープ4が挿入され、本体部10
の先端面に光ファイバテープ4の光ファイバ5の端面が
露出している。フェルール2を積層するということは基
部11を重ね合わせることであり、したがって図4に示
すように、上下の本体部10間には、本体部10と基部
11との段差12の2つ分の間隙が空く。
【0011】ハウジング1は、図3に示すように、全体
として薄板状部材より加工されフェルールの外形輪郭に
合わせた形状の左右一対で互いに対称をなす2つの前記
ハウジング分割体20で1組とされるもので、積層され
るフェルール2の数に応じて寸法が設定される。
【0012】ハウジング分割体20は、積層されるフェ
ルール2の本体部10側の側面および上下面を略覆って
嵌合する前端枠部21(枠体)と、当該前端枠部21と
連続するフェルール2の基部11を覆って嵌合する後端
枠部22(枠体)とが一体に成形されたものである。前
端枠部21は断面コ字状で、内面には図4に示すよう
に、積層されるフェルール2の本体部10と基部11と
の間に空く段差12の2つ分の間隙に一致する厚さの仕
切り板23が上下にわたり複数形成されている。この場
合フェルール2は5個であるから、仕切り板23は4つ
形成されている。後端枠部22は、積層される基部11
が嵌合する溝22aが内部に形成されている。後端枠部
22の後方側面には後板部24が設けられ、後板部24
の側面には上下2つのフェルール2にまたがってフェル
ール2の後面を支持する凸部24aが形成され、後板部
24は櫛歯状になっている。各ハウジング分割体20
は、積層されたフェルール2の両側部をそれぞれ覆った
状態でフェルール2の上下面をも覆い、その上下面を覆
う部分はフェルール2の幅の半分よりもやや短く、この
寸法設定によって左右のハウジング分割体20には間隔
が空き、その間隔からフェルール2の上下面が露出する
ようになっている。
【0013】2つのハウジング分割体20で構成される
ハウジング1の作用を説明する。フェルール2を積層さ
せて一括接続するには、まず、複数のフェルール2を、
一方のハウジング分割体20に、本体部10を前端枠部
21に、基部11を後端枠部22に対応させて嵌め込
み、他方のハウジング分割体20をフェルール2に嵌め
込んで、ハウジング1によりフェルール2の積層状態を
一括して保持する。保持状態を確実にするために、両ハ
ウジング分割体20を剥離可能な接着テープで結合して
もよい。ハウジング1で保持された各フェルール2は、
本体部10間の間隙に仕切り板23が挟まることにより
上下にがたつかず、基部11は後端枠部22の溝22a
に嵌まることにより前後方向の移動も規制され、かつ互
いに平行な状態が保たれる。
【0014】このようにして複数のフェルール2をハウ
ジング1で保持したコネクタ3どうしを位置決めピン7
で接続することで、コネクタ3どうしを接続できる。図
2で30はフェルール2の端面を保護するために、フェ
ルール2全体に被せられる保護用のハウジングである。
次に、ハウジング1を左右に分割してフェルール2から
外し、各フェルール2の保持状態を解除する。ハウジン
グ1の分割は、左右のハウジング分割体20の間のフェ
ルール2が露出している部分に指等を差し入れて行うこ
とにより、ハウジング分割体20をフェルール2から外
す操作が容易に行える。この後、積層状態のフェルール
2から任意の一対のフェルール2を取り出し、クリップ
等の締結手段で位置決めピン7で接続した各一対のフェ
ルール2をの両端を挟み込み、最終的に機械的に強固に
接続する。なお、これら締結手段はMTコネクタ用のク
リップであり、周知慣用であるから図示は省略する。
【0015】上記ハウジングを用いた接続方法によれ
ば、後分岐等で光ファイバの接続替えを行う際には、各
コネクタフェルールは独立して取り扱うことができるの
であるから、目的のフェルールのクリップを外して接続
する他の光ファイバに装着されたフェルールと接続する
従来の接続手順を用いることができるにも拘わらず複数
のフェルールどうしの一括接続を容易とする。そして、
複数のフェルール2どうしの一括接続による接続作業時
間の短縮化が図れる。さらに、複数のフェルール2を集
積してコネクタ付きケーブルの端末を構成する際に端末
内の密収納が可能となり、端末の細径化を行うためにき
わめて有用である。なお、本発明は、牽引用の端末だけ
では無く、接続端子函内の接続においても有用である。
【0016】
【発明の効果】本発明の光ファイバコネクタの接続方法
および接続用ハウジングによれば、複数の光ファイバ接
続用フェルールをハウジングで保持した状態でフェルー
ルどうしの一括接続が容易に行え、ハウジングを分割す
ることにより個々のフェルールの分割・接続を容易とす
る。また、複数のフェルールどうしの一括接続による接
続作業時間の短縮化が図れる。さらに、複数のフェルー
ルを集積してコネクタ付きケーブルの端末を構成する際
に密収納が可能となり、細径化を行うためにきわめて有
用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の斜視図である。
【図2】 図1のA方向斜視図である。
【図3】 ハウジングの斜視図である。
【図4】 要部側面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…フェルール、4…光ファイバテー
プ、5…光ファイバ、6…ピン孔、7…位置決めピン、
20…ハウジング分割体、21…前端枠部(枠体)、2
2…後端枠部(枠体)、23…仕切り板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 義和 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 堤 美紀夫 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 長沢 真二 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接続する光ファイバ接続用の複数
    のフェルールを、接続端面を揃え、かつ互いに平行な状
    態に積層した状態をハウジングにより一括して保持し、
    接続すべき各一対のフェルールどうしを両者に位置決め
    ピンを挿入することで位置決め接続し、次に、前記ハウ
    ジングをフェルールから外して各フェルールの保持状態
    を解除し、この後、クリップ等の締結手段で前記各一対
    のフェルールを最終的に接続することを特徴とする光フ
    ァイバコネクタの接続方法。
  2. 【請求項2】 互いに接続する光ファイバ接続用の複数
    組のフェルールを、接続端面を揃え、かつ互いに平行な
    状態に積層した状態を左右から挟持する一対のハウジン
    グ分割体から構成され、このハウジング分割体は、積層
    される複数のフェルールの側部を覆って嵌合する枠体よ
    りなり、当該枠体の内面には、各フェルール間に生じる
    間隙を埋める仕切り板が形成されてなることを特徴とす
    る光ファイバコネクタの接続用ハウジング。
  3. 【請求項3】 前記左右一対のハウジング分割体は、積
    層された前記フェルールの両側部をそれぞれ覆った状態
    でフェルールの上下面をも覆い、その上下面を覆う部分
    はフェルールの幅の半分よりもやや短く、この寸法設定
    によって左右のハウジング分割体には間隔が空き、その
    間隔からフェルールの上下面が露出するようになってい
    ることを特徴とする請求項2記載の光ファイバコネクタ
    の接続用ハウジング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100350966B1 (ko) * 2000-09-07 2002-08-30 (주)옵토네스트 팬아웃 코드

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