JPH09133051A - ノッキング制御方法及び装置 - Google Patents
ノッキング制御方法及び装置Info
- Publication number
- JPH09133051A JPH09133051A JP7292424A JP29242495A JPH09133051A JP H09133051 A JPH09133051 A JP H09133051A JP 7292424 A JP7292424 A JP 7292424A JP 29242495 A JP29242495 A JP 29242495A JP H09133051 A JPH09133051 A JP H09133051A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knocking
- steam
- control valve
- intake pipe
- ignition engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は熱効率が高く、排気系のトラブルが
ない排ガスのきれいなノッキング制御方法及び装置を提
供することを目的としている。 【解決手段】 ノッキングを判定する判定装置（７）と
ノッキングセンサ（４）と湿度センサ（６）と吸気管
（２）に供給する水蒸気の量を制御する制御装置（１
０）とを設けている。
ない排ガスのきれいなノッキング制御方法及び装置を提
供することを目的としている。 【解決手段】 ノッキングを判定する判定装置（７）と
ノッキングセンサ（４）と湿度センサ（６）と吸気管
（２）に供給する水蒸気の量を制御する制御装置（１
０）とを設けている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、火花点火機関のノ
ッキング制御方法及び装置に関する。
ッキング制御方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】火花点火機関において、従来は、例えば
図３に示すように、エンジンに設けられたノッキングセ
ンサ４がノッキングを検知した場合、その信号をノッキ
ング判定装置７に送り、その判定装置からの指示により
ノッキングが発生しなくなるまで点火時期制御装置１４
で遅角制御する方法や、空燃比制御装置１５の作用によ
って空燃比を過濃にしてノッキングを抑制する方法や、
或は両方を同時に実施してノッキングを抑制する方法
は、知られている。
図３に示すように、エンジンに設けられたノッキングセ
ンサ４がノッキングを検知した場合、その信号をノッキ
ング判定装置７に送り、その判定装置からの指示により
ノッキングが発生しなくなるまで点火時期制御装置１４
で遅角制御する方法や、空燃比制御装置１５の作用によ
って空燃比を過濃にしてノッキングを抑制する方法や、
或は両方を同時に実施してノッキングを抑制する方法
は、知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術においては、点火時期を遅らせた場合、シリンダ内
の混合気の燃焼が遅くなり、熱効率が低下し、排気温度
が上昇し、排気系のトラブルにつながる可能性がある。
また、耐久性に不安が残るという問題があった。一方、
空燃比を過濃にする方法では、理論混合比よりも燃料供
給を過剰にするため、熱効率の低下は避けられず、さら
に排ガス中のＣＯが増加する等の問題がある。
技術においては、点火時期を遅らせた場合、シリンダ内
の混合気の燃焼が遅くなり、熱効率が低下し、排気温度
が上昇し、排気系のトラブルにつながる可能性がある。
また、耐久性に不安が残るという問題があった。一方、
空燃比を過濃にする方法では、理論混合比よりも燃料供
給を過剰にするため、熱効率の低下は避けられず、さら
に排ガス中のＣＯが増加する等の問題がある。
【０００４】本発明は上記の問題点に鑑みて提案された
もので、熱効率が高く、排気系のトラブルがない排ガス
のきれいなノッキング制御方法及び装置を提供すること
を目的としている。
もので、熱効率が高く、排気系のトラブルがない排ガス
のきれいなノッキング制御方法及び装置を提供すること
を目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】発明者は種々研究・検討
の結果、吸気中に水蒸気を混合すれば、ノッキング抑制
の効果があることに着目した。
の結果、吸気中に水蒸気を混合すれば、ノッキング抑制
の効果があることに着目した。
【０００６】本発明のノッキング制御方法は、火花点火
機関にノッキングを検知するノッキングセンサを設置
し、ノッキング発生を検知した場合、水蒸気を供給する
制御弁を制御して吸気管に水蒸気を供給して、火花点火
機関のノッキングを抑制することを特徴としている。
機関にノッキングを検知するノッキングセンサを設置
し、ノッキング発生を検知した場合、水蒸気を供給する
制御弁を制御して吸気管に水蒸気を供給して、火花点火
機関のノッキングを抑制することを特徴としている。
【０００７】また本発明のノッキング制御方法は、火花
点火機関にノッキングを検知するノッキングセンサを設
置し、ノッキング発生を検知した場合、水蒸気を供給す
る制御弁を制御して吸気管に水蒸気を供給して火花点火
機関のノッキングを抑制し、水蒸気供給に際して、吸気
管のスロットル弁の下流に設置した湿度検出手段の検出
結果に基づいて飽和蒸気量を越えない様に制御すること
を特徴としている。
点火機関にノッキングを検知するノッキングセンサを設
置し、ノッキング発生を検知した場合、水蒸気を供給す
る制御弁を制御して吸気管に水蒸気を供給して火花点火
機関のノッキングを抑制し、水蒸気供給に際して、吸気
管のスロットル弁の下流に設置した湿度検出手段の検出
結果に基づいて飽和蒸気量を越えない様に制御すること
を特徴としている。
【０００８】本発明のノッキング制御装置は、火花点火
機関の吸気管に制御弁を介して水蒸気を供給する供給管
を接続し、ノッキングセンサをノッキング判定装置に接
続し、そのノッキング判定装置は前記制御弁の弁開度を
制御する蒸気量制御装置と電気回路により接続されてい
ることを特徴としている。
機関の吸気管に制御弁を介して水蒸気を供給する供給管
を接続し、ノッキングセンサをノッキング判定装置に接
続し、そのノッキング判定装置は前記制御弁の弁開度を
制御する蒸気量制御装置と電気回路により接続されてい
ることを特徴としている。
【０００９】さらに本発明のノッキング制御装置は、火
花点火機関の吸気管に制御弁を介して水蒸気を供給する
供給管を接続し、該水蒸気を供給する供給管の下流側に
湿度センサを設け、その湿度センサ及びノッキングセン
サをノッキング判定装置に接続し、そのノッキング判定
装置は前記制御弁の弁開度を制御する蒸気量制御装置と
電気回路により接続されていることを特徴としている。
花点火機関の吸気管に制御弁を介して水蒸気を供給する
供給管を接続し、該水蒸気を供給する供給管の下流側に
湿度センサを設け、その湿度センサ及びノッキングセン
サをノッキング判定装置に接続し、そのノッキング判定
装置は前記制御弁の弁開度を制御する蒸気量制御装置と
電気回路により接続されていることを特徴としている。
【００１０】上記した様な構成を具備する本発明によれ
ば、ノッキングセンサによりノッキング発生を検知した
ならば制御弁を開放（あるいは弁開度を増加）して、吸
気中に水蒸気を混入してノッキングを抑制する。
ば、ノッキングセンサによりノッキング発生を検知した
ならば制御弁を開放（あるいは弁開度を増加）して、吸
気中に水蒸気を混入してノッキングを抑制する。
【００１１】ここで、火花点火機関中に水分が混入する
と各種弊害が発生する恐れが存在する。これに対して、
本発明において、供給される吸気が飽和蒸気量を越えな
い様に制御すれば、火花点火機関に水分が混入すること
及びそれに伴う各種弊害は防止される。
と各種弊害が発生する恐れが存在する。これに対して、
本発明において、供給される吸気が飽和蒸気量を越えな
い様に制御すれば、火花点火機関に水分が混入すること
及びそれに伴う各種弊害は防止される。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。図において、従来技術と同じ機
能の部材には同じ符合を付して、重複説明は省略する。
実施の形態を説明する。図において、従来技術と同じ機
能の部材には同じ符合を付して、重複説明は省略する。
【００１３】図１は本発明に係るノッキング制御装置の
例を示す構成図で、火花点火機関であるガスエンジン１
には吸気管２と排気管３とが接続され、吸気管２には吸
入される混合気流量を制御するスロットル弁５が設けら
れている。
例を示す構成図で、火花点火機関であるガスエンジン１
には吸気管２と排気管３とが接続され、吸気管２には吸
入される混合気流量を制御するスロットル弁５が設けら
れている。
【００１４】そして、そのスロットル弁５の下流側に設
けられた湿度センサ６と、エンジン１に取り付けられた
ノッキングセンサ４とが、それぞれ電気回路によりノッ
キング判定装置７に接続されている。
けられた湿度センサ６と、エンジン１に取り付けられた
ノッキングセンサ４とが、それぞれ電気回路によりノッ
キング判定装置７に接続されている。
【００１５】また、吸気管２には図示しない水蒸気供給
装置からの蒸気回路８が制御弁９を介して接続され、そ
の制御弁９を駆動する駆動手段１１は電気回路で蒸気量
制御装置１０に接続され、その蒸気量制御装置１０は電
気回路により前記ノッキング判定装置に接続されてい
る。
装置からの蒸気回路８が制御弁９を介して接続され、そ
の制御弁９を駆動する駆動手段１１は電気回路で蒸気量
制御装置１０に接続され、その蒸気量制御装置１０は電
気回路により前記ノッキング判定装置に接続されてい
る。
【００１６】以下、図２を参照して、作動について説明
する。
する。
【００１７】作動に際し、先ず、ノッキングセンサ４か
らの信号をノッキング判定装置に読み込み（ステップＳ
１）、ノッキング発生か否かを判断する（ステップＳ
２）。ＹＥＳだったら、すなわちノッキングが発生して
いた場合は、湿度センサ６からの信号を読み取り（ステ
ップＳ３）、混合気に混入している水蒸気量は飽和蒸気
量以下であるか否かを判断する（ステップＳ４）。混合
気の水蒸気量が飽和蒸気量以下ならば（ステップＳ４が
ＹＥＳ）、蒸気量制御装置１０に信号を送り制御弁９の
駆動手段１１を駆動して、制御弁９の開度を増大して吸
気管２に供給する水蒸気量を増加し（ステップＳ５）制
御を終わる。ステップＳ２でＮＯの場合は、即ちノッキ
ングが発生していない場合は水蒸気が供給されているか
否か判断し（ステップＳ７）ＹＥＳの場合は制御弁９の
開度を減少して水蒸気量を減少する。一方、水蒸気が供
給されていなければ（ステップＳ７がＮＯ）の場合は制
御を終わる。ステップＳ４でＮＯの場合、即ち飽和蒸気
量以上の水蒸気を含んでいる場合は、従来技術である図
示しない点火時期遅角或は空燃比制御を行い（ステップ
Ｓ６）、それで制御出来ない場合は両方を同時に制御す
る。
らの信号をノッキング判定装置に読み込み（ステップＳ
１）、ノッキング発生か否かを判断する（ステップＳ
２）。ＹＥＳだったら、すなわちノッキングが発生して
いた場合は、湿度センサ６からの信号を読み取り（ステ
ップＳ３）、混合気に混入している水蒸気量は飽和蒸気
量以下であるか否かを判断する（ステップＳ４）。混合
気の水蒸気量が飽和蒸気量以下ならば（ステップＳ４が
ＹＥＳ）、蒸気量制御装置１０に信号を送り制御弁９の
駆動手段１１を駆動して、制御弁９の開度を増大して吸
気管２に供給する水蒸気量を増加し（ステップＳ５）制
御を終わる。ステップＳ２でＮＯの場合は、即ちノッキ
ングが発生していない場合は水蒸気が供給されているか
否か判断し（ステップＳ７）ＹＥＳの場合は制御弁９の
開度を減少して水蒸気量を減少する。一方、水蒸気が供
給されていなければ（ステップＳ７がＮＯ）の場合は制
御を終わる。ステップＳ４でＮＯの場合、即ち飽和蒸気
量以上の水蒸気を含んでいる場合は、従来技術である図
示しない点火時期遅角或は空燃比制御を行い（ステップ
Ｓ６）、それで制御出来ない場合は両方を同時に制御す
る。
【００１８】
【実施例】本願の技術を適用した実験の結果、以下の通
りの効果を得ることが出来た。
りの効果を得ることが出来た。
【００１９】吸気中の絶対湿度を４ｇ／Ｎｍ３（Ｎｍ
３：０度、１気圧換算を示す）と仮定し、これをベース
とした場合、１７ｇ／Ｎｍ３ならば１１％、４５ｇ／Ｎ
ｍ３ならば４１％ ノッキング限界負荷が上昇し、ノッキングを抑制するこ
とが可能であることが実証された。
３：０度、１気圧換算を示す）と仮定し、これをベース
とした場合、１７ｇ／Ｎｍ３ならば１１％、４５ｇ／Ｎ
ｍ３ならば４１％ ノッキング限界負荷が上昇し、ノッキングを抑制するこ
とが可能であることが実証された。
【００２０】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
以下の優れた効果を奏することができる。 （１） 火花点火機関のノッキングを抑制し、且つノッ
キング限界負荷を向上することが出来る。 （２） 湿度センサを設け、飽和蒸気量以上の蒸気をエ
ンジン内に供給しないので、エンジンの耐久性を損なう
等の悪影響を及ぼすことはない。 （３） 本願の技術で不足の場合は、従来技術と併せて
実施することが可能でである。
以下の優れた効果を奏することができる。 （１） 火花点火機関のノッキングを抑制し、且つノッ
キング限界負荷を向上することが出来る。 （２） 湿度センサを設け、飽和蒸気量以上の蒸気をエ
ンジン内に供給しないので、エンジンの耐久性を損なう
等の悪影響を及ぼすことはない。 （３） 本願の技術で不足の場合は、従来技術と併せて
実施することが可能でである。
【図１】本発明の実施の形態の例を示す全体構成図。
【図２】図１の制御のフローチャート図。
【図３】従来の技術の例を示す構成図。
１・・・エンジン ２・・・吸気管 ３・・・排気管 ４・・・ノッキングセンサ ５・・・スロットル弁 ６・・・湿度センサ ７・・・ノッキング判定装置 ９・・・制御弁 １０・・・蒸気量制御装置 １４・・・点火時期制御装置 １５・・・空燃比制御装置 １６・・・ミキサ
Claims (4)
- 【請求項１】 火花点火機関にノッキングを検知するノ
ッキングセンサを設置し、ノッキング発生を検知した場
合、水蒸気を供給する制御弁を制御して吸気管に水蒸気
を供給して、火花点火機関のノッキングを抑制すること
を特徴とするノッキング制御方法。 - 【請求項２】 火花点火機関にノッキングを検知するノ
ッキングセンサを設置し、ノッキング発生を検知した場
合、水蒸気を供給する制御弁を制御して吸気管に水蒸気
を供給して火花点火機関のノッキングを抑制し、水蒸気
供給に際して、吸気管のスロットル弁の下流に設置した
湿度検出手段の検出結果に基づいて飽和蒸気量を越えな
い様に制御することを特徴とするノッキング制御方法。 - 【請求項３】 火花点火機関の吸気管に制御弁を介して
水蒸気を供給する供給管を接続し、ノッキングセンサを
ノッキング判定装置に接続し、そのノッキング判定装置
は前記制御弁の弁開度を制御する蒸気量制御装置と電気
回路により接続されていることを特徴とするノッキング
制御装置。 - 【請求項４】 火花点火機関の吸気管に制御弁を介して
水蒸気を供給する供給管を接続し、該水蒸気を供給する
供給管の下流側に湿度センサを設け、その湿度センサ及
びノッキングセンサをノッキング判定装置に接続し、そ
のノッキング判定装置は前記制御弁の弁開度を制御する
蒸気量制御装置と電気回路により接続されていることを
特徴とするノッキング制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7292424A JPH09133051A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | ノッキング制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7292424A JPH09133051A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | ノッキング制御方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09133051A true JPH09133051A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17781616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7292424A Pending JPH09133051A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | ノッキング制御方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09133051A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008138535A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の運転方法と、燃料供給システム |
-
1995
- 1995-11-10 JP JP7292424A patent/JPH09133051A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008138535A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の運転方法と、燃料供給システム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050308 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050315 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050706 |