JPH09132706A - ロードヒーティング用断熱材 - Google Patents
ロードヒーティング用断熱材Info
- Publication number
- JPH09132706A JPH09132706A JP31612595A JP31612595A JPH09132706A JP H09132706 A JPH09132706 A JP H09132706A JP 31612595 A JP31612595 A JP 31612595A JP 31612595 A JP31612595 A JP 31612595A JP H09132706 A JPH09132706 A JP H09132706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- heat
- insulating material
- granules
- heat insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Road Paving Structures (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車輌の重量や振動により粉化することのない
ロードヒーティング用断熱材を提供すること。 【解決手段】 硬質ポリウレタン樹脂中にゴム粒状物が
分散されているゴム粒状物/硬質ポリウレタン樹脂複合
体からなるロードヒーティング用断熱材。
ロードヒーティング用断熱材を提供すること。 【解決手段】 硬質ポリウレタン樹脂中にゴム粒状物が
分散されているゴム粒状物/硬質ポリウレタン樹脂複合
体からなるロードヒーティング用断熱材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロードヒーティング
用断熱材に関するものである。
用断熱材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路、ビル前の通路、駐車場等の舗装表
面状の雪を除雪する技術として、予め舗装表面近傍に発
熱体を埋設しておき、それを加熱することにより融雪す
るロードヒーティング技術は知られている(実公昭49
−13952号)。このようなロードヒーティングにお
いては、その発熱体の下部には断熱材は一般に埋設され
ておらず、その供給熱量の約50%程度は地中に流失
し、無駄に捨てられている。一方、このような供給熱の
流失を防止しようとして、断熱材として汎用されている
発泡スチロールを用いて発熱体下部を断熱すると、地中
に流失する熱量を10〜20%に低減することができ
る。しかしながら、この場合、発泡スチロールは、機械
的強度が弱く、車輌の重量や振動のために粉化してしま
う。
面状の雪を除雪する技術として、予め舗装表面近傍に発
熱体を埋設しておき、それを加熱することにより融雪す
るロードヒーティング技術は知られている(実公昭49
−13952号)。このようなロードヒーティングにお
いては、その発熱体の下部には断熱材は一般に埋設され
ておらず、その供給熱量の約50%程度は地中に流失
し、無駄に捨てられている。一方、このような供給熱の
流失を防止しようとして、断熱材として汎用されている
発泡スチロールを用いて発熱体下部を断熱すると、地中
に流失する熱量を10〜20%に低減することができ
る。しかしながら、この場合、発泡スチロールは、機械
的強度が弱く、車輌の重量や振動のために粉化してしま
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車輌の重量
や振動により粉化することのないロードヒーティング用
断熱材を提供することをその課題とする。
や振動により粉化することのないロードヒーティング用
断熱材を提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、硬質ポリウレタン樹
脂中にゴム粒状物が分散されているゴム粒状物/硬質ポ
リウレタン樹脂複合体からなるロードヒーティング用断
熱材が提供される。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、硬質ポリウレタン樹
脂中にゴム粒状物が分散されているゴム粒状物/硬質ポ
リウレタン樹脂複合体からなるロードヒーティング用断
熱材が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のロードヒーティング用断
熱材(以下、単に断熱材とも言う)は、ゴム粒状物(ゴ
ムチップ)と硬質ポリウレタン樹脂との複合体からな
る。この場合、ゴム粒状物におけるゴムの種類として
は、スチレン−ブタジエンゴムゴム、ブタジエンゴム、
イソプレンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、ウレタン
ゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。本発明において
は、コストの点で、廃タイヤの破砕から得られるゴム粒
状物の使用が好ましい。ゴム粒状物におけるその平均粒
径は、0.5〜8mm、好ましくは3〜5mm程度であ
る。一方、硬質ポリウレタン樹脂は通常ジイソシアナー
トとジオールとの重合付加反応により合成される。
熱材(以下、単に断熱材とも言う)は、ゴム粒状物(ゴ
ムチップ)と硬質ポリウレタン樹脂との複合体からな
る。この場合、ゴム粒状物におけるゴムの種類として
は、スチレン−ブタジエンゴムゴム、ブタジエンゴム、
イソプレンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、ウレタン
ゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。本発明において
は、コストの点で、廃タイヤの破砕から得られるゴム粒
状物の使用が好ましい。ゴム粒状物におけるその平均粒
径は、0.5〜8mm、好ましくは3〜5mm程度であ
る。一方、硬質ポリウレタン樹脂は通常ジイソシアナー
トとジオールとの重合付加反応により合成される。
【0006】これらのゴム粒状物及び液状のポリウレタ
ン樹脂は、断熱材とするために、両者を混合し、成形固
化して複合化させる。ゴム粒状物の割合は、ゴム粒状物
と硬質ポリウレタン樹脂との合計量に対し、10〜80
重量%、好ましくは20〜70重量%、より好ましくは
30〜50重量%である。混合物の成形固化は、押出成
形や、射出成形、型枠成形等の従来公知の熱成形法によ
り行うことができる。成形物の形状は、ロードヒーティ
ングにおける断熱に適した形状であればよく、たとえ
ば、シート状、板体状、ブロック状等であることができ
る。
ン樹脂は、断熱材とするために、両者を混合し、成形固
化して複合化させる。ゴム粒状物の割合は、ゴム粒状物
と硬質ポリウレタン樹脂との合計量に対し、10〜80
重量%、好ましくは20〜70重量%、より好ましくは
30〜50重量%である。混合物の成形固化は、押出成
形や、射出成形、型枠成形等の従来公知の熱成形法によ
り行うことができる。成形物の形状は、ロードヒーティ
ングにおける断熱に適した形状であればよく、たとえ
ば、シート状、板体状、ブロック状等であることができ
る。
【0007】前記のようにして得られる複合体は、硬質
ポリウレタン樹脂中にゴムチップが均一に分散した構造
を有し、断熱性及び機械的強度においてすぐれ、ロード
ヒーティング用断熱材としてすぐれた効果を示す。硬質
ポリウレタン樹脂単独では断熱材としての機械的強度
(特に曲げ強度)に劣り、ロードヒーティング用断熱材
としては不満足のものである。
ポリウレタン樹脂中にゴムチップが均一に分散した構造
を有し、断熱性及び機械的強度においてすぐれ、ロード
ヒーティング用断熱材としてすぐれた効果を示す。硬質
ポリウレタン樹脂単独では断熱材としての機械的強度
(特に曲げ強度)に劣り、ロードヒーティング用断熱材
としては不満足のものである。
【0008】本発明の断熱材は、ロードヒーティングを
行うために地中に敷設された発熱体の下部に埋設され、
発熱体から下方に向う熱量の流失を断熱阻止する。この
断熱材を用いることにより、地中に流失する熱量を10
〜20%程度までに低減させることができる。しかも、
本発明の断熱材の場合、すぐれた機械的強度を有するこ
とから、車輌の重量や振動により、粉化されることが防
止される。
行うために地中に敷設された発熱体の下部に埋設され、
発熱体から下方に向う熱量の流失を断熱阻止する。この
断熱材を用いることにより、地中に流失する熱量を10
〜20%程度までに低減させることができる。しかも、
本発明の断熱材の場合、すぐれた機械的強度を有するこ
とから、車輌の重量や振動により、粉化されることが防
止される。
【0009】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
する。
【0010】実施例 ゴム粒状物として廃タイヤの粉砕物(粒径:3〜5m
m)と、ウレタン樹脂とを、表1に示す重量比で、混合
物を、型枠に流込み、温度40℃に加熱して重合し、冷
却固化して、板状成形物(縦:500mm、横:500
mm、厚さ20mm)を得た。次に、この板状体から、
縦:200mm、横:20mm、厚さ20mmのサンプ
ルを切出した。このサンプルについて、その比重、曲げ
強度及び熱伝導度を測定し、その結果を表1に示す。
m)と、ウレタン樹脂とを、表1に示す重量比で、混合
物を、型枠に流込み、温度40℃に加熱して重合し、冷
却固化して、板状成形物(縦:500mm、横:500
mm、厚さ20mm)を得た。次に、この板状体から、
縦:200mm、横:20mm、厚さ20mmのサンプ
ルを切出した。このサンプルについて、その比重、曲げ
強度及び熱伝導度を測定し、その結果を表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】表1に示された結果からわかるように、本
発明の断熱材において、その熱伝導度は0.1(Kca
l/m2・℃・h)以下であり、十分な断熱性を有する
上、その曲げ強度も35kgf/cm2以上と高く、ロ
ードヒーティング用断熱材として十分な機械的強度を有
している。
発明の断熱材において、その熱伝導度は0.1(Kca
l/m2・℃・h)以下であり、十分な断熱性を有する
上、その曲げ強度も35kgf/cm2以上と高く、ロ
ードヒーティング用断熱材として十分な機械的強度を有
している。
【0013】
【発明の効果】本発明のロードヒーティング用断熱材
は、断熱効果及び機械的強度にすぐれ、従来のロードヒ
ーティングにおいて地中へ流失していた熱量を効果的に
減少させることができ、また、車輌の重量や振動により
容易に粉化されることもない。
は、断熱効果及び機械的強度にすぐれ、従来のロードヒ
ーティングにおいて地中へ流失していた熱量を効果的に
減少させることができ、また、車輌の重量や振動により
容易に粉化されることもない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 泰則 北海道札幌市豊平区月寒東2条17丁目2番 1号 工業技術院北海道工業技術研究所内 (72)発明者 山口 宗宏 北海道札幌市豊平区月寒東2条17丁目2番 1号 工業技術院北海道工業技術研究所内 (72)発明者 井上 英彦 北海道岩見沢市大和2条3丁目17番地
Claims (1)
- 【請求項1】 硬質ポリウレタン樹脂中にゴム粒状物が
分散されているゴム粒状物/硬質ポリウレタン樹脂複合
体からなるロードヒーティング用断熱材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31612595A JPH09132706A (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ロードヒーティング用断熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31612595A JPH09132706A (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ロードヒーティング用断熱材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09132706A true JPH09132706A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=18073533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31612595A Pending JPH09132706A (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ロードヒーティング用断熱材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09132706A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100864783B1 (ko) * | 2007-06-27 | 2008-10-22 | 이재환 | 단열성 폼의 조성물 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4914555A (ja) * | 1972-05-20 | 1974-02-08 | ||
JPS5274155A (en) * | 1975-12-17 | 1977-06-21 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Heat insulation molding plate |
JPS5366951A (en) * | 1976-11-18 | 1978-06-14 | Lensmar Ab Jan | Articles containing bonding agent and vulcanized rubber |
JPS5529550A (en) * | 1978-08-24 | 1980-03-01 | Dainippon Ink & Chem Inc | Reclamation of thermosetting resin wastes |
-
1995
- 1995-11-09 JP JP31612595A patent/JPH09132706A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4914555A (ja) * | 1972-05-20 | 1974-02-08 | ||
JPS5274155A (en) * | 1975-12-17 | 1977-06-21 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Heat insulation molding plate |
JPS5366951A (en) * | 1976-11-18 | 1978-06-14 | Lensmar Ab Jan | Articles containing bonding agent and vulcanized rubber |
JPS5529550A (en) * | 1978-08-24 | 1980-03-01 | Dainippon Ink & Chem Inc | Reclamation of thermosetting resin wastes |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100864783B1 (ko) * | 2007-06-27 | 2008-10-22 | 이재환 | 단열성 폼의 조성물 |
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