JPH0612906Y2 - アスファルト成型物 - Google Patents

アスファルト成型物

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JPH0612906Y2
JPH0612906Y2 JP6022290U JP6022290U JPH0612906Y2 JP H0612906 Y2 JPH0612906 Y2 JP H0612906Y2 JP 6022290 U JP6022290 U JP 6022290U JP 6022290 U JP6022290 U JP 6022290U JP H0612906 Y2 JPH0612906 Y2 JP H0612906Y2
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JP
Japan
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asphalt
molding
molded product
aggregate
weight
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JP6022290U
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JPH0420415U (ja
Inventor
茂 星
Original Assignee
振興電子工業株式会社
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Working-Up Tar And Pitch (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はアスファルト成型物に関するものであり、特
に、道路舗装などに使用された後のアスファルト廃材を
再利用した成型物に係るものである。
[従来の技術] 原油の精製過程で生ずるタール部分は主にアスファルト
として道路舗装などに使用されており、数年の使用後に
は、経年劣化や反復負荷による疲労などの要因により交
換して再舗装されているが、このときに交換されたアス
ファルト舗装材の一部は溶融して、含有されている骨材
量の調整などを行って再使用されているが、大部分は産
業廃棄物として処理され、再利用される手段は講じられ
なかった。
[考案が解決しようとする課題] 道路舗装に使用されたアスファルト廃材は加熱によって
再溶融することが可能であり、この加熱溶融時に含まれ
ている骨材の一部、或は、全部を取り除くことも、新た
に他の骨材を加えることもできる。更に、それらを冷却
して常温で硬化することが出来るが、その強度は、道路
表面材として通過車両の重量による加圧に対する強度は
備えているが、曲げ、及び、引張に対する強度は不足
し、更に、表面の平滑度が低く美観の上からもアスファ
ルト単体として他の分野で使用することは出来なかっ
た。
本考案はこのような問題を解決するためになされたもの
であり、その目的とするところは道路補修時に回収され
たアスファルト廃材の有効利用を図ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案が採用した手段は道路
補修時に剥離集積されたアスファルト塊を加熱して溶融
した時に、含まれている骨材の量を増減して重量を調整
し、この溶融アスファルトの中へ熱可塑性プラスチック
片を混入攪拌して溶融させ、所望の形状を具備した型枠
に移してから冷却することにより、平滑な表面を備え、
且つ、曲げ、引張力に対する抗力が補強されたアスファ
ルトを得ることにある。重量を軽減し、且つ、その表面
に美観を付与するために、溶融時に砂利、砂などの骨材
の一部を取り除き、木材チップなどを加えて冷却硬化し
てアスファルト成型物とすることもできる。
[作用] アスファルト成型物はそれに含有されている骨材中の大
型のものが、通常は砂利が互いに接触し、その間に生ず
る間隙部分に砂が入り込んで押圧力を支持しており、冷
却硬化したアスファルトはそれらの骨材が反復して加え
られる圧力や振動などの影響で移動するのを防止する作
用をしているが、軽量化を計るため含有している骨材を
取り除くと、骨材どうしが接触しなくなり、著しく強度
を低下させる。ここで熱可塑性プラスチックが混入され
て溶融されると骨材との間にも入り込み、外から加わる
力を骨材と共に支承するため、必要とする強度を付加す
ることが出来る。又、プラスチックは柔軟性を備えてい
るため曲げ、振れなどの力に対しても強い抗力を生じ、
更に、アスファルトにも混入して硬化するためそれ自体
の強度も高めることができる。
[実施例] 次に、第1図及び第2図に示す本考案の実施例について
説明する。
実施例1.アスファルト塊をロールクラッシャーで粉砕
し、0.2〜13mmφの砂利と砂からなる骨材とアスフ
ァルトを容積比で80:20になるように振別した後、
これにドライブレンダーにて230℃で加熱攪拌しなが
ら、2〜3mmφに粉砕したポリエチレン樹脂3をアスフ
ァルト1と骨材2の混合材100に対して重量比で30
となるように少量ずつ添加し、更に、5分間、同温度で
攪拌を継続してから所望形状の金型、例えば、この成型
物をタイル材として使用する場合には巾300mm、長さ
500mm、深さ30mmの金型に流入し、15Kg/cm2の圧
力で3分間加圧した後、その金型ごと冷水で冷却してか
ら取り出すると、第1図の成型タイルを得る。
実施例2.実施例1と同様に振別したアスファルト1と
骨材2に、直径が5mmφ、長さ30mmに粉砕した木質細
片4と、直径2〜3mmφに粉砕したポリプロピレン樹脂
3とを、20:1:40(重量比)の割合でブレンダー
にて攪拌してから、シリンダー温度が230℃に加熱さ
れた押出機のシリンダー内に入れ、これをT型ダイスに
て巾450mm、厚さ15mmの板状に押し出し、これをベ
ルトコンベヤに受けて取出し、このコンベヤ上で冷却硬
化させてから、長さ2400mmに切断して第2図の成型
板を得る。
この成型板を、WA#60程度のワイドベルトサンダー
で表面を約1mm研磨する。この研磨面上にイソシアネー
ト系プライマーを100g/m2の割合で塗布してから、
粘度3ポイズのエポキシ樹脂に3%のアミン系の常温硬
化剤が攪拌された樹脂液を300g/m2になるように、
厚さ約0.1mm程度のポリエステル樹脂フィルムを介し
て均一に伸延塗布した後、常温で約1時間放置し、前記
ポリエステルフィルムを剥離して、木質と石質模様の美
麗な成型物を得る。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案は道路舗装に使用されたア
スファルト塊より、それに包含されている砂利、砂など
の骨材を適宜に取り除いて重量を調整し、更に、熱可塑
性樹脂を混入して溶融することにより、成型後の強度を
高めると共に、その表面を美麗に仕上げるため、従来の
アスファルト成型物では考えられなかった、床タイル、
屋根瓦などが得られるという優れた効果を奏する。又、
アスファルト成型物が傘立てや、植木鉢置台の基礎部分
など安定性を与えるために重量を必要とする部材の場合
は、包含する骨材量を調整することにより、所要の重量
を任意に付与することが可能である。本考案のアスファ
ルト成型物はこのようなインテリア用の部材としても使
用することができるから、使用分野は広範囲であり、主
要原料は従来産業廃棄物として処理に多大の困難が伴っ
ていたアスファルト廃材であるから産業上も極めて有望
なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例のアスファルト成
型物の断面図であり、第1図はアスファルト内に砂利と
砂との骨材と、熱可塑性樹脂の砕片が混入されて硬化し
た状態を示す拡大断面図、第2図はアスファルト内に砂
利と砂との骨材と、熱可塑性樹脂の砕片と木質細片とが
混入されて硬化した状態を示す拡大断面図である。 1……アスファルト 2……骨材 3……熱可塑性樹脂 4……木質細片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 95:00 ZAB 105:16 ZAB

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路舗装面より回収されたアスファルト塊
    を加熱溶融し、該アスファルトに含有されている砂利と
    砂との量を加減して重量を調整し、粒状に粉砕された熱
    可塑性樹脂からなる添加材を混入して熱間攪拌し、これ
    を型枠で加圧成型し、ついで、常温に冷却してなるアス
    ファルト成型物。
  2. 【請求項2】添加材は木質細片を含み、成型はT型ダイ
    スにより板状に押し出すことを特徴とする請求項1記載
    のアスファルト成型物。
JP6022290U 1990-06-08 1990-06-08 アスファルト成型物 Expired - Lifetime JPH0612906Y2 (ja)

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JP6022290U JPH0612906Y2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 アスファルト成型物

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JPH0420415U JPH0420415U (ja) 1992-02-20
JPH0612906Y2 true JPH0612906Y2 (ja) 1994-04-06

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