JPH09132482A - 高強度軽量複合材料 - Google Patents

高強度軽量複合材料

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JPH09132482A
JPH09132482A JP31488795A JP31488795A JPH09132482A JP H09132482 A JPH09132482 A JP H09132482A JP 31488795 A JP31488795 A JP 31488795A JP 31488795 A JP31488795 A JP 31488795A JP H09132482 A JPH09132482 A JP H09132482A
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water
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Hitoshi Saito
仁 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】材料を中空形状にする軽量化方法の特長を活か
し、しかも中空形状とするための特殊な装置や方法を必
要とせず、軽量で高強度の複合材料を製造すること。 【解決手段】高炉スラグ、シリカヒューム、水溶性高分
子、硬化刺激剤、水を含有する水硬性組成物と乾燥比重
1.0以下の無機質材料を用いてなる複合材料であっ
て、1個乃至複数個の該無機質材料の周囲が該水硬性組
成物により覆われてなる複合化物を養生硬化してなる複
合材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な高強度軽量
複合材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セメントを主原料とする成形材料は通常
比重2以上であり、比重1程度あるいは1以下の軽量材
料とするために、(1)軽量骨材等の低比重材料を添加
して軽量化する方法、(2)気泡を混入して軽量化する
方法、(3)材料を中空形状にして軽量化する方法等が
ある。しかし、上記(1)の方法は低比重材料の添加量
に限界があり、また軽量化による材料強度の低下が激し
く、上記(2)の方法では軽量化による材料強度の低下
が著しい。また上記(3)の方法は軽量化による材料強
度の低下は少なく比重あたりの強度が高い材料を製造で
きるものの中空形状とするための特殊な成形装置や成形
方法が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記(3)
の材料を中空形状にする軽量化方法の特長を活かし、し
かも中空形状とするための特殊な装置や方法を必要とせ
ず、軽量で高強度の材料を製造することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれまで
に、高炉スラグ、水溶性高分子、硬化刺激剤を含有して
なる水硬性組成物の未硬化の成形物が該水硬性組成物の
未硬化の成形物及び養生硬化物、石材、セメントコンク
リート類と非常によく接着することを見いだし特許を出
願した。その後、さらに本発明者らは上記該水硬性組成
物と無機質材料とを複合させる検討を行い、とくに該水
硬性組成物と乾燥比重1.0以下の無機質材料(以下軽
量無機材料)とを複合化させることにより、該水硬性組
成物と軽量無機材料の各々の持つ長所を活かした、軽量
かつ高強度の複合材料を得ることができることを見いだ
し、本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、(1)高炉スラグ、シ
リカヒューム、水溶性高分子、硬化刺激剤、水を含有す
る水硬性組成物と乾燥比重1.0以下の無機質材料を用
いてなる複合材料であって、1個乃至複数個の該無機質
材料の周囲が該水硬性組成物により覆われてなる複合化
物を養生硬化してなる複合材料、(2)高炉スラグ、シ
リカヒューム、水溶性高分子、硬化刺激剤、水を含有す
る水硬性組成物、該水硬性組成物の硬化体及び乾燥比重
1.0以下の1個乃至複数個の無機質材料を用いてなる
複合材料であって、該無機質材料の上面または下面のい
ずれか一方が前記硬化体と接触し、かつ該無機質材料の
その他の面が該水硬性組成物により覆われてなる複合化
物を養生硬化してなる複合材料、(3)水硬性組成物が
補強繊維を含有してなる上記(1)または(2)記載の
複合材料、(4)無機質材料がALCである上記
(1)、(2)または(3)記載の複合材料、(5)高
炉スラグ、シリカヒューム、水溶性高分子、硬化刺激
剤、水を含有する水硬性組成物で乾燥比重1.0以下の
無機質材料を覆うことによって得られた複合化物を養生
硬化することを特徴とする複合材料の製造方法、(6)
乾燥比重1.0以下の1個乃至複数個の無機質材料の上
面または下面のいずれか一方を高炉スラグ、シリカヒュ
ーム、水溶性高分子、硬化刺激剤、水を含有する水硬性
組成物の硬化体と接触させ、かつ該無機質材料のその他
の面を前記水硬性組成物により覆うことによって得られ
た複合化物を養生硬化することを特徴とする複合材料の
製造方法に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明における水硬性組成物は高炉スラグ
を含有する。高炉スラグは溶鉱炉で銑鉄を製造する際に
副生する溶融スラグを水等によって急冷して得られるガ
ラス質物質を粉砕乾燥したものであり、一般的にはブレ
ーン値2000cm2 /g 以上の比表面積を持つものを使
用するのが好ましい。
【0008】本発明における水硬性組成物はシリカヒュ
ームを含有する。シリカヒュームの粒径は特に限定され
ないが高炉スラグよりも小さい粒径のものを使用するの
が好ましい。シリカヒュームは高炉スラグに対し通常2
〜50重量%、好ましくは5〜40重量%使用される。
【0009】本発明における水硬性組成物は水溶性高分
子を含有する。水溶性高分子としては特に限定されない
が、ポリ(メタ)アクリル酸のアルカリ金属塩、ポリ
(メタ)アクリル酸アミド等の分子内にカルボン酸基又
はその塩を有する高分子、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース
誘導体が好ましい。また、水溶性高分子は単独又は2種
以上を併用することもできる。水溶性高分子の分子量は
後述する混練物を成形する方法によって適した分子量が
異なり特に限定されないが、通常平均分子量2000以
上のものが使用できる。
【0010】水溶性高分子の使用量は材料の要求特性や
後述する成形方法等によって異なり特に限定されない
が、通常高炉スラグに対して0.5〜15重量%、好ま
しくは1〜10重量%である。水溶性高分子の使用量が
0.5重量%未満であると、混練物が混練できなかった
り、混練できても後工程での成形加工性が悪くなったり
することがある。また、15重量%を超える量使用して
も後述する混練物の成形加工性や養生硬化後の硬化体の
物性が大きく向上することはなく、経済的に不利であ
る。
【0011】本発明における水硬性組成物は硬化刺激剤
を含有する。硬化刺激剤としては水に溶解したときにア
ルカリ性を示す物質が使用できるが、ナトリウム、カリ
ウム、リチウム等のアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、
珪酸塩が好ましく、これらのうちアルカリ金属の水酸化
物がより好ましく、水酸化ナトリウムが特に好ましい。
硬化刺激剤の使用量は、高炉スラグとシリカヒュームの
合計重量100重量部に対して通常0.2〜20重量
部、好ましくは0.5〜10重量部である。
【0012】本発明における水硬性組成物においては成
形性の向上や養生硬化後の強度物性向上を目的としてパ
ルプ繊維、ポリプロピレン繊維、ビニロン繊維などの補
強繊維を含有させることができる。必要に応じて添加さ
れる補強繊維の添加量は特に限定されないが高炉スラグ
に対して通常1〜10重量%である。
【0013】本発明における水硬性組成物は上記各成分
と水とを通常の混練機で混練して混練物とする。次い
で、好ましくは押出成形、プレス成形、流込成形等、通
常の成形方法で成形体とする。水の使用量は高炉スラ
グ、水溶性高分子、シリカヒューム、補強繊維の使用量
及び成形方法によって異なり特に限定されなが、例えば
押出成形の場合、高炉スラグとシリカヒュームの合計量
100重量部に対して、通常8〜60重量部、好ましく
は10〜45重量部、より好ましくは12〜35重量部
である。また流込成形の場合、高炉スラグとシリカヒュ
ームの合計量100重量部に対して、通常10〜80重
量部、好ましくは12〜60重量部、より好ましくは1
4〜50重量部である。
【0014】さらに、この混練物、好ましくは成形体で
乾燥比重1.0以下の無機質材料を挟み込んで複合化さ
せたのち養生硬化させることによって本発明の複合材料
とすることができる。この際、無機質材料の乾燥比重が
1.0以下でないと軽量化を図ることが困難である。
【0015】乾燥比重1.0以下の無機質材料は、乾燥
した状態での見かけ比重が1.0以下である無機質を主
成分とする材料であればとくに限定されず、たとえば天
然に産出する多孔質の軽石、軽量気泡コンクリート(A
LC)等の発泡させたコンクリート類、軽量骨材を含有
するセメントコンクリート硬化物等が挙げられ、ALC
が特に好ましい。
【0016】本発明における複合化物は、例えば2枚の
上記水硬性組成物で上記無機質材料を挟み込み得ること
ができる。挟み込む方法はとくに限定されないが、たと
えば一枚の水硬性組成物の半分の面に無機質材料を載
せ、残った半分で無機質材料を覆い、その全体を押さえ
たり、2枚の水硬性組成物の間に無機質材料を挟み、そ
の全体を押さえたりして上下両面の水硬性組成物で無機
質材料をサンドイッチ状に挟み込む方法が挙げられる。
【0017】また、挟み込む片面に前記水硬性組成物を
公知の方法で養生硬化してなる硬化体を使用し、その上
に無機質材料を載せ、さらにその上に水硬性組成物を載
せて挟み込むこともできる。この場合の前記硬化体を得
るための養生硬化は、後述する本発明の複合材料を得る
際の養生硬化と同様にして行うことができる。この際使
用する無機質材料は乾燥しているものでも使用できる
が、あらかじめ水に漬けて吸水したものを使用するのが
好ましい。
【0018】この無機質材料は1個でも、また2個以上
が存在していてもよい。2個以上存在する場合、その形
状は特に限定されず、球状、円柱状、角柱状あるいは破
砕されたような不定形状でも良く、またそれぞれ互いに
同一であっても異なっていてもよい。無機質材料が複数
存在する場合、これらはなるべく均等に分散するように
配置されるのが好ましい。無機質材料は、本発明の複合
材料中において通常5〜50重量%、好ましくは5〜3
0重量%を占める量を使用する。
【0019】2枚の水硬性組成物を用いて無機質材料を
挟み込む場合、使用する水硬性組成物の組成は同一であ
っても異なっていてもよい。また2枚の水硬性組成物の
どちらか一方が水硬性組成物の硬化体である場合も同様
に用いる水硬性組成物の組成は同一であっても異なって
いてもよい。一般に板状の材料の曲げ試験を行うと材料
の上面に圧縮応力が働き下面に引張応力が働く。通常、
材料の引張強度は圧縮強度よりも低いので、材料の曲げ
強度は下面の引張強度に依存する。また、材料の強度は
形状が同じであればその比重と相関関係にあり、比重の
高い材料の方が一般に強度は高い。したがって複合材料
の一方の面に比重が高くて強度が高い材料を使用し、他
方の面には弱くても軽い材料を使用することが、複合材
料全体の強度と比重を考えると有利である。
【0020】このように、材料の部分組成を変えること
は通常の押出成形では困難であり、特殊な装置を使用し
なければできないが、極めて容易に材料の部分組成を変
えることができるのが本発明の方法の特徴である。
【0021】また無機質材料が複数存在する場合、水硬
性組成物が上下両面あるいは片面からその隙間に入り込
み、実質的にその隙間が水硬性組成物により充填される
ことになる。このように、上下両面あるいは片面から移
動してくる水硬性組成物が合流して接続することによ
り、橋かけ構造ができることが本発明の複合材料におい
ては重要である。
【0022】通常使用されるセメント系材料では橋かけ
構造ができても、材料が合流する界面における接着性が
悪く、橋かけ構造の役割を果たさない。しかし、本発明
における水硬性組成物は、この界面での接着性が非常に
よく一体化するので、橋かけ構造の特徴を有効に活かす
こととができる。
【0023】水硬性組成物と無機質材料を複合化させ複
合化物を得た後、湿潤養生することによって本発明の複
合材料とすることができる。湿潤養生は、通常複合化物
における水分が蒸発しない高湿潤状態で行う。一般的に
は相対湿度80%以上、好ましくは90%以上の雰囲気
下で行うが、水分を通さない容器や袋に複合化物を入れ
て行ってもよい。養生温度は一般的には20〜100℃
の範囲を選ぶことができる。また、水蒸気を用いて10
0℃以上の温度でオートクレーブ養生することもでき
る。養生時間は養生温度により異なり特に限定されない
が、通常5〜50時間である。
【0024】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明がこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。
【0025】なお、以下の実施例中の曲げ強度は、硬化
体をテンシロン((株)オリエンテック製)を用いてス
パン間隔260mmで測定したときの値である。
【0026】実施例1 高炉スラグ90重量部、ポリアクリル酸ナトリウム(平
均分子量1000000、日本化薬(株)製)3重量
部、シリカヒューム10重量部、珪石粉50重量部、パ
ルプ繊維2重量部、6重量%水酸化ナトリウム水溶液2
4重量部を混合混練して幅12cm,厚さ0.8cm、
長さ30cmの板状に真空押出成形し水硬性組成物の成
形体(以下成形体(A)という)を得た。
【0027】こうして得た成形体(A)の上に厚さ1c
m、幅2cm、長さ30cmのALC4枚を等間隔で並
べて置き、その上に成形体(A)をもう一枚重ねて置い
た。これを幅12cm、長さ30cmの成形枠の中に偏
りがないように入れ、成形枠と同じ大きさの金属板を乗
せてさらにプレス機でALCが壊れない程度に1分間加
重して圧着した。このようにして得られた複合化物を図
1に示す。
【0028】こうして得た複合化物を90℃で24時間
蒸気養生した後80℃で2日間乾燥して本発明の複合材
料を得た。その見かけ比重は1.6、曲げ強度は320
kgf/cm2 だった。
【0029】実施例2 高炉スラグ90重量部、ポリアクリル酸ナトリウム(平
均分子量1000000、日本化薬(株)製)3重量
部、シリカヒューム10重量部、パーライト50重量
部、パルプ繊維4重量部、6重量%水酸化ナトリウム水
溶液50重量部を混合混練して幅12cm,厚さ0.8
cm、長さ30cmの板状に真空押出成形し水硬性組成
物の成形体(以下成形体(B)という)を得た。
【0030】実施例1で得られた成形体(A)の上に厚
さ1cm、幅2cm、長さ30cmのALCを等間隔で
並べて置き、その上に成形体(B)を一枚重ねて置い
た。これを以下実施例1と同様に成形養生後乾燥して本
発明の複合材料を得た。このものの見かけ比重は1.
2、曲げ強度は280kgf /cm2 だった。
【0031】実施例3 実施例1において2枚の成形体(A)のうちの1枚を成
形体(A)を90℃で24時間養生硬化して得た硬化体
を使用した以外は実施例1と同様にして本発明の複合材
料を得た。このものの見かけ比重は1.6、曲げ強度は
300kgf /cm2 だった。
【0032】
【発明の効果】本発明の複合材料は特殊な成形装置や成
形方法を使用することなく製造が可能で、また部分組成
の異なる材料とすることができる。また、本発明の製造
方法によれば軽量化による材料強度の低下が少なく比重
あたりの強度が高く、軽量で高強度の材料を容易に製造
することができる。本発明の複合材料は、床材、壁材等
の建築用材料として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において使用した複合化物を表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 28/08 C04B 28/08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高炉スラグ、シリカヒューム、水溶性高分
    子、硬化刺激剤、水を含有する水硬性組成物と乾燥比重
    1.0以下の無機質材料を用いてなる複合材料であっ
    て、1個乃至複数個の該無機質材料の周囲が該水硬性組
    成物により覆われてなる複合化物を養生硬化してなる複
    合材料。
  2. 【請求項2】高炉スラグ、シリカヒューム、水溶性高分
    子、硬化刺激剤、水を含有する水硬性組成物、該水硬性
    組成物の硬化体及び乾燥比重1.0以下の1個乃至複数
    個の無機質材料を用いてなる複合材料であって、該無機
    質材料の上面または下面のいずれか一方が前記硬化体と
    接触し、かつ該無機質材料のその他の面が該水硬性組成
    物により覆われてなる複合化物を養生硬化してなる複合
    材料。
  3. 【請求項3】水硬性組成物が補強繊維を含有してなる請
    求項1または2記載の複合材料。
  4. 【請求項4】無機質材料がALCである請求項1、2ま
    たは3記載の複合材料。
  5. 【請求項5】高炉スラグ、シリカヒューム、水溶性高分
    子、硬化刺激剤、水を含有する水硬性組成物で乾燥比重
    1.0以下の無機質材料を覆うことによって得られた複
    合化物を養生硬化することを特徴とする複合材料の製造
    方法。
  6. 【請求項6】乾燥比重1.0以下の1個乃至複数個の無
    機質材料の上面または下面のいずれか一方を高炉スラ
    グ、シリカヒューム、水溶性高分子、硬化刺激剤、水を
    含有する水硬性組成物の硬化体と接触させ、かつ該無機
    質材料のその他の面を前記水硬性組成物により覆うこと
    によって得られた複合化物を養生硬化することを特徴と
    する複合材料の製造方法。
JP31488795A 1995-11-09 1995-11-09 高強度軽量複合材料 Pending JPH09132482A (ja)

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