JPH09132461A - 耐火物用バインダー組成物 - Google Patents

耐火物用バインダー組成物

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Publication number
JPH09132461A
JPH09132461A JP8152644A JP15264496A JPH09132461A JP H09132461 A JPH09132461 A JP H09132461A JP 8152644 A JP8152644 A JP 8152644A JP 15264496 A JP15264496 A JP 15264496A JP H09132461 A JPH09132461 A JP H09132461A
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JP
Japan
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pitch
phenol resin
composition
refractory
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP8152644A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomei Takegawa
東明 竹川
Ichiro Ueno
一郎 上野
Yumi Nakai
由美 中居
Ryozo Shimizu
良三 清水
Hidetoshi Morotomi
秀俊 諸富
Shuji Endo
修二 遠藤
Masataka Kobayashi
正隆 小林
Chikao Kumaki
親生 熊木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADO KEMUKO KK
JFE Engineering Corp
Original Assignee
ADO KEMUKO KK
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by ADO KEMUKO KK, NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical ADO KEMUKO KK
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ピッチとフェノール樹脂の相互作用を有効に
利用することにより、耐食性、耐熱衝撃性、耐スポーリ
ング性、耐磨耗性にも優れた耐火物を製造し得るバイン
ダー組成物を提供する。 【解決手段】 フェノール樹脂中にピッチ粒子が均一分
散されている耐火物用バインダー組成物によって解決さ
れる。この組成物に、 (1) るつぼ膨張指数が1/2以上、5以下である。 (2) 不活性雰囲気下、昇温速度10℃/分で1000
℃まで加熱したときの残留物形状が、るつぼ膨張指数で
1/2以上、3以下である。 (3) 上記組成物の固定炭素(M1)、ピッチの固定炭
素(A1)及びフェノール樹脂の固定炭素(B1)の間に
以下の関係式が成り立つ。 M1 ≦ (A1×a)+(B1×b) のうち少なくともひとつの物性を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐火物用バインダー
に関し、より詳しくは窯炉設備の内張りライニングに使
用されている定形耐火物や不定形耐火物に適する炭素質
バインダーに関する。
【0002】
【従来の技術】転炉、取鍋、混銑車、真空脱ガス炉など
の各種窯炉設備の内張りや熱間補修に使用される定形耐
火物や不定形耐火物の製造の際に、骨材のバインダーと
してフェノール樹脂、フラン変成フェノール樹脂等の熱
硬化性樹脂や石油系ピッチ、石炭系ピッチ等の熱可塑性
瀝青物が使用されている。最近では、ピッチとフェノー
ル樹脂との併用や、フェノール類とアルデヒド類とピッ
チの混合物を塩基性触媒下に共縮合させて得られるピッ
チ変成フェノール樹脂がピッチとフェノール樹脂との特
長を合わせ持つ新しいバインダーとして注目されてい
る。
【0003】例えば、ベンゾール不溶分30%以上であ
る樹脂状ピッチ0.3〜15重量%とピッチ変成しない
熱硬化性樹脂1〜25重量%との範囲でかつ熱硬化性樹
脂量が樹脂状ピッチ量より大である混合物よりなるバイ
ンダーが提案されている(特公昭57−55305号公
報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この技
術の開示内容に従って煉瓦を製造すると、ピッチ類の比
率を高くしたり微粉状のピッチを使用すると煉瓦製造過
程、すなわち骨材との混練時にピッチの凝集、偏析が発
生して煉瓦物性の低下や欠陥が確認され、満足な煉瓦特
性の改善は確認できなかった。また、このような問題を
回避しようとして比較的粒径の大きなピッチを使用する
と煉瓦組織中に大きな気孔が生成し、やはり煉瓦物性の
低下を招いてしまった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するとともに
ピッチとフェノール樹脂の相互作用を有効に利用するこ
とにより、耐食性、耐熱衝撃性、耐スポーリング性、耐
磨耗性にも優れた耐火物を製造し得るバインダー組成物
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
した耐火物用バインダー組成物を提供するものであり、
かかるバインダー組成物はフェノール樹脂中にピッチ粒
子が均一分散されていることを特徴とする。
【0007】前述の従来技術においてはピッチを煉瓦製
造時に予め骨材と均一混練後、フェノール樹脂等の熱硬
化性樹脂が加えられる。この方法によるとフェノール樹
脂の大部分は骨材表面を覆う形で存在することになり、
ピッチと接触できるフェノール樹脂の比率はかなり少な
い。その結果、耐火物製造工程、あるいは耐火物使用時
におけるバインダー加熱時のピッチとフェノール樹脂の
相互作用はほとんど期待できない。
【0008】本発明のバインダー組成物においては、耐
火物を製造する前に、フェノール樹脂中に予めピッチ粒
子を含有させているので従来からのバインダーと比較し
て、加熱過程における極端な膨張、収縮や骨材との剥
離、バインダー組成物の残留炭素組織が改善され、耐火
物に使用した場合に得られる煉瓦の特性が著しく向上す
る。
【0009】予めフェノール樹脂中にピッチを分散させ
た本発明の組成物は、予めピッチがフェノール樹脂中に
分散していることからピッチ中の一部成分がフェノール
樹脂中に溶解しいる。その結果、該バインダー組成物を
耐火物に使用した際に両者の相互作用を有効に利用する
ことが可能となる。
【0010】フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂は、加
熱すると溶剤や縮合過程で生成する縮合水などの揮発分
の放出に伴い収縮する特性を持っている。一方ピッチな
どの熱可塑性樹脂は加熱すると揮発分の放出に伴い膨張
する特性を持っている。これらの特性は、耐火物のバイ
ンダーに使用すると、耐火物製造過程あるいは使用過程
で耐火物を加熱する際に骨材との剥離やバインダー内部
における気孔や亀裂生成の原因となり、耐火物の特性が
著しく低下してしまう。
【0011】本発明による、予めフェノール樹脂中にピ
ッチを分散させたバインダー組成物はこのような膨張や
収縮が抑えられて耐火物特性が向上する。
【0012】また、ピッチとフェノール樹脂との相互作
用が大きい程、その結果得られる炭素の光学組織が均質
化する。よって該組成物を耐火物用バインダーとして使
用すると、熱処理過程でピッチに由来する光学的異方性
組織と、フェノール樹脂に由来する光学的等方性組織が
均質に混ざり合ったマトリックスが形成され、この組織
が耐火物特性を向上させるのに効果がある。
【0013】
【発明の実施の形態】フェノール樹脂は固定炭素の高い
ものが製造耐火物の緻密化を図る上で望ましい。好まし
くは固定炭素(JIS M 2525)であり、40%以
上が耐火物の緻密化による耐食性を確保する上から好ま
しい。上限については、フェノール樹脂は加熱時に縮合
水や炭化水素等が発生するので通常固定炭素は60%位
が限度である。
【0014】粘度はできるだけ低いフェノール樹脂の方
がピッチを混合したときの流動性を確保できるので、2
5℃における粘度が100ポイズ以下であることが好ま
しく、現状の耐火物製造時のバインダー使用粘度を考慮
すると50ポイズ以下がより好ましい。下限について
は、適用する耐火物の種類にもよるが含有するピッチの
沈降などの保存安定性を考慮して1ポイズ以上が好まし
い。
【0015】フェノール樹脂の種類は、ノボラック型フ
ェノール樹脂かあるいはノボラック型フェノール樹脂と
レゾール型フェノール樹脂との混合物であってレゾール
型フェノール樹脂の比率が重量比で50%以下のものが
好ましい。レゾール型フェノール樹脂の比率が40%を
越えると、耐火物製造過程におけるバインダーを予熱す
る工程におけるバインダーの安定性や、あるいは骨材と
の混練が終わった後の坏土の安定性が悪くなり好ましく
ない。特に好ましいレゾール型フェノール樹脂の比率は
0〜40%である。
【0016】また、フェノール樹脂をバインダーに使用
して耐火物を製造する過程で硬化剤、例えばテトラメチ
レンヘキサミンが使用されるが、本発明における該組成
物の場合においても硬化の促進、炭化収率の向上、煉瓦
特性の向上に効果があり、使用することが好ましい。し
かし、レゾール型フェノール樹脂を使用する場合は、レ
ゾール型フェノール樹脂が硬化剤の役目をはたすので添
加しなくても良い。
【0017】フェノール樹脂の粘度を低下するため、あ
るいはピッチとの相互作用を促進するためにフェノール
樹脂溶解能を有する各種の有機溶剤を併用できる。有機
溶剤としては、一般的に使用されるエチレングリコー
ル、エタノール、プロパノール等のアルコール類、トル
エン、キシレン等の芳香族系炭化水素、ヘキサン、灯油
等の脂肪族系炭化水素、シクロヘキサン等の環状炭化水
素、酢酸エチル等のエステル類、メチルエチルケトン等
のケトン類等を単独あるいは混合して使用できる。これ
らの有機溶剤を併用することにより該組成物の粘度を低
下させて骨材との混練性が改善されるばかりでなく、ピ
ッチのフェノール樹脂中への一部成分の溶解を促進する
結果、両者の相互作用も促進される。有機溶剤の添加量
はフェノール樹脂の重量1に対し、1.5以下であり、
好ましくは0.05〜0.8程度である。有機溶剤を添
加した場合には、ピッチと混合後これを除去してもよい
が、本発明のバインダー組成物は使用前に加熱すると溶
剤の揮散やレゾール樹脂の硬化反応によるバインダー組
成物の粘度上昇が起こり好ましくない。従って、通常は
特に有機溶剤除去工程を設けることなくそのまま使用に
供される。
【0018】ピッチとしては石炭系もしくは石油系のピ
ッチを用い、通常固定炭素率35%以上のものを用い
る。これ以下の固定炭素率を示すピッチでは耐火物にし
た場合に十分な残炭率を確保できないため緻密なものが
製造できない。固定炭素率40%以上、さらに好ましく
は固定炭素率50%以上のピッチを用いた方が耐食性に
すぐれた緻密な耐火物が得られる。上限については、ピ
ッチを熱処理すれば固定炭素率は100%近くまで増加
できるが、低温におけるバインダー効果が発揮できなく
なるので90%位が適当である。
【0019】ピッチの軟化点は90℃以上350℃以下
のものを用いることでフェノール樹脂との相互作用を有
効に利用できる。この温度以下では、粉砕やフェノール
樹脂との混合時のハンドリングが難しくなることや、耐
火物に利用した場合に十分な残炭率を確保できないため
煉瓦特性の向上が見込めないなどの問題が生じる。一
方、ピッチの軟化点が350℃以上の場合、フェノール
樹脂の硬化反応領域とピッチの軟化流動温度領域がかけ
離れ、さらにフェノール樹脂中へ溶解するピッチ成分量
がすくないために両者の相互作用があまり期待できな
い。好ましい軟化点は100〜300℃程度、特に好ま
しくは200〜280℃程度である。
【0020】ピッチ中のメソフェーズ含有率(ASTM
D 4616−86)が80%以下であることが好まし
い。これは、80%以上であるとすでにピッチ由来の結
晶構造が大部分発達していること、さらにフェノール樹
脂あるいは有機溶剤に溶解するピッチ成分の量がわずか
であるために光学組織の均質化などの、ピッチとフェノ
ール樹脂との相互作用が期待できないからである。メソ
フェーズ含有量の好ましい範囲は、原料となるピッチの
種類により異なるが、例えばコールタールピッチの場合
は、好ましくは50%以下、さらに好ましくは30%以
下である。
【0021】また、ピッチは微粉状のものを使用するこ
とが好ましい。該組成物の長期保存時の沈降分離を避け
ること、フェノール樹脂との相互作用が大きくして最終
的に得られる耐火物の特性を向上させること、耐火物の
欠陥の発生を避けることを考慮し、その粒径はできるだ
け細かい方が良く、レーザー回折式粒度計で測定した数
平均粒度が100μm以下が好ましく、さらには30μ
m以下がより好ましい。
【0022】本発明に適当なピッチを選択する指標とな
る他の性状として、コークス用石炭の評価に使用される
にギーゼラー流動性の測定をピッチ単味に適用する方法
がある。ギーゼラー流動性の流動開始温度が50〜30
0℃の範囲のピッチを用いることでピッチとフェノール
樹脂の相溶を図れる。より好ましくは、100〜220
℃のピッチがフェノール樹脂の主な硬化反応の温度範囲
と重なるため好適である。
【0023】フェノール樹脂に対するピッチの含有量は
特に規定されるものではないが、内枠で70重量%以下
が好ましい。これより多くピッチを混合するとバインダ
ーとしての十分な流動性を確保できず、場合によっては
固体状になる。十分な流動性を確保するために、より好
ましくは50%以下が混合比率として好適である。下限
については、フェノール樹脂との相互作用を十分に利用
するためには10重量%以上必要である。好ましい下限
は5重量%である。
【0024】本発明のバインダー組成物におけるフェノ
ール樹脂とピッチの相互作用を評価する方法としては、
コークス用石炭を評価するためのるつぼ膨張指数(JI
S M8801−1993)が有効である。フェノール
樹脂などの熱硬化性樹脂は、加熱すると溶剤や縮合過程
で生成する縮合水などの揮発分の放出に伴い収縮する特
性を持っている。一方ピッチなどの熱可塑性樹脂は加熱
すると揮発分の放出に伴い膨張する特性を持っている。
これらの特性は、耐火物のバインダーに使用すると、耐
火物製造過程あるいは使用過程で煉瓦を加熱する際に骨
材との剥離やバインダー内部における気孔や亀裂生成の
原因となり、煉瓦の特性が著しく低下してしまう。
【0025】本発明者らは予めフェノール樹脂中にピッ
チを含有させることによりバインダー使用時の膨張収縮
挙動を制御できることを見出した。すなわち、ピッチが
フェノール樹脂中に均質に分散した状態で加熱すると、
単独で加熱する場合のような極端な膨張や収縮を抑制で
きることが明らかになった。
【0026】るつぼ膨張指数が1/2以上、5以下であ
るときに特に煉瓦特性の向上効果が期待できる。1/2
未満だとバインダーと骨材との粘結強度が不十分であ
り、煉瓦特性の向上が望めない。また、5を越えるとピ
ッチを単独で使用した場合と同様に骨材との剥離やバイ
ンダー内における気孔や亀裂生成の原因となり、煉瓦の
特性が著しく低下してしまう。好ましいるつぼ膨張指数
は1以上である。
【0027】また、不活性雰囲気下、昇温速度10℃/
分で1000℃まで加熱したときの残留物形状が、るつ
ぼ膨張指数で1/2以上、3以下のときも同様に有効で
ある。好ましいるつぼ膨張指数は1以上、2以下であ
る。
【0028】もうひとつのフェノール樹脂とピッチの相
互作用を評価する方法として、本発明者らは、固定炭素
(JIS M 8812)あるいは不活性雰囲気下で400
℃まで加熱したときの残留炭素量の加成性に着目した。
そして、ピッチとフェノール樹脂を別々に処理して求め
た固定炭素あるいは残留炭素量から、加成性が成立する
と仮定して計算により求めた該組成物の固定炭素あるい
は残留炭素量に比べ、実測された該組成物の固定炭素あ
るいは残留炭素量の値が小さいほど煉瓦特性が向上する
ことを見出した。
【0029】すなわち、該組成物の固定炭素(M1)、
ピッチの固定炭素(A1)及びフェノール樹脂の固定炭
素(B1)の間に以下の関係式が成り立つとき、 M1 ≦ (A1×a)+(B1×b)
【0030】あるいは該組成物を不活性雰囲気下で40
0℃に加熱したときの残留物重量(M2)、ピッチの残
留物重量(A2)及びフェノール樹脂の残留物重量
(B2)の間に以下の関係式が成り立つときに、結果的
に得られる煉瓦の特性が著しく向上することを見出し
た。 M2 < (A2×a)+(B2×b)
【0031】但し、a及びbは該組成物の重量1に対す
るピッチ及びフェノール樹脂の重量を表す。
【0032】これらの関係は、ピッチの軟化点、ピッチ
の化学構造(例えばナフテン水素の数)とピッチとフェ
ノール樹脂の混合比によってコントロールが可能であ
る。
【0033】本発明者らはピッチとフェノール樹脂との
相互作用、すわなち固定炭素あるいは残留物重量の加成
性と、得られる炭素の光学組織との相関関係があること
を見出した(参考文献;International
Symposium onCarbon,1990 予
稿集p34)。すなわち、ピッチとフェノール樹脂を別
々に処理して求めた固定炭素あるいは残留炭素量から、
加成性が成立すると仮定して計算により求めた該組成物
の固定炭素あるいは残留炭素量と、実測された該組成物
の固定炭素あるいは残留炭素量との差が大きいほど両者
の相互作用が大きく、その結果得られる炭素の光学組織
が均質化することを明らかにした。
【0034】よって該組成物を耐火物用バインダーとし
て使用すると、熱処理過程でピッチに由来する光学的異
方性組織と、フェノール樹脂に由来する光学的等方性組
織が均質に混ざり合ったマトリックスが形成され、この
組織が耐火物特性を向上させるのに効果がある。
【0035】また、該組成物の保存安定性や煉瓦製造過
程の坏土安定性を考慮するとゲル化時間30分以上が好
ましい。これ以下では該組成物の保存安定性や煉瓦製造
過程の坏土安定性が悪くなる。ゲル化時間をコントロー
ルする方法としてはレゾール型フェノール樹脂とノボラ
ック型フェノール樹脂の比率を変える方法、ピッチの軟
化点を変える方法等がある。
【0036】本発明のバインダー組成物を製造する際の
フェノール樹脂中にピッチを分散させる方法は特に限定
されないが、機械的な混合、例えばミキサーによる混合
が一般的である。この過程でピッチはフェノール樹脂中
に均質に分散し、ピッチ中の一部成分がフェノール樹脂
中に溶解する。その結果、該バインダー組成物を煉瓦に
使用した際に両者の相互作用を有効に利用することが可
能となり、バインダーの加熱過程における膨張収縮挙動
や骨材との相互作用、バインダー組成物の残留炭素組織
が改善され、得られる煉瓦の特性が著しく向上する。こ
の理由で両者を予め十分に混合した方が効果は大きくな
る。混合温度は高すぎると溶剤の揮散やレゾール型フェ
ノール樹脂の硬化反応が起こるので通常は100℃以
下、好ましくは60℃以下程度が適当であり、通常は常
温である。
【0037】本発明のバインダー組成物が適用される耐
火物の骨材は従来と同様でよく、耐火材料として、マグ
ネシア系、マグネシア−クロム系、クロム−マグネシア
系、マグネシア−ドロマイト系、ドロマイト系等の塩基
性原料のほか、アルミナ、粘土、炭化ケイ素等の中性・
酸性原料を使用することができ、中でもマグネシア又は
アルミナ系耐火粒子が好適である。炭素原料としては、
土状黒鉛、天然黒鉛、電極屑、石油コークス、鋳物コー
クス、カーボンブラック又はピッチコークス等である。
これら炭素材料と耐火材料の配合割合は、それぞれ重量
比で1〜100%と0〜99%であり、広い配合領域で
結合材の効果があらわれるが、好ましくは1〜55%と
45〜99%の範囲である。
【0038】上記の骨材に配合するバインダー組成物の
量としては、耐火物の種類にもよるが、1〜30%程度
が適当である。例えばマグネシア−カーボン煉瓦の場
合、2〜4%程度が好ましい。
【0039】本発明のバインダー組成物を使用した耐火
物の製造方法は、公知の方法と同様で良く、バインダー
組成物を骨材に加えて混練してこれを成形する。つい
で、必要に応じて成形体を加熱、焼成して耐火物を得
る。この工程における混練に先立ち、バインダー組成物
を予め加温してもよい。
【0040】
【実施例】フェノール樹脂としてノボラック型フェノー
ル樹脂(以下、NOと略)及びレゾール型フェノール樹
脂(以下、REと略)をピッチはコールタールピッチ、
コールタールピッチを熱処理して軟化点を調整した熱処
理ピッチ及び石油系減圧残油を水蒸気改質して得た石油
系ピッチを使用した。使用したこれら試料の代表的な分
析値を表1に示す。なお、表中におけるピッチ軟化点は
Mettler Softening Points法
(ASTM D 3104−77に準拠)で、平均粒度は
レーザー回折式粒度計(マイクロトラック)で測定した
値である。
【0041】
【表1】
【0042】実施例1〜9 表1に示したフェノール樹脂及びピッチを表2に示す比
率で配合・混合して耐火物用バインダーを調製した。混
合は機械的の攪拌機を使用した。
【0043】得られたバインダーについて、JISによ
るるつぼ膨張指数(CSN1)及び不活性雰囲気下、昇
温速度10℃/分で1000℃まで加熱して求めたるつ
ぼ膨張指数(CSN2)を測定し、膨張、収縮性を評価
した。
【0044】るつぼ膨張指数(CSN1)はJIS M
8801における電気加熱法に従い測定する。試料約1
gをるつぼに入れ、蓋をする。次に、予め850℃に加
熱した電気炉にるつぼを挿入し、2分30秒以上加熱す
る。加熱後、加熱残渣を標準輪郭と比較して求める。
【0045】るつぼ膨張指数(CSN2)は石英製のる
つぼ(φ15mm×15mm程度)に試料約200mg
を入れ、室温の管状電気炉(φ30mm)に入れる。窒
素流量を50ml/分に設定し、昇温速度5℃/分で1
000℃まで加熱する。加熱終了後、窒素を流しながら
徐冷して加熱残渣を回収、JISで規定される標準輪郭
と比較して求める。
【0046】得られたバインダーについて通常の固定炭
素の測定法(JIS M 2525)に準じて測定した値
とピッチの固定炭素とフェノール樹脂の固定炭素を別々
に測定し、加成性が成立すると仮定して計算した値を比
較した。
【0047】試料1gをるつぼに入れ、430℃に加熱
した縦型管状電気炉で30分間加熱して揮発分を除去す
る。るつぼをコークスの入った大型るつぼ内に入れ、8
00℃に加熱した電気炉で30分間加熱する。残渣重量
を測定し、下記計算式にて求める。
【0048】
【数1】 F1:固定炭素(%) A :るつぼ+残渣(g) B :るつぼ重量(g) C :灰分(%) S :試料(g)
【0049】同様に、得られたバインダーについて不活
性雰囲気下で400℃まで加熱したときの実測された残
留炭素量とピッチの残留炭素量とフェノール樹脂の残留
炭素量から、加成性が成立すると仮定して計算した残留
炭素量を比較した。
【0050】石英製のるつぼ(φ15mm×15mm程
度)に試料約200mgを入れ、室温の管状電気炉(φ
30mm)に入れる。窒素流量を50ml/分に設定
し、昇温速度5℃/分で400℃まで加熱する。残渣重
量を測定し、下記計算式にて残留炭素量を計算した。
【0051】
【数2】 F2:残留炭素量(%) A :るつぼ+残渣(g) B :るつぼ重量(g) S :試料(g)
【0052】さらに、通常の固定炭素の測定法に準じ
て、不活性雰囲気で900℃で焼成した。
【0053】石英製のるつぼ(φ15mm×15mm程
度)に試料約200mgを入れ、室温の管状電気炉(φ
30mm)に入れる。窒素流量を50ml/分に設定
し、昇温速度5℃/分で1000℃まで加熱する。こう
して得られた炭化物を樹脂に埋め込み表面を研磨した
後、偏光顕微鏡で組織を観察してフェノール樹脂とピッ
チの相溶性すなわち相互作用を評価した。
【0054】得られたバインダーについて、60℃で8
時間保持し、保持後のバインダーのゲル化状況の観察お
よび粘度測定を行い品質保存安定性を評価した。
【0055】得られた結果を表3に示した。
【0056】さらに、耐火物用バインダーを使用して各
種耐火物を試作した。試作に際して用いた骨材の種類及
び配合量は下記の通りである。 電融マグネシア粗粒(1〜5mm)を50重量% 電融マグネシア粗粒(0.1〜1mm)30重量波 鱗状黒鉛20重量%
【0057】上記骨材に対しバインダーを外掛け3重量
%添加した。また、硬化剤としてヘキサメチレンテトラ
ミンをフェノール樹脂に対して10%添加した。
【0058】製造条件としては、万能ミキサー(3kg
/バッチ)で骨材、硬化剤及び比較例3〜4の場合はピ
ッチを予め混合。その後、40℃に加熱したバインダー
を添加して20分間混練した。最終混練温度は55℃程
度。得られた坏土を成型機により圧力200MPaで成
型。さらに250℃にて10時間乾燥して煉瓦を製造し
た(乾燥後煉瓦)。また、得られた煉瓦はコークス粒に
埋め、1000℃で3時間焼成した(焼成後煉瓦)。
【0059】得られた耐火物について代表的な物性を測
定し、耐火物用バインダーの性能を評価した。結果を表
4に示す。
【0060】比較例1 バインダーとして表2に示すよう、RE1とNO1の混
合物を使用して実施例と同様な評価を実施した。結果を
表3〜表4に示す。
【0061】比較例2 バインダーとしてピッチ単味を使用し、実施例と同様な
評価を実施した。結果を表3〜表4に示す。
【0062】比較例3〜4 ピッチとフェノール樹脂の種類と配合比率は実施例2と
同様であるが、従来から行われていたように、耐火物を
製造する際にまず骨材とピッチを混合後、フェノール樹
脂を添加、混練して耐火物を製造した。それ以外は実施
例と全く同様な条件で耐火物を試作・評価した。結果を
表4に示す。なお、比較例3、4ともに混練時にピッチ
の凝集が観察され、うまく分散することができなかっ
た。
【0063】比較例5〜8 ピッチとフェノール樹脂を使用し、表2の配合でバイン
ダーを調製した。得られたバインダーについて実施例と
同様な評価を実施した。結果を表3〜表4に示す。
【0064】
【表2】
【0065】
【表3】
【0066】
【表4】
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ピッチ
とフェノール樹脂とを別々に併用したときの問題点であ
る混練時におけるピッチの凝集や偏析が発生しないた
め、煉瓦物性の低下や欠陥の心配はない。
【0068】さらに、従来のバインダーのような加熱過
程における極端な膨張、収縮や骨材との剥離、バインダ
ー組成物の残留炭素組織が改善され、耐火物に使用した
場合に得られる耐火物の特性が著しく向上する。
【0069】この結果、耐食性、耐熱衝撃性、耐スポー
リング性、耐磨耗性にも優れた耐火物を製造し得る。
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】予めフェノール樹脂中にピッチを分散させ
た本発明の組成物は、予めピッチがフェノール樹脂中に
分散していることからピッチ中の一部成分がフェノール
樹脂中に溶解している。その結果、該バインダー組成物
を耐火物に使用した際に両者の相互作用を有効に利用す
ることが可能となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【発明の実施の形態】フェノール樹脂は固定炭素の高い
ものが製造耐火物の緻密化を図る上で望ましい。好まし
くは固定炭素(JIS M 2525)で、40%以上が
耐火物の緻密化による耐食性を確保する上から好まし
い。上限については、フェノール樹脂は加熱時に縮合水
や炭化水素等が発生するので通常固定炭素は60%位が
限度である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】フェノール樹脂の粘度を低下するため、あ
るいはピッチとの相互作用を促進するためにフェノール
樹脂溶解能を有する各種の有機溶剤を併用できる。有機
溶剤としては、一般的に使用されるエチレングリコー
ル、エタノール、プロパノール等のアルコール類、トル
エン、キシレン等の芳香族系炭化水素、ヘキサン、灯油
等の脂肪族系炭化水素、シクロヘキサン、デカヒドロナ
フタレン等の環状炭化水素、酢酸エチル等のエステル
類、メチルエチルケトン等のケトン類等を単独あるいは
混合して使用できる。これらの有機溶剤を併用すること
により該組成物の粘度を低下させて骨材との混練性が改
善されるばかりでなく、ピッチのフェノール樹脂中への
一部成分の溶解を促進する結果、両者の相互作用も促進
される。有機溶剤の添加量はフェノール樹脂の重量1に
対し、1.5以下であり、好ましくは0.05〜0.8
程度である。有機溶剤を添加した場合には、ピッチと混
合後これを除去してもよいが、本発明のバインダー組成
物は使用前に加熱すると溶剤の揮散やレゾール樹脂の硬
化反応によるバインダー組成物の粘度上昇が起こり好ま
しくない。従って、通常は特に有機溶剤除去工程を設け
ることなくそのまま使用に供される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、ピッチは微粉状のものを使用するこ
とが好ましい。該組成物の長期保存時の沈降分離を避け
ること、フェノール樹脂との相互作用を大きくして最終
的に得られる耐火物の特性を向上させること、耐火物の
欠陥の発生を避けることを考慮し、その粒径はできるだ
け細かい方が良く、レーザー回折式粒度計で測定した数
平均粒度が100μm以下が好ましく、さらには30μ
m以下がより好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】本発明のバインダー組成物を製造する際の
フェノール樹脂中にピッチを分散させる方法は特に限定
されないが、機械的な混合、例えばミキサーによる混合
が一般的である。この過程でピッチはフェノール樹脂中
に均質に分散し、ピッチ中の一部成分がフェノール樹脂
中に溶解する。その結果、該バインダー組成物を煉瓦に
使用した際に両者の相互作用を有効に利用することが可
能となり、バインダーの加熱過程における膨張収縮挙動
や骨材との相互作用、バインダー組成物の残留炭素組織
が改善され、得られる煉瓦の特性が著しく向上する。こ
の理由で両者を予め十分に混合した方が効果は大きくな
る。混合温度は高すぎると溶剤の揮散やレゾール型フェ
ノール樹脂の硬化反応が起こるので通常は100℃以
下、好ましくは60℃以下程度が適当である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】さらに、耐火物用バインダーを使用して各
種耐火物を試作した。試作に際して用いた骨材の種類及
び配合量は下記の通りである。 電融マグネシア粗粒(1〜5mm)を50重量% 電融マグネシア粗粒(0.1〜1mm)30重量% 鱗状黒鉛20重量%
フロントページの続き (72)発明者 中居 由美 東京都千代田区九段北四丁目1番3号 ア ドケムコ株式会社内 (72)発明者 清水 良三 東京都千代田区九段北四丁目1番3号 ア ドケムコ株式会社内 (72)発明者 諸富 秀俊 東京都千代田区九段北四丁目1番3号 ア ドケムコ株式会社内 (72)発明者 遠藤 修二 東京都千代田区九段北四丁目1番3号 ア ドケムコ株式会社内 (72)発明者 小林 正隆 東京都千代田区九段北四丁目1番3号 ア ドケムコ株式会社内 (72)発明者 熊木 親生 東京都千代田区九段北四丁目1番3号 ア ドケムコ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェノール樹脂中にピッチ粒子が均一分
    散されている耐火物用バインダー組成物
  2. 【請求項2】 上記組成物が下記特性を同時に満足する
    請求項1記載の耐火物用バインダー組成物 (1) 不活性雰囲気下、昇温速度10℃/分で1000
    ℃まで加熱したときの最大重量減少速度が2重量%以下
    である。 (2) 不活性雰囲気下、昇温速度10℃/分で1000
    ℃まで加熱したとき、300〜400℃における最大重
    量減少速度が0.4重量%以上である。
  3. 【請求項3】 上記組成物が下記の特性のうち少なくと
    もひとつを満足する請求項1記載の耐火物用バインダー
    組成物 (1) るつぼ膨張指数が1/2以上、5以下である。 (2) 不活性雰囲気下、昇温速度10℃/分で1000
    ℃まで加熱したときの残留物形状が、るつぼ膨張指数で
    1/2以上、3以下である。 (3) 上記組成物の固定炭素(M1)、ピッチの固定炭
    素(A1)及びフェノール樹脂の固定炭素(B1)の間に
    以下の関係式が成り立つ。 M1 ≦ (A1×a)+(B1×b) 但し、a及びbは上記組成物の重量1に対するピッチ及
    びフェノール樹脂の重量を表す。 (4) 上記組成物を不活性雰囲気下で400℃に加熱し
    たときの残留物重量(M2)、ピッチの残留物重量
    (A2)及びフェノール樹脂の残留物重量(B2)の間に
    以下の関係式が成り立つ。 M2 < (A2×a)+(B2×b) 但し、a及びbは上記組成物の重量1に対するピッチ及
    びフェノール樹脂の重量を表す。
  4. 【請求項4】 ピッチが下記の特性を同時に満足する請
    求項1又は2記載の耐火物用バインダー組成物 (1) 軟化点が90℃以上350℃以下である。 (2) メソフェーズ含有率が80%以下である。 (3) 平均粒度が100μm以下である。
  5. 【請求項5】 フェノール樹脂がノボラック型フェノー
    ル樹脂あるいはノボラック型フェノール樹脂とレゾール
    型フェノール樹脂との混合物であり、レゾール型フェノ
    ール樹脂の比率が重量比で40%以下である請求項1、
    2又は3記載の耐火物用バインダー組成物
JP8152644A 1995-06-14 1996-06-13 耐火物用バインダー組成物 Pending JPH09132461A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000056811A1 (en) * 1999-03-23 2000-09-28 The University Of Melbourne Improved carbon-containing materials
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